JP2000291523A - エンジンの点火コイル装置 - Google Patents

エンジンの点火コイル装置

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JP2000291523A
JP2000291523A JP11134628A JP13462899A JP2000291523A JP 2000291523 A JP2000291523 A JP 2000291523A JP 11134628 A JP11134628 A JP 11134628A JP 13462899 A JP13462899 A JP 13462899A JP 2000291523 A JP2000291523 A JP 2000291523A
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JP
Japan
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groove
terminal socket
plug hole
coil
voltage terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP11134628A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sakamaki
誠 酒巻
Kyoichi Yamaguchi
恭一 山口
Tomohiro Umemura
智宏 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点火プラグ直結型のエンジンの点火コイル装
置にあって、プラグホール内と外部とを連通する通気孔
を通してプラグホール内へ水が浸入するのを阻止する。 【構成】 プラグホールの開口部を閉塞するシールラバ
ーが装着される部分の低圧端子ソケット側に外部につな
がる第1の溝を形成するとともに、その装着部分におけ
るコイルケース側にプラグホールの内部につながる第2
の溝および低圧端子ソケット側に第2の溝につながる第
3の溝をそれぞれ形成し、シールラバーの上端と低圧端
子ソケットとの間に形成される閉塞された空間部を介し
て第1の溝と第3の溝とが連通するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火プラグ直結型のエ
ンジンの点火コイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一次コイルおよび二次コイルが巻
装されたコイルボビンの中空軸内に棒状のコアが挿入さ
れたコイルケースと、そのコイルケースの下部に取り付
けられた点火プラグ接続用のコネクタと、コイルケース
の上部に取り付けられた低圧端子ソケットとからなり、
コイルケースをエンジンのシリンダヘッドに設けられた
プラグホールに入れてコネクタに点火プラグを差し込む
ようにした点火プラグ直結型のエンジンの点火コイル装
置が開発されている。(特開平9−186032号公報
参照)
【0003】そして、その従来のエンジンの点火コイル
装置では、低圧端子ソケットとコイルケースとの結合部
分にプラグホールの開口部を閉塞するシールラバーを装
着したうえで、プラグホール内の空気が暖められて内部
の圧力が上昇することがないようにするとともに、プラ
グホールに対する着脱を容易に行わせることができるよ
うに、シールラバーと低圧端子ソケットとの間にプラグ
ホール内と外部とを連通する通気孔を設けるようにして
いる。
【0004】その際、通気孔の外部への開口が下向きに
なるようにして、通気孔を通してプラグホール内に水が
入りにくいようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、点火プラグ直結型のエンジンの点火コイル装置に
あって、プラグホール内と外部とを連通する通気孔を設
けるに際して、その通気孔を通してプラグホール内へ水
が浸入しにくいような構造にしてはいても、その通気孔
の口径が小さいがために毛細管現象によって開口部分の
水を吸い込んでしまうなど、通気孔を通してのプラグホ
ール内への水の浸入を完全に阻止することが否めないも
のになっていることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、点火プラグ直
結型のエンジンの点火コイル装置にあって、プラグホー
ル内と外部とを連通する通気孔を通してプラグホール内
へ水が浸入するのを阻止するべく、プラグホールの開口
部を閉塞するシールラバーが装着される部分の低圧端子
ソケット側に外部につながる第1の溝を形成するととも
に、その装着部分におけるコイルケース側にプラグホー
ルの内部につながる第2の溝および低圧端子ソケット側
に第2の溝につながる第3の溝をそれぞれ形成し、シー
ルラバーの上端と低圧端子ソケットとの間に形成される
閉塞された空間部を介して第1の溝と第3の溝とが連通
するようにしている。
【0007】しかして、第1、第2および第3の各溝に
よってプラグホール内と外部とを連通する通気孔が形成
される。そして、エンジン部が暖められてのち洗車など
によって急激に冷やされた場合、プラグホール内の圧力
が変化して外気と平衡になろうとして外気を吸い込むに
際して、空間部の空気がプラグホール内に流れ込み、入
れかわりに外気がその空間部に入って水分がその空間部
に一時的にためられる。その後、空間部にためられた水
が第1の溝を通して外部に蒸発、排水される。
【0008】
【実施例】本発明によるエンジンの点火コイル装置は、
図1ないし図3に示すように、一次コイルおよび二次コ
イルが巻装されたコイルボビンの中空軸内に棒状のコア
が挿入されたユニットが内部に収納されている円筒状の
コイルケース1の部分と、そのコイルケース1の下部に
取り付けられた点火プラグ接続用のコネクタ2の部分
と、コイルケース1の上部に取り付けられた低圧端子ソ
ケット3の部分とからなっている。
【0009】そして、それは、コイルケース1、点火プ
ラグ接続用コネクタ2および低圧端子ソケット3の各部
分が所定に組み付けられた状態で、低圧端子ソケット3
の上部から内部に絶縁性の溶融樹脂が注入されて、その
樹脂の固化によって一体的に成形されている。図3中、
12は内部に注入された樹脂を示している。
【0010】点火プラグ接続用のコネクタ2は、それに
点火プラグが差し込まれたときに、その点火プラグの先
端が高圧端子の接触子21に接触して電気的な接続がと
られるようになっている。
【0011】また、点火プラグ接続用のコネクタ2の先
端にはそれに差し込まれた点火プラグを保持するプラグ
ラバー4が装着されている。
【0012】コイルケース1と低圧端子ソケット3との
結合部分には、エンジンのシリンダヘッドに設けられた
プラグホール10の開口部を閉塞するシールラバー5が
装着されている。
【0013】このように構成されたものにあって、特に
本発明では、図1、図4および図5に示すように、その
シールラバー5の装着部分における低圧端子ソケット3
側の複数箇所(ここでは3箇所)に外部につながる第1
の溝6を形成するとともに、その装着部分におけるコイ
ルケース1側にプラグホール10の内部につながる第2
の溝7および低圧端子ソケット3側に第2の溝7につな
がる第3の溝8をそれぞれ形成し、シールラバー5の上
端と低圧端子ソケット3との間に形成される閉塞された
空間部9を介して第1の溝6と第3の溝8とが連通する
ようにしている。
【0014】しかして、第1の溝6→空間部9→第3の
溝8→第2の溝7のルートによってプラグホール10の
内部と外部とを連通する通気孔が形成されることにな
る。
【0015】そして、エンジン部が暖められてのち洗車
などによって急激に冷やされた場合、プラグホール10
内の圧力が変化して外気と平衡になろうとして外気を吸
い込むに際して、空間部9の空気がプラグホール10内
に流れ込み、入れかわりに外気がその空間部9に入って
水分がその空間部9に一時的にためられる。その後、空
間部9にためられた水が第1の溝6を通して外部に蒸
発、排水される。
【0016】その際、本発明では、プラグホール10内
の空気の容積をVp、第1の溝6→空間部9→第3の溝
8→第2の溝7のルートにおける空間の容積をVsとし
たとき、0.084*Vp<Vs<0.178*Vpの
条件を満足するようにその容積Vsを設定するようにし
ている。
【0017】すなわち、被水によるプラグホール10内
の温度は120℃から87℃の近辺に変化することが実
験で確認されており、理論的には、温度変化後のプラグ
ホール10内の空気の容積をVp′とすると、ボイル・
シャルルの法則PV/T(Pは圧力,Vは体積,Tは絶
対温度)から、Vp/(120+273)=Vp′(8
7+273)が成立する。また、Vs=Vp−Vp′で
あればよく、したがって、最小値として、Vs=Vp
{1−(360/393)}=0.084*Vpが導き
出される。
【0018】また、最大値については、エンジンを急激
に冷やしても短時間ではプラグホール10内の温度は5
0℃(T=323)以下にはならないと考えて、この場
合、Vs=Vp{1−(323/393)}=0.17
8*Vpが導き出される。
【0019】
【効果】以上、本発明によるエンジンの点火コイル装置
は、点火プラグ直結型のものにあって、プラグホールの
開口部を閉塞するシールラバーの装着部分における低圧
端子ソケット側に外部につながる第1の溝を形成すると
ともに、その装着部分におけるコイルケース側にプラグ
ホールの内部につながる第2の溝および低圧端子ソケッ
ト側に第2の溝につながる第3の溝をそれぞれ形成し、
シールラバーの上端と低圧端子ソケットとの間に形成さ
れる閉塞された空間部を介して第1の溝と第3の溝とを
連通させることによってプラグホール内と外部とを連通
する通気孔を形成したもので、第1の溝を通して浸入し
た水が空間部に一時的にためられ、そのためられた水が
第1の溝を通して外部に蒸発、排水され、プラグホール
内へ水が浸入するのを阻止することができるという利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンの点火コイル装置の一実
施例を示す一部を断面にした正面図である。
【図2】同実施例によるエンジンの点火コイル装置の側
面図である。
【図3】同実施例によるエンジンの点火コイル装置の平
面図である。
【図4】シールラバーを装着しない状態における低圧端
子ソケットとコイルケースとの接合部分の側面図であ
る。
【図5】低圧端子ソケットの下面図である。
【符号の説明】
1 コイルケース 2 点火プラグ接続用コネクタ 3 低圧端子ソケット 5 シールラバー 6 第1の溝 7 第2の溝 8 第3の溝 9 空間部 10 プラグホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅村 智宏 埼玉県鶴ケ島市太田ケ谷1053番地 東洋電 装株式会社テクニカルセンター内 Fターム(参考) 3G019 CA00 KA23 KC07 KC10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルおよび二次コイルが巻装され
    たコイルボビンの中空軸内に棒状のコアが挿入されたコ
    イルケースと、そのコイルケースの下部に取り付けられ
    た点火プラグ接続用のコネクタと、コイルケースの上部
    に取り付けられた低圧端子ソケットとからなり、コイル
    ケースをエンジンのシリンダヘッドに設けられたプラグ
    ホールに入れてコネクタに点火プラグを差し込むように
    した点火プラグ直結型のエンジンの点火コイル装置にお
    いて、低圧端子ソケットとコイルケースとの結合部分に
    プラグホールの開口部を閉塞するシールラバーを装着し
    たうえで、そのシールラバーの装着部分における低圧端
    子ソケット側に外部につながる第1の溝を形成するとと
    もに、その装着部分におけるコイルケース側にプラグホ
    ールの内部につながる第2の溝および低圧端子ソケット
    側に第2の溝につながる第3の溝をそれぞれ形成し、シ
    ールラバーの上端と低圧端子ソケットとの間に形成され
    る閉塞された空間部を介して第1の溝と第3の溝とが連
    通するようにしたことを特徴とするエンジンの点火コイ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 プラグホール内の空気の容積をVp、第
    1ないし第3の各溝および空間部からなる空間の容積を
    Vsとしたとき、0.084*Vp<Vs<0.178
    *Vpの条件を満足するようにしたことを特徴とする請
    求項1の記載によるエンジンの点火コイル装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7789078B2 (en) 2004-07-28 2010-09-07 Hitachi, Ltd. Ignition coil device for internal combustion engine
JP2010287485A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Toyo Denso Co Ltd 点火装置
DE102005048651B4 (de) * 2005-10-11 2011-05-05 Audi Ag Zündeinheit für die Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs

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US8161955B2 (en) 2004-07-28 2012-04-24 Hitachi, Ltd. Ignition coil device for internal combustion engine
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