JPH0737298Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH0737298Y2
JPH0737298Y2 JP9281992U JP9281992U JPH0737298Y2 JP H0737298 Y2 JPH0737298 Y2 JP H0737298Y2 JP 9281992 U JP9281992 U JP 9281992U JP 9281992 U JP9281992 U JP 9281992U JP H0737298 Y2 JPH0737298 Y2 JP H0737298Y2
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JP
Japan
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rain cover
air discharge
air
plug
internal combustion
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JP9281992U
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JPH0652123U (ja
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明浩 中村
伸也 山根
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関用点火装置、
特に点火プラグ直付けの点火装置におけるエアの抜き取
り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用の内燃機関では、多気筒
のものでも1個の点火コイルで点火を行なっていたが、
近年の内燃機関の高性能化に伴い、それぞれの気筒に1
個づつ点火コイルを設ける、いわいる点火プラグ直付け
タイプの点火装置(以下「直付け点火装置」と呼ぶ)が
普及しつつある。
【0003】前記直付け点火装置の構成を示す1例とし
て図4にこの構成を示す。図4において、1次電圧入力
部11を上部に備える点火コイルのケース10の下方には、
樹脂成形された外装部材を持つプロテクタ部20が挿入さ
れ、さらにこのプロテクタ部20の下方には、接着剤等に
よりこれと一体化されている、点火プラグ32に接続され
るプラグキャップ24が設けられている。また前記プロテ
クタ部20上部にはゴム等の材料を円形に成形した液滴侵
入防止部材(以下「レインカバー部」と呼ぶ)22が設け
られている。
【0004】ここで前記プロテクタ部20の内部には、1
次電圧入力部11から入力される電圧を点火コイルにより
昇圧した2次電圧を伝達する金属材料で構成される、2
次電圧伝達部材26が組み込まれ、これが前記プラグキャ
ップ24の内部まで延長されている。
【0005】上記ケース10に接続されているプロテクタ
部20とプラグキャップ24は、エンジンブロック30に設け
られている点火プラグ32の取り付け穴(プラグホール)
34に挿入され、前記プラグキャップ24は点火プラグ32に
押し込まれている。さらに前記ケース10はねじ14-14等
の固定部材によりエンジンブロックに固定され、前記レ
インカバー部22によりプラグホール34の出口を覆う(密
閉する)ことによりこのプラグホール34内への液滴等の
侵入を防止している。
【0006】前記プラグホール34はエンジン駆動時非常
に高温度になり、このため前記プラグホール34をレイン
カバー部22により完全に密閉してしまうと、この内部の
空気が膨張し高圧になることによりオゾン化し、このた
め点火プラグ32を含むプラグホール34付近の金属が酸化
し、この部分の劣化、腐食が急速に進む。さらにプラグ
ホール34内が非常に高温度になることにより起こる空気
膨張と、エンジンの振動により、プラグホール34を密閉
しているレインカバー部22が浮き上がり、プラグホール
34の密閉性が損なわれることがある。
【0007】従って通常この膨張した空気を外部に逃が
すために、前記レインカバー部22には液滴の侵入が防止
できる位置及び形状で空気排出孔28が設けられている。
【0008】この空気排出孔28を備えるレインカバー部
22の形状(図4のA−A断面を矢印方向に見た図)を図
5に示す。図5において空気排出孔28は直径1ミリメー
トル程度で、プロテクタ部20の内部空間からレインカバ
ー22の上面に向けて貫通している。前記空気排出孔28の
出口(レインカバー22側)の上部には、液滴が空気排出
孔28に侵入しないようにケース10が配置されている。
【0009】またこの空気排出孔28の出口は、レインカ
バー部22に液滴がついた場合、これがエンジンの振動等
により空気排出孔28に流入することを防止するためにレ
インカバー部22の上面に突起を設け、ここに空気排出孔
28の出口を配置している。さらにこの空気排出孔28の出
口とケース10との間は空気排出孔28からの空気が排出で
きる程度の空間が設けられている。
【0010】また別の方法として、図6と、この図6の
A−A断面を矢印方向に見た図7に示すようにレインカ
バー部22の上面に前記空気排出孔28の延長部となる空気
排出溝29を設け、これを前記空気排出孔28とし、さらに
レインカバー部22とケース10とを密着しているものもあ
る。なお図6と7において上記構成以外は図4と5にお
いて説明したものと同一のため説明は省略する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上述した図4と5に示
すプラグ直付けの点火装置では、プラグホール34への液
滴流入防止のためレインカバー部22上面に突起を、また
レインカバー部22とケース10との間に空気排出孔28から
の空気が排出できる空間をそれぞれ設けなくてはならな
いため、プロテクタ部20の長手方向の長さが長くなりケ
ース10の取り付け位置が高くなり、点火装置取り付けス
ペースを拡大しなくてはならない。
【0012】また図6と7に示す点火装置ではケース10
とレインカバー部22が密着できるため、取り付け部は最
小のスペースにすることができるが、上記図4と5に示
す点火装置も含め、これらの点火装置では点火コイルを
収めるケース10とプロテクタ部20、レインカバー部22は
それぞれ別部品の組み合わせで一体化されている。従っ
て前記空気排出孔28と空気排出溝29は点火装置の取り付
け位置、角度等により液滴が流入しない位置に設けなけ
ればならない。言い換えれば点火装置が傾いて取り付け
られる場合、必然とレインカバー部22も傾くため、ケー
ス10等に付着した液滴が流入することのない位置に空気
排出孔28と空気排出溝29を設けなければならず、組み立
て工程においてこの位置決めが必要になる。
【0013】
【課題を解決するための手段】内燃機関用の点火コイル
と点火プラグへ接続されるプロテクタ部とが組み合わさ
れている内燃機関用点火装置において、前記プロテクタ
部の上部に前記点火コイルのケース下面と密着するレイ
ンカバー部を設け、前記レインカバー部には、この下面
から上面へ貫通するように空気排出孔があり、前記レイ
ンカバー部の上面には、このレインカバー部と同軸的に
空気排出溝が設けられ、前記点火コイルのケース下面に
空気連絡路を備え、前記空気連絡路が前記空気排出溝の
空気を外部に送り出せる部分に配置されている内燃機関
用点火装置とする。
【0014】
【0015】
【作用】上記構成の直付け点火装置において、エンジン
駆動中にプラグホール34に発生する高圧の空気はプロテ
クタ部20に設けられる空気排出孔28より空気連絡路を通
って空気排出溝29から外気に放出される。
【0016】
【実施例】本考案の実施例を示す直付け点火装置をエン
ジンブロックに取り付けたものを図1に、この図1をA
−A断面でa矢印方向に見た図を図2に、またA−A断
面でb矢印方向に見た図を図3にそれぞれ示す。図1と
2において、1次電圧入力部11を上部(ケースの形状に
よっては他部分に設けられる)に備える点火コイルのケ
ース10の下方に樹脂成形された外装部材を持つプロテク
タ部20が挿入され、さらにこのプロテクタ部20の下方に
は、点火プラグ32に接続されるプラグキャップ24が、前
記プロテクタ部20に接着剤等で一体化され設けられてい
る。また前記プロテクタ部20上部にはゴム等の材料を円
形に成形したレインカバー部22が設けられ、これが前記
ケース10の下面に当接している。
【0017】ここで前記プロテクタ部20の内部には、1
次電圧入力部11から入力される電圧を点火コイル10によ
り昇圧した2次電圧を伝達する金属材料で構成される2
次電圧伝達部材26が組み込まれ、これが前記プラグキャ
ップ24の内部に配置されている2次電圧出力部12に接続
されている。
【0018】上記ケース10に接続されているプロテクタ
部20とプラグキャップ24は、エンジンブロック30に設け
られているプラグホール34に挿入され、前記プラグキャ
ップ24は点火プラグ32に押し込まれている。さらに前記
ケース10はねじ14-14によりエンジンブロックに固定さ
れ、前記レインカバー部22によりプラグホール34の出口
を覆うことによりこのプラグホール34内への液滴等の侵
入を防止している。
【0019】またエンジン駆動中プラグホール34内に発
生する膨張した空気を外部に逃がすために、前記レイン
カバー22にはこの下面から上面に向かって貫通する直径
1ミリメートル程度の空気排出孔28が設けられ、前記レ
インカバー部22の上面には空気排出孔28より放出される
空気の連絡路になる空気排出溝29がこのレインカバー部
22に同軸的に設けられ、さらに前記空気排出孔28から空
気排出溝29を介して放出される空気を外気に送り出すた
めの空気連絡路27が前記ケース10の下面を削ることによ
り設けられている。
【0020】
【考案の効果】上記実施例の構造により、組み立て作業
においてレインカバー部22の特別な位置決めを施さなく
ても、プラグホール34内が高温度になり内部の圧力が高
くなった場合この内部の空気を外気に放出でき、かつプ
ラグホール34への液滴の流入が防げる直付け点火装置が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す内燃機関用点火装置で
ある。
【図2】 図1の内燃機関用点火装置をA−A断面でa
矢印方向に見た図である。
【図3】 図1の内燃機関用点火装置をA−A断面でb
矢印方向に見た図である。
【図4】 従来の内燃機関用点火装置の1例を示す図で
ある。
【図5】 図4の内燃機関用点火装置をA−A断面で矢
印方向に見た図である。
【図6】 従来の内燃機関用点火装置の第2の例を示す
図である。
【図7】 図6の内燃機関用点火装置をA−A断面でa
矢印方向に見た図である。
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 ケース 11 1次電圧入力部 12 2次電圧出力部 14 ねじ 20 プロテクタ部 22 レインカバー部 24 プラグキャップ 26 2次電圧伝達部材 27 空気連絡路 28 空気排出孔 29 空気排出溝 30 エンジンブロック 32 点火プラグ 34 プラグホール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の点火コイルと点火プラグへ
    接続されるプロテクタ部とが組み合わされている内燃機
    関用点火装置において、前記プロテクタ部の上部に前記
    点火コイルのケース下面と密着するレインカバー部を設
    け、前記レインカバー部には、この下面から上面へ貫通
    するように空気排出孔があり、前記レインカバー部の上
    面には、このレインカバー部と同軸的に空気排出溝が設
    けられ、前記点火コイルのケース下面に空気連絡路を備
    え、前記空気連絡路が前記空気排出溝の空気を外部に送
    り出せる部分に配置されている内燃機関用点火装置。
JP9281992U 1992-12-24 1992-12-24 内燃機関用点火装置 Expired - Lifetime JPH0737298Y2 (ja)

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JPH0652123U JPH0652123U (ja) 1994-07-15
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