JP3361697B2 - 点火プラグ用プラグキャップ - Google Patents

点火プラグ用プラグキャップ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車エン
ジンの点火プラグに取り付けられる点火プラグ用プラグ
キャップに関し、より詳しくは、エンジンヘッド上に溜
まった水がプラグキャップに貫設された換気孔から点火
プラグ取付孔内に入り込むことがないように改良したも
のに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば自動車エンジンの点火
プラグに点火ケーブルを接続する点火プラグ用プラグキ
ャップが用いられている。ところで、エンジンヘッド上
にバルブを開閉駆動するカムシャフトが2本設けられ
た、いわゆるDOHCエンジンにおいては、点火プラグ
がエンジンヘッドに穿設した点火プラグ取付孔の底部に
取り付けられている。従って、DOHCエンジンに使用
されるプラグキャップは、エンジンヘッド面に凹設され
た点火プラグ取付孔の開口部分に取り付けられる。 【0003】このような点火プラグ用プラグキャップの
構造の一例を、図3を参照して説明すると、エンジンヘ
ッド1に設けられた点火プラグ取付孔2の底部には、点
火プラグ3が取り付けられている。そして、前記点火プ
ラグ3に点火ケーブル4を接続するためにプラグキャッ
プ5が用いられる。このプラグキャップ5は、点火プラ
グ取付孔2の内部に挿入される、絶縁性の樹脂材料から
成形された細長い絶縁パイプ6を有している。そして、
前記絶縁パイプ6の内部には、点火ケーブル4の先端部
分に固着されて、点火ケーブル4を点火プラグ3に接続
する接続端子7が収納されている。また、前記絶縁パイ
プ6の下端には、点火プラグ3の絶縁碍子部分に外嵌し
て高圧電流のリークを防止する、絶縁性ゴム材料から成
形された先端キャップ8が嵌着されている。 【0004】一方、前記絶縁パイプ6の上端には、点火
プラグ取付孔2の開口部分に嵌合してプラグキャップ5
を固定すると共に、点火プラグ取付孔2内部に雨水等が
入り込まないようにしたレインカバー10が取り付けら
れている。このレインカバー10は、絶縁パイプ6の上
端部分に外嵌する略円筒状の本体部分11と、点火プラ
グ取付孔2に液密に内嵌する嵌合部12と、エンジンヘ
ッド1の外表面に密着して点火プラグ取付孔2の開口部
分を覆う鍔部13とを有する。また、前記本体部分11
には、点火プラグ取付孔2の内部空間と外部とを連通し
て通気させる換気孔14が貫設されている。そして、前
記本体部分11の上端外壁面には、本体部分11の上方
より滴下して前記換気孔14内へ入り込もうとする雨水
等の水の侵入を防止するフランジ状のひさし部15が突
設されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したD
OHCエンジンにおいては、図3にも示したようにエン
ジンヘッド1上の図示されない2本のカムシャフトに挟
まれた凹部1aに、点火プラグ取付孔2が設けられてい
る。このため、エンジンヘッド1上の前記凹部1aに
は、自動車の走行等によってタイヤがはね上げた雨水や
洗車時に吹き付けられた水が、図3中に符号Wで示すよ
うに溜まりやすい。 【0006】そして、前記凹部1aに溜まった水Wに、
自動車の発進時やブレーキ時に生じる慣性力が作用する
と、図4中の矢印Aで示したように水Wはレインカバー
10の本体部分11の外壁面に飛び跳ねるようにして駆
け登り、換気孔14の外部側開口14aに到達すること
がある。すなわち、換気孔14を有した従来のレインカ
バー10においては、エンジンヘッド1の凹部1aに溜
まった水Wが換気孔14を介して点火プラグ取付孔2の
内部に入り込むことがあり、点火ケーブル4を介して供
給された高圧電流がリークしてエンジンの失火につなが
ることがある。 【0007】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
で、エンジンヘッド上に溜まった水が飛び跳ねて換気孔
より点火プラグ取付孔の内部に入り込まない点火プラグ
用プラグキャップを提供し、水の侵入によるプラグキャ
ップの電気的絶縁破壊を防止することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る点火プラグ用プラグキャップは、エンジ
ンヘッド上に穿設した点火プラグ取付孔の内部空間に連
通する換気孔が貫設され、かつ換気孔上方より前記換
気孔内への水の侵入を防止するひさし部が本体部分に形
成されて前記点火プラグ取付孔の開口部分に液密に嵌合
する点火プラグ用プラグキャップにおいて、前記エンジ
ンヘッド上に溜まった水の跳ね上がりによる前記換気孔
への侵入を防止する遮蔽部を設け、当該遮蔽部は、前記
換気孔の外部側開口よりも下方の前記エンジンヘッド側
の前記本体部分の軸線周りの全周に形成されているもの
である、ことを特徴とする。 【0009】そして、エンジンヘッドに形成された凹部
内に溜まった水が自動車の発進時やブレーキ時に生じる
慣性力の作用によりプラグキャップの外壁面に飛び跳ね
ても、プラグキャップの外壁面に突設させた遮蔽部が水
の換気孔への到達を遮断するので、点火プラグ取付孔へ
の入り込みが防止できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る点火プラグ用
プラグキャップの好適な実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明に係る点火プラグ用プラグ
キャップの一実施形態を示す要部破断斜視図、図2は点
火プラグ用プラグキャップの使用状態での縦断面図であ
る。なお、本実施形態では、点火プラグ用プラグキャッ
プとして、従来例で述べた絶縁パイプ、先端キャップ、
レインカバーからなる三体式の構造のものについて説明
するものとする。また、以下の説明においては、従来例
と同一の部分及び部位には同一符号を用いるものとす
る。 【0011】図2に示すように、本発明の点火プラグ用
プラグキャップ5Aは、絶縁性樹脂材料から成形されて
点火プラグ取付孔2の内部に挿入される細長い絶縁パイ
プ6と、絶縁パイプ6の下端に外嵌される不図示の先端
キャップ(図3の符号8参照)と、絶縁パイプ6の上端
に取り付けられるレインカバー20とを具備する。な
お、絶縁パイプ6の内部には、従来同様、点火ケーブル
4を点火プラグに接続する接続端子が収納されている
(いずれも図3参照)。 【0012】本実施形態の要部となるレインカバー20
は、図1にも示すように、絶縁性のゴム材料から一体に
成形されたもので、プラグキャップを構成する絶縁パイ
プ6の上端部分に外嵌する円筒状の本体部分21と、本
体部分21の下端部に設けられて点火プラグ取付孔2の
開口部分に液密に内嵌する嵌合部22と、本体部分21
の外壁面にフランジ状に突設され、エンジンヘッド1の
表面に密着して点火プラグ取付孔2の開口を覆う鍔部2
3とを有する。 【0013】そして、前記本体部分21には、点火プラ
グ取付孔2の内部の空間を外部に通気する換気孔24
が、絶縁パイプ6の軸線に対して平行に延びるように貫
設されている。また、前記本体部分21の上端外壁面に
は、前記軸線に対して半径方向外側に延びるフランジ状
のひさし部25が、前記換気孔24の外部側開口24a
とわずかな隙間をあけて対向するように突設されてい
る。さらに、換気孔24と前記軸線を挟んだ反対側に
は、点火ケーブル4に液密に外嵌する、略円筒状に成形
された密着部26が設けられている。 【0014】次に、本実施形態のレインカバー20の特
徴部分について説明すると、前記本体部分21の外壁面
には、絶縁パイプ6の軸線に対して半径方向外側に向か
って突出したフランジ状の遮蔽部27が、換気孔24の
外部側開口24aと前記鍔部23との間の部分に、前記
軸線周りの全周にわたって形成されている。遮蔽部27
は前記ひさし部25よりも外径が大きくされて、図2に
示したように、換気孔24の外部側開口24aを前記ひ
さし部25と共に前記軸線方向に挟んでいる。 【0015】次に、このレインカバー20の作用につい
て説明する。図2に示したように、エンジンヘッド1の
凹部1aに溜まった水Wは、自動車の発進などで生じる
慣性力によって跳ね上がり、本体部分21の外壁面を登
ろうとする。しかし、本実施形態のレインカバー20で
は、換気孔24の外部側開口24aへの水Wの接近を阻
止する遮蔽部27が突設されていることにより、水W
は、図2の矢印Bで示したように遮蔽部27により跳ね
返され、換気孔24への浸入が阻止される。 【0016】特に、本実施形態のレインカバー20で
は、遮蔽部27が、本体部分21の外周面の全周にわた
って突設されているので、水Wがどの方向から本体部分
21の外壁面に飛び跳ねても遮蔽部27によって跳ね返
され、換気孔24の外部側開口24aに接近することが
できない。 【0017】すなわち、本実施形態のプラグキャップ5
Aによれば、エンジンヘッド1の凹部1aに溜まった水
が遮蔽部27により跳ね返され、換気孔14の外部側開
口24aに接近することができないから、水Wが換気孔
24を介して点火プラグ取付孔2の内部に入り込むこと
がない。この結果、点火プラグ取付孔2内に水が入り込
み、点火ケーブル4を介して供給された高圧電流がリー
クしてエンジンが失火することを、確実に防止すること
ができる。また、前記遮蔽部27は、レインカバー20
の本体部分21と一体に成形されるので、レインカバー
20の製造コストの上昇をわずかなものとすることがで
きるばかりでなく、点火プラグ取付孔2への取り付けに
も何ら支障を及ぼさない。 【0018】以上、本発明の点火プラグ用プラグキャッ
プの一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述
した実施形態によって限定されるものではなく、種々の
変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上述
の実施形態においては、遮蔽部がレインカバーの円筒状
本体部分の軸線に対してほぼ垂直に延びるように突設さ
れてエンジンヘッドに対して平行に延びているように示
したが、その先端ほどエンジンヘッドから離れるように
前記軸線に対して傾斜して延びるように設けることとし
ても良い。また、遮蔽部を2段重ねに設けることとして
も良い。また、前記の実施形態では、点火プラグ用プラ
グキャップとして、絶縁パイプ、先端キャップ、レイン
カバーからなる三体式の構造のものについて述べたが、
本発明は、点火ケーブルとプラグ端子を一体化させたゴ
ム一体式プラグキャップにおいても適用できる。 【0019】 【発明の効果】以上記載したとおり、点火プラグ用プラ
グキャップにおいて本発明は、エンジンヘッド上に穿設
した点火プラグ取付孔の内部空間に連通する換気孔が貫
設され、かつ、換気孔上方より前記換気孔内への水の侵
入を防止するひさし部が本体部分に形成されて前記点火
プラグ取付孔の開口部分に液密に嵌合する点火プラグ用
プラグキャップにおいて、前記エンジンヘッド上に溜ま
った水の跳ね上がりによる前記換気孔への侵入を防止す
る遮蔽部を設け、当該遮蔽部は、前記換気孔の外部側開
口よりも下方の前記エンジンヘッド側の前記本体部分の
軸線周りの全周に形成したので、前記エンジンヘッド上
の凹部に溜まった水がレインカバーに貫設された換気孔
の外部側開口に接近することを阻止する遮蔽部を備える
ので、凹部に溜まった水に自動車の発進時やブレーキ時
に生じる慣性力が作用しても、水は前記遮蔽部によって
跳ね返され、換気孔に接近することができない。この結
果、レインカバーに貫設された換気孔を介して点火プラ
グ取付孔の内部に水が入り込むことが防止できるから、
点火ケーブルを介して供給される高圧電流がリークし、
エンジンが失火するといった不具合を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る点火プラグ用プラグキャップの要
部破断斜視図である。 【図2】図1に示したレインカバーの使用状態を示した
縦断面図である。 【図3】従来の点火プラグ用プラグキャップの使用状態
を示した縦断面図である。 【図4】図3に示したレインカバーの要部拡大縦断面図
である。 【符号の説明】 5A プラグキャップ 20 レインカバー 21 本体部分 22 嵌合部 23 鍔部 24 換気孔 25 ひさし部 26 密着部 27 遮蔽部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 13/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンヘッド上に穿設した点火プラグ
    取付孔の内部空間に連通する換気孔が貫設され、かつ
    換気孔上方より前記換気孔内への水の侵入を防止するひ
    さし部が本体部分に形成されて前記点火プラグ取付孔の
    開口部分に液密に嵌合する点火プラグ用プラグキャップ
    において、 前記エンジンヘッド上に溜まった水の跳ね上がりによる
    前記換気孔への侵入を防止する遮蔽部を設け、当該遮蔽
    部は、前記換気孔の外部側開口よりも下方の前記エンジ
    ンヘッド側の前記本体部分の軸線周りの全周に形成され
    ているものである、ことを特徴とする点火プラグ用プラ
    グキャップ。
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