JPH07326463A - プラグキャップの防水構造 - Google Patents

プラグキャップの防水構造

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JPH07326463A
JPH07326463A JP12090894A JP12090894A JPH07326463A JP H07326463 A JPH07326463 A JP H07326463A JP 12090894 A JP12090894 A JP 12090894A JP 12090894 A JP12090894 A JP 12090894A JP H07326463 A JPH07326463 A JP H07326463A
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JP
Japan
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hole
cap
plug
cord
inclined surface
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12090894A
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English (en)
Inventor
Toshiya Sato
俊哉 佐藤
Mitsuyasu Tanaka
光泰 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Yazaki Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Yazaki Corp filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH07326463A publication Critical patent/JPH07326463A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラグキャップの換気用の孔からプラグホー
ル内へ水が浸入するのを防止する。 【構成】 キャップコード1の貫通孔2が、プラグホー
ル3に密着するキャップコードないしボディコードキャ
ップのシール部26の大気側に連通して水抜き孔31を
構成し、貫通孔の途中から斜め上向きに延びる傾斜孔6
と、傾斜孔から該プラグホールへ連通する空気孔7とを
備える。また、キャップコード1に、貫通孔2の途中か
ら斜め上向きの傾斜面5を有する連通空間10を形成
し、ボディコードキャップ4に、空気孔7を貫通した筒
状部21を突出形成して連通空間内に位置させ、筒状部
21の外壁で、貫通孔2に連通する水抜き孔31を画成
し、傾斜面5の下方に対向して筒状部21を位置させ、
水抜き孔31を、プラグホールの内壁面に密着するシー
ル部26の大気側に連通させ、空気孔7をプラグホール
に連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火プラグ接続用のプ
ラグキャップに設けた空気孔からプラグホール内へ水が
浸入するのを防止したプラグキャップの防水構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7,8は従来のプラグキャップの構造
を示すものである。該プラグキャップ41は、点火プラ
グ33に接続する端子付電線42を挿通した合成樹脂製
のボディコードキャップ43と、該ボディコードキャッ
プ43の先端方に設けられて点火プラグ33に密着する
ゴム製のキャップ44と、該ボディコードキャップ43
の基端方に設けられてプラグホール3の入口部3aを塞
ぐと共に電線42を側方に導出するゴム製のキャップコ
ード45とにより構成される。
【0003】該プラグホール3の入口部3aはホール内
周壁3bから拡径され、その座部46に上向きの環状縁
部16が形成されている。該キャップコード45は、や
や拡径されたホール内周壁3bに密着するシール部47
と、環状縁部16に係合するキャップ状の鍔部15とを
有する。該鍔部15は環状縁部16の外側の周溝29に
係合するスカート部14を有する。さらに該キャップコ
ード45には換気用の貫通孔48が上下方向に形成され
ている。該貫通孔48は大気側とプラグホール3内を連
通させて、プラグキャップ装着作業時のエア抜きやプラ
グホール3の加熱冷却時の換気を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、洗車等でキャップコード45に水
がかかった際に、図8の如く貫通孔48からプラグホー
ル3内に水が浸入しやすいという問題があった。水が浸
入した場合はボディコードキャップ43の耐電圧性能を
低下させてしまう等の不具合を生じた。本発明は、上記
した点に鑑み、貫通孔48のエア抜きや換気の作用を損
なうことなく、貫通孔48からプラグホール3内への水
の浸入を防止し得るプラグキャップの防水構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プラグに接続するボディコードキャップ
と、該ボディコードキャップに被着し、プラグホール換
気用の貫通孔を有するキャップコードとを含むプラグキ
ャップにおいて、該貫通孔が、プラグホールの内壁面に
密着するキャップコードないしボディコードキャップの
何れかのシール部の大気側に連通して水抜き孔を構成す
ると共に、該貫通孔の途中から斜め上向きに延びる傾斜
孔と、該傾斜孔から該プラグホールへ連通する空気孔と
を備える構成を基本とする。
【0006】さらに詳細な構成として、プラグに接続す
るボディコードキャップを、換気用の貫通孔を有するキ
ャップコードに挿着するプラグキャップにおいて、該キ
ャップコードに、該貫通孔の途中から斜め上向きの傾斜
面を有する連通空間を形成し、該ボディコードキャップ
に、空気孔を貫通した筒状部を突出形成して該連通空間
内に位置させ、該筒状部の外壁で、該貫通孔に連通する
水抜き孔を画成すると共に、該傾斜面の下方に対向して
該筒状部を位置させ、該水抜き孔を、プラグホールの内
壁面に密着するボディコードキャップのシール部の大気
側に連通させ、該空気孔をプラグホールに連通させるこ
とも可能である。ここで空気孔を有する筒状部を傾斜面
の最下端よりも最上端寄りに対向して位置させることも
有効である。
【0007】
【作用】貫通孔に水が浸入した場合、水は水抜き孔から
外部に排出される。水が貫通孔の内周壁に沿って垂れて
も、斜め上向きの傾斜孔ないしはその傾斜面に沿って逆
上ることはありえず、水は傾斜面の下端から水抜き孔に
落ちる。そして空気孔を通じて貫通孔からプラグホール
のエア抜きないし換気が行われる。
【0008】
【実施例】図1,2は本発明に係るプラグキャップの防
水構造の一実施例を示すものである。この構造は、ゴム
製のキャップコード1に、上下に貫通する真直な換気用
の貫通孔2を設け、該貫通孔2をプラグホール3の外部
に連通させると共に、該貫通孔2の途中から、合成樹脂
製のボディコードキャップ4に向けて斜め上向きのテー
パ状傾斜面5を有する傾斜孔6を設け、該傾斜面5の下
側に対向して該ボディコードキャップ4に専用の空気孔
7をプラグホール3に向けて貫通して設けたものであ
る。該ボディコードキャップ4に従来同様キャップコー
ド1に挿着され、電線付端子32を点火プラグ33に接
続させる。
【0009】該キャップコード1は図3にも示す如く、
中央にボディコードキャップ4に対する軸方向の挿入孔
8を有し、該挿入孔8の上端方は側方の電線導出孔9に
連通する。該挿入孔8の下端方の一側部は、前記テーパ
状傾斜面5を有する連通空間10を経て貫通孔2に連通
する。
【0010】図4に図3のA−A断面を示す如く、キャ
ップコード1の外壁11には、軸方向(上下方向)に前
記貫通孔2を有する筒状部12を一体に突出形成してい
る。図3の如く該貫通孔2の下半部は前記連通空間10
につながると共にキャップコード1の下端13に貫通し
ている。キャップコード1の下端13は、スカート部1
4を有するキャップ状の鍔部15の内側に突出して位置
する。該鍔部15は図1,2の如くプラグホール3の入
口部3aの環状縁部16に若干の隙間17を存して係合
する。
【0011】前記連通空間10はキャップコード1の下
端から前記テーパ状傾斜面5にかけて溝状に切欠形成さ
れ、図4の如く貫通孔2から挿入孔8に向かうクサビ状
空間10aと矩形状空間10bとを有する。該テーパ状
傾斜面5は図3の如く貫通孔2の入口側に向けて鋭角的
(θ)に傾斜し、挿入孔8の内壁8aへ続く。該挿入孔
8の内壁8aには合成樹脂製のボディコードキャップ4
に対するほぼ環状の係止溝18が形成されている。該係
止溝18は連通空間10に続いている。
【0012】該ボディコードキャップ4は図5,6の如
く、該係止溝18に対するほぼ環状の係合突部19を有
し、該係合突部19の一部切欠された部位19aにおい
て、ボディコードキャップ4の外壁20に、軸方向の空
気孔7を貫通した筒状部21を一体に突出形成し、該筒
状部21の下方に、リング溝22を有する環状フランジ
23を一体に形成し、該空気孔7を該環状フランジ23
の下端23aに貫通させている。
【0013】該ボディコードキャップ4の外周壁20は
環状フランジ23の下端側で拡径され、該空気孔7は環
状フランジ23の下側において、外周壁20aに形成し
た切欠溝24に連通している。図2の如く環状フランジ
23のリング溝22にはシールリング25を嵌着して、
プラグホール3に対するシール部26を構成する。プラ
グホール3へのプラグキャップ27の装着状態におい
て、該シールリング25は前記環状縁部16の直下にお
いてプラグホール3の内周壁3bに密着する。該環状フ
ランジ23とキャップコード1の下端13との間には隙
間28が設けられ、該隙間28は前記貫通孔2と環状縁
部16の外側の周溝29とを連通させる。
【0014】キャップコード1とボディコードキャップ
4との嵌合状態において、ボディコードキャップ4の筒
状部21の上端21aすなわち空気孔7の開口7aはキ
ャップコード1のテーパ状傾斜面5の直下に対向して位
置し、テーパ状傾斜面5との間に傾斜孔6を構成させ
る。該筒状部21の上端21aはテーパ状傾斜面5の立
ち上がり基部すなわち最下端5aよりも内側(最上端5
b寄り)に位置し、且つ該傾斜面5に近接して該最下端
5aと同一高さないし該最下端5aよりもやや上方に位
置し、筒状部21の上端21aと傾斜面5との間の入口
隙間30は極力小さく設定される。
【0015】そして該筒状部21の外壁21bによって
キャップコード1の連通空間10内に水抜き孔31が画
成される。すなわち該水抜き孔31は筒状部21の外壁
面21bと環状フランジ23の上端面23b(図6)と
で区画形成され、図2の矢印イの如く貫通孔2に浸入し
た水は隙間28を経てシールリング25の上部に溜ま
り、環状縁部16を越えて周溝29内に排水される。該
周溝29はエンジンの気筒列方向に凹溝状に連続してエ
ンジン外部に連通しており、それゆえ排水はエンジン外
部に排出される。また、換気用の空気は矢印ロの如く貫
通孔2からテーパ状傾斜面5に沿って空気孔7に導かれ
る。ここで貫通孔2の内壁2bに沿って垂れ落ちる水
は、テーパ状傾斜面5に沿って上昇することはできず、
従ってテーパ状傾斜面5の最下端5aから水抜き孔31
内へ落ちる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、洗車等で
キャップコードに水がかかって貫通孔に水が浸入した場
合でも、水は斜め上向きの傾斜孔ないし傾斜面に阻まれ
て、空気孔に浸入することなく水抜き孔に落ちて外部に
排出される。そしてプラグホール内のエア抜きや換気は
空気孔を経て貫通孔からスムーズに行われる。従って、
プラグホール内に水が浸入することがなく、ボディコー
ドキャップの耐電圧性能の低下等の電気的トラブルが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラグキャップの防水構造の一実
施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】キャップコードを示す縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】ボディコードキャップを示す平面図である。
【図6】同じく縦断面図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【符号の説明】 1 キャップコード 2 貫通孔 3 プラグホール 4 ボディコードキャップ 5 傾斜面 6 傾斜孔 7 空気孔 10 連通空間 21 筒状部 26 シール部 27 プラグキャップ 31 水抜き孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグに接続するボディコードキャップ
    と、該ボディコードキャップに被着し、プラグホール換
    気用の貫通孔を有するキャップコードとを含むプラグキ
    ャップにおいて、該貫通孔が、プラグホールの内壁面に
    密着するキャップコードないしボディコードキャップの
    何れかのシール部の大気側に連通して水抜き孔を構成す
    ると共に、該貫通孔の途中から斜め上向きに延びる傾斜
    孔と、該傾斜孔から該プラグホールへ連通する空気孔と
    を備えることを特徴とするプラグキャップの防水構造。
  2. 【請求項2】 プラグに接続するボディコードキャップ
    を、換気用の貫通孔を有するキャップコードに挿着する
    プラグキャップにおいて、該キャップコードに、該貫通
    孔の途中から斜め上向きの傾斜面を有する連通空間を形
    成し、該ボディコードキャップに、空気孔を貫通した筒
    状部を突出形成して該連通空間内に位置させ、該筒状部
    の外壁で、該貫通孔に連通する水抜き孔を画成すると共
    に、該傾斜面の下方に対向して該筒状部を位置させ、該
    水抜き孔を、プラグホールの内壁面に密着するボディコ
    ードキャップのシール部の大気側に連通させ、該空気孔
    をプラグホールに連通させて成ることを特徴とするプラ
    グキャップの防水構造。
  3. 【請求項3】 前記空気孔を有する筒状部を前記傾斜面
    の最下端よりも最上端寄りに対向して位置させた請求項
    2記載のプラグキャップの防水構造。
JP12090894A 1994-06-02 1994-06-02 プラグキャップの防水構造 Withdrawn JPH07326463A (ja)

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JP12090894A JPH07326463A (ja) 1994-06-02 1994-06-02 プラグキャップの防水構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19747147C2 (de) * 1996-10-25 2002-01-17 Yazaki Corp Tokio Tokyo Steckerkappe für Zündkerzen
DE102005048651B4 (de) * 2005-10-11 2011-05-05 Audi Ag Zündeinheit für die Brennkraftmaschine eines Kraftfahrzeugs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19747147C2 (de) * 1996-10-25 2002-01-17 Yazaki Corp Tokio Tokyo Steckerkappe für Zündkerzen
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Effective date: 20010904