JP2788598B2 - 防水ゴム栓および防水コネクタ - Google Patents

防水ゴム栓および防水コネクタ

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JP2788598B2 JP30437593A JP30437593A JP2788598B2 JP 2788598 B2 JP2788598 B2 JP 2788598B2 JP 30437593 A JP30437593 A JP 30437593A JP 30437593 A JP30437593 A JP 30437593A JP 2788598 B2 JP2788598 B2 JP 2788598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線とハウジングの隙
間を封じる防水ゴム栓およびこの防水ゴム栓を装着した
防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】防水ゴム栓の従来例は、実開昭63−3
074号公報、実開平2−34081号公報等に開示さ
れている。図6はこの種の防水ゴム栓を装着したコネク
タの従来例を示す。図において、1はコネクタハウジン
グ、2は端子、3は電線、4は防水ゴム栓、5は筒状の
防水ゴム栓取付部である。
【0003】防水ゴム栓4は電線3の外周に嵌合された
状態で、コネクタハウジング1の防水ゴム栓取付部5内
に挿入され、これにより電線3とコネクタハウジング1
の隙間を封じている。
【0004】図7および図8に示すように、防水ゴム栓
4の電線挿通孔6の入口側の孔縁には外向きに拡がった
テーパ部7が形成され、電線3を挿入しやすくしてい
る。また、防水ゴム栓取付部5内の奥に挿入される胴部
8の外周および内周には、防水ゴム栓取付部5の内周面
および電線3の外周面にそれぞれ強く密着する環状突部
9、10が設けられている。また、電線挿入側の端部に
は防水ゴム栓取付部5の内周に嵌合するフランジ状頭部
11が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防水ゴム栓
4では、電線挿通孔6の電線挿入側の孔縁に電線3を挿
入しやすくするための案内用のテーパ部7を設けている
が、図9に示すように、コネクタを垂直方向に立てて使
用した場合、そのテーパ部7が上を向くことになり、こ
のテーパ部7と電線3の外周との間にできる断面三角形
の環状の凹所に水Sが溜まる可能性がある。ここに水が
溜まると、電線3やコネクタの振動に伴ってこの水が防
水ゴム栓4と電線3のわずかの隙間を通って、矢印
(イ)のようにコネクタ内部に染み込んで行く可能性が
あり、改善が望まれていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、水が溜まる
ことがなく、また電線挿入もしやすい防水ゴム栓を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の防水ゴ
ム栓は、電線挿通孔の電線挿入側の孔縁に外向きに拡が
るテーパ部を有し、電線の外周に嵌合されることにより
電線とハウジングの隙間を封じる筒状の防水ゴム栓にお
いて、前記電線挿入側の端面に前記テーパ部から外周に
抜ける排水路を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明の防水ゴム栓は、前記排水
路が放射状に複数形成されていることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明の防水コネクタは、請求項
1または2記載の防水ゴム栓をコネクタハウジングの防
水ゴム栓取付部に装着し、防水ゴム栓の排水路の外周端
を前記防水ゴム栓取付部の外に露出させたことを特徴と
する。
【0010】請求項4の発明の防水コネクタは、請求項
1または2記載の防水ゴム栓をコネクタハウジングの防
水ゴム栓取付部に装着し、該防水ゴム栓取付部に防水ゴ
ム栓の前記排水路と通じる排水用切欠を設けたことを特
徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、テーパ部に落ちた水滴は
排水路を通って外に排出されるので、テーパ部には水が
溜まらない。
【0012】請求項2の発明では、排水路が放射状に複
数形成されているので、防水ゴム栓がどういう方向に傾
いていても、テーパ部に落ちた水滴はいずれかの排水路
を通って外に排出される。
【0013】請求項3の発明では、排水路の外周端をコ
ネクタハウジングの防水ゴム栓取付部の外に露出させた
ので、テーパ部の水を排水路を通って確実に逃がすこと
ができる。
【0014】請求項4の発明では、防水ゴム栓取付部に
排水路と通じる排水用切欠を設けたので、防水ゴム栓を
防水ゴム栓取付部から突出させないでも、テーパ部の水
を確実に排出用切欠を通して外へ排出することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1(a)、(b)は本発明の一実施例の
防水ゴム栓14の構成を示す。この防水ゴム栓14は、
図6、図7に示した従来の防水ゴム栓4と同様に、電線
挿通孔6の入口側の孔縁に外向きに拡がったテーパ部7
を有し、胴部8の外周および内周にそれぞれ環状突部
9、10を有し、電線挿入側の端部にフランジ状頭部1
1を有している。そして、このフランジ状頭部11の上
端面に、テーパ部7から外周に抜ける排水路としての排
水溝15が、放射状に4本十字形に形成されている。各
排水溝15の底面15aは、図(b)に示すように、テ
ーパ部7の下端部から半径方向外側に向けてやや下り傾
斜している。
【0017】図2はこのように構成された防水ゴム栓1
4を装着したコネクタを示す。この防水コネクタでは、
コネクタハウジング1に形成した筒状の電線挿通部1A
に、電線3に加締めた端子2が挿通され、電線挿通部1
Aの上部に形成された防水ゴム栓取付部5内に、電線3
の外周に嵌合された防水ゴム栓14が装着されている。
そして、図3に示すように、防水ゴム栓14のフランジ
状頭部11が防水ゴム栓取付部5の上端から突出し、前
記排水溝15の外周端が外に露出している。
【0018】このように構成した防水コネクタでは、図
2、図3に示すように防水ゴム栓14のテーパ部7が上
向きになっていても、そこに落ちた水滴が矢印(ロ)で
示すようにいずれかの排水溝15を通って外に排出され
る。よって、テーパ部7に水が溜まらなくなる。
【0019】なお、図4に示すように防水ゴム栓取付部
5の上端に放射状に複数の排水用切欠17を設けたコネ
クタハウジング21を用いてコネクタを構成すれば、防
水ゴム栓14の排水溝15をこれら排水用切欠17に連
通させて、排水用切欠17を介して外に水を逃がすこと
ができるので、防水ゴム栓14をフランジ状頭部11に
至るまで全部、防水ゴム栓取付部5内に収容することが
できる。よって、この場合は防水ゴム栓14自体をコネ
クタハウジング21で保護する効果も生じる。
【0020】図5は他の実施例の斜視図を示している。
【0021】この実施例では、上記実施例の排水溝15
に代えて、排水路としての排水孔25としたものであ
る。他の構成は上記実施例と略同様である。
【0022】そして、水滴は排水孔25から排出され上
記実施例と略同様な作用効果を奏する。しかも、排水孔
25であり、溝ではないため、防水ゴム栓14の剛性向
上も図ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、テーパ部に通じる排水路を設けたので、テーパ
部に水が溜まらなくなる。よって、テーパ部があること
により電線挿入がしやすいのは勿論、防水コネクタ等の
内部への水の染み込みの問題も未然に防止でき、防水信
頼性の向上を図ることができる。
【0024】請求項2の発明によれば、前記排水路を放
射状に複数設けたので、請求項1の効果に加え、防水ゴ
ム栓がどういう方向に傾いていても、テーパ部に水が溜
まらないようにすることができるという効果が得られ
る。
【0025】請求項3の発明によれば、排水路の外周端
をコネクタハウジングの防水ゴム栓取付部の外に露出さ
せたので、テーパ部の水を排水路を通って確実に逃がす
ことができ、防水信頼性の高い防水コネクタを得ること
ができる。
【0026】請求項4の発明によれば、防水ゴム栓取付
部に排水路と通じる排水用切欠を設けたので、防水ゴム
栓を防水ゴム栓取付部から突出させないでも、テーパ部
の水を確実に排出することができ、防水ゴム栓自体を防
水ゴム栓取付部で保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の防水ゴム栓の構成を示し、
(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の一実施例の防水ゴム栓を装着したコネ
クタの一部断面とした斜視図である。
【図3】図2の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施例の防水ゴム栓を装着するコネ
クタハウジングの他の例を示す部分斜視図である。
【図5】他の実施例に係る防水ゴム栓を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の防水ゴム栓を装着した防水コネクタの一
部断面とした斜視図である。
【図7】従来の防水ゴム栓の斜視図である。
【図8】従来の防水ゴム栓の断面図である。
【図9】従来の防水ゴム栓の問題点を説明するために示
す断面図である。
【符号の説明】
1,21 コネクタハウジング 3 電線 5 防水ゴム栓取付部 6 電線挿入孔 7 テーパ部 14 防水ゴム栓 15 排水溝(排水路) 17 排水用切欠 25 排水孔(排水路)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿通孔の電線挿入側の孔縁に外向き
    に拡がるテーパ部を有し、電線の外周に嵌合されること
    により電線とハウジングの隙間を封じる筒状の防水ゴム
    栓において、前記電線挿入側の端面に前記テーパ部から
    外周に抜ける排水路を設けたことを特徴とする防水ゴム
    栓。
  2. 【請求項2】 前記排水路は放射状に複数形成されてい
    る請求項1記載の防水ゴム栓。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防水ゴム栓をコ
    ネクタハウジングの防水ゴム栓取付部に装着し、防水ゴ
    ム栓の排水路の外周端を前記防水ゴム栓取付部の外に露
    出させたことを特徴とする防水コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の防水ゴム栓をコ
    ネクタハウジングの防水ゴム栓取付部に装着し、該防水
    ゴム栓取付部に防水ゴム栓の前記排水路と通じる排水用
    切欠を設けたことを特徴とする防水コネクタ。
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JP2013054897A (ja) * 2011-09-03 2013-03-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水コネクタ
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