JPS6221816Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221816Y2 JPS6221816Y2 JP980382U JP980382U JPS6221816Y2 JP S6221816 Y2 JPS6221816 Y2 JP S6221816Y2 JP 980382 U JP980382 U JP 980382U JP 980382 U JP980382 U JP 980382U JP S6221816 Y2 JPS6221816 Y2 JP S6221816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain hole
- protrusion
- waterproof cover
- rotary seal
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、防水構造の回転電機における軸封
装置に関するもので、防水効果を向上させること
を目的としている。
装置に関するもので、防水効果を向上させること
を目的としている。
一般に、回転電機の軸封装置は回転軸と共に回
転する回転シールを用いて防水性を保つている。
転する回転シールを用いて防水性を保つている。
第1図は、このような従来の回転電機の軸封装
置の一例を示したもので、図において、1は回転
軸、2はこの回転軸1を軸支する軸受で、ブラケ
ツト3に保持されている。4は上記回転軸1に固
着され、回転軸1と共に回転する回転シール、5
は上記ブラケツト3に配設され、回転シール4を
被う防水カバーで、このカバー5は回転シール4
との間に細〓6が形成されるとともに、下端部に
はドレン抜穴5a(カバーの底面を示す第2図参
照)が設けられている。
置の一例を示したもので、図において、1は回転
軸、2はこの回転軸1を軸支する軸受で、ブラケ
ツト3に保持されている。4は上記回転軸1に固
着され、回転軸1と共に回転する回転シール、5
は上記ブラケツト3に配設され、回転シール4を
被う防水カバーで、このカバー5は回転シール4
との間に細〓6が形成されるとともに、下端部に
はドレン抜穴5a(カバーの底面を示す第2図参
照)が設けられている。
次に、この装置の防水作用について説明する。
回転軸1と共に回転シール4が回転し、防水カ
バー5の外方部の回転軸1に付着した雨水は回転
シール4の外側端面部4aの遠心力によつて飛散
される。また、回転シール4と防水カバー5との
細〓6から侵入した一部の雨水は回転シール4の
内側端面部4bでその外周方に飛散され、防水カ
バー5の内面を自重によつて下降しドレン抜穴5
aから外部へ排出される。これによつて軸受2部
への雨水の侵入は防止され、防水効果が保たれ
る。
バー5の外方部の回転軸1に付着した雨水は回転
シール4の外側端面部4aの遠心力によつて飛散
される。また、回転シール4と防水カバー5との
細〓6から侵入した一部の雨水は回転シール4の
内側端面部4bでその外周方に飛散され、防水カ
バー5の内面を自重によつて下降しドレン抜穴5
aから外部へ排出される。これによつて軸受2部
への雨水の侵入は防止され、防水効果が保たれ
る。
ところで、上記軸受部に下方から注水される場
合には、この注水がドレン抜穴5aから逆流し、
回転シールはこれを飛散させる能力がなくなつて
防水作用を果さなくなる。
合には、この注水がドレン抜穴5aから逆流し、
回転シールはこれを飛散させる能力がなくなつて
防水作用を果さなくなる。
この考案は、上記のような従来の欠点を除去す
るためになされたもので、防水カバーに防水堰を
設けることにより、逆流状態が発生してもこの逆
流水が直接に回転シールまで到達することがな
く、防水効果の高い軸封装置を提供することを目
的としている。
るためになされたもので、防水カバーに防水堰を
設けることにより、逆流状態が発生してもこの逆
流水が直接に回転シールまで到達することがな
く、防水効果の高い軸封装置を提供することを目
的としている。
以下、この考案の一実施例を第3図〜第5図に
ついて説明する。なお、これらの図において、第
3図はその断面を、第4図は防水カバーの正面
を、第5図は防水カバーの底面を示し、また、第
1図、第2図と同一符号はそれぞれ同一または相
当部分を示しているので説明を省略する。
ついて説明する。なお、これらの図において、第
3図はその断面を、第4図は防水カバーの正面
を、第5図は防水カバーの底面を示し、また、第
1図、第2図と同一符号はそれぞれ同一または相
当部分を示しているので説明を省略する。
7は防水カバーで、この防水カバー7はドレン
抜穴7aの上方に、このドレン穴7aから逆流す
る流水を阻止するための堰となる突起7bが設け
られている。この突起7bはプレス加工などによ
つてカバー内方に突出するよう形成したもので、
その長さLはドレン抜穴7aの長さをl、回転シ
ール4の直径をD、回転軸1の中心から突起7b
までの距離をP、突起7bからドレン抜穴7aま
での距離をpとするとき、 D−L/P<L−l/p となるような関係、すなわち突起7bの長さLが
Pl+pD/P+pより大きくなるように形成する。
抜穴7aの上方に、このドレン穴7aから逆流す
る流水を阻止するための堰となる突起7bが設け
られている。この突起7bはプレス加工などによ
つてカバー内方に突出するよう形成したもので、
その長さLはドレン抜穴7aの長さをl、回転シ
ール4の直径をD、回転軸1の中心から突起7b
までの距離をP、突起7bからドレン抜穴7aま
での距離をpとするとき、 D−L/P<L−l/p となるような関係、すなわち突起7bの長さLが
Pl+pD/P+pより大きくなるように形成する。
これにより、ドレン抜穴7aから回転シール4
に向つて注水された場合においてもこの流水は突
起7bに当ることによつて内部への侵入が阻止さ
れる。この阻止される範囲は第4図に一点鎖線で
示した扇形状をなす部分である。
に向つて注水された場合においてもこの流水は突
起7bに当ることによつて内部への侵入が阻止さ
れる。この阻止される範囲は第4図に一点鎖線で
示した扇形状をなす部分である。
なお、ドレン抜穴7aからの逆流がない通常の
状態では、防水カバー7と回転シール4との細〓
6から侵入した流水は従来装置と同様ドレン抜穴
7aから排出されることはいうまでもなく、ま
た、上記ドレン抜穴7aから雨水などが流入した
場合にはこの流水と細〓6から侵入した水とが一
時的には防水カバー7内に溜ることになるが、こ
の内部に水圧がドレン抜穴7aに逆流するための
水圧より大きくなつたとき自動的に排出される。
状態では、防水カバー7と回転シール4との細〓
6から侵入した流水は従来装置と同様ドレン抜穴
7aから排出されることはいうまでもなく、ま
た、上記ドレン抜穴7aから雨水などが流入した
場合にはこの流水と細〓6から侵入した水とが一
時的には防水カバー7内に溜ることになるが、こ
の内部に水圧がドレン抜穴7aに逆流するための
水圧より大きくなつたとき自動的に排出される。
さらに、防水カバー7に突起7bを形成する
際、他の複数か所にも上記突起7bと同じ深さS
の突起7cを設け、この突起7b,7cの先端が
ブラケツト3の端面に当接することを利用すれ
ば、上記ブラケツト3に対する防水カバー7の位
置決めが容易になり、それだけ組立て作業の能率
を向上させることができる。
際、他の複数か所にも上記突起7bと同じ深さS
の突起7cを設け、この突起7b,7cの先端が
ブラケツト3の端面に当接することを利用すれ
ば、上記ブラケツト3に対する防水カバー7の位
置決めが容易になり、それだけ組立て作業の能率
を向上させることができる。
なお、防水カバー7に形成される突起7bの形
状は円弧状のもののほか、長方形状やへ字形状な
どその形状を問うものではない。
状は円弧状のもののほか、長方形状やへ字形状な
どその形状を問うものではない。
以上のようにこの考案は、防水カバーに設けら
れたドレン抜穴の上方に上記ドレン抜穴から流入
する流水が直接回転シールに達することを阻止す
る突起を設けたので、ドレン抜穴から流水が流入
しても回転軸部まで到達することがなく、軸封作
用を向上させることができる効果がある。
れたドレン抜穴の上方に上記ドレン抜穴から流入
する流水が直接回転シールに達することを阻止す
る突起を設けたので、ドレン抜穴から流水が流入
しても回転軸部まで到達することがなく、軸封作
用を向上させることができる効果がある。
第1図、第2図はそれぞれ従来の軸封装置を示
し、第1図はその断面図、第2図は防水カバーの
底面図、第3図〜第5図はそれぞれこの考案の一
実施例による軸封装置を示し、第3図はその断面
図、第4図は防水カバーの正面図、第5図は防水
カバーの底面図である。 図において、同一符号は同一または相当部分を
示し、1は回転軸、2は軸受、3はブラケツト、
4は回転シール、7は防水カバー、7aはドレン
抜穴、7bは突起である。
し、第1図はその断面図、第2図は防水カバーの
底面図、第3図〜第5図はそれぞれこの考案の一
実施例による軸封装置を示し、第3図はその断面
図、第4図は防水カバーの正面図、第5図は防水
カバーの底面図である。 図において、同一符号は同一または相当部分を
示し、1は回転軸、2は軸受、3はブラケツト、
4は回転シール、7は防水カバー、7aはドレン
抜穴、7bは突起である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転軸に固着され、この回転軸と共に回転す
る回転シールと、この回転シールと細〓を保つ
て被うよう回転シールの周部に配設され、その
下端部にドレン抜穴が形成された防水カバーと
を備えた軸封装置において、上記防水カバー
は、上記ドレン抜穴から流入する流水が回転シ
ールに達することを阻止する突起が設けられる
ことを特徴とする軸封装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の装置
において、防水カバーに設けられる突起の長さ
Lは、ドレン抜穴の長さをl、回転シールの直
径をD、回転軸の中心から突起までの距離を
P、突起からドレン抜穴までの距離をpとする
とき、 D−L/P<L−l/p の関係を保つ長さに形成されることを特徴とする
軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP980382U JPS58112773U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP980382U JPS58112773U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58112773U JPS58112773U (ja) | 1983-08-02 |
JPS6221816Y2 true JPS6221816Y2 (ja) | 1987-06-03 |
Family
ID=30022416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP980382U Granted JPS58112773U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58112773U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6314076B2 (ja) * | 2014-11-05 | 2018-04-18 | 株式会社日立産機システム | 回転電機及び防水構造体 |
-
1982
- 1982-01-27 JP JP980382U patent/JPS58112773U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58112773U (ja) | 1983-08-02 |
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