JP3362114B2 - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents

電気接続箱の防水構造

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JP3362114B2 JP33454797A JP33454797A JP3362114B2 JP 3362114 B2 JP3362114 B2 JP 3362114B2 JP 33454797 A JP33454797 A JP 33454797A JP 33454797 A JP33454797 A JP 33454797A JP 3362114 B2 JP3362114 B2 JP 3362114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルーム等に搭載される電気接続箱の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2、図3は従来の電気接続箱の一例
(実開平2−7717号公報参照)を示す。この電気接
続箱1は、互いに合わせられることで内部を密閉するロ
アカバー2とアッパカバー3とからなり、アッパカバー
3には放熱用の通気孔5が明けられている。
【0003】また、図4(a)、(b)に示す別の従来
の電気接続箱11では、外部より引き込んだ電線端末の
LA端子(電線端末部)14と電気接続箱の内部回路と
を接続する端子接続部15を、ロアカバー12の内部に
設けた防水壁16で取り囲んでいる。防水壁16は、ロ
アカバー12の周壁12aの高さと同じ高さに形成さ
れ、防水壁16の内側の空間が、電線を通すためにロア
カバー12の周壁12aに設けた切欠17と連通してい
る。そして、ロアカバー12にアッパカバー13を合わ
せて、電気接続箱11を密閉した状態で、万一、切欠1
7や電線を通って雨水が端子接続部15に侵入してきて
も、防水壁16で食い止め、電気接続箱11の内部(防
水壁16の外側が実際の電気接続箱11の内部に相当す
る)に水滴が侵入しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図2、
図3に示した電気接続箱1は、通気孔5を有しているの
で、放熱の効果は上がるものの、実際の取付環境(エン
ジンルーム)を考えた場合、通気孔5を通して水滴Wの
侵入する可能性が高かった。
【0005】また、図4に示した電気接続箱11は、防
水壁16で端子接続部15を取り囲んでいるので、多少
の水の侵入は防げるが、防水壁16の上を越えて水滴W
が侵入する可能性があり、防水が完全でないという問題
があった。水滴の侵入を許すと、電気接続箱内に配した
ブスバー間のリークやブスバーの腐食につながるおそれ
があるので、防水性能の改善が望まれていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、より完全に
水の侵入を防ぐことのできる電気接続箱の防水構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ロア
カバーとアッパカバーを合わせることにより内部を密閉
する電気接続箱において、外部より水の侵入の可能性の
ある部分を、ロアカバー内部に立ち上げ形成した防水壁
で取り囲むと共に、前記アッパカバーの内部に、ロアカ
バーとアッパカバーを合わせたときに前記防水壁と高さ
方向に重なることで防水壁の内側を遮蔽するキャップを
設けたことを特徴とする。
【0008】この構造では、アッパカバーに設けたキャ
ップが防水壁と高さ方向に重なることで、確実に防水壁
の内側を遮断する。従って、水滴が防水壁の内側に侵入
した場合でも、防水壁の上を越えて電気接続箱の内部に
侵入するまでには至らない。また、アッパカバーの内部
に、ロアカバーの防水壁に重なるキャップを設けただけ
の構成であるから、構造が簡単であり、低コストに実現
できる。また、防水壁とキャップによって、防水壁の内
側の空間が外側と遮断されるので、防水壁の内外で熱が
伝わりにくくなる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続箱の防水構造であって、前記外部より水の浸入の可能
性のある部分が、外部より引き込んだ電線端末部と内部
回路との端子接続部であり、前記電線端末部がロアカバ
ーの周壁に設けた切欠を通してロアカバー内部に引き込
まれ、前記防水壁の周方向の両端が前記切欠の両端に接
続されることで、防水壁の内側の空間と切欠が連通され
ていることを特徴とする。
【0010】この構造では、外部より電線を電気接続箱
内へ導く関係でロアカバーの周壁に切欠があり、この切
欠から雨水などが端子接続部に侵入する可能性がある
が、もし雨水が端子接続部に侵入した場合でも、防水壁
とキャップにより端子接続部が確実に遮蔽されるので、
電気接続箱の内部に侵入するまでには至らない。また、
端子接続部で発熱しても、その熱が防水壁とキャップに
遮られて、内部に伝わりにくくなる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の電気接続箱の防止構造であって、前記キャップが前記
防水壁の内側に嵌合されていることを特徴とする。
【0012】この構造では、アッパカバー側のキャップ
がロアカバー側の防水壁の内側に嵌合されているので、
キャップに水滴が当たっても、水滴は防水壁の内側に流
れ落ち、防水壁の外側つまり電気接続箱の内部には入り
込まない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は実施形態の電気接続箱の防水構造を
示す図で、(a)はアッパカバー23をロアカバー12
に合わせる前の状態を示し、(b)はアッパカバー23
をロアカバー12に合わせた状態を示している。
【0015】この電気接続箱21は、ロアカバー12の
上部にアッパカバー23を被せることで、内部を密閉す
ることができるものであるが、外部より電線を引き込ん
でいる部分、即ち、ロアカバー12の周壁12aに設け
た切欠17を通して外部より引き込んだ電線端末のLA
端子14と内部回路との端子接続部15に、外部より雨
水等が侵入する可能性がある。
【0016】そこで、まず、ロアカバー12の内部に、
端子接続部15を取り囲むように円筒状の防水壁16を
立ち上げ形成し、防水壁16の周方向の両端を切欠17
の両端に接続することで、防水壁16の内側の空間を切
欠17に連通させている。また、アッパカバー23の内
部に、ロアカバー12とアッパカバー23を合わせたと
きに防水壁16と高さ方向に重なることで防水壁16の
内側を遮蔽するキャップ27を設けている。
【0017】このキャップ27は、円筒壁部27aと連
結壁部27bとを有し、連結壁部27bによってアッパ
カバー23の側壁の内面に一体化されており、防水壁1
6の内側に嵌合するように、防水壁16より僅かに小さ
い寸法に形成されている。また、キャップ27の高さ
は、所定寸法Hだけ確実に防水壁16とラップするよう
に設定されている。
【0018】このように、内部にキャップ27を形成し
たアッパカバー23を、ロアカバー12に合わせてロッ
クすると、キャップ27の下端が防水壁16の内側に嵌
合され、それにより防水壁16の上側の空間が閉ざされ
る。
【0019】従って、水滴Wが防水壁16の内側の端子
接続部15に侵入した場合でも、防水壁16の上端を越
えて、電気接続箱21の内部に侵入するまでには至らな
い。特に、アッパカバー23側のキャップ27がロアカ
バー12側の防水壁16の内側に嵌合されているので、
キャップ27に当たった水滴が防水壁16の内側に流れ
落ちることになり、防水壁16の外側つまり電気接続箱
21の内部にまでは入り込まない。
【0020】また、アッパカバー23の内部にキャップ
27を設けただけの構成であり、構造が簡単で、低コス
トに実現できる。また、防水壁16とキャップ27によ
って防水壁16の内側の空間を遮断するので、端子接続
部15で熱が発生したとしても、その熱が電気接続箱2
1の内部に伝わりにくくなる。
【0021】なお、キャップ27は、アッパカバー23
の天井壁にまで連続しているのがよいが、キャップ27
の上端が開放していてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、アッパカバーに設けたキャップによって、ロア
カバー側の防水壁を遮断するので、水滴が防水壁の内側
に侵入した場合でも、防水壁の上を越えて電気接続箱の
内部に侵入するのを防止することができる。しかも、構
造的には、従来のものにアッパカバー側のキャップを付
加するだけであるから、構造が簡単で、低コストに実現
できる。また、防水壁の内側の空間の遮蔽度が増すの
で、防水壁の内外で熱が伝わりにくくなる。
【0023】請求項2の発明によれば、ロアカバーの周
壁の切欠を通して端子接続部に雨水等が侵入しても、防
水壁とキャップにより、電気接続箱の内部に水滴が侵入
するのを防ぐことができる。また、防水壁とキャップに
よって断熱性が高められるので、端子接続部が発熱して
も、その熱が電気接続箱内に伝わりにくくなる。
【0024】請求項3の発明によれば、キャップが防水
壁の内側に嵌合されているので、キャップに水滴が当た
っても、水滴は防水壁の内側に流れ落ち、防水壁の外側
には漏れ出ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図で、(a)はアッパ
カバーとロアカバーを合わせる前の状態を示す斜視図、
(b)は合わせた状態を示す斜視図である。
【図2】従来の電気接続箱の斜視図である。
【図3】図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】従来の他の電気接続箱の要部の構成図で、
(a)アッパカバーとロアカバーを合わせる前の状態を
示す斜視図、(b)は合わせた状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
12 ロアカバー 14 電線端末部 15 端子接続部 16 防水壁 17 切欠 21 電気接続箱 23 アッパカバー 27 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアカバーとアッパカバーを合わせるこ
    とにより内部を密閉する電気接続箱において、 外部より水の侵入の可能性のある部分を、ロアカバー内
    部に立ち上げ形成した防水壁で取り囲むと共に、前記ア
    ッパカバーの内部に、ロアカバーとアッパカバーを合わ
    せたときに前記防水壁と高さ方向に重なることで防水壁
    の内側を遮蔽するキャップを設けたことを特徴とする電
    気接続箱の防水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱の防水構造で
    あって、前記外部より水の浸入の可能性のある部分が、
    外部より引き込んだ電線端末部と内部回路との端子接続
    部であり、前記電線端末部がロアカバーの周壁に設けた
    切欠を通してロアカバー内部に引き込まれ、前記防水壁
    の周方向の両端が前記切欠の両端に接続されることで、
    防水壁の内側の空間と切欠が連通されていることを特徴
    とする電気接続箱の防水構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気接続箱の防
    止構造であって、前記キャップが前記防水壁の内側に嵌
    合されていることを特徴とする電気接続箱の防水構造。
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