JP2000291521A - 点火時期制御装置 - Google Patents
点火時期制御装置Info
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Abstract
ド選択のためCPUに入力されるディジタル入力用の専
用保護回路を用いることなく信頼度の高いCPUの動作
モード選択を可能とする。 【解決手段】 パルサコイルからのパルス信号を整形す
るためのパルサ回路からCPUに入力される整形された
パルス信号のパルス幅に基づいてCPUが第1動作モー
ド(点火制御モード)と第2動作モード(メンテナンス
モード)のどちらに入るか決めるようにする。 【効果】 CPUの動作モードを指示するための特別な
ディジタル入力及びそのための専用保護回路が不要とな
るため、システムの部品点数を減らすことができ、製造
コストを下げることができる。
Description
ン)の点火時期制御装置に関する。特に、点火時期の制
御にCPUを用いた点火時期制御装置に関する。
う)用に様々な種類の点火装置が用いられてきた。例え
ば、CDI形の点火回路に必要とされる電圧を得るべく
供給電圧を昇圧するのにDC−DCコンバータを用いた
DC−CDIとして知られているものがあり、例えば自
動二輪車などで使用されている。DC−CDI装置には
CPUを用いてエンジンの点火時期制御を行うようにし
たものがあり、そのような装置の回路構成の例を図7に
示す。図において、エンジン1の例えばクランクプーリ
の回転を検出するべく設けられたパルサコイル2からの
正負のパルサ信号がパルサ回路3で整形されて主制御を
行うCPU4に入力される。整形されたパルス信号は、
CPU4が点火時期を決定する際の基準信号として用い
られる。またCPU4には点火時期などの制御値を記憶
しておくための例えばEEPROMのような書き換え可
能不揮発性メモリ5が接続されている。CPU4は、通
常の点火制御モードにあるとき、メモリ5に格納された
データを用いて点火回路8に適切なタイミングで点火信
号を供給する。またCPU4は、アクチュエータ10
(例えば排気バルブ開度制御モータ、スロットルバルブ
開度制御モータ、燃料ポンプなど)の制御にも使用され
得る。アクチュエータ10の動作状態は適切なセンサ1
1(例えばバルブ開度制御モータに対しては角度セン
サ、燃料ポンプに対しては燃料圧力センサ)を介してC
PU4によりモニタされ、それによってCPU4はセン
サ出力に基づいてアクチュエータを適切に制御すること
ができる。また冷却水温度、オイル温度、吸気温度、排
気温度などを検知するための温度センサ、ノッキングを
検出するための振動センサ、スロットルバルブの開度を
検出するためのスロットルバルブ開度センサなどの他の
センサ12をCPU4によってモニタすることもでき
る。
慣らし期間における点火時期を慣らし運転終了後に変え
る場合がある。また、エンジンが使用される車両の種類
または用途に応じて異なるエンジン特性(またはエコノ
ミーモード、スポーツモードといった異なる制御モー
ド)を実現するため、若しくは、システム構成部品のば
らつきを補償するため、異なる制御データ(点火時期や
バルブ開度データなど)をメモリ5に格納することが望
まれることもある。そのため、上記したようなDC−C
DI装置にあっては、データ生成装置9によって生成若
しくは作成されたデータをCPU4を通じてメモリ5に
書きこむ場合やメモリ5を初期化する場合、CPU4を
通常の点火制御モードとは異なるモードであるメンテナ
ンスモードにし、データ書き換えや初期化のためのプロ
グラムが実行されるようにする必要がある。また、CP
U4により制御若しくはモニタされるCDI回路、アク
チュエータ、センサといった装置が正常に動作するかど
うかチェックする場合にも、CPU4をメンテナンスモ
ードにし、そのためのプログラムを実行できるようにす
る必要がある。このような装置が正常に動作するかどう
かのチェックは、工場やサービスステーションなどにお
いて必要となり得る。
スモードに入ることを指示するためのディジタル入力と
して、例えば、バッテリの電圧を用いることができる。
しかしながら、CPU4がノイズや静電気によって意図
しないのにメンテナンスモードなることを防ぐため、そ
のようなノイズや静電気からCPU4を保護するための
保護回路を設けることが必要である。そのため、図7に
おいては、符号7で示したような回路が保護回路として
バッテリ6とCPU4との間に接続されている。図に示
されるように、回路7はCPU4を保護するために多く
の素子を必要とするため、部品点数の増大によるコスト
高騰などの問題が生じている。
めのものであり、その主たる目的は、モード選択のため
CPUに入力されるディジタル入力用の専用保護回路を
用いることなく信頼度の高いCPUの動作モード選択を
可能とする、単純な構造のエンジン点火時期制御装置を
提供することである。本発明の第2にの目的は、CPU
の動作モードの選択を簡単に且つ信頼性高く行うことの
できるエンジン点火時期装置を提供することである。本
発明の第3の目的は、そのような点火時期制御装置を簡
単で且つコスト効果の高い方法で提供することである。
機関(1)用の点火時期制御装置であって、前記内燃機
関(1)の点火時期制御を行うための第1動作モードと
メンテナンス処理を実行するための第2動作モードとを
有するCPU(4)と、前記内燃機関(1)のクランク
角に関連付けられたパルス信号(P1)を生成するため
のパルスジェネレータ(2)と、前記パルス信号(P
1)を整形し、該整形されたパルス信号(P2)を点火
時期を決定する際の基準信号として使用可能なように前
記CPU(4)に入力する波形整形回路(3)とを有
し、前記整形されたパルス信号(P2)のパルス幅が所
定の値(Td)以下のときには前記CPU(4)が前記
第1動作モードに入り、前記整形されたパルス信号(P
2)のパルス幅が前記所定の値(Td)より大きいとき
には前記CPU(4)が前記第2動作モードに入るよう
にしたことを特徴とする点火時期制御装置が提供され
る。
サ回路)からの信号のパルス幅に基づいて第1動作モー
ド(点火制御モード)と第2動作モード(メンテナンス
モード)のどちらに入るか決めることができるため、C
PUにどちらのモードに入るか指示するための特別なデ
ィジタル入力及びそのための専用保護回路が不要とな
る。これによって、システムの部品点数を減らすことが
でき、製造コストを下げることができる。
(3)からの整形されたパルス信号(P2)のパルス幅
を変えるべく、前記パルスジェネレータ(2)と前記波
形整形回路(3)との間に接続されたパルス幅変更手段
(13)を含み、更に好適には前記パルス幅変更手段
(13)が、前記所定の値(Td)より長いパルス幅を
有するパルス信号を生成するための長パルス発生源
(6、C1)と、前記長パルス発生源(6、C1)の前
記波形整形回路への接続及びそれからの切り離しを行う
ためのスイッチ手段(SW1、SW2)とを有している
とよい。このようにすることによって、スイッチ手段を
操作することにより簡単にCPUの動作モードを選択す
ることができる。
源がバッテリ(6)を含んでおり、前記スイッチ手段
が、前記パルスジェネレータ(2)及び前記長パルス発
生源(6)に各々接続された2つの入力端子と前記波形
整形回路(3)に接続された出力端子とを有するスイッ
チ(SW1)を含み、前記スイッチ(SW1)の状態に
応じて、パルスジェネレータ(2)または前記長パルス
発生源(6)が選択的に前記波形整形回路(3)に接続
されるようになっている。
生源がコンデンサ(C1)を含んでおり、該コンデンサ
(C1)はダイオード(D1)を介して前記パルスジェ
ネレータ(2)に接続され、前記ダイオード(D1)の
アノードは前記パルスジェネレータ(2)に接続され、
カソードは前記コンデンサ(C1)に接続されており、
前記スイッチ手段が、前記コンデンサ(C1)と前記波
形整形回路(3)との間に設けられたスイッチ(SW
2)を含む。
ドに入るのを防ぐためには、前記スイッチ手段が、通常
は前記長パルス発生源(6、C1)を前記波形整形回路
(3)から切り離し、手動操作されたときのみ前記長パ
ルス発生源(6、C1)を前記波形整形回路(3)に接
続するスイッチ(SW1、SW2)を含むと好適であろ
う。特に、前記スイッチ(SW1、SW2)が、通常前
記長パルス発生源(6、C1)を前記波形整形回路
(3)から切り離すようにばね付勢されていると好適で
ある。
スジェネレータ(2)と前記波形整形回路(3)との間
に長パルス発生源(6、C1)を接続することが可能な
端子(14)を設けることもできる。この場合、例えば
バッテリをパルスジェネレータと波形整形回路との間の
端子に接続することによって、CPUに十分長いパルス
幅を持った整形されたパルス信号を入力することがで
き、またバッテリは点火時期制御回路において使用され
ているものに限定されず、外部のものを使用することが
可能である。
期制御を行うのに必要なデータを格納するためCPU
(4)に接続された書き換え可能な不揮発性メモリ
(5)を更に含み、その場合、前記メンテナンス処理は
前記メモリ(5)の書き込み処理及び/または初期化処
理を含むことができる。
装置(例えばアクチュエータやセンサなど)がある場
合、メンテナンス処理は、そのような装置が正常に動作
するかチェックする処理を含んでもよい。
の説明によって一層明らかとなるだろう。
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
制御装置の一好適実施例を示す要部回路構成図であり、
従来例の図7と同様の部分については同一の符号を付し
てその詳しい説明を省略する。図1においても、従来回
路と同様に、エンジン1のクランク角に関連してパルス
信号を生成するべくエンジン1側に設けられたパルスジ
ェネレータとしてのパルサコイル2からのパルサ信号
が、波形整形回路としてのパルサ回路3で整形されてC
PU4に入力されると共に、点火時期などの制御データ
を記憶するための書き換え可能不揮発性メモリ5がCP
U4に接続されている。
あっては、パルサコイル2とパルサ回路3との間に、モ
ードを切り替えるためのモード選択スイッチSW1が設
けられている。図示されているように、このモード選択
スイッチSW1は、パルサコイル2とバッテリ6に各々
接続された2つの入力端子と、パルサ回路3に接続され
た出力端子を有しており、パルサコイル2からのパルサ
波形もしくはバッテリ6の電圧が、スイッチSW1の状
態に応じて選択的にパルサ回路3に入力されるようにな
っている。以下に詳述するように、メンテナンス時切替
スイッチSW1は、パルサコイル2からのパルサ波形を
パルサ回路3に入力する側にあり(図1の実線)、メン
テナンス時にはバッテリ6の電圧がパルサ回路3に入力
するように切り替えられる(図1の想像線)。
は、通常の点火制御を行うときにはモード選択スイッチ
SW1は図1の実線で示すような第1の状態にありパル
サコイル2とパルサ回路3とを接続する。この場合、図
4(a)の上段に示すようなパルサ波形P1がパルサ回
路3に入力されてそこで整形され、図4(a)の下段に
示すように、正のパルサ信号と概ね同じパルス幅tを有
する矩形波P2が出力される。この矩形波P2は整形さ
れたパルス信号としてCPU4に入力される。
ーンの慣らし運転終了後などにおいてCPU4をメンテ
ナンスモードにするため図1において想像線で示したよ
うにモード選択スイッチSW1を操作してバッテリ6と
パルサ回路3とを接続する第2状態にすると、バッテリ
6の電圧がスイッチSW1を第2状態になるよう操作し
ている時間だけパルサ回路3に入力される。これにより
パルサ回路3に入力される波形P3は、図4(b)の上
段に示すように比較的長いパルス幅Tを有する矩形波と
なり、それに応じてパルサ回路3から出力される整形さ
れたパルス信号P2も同じく比較的長いパルス幅Tを有
する矩形波となる。このように、本実施例において、バ
ッテリ6はパルサコイル2からのパルス信号より長いパ
ルス幅を有するパルス信号を発生するための長パルス発
生源として働き、バッテリ6とスイッチSW1とはパル
サ回路3からCPU4に入力される整形されたパルス信
号のパルス幅を変えるためのパルス幅変更回路13を構
成する。
波形のパルス幅tよりも長いしきい値Tdを設定し、C
PU4に入力される整形されたパルス信号P2のパルス
幅がしきい値Tdよりも短い場合には、CPU4は通常
の点火時期制御モードに入り、整形されたパルス信号P
2を点火時期決定の際の基準として用いて点火時期制用
の通常処理を行い、CPU4に入力される整形されたパ
ルス信号P2のパルス幅がしきい値Tdよりも長い場合
には、CPU4はメンテナンスモードに入り、データ生
成装置9で作成されたデータのメモリ5への書き込みや
CPU4によって制御若しくはモニタされる装置の動作
チェックといったメンテナンス処理を行うようにするこ
とができる。
ある間のみ(即ち、パルサ回路3に入力されるパルス信
号P3の持続時間Tの間のみ)メンテナンスモードに入
り、バッテリ6をパルサ回路3から切り離すと通常の点
火制御モードに戻るようにすることができる。あるいは
別の方法として、CPU4はバッテリ6をパルサ回路3
から切り離した後も、しきい値Tdより短いパルス幅を
有する新たなパルス信号P2がCPU4に入力されるの
を検出するまでは、メンテナンスモードに留まるように
することもできる。
の実施例を示す。図1と同様の部分には同一の符号を付
してその詳しい説明を省略する。図示されているよう
に、この実施例では、バッテリ6の変わりにコンデンサ
C1が長パルス発生源として使用されている。コンデン
サC1を充電することができるように、ダイオードD1
が、アノードがパルサコイル2に接続されカソードがコ
ンデンサC1に接続されるようにして、パルサコイル2
とコンデンサC1との間に設けられている。また、コン
デンサC1とパルサ回路3との間にはスイッチSW2が
設けられ、コンデンサC1を選択的にパルサ回路3に接
続することができるようになっている。このような構成
においてもコンデンサC1の静電容量が適切に選択され
ていれば、スイッチSW1を閉じることによってコンデ
ンサC1から所定の値Tdより長いパルス幅を有するパ
ルス信号をパルサ回路3を通じてCPU4に入力するこ
とができ、それによってCPU4の動作モードをメンテ
ナンスモードにすることができる。
作モードを簡便に選択するべく、長パルス発生源として
のバッテリ6またはコンデンサC1のパルサ回路3への
接続及びそれからの切り離しを、スイッチSW1または
スイッチSW2介して行った。しかしながら、図3に示
すように、スイッチSW1またはスイッチSW2を使用
せず、CPU4をメンテナンスモードにしたいときのみ
パルサコイル2とパルサ回路3との間の端子(またはノ
ード)14にバッテリ6のような長パルス発生源を直接
接続するようにすることもできる。バッテリ6がパルサ
コイル2とパルサ回路3との間の端子14に接続されて
いるとき、この端子14の電圧は、パルサコイル2から
のパルス信号によらず、概ねバッテリ電圧に保たれる。
このような場合、バッテリ6は点火時期制御装置におい
て使用されているものに限られることなく、外部のもの
を使用することもできる。
要領について以下に示す。図5の第1ステップST1で
は、CPU4に入力するパルス信号P2の有無を判別
し、パルス信号P2が無い場合には点火制御のための通
常処理ルーチンへ進み、パルス信号P2有りと判別され
た場合には第2ステップST2に進む。
のタイマをセットし、次の第3ステップST3でパルス
信号P2の有無を判別する。第3ステップST3でパル
ス信号P2が有ると判別された場合には第4ステップS
T4に進み、第4ステップST4でしきい値Tdによる
時間がタイムアップしたか否かを判別し、タイムアップ
前の場合には第3ステップST3に戻る。
サ回路3を介してCPU4に入力される場合には、CP
U4に入力されるパルス信号P2はしきい値Tdによる
時間のタイムアップ前に消失するため、第3ステップS
T3でパルサ信号P2が無いと判別された場合には通常
処理ルーチンへ進む。
判別された場合には、そのタイムアップするまでのしき
い値Tdの時間だけパルス信号P2が入力し続けたこと
から、そのパルス信号P2は上記スイッチSW1を操作
した結果生じたものであると判断できるので、メンテナ
ンス処理ルーチンへ進む。なお、SW1は、例えば手で
押している間だけバッテリ6側に切り替わり、手を離す
とばね力によりパルサコイル2側に切り替わる構造のも
のとすることができる。この場合、通常の操作であれば
パルサコイル2からのパルサ波形のパルス幅よりも十分
に長いパルス幅の波形が生成され、簡単にメンテナンス
モードを選択することができる。このように機械的なス
イッチが好適ではあるが、スイッチSW1を電子的なス
イッチとすることも可能である。
2から比較的高電圧の波形が入力しても良いように設計
されており、保護回路として機能することが可能であ
る。本発明は、そのような回路を利用して、バッテリ電
圧がノイズや静電気に対して保護されてCPUに入力さ
れるのを可能としたものであり、それにより、図7に示
したような別個の保護回路を設けなくても信頼度高くC
PU4の動作モードを選択することが可能となってい
る。
ドにおける処理の一例について説明する。
タイマのタイムアップが検出され、メンテナンスモード
が選択されると、図6のフロー図のステップST11に
進む。ステップST11では、例えば排気バルブ開度制
御モータのようなアクチュエータ10に対し、適当な制
御信号がCPU4から出力される。続いてステップST
12では、CPU4はアクチュエータ10の動作状態を
表す関連するセンサ11の出力信号を読み込む。さら
に、ステップST13においてCPU4は例えば温度セ
ンサやスロットルバルブ開度センサを表すセンサ12か
らの信号を読み取る。ステップST14では、ステップ
ST12及びST13で読み込んだ各センサからの信号
の値が正常範囲内かどうかを判定する。全てのセンサか
らの信号が正常範囲内にある場合はステップST15へ
進み、チェック結果が良好であったことを示すべく所定
の変数(例えばMch)の値を「0(ゼロ)」とした
後、ステップST16へ進んで各センサの読み取り値を
メモリに書き込む。更にステップST17では、後述す
るメンテナンスサービス要求フラグ(MSRフラグ)を
クリアするとともに、前回のメンテナンスプロセス実行
時からの累積時間をゼロに初期化する。そうしてステッ
プST18において、データ生成装置9で作成された制
御データの書き換え可能不揮発性メモリ5への書き込み
を行い、処理を終了する。
値に異常が発見された場合は、ステップST19へ進
み、上記したMSRフラグの値をセットして、異常があ
ったことを通知し、例えば故障した装置の交換または修
理などのメンテナンスサービスが必要であることを知ら
せる。これは、例えばCPU4によって制御される発光
ダイオードの点灯若しくは点滅によって行うことができ
る。異常個所に応じて点灯させるダイオードを変えるこ
とも可能である。ステップST20ではチェックした結
果に異常があった(NG)ことを示すべく、変数Mch
の値を「1」として、処理を終了する。
U4はエンジンが回転している場合に実行される通常の
点火制御処理とは異なる上記のような様々な処理を実行
し得る。また上記において、CPU4によってチェック
されるアクチュエータやセンサの種類や数は場合に応じ
て任意に設定可能である。
てきたが、これらの実施例は例示を目的としたものであ
って、本発明を制限するものと理解されるべきではな
い。当業者であれば特許請求の範囲に画定される本発明
の範囲を逸脱することなく様々な変形・変更が可能であ
ろう。たとえば、本発明はDC−CDIに好適に適用可
能であるたが、CPUを含む他の点火制御装置にも適用
可能である。また、上記した実施例ではCPUに入力さ
える整形されたパルス信号は負のパルスであったが、当
業者であれば本発明の原理に基づきCPUの動作モード
を選択するのに正のパルスを使用することは容易に可能
である。
御を行うためのCPUにパルサ回路から入力される整形
されたパルス信号のパルス幅の長短で通常の点火制御処
理とメンテナンス処理のいずれを行うか判別することか
ら、CPUをノイズや静電気から保護するための特別な
回路を設けることなく、例えばバッテリ電圧をCPUを
メンテナンスモードにするための信号として用いること
ができる。これによってそのような保護回路を設けた場
合に必要とされる多くの素子が不要となるため、部品点
数を少なくし装置のコストを低廉化することができる。
の一実施例の要部回路構成図。
の別の実施例の要部回路構成図。
の更に別の実施例の要部回路構成図。
れるパルサ波形及びパルサ回路からCPUへ入力される
波形を示す図であり、(b)はメンテナンス時における
(a)に対応する図である。
フロー図。
Claims (11)
- 【請求項1】 内燃機関(1)用の点火時期制御装置で
あって、 前記内燃機関(1)の点火時期制御を行うための第1動
作モードとメンテナンス処理を実行するための第2動作
モードとを有するCPU(4)と、 前記内燃機関(1)のクランク角に関連付けられたパル
ス信号(P1)を生成するためのパルスジェネレータ
(2)と、 前記パルス信号(P1)を整形し、該整形されたパルス
信号(P2)を点火時期を決定する際の基準信号として
使用可能なように前記CPU(4)に入力する波形整形
回路(3)とを有し、 前記整形されたパルス信号(P2)のパルス幅が所定の
値(Td)以下のときには前記CPU(4)が前記第1
動作モードに入り、前記整形されたパルス信号(P2)
のパルス幅が前記所定の値(Td)より大きいときには
前記CPU(4)が前記第2動作モードに入るようにし
たことを特徴とする点火時期制御装置。 - 【請求項2】 前記波形整形回路(3)からの整形され
たパルス信号(P2)のパルス幅を変えるべく、前記パ
ルスジェネレータ(2)と前記波形整形回路(3)との
間に接続されたパルス幅変更手段(13)を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項3】 前記パルス幅変更手段(13)が、 前記所定の値(Td)より長いパルス幅を有するパルス
信号を生成するための長パルス発生源(6、C1)と、 前記長パルス発生源(6、C1)の前記波形整形回路へ
の接続及びそれからの切り離しを行うためのスイッチ手
段(SW1、SW2)とを有していることを特徴とする
請求項2に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項4】 前記長パルス発生源がバッテリ(6)を
含んでおり、 前記スイッチ手段が、前記パルスジェネレータ(2)及
び前記長パルス発生源(6)に各々接続された2つの入
力端子と前記波形整形回路(3)に接続された出力端子
とを有するスイッチ(SW1)を含み、前記スイッチ
(SW1)の状態に応じて、パルスジェネレータ(2)
または前記長パルス発生源(6)が選択的に前記波形整
形回路(3)に接続されることを特徴とする請求項3に
記載の点火時期制御装置。 - 【請求項5】 前記長パルス発生源がコンデンサ(C
1)を含んでおり、該コンデンサ(C1)はダイオード
(D1)を介して前記パルスジェネレータ(2)に接続
され、前記ダイオード(D1)のアノードは前記パルス
ジェネレータ(2)に接続され、カソードは前記コンデ
ンサ(C1)に接続されており、 前記スイッチ手段が、前記コンデンサ(C1)と前記波
形整形回路(3)との間に設けられたスイッチ(SW
2)を含むことを特徴とする請求項3に記載の点火時期
制御回路。 - 【請求項6】 前記スイッチ手段が、通常は前記長パル
ス発生源(6、C1)を前記波形整形回路(3)から切
り離し、手動操作されたときのみ前記長パルス発生源
(6、C1)を前記波形整形回路(3)に接続するスイ
ッチ(SW1、SW2)を含むことを特徴とする請求項
3に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項7】 前記スイッチ(SW1、SW2)が、通
常前記長パルス発生源(6、C1)を前記波形整形回路
(3)から切り離すようにばね付勢されていることを特
徴とする請求項6に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項8】 前記パルスジェネレータ(2)と前記波
形整形回路(3)との間に長パルス発生源(6、C1)
を接続することが可能な端子(14)が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項9】 点火時期制御を行うのに必要なデータを
格納するためCPU(4)に接続された書き換え可能な
不揮発性メモリ(5)を更に含み、前記メンテナンス処
理が前記メモリ(5)の書き込み処理を含むことを特徴
とする請求項1に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項10】 点火時期制御を行うのに必要なデータ
を格納するためCPU(4)に接続された書き換え可能
な不揮発性メモリ(5)を更に含み、前記メンテナンス
処理が前記メモリ(5)の初期化処理を含むことを特徴
とする請求項1に記載の点火時期制御装置。 - 【請求項11】 前記メンテナンス処理が、前記CPU
(4)によって制御若しくはモニタされる装置(8、1
0、11、12)が正常に動作するかチェックする処理
を含むことを特徴とする請求項1に記載の点火時期制御
装置。
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JP11-27500 | 1999-10-08 | ||
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JP3732064B2 JP3732064B2 (ja) | 2006-01-05 |
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