JP2000291212A - 軒樋継手 - Google Patents
軒樋継手Info
- Publication number
- JP2000291212A JP2000291212A JP11102434A JP10243499A JP2000291212A JP 2000291212 A JP2000291212 A JP 2000291212A JP 11102434 A JP11102434 A JP 11102434A JP 10243499 A JP10243499 A JP 10243499A JP 2000291212 A JP2000291212 A JP 2000291212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves gutter
- sliders
- joint body
- slider
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の手段では、本来の軒樋継手に加えて係合
片を必要とするため、係合片の製造工程と取付工程の二
つが増え、施工時にうっかり係合片を付けたままにして
しまうと軒樋の伸縮によって軒樋が外れてしまい、さら
には施工前に係合片が外れてしまえばその効果が発揮さ
れなかった。 【解決手段】継手本体１と、継手本体１に対して摺動す
るスライダ２で伸縮自在の軒樋継手を形成する。スライ
ダ２を継手本体１の双方向に設け、スライダ２同士をパ
ッキン３で水密性を持たせつつ接続する。スライダ２同
士の隙間上にカバー４を設ける。
片を必要とするため、係合片の製造工程と取付工程の二
つが増え、施工時にうっかり係合片を付けたままにして
しまうと軒樋の伸縮によって軒樋が外れてしまい、さら
には施工前に係合片が外れてしまえばその効果が発揮さ
れなかった。 【解決手段】継手本体１と、継手本体１に対して摺動す
るスライダ２で伸縮自在の軒樋継手を形成する。スライ
ダ２を継手本体１の双方向に設け、スライダ２同士をパ
ッキン３で水密性を持たせつつ接続する。スライダ２同
士の隙間上にカバー４を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、継手本体とスライ
ダで長さを調節して軒樋の熱収縮を緩和しつつ軒樋同士
を直線的に接続する軒樋継手に係り、特に施工後に異物
が溜まり難いと共に掃除が容易な軒樋継手に関する。
ダで長さを調節して軒樋の熱収縮を緩和しつつ軒樋同士
を直線的に接続する軒樋継手に係り、特に施工後に異物
が溜まり難いと共に掃除が容易な軒樋継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】伸縮可能な軒樋継手として、本出願人
は、水密性を持たせつつ蛇腹状パッキンをその内部に配
置した手段を開示している（実開平７−２９１５７号公
報）。この手段は継手自体からの水漏れがなく、伸縮機
能の長期安定性という点で優れた技術である。
は、水密性を持たせつつ蛇腹状パッキンをその内部に配
置した手段を開示している（実開平７−２９１５７号公
報）。この手段は継手自体からの水漏れがなく、伸縮機
能の長期安定性という点で優れた技術である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる手段で
は、該軒樋継手施工場所に粉塵などの異物が多い場合、
スライダと継手本体の隙間からパッキン側へ異物が入る
ということがあった。かかる異物がパッキンに載置され
たりすると、伸縮機能が低下してしまうという課題があ
った。ここで、パッキンに載置された異物を取ろうとし
ても、パッキン自体が密閉されているため、取ることは
不可能であった。
は、該軒樋継手施工場所に粉塵などの異物が多い場合、
スライダと継手本体の隙間からパッキン側へ異物が入る
ということがあった。かかる異物がパッキンに載置され
たりすると、伸縮機能が低下してしまうという課題があ
った。ここで、パッキンに載置された異物を取ろうとし
ても、パッキン自体が密閉されているため、取ることは
不可能であった。
【０００４】したがって、本発明の目的は、施工後に異
物が溜まり難いと共に掃除が容易な軒樋継手を提供する
ことにある。
物が溜まり難いと共に掃除が容易な軒樋継手を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意検討を行った結果、軒樋の外周を覆うように形成さ
れた縦断面略Ｕ字状の継手本体と、該継手本体の内周面
に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦断
面略Ｕ字状のスライダと、該スライダに取り付けられて
該スライダを前記継手本体内で摺動自在にする伸縮自在
な蛇腹状のパッキンとを有する軒樋継手において、前記
スライダを継手本体の双方向に設け、該スライダ同士を
前記パッキンで水密性を持たせつつ接続し、該スライダ
同士の隙間上にカバーを設けたことにより、上記課題を
解決できることを見いだし、本発明を完成させた。
鋭意検討を行った結果、軒樋の外周を覆うように形成さ
れた縦断面略Ｕ字状の継手本体と、該継手本体の内周面
に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦断
面略Ｕ字状のスライダと、該スライダに取り付けられて
該スライダを前記継手本体内で摺動自在にする伸縮自在
な蛇腹状のパッキンとを有する軒樋継手において、前記
スライダを継手本体の双方向に設け、該スライダ同士を
前記パッキンで水密性を持たせつつ接続し、該スライダ
同士の隙間上にカバーを設けたことにより、上記課題を
解決できることを見いだし、本発明を完成させた。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明において、スライダを継手
本体の双方向に設け、該スライダ同士をパッキンで水密
性を持たせつつ接続したのは、スライダの摺動用スペー
スをパッキン配置部位にすることにより該スペースに堆
積する異物を無くすためである。また、該スライダ同士
の隙間上にカバーを設けたのは、異物を該隙間に堆積さ
せないためである。この２つの構成により、異物が軒樋
継手内に堆積することなく、軒樋から竪樋へそのまま流
れてしまう。また、長年の使用により異物が上記カバー
とスライダの隙間からパッキン配置部位に侵入しても、
カバーを剥がしてパッキン配置部位を掃除することによ
り異物を除去することができる。
本体の双方向に設け、該スライダ同士をパッキンで水密
性を持たせつつ接続したのは、スライダの摺動用スペー
スをパッキン配置部位にすることにより該スペースに堆
積する異物を無くすためである。また、該スライダ同士
の隙間上にカバーを設けたのは、異物を該隙間に堆積さ
せないためである。この２つの構成により、異物が軒樋
継手内に堆積することなく、軒樋から竪樋へそのまま流
れてしまう。また、長年の使用により異物が上記カバー
とスライダの隙間からパッキン配置部位に侵入しても、
カバーを剥がしてパッキン配置部位を掃除することによ
り異物を除去することができる。
【０００７】本発明における軒樋継手自体の他の部位
は、接続される軒樋の大きさや形状に対して適宜選択し
て作成されるものであり、従来公知の軒樋継手の形状と
同じで構わない。
は、接続される軒樋の大きさや形状に対して適宜選択し
て作成されるものであり、従来公知の軒樋継手の形状と
同じで構わない。
【０００８】該軒樋継手の素材としては、軒樋同士を安
定的に接続させるものであれば適宜選択でき特に限定す
るものでないが、例えばステンレス、鉄、鋼、銅、アル
ミニウム、亜鉛、ニッケルなどの単体又は合金といった
金属、熱可塑性樹脂（例えばポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリエステル、ポリスチレン、ＡＢＳ（アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン）、ポリカーボネー
ト）や熱硬化性樹脂の単体又は複合体といった合成樹脂
や、合成樹脂に補強繊維（例えばガラス繊維、アラミド
繊維、金属繊維等）を含有させた合成樹脂がある。な
お、金属に合成樹脂やゴムを被覆又は積層するような複
合体であっても良いのは勿論である。
定的に接続させるものであれば適宜選択でき特に限定す
るものでないが、例えばステンレス、鉄、鋼、銅、アル
ミニウム、亜鉛、ニッケルなどの単体又は合金といった
金属、熱可塑性樹脂（例えばポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリエステル、ポリスチレン、ＡＢＳ（アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン）、ポリカーボネー
ト）や熱硬化性樹脂の単体又は複合体といった合成樹脂
や、合成樹脂に補強繊維（例えばガラス繊維、アラミド
繊維、金属繊維等）を含有させた合成樹脂がある。な
お、金属に合成樹脂やゴムを被覆又は積層するような複
合体であっても良いのは勿論である。
【０００９】本発明にあっては、軒樋継手として水密性
を高めるために、継手本体とスライダの間の全部又は一
部に遮水部材が介在させてもよいのは勿論である。該遮
水部材の素材としては、素材自身の弾性力を生かして遮
水機能を有するものであれば適宜選択して使用でき、例
えば、弾性力を有する合成樹脂、ゴムなどの単体若しく
はこれらの複合体などがある。また、上記接合部、摺動
接合部が軒樋と接続する手段としては、従来公知の手段
を採用でき、具体的には、接着剤による化学的接合（接
着）、係合突起を設けた物理的接合のいずれか又は両方
を採用することができる。
を高めるために、継手本体とスライダの間の全部又は一
部に遮水部材が介在させてもよいのは勿論である。該遮
水部材の素材としては、素材自身の弾性力を生かして遮
水機能を有するものであれば適宜選択して使用でき、例
えば、弾性力を有する合成樹脂、ゴムなどの単体若しく
はこれらの複合体などがある。また、上記接合部、摺動
接合部が軒樋と接続する手段としては、従来公知の手段
を採用でき、具体的には、接着剤による化学的接合（接
着）、係合突起を設けた物理的接合のいずれか又は両方
を採用することができる。
【００１０】
【実施例】本発明にかかる一実施例を図１に開示して詳
細に説明する。図１は本発明の一実施例にかかる軒樋継
手の組立前の形状を模式的に示した説明図である。
細に説明する。図１は本発明の一実施例にかかる軒樋継
手の組立前の形状を模式的に示した説明図である。
【００１１】本実施例にかかる軒樋継手は、図１に示す
ように、軒樋（図示省略）の外周を覆うように形成され
た縦断面略Ｕ字状の継手本体１と、該継手本体１の内周
面に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦
断面略Ｕ字状のスライダ２と、該スライダ２に取り付け
られて該スライダ２を前記継手本体１内で摺動自在にす
る伸縮自在な蛇腹状のパッキン３とを有するものであ
る。
ように、軒樋（図示省略）の外周を覆うように形成され
た縦断面略Ｕ字状の継手本体１と、該継手本体１の内周
面に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦
断面略Ｕ字状のスライダ２と、該スライダ２に取り付け
られて該スライダ２を前記継手本体１内で摺動自在にす
る伸縮自在な蛇腹状のパッキン３とを有するものであ
る。
【００１２】前記スライダ２は継手本体１の双方向に設
けられ、該スライダ２同士は前記パッキン３で水密性を
持たせつつ接続され、該スライダ２同士の隙間上にはカ
バー４が設けられている。
けられ、該スライダ２同士は前記パッキン３で水密性を
持たせつつ接続され、該スライダ２同士の隙間上にはカ
バー４が設けられている。
【００１３】該カバー４は、その上端に設けられた切欠
５を継手本体１の耳縁内部にある係合突起（図示省略）
に係合されることにより、安定固定される。
５を継手本体１の耳縁内部にある係合突起（図示省略）
に係合されることにより、安定固定される。
【００１４】本実施例にあっては、前記スライダ２が継
手本体１の双方向に設けられ、該スライダ２同士が前記
パッキン３で水密性を持たせつつ接続され、該スライダ
２同士の隙間上にはカバー４が設けられているため、施
工後に異物が溜まり難いと共に掃除が容易である。
手本体１の双方向に設けられ、該スライダ２同士が前記
パッキン３で水密性を持たせつつ接続され、該スライダ
２同士の隙間上にはカバー４が設けられているため、施
工後に異物が溜まり難いと共に掃除が容易である。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、軒樋の外周を覆うように形成
された縦断面略Ｕ字状の継手本体と、該継手本体の内周
面に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦
断面略Ｕ字状のスライダと、該スライダに取り付けられ
て該スライダを前記継手本体内で摺動自在にする伸縮自
在な蛇腹状のパッキンとを有する軒樋継手において、前
記スライダを継手本体の双方向に設け、該スライダ同士
を前記パッキンで水密性を持たせつつ接続し、該スライ
ダ同士の隙間上にカバーを設け、これにより施工後に異
物が溜まり難いと共に掃除を容易にしている。
された縦断面略Ｕ字状の継手本体と、該継手本体の内周
面に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する縦
断面略Ｕ字状のスライダと、該スライダに取り付けられ
て該スライダを前記継手本体内で摺動自在にする伸縮自
在な蛇腹状のパッキンとを有する軒樋継手において、前
記スライダを継手本体の双方向に設け、該スライダ同士
を前記パッキンで水密性を持たせつつ接続し、該スライ
ダ同士の隙間上にカバーを設け、これにより施工後に異
物が溜まり難いと共に掃除を容易にしている。
【図１】本発明の一実施例にかかる軒樋継手の組立前の
形状を模式的に示した斜視図である。
形状を模式的に示した斜視図である。
１ 継手本体 ２ スライダ ３ パッキン ４ カバー
Claims (1)
- 【請求項１】 軒樋の外周を覆うように形成された縦断
面略Ｕ字状の継手本体（１）と、該継手本体（１）の内
周面に取り付けられ前記軒樋の長手方向端縁を保持する
縦断面略Ｕ字状のスライダ（２）と、該スライダ（２）
に取り付けられて該スライダ（２）を前記継手本体
（１）内で摺動自在にする伸縮自在な蛇腹状のパッキン
（３）とを有する軒樋継手において、前記スライダ
（２）を継手本体（１）の双方向に設け、該スライダ
（２）同士を前記パッキン（３）で水密性を持たせつつ
接続し、該スライダ（２）同士の隙間上にカバー（４）
を設けたことを特徴とする軒樋継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11102434A JP2000291212A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 軒樋継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11102434A JP2000291212A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 軒樋継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000291212A true JP2000291212A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14327370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11102434A Pending JP2000291212A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 軒樋継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000291212A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002201772A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-19 | Takiron Co Ltd | 軒樋伸縮継手 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11102434A patent/JP2000291212A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002201772A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-19 | Takiron Co Ltd | 軒樋伸縮継手 |
| JP4606578B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2011-01-05 | タキロン株式会社 | 軒樋伸縮継手 |
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