JP2000291128A - バルコニー手すりユニット - Google Patents

バルコニー手すりユニット

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JP2000291128A
JP2000291128A JP11098225A JP9822599A JP2000291128A JP 2000291128 A JP2000291128 A JP 2000291128A JP 11098225 A JP11098225 A JP 11098225A JP 9822599 A JP9822599 A JP 9822599A JP 2000291128 A JP2000291128 A JP 2000291128A
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JP
Japan
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punching plate
wind
handrail
handrail unit
holding means
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Pending
Application number
JP11098225A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shimura
正幸 志村
Ryuichiro Yoshie
龍一郎 義江
Masaki Mori
正樹 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Maeda Corp
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手すりが強風に曝されても振動や騒音が発生せ
ず、しかもコスト低減が可能なバルコニー手すりユニッ
トを提供する。 【解決手段】支柱11を所定間隔で配置し、支柱11よ
り外側にパンチングプレート18を配置し、このパンチ
ングプレート18の全周を枠部14、15、16、17
により支持する持ち出しタイプのバルコニー手すりユニ
ット1であって、枠部14、15、16、17にパンチ
ングプレート18の端部を挟持する挟持手段23、25
を設け、パンチングプレート18と挟持手段23、25
との間に緩衝部材24を介在させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニー手すり
ユニットに関し、更に詳細には集合住宅等で用いられ、
風鳴り音の発生を抑制することができると共に、コスト
低減が可能なパンチングプレートを用いた持ち出しタイ
プのバルコニー手すりユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等のバルコニーに取り付けられ
る手すりは現在、種々の形状のものがある。例えば、図
6に示すようなパンチングプレートを用いた従来の持ち
出しタイプの手すり30は、支柱31、31・・・が適
宜な間隔で配置され、これらの支柱31、31・・・の
上端面に笠木32が架設されている。
【0003】また、支柱31より外側には、図7に示す
ように薄い箱形のパネル部33が取り付けられている。
このパネル部33の上端部及び左右端部は内側にコの字
状に折り曲げられ、下端部は一旦内側に折り曲げられた
後、先端部分が外側に折り返されている。これによっ
て、パネル部33の剛性が高められている。このパネル
部33は、その左右両端部が取り付け金具34によって
支柱31に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パンチングプレートを用いた持ち出しタイプの手すり3
0においては、パネル部33に風が当たると、パンチン
グ孔を通過する渦輪の周波数とパネル部33の高次の固
有振動数が共振したときに、次に説明する試験結果にも
示すように100dB(A)を超えるキーンという極め
て大きな金属音が発生するという問題があった。
【0005】図7は、上述した従来の手すり30(パン
チングプレートの孔径8mm)の風鳴り音風洞試験結果
を示す。この試験は、手すり30に当たる風の風速と風
向角とを変えて行ったものである。風向角は、手すり3
0のパネル面に対して風が直角に当たる場合を0°とし
ている。なお、図中の符号「高」は、風向角70°と8
0°においては900〜1500Hzが卓越するプーと
いう高い音を示し、風向角70°と80°を除いては1
000〜3千数百Hzが卓越するキーンという高い音を
示す。
【0006】また、符号「高」の横に付された符号
「A」はかすかに聞こえる音、符号「B」ははっきり聞
こえる大きな音、符号「C」は極めて大きく耐えられな
いと感じる音を示す。符号[A][B][C]の横の数
字は騒音レベルdB(A)を示す。更に、暗騒音は風
洞内に試験体がないときの騒音レベルを示し、暗騒音
は風鳴り音が発生しない風向角50°のときの騒音レベ
ルを示す。
【0007】同図から分かるように、従来の手すり30
においては、風向角40°〜60°、及び風向角90°
〜140°を除いた全ての風向角で、風速が6m/s〜
20.1m/sの広い範囲に亘って相当大きな騒音が発
生する。このように、幅広い範囲の風速で大きな風鳴り
音が発生するのは、風速が変わるとパンチング孔を通過
する渦輪の周波数とパンチングプレートの隣接する固有
振動モードとが共振するためである。
【0008】本発明は、前記事項に鑑みてなされたもの
であり、手すりが強風に曝されても騒音が発生するのを
防止可能であり、しかもコスト低減が可能なパンチング
プレートを用いた持ち出しタイプのバルコニー手すりを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、支柱を
所定間隔で配置し、前記支柱より外側にパンチングプレ
ートを配置し、前記パンチングプレートの全周を枠部に
より支持する持ち出しタイプのバルコニー手すりユニッ
トであって、前記枠部材に前記パンチングプレートの端
部を挟持する挟持手段を設け、前記パンチングプレート
と前記挟持手段との間に緩衝部材を介在させたことを特
徴とする。
【0010】以下、本発明の各構成要素について詳説す
る。 [パンチングプレート]パンチングプレートは、適宜な
厚さで多数の孔を有し、その端部は折り曲げ加工などを
施さず平板のまま使用する。 [緩衝部材]緩衝部材はパンチングプレートに発生した
振動を減衰するものであり、ゴム、樹脂、繊維など任意
の材料を使用することができる。 [枠部]枠部は、剛性を高くしかも軽量化するため断面
が枠状に形成され、その内周面側には、パンチングプレ
ートを挟持する挟持手段が設けられている。この挟持手
段は例えば凹部又は開口部とすることができ、この凹部
又は開口部内にパンチングプレートの端部を挿入し、パ
ンチングプレートの側面と凹部の側壁又は開口部の周縁
との間に緩衝部材を介在させることによっって、パンチ
ングプレートの振動を抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバルコニー手
すりユニットの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説
明する。
【0012】図1は、本発明に係るパンチングプレート
を用いた持ち出しタイプのバルコニー手すりユニット1
(以下、「手すり1」と記す。)を示す。本実施の形態
は、集合住宅のバルコニーに取り付けられる手すりに関
するものである。
【0013】この手すり1は、同図に示すように、一定
の離間寸法を有して配置されたアルミ製の支柱11が少
なくとも2個立設され、これらの支柱11、11の上端
面に笠木12が取り付けられている。また、支柱11よ
り僅かに外側には、パネル部13が取り付けられてい
る。
【0014】このパネル部13は、笠木12と平行な上
側横桟14及び下側横桟15と、これらの上下横桟1
4、15の間に架け渡された縦桟16、17と、上下横
桟14、15及び縦桟16、17によって形成される4
角形の枠部内に取り付けられたパンチングプレート18
とで構成されている。
【0015】上側横桟14及び下側横桟15は、図2に
示すように取り付け金具20で支柱11に固定されてい
る。また、上側横桟14は、図3にも示すように断面が
枠状で上面が開口された枠状部材21と、開口に嵌合さ
れた蓋部材22とを有している。枠状部材21の底面側
のほぼ中央には、パンチングプレート18を挟持するた
めの挟持手段として凹部23が設けられている。この凹
部23内の片方の側壁面、ここでは図中右側の側壁面に
緩衝部材として例えば樹脂製のパッキン24が取り付け
られている。
【0016】そして、凹部23内にパンチングプレート
18の上端部が挿入され、パッキン24と凹部23内の
他方の側壁面とによってパンチングプレート18の上端
部が挟持されている。パッキン24は、上下横桟14、
15及び縦桟16、17で形成される4角形の枠の大き
さに対応させて4角形に成形されている。
【0017】枠状部材21の開口の両側壁はバネ状にな
っており、この両側壁に断面がコの字状の蓋部材22を
嵌合することにより、ビスなどを使用することなく蓋部
材22を比較的強固に取り付けることができる。
【0018】また、下側横桟15は断面が枠状に形成さ
れ、下面が開口されている。この下側横桟15の上面側
のほぼ中央には、挟持手段として凹部25が形成され、
その片方の側壁、ここでは図中右側の側壁に上述のパッ
キン24が固定されている。そして、凹部25内にパン
チングプレート18の下端部が挿入され、パッキン24
と凹部25の反対側の側壁とによってパンチングプレー
ト18の下端部が挟持されている。
【0019】縦桟16は、図4に示すように断面が枠状
に形成され、その片側面に挟持手段である開口部26が
設けられている。この開口部26の片側の縁には上述の
パッキン24が固定されており、このパッキン24と開
口部26の反対側の縁とによってパンチングプレート1
8の側端部が挟持されている。なお、図中の符号27は
中間リブである。
【0020】また、もう一方の縦桟17は、上述の縦桟
16を2個背中合わせに一体化したような形状であり、
その両側に挟持手段としての開口部28が設けられてい
る。そして、この開口部28の片側の縁にパッキン24
が固定され、このパッキン24と開口部28の反対側の
縁とによってパンチングプレート18の側端部が挟持さ
れている。なお、図中の符号29は中間リブである。
【0021】このような支柱11、上下横桟14、1
5、縦桟16、17、及び笠木12からなる手すり1
は、固定手段であるビスにより互いに固定されている。
但し、この固定手段はビスに限らず、適宜、ボルト及び
ナット等の他の固定手段を採用してもよい。なお、上下
横桟14、15及び縦桟16、17のビスを螺入する部
分は肉厚になっている。
【0022】次に、本発明の手すり1の作用及び効果を
説明する。手すり1の外側からパンチングプレート18
に向かって風が流れると、パンチングプレート18のパ
ンチング孔を通過する渦輪が発生する。そして、従来の
手すり30(図6)では、この渦輪の周波数とパンチン
グプレートの高次の固有振動数が共振し、パンチングプ
レートが振動して風鳴り音が発生していた。
【0023】しかし、本発明の手すり1においては、パ
ンチングプレート18の端部が緩衝部材であるパッキン
24を介して上下横桟14、15及び縦桟16、17に
よって挟持されているので、大きな騒音が発生するのを
防止することができる。これは、パンチングプレート1
8の周辺固定度がルーズになり減衰が大きくなるため、
パンチングプレート18の高次の振動が抑えられるから
であると考えられる。なお、後述のようにこの手すり1
について風鳴り音風洞試験を行った結果、騒音を大幅に
抑制することが可能であることを確認した。
【0024】また、この手すり1は、パンチングプレー
ト18の端部に従来のように曲げ加工及び溶接加工など
を施す必要がないので、コスト低減が可能になる。な
お、上述の実施の形態では、樹脂製のパッキン24を使
用したが、樹脂に限らずゴム、繊維など任意の材料を使
用できる。また、上述の実施の形態ではパンチングプレ
ート18の片面と挟持手段との間に緩衝部材であるパッ
キン24を介在させたが、パンチングプレート18の両
面と挟持手段との間に緩衝部材を介在させることもでき
る。
【0025】
【試験例】次に、図5に本発明の手すり1(図1、パン
チングプレートの孔径8mm)についての風鳴り音風洞
試験の結果を示す。図中の風向角は、風がパンチングプ
レート18に当たる角度であり、風が直角に当たる場合
を90°としている。また、符号「高」は、風向角が0
〜30°、及び140°〜180°においては1000
Hz程度のキーキーという音を示し、風向角80°にお
いては千数百Hzのピィーという笛のような音を示す。
この符号「高」の横の符号「A」は、はっきり聞こえる
大きな音を示し、それ以外はかすかに聞こえる音を示
す。
【0026】同図から分かるように、この手すり1にお
いては、はっきり聞こえる音は風向角80°、風速1
4.2m/s〜19.1m/sの範囲、及び風向角0°
〜30°、及び140°〜180°で風速が19.1m
/s以上の極めて狭い範囲で騒音が発生するだけであ
る。実際にこのような風が吹くことは極めてまれである
ため騒音の発生を殆ど防止することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバルコニ
ー手すりユニットによれば、パンチングプレートの端部
が緩衝部材を介して枠部の挟持手段によって挟持されて
いるので、パンチングプレートの周辺固定度がルーズで
減衰が大きくなるため、パンチングプレートの高次の振
動が抑えられて騒音が発生するのを防止することができ
る。また、パンチングプレートの端部に折り曲げ加工や
溶接加工などを施す必要がないので、コスト低減が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルコニー手すりユニットの正面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係るバルコニー手すりユニットの挟持
手段の構成を示す断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】本発明に係るバルコニー手すりユニットの風鳴
り音風洞試験結果を示す図である。
【図6】従来例に係るバルコニー手すりユニットを示す
正面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】従来例に係るバルコニー手すりユニットの風鳴
り音風洞試験結果を示す図である。
【符号の説明】
1 バルコニー手すりユニット 11 支柱 14 上側横桟(枠部) 15 下側横桟(枠部) 16、17 縦桟(枠部) 18 パンチングプレート 23、25 凹部(挟持手段) 24 パッキン(緩衝部材) 26、28 開口部(挟持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 義江 龍一郎 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 森 正樹 富山県高岡市早川550番地立山アルミニウ ム工業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF01 DF07 FA18 GA01 GA18 HB01 HD11 HE01 LA01 LA05 MA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱を所定間隔で配置し、前記支柱より外
    側にパンチングプレートを配置し、前記支柱に取り付け
    られた枠部により前記パンチングプレートの全周を支持
    する持ち出しタイプのバルコニー手すりユニットであっ
    て、 前記枠部に前記パンチングプレートの端部を挟持する挟
    持手段を設け、 前記パンチングプレートと前記挟持手段との間に緩衝部
    材を介在させたことを特徴とするバルコニー手すりユニ
    ット。
JP11098225A 1999-04-05 1999-04-05 バルコニー手すりユニット Pending JP2000291128A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193935A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Kumagai Gumi Co Ltd 手摺りユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193935A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Kumagai Gumi Co Ltd 手摺りユニット
JP4532291B2 (ja) * 2005-01-12 2010-08-25 株式会社熊谷組 手摺りユニット

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