JP2000290905A - 分岐器区間におけるバックゲージ検測方法およびこの方法を実施する装置 - Google Patents

分岐器区間におけるバックゲージ検測方法およびこの方法を実施する装置

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JP2000290905A JP11099748A JP9974899A JP2000290905A JP 2000290905 A JP2000290905 A JP 2000290905A JP 11099748 A JP11099748 A JP 11099748A JP 9974899 A JP9974899 A JP 9974899A JP 2000290905 A JP2000290905 A JP 2000290905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般軌道における軌道狂い検測項目に加うる
にバックゲージの測定をも検測項目とする分岐器区間に
おけるバックゲージ検測方法およびこの方法を実施する
装置を従来の可搬式軌道検測装置を基本にして構成し、
提供する。 【解決手段】 被測定レール201側および対側レール
202側の双方について各測定点毎に検測して得られた
フランジウェイ幅検測値をそれぞれ基準値と比較し、何
れかの側において基準値より小さい検測値が得られたこ
とを条件としてこれを分岐器区間のガードレール設置区
間と判断し、測定点間隔を短くする分岐器区間における
バックゲージ検測方法およびこの方法を実施する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分岐器区間にお
けるバックゲージ検測方法およびこの方法を実施する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道は繰り返して列車の荷重を受けて各
部が変位、変形し、「軌道狂い」が生起する。ここで、
「軌道狂い」はその状態により種類が定義され、この軌
道狂いの定義に従って検測が行われている。一般軌道の
場合、通常、次の5種類の軌道狂いが定義されており、
測定間隔は5mを標準としている。
【0003】 1 通り狂い:レール側面の長さ方向の凹凸。 2 高低狂い:レール頂面の長さ方向の凹凸。 3 軌間狂い:軌間の基本寸法に対する狂い量。 4 水準狂い:軌間の基本寸法当たりの左右レールにお
ける高低差。 5 平面性狂い:軌道の平面に対する狂い量。一定間隔
を隔てた2点の水準狂いの代数差をいう。
【0004】軌道狂いが生起していると列車の乗り心地
は悪化し、更に軌道狂いが大きくなると列車の脱線事故
を起こす恐れも生ずる。乗り心地の悪化しない状態に保
守管理するには、軌道狂いの状態を常に的確に把握し、
不良な箇所は機を失することなく整備、改修する必要が
ある。分岐器区間の測定を実施する場合、先の一般的な
5種類の軌道狂い測定項目の他に、バックゲージの測定
が測定項目として追加される。ここで、図5、図6およ
び図7を参照してバックゲージについて説明しておく。
図5は分岐器およびこれに結合するレールを上から視た
図、図6はバックゲージを説明する断面図、図7はダイ
ヤモンドクロッシングの中央部に使用されるK字クロッ
シング部およびこれに結合するレールを上から視た図で
ある。
【0005】バックゲージとは、特に、図5および図6
を参照するに、ガードレールの基準線側側面からノーズ
レール軌間側側面までの距離をいう。なお、バックゲー
ジはレールの軌間からフランジウェイ幅、即ち、基準レ
ールの軌間側側面とガードレールの基準レール側側面の
間の距離、を減算した距離に等しい。基準レール側およ
び分岐レール側のそれぞれにおいて、バックゲージはク
ロッシングの前端とクロッシングの後端の間に亘って分
岐器の機能の維持および安全の確保の両面を考慮して保
守管理する数値が定められている。バックゲージが小さ
いと、車輪がノーズレールに当たる量が大きくなり、極
端な場合異線進入を起こす。バックゲージが大きいと、
左右両車輪の内側がガードレールとウイングレールに拘
束されて乗り上げる恐れがあり、バックゲージは分岐器
区間における重要な検測項目の一つとされている。
【0006】2つの軌道が交差する箇所は特殊分岐器の
ダイヤモンドクロッシングが使用されるが、図7にはダ
イヤモンドクロッシングの中央部において使用されるK
字クロッシング部が示されている。2つの軌道を交差さ
せるには、左右レールに対してそれぞれ2箇所の軌間線
欠線部が設けられ、車両の走行方向に対してそれぞれバ
ックゲージの測定点が異なる。左→右方向の走行に対し
ては中央部前後のA点がバックゲージ測定点であり、右
→左方向の走行に対しては各B点がバックゲージ測定点
である。
【0007】従来から軌道狂いを測定する方法として
は、高速軌道検測車を使用して測定する方法、可搬式軌
道検測装置を使用して測定する方法、手測りにより検測
する方法がある。高速軌道検測車は、一般の運行車両程
度の重車両が高速長大な軌道区間において使用される。
可搬式軌道検測装置は、人力により走行させて自動的に
検測作業を行う小型軽量の検測装置であり、列車の通過
両の少ない区間、駅構内、ヤード内の如き小区間におい
て使用されているここで、軌道狂い検測装置の内の可搬
式軌道検測装置の従来例を図8および図9を参照にして
説明する。図8(a)は可搬式軌道検測装置を上から視
た外観を示す図であり、図8(b)は可搬式軌道検測装
置を被測定レールに設置して後ろから視たところを示す
図である。図9は図8(a)の可搬式軌道検測装置を更
に詳細に示す図である(詳細は、実願昭63−2071
0号明細書 参照)。
【0008】この可搬式軌道検測装置は、人力により軌
道を走行させて自動的に軌道狂い検測を実施することの
できる装置であり、走行台車には軌道狂い検測を行う各
軌道狂い検出器が搭載されている。走行台車を構成する
通り基準ビーム100の底面には、被測定レール201
の踏頂面上を転動させる3個の走行車輪101が両端部
および中間部に取り付けられている。そして、被測定レ
ール201の軌間面201Aに接触して回転する2個の
通り狂い測定用基準接触子102が両端部に設けられて
いる。
【0009】通り基準ビーム100の中央部側方には、
通り、軌間および水準の軌道狂い検出器を設置する検出
器設置台103が設けられ、この検出器設置台103に
は対側レール202に対して渡された2本の円筒管から
なるアーム104が取り付けられている。また、このア
ーム104の遊端には、アーム104に対して伸縮自在
に設けられたシャフト105を介して対側レール202
と平行な補助ビーム106が取り付けられている。
【0010】補助ビーム106の中央には対側レール2
02の踏頂面を転動する走行車輪107が取り付けられ
ると共に、対側レール軌間面202Aに接触して回転す
る軌間狂い測定用接触子108が取り付けられている。
アーム104とシャフト105の間には圧縮コイルスプ
リングが内蔵されており、対側レール軌間面202Aに
は軌間狂い測定用接触子108が圧接され、この圧接力
の反力により通り狂い測定用基準接触子102を被測定
レールの軌間面201Aに圧接させる構造となってい
る。通り基準ビーム100に設けられた通り狂い測定用
基準接触子102および走行車輪101双方の間の距離
Lは通り高低狂い測定の測定弦長となる。
【0011】通り基準ビーム100は上下方向に偏平な
断面形状を有し、レール201および202の通り方向
の湾曲に対しては充分な剛性を示すが、高低方向の湾曲
に対しては中央部が湾曲に追従して変形することができ
る。高低基準ビーム113は通り基準ビーム100の上
面に搭載されている。高低基準ビーム113は平板によ
り構成され、平板断面の長辺を上下方向にして通り基準
ビーム100に搭載し、上下方向に充分な剛性を持たせ
ている。
【0012】この高低基準ビーム113は、通り基準ビ
ームに対して走行車輪101の軸芯位置上面において連
結されているが、その連結の仕方としては一方は軸連結
とし他方はローラ上に乗せることで、通り基準ビーム1
00の上下方向のたわみに対して自由な状態で結合され
ている。特に、図9を参照するに、この可搬式軌道検測
装置には軌間線欠線部を通過するに必要な分岐器通過部
材も具備されている(詳細は、特願昭63−32652
7号明細書 参照)。
【0013】通り狂い測定用接触子102それぞれの両
側には、軌間面から遠ざかる方向へ扇形に配列された複
数のガイドローラ110が取り付けられると共に、通り
基準ビーム100の中央部と通り狂い測定用接触子10
2の間には、それぞれ欠線部通過用補助ローラ111が
取り付けられている。そして、対側レール202の補助
ビーム106には、軌間狂い測定用接触子108の両側
および両端部の位置に複数の欠線部通過用ガイドローラ
112が取り付けられている。分岐器通過部材を構成す
るこれら補助ローラ111およびそれぞれのガイドロー
ラ112を設けることにより、可搬式軌道検測装置は分
岐器における軌間線欠線部を通過することができる。
【0014】図10を参照して可搬式軌道検測装置の演
算処理について説明する。図10において、301は通
り狂い検出器、401は高低狂い検出器、501は水準
狂い検出器、601は軌間狂い検出器、901は距離検
出器を示す。距離検出器901から発生したパルスはマ
イクロコンピュータより成るCPUに入力される。処理
装置CPUに入力された距離パルスは、データ処理装置
内部に設けた計数部により累積加算され、この走行距離
値が所定値に達する度毎に処理装置CPUはサンプルホ
ールド回路SP1、SP2、SP3およびSP4に検測
指令パルスを出力する。指令を受信したサンプルホール
ド回路SP1、SP2、SP3およびSP4はそれぞれ
の軌道狂い検出器のその時点における検測値をサンプル
ホールドする。サンプルホールドされた各検出器の検出
値は、マルチプレクサMPにより1個ずつ選択され、ア
ナログ−デジタル変換器ADに入力されてデジタル変換
され処理装置CPUに入力される。処理装置CPUに入
力されたそれぞれの測定値は各記憶領域に配列されて記
憶装置MEに記憶される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の高速軌道検測車
および可搬式軌道検測装置は、何れも、一般軌道の軌道
狂いを測定するものであって、分岐器区間におけるバッ
クゲージ測定を行うことができず、バックゲージ測定は
全て人手にたよっているのが現状である。分岐器区間に
おいて、各軌道狂い検測項目の内のバックゲージ測定だ
けを人手により行うことは、検測業務の効率を悪化し、
測定結果の台帳の作成に到る一連の作業を煩わしいもの
とする。そして、軌道狂い測定に際して、測定者の熟練
度による測定誤差の発生、誤記の発生にも考慮する必要
がある。この通りの事情から、バックゲージをも測定す
ることができる軌道狂い検測装置の早期の開発が要請さ
れている。
【0016】この発明は、一般軌道における軌道狂い検
測項目に加うるにバックゲージの測定をも検測項目とす
る分岐器区間におけるバックゲージ検測方法およびこの
方法を実施する装置を従来の可搬式軌道検測装置を基本
にして構成し、提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1:被測定レール
201側および対側レール202側の双方について、各
測定点毎に検測して得られたフランジウェイ幅検測値を
それぞれ基準値と比較し、何れかの側において基準値よ
り小さい検測値が得られたことを条件としてこれを分岐
器区間のガードレール設置区間と判断し、測定点間隔を
短くする分岐器区間におけるバックゲージ検測方法を構
成した。
【0018】そして、請求項2:請求項1に記載される
分岐器区間におけるバックゲージ検測方法において、被
測定レール201側および対側レール202側の双方に
ついて、各測定点の通り狂い検測値と通り狂い基準値と
を比較し、何れのフランジウェイ幅検測値がバックゲー
ジ検測側の検測値であるかを判断する分岐器区間におけ
るバックゲージ検測方法を構成した。
【0019】また、請求項3:請求項2に記載される分
岐器区間におけるバックゲージ検測方法において、バッ
クゲージ検測側とは異なる側の各測定点のフランジウェ
イ幅検測値同志を相互比較してバックゲージ検測点を決
定する分岐器区間におけるバックゲージ検測方法を構成
した。更に、請求項4:請求項1ないし請求項3の内の
何れかに記載される分岐器区間におけるバックゲージ検
測方法において、バックゲージ検測点において軌間狂い
検測値からフランジウェイ幅検測値を減算することによ
りバックゲージ値を算出する分岐器区間におけるバック
ゲージ検測方法を構成した。
【0020】ここで、請求項5:通り狂い検出器30
1、軌間狂い検出器601および距離検出器901を含
む軌道狂い検出器を有する軌道検測装置を具備し、軌道
検測装置を構成する検出器設置台103に設置される被
測定レール側バックゲージ検出器A701を具備し、軌
道検測装置を構成する補助ビーム106に取付けられる
対側レール側バックゲージ検出器B801を具備し、バ
ックゲージ検出器検出出力を通り狂い検出器301の検
出する偏位量により選択する構成を具備し、通り狂い検
出器301の検出する偏位量およびバックゲージ検出器
A701の検出する偏位量を加算して被測定レール軌間
面201Aとガードレール側面203A間のフランジウ
ェイ幅を求める演算処理部を具備する分岐器区間におけ
るバックゲージ検測装置を構成した。
【0021】そして、請求項6:請求項5に記載される
分岐器区間におけるバックゲージ検測装置において、被
測定レール側バックゲージ検出器A701はガイドレー
ル203と直交する方向に変位するバックゲージ測定用
ローラ706を有し、バックゲージ測定用ローラ706
をガイドレール203に向けて弾性的にバイアスする弾
性部材712を有し、バックゲージ測定用ローラ706
に機械的に結合してバックゲージ測定用ローラ706の
変位を検出する偏位検出器708を有し、対側レール側
バックゲージ検出器B801はガイドレール204と直
交する方向に変位するバックゲージ測定用ローラ803
を有し、バックゲージ測定用ローラ803をガイドレー
ル204に向けて弾性的にバイアスする弾性部材802
を有するものである分岐器区間におけるバックゲージ検
測装置を構成した。
【0022】また、請求項7:請求項6に記載される分
岐器区間におけるバックゲージ検測装置において、バッ
クゲージ測定用ローラ706、803は走行方向に延伸
するガイド金具707を有するものである分岐器区間に
おけるバックゲージ検測装置を構成した。更に、請求項
8:請求項6および請求項7の内の何れかに記載される
分岐器区間におけるバックゲージ検測装置において、通
り狂い検出器301は被測定レール201と直交する方
向に変位する通り狂い測定用ローラ302を有し、通り
狂い測定用ローラ302を被測定レール201に向けて
弾性的にバイアスする弾性部材303を有し、通り狂い
測定用ローラ302に機械的に結合して通り狂い測定用
ローラ302の変位を検出する通り狂い変位検出器を有
し、通り狂い測定用ローラ302を被測定レール201
に向けて弾性的にバイアスする弾性部材303に抗し
て、バックゲージ測定用ローラ706をガイドレール2
03に向けて弾性的にバイアスする弾性部材712を機
械的に係合し、通り狂い測定用ローラ302の弾性部材
303の引っ張り強さはバックゲージ測定用ローラ70
6の弾性部材712の引っ張り強さより大である分岐器
区間におけるバックゲージ検測装置を構成した。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1、図
2および図3を参照して説明する。先ず、図1を参照す
るに、この発明によるバックゲージ検測装置は、従来の
可搬式軌道検測装置に取り付けられたところが示されて
いる。このバックゲージ検測装置を構成するバックゲー
ジ検出器A701は検出器設置台103に取り付けら
れ、これは被測定レール201側のバックゲージ検測を
行う。この例においては、バックゲージ検出器A701
と図8に示される通り狂い検出器301とは、共通のケ
ース内に一体に構成、収容されている。バックゲージ検
測装置を構成する他方のバックゲージ検出器B801
は、補助ビーム106の側面に取り付けられ、対側レー
ル202側のバックゲージ検測を行う。なお、各バック
ゲージ検出器において使用されるバックゲージ測定用ロ
ーラは、図示されていないが、可搬式軌道検測装置の軌
間狂い測定点をレールに直交して通る中央線を境として
同一側に等距離L1の位置に配置されている。
【0024】図2を参照してバックゲージ検測装置を構
成するバックゲージ検出器A701を説明する。ケース
702の内部にはスライド軸受703が取り付けられ、
このスライド軸受703によりスライド軸704はレー
ルに対して直角の方向に可動自在に支持されている。ま
た、スライド軸704の端部にはアーム705を介して
バックゲージ測定用ローラ706およびガイド金具70
7が取り付けられている。偏位検出器708はスライド
軸704と軸芯を平行に設けられている。偏位検出器7
08は、この実施例においては、差動トランスにより構
成することができる。スライド軸704と偏位検出器7
08の可動コア709は連結板713により連結され、
アーム705およびスライド軸704を介してバックゲ
ージ測定用ローラ706の偏位を偏位検出器708に伝
達している。
【0025】スライド軸用ストッパ711とアーム70
5の間には引張りコイルスプリング712が設けられ、
アーム705をガードレール203側にバイアス引張す
ることにより、アーム705を介して取り付けられたバ
ックゲージ測定用ローラ706を常にガードレール側面
203Aに圧接させることができる。バックゲージ測定
用ローラ706の両側に配置されたガイド金具707
は、図7に示されるK字クロッシング部においてバック
ゲージ測定用ローラ706が軌間線欠線部からレールに
乗り移るに際して、バックゲージ測定用ローラ706を
ノーズレール先端の軌間面に案内させる部材である。
【0026】通り狂い検出器301およびバックゲージ
検出器A701のそれぞれから出力される偏位量は、通
り基準ビームの両端部に配置された基準接触子102間
を結ぶ基準線を基準としており、被測定レール軌間面2
01Aとガードレール側面203A間のフランジウェイ
幅は、各検出器の偏位量を合計することにより求めるこ
とができる。
【0027】図2は、各レールと通り狂い測定ローラ3
02、バックゲージ測定用ローラ706それぞれの間の
位置関係を示している。分岐器区間のバックゲージ測定
点におけるフランジウェイ幅は30〜52mmが設定範
囲であるものと規定されており、この規定値を測定範囲
とした場合、各測定用ローラおよびガイド金具の幅を3
0mm以下にする必要がある。また、通り狂い検出器3
01に必要な測定範囲を±10mmとした場合、バック
ゲージ検出器A701が測定に必要とする可動範囲は次
の値となる。
【0028】 可動範囲=(最大フランジウェイ幅52mm)−(最大ローラ径30mm) +(通り狂い検出器測定範囲10mm×2) =42mm しかし、バックゲージ検出器A701の可動範囲を42
mmとした場合、K字クロッシングにおいてフランジウ
ェイ幅の狭いクロッシング部を通過する際に、バックゲ
ージ測定用ローラ部全体が軌間線欠線部に落ち込んで異
線進入を起こして、クロッシング部の通過およびフラン
ジウェイ幅の測定をすることができなくなる。この実施
例においては、この問題を解決するに、通り狂い検出器
301とバックゲージ検出器A701を一体型で構成し
ている。
【0029】通り狂い検出器301はバックゲージ検出
器A701とほぼ同様の構造を有しているが、スライド
軸306を引く引張りコイルスプリング303の固定側
の配置およびその引っ張り強さが引張りコイルスプリン
グ712とは異なり、通り狂い検出器301の引張りコ
イルスプリング303の強さはバックゲージ検出器A7
01と比較してより強力な引張り強さとされている。ま
た、通り狂い検出器301の連結バー304の端部に
は、バックゲージ検出器A701のリミッタとして連結
バー接合面305が設けられている。図2は、バックゲ
ージ検出器A701の連結バー710に対して通り狂い
検出器301の連結バー304が強い引張りコイルスプ
リング303の引っ張り力で衝合して邪魔しているの
で、バックゲージ検出器A701がガードレール203
側へ移動しようとしても阻止されている状態を示してい
る。ガードレール203が設置されていない区間におい
ては、バックゲージ検出器A701は通り狂い検出器3
01に追従した動きをする。この構造によれば、各検出
器の配置および連結バー接合面305の位置により、通
り狂い検出器301に対するバックゲージ検出器A70
1のガードレール203側への最大移動範囲およびフラ
ンジウェイ幅の最大測定範囲を設定することができ、フ
ランジウェイ幅の狭いクロッシングにおいても欠線部を
通過し測定を行うことができる。
【0030】図3を参照してバックゲージ検測装置を構
成する他方のバックゲージ検出器B801を説明する。
バックゲージ検出器B801は対側レール202側の補
助ビーム106に取り付けられているが、検出器自体は
バックゲージ検出器A701とほぼ同様の構造を有して
いるので、その詳細な説明は省略する。圧縮コイルスプ
リング802によりバックゲージ測定用ローラ803を
ガードレール側面204Aに圧接して、補助ビーム10
6に設けられた軌間狂い測定用接触子108を基準とし
たガードレール側面204Aの偏位量を測定することに
より、フランジウェイ幅を求めることができる。演算処
理の手順は図10において説明された手順と同様である
ので、この説明は省略する。
【0031】軌道検測において、駅構内およびヤード内
は特に分岐器の組数が多く、可搬式軌道検測装置の走行
方向に対する分岐器の設置方向がそれぞれ異なる。被測
定レール201側および対側レール202側のそれぞれ
にバックゲージ検出器を配置することは、連続して複数
存在する分岐器区間の連続測定を実施して検測作業を効
率化するに好適である。
【0032】次に、図4を参照してバックゲージの検測
方法を説明する。図4はバックゲージ検測装置を構成す
るバックゲージ検出器、各分岐器の配置および、検測し
た各検出器の偏位量を模式的に示した図である。例示さ
れるクロッシングの種類は、普通のクロッシング91
0、ダイヤモンドクロッシングを構成するエンドクロッ
シング911およびK字クロッシング912である。な
お、エンドクロッシングは普通クロッシングと同等の構
造をしている。検測装置は矢印の方向へ走行する。距離
検出器の具体的な構成は図示されていないが、測定点間
隔は距離検出器から発信されるパルスの累積カウント数
により測定される。通りおよび高低狂い検測において
は、測定間隔は測定弦長の1/2とすることが必要であ
り、測定弦長を2mとして構成した検測装置においては
通常は1mの一定間隔で検測が行われる。しかし、バッ
クゲージ測定においては、測定すべき点が決められてお
り、これら規定された測定点と一般の検測における測定
点とが一致するとは限らない。従って、バックゲージ測
定においては、測定位置のづれによる測定誤差を少なく
するには測定間隔をでき得る限り小さくする必要があ
る。このことから、実施例においては、測定間隔を小さ
く設定して測定点毎に各バックゲージ検出器の偏位量を
基準値と比較し、左右両バックゲージ検出器の測定偏位
量の内の何れか一方でも、基準値より小さくなった区間
においてはバックゲージ測定区間と判断してそれに適合
したバックゲージ検測を含む項目の軌道狂い検測を行
い、基準値より大きな測定点においては一般区間と判断
し、1m間隔の測定点毎にバックゲージ検出器を除く各
軌道狂い検測を行う検測方法を実施する。この検測方法
によれば、演算処理装置のメモリ記憶容量およびバック
ゲージ測定点の検索の際に有利となる。
【0033】図4において、基準値913を最大フラン
ジウェイ幅の52mmとし、測定間隔を検測装置中央の
軌間狂い測定点とバックゲージ測定点の間隔L1 に設定
した場合の検測測定点を示す。ガードレール203、2
04、205設置区間においては測定間隔Lで小刻みな
データ収集が行われ、その他の一般区間においては、1
m間隔の測定が行われている。測定間隔Lを各検出器の
配置された間隔L1 と等しくすることはバックゲージ値
を算出する際に使用されるバックゲージ検出器の測定点
を1測定点づらして軌間狂い測定点と一致させることが
できるので、各検出器の取り付け位置による測定誤差9
17をなくし、より正確な測定を行うことができる。
【0034】以上のバックゲージ検測装置を使用してバ
ックゲージを検測する仕方を図4を参照して説明する。
図4において、普通クロッシング910には被測定レー
ル201側に軌間線欠線部915がないので、通り狂い
検出器301の偏位量は全て0を示す。エンドクロッシ
ング911の区間には被測定レール201側に軌間線欠
線部915があるので、図2に示される通り狂い測定用
ローラ302がこの欠線部915の範囲に亘って欠線部
915に落ち込み、通り狂い検出器301の検出する偏
位量は最大測定範囲10mmを示す。このことから、バ
ックゲージ測定区間における通り狂い検出器301の各
偏位量と最大測定範囲10mmに設定した基準値916
とを比較し、基準値916と等しい偏位量が得られる場
合は、被測定レール201側に軌間線欠線部915が存
在するものと判断することができる。この判断により、
軌間線欠線部915の存在するレールとは対側のレール
である基準レール側のバックゲージ検出器を選択するこ
とができる。
【0035】K字クロッシング912には被測定レール
201側および対側レール202側の双方に軌間線欠線
部915が存在し、バックゲージ測定点も2箇所存在し
て普通クロッシング910とは事情が異なる。従って、
K字クロッシング部912を検測するに際して、K字ク
ロッシング部912に差し掛かる直前において押しボタ
ンスイッチその他の操作制御部材を操作して、基本レー
ル側のバックゲージ検出器を選択する追加条件を設定す
る。
【0036】バックゲージ測定点920は、軌間線欠線
部915側の各測定点914のフランジウェイ幅を相互
比較して求める。図4に示される普通クロッシング91
0においては、対側レール202側に設けられたバック
ゲージ検出器B801の偏位量が軌間線欠線部915側
のウイングレールとノーズレール間のフランジウェイ幅
となる。
【0037】クロッシング部が規定の形状寸法で組み立
てられている場合、バックゲージ検出器B801で測定
した各測定点914のフランジウェイ幅は図4に示され
るグラフ形状を示し、ノーズレール先端からクロッシン
グ後端に到る数測定点に亘って最小値を示し、その後徐
々に広くなっており、欠線部915側のフランジウェイ
幅最小値よりバックゲージ測定点920を求めることが
できる。
【0038】しかし、実際に敷設されているクロッシン
グ部は車両の走行による各部の磨耗或いは軌間狂いが生
じており、各狂い量を含んだ図4とは近似の形状とな
る。そこで、先ず、最小値の測定点を仮のバックゲージ
測定点として求める。次に、バックゲージ測定区間91
8を2分割して各測定点のフランジウェイ幅を合計し、
合計値の大きい側を測定方向に関してノーズレール先端
側に対向する側とする。ここで、仮のバックゲージ測定
点からノーズレール先端側に向かって、各隣接した測定
点のフランジウェイ幅を比較して行き、隣接差919が
急激に大きくなるノーズレール先端部側をバックゲージ
測定点920として求める。バックゲージ値921は、
バックゲージ測定点920において、図9に示される通
り狂い検出器301の偏位量と軌間狂い検出器601の
偏位量を合計した軌間狂い検測値からガードレール側の
フランジウェイ幅を減算することにより求める。
【0039】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、従来
の軌道検測装置に加えて、検出器設置台には被測定レー
ル側のバックゲージ検出器を設置すると共に補助ビーム
には対側レール側のバックゲージ検出器を設置し、分岐
器区間におけるレール軌間面とガードレール側面間との
間のフランジウェイ幅を検測し、軌間狂い検測値からガ
ードレール設置側のフランジウェイ幅を減算することに
よりバックゲージ値を求める分岐器区間におけるバック
ゲージ検測方法およびこの方法を実施する装置を構成し
た。
【0040】ここで、各測定点毎に左右のバックゲージ
検出器により測定したフランジウェイ幅を基準値と比較
し、測定値の内の何れか一方でも基準値より小さい測定
点においては分岐器区間のガードレール設置区間と判断
してサンプルホールド間隔を短くして検測を行うことと
し、一般区間を除くバックゲージ測定区間に対してだけ
フランジウェイ幅の測定を行うこととするので、演算処
理装置のメモリ記憶容量、バックゲージ測定点の検索に
関して好適である。そして、サンプルホールド間隔を短
くして検測を行うことにより、検測位置と測定点との間
の位置づれを小さくし、測定誤差を小さくすることがで
きる。また、ガードレール設置区間と判断した各測定点
の通り狂い検測値と基準値とを比較し、被測定レール側
の軌間線欠線部の有無を判断することにより、基本レー
ル側のバックゲージ検出器を選定することができ、対側
レール側の検出器で求めた各測定点のフランジウェイ幅
を比較することにより、バックゲージ測定点であるクロ
ッシングノーズレール先端位置を選び出すことができ
る。更に、分岐器の開き角度の違いによる分岐器区間の
バックゲージの測定範囲の変化にも対応して、的確にバ
ックゲージの測定を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】被測定レール側のバックゲージ検出器を説明す
る図。
【図3】対側レール側のバックゲージ検出器を説明する
図。
【図4】バックゲージの検測方法を説明する図。
【図5】分岐器およびこれに結合するレールを上から視
た図。
【図6】バックゲージを説明する断面図。
【図7】ダイヤモンドクロッシングの中央部に使用され
るK字クロッシング部およびこれに結合するレールを上
から視た図。
【図8】可搬式軌道検測装置を示す図。
【図9】図8を更に詳細に示す図。
【図10】軌道検測装置の演算処理について説明する
図。
【符号の説明】
103 検出器設置台 106 補助ビーム 201 被測定レール 202 対側レール 203 ガイドレール 204 ガイドレール 301 通り狂い検出器 302 通り狂い測定用ローラ 303 弾性部材 601 軌間狂い検出器 703 偏位検出器 706 バックゲージ測定用ローラ 707 ガイド金具 712 弾性部材 802 弾性部材 803 バックゲージ測定用ローラ 901 距離検出器 A701 被測定レール側バックゲージ検出器 B801 対側レール側バックゲージ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 三平 滋賀県甲賀郡甲西町柑子袋1734−69 (72)発明者 武井 雅義 奈良県北葛城郡上牧町片岡台2−4−1 (72)発明者 金子 慶尚 東京都杉並区善福寺1−24−2 Fターム(参考) 2D057 AB01 AB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定レール側および対側レール側の双
    方について、各測定点毎に検測して得られたフランジウ
    ェイ幅検測値をそれぞれ基準値と比較し、何れかの側に
    おいて基準値より小さい検測値が得られたことを条件と
    してこれを分岐器区間のガードレール設置区間と判断
    し、測定点間隔を短くすることを特徴とする分岐器区間
    におけるバックゲージ検測方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される分岐器区間におけ
    るバックゲージ検測方法において、 被測定レール側および対側レール側の双方について、各
    測定点の通り狂い検測値と通り狂い基準値とを比較し、
    何れのフランジウェイ幅検測値がバックゲージ検測側の
    検測値であるかを判断することを特徴とする分岐器区間
    におけるバックゲージ検測方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される分岐器区間におけ
    るバックゲージ検測方法において、 バックゲージ検測側とは異なる側の各測定点のフランジ
    ウェイ幅検測値同志を相互比較してバックゲージ検測点
    を決定することを特徴とする分岐器区間におけるバック
    ゲージ検測方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の内の何れかに
    記載される分岐器区間におけるバックゲージ検測方法に
    おいて、 バックゲージ検測点において軌間狂い検測値からフラン
    ジウェイ幅検測値を減算することによりバックゲージ値
    を算出することを特徴とする分岐器区間におけるバック
    ゲージ検測方法。
  5. 【請求項5】 通り狂い検出器、軌間狂い検出器および
    距離検出器を含む軌道狂い検出器を有する軌道検測装置
    を具備し、 軌道検測装置を構成する検出器設置台に設置される被測
    定レール側バックゲージ検出器を具備し、 軌道検測装置を構成する補助ビームに取り付けられる対
    側レール側バックゲージ検出器を具備し、 バックゲージ検出器検出出力を通り狂い検出器の検出す
    る偏位量により選択する構成を具備し、 通り狂い検出器の検出する偏位量およびバックゲージ検
    出器の検出する偏位量を加算して被測定レール軌間面と
    ガードレール側面間のフランジウェイ幅を求める演算処
    理部を具備することを特徴とする分岐器区間におけるバ
    ックゲージ検測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載される分岐器区間におけ
    るバックゲージ検測装置において、 被測定レール側バックゲージ検出器はガイドレールと直
    交する方向に変位するバックゲージ測定用ローラを有
    し、バックゲージ測定用ローラをガイドレールに向けて
    弾性的にバイアスする弾性部材を有し、バックゲージ測
    定用ローラに機械的に結合してバックゲージ測定用ロー
    ラの変位を検出する偏位検出器を有し、 対側レール側バックゲージ検出器はガイドレールと直交
    する方向に変位するバックゲージ測定用ローラを有し、
    バックゲージ測定用ローラをガイドレールに向けて弾性
    的にバイアスする弾性部材を有するものであることを特
    徴とする分岐器区間におけるバックゲージ検測装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載される分岐器区間におけ
    るバックゲージ検測装置において、 バックゲージ測定用ローラは走行方向に延伸するガイド
    金具を有するものであることを特徴とする分岐器区間に
    おけるバックゲージ検測装置。
  8. 【請求項8】 請求項6および請求項7の内の何れかに
    記載される分岐器区間におけるバックゲージ検測装置に
    おいて、 通り狂い検出器は被測定レールと直交する方向に変位す
    る通り狂い測定用ローラを有し、通り狂い測定用ローラ
    を被測定レールに向けて弾性的にバイアスする弾性部材
    を有し、通り狂い測定用ローラに機械的に結合して通り
    狂い測定用ローラの変位を検出する通り狂い変位検出器
    を有し、 通り狂い測定用ローラを被測定レールに向けて弾性的に
    バイアスする弾性部材に抗して、バックゲージ測定用ロ
    ーラをガイドレールに向けて弾性的にバイアスする弾性
    部材を機械的に係合し、通り狂い測定用ローラの弾性部
    材の引っ張り強さはバックゲージ測定用ローラの弾性部
    材の引っ張り強さより大であることを特徴とする分岐器
    区間におけるバックゲージ検測装置。
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