JPH0750650Y2 - 簡易軌道検測装置 - Google Patents

簡易軌道検測装置

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JPH0750650Y2
JPH0750650Y2 JP1988020710U JP2071088U JPH0750650Y2 JP H0750650 Y2 JPH0750650 Y2 JP H0750650Y2 JP 1988020710 U JP1988020710 U JP 1988020710U JP 2071088 U JP2071088 U JP 2071088U JP H0750650 Y2 JPH0750650 Y2 JP H0750650Y2
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慶尚 金子
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、簡易軌道検測装置に関し、特に、鉄道線路
の通り狂い、高低狂いおよび水準狂いの検測を行なって
通り狂いおよび高低狂いについては正矢を求めると共
に、隣接する検測点との間の測定値の差である隣接差を
得る簡易軌道検測装置に関する。
「従来の技術」 列車が安全かつ乗心地の良い走行状態で運行されるため
には、軌道が十分な強度を持ち、常に良好な状態に保守
管理されている必要がある。
しかし、軌道は車両の大きな荷重、風雨その他の厳しい
自然力の作用に曝されて、漸次崩壊されるに到る。この
様な軌道を保守管理するには、軌道の変形状態を数量的
に的確に把握することが不可欠である。
このために、従来より軌道の変形状態を表現するに、軌
道の狂いの状態を種類別に定義しその軌道狂いの定義に
従って軌道狂いを測定している。
軌道狂いとしては、通常次の5項目の軌道狂いが定義さ
れている。
; 通り狂い(レールの長さ方向と直交する方向の位
置ずれ) ; 高低狂い(レールの高低方向の位置ずれ) ; 軌間狂い(レールの軌間距離ずれ) ; 水準性狂い(左右レールの相対的な高さ方向の位
置ずれ) ; 平面性狂い(左右のレールの踏頂面の平面性) この考案は、これら5項目の軌道狂いの内の項、項
、項を測定対象とするものである。
ここで、これら通り狂い、高低狂い、水準狂いの測定方
法について説明する。
(通り狂いを測定する方法) 第11図に示す被測定レール1A上に3点ABCを選ぶ。A点
とC点とを結ぶ直線ACを弦2と称し、この弦2に対して
レール1A上の各点と弦2との間の距離、即ち水平方向の
差が通り狂いであり、これを矢と言い、A点とC点の中
央の位置Bの矢を特に「正矢」と称す。
通り狂いの測定は被測定レール1A上に選んだ各検測点に
おける所定の弦長に対する正矢を順次検測してゆく。検
測点Bにおける正矢は2点ACを結ぶ弦と検測点Bとの間
のズレ量BB′であるから、その弦長、即ち2点ACの距離
Lにより異なる値を有する。一般に、弦長は10mあいは2
0mにすることが多い。
検測点Bの正矢の測定が済むと、次に、点Cの右側に点
Dを設定してこれらの3点B、CおよびDを選んで中間
の検測点Cの正矢を検測する。この様な測定を順次に移
動しながら各検測点B、C、D・・・における正矢を測
定する。
(高低狂いを測定する方法) 通り狂いの測定はレール1Aの軌間面を測定の対象として
この面と所定の長さの弦との間の水平方向の矢を測定す
るものである。これに対して、高低狂いの測定はレール
1Aの踏頂面を測定の対象としてこの面と所定の長さの弦
との間の高低方向の矢を測定するものである。
(水準狂いを測定する方法) 水準狂いは、左右のレールの相対的な高さ方向の位置ず
れであるが、これは第12図においては、軌間の基本寸法
G当りの左右レールの高さの差Cがこれに相当する。曲
線部においてカントのある場合は、水準狂いは正規のカ
ント量に対する増減量をいう。
水準狂いの測定方法は、先ず第12図に示す角度θを測定
し、 C=Gtanθにより水準狂いCを求める。或は、水準測量
により左右レールの高さを測定して減算により求める方
法も採用される。
「考案が解決しようとする課題」 従来からこれらの諸量を測定する検測車がある。検測車
としては、高速軌道検測車、比較的小型の軌道検測車が
ある。高速軌道検測車は一般の運行車両程度の重車両で
あり、比較的小型の軌道検測車でも500kgの重量があっ
て、これは長大な線路区間の軌道検測を主な目的として
いる。
鉄道規定によると、両レールに跨がる4輪以上の検測車
と3輪以下の検測車とはその取り扱い規定に大きな相違
がある。その規定によれば、4輪以上の検測車になると
車両とみなされ、検測するための運行予定が他の列車と
共に列車ダイヤに組み込まれることを必要とする。
一方、3輪以下の簡易検測車は車両の範疇には分類され
ず、使用条件は緩やかであって、外部業者は事前許可を
得てから自身の責任において検測に使用することが認め
られている。
ところで、列車の乗心地に関係する要因は、通り狂いお
よび高低狂いの正矢或は水準狂いそのものの大小より
も、それぞれの狂いの隣接差の大小である場合が多い。
しかし、従来の検測車の検測するデータは正矢、水準狂
いであるところから、これら測定データを持ち帰り、演
算処理により隣接差を算出し、或はグラフ上から隣接差
の大きい個所を見付けたりしているので、検測後直ちに
軌道の整正を必要とする個所を指摘することができな
い。
また、検測時点と軌道整正時点との間に大きな時間差が
有る場合、その間に軌道は検測時点の状態から変化して
いることが考えられ、正しい保線作業を行ったことには
ならないことにもなる。
更に、軌道整正作業後の仕上り検査においても、検測時
による検査は大がかりなものであるところから、各作業
個所毎に整正作業後に直ちに仕上り検査を行うことは困
難であり、手測りにより仕上り検査を行う場合が多い。
この場合、気象条件、測定者の熟練度その他に起因する
誤差の発生は避けされなかった。
この様な背景から、取扱いが簡便な3輪以下の簡易型で
あって、然も検測と同時に各正矢の隣接差および水準狂
い量が表示され、軌道整正を必要とする個所を直ちに指
摘する簡易型軌道検測装置の出現が待たれていた。
「課題を解決するための手段」 この考案は、A.通り方向の剛性は大きく高低方向の剛性
は比較的に小さい通り基準ビーム300を具備し、 この通り基準ビーム300はその長さ方向両端部の下部に
は被測定レール1Aの踏頂面上を走行する車輪301が設け
られると共に両端部の側部には被測定レール1Aの軌間面
に係合するローラ302が設けられ、 その長さ方向中間部には被測定レール1Aの踏頂面に係合
して通り基準ビーム300の高低方向の湾曲を支えると共
に接触面501を有する支持ローラ505が設けられ、 B.通り基準ビーム300の長さ方向中間部に設けられる通
り狂い検出用変位検出器600を具備し、 この通り狂い検出用変位検出器600は、その変位検知器6
06の可動ローラ604を被測定レール1Aの軌間面に常に係
合せしめて通り基準ビーム300と被測定レール1Aとの間
の通り方向の相対変位量を測定するものであり、 C.通り基準ビーム300上の長さ方向両端部に亘って搭載
される高低方向に剛性の大きい高低基準ビーム400を具
備し、 D.高低基準ビーム400の長さ方向中間部に設けられる高
低狂い検出用変位検出器700を具備し、 この高低狂い検出用変位検出器700は、その変位検知器7
05の接触子704を被測定レール1Aの踏頂面に係合する支
持ローラ505の接触面501に常に接触して高低基準ビーム
400と被測定レール1Aとの間の高低方向の相対変位量を
測定するものであり、 E.通り基準ビーム300から対側レール1Bに向って延伸す
るする水準基準ビーム500を具備し、 F.水準基準ビーム500に設けられて被測定レール1Aと対
側レール1Bとの間の水準狂いを測定する傾斜計800を具
備し、 G.水準基準ビーム500の自由端に設けられて対側レール1
Bに係合する補助車輪401を具備し、 H.被測定レール1Aの踏頂面に接触して通り基準ビーム30
0の走行距離を測定する測距装置900を具備し、 I.測距装置900により測定された通り基準ビーム300の走
行量が所定値に達する度毎に通り狂い検出用変位検出器
600が出力している被測定レール1Aの通り方向の相対変
位値および高低狂い検出用変位検出器700が出力してい
る高低方向の相対変位値を読込み、測定弦長に対する正
矢および測定弦長の2n倍(n=1、2、3、・・・)の
弦長に対する正矢を算出して記憶する通り方向正矢算出
記憶装置および高低方向正矢算出記憶装置を具備し、 J.測距装置900により測定された通り基準ビーム300の走
行量が所定値に達する度毎に傾斜計800の測定値から被
測定レール1Aと対側レール1Bとの間の水準狂いを算出し
て記憶する水準狂い算出記憶装置を具備し、 K.通り方向の相対変位量から求めた通り方向の正矢と、
高低方向の相対変位量から求めた高低方向の正矢と、水
準狂い算出記憶装置に記憶される被測定レールと対側レ
ール間との間の水準狂い量について、各隣接する検測点
間の正矢の差および水準狂い量の差を算出して記憶する
隣接差算出記憶装置を具備する、 簡易軌道検測装置を提供するものである。
「作用」 この考案の簡易軌道検測装置によれば、通り基準ビーム
300に取付けられた2つの車輪301が被測定レール1Aに係
合し、水準基準ビーム500に取付けられた補助輪401が対
側レール1Bに係合し、これらの合計3輪によりレール1A
およびレール1B上に支持されて走行することができる。
通り基準ビーム300の走行距離は測距装置900により測定
され、例えば通り基準ビーム300のビーム長の1/2の長さ
に対応する距離を進む毎に検測指令信号を出力する。
通り方向正矢算出記憶装置、高低方向正矢算出記憶装置
および水準狂い算出記憶装置は、それぞれ、この検測指
令信号に応答して、通り狂い検出変位検出器600、高低
狂い検出用変位検出器700および傾斜計800の各検測値を
読み込む。
通り狂い検出用変位検出器600の検測値は通り基準イー
ム300の寸法により決まる測定弦長に対する正矢であ
る。通り方向正矢算出記憶装置はこの検測値を基に測定
弦長の2n倍の弦長に対する正矢を算出し、この算出した
正矢および検測した正矢を通り方向正矢算出記憶装置の
記憶器に記憶する。記憶アドレスは検測回数毎に+1ず
つ歩進され、各検測点における測定弦長に対する通り方
向正矢およびその整数倍の正矢を各アドレスに分散して
記憶する。
高低方向正矢算出記憶装置は測距装置900が検測指令信
号を出力する毎に高低狂い検出用変位検出器700の検測
値を記憶すると共に測定弦長の2n倍の正矢を算出し、こ
の算出しが正矢を高低方向正矢算出記憶装置に記憶す
る。記憶アドレスは検測回数毎に+1ずつ歩進され、各
検測点における測定弦長に対する通り方向正矢および2n
倍の正矢を各アドレスに分散して記憶する。
水準狂い算出記憶装置は測距装置900から検測指令信号
が出力される毎に傾斜計800の検測値を読込んで、この
検測値を基に被測定レール1Aと対側レール1B間の高低差
即ち水準狂い量を算出し、この算出値を水準狂い量算出
記憶装置に記憶する。
更に、隣接差算出記憶装置は各記憶装置に記憶した通り
方向の正矢および高低方向の正矢、被測定レールと対側
レール間の水準狂いの値を読出して各隣接する検測点間
の隣接正矢および隣接水準狂い量の差を算出し、その算
出値を隣接差算出記憶装置に記憶する。
この様にして、測定と同時に検測点間の隣接差を算出
し、その場合で被測定レール1Aの状態を知ることができ
る。その結果、検測と同時に軌道整正作業が必要か否か
を判定することができ、検測から整正作業を行うまでの
間の時間差を僅かな時間に抑えることができ、検測結果
を基に整正することによる正しい整正を行うことができ
る。
特に、各隣接差に対して制限値を設定し、この制限値を
越える隣接差が算出されたとき警報を発する構成を負荷
することにより、検測中に整正作業を必要とする位置を
直ちに指摘することができる。よって、使い勝手のよい
軌道検測装置を提供することができる。
また、車輪が3輪であるために、簡易型として見ること
ができるから運行管理者に許可を得るだけで使うことが
でき便利である。
「実施例」 第1図ないし第9図を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第1図はこの考案による簡易軌道検測装置の平
面図、第2図は第1図に示す矢印A方向から見た側面図
を示す。
1Aは被測定レール、1Bは対側レールを示す。300は通り
基準ビームであり、その長さ方向両端部の下部には車輪
301が設けられると共に側部にはローラ302が設けられて
いる。通り基準ビーム300はこれら車輪301およびローラ
302により被測定レール1A上を滞りなく走行することが
できる。通り基準ビーム300の中央部分から対側レール1
Bに向って水準基準ビーム500が突設され、水準基準ビー
ム500の遊端部に車輪401が取付けられ、この車輪401が
対側レール1Bの踏頂面に乗せられる。
通り基準ビーム300に取付けた2個の車輪301の軸線上に
それぞれローラ302が設けられ、水準準備ビーム500の遊
端に設けた車輪401の内側にもローラ402が設けられ、こ
れらローラ302とローラ402が被測定レール1Aと対側レー
ル1Bの軌間面に内接し、通り基準ビーム300と水準基準
ビーム500を被測定レール1Aと対側レール1Bに沿って走
行することができる様に支持する。なお、水準基準ビー
ム500に取付けた車輪401とローラ402は例えば第3図に
示す様に水準準備ビーム500に対して伸縮自在に設けた
シャフト403に支持される。シャフト403はスプリング40
4により突出方向に偏倚力を受け、この偏倚力によりロ
ーラ402を対側レール1Bの軌間面に押し当て、この反力
により通り基準ビーム300に設けたローラ302が被測定レ
ール1Aの軌間面に常に当接した状態を維持する構造とし
ている。第3図に示す405はシャフト403を推動自在に支
持するスプライン、406はこのスプライン405を水準基準
ビーム500に対して固定する絶縁材である。
通り基準ビーム300に設けた2つの車輪301の軸線間の距
離Lが正矢測定のための測定弦長となる。通り基準ビー
ム300は例えばアルミの押出型材を使うことができ、偏
平な断面形状を持ちレール1Aの通り方向の弯曲に対して
は充分な剛性を示すが高低方向の弯曲に対して中央部分
が追従して変形する様に作られる。従って、通り基準ビ
ーム300の中央部分には第4図に示す様に被測定レール1
Aの踏頂面の転接して通り基準ビーム300のたるみを受け
るローラ505を設ける。このローラ505はキャスタ構造で
支持され、通り基準ビーム300の中央部の移動方向に対
してローラ505の移動方向を追従させ、ローラ505から通
り基準ビーム300に対して通り方向に向う応力が与えら
れない構造としている。501は後で説明する高低狂い検
出用変位検出器700の接触子704に上下方向の変位量を伝
達する接触面を示す。また、503はローラ505の転動方向
を転換するためのツマミ、504はその方向転操作を助け
るハンドルを示す。
次に、通り狂い検出用変位検出器600について説明す
る。この通り狂い検出用変位検出器600は通り基準ビー
ム300の中央に設けられる。即ち走行用ローラ302の設置
点間の中心位置に第5図および第6図に示す通り狂い検
出用変位検出器600を設ける。
通り狂い検出用変位検出器600はケース601の内部に設け
る。ケース601は通り基準ビーム300の対側レール1B側の
側面に取付けられる。ケース601の底板601A(第6図)
にはボールスプライン602を取付け、このボールスプラ
イン602によって推動シャフト603を通り基準ビーム300
の側面に対して直交する方向に推動自在に支持する。
推動シャフト603の通り基準ビーム300側の端部に可動ロ
ーラ604を設ける。この可動ローラ604は被測定レール1
の軌間面に転接し、スプリング605により被測定レール1
Aの軌間面に圧接される。
推動シャフト603と並行して変位検知器606を設ける。こ
の変位検出器606は例えば差動トランスを使用すること
ができる。変位検知器606の可動コア607と推動シャフト
603の間を連結バーで608により連結し、推動シャフト60
3の変位量を変位検知器606に伝達し、推動シャフト603
の変位量を電気信号に変換する。
推動シャフト603の後端側にはツマミ609を設ける。この
ツマミ609はケース601の側板からケース601の外部に導
出され、必要に応じて推動シャフト603を後方に変位さ
せることができる構造している。推動シャフト603を後
方に引き出した状態で第6図に示すストッパ611を押し
下げることによりストッパ611の先端部を連結バー608に
係合させ、可動ローラ604を待機位置に維持させる。即
ち、通り基準ビーム300を被測定レール1Aの上に乗せ、
ローラ302を被測定レール1Aの軌間面に当接させた正規
の係合状態にした後、ストッパ609を引き上げることに
より可動ローラ604を被測定レール1Aの軌間面に当接さ
せ、正矢測定状態に入る。
通り基準ビーム300の上面には高低基準ビーム400が搭載
される。高低基準ビーム400は第2図に示す様に平板を
用いることができ、平板状断面の長辺を縦長にして通り
基準ビーム300上に搭載し、高低方向に充分大きい剛性
を持たせる。
通り基準ビーム300に対しては車輪301の軸芯位置におい
て連結される。その連結構造としては一方は軸結合さ
れ、他方はローラの上に乗せられる。この様にして高低
基準ビーム400は通り基準ビーム300のたわみに対して自
由な状態で結合される。
測定弦長Lの中央部には高低狂い検出用変位検出器700
を設ける。
第4、7および8図を参照するに、高低狂い検出用変位
検出器700は高低基準ビーム400の側面に取付けられたケ
ース701の内部に収納される。即ちケース701の内部には
ボールスプライン702が取付けられ、このボールスプラ
イン702に推動シャフト703を推動自在に支持する。推動
シャフト703の推動方向は鉛直方向に選定されその下端
に接触子704が突設される。この接触子704は第4図に示
す接触面501に接触し、被測定レール1Aの踏頂面の上下
方向の変位を受け高低基準ビーム400を基準に推動シャ
フト703を被測定レール1Aの上下方向の変位に追従させ
て上下動させる。推動シャフト703とボールスプライン7
02の間にはスプリング704が架設され、推動シャフト703
を下方向に偏倚させ、接触子704を接触面501に圧接させ
ている。
推動シャフト703の軸芯と平行して変位検知器705が設け
られる。変位検知器705は差動トランスとすることがで
きる。推動シャフト703と変位検知器705の可動コア701
との間を連結バー707により連結し、被測定レール1Aの
上下方向の変動を変位検知器705に伝達する。
推動シャフト703の上端側にはツマミ708を設け、必要に
応じて推動シャフト703を上方に引き上げることができ
る様にしている。ツマミ708により推動シャフト703を引
き上げ、この状態でストッパ709をケース701の内部に向
かって押し込むことによりストッパ709を連結バー707に
係合させ、接触子704を接触面501から離れた位置に待機
させることができる構造としている。
第1図および第2図に示す800は傾斜計を示す。この傾
斜計800は水準基準ビーム500の上に搭載され、水準基準
ビーム500の傾斜面を検出する。この傾斜計は既存の傾
斜計を使用する。
第9図はこの考案の簡易軌道検測装置の電気的な構成を
示す図である。600は通り狂い検出用変位検出器、700は
高低狂い検出用変位検出器。800は傾斜計、900は測距装
置を示す。測距装置800は具体的な構造を図示して説明
していないが、通り基準ビーム300の下面に設けた車輪
にパルス発生器を取付け、車輪が例えば1回転する毎に
パルスを1個発生する。このパルスを演算処理装置CPU
に入力する。演算処理装置CPUは例えばマイクロコンピ
ュータにより構成することができる。演算処理装置CPU
に入力された測距パルスは演算処理装置CPUの内部に設
けた計数装置により累積加算され、車輪の直径によって
既知の1回転当りの走行距離値に乗算されて走行距離を
算出する。
この走行距離値が所定値に達する毎に演算処理装置CPU
はサンプルホールド回路SP1、SP2、SP3に検測指令パス
ルを出力する。
サンプルホールド回路SP1、SP2、SP3はそれぞれ通り狂
い検出用変位検出器600と、高低狂い検出用変位検出器7
00および傾斜計800のその時点における検測値をサンプ
ルホールドする。
サンプルホールド回路SP1、SP2、SP3にサンプルホール
ドされた各検出器600、700および傾斜計800の検測値は
マルチプレクサMPによって一つずつ選択されてアナログ
−ディジタル変換器ADに入力され、ディジタル信号に変
換されて演算処理装置CPUに入力される。
演算処理装置CPUは通り狂い検出用検出器600と高低狂い
検出用変位検出器700の検測値は測定弦長Lに対する正
矢としてそのまま記憶装置MEの各通り狂い記憶領域及び
高低狂い記憶領域に記憶される。
これに対して、傾斜計800の検測値は傾斜各θであるの
で、C=Gtanθを演算して水準狂い量XCを算出し、この
水準狂い量Cを水準狂い記憶領域に記憶する。1回目に
検測された正矢および水準狂い量Cは各記憶領域の第1
アドレスに記憶され、続いて2回に検測された正矢およ
び算出された水準狂いは第2アドレスに記憶され、これ
が繰返される。検測が行なわれる距離は例えば測定弦長
Lの1/2毎に行なわれる。
演算処理装置CPUは記憶装置MEに各正矢および水準狂い
量を書込むと、通り狂いに対応する正矢と、高低狂に対
応する正矢の2nの正矢を算出する演算を実行する。この
演算は演算処理装置CPUで行なわれる。サンプルホール
ド回路SP1〜SP3およびアナログマルチプレクサMP、アナ
ログーデジタル変換器AD、演算処理装置CPU、記憶装置M
E、入力装置KB、表示器DSP、は一つのケースに納めら
れ、例えば第1図に示す台311に搭載する。またプリン
タPNは台312に搭載する。
正矢を求める一般的な測定弦長は10メートル或は20メー
トルである。通り基準ビーム300の測定弦長を2.5メート
ルとすると、検測された通り方向および高低方向の各正
矢は4倍と8倍の弦長に対応する正矢に換算しなければ
ならない。
この換算は以下の如くして行なわれる。
(2倍の弦長5メートルに換算する場合) V5M=Vn-1+2Vn+Vn+1 Vn-1、Vn、Vn+1は2.5メートル拡張に対する正矢(第10
図参照)、V5Mは5メートル弦長に対する正矢である。
(上式より10メートル弦長に換算する場合) V10M=Vn-3+2Vn-2+3Vn-1+4Vn+3Vn+1+2Vn+2+Vn+3 (20メートル弦長に換算する場合) V20M=Vn-7+2Vn-6+3Vn-5+4n-4+5Vn-3+6Vn-2+7V
n-1+8Vn+7Vn+1+6Vn+2+5Vn+3+4Vn+4+3Vn+5+2Vn+6
+Vn となる。
各検測点における正矢を使用してこの演算を実行し、4
倍および8倍の弦長に対応する通り方向および高低方向
の正矢を算出し、その算出された正矢をそれぞれ記憶装
置MEに記憶する。この記憶アドレスは各検測点に対応付
けされ、各検測点に対応したアドレスをアクセスするこ
とによって2.5メートル、10メートル、20メートルの各
弦長に対応する正矢を読出すことができ、例えばプリン
タPNに打出し、また表示器DSPに表示させることができ
る。
検測中は各検測点毎に検測した2.5メートルの弦長に対
応する通り方向及び高低方向の正矢を記憶装置MEに記憶
すると共に、その4倍と8倍の弦長に対応した正矢を算
出して、この算出した正矢を記憶装置MEに記憶する動作
を繰返すと共に、各検測点間の隣接差値も算出する。
この隣接差値は今回の検測点における正矢から前回の検
測点での正矢を減算してその差の値を算出して求める。
4倍および8倍の弦長に対応する正矢に関しても同様に
隣接差を求める。
演算により求めた各隣接差値も記憶装置MEに記憶させ
る。これと共に隣接差値は予め設定されている制限値と
比較され、制限値は越えたことを検出すると処理装置CP
Uは表示器DSPに設けた例えばランプを点滅させて、その
状態を表示すると共にプリンタPNにも検測点の番号と、
隣接差、各正矢を算出して打出す。なお、制限値は検測
開始に先立って入力装置KBから予め入力しておく。
更に、処理装置CPUは傾斜計800の検測値から水準狂いを
算出し、この水準狂いも記憶装置MEに記憶する。
この様に、処理装置CPUは各検測値を記憶装置MEに書込
む動作と、走行距離を算出する動作、通り方向正矢を算
出して記憶する動作、高低方向正矢を算出して記憶する
動作、水準狂いを算出して記憶する動作、各正矢および
水準狂いの隣接差を算出して記憶する動作を全て実行す
る。
よって、この処理装置は測距装置の一部と、通り方向正
矢算出記憶装置、高低方向正矢算出記憶装置、水準狂い
算出記憶装置、隣接差算出記憶装置を構成していること
になる。
「考案の効果」 以上の通りであって、この考案によれば3輪で走行する
ため、その使用に当っては単に運行管理者から許可を得
るだけで使うことができる。よって簡便に使うことがで
き、実務には便利である。
然も検測と同時に隣接差を求めて記憶し、その場でプリ
ンタPNで打出すことができるから整正作業を行なう必要
があるが、否かはその場で判定することができる。よっ
てレールの狂いをその場で整正できるから適正な整正作
業を施すことができる。また整正作業後に直ちに検査を
行なうことができ整正作業の良否を判定することができ
る。
更に検測中に各隣接差と制限値を比較して、隣接差が制
限値を越えると警報を出す構成とした場合は整正作業を
行なう必要がある位置を直ちに指摘することができ便利
である。
更にこの考案により検測装置は線路の整正作業に利用す
る外に、例えば、線路に隣近した土木工事の監視にも利
用できる。従来は、線路を支持する下部構造物の挙動を
監視することで、列車走行の安全を確保する場合が多か
ったが、線路そのものを検測することにより、より列車
走行の安全性は高められる。この場合、定期的に測定す
る方法、最終列車通過直後の線路線形と、夜間工事後、
始発前の線路線形とを比較する方法が考えられる。
上述したこの考案の簡易軌道検測装置は、通り基準ビー
ム300の長方向両端部の下部に被測定レールの踏頂面上
を走行する車輪301を設け、両端部の側部に被測定レー
ルの軌間面に係合するローラ302を設けると共に、更に
その長さ方向中間部には被測定レール1Aの踏頂面に係合
して通り基準ビーム300の高低方向の湾曲を支えると共
に接触面501を有する支持ローラ505を設けたことによ
り、可動ローラー604のレール踏頂面からの位置を車輪3
01および支持ローラ505の高低方向の寸法により規定さ
れるほぼ一定の位置に位置決めすることができる。可動
ローラ604の走行するレール踏頂面からの位置がほぼ一
定に規定されるところから、この可動ローラ604の通り
方向の変位は被測定レーの通り狂いを正確に表現するこ
ととなる。
そして、通り基準ビーム300の形状構造を高低方向の剛
性は通り方向と比較的して小さいものとすることによ
り、検測するところである通り基準ビーム300の中間部
は高低方向の軌道狂いに対して中間部が良好に追従して
変形することができる。
ここで、この考案の簡易軌道検測装置において、通りビ
ーム300中間部に取付けられる支持ローラー505は、変位
検知器705の接触子704をその接触面501に常に接触して
高低基準ビーム400と被測定レール1Aとの間の高低方向
の相対変位量を測定する作用をするものであると共に、
上述した通り、通り基準ビーム300の中間部に設けられ
た通り狂い検出用変位検出器600の測定位置を確保する
作用をし、更に水準測定における水準基準ビーム500を
支持走行せしめる作用もするものである。従って、各測
定に本来必要とされる測定車輪数を減少することができ
る。その上に、各検知器の取付位置をすべて検測装置の
中央部に配置することができて、測定器全体の構造を簡
略化することに貢献している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による簡易軌道検測装置の一実施例を
示す平面図、第2図は第1図に示す矢印A方向から見た
側面図、第3図は第1図に示した実施例に用いた水準基
準ビームの先端部分の構造を説明するための断面図、第
4図は通り基準ビームの中央部の構造の一例を示す断面
図、第5図は通り狂い検出用変位検出器の構造の一例を
説明するための平面図、第6図はその側面図、第7図は
高低狂い検出用変位検出器の構造の一例を説明するため
の断面図、第8図はその正面方向から見た正面図、第9
図はこの考案による簡易軌道検測装置の電気的な全体の
構成を説明するためのブロック図、第10図は検測した正
矢を、その測定弦長の整数倍の弦長に対応した正矢に換
算する方法を説明するための図、第11図は正矢を求める
方法を説明するための図、第12図は基準狂い量を求める
方法を説明するための図である。 1A:被測定レール、1B:対側レール、2:測定弦長、300:通
り基準ビーム、400:高低基準ビーム、500:水準基準ビー
ム、600:通り狂い検出用変位検出器、700:高低狂い検出
用変位検出器、800:傾斜計、CPU:各演算記憶装置を構成
するマイクロコンピュータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.通り方向の剛性は大きく高低方向の剛性
    は比較的に小さい通り基準ビームを具備し、 この通り基準ビームはその長さ方向両端部の下部には被
    測定レールの踏頂面上を走行する車輪が設けられると共
    に両端部の側部には被測定レールの軌間面に係合するロ
    ーラが設けられ、 その長さ方向中間部には被測定レールの踏頂面に係合し
    て通り基準ビームの高低方向の湾曲を支えると共に接触
    面を有する支持ローラが設けられ、 B.通り基準ビームの長さ方向中間部に設けられる通り狂
    い検出用変位検出器を具備し、 この通り狂い検出用変位検出器は、その変位検知器の可
    動ローラを被測定レールの軌間面に常に係合せしめて通
    り基準ビームと被測定レールとの間の通り方向の相対変
    位量を測定するものであり、 C.通り基準ビーム上の長さ方向両端部間に亘って搭載さ
    れる高低方向に剛性の大きい高低基準ビームを具備し、 D.高低基準ビームの長さ方向中間部に設けられる高低狂
    い検出用変位検出器を具備し、 この高低狂い検出用変位検出器は、その変位検知器の接
    触子を被測定レールの踏頂面に係合する支持ローラの接
    触面に常に接触して高低基準ビームと被測定レールとの
    間の高低方向の相対変位量を測定するものであり、 E.通り基準ビームから対側レールに向って延伸するする
    水準基準ビームを具備し、 F.水準基準ビームに設けられて被測定レールと対側レー
    ルとの間の水準狂いを測定する傾斜計を具備し、 G.水準基準ビームの自由端に設けられて対側レールに係
    合する補助車輪を具備し、 H.被測定レールの踏頂面に接触して通り基準ビームの走
    行距離を測定する測距装置を具備し、 I.測距装置により測定された通り基準ビームの走行量が
    所定値に達する度毎に通り狂い検出用変位検出器が出力
    している被測定レールの通り方向の相対変位値および高
    低狂い検出用変位検出器が出力している高低方向の相対
    変位値を読込み、測定弦長に対する正矢および測定弦長
    の2n倍(n=1、2、3、・・・)の弦長に対する正矢
    を算出して記憶する通り方向正矢算出記憶装置および高
    低方向正矢算出記憶装置を具備し、 J.測距装置により測定された通り基準ビームの走行量が
    所定値に達する度毎に傾斜計の測定値から被測定レール
    と対側レールとの間の水準狂いを算出して記憶する水準
    狂い算出記憶装置を具備し、 K.通り方向の相対変位量から求めた通り方向の正矢と、
    高低方向の相対変位量から求めた高低方向の正矢と、水
    準狂い算出記憶装置に記憶される被測定レールと対側レ
    ール間との間の水準狂い量について、各隣接する検測点
    間の正矢の差および水準狂い量の差を算出して記憶する
    隣接差算出記憶装置を具備する、 ことを特徴とする簡易軌道検測装置。
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