JP2952615B2 - 搬送台車装置用自動計測装置 - Google Patents

搬送台車装置用自動計測装置

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JP2952615B2
JP2952615B2 JP11792891A JP11792891A JP2952615B2 JP 2952615 B2 JP2952615 B2 JP 2952615B2 JP 11792891 A JP11792891 A JP 11792891A JP 11792891 A JP11792891 A JP 11792891A JP 2952615 B2 JP2952615 B2 JP 2952615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場や倉庫内において荷
物の搬送を行う摩擦駆動方式の搬送台車装置の機能及び
特性検査のために用いる搬送台車装置用自動計測装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種摩擦駆動方式の搬送台車装置は図
8及び図9に一例を示す如く、軌道として地上側に敷設
した走行レール1と平行に、駆動軸4を軸受5を介し配
置して、Vベルト2を介し駆動装置3からの動力によっ
て回転駆動されるようにしてあり、上記走行レール1上
に走行車輪6及びガイド軸7を介して載置させた搬送台
車8の下面に、上記駆動軸4に圧接する駆動輪9を備え
た駆動輪ユニット10が2組取り付けてある。上記駆動
輪ユニット10は、図9に詳細を示す如く、搬送台車8
の下面に取り付けた垂直軸14に、ベアリング15を介
し旋回自在に支持されているケーシング11と、該ケー
シング11に保持された水平の駆動輪軸12に、ベアリ
ング13を介し回転自在に支持された駆動輪9と、該駆
動輪9を駆動軸4に押圧させるため上記ケーシング11
に備えた押圧スプリング16と、駆動輪9に駆動軸4の
軸方向に対して常時45゜方向への指向力を与えるため
の復帰スプリング(トーションスプリング)17とから
構成されている。又、上記各駆動輪ユニット10のケー
シング11には、アーム18をそれぞれ平行に張り出さ
せ、各アーム18の先端を、搬送台車の進行方向に対し
てその板幅が漸次増加した後減少する山形形状のコント
ロールバー19に連結し、該コントロールバー19と駆
動輪ユニット10とアーム18とで平行四辺形リンク機
構が構成してある。一方、地上側の搬送台車8の停止位
置には、中間部を支点として水平方向へ回動自在となる
ようにしたくの字形の操作レバー20と、操作レバー2
0の一端に連結したシリンダー21と、上記操作レバー
20の他端に上記コントロールバー19と係合できるよ
う回転自在に取り付けたローラ状のストッパー22とか
らなるストッパー装置23を配置した構成としてある。
【0003】上記搬送台車8は、駆動装置3によって回
転駆動される駆動軸4に対し、駆動輪ユニット10の駆
動輪9が押圧スプリング16により押し付けられている
と共に、駆動輪9が復帰スプリング17により駆動軸4
の軸方向に対して常時45゜方向に向くように設定され
ているため、駆動輪9の角度が45〜90゜の範囲で或
る角度をもつと、推力が得られて走行する。この場合、
搬送台車8は、駆動輪9の角度が45゜に近付くほど加
速され、90゜に近付くほど減速される。この搬送台車
8の加、減速の制御がコントロールバー19とストッパ
ー装置23によって行われる。すなわち、搬送台車8を
停止させようとする場合には、シリンダー21を作動さ
せてストッパー22を駆動軸4側に押し出してコントロ
ールバー19の通過位置に配置する。その状態で搬送台
車8が走行してくると、コントロールバー19の山形部
分がストッパー22に当接して徐々に押されるため、駆
動輪ユニット10に固設されているアーム18が押され
ることにより駆動輪9が90゜方向に向けられて減速さ
れ、90゜で完全に停止する。搬送台車8を発進させる
場合には、シリンダー21によるストッパー22の位置
保持を解放させる。これにより駆動輪ユニット10の復
帰スプリング17の作用で駆動輪9が45゜方向に向ら
れ、加速されて走行する。
【0004】上述した如き方式で駆動される搬送台車8
においては、駆動輪ユニット10の押圧スプリング16
によって押し付けられている駆動輪9の駆動輪軸12の
移動にも制限があることから、駆動輪9が使用年月とと
もに摩耗したり、駆動軸4が下がったりすることにより
駆動軸4から駆動輪ユニット10への推力が次第に得ら
れなくなってくる。更に、上記駆動輪9の停止角度はコ
ントロールバー19を介してストッパー22の位置と大
きく関係している。すなわち、ストッパー22の位置が
ずれていても駆動輪9の停止角度が変化する。一方、ス
トッパー22の位置にずれがなくても、コントロールバ
ー19が変形すれば駆動輪9の停止角度は変化する。し
たがって、かかる問題が発生する前に、各部の計測、検
査を行って部品を交換したり、調整したりすることが必
要となる。
【0005】そのため、従来では、駆動輪9の形状や寸
法を計測したり、駆動輪9の停止角度を計測することが
行われているが、安全上及び各機器の配置上の理由から
搬送台車8を完全に停止させた状態で、人手によりメジ
ャー、角度計、ストップウォッチ等を用いて、予め決め
られた計測項目にしたがって実施されているのが実情で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
計測方式の場合には、メジャー、角度計、ストップウォ
ッチ等を用いて計測項目毎に記録をとりながら行うた
め、計測時間が長くかかる問題があり、又、計測は目視
であるため、精度的な不安があると共に、計測には最低
でも2〜3人の人手が必要であり、更に、停止させた状
態で行うことから、設備の稼働率を低下させてしまう問
題もある。
【0007】そこで、本発明は、搬送台車を稼働させな
がら、人手を要することなく短時間で正確に計測を行う
ことができるような搬送台車装置用自動計測装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、軌道と平行に設けた駆動軸に圧接して回
転し且つ垂直軸を中心に旋回可能な駆動輪を複数備えた
搬送台車を、上記軌道に沿い走行可能に配置し、上記駆
動輪を保持するケーシングより張り出させたアームの先
端部を、上記駆動輪の旋回角度を制御するためのコント
ロールバーに連結し、地上側のステーションに、上記コ
ントロールバーの通過位置に出入し得るよう構成したス
トッパーが配設してある搬送台車装置の機能及び特性検
査に用いる搬送台車用自動計測装置において、上記駆動
輪の摩耗状態を計測するために上記駆動軸が一部途切れ
る位置に設けた駆動輪形状計測装置と、上記搬送台車を
停止させたときの駆動輪の停止角度を計測するためにス
テーションに設けた駆動輪停止角度計測装置と、上記駆
動軸のレベルを計測するために上記ケーシングの部分に
設けた駆動軸レベル計測装置と、上記ストッパーの位置
を計測するために上記搬送台車の下面側に設けたストッ
パー位置計測装置と、上記各計測装置による計測値と基
準値とを比較演算する演算装置とを備えた構成とする。
【0009】又、駆動輪停止角度計測装置として、駆動
輪の一方の幅端面と他方の幅端面を検出するよう、平行
に配置した2台1組のレーザ式センサを2組設け、2組
を同一平面上に所要の角度を付けて配置した構成の駆動
輪停止角度計測装置を用いるとよい。
【0010】更に、駆動輪形状計測装置として、移動中
の駆動輪の下端と駆動輪軸の下端を検出するレーザ式セ
ンサをそれぞれ備え、且つ上記各レーザ式センサの計測
タイミングを取る光センサを設けてなる構成の駆動輪形
状計測装置を用いることができる。
【0011】
【作用】駆動輪形状計測装置により駆動輪の摩耗状態が
計測され、駆動輪停止角度計測装置により駆動輪の停止
角度が計測され、駆動軸レベル計測装置により駆動軸の
レベルが計測され、ストッパー位置計測装置によりスト
ッパーの位置が計測され、各計測値が演算装置で基準値
と比較されることにより調整必要個所が明らかにされ
る。
【0012】又、駆動輪停止角度計測装置を、2台1組
からなる2組のレーザ式センサにより構成すると、駆動
輪が摩耗していても正確な計測が可能となる。
【0013】更に、駆動輪形状計測装置を、2台のレー
ザ式センサと、タイミング用の光センサとから構成する
と、移動中の駆動輪の幅の部分だけを正確に計測できる
ようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】図1乃至図7は本発明の一実施例を示すも
ので、図8及び図9に示す搬送台車装置と同様に、軌道
としての走行レール1と平行に設けた駆動軸4に常時圧
接して回転し且つ垂直軸14を中心に旋回可能な駆動輪
9を有する駆動輪ユニット10を複数備えている搬送台
車8を、上記走行レール1上に走行可能に載置し、且つ
上記駆動輪9を保持するケーシング11より張り出させ
たアーム18の先端を、駆動輪9の旋回角度を制御する
ためのコントロールバー19に、平行四辺形リンク機構
が形成されるように連結し、更に、上記コントロールバ
ー19の通過位置に出入し得るよう構成したストッパー
22を、地上側のステーション(搬送台車停止位置)に
配設してある構成において、駆動輪9の形状寸法を計測
して摩耗状態を計測する駆動輪形状計測装置24と、駆
動輪9の停止角度を計測する駆動輪停止角度計測装置2
5と、駆動軸4のレベルを計測する駆動軸レベル計測装
置26と、ストッパー22の位置を計測するストッパー
位置計測装置27と、上記各計測装置24,25,2
6,27の計測値を基準値と比較演算する演算装置28
とを設ける。なお、図8及び図9と同一部分には同一符
号が付してある。
【0016】上記駆動輪形状計測装置24は駆動軸4が
一部途切れる位置に設置するもので、図2及び図3に示
す如く、地上に駆動軸4と交差する向きに据え付けた架
台29上の両端部に、駆動輪9の下面を連続的に計測す
るようにした発光部と受光部とからなるスリット受光型
のレーザ式センサ24aを設置し、該レーザ式センサ2
4aよりも上方部に、駆動輪軸12の下面としてケーシ
ング11の下端を計測するようにした発光部と受光部か
らなるスリット受光型のレーザ式センサ24bを設置
し、且つ該レーザ式センサ24bよりも上部に、上記ケ
ーシング11の側端面を検出することにより上記各レー
ザ式センサ24a,24bでの計測のタイミングを取る
ようにした発光部と受光部からなる光センサ24cを設
置した構成としてある。
【0017】上記駆動輪停止角度計測装置25は、スト
ッパー装置23によって搬送台車8が停止させられるス
テーションの位置に設置するもので、図4及び図5に示
す如く、地上の駆動軸4を挟む位置に据え付けた架台3
0上に、停止位置にある駆動輪9の一方の側端を計測で
きるように、発光部と受光部からなるスリット受光型レ
ーザ式センサ25aと25bとを平行に配置し、且つ同
様なレーザ式センサ25cと25dとを上記レーザ式セ
ンサ25aと25bの同一平面上に、ある角度βを付け
て上記駆動輪9を計測できるように配置した構成として
ある。
【0018】上記駆動軸レベル計測装置26は、図2及
び図3に示す如く、駆動輪ユニット10を構成するケー
シング11の外側部に、駆動輪軸12と直交する方向に
ブラケット31を張り出させ、該各ブラケット31に、
駆動輪9の上面レベルを計測できるように発光部と受光
部からなるスリット受光型のレーザ式センサ26aを取
り付け、駆動軸4に常時押圧される駆動輪9のレベルを
介して駆動軸4のレベルが計測されるようにした構成と
してある。
【0019】又、上記ストッパー位置計測装置27は、
図1に示す如く、搬送台車8の下面側に発光部と受光部
が対向するように取り付けたスリット受光型のレーザ式
センサ27aからなり、コントロールバー19をストッ
パー22で押して搬送台車8を停止状態にしたときに、
コントロールバー19に接するストッパー22の周面部
を計測できるようにして配置構成としてある。
【0020】更に、上記演算装置28は、図6に示す如
く、CPU、計測プログラムが書き込まれたROM、R
AM、インターフェース回路等を有し、接続部32を介
して入力された各計測装置24,25,26,27から
の計測データを蓄積し基準値と比較するようにした演算
器33と、キーボード34と、CRT35と、プリンタ
36とを備え、且つ上記接続部32には、操作制御盤3
7を接続できるようにし、搬送台車8の番号や到着番号
が上記演算器33に入力されるようにしてある。なお、
上記操作制御盤37は、数台の搬送台車8が走行レール
1上を走行している状態で位置信号及び台車番号信号を
受け、搬送台車8同士が追突したりしないように且つ確
実に搬送台車8上の荷を移載できるようにストッパー2
2の作動制御を行うものである。又、この操作制御盤3
7は手動でもストッパー22を出入させることができる
ようにしてある。
【0021】駆動輪形状計測装置24による駆動輪9の
計測は次の如く行われる。すなわち、駆動輪9が駆動軸
4の途切れた位置に到着して光センサ24cが作動した
時点で、レーザ式センサ24bによってケーシング11
の下面を計測すると同時に、レーザ式センサ24aによ
って搬送台車8が一定速度で走行し駆動輪9の幅が通過
する時間だけ計測を行う。この場合、光センサ24cの
光軸を駆動輪軸12の軸芯付近に配置することにより、
ケーシング11と駆動輪9との間の隙間を検出すること
なくケーシング11の幅寸法分が通過する間だけ作動状
態を保つことができる。これにより駆動輪ユニット10
が複数個あっても常に正確な計測が可能となる。
【0022】上記において、図3に示す如く、駆動輪軸
12の中心とケーシング11の下面との間の距離をa、
レーザ式センサ24a,24b間の高さ方向の距離をl
1 、レーザ式センサ24b、24aの計測値をそれぞれ
1 、X2 とすると、駆動輪9の直径Dは、D=2{a
+l1 −(X2 −X1 )} …(1)となり、駆動輪9の
幅寸法分だけ連続的に正確に計測を行うことができる。
【0023】又、駆動輪停止角度計測装置25による駆
動輪9の停止角度の計測は次の如く行われる。すなわ
ち、図4及び図5に示す如く、駆動輪9は、通常、端面
がカットされた状態であるので、レーザ式センサ25
a,25bにより、カットされた内側寸法部分の直径Y
を計測するようにする。ここで、駆動輪9が光軸面で切
断される幅方向寸法をB、駆動輪9の端面方向寸法をW
とし、その状態での計測値をE、駆動輪9の停止角度を
αとすると、E=W sinα+B cosα …
(2)の関係が成立する。寸法Wは直径Yの下点より光軸
面までの距離Hが一定であれば、寸法Wが計算により求
められるため、停止角度αを求めることができる。
【0024】しかし、駆動輪9は使用により摩耗するこ
とから、距離Hは次第に大きくなり、同じ停止角度αで
も大きくなった値で計算されることになる。このような
不都合を取り除くために、本発明では、レーザ式センサ
25a,25bとは別にもう一組のレーザ式センサ25
c,25dが上記レーザ式センサ25a,25bと同一
平面上に角度βだけ傾けて配置してある。このレーザ式
センサ25c,25dで得られる計測値をFとすると、 F=W sin(β−α)+B cos(β−α) …(3) となる。(2)(3)式よりWを消去すると、 F sinα=(E−B cosα)・sin (β−α)+B sinα・ cos(β−α) …(4) となり、距離Hに関係なく停止角度を求めることができ
る。なお、計測値E、Fは、レーザ式センサ25a,2
5bの中心間距離をl2 、レーザ式センサ25c,25
dの中心間距離をl3 、レーザ式センサ25a,25
b,25c,25dの計測できる幅寸法をSとし、それ
ぞれの計測値をX3 、X4 、X5 、X6 とすると、 E=l2 +(X3 +X4 )−S …(5) F=l3 +(X5 +X6 )−S …(6) より計算することができる。
【0025】一方、駆動軸4のレベルは駆動軸レベル計
測装置26によって計測することができる。すなわち、
駆動輪ユニット10のケーシング11に取り付けたレー
ザ式センサ26aにより、駆動軸4の上面に沿って駆動
される駆動輪9の上面を計測することで、駆動軸9のレ
ベルを間接的に計測することができる。
【0026】更に、ストッパー22の位置はストッパー
位置計測装置27によって計測することができる。すな
わち、駆動輪9が駆動軸4の軸方向に対して90゜に近
くなるようにコントロールバー19をストッパー22で
押して搬送台車8を停止状態にしたときに、コントロー
ルバー19に接するストッパー22の面をレーザ式セン
サ27aで計測する。
【0027】上記各計測装置24,25,26,27に
より計測を行う場合、図6に示す演算装置28の電源を
投入し、次に計測制御プログラムを実行させることによ
り計測が開始される。具体的な手順は図7のフローチャ
ートに示す如くである。
【0028】上述した駆動軸レベル計測及びストッパー
位置計測は搬送台車8上で行うものである。この場合、
演算器33及びその付属機器からなる演算装置28を搬
送台車8上に載せ、前回の計測データがあれば、その入
力を行った上で作業を開始する。この際、搬送台車8が
停止するステーション位置を搬送台車8上から読み込む
ことができないときは、計測スタート位置をキーボード
35により入力する。計測の基準となるステーション位
置は軸受5の近辺で比較的上下変化のない場所を選択し
て基準ステーションとして同様に入力し、計測を開始す
る。演算器33では、各ステーション毎の計測データ又
は連続的な計測データを蓄積し、基準ステーションと比
較してCRT35に表示したり、プリンタ36により出
力を行う。又、前回の計測データがある場合は、それと
比較して同様に表示、出力を行う。
【0029】一方、駆動輪形状計測及び駆動輪停止角度
計測は地上側で行うものである。この場合、演算器33
及びその付属機器からなる演算装置28を地上に置き、
計測装置24,25と操作制御盤37を接続部32に接
続し、操作制御盤37で搬送台車8の番号及び到着信号
を演算器33に入力して計測を行う。この際、搬送台車
8の番号信号が得られない場合は、搬送台車8の並び順
に番号をキーボード35を用いて入力する。駆動輪形状
計測では、レーザ式センサ24a,24bから得られた
計測データを演算器33で蓄積し、計測が終了した段階
で計算式(1) に代入して演算を行わせ、直径及び形状を
出力する。なお、直径に関しては、前回の計測値と比較
して出力する。駆動輪停止角度計測では、レーザ式セン
サ25a,25b,25c,25dで得られた計測値を
計算式(5)(6)に代入し、得られた結果を計算式(4) に代
入して計算することにより停止角度が計測される。この
計測値も前回の計測値と比較されて出力されるものであ
る。
【0030】なお、上記各計測項目は選択式であり、必
要な項目のみ計測することができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、駆動
輪形状計測装置と駆動輪停止角度計測装置と駆動軸レベ
ル計測装置とストッパー位置計測装置と各計測値を基準
値と比較する演算装置とを備えた構成を有するので、稼
働中でも人手を要することなく短時間に計測を行うこと
ができ、したがって計測時期を自由に設定することがで
き、且つ人間による計測誤差がなくてより正確な計測値
が得られ、駆動輪の摩耗状態等が誰にでもわかるように
なると共に、前回計測値との比較により経時変化が明ら
かになることから、特に、異常摩耗等の発見を早期に行
うことができ、又、駆動輪停止角度計測装置を、平行に
配置した2台1組のレーザ式センサを2組設け、2組を
同一平面上に所要の角度を付けて配置した構成とするこ
とにより、駆動輪が摩耗していても正確に停止角度を求
めることができ、更に、駆動輪形状計測装置を、駆動輪
の下端と駆動輪軸の下端を検出するレーザ式センサと、
各レーザ式センサの計測タイミングを取る光センサとを
設けてなる構成とすることにより、駆動輪の幅が通過す
る時間だけ正確に計測することができ、複数の駆動輪に
対応できる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送台車装置用自動計測装置の一実施
例を示す搬送台車装置の概要図である。
【図2】駆動輪形状計測装置及び駆動軸レベル計測装置
を示す概要図である。
【図3】図2の一部切断側面図である。
【図4】駆動輪停止角度計測装置の概要図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】演算装置の概要を示すブロック図である。
【図7】作業手順を示すフローチャートである。
【図8】搬送台車装置の一例を示す概要図である。
【図9】駆動輪ユニットの断面図である。
【符号の説明】
1 走行レール(軌道) 4 駆動軸 8 搬送台車 9 駆動輪 11 ケーシング 12 駆動輪軸 14 垂直軸 18 アーム 19 コントロールバー 22 ストッパー 24 駆動輪形状計測装置 24a,24b レーザ式センサ 24c 光センサ 25 駆動輪停止角度計測装置 25a,25b,25c,25d レーザ式センサ 26 駆動軸レベル計測装置 27 ストッパー位置計測装置 28 演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01B 21/00 - 21/32 B61B 13/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道と平行に設けた駆動軸に圧接して回
    転し且つ垂直軸を中心に旋回可能な駆動輪を複数備えた
    搬送台車を、上記軌道に沿い走行可能に配置し、上記駆
    動輪を保持するケーシングより張り出させたアームの先
    端部を、上記駆動輪の旋回角度を制御するためのコント
    ロールバーに連結し、地上側のステーションに、上記コ
    ントロールバーの通過位置に出入し得るよう構成したス
    トッパーが配設してある搬送台車装置の機能及び特性検
    査に用いる搬送台車用自動計測装置において、上記駆動
    輪の摩耗状態を計測するために上記駆動軸が一部途切れ
    る位置に設けた駆動輪形状計測装置と、上記搬送台車を
    停止させたときの駆動輪の停止角度を計測するためにス
    テーションに設けた駆動輪停止角度計測装置と、上記駆
    動軸のレベルを計測するために上記ケーシングの部分に
    設けた駆動軸レベル計測装置と、上記ストッパーの位置
    を計測するために上記搬送台車の下面側に設けたストッ
    パー位置計測装置と、上記各計測装置による計測値と基
    準値とを比較演算する演算装置とを備えた構成を有する
    ことを特徴とする搬送台車装置用自動計測装置。
  2. 【請求項2】 駆動輪停止角度計測装置として、駆動輪
    の一方の幅端面と他方の幅端面を検出するよう、平行に
    配置した2台1組のレーザ式センサを2組設け、該各組
    のレーザ式センサを同一平面上に所要の角度を付けて配
    置してなる構成の駆動輪停止角度計測装置を用いる請求
    項1記載の搬送台車装置用自動計測装置。
  3. 【請求項3】 駆動輪形状計測装置として、移動中の駆
    動輪の下端と駆動輪軸の下端を検出するレーザ式センサ
    をそれぞれ備え、且つ上記各レーザ式センサの計測タイ
    ミングを取る光センサを設けてなる構成の駆動輪形状計
    測装置を用いる請求項1記載の搬送台車装置用自動計測
    装置。
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