JPH11108651A - 分岐器区間軌道狂い検測方法およびこの方法を実施する装置 - Google Patents

分岐器区間軌道狂い検測方法およびこの方法を実施する装置

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JPH11108651A
JPH11108651A JP27159797A JP27159797A JPH11108651A JP H11108651 A JPH11108651 A JP H11108651A JP 27159797 A JP27159797 A JP 27159797A JP 27159797 A JP27159797 A JP 27159797A JP H11108651 A JPH11108651 A JP H11108651A
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克己 藤野
Yoshihisa Kaneko
慶尚 金子
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Central Japan Railway Co
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Kaneko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐器測定点の位置情報、測定項目毎の基準
寸法その他の必要なデータベース、リード長に対する矢
の演算装置を付加して分岐器区間の各測定項目毎の狂い
量を演算出力する分岐器区間軌道狂い検測方法および装
置を提供する。 【解決手段】 分岐器区間の各軌道狂い測定項目に対す
る測定位置基本データと各軌道狂い量を演算するに使用
する軌道狂い基本データをデータ演算処理装置に内蔵さ
せ、分岐器区間に検測装置を設置してその測定始点から
測定終点に到るまで測定すると共に測定結果を蓄積し、
測定位置基本データを使用して、蓄積された測定結果か
ら各軌道狂い測定項目に対する各測定点の測定値を選び
出し、選び出された各測定点の測定値を軌道狂い基本デ
ータと比較して各軌道狂い量を演算する分岐器区間軌道
狂い検測方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分岐器区間軌道
狂い検測方法およびこの方法を実施する装置に関し、特
に、鉄道軌道において分岐器が存在する分岐器区間にお
ける軌道狂いを検測する分岐器区間軌道狂い検測方法お
よびこの方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道列車が安全かつ乗心地の良い状態で
運行されるには、軌道が充分な強度を有すると共に常に
良好な状態に保守管理されている必要がある。ところ
が、軌道は、列車の通過する都度、繰返して荷重を受け
て各部が変位、変形する結果、軌道狂いを生ずるに到
る。この軌道狂いが大きくなると、列車の乗心地は悪く
なる上に、この狂いが更に大きくなると列車の脱線事故
を起こす恐れも生ずる。この様なことから、軌道狂いの
状態はこれを常に的確に把握しておき、不良な箇所につ
いては機を失することなく、整備或は改良する必要があ
る。
【0003】軌道の変形の状態を表現する軌道狂いは、
以下の如く種類分けして定義され、この定義に従って測
定される。一般の鉄道軌道の場合、軌道狂いとしては通
常次の5項目の軌道狂いが定義されており、測定間隔は
5mを標準としている。 1.通り狂い レールの長さ方向の凹凸をいい、一般に
は長さ10mの糸をレール内側面に張り、その中央部に
おけるレールと糸との間の水平距離により表わし、基本
寸法との間の差を通り狂い量としている。
【0004】2.高低狂い レール頂面の長さ方向の凹
凸をいい、長さ10mの糸をレール頂面に張りその中央
部におけるレールと糸との間の垂直距離により表わし、
基本寸法との間の差を高低狂い量としている。 3.軌間狂い 軌間寸法の基本寸法との間の差をいい、
基本寸法との間の差を軌間狂い量としている。
【0005】4.水準狂い 軌間の基本寸法当たりの左
右レールの高さの差をいい、基本寸法との間の差を水準
狂い量としているす。 5.平面性狂い 軌道の平面に対する狂い量をいい、一
定間隔下の2点の水準狂いの代数差により表わし、基本
寸法との間の差を平面性狂い量としている。以上の軌道
狂いの測定の基本は、上述した通り、糸をレール内側面
に張り、その中央部におけるレールと糸との間の水平距
離を測定することである。ここで、図13を参照する
に、測定点0ないし測定点10の何れか2点間に張られ
た糸を「弦」としてその長さを「弦長:L」と称し、弦
の中点における弦とレールとの間の水平距離を「正矢:
V」と称している。測定点間に張られた弦と弦の中点以
外の点との間の距離を「矢」という。この正矢Vと弦長
Lとの間には、この結果のみを示すと、以下の通りの関
係がある(詳細は、特願昭63−248837号明細書
参照)。
【0006】測定点1個おきの測定点間の弦長をLと
し、各測定点の正矢をV1 、V2 ・・・V9 とした場
合、2倍の弦長2Lである測定点0と測定点4の間の弦
の正矢は V2L=V1+2V2+V3 となる。弦長2Lの2倍の4Lの弦の正矢と弦長2Lの
弦の正矢の関係もこれと同様となり、弦長4Lの弦の正
矢をVM とすると、VM =Vn-3 +2Vn-2 +3Vn-1
+4Vn+3Vn+1 +2Vn+2 +Vn+3 となる。
【0007】この様にして、短い弦長Lを測定し、これ
に基づいて2L、4L、8L、16L・・・2n Lの弦
長で測定した正矢と等価の正矢を計算により求めること
ができる。これを逓倍弦演算処理方法と称している。可
搬式軌道狂い検測装置は以上の如き測定を各測定点にお
いて実施し、記憶することができる装置である。
【0008】ここで、軌道狂い検測装置の内の可搬式軌
道狂い検測装置の従来例を図8および図9を参照して説
明する。図8は可搬式軌道狂い検測装置の外観を示す図
であり、図9はこの検測装置を被測定レールに設置した
ところを示す図である(詳細は、実願63−20710
号明細書参照)。可搬式軌道狂い検測装置とは、人力に
より軌道上を走行させて検測作業は自動的に実施する軌
道狂い検測装置をいう。通り基準ビーム100の底面に
は、被測定レール201の踏頂面上を転動し、通り基準
ビーム100を被測定レール201上に沿って走行させ
る3個の走行車輪101が長さ方向に沿って両端部およ
び中間部に取り付けられると共に、被測定レール201
の軌間面201Aに接触して回転する2個の通り狂い測
定用基準接触子102が両端部に設けられている。通り
基準ビーム100の中央部側方には、通り、軌間、およ
び水準の軌道狂い検出器を設置する検出器設置台103
が設けられている。そして、この検出器設置台103に
は、対側レール202に対して渡された2本の円筒管か
らなるアーム104が取り付けられ、このアーム104
の遊端にはアーム104に対して伸縮自在に設けられた
シャフト105を介して対側レール202と平行な補助
ビーム106が取り付けられている。
【0009】補助ビーム106の中央には対側レール2
02の踏頂面を転動する走行車輪107が取り付けられ
ると共に、対側レール軌間面202Aに接触して回転す
る軌間狂い測定用接触子108が取り付けられている。
アーム104とシャフト105の間には圧縮コイルスプ
リング109が内蔵されており、対側レール軌間面20
2Aには軌間狂い測定用接触子108が圧接され、この
圧接力の反力により通り狂い測定用基準接触子102を
被測定レールの軌間面201Aに圧接させる構造となっ
ている。
【0010】通り基準ビーム100に設けられた通り狂
い測定用基準接触子102双方の間の距離Lは通り狂い
測定の測定弦長となり、両走行車輪101の軸線間の距
離Lは高低狂い測定の測定弦長となる。通り基準ビーム
100は上下方向に偏平な断面形状を有し、レール20
1および202の通り方向の湾曲に対しては充分な剛性
を示すが、高低方向の湾曲に対しては中央部が湾曲に追
従して変形することができるものとされている。
【0011】高低基準ビーム113は通り基準ビーム1
00の上面に搭載されている。高低基準ビーム113は
図8に示される如く平板により構成され、平板断面の長
辺を上下方向にして通り基準ビーム100に搭載し、上
下方向に充分大なる剛性を示すものとされる。この高低
基準ビーム113は、通り基準ビーム100に対して走
行車輪101の軸芯位置上面において連結されており、
その連結の仕方としては一方は軸連結とすると共に他方
はローラ上に乗せるものとすることができる。この様に
して高低基準ビーム113は通り基準ビーム100の上
下方向のたわみに対して自由な状態で結合されている。
【0012】この可搬式検測装置には、軌道の欠線部を
無事に通過するための分岐器通過機構も具備されてお
り、これを図9を参照して説明する(詳細は、特願63
−326527明細書参照)。通り狂い測定用基準接触
子102の両側には、軌間面から遠ざかる方向へ扇型に
配列された複数のガイドローラ110が取り付けられる
と共に、通り基準ビーム100の中央と通り狂い測定用
基準接触子102の中間部には、それぞれ欠線部通過用
補助ローラ111が取り付けられている。そして、対側
レール202の補助ビーム106には、軌間狂い測定用
接触子108の両側および両端部の位置に複数の欠線部
通過用ガイドローラ112が取り付けられている。これ
ら補助ローラ111、およびそれぞれのガイドローラ1
12を設けることにより、可搬式検測装置は分岐器にお
ける欠線部を通過することができる。
【0013】以上の可搬式軌道狂い検測装置による各軌
道狂いおよび距離の検測の仕方を各図を参照して簡単に
説明する。 1.高低狂いの検測 図8および図10を参照して、先ず、可搬式軌道狂い検
測装置の取り付け位置および高低狂い検出器の構造を説
明する。
【0014】高低狂い検出器301は測定弦長Lの中央
部の位置において図10に示される如く高低基準ビーム
113の側面に取り付けられている(詳細は、実願63
−20710明細書参照)。ケース302の内部には、
ボールスプライン303が取り付けられ、このボールス
プライン303により推動シャフト304を推動自在に
支持している。推動シャフト304の推動方向は鉛直方
向に選定され、その下端に接触子305が取り付けられ
ている。この接触子305は接触面114に接触し、被
測定レール201の踏頂面の上下方向の偏位を走行車輪
101を介して受け、高低基準ビーム113を基準とし
て推動シャフト304を被測定レール201の上下方向
の偏位に追従させている。偏位検出器306は推動シャ
フト304の軸芯と平行に設けられている。偏位検出器
306としては差動トランスを使用することができる。
推動シャフト304と偏位検出器306の可動コア30
7との間を連結バー308により連結し、被測定レール
の上下方向の偏位を偏位検出器306に伝達している。
連結バー308と固定台309との間には引張コイルス
プリング310が設けられ、連結バー308を下方向に
引くことにより、推動シャフト304に取り付けられた
接触子305を常に接触面114に圧接させている。
【0015】2.通り狂いの検測 図8および図9により通り狂い検出器の取り付け位置お
よびその構造を説明する。通り狂い検出器401は通り
基準ビーム100の中央部に設けられた検出器設置台1
03上に測定弦長Lの中央の位置に取り付けられてい
る。通り狂い検出器401は高低狂い検出器301に対
応する同等の構造を有している。図9に示される如く、
測定ローラ403をスプリング402により被測定レー
ル201の軌間面201Aに圧接され、通り狂いの偏位
量を測定する。
【0016】3.軌間狂いの検測 図9および図11を参照して軌間狂い検出器の取り付け
位置およびその構造を説明する。図9においては、軌間
狂い検出器601は検出器設置台103に搭載されてお
り、アーム104と補助ビーム106を連結しているシ
ャフト105の遊端部に取り付けられた中継軸115の
偏位量を測定する。図11において、偏位検出器606
は差動トランスより成り、そのコア軸603と連結され
た測定軸604は圧縮コイルスプリング602により常
に中継軸115に圧接され、中継軸115の偏位をコア
軸603の偏位により測定する。
【0017】軌間狂い量は左右レール軌間面の基準寸法
に対する狂い量としており、通り狂い検出器に検出され
た狂い量と軌間狂い検出器に検出された狂い量を合計す
ることにより求めている。 4.水準狂いの検測 図8を参照して水準狂い検出器の取り付け位置およびそ
の構造を説明する。
【0018】水準狂い検出器501は検出器設置台11
3に搭載され、左右レールの傾斜角を検出するものであ
る。この水準狂い検出器501としては汎用の傾斜計を
使用する。 5.距離の検測 距離検出器の具体的な構成は図示されていないが、汎用
の距離検出器を使用することができる。距離検出器は通
りビーム100の下面に設けられる走行車輪101の内
の1個に付設される。距離検出器は測定センサとしてロ
ータリーエンコーダを有し、これを走行車輪軸に直結
し、走行車輪と一緒にロータリーエンコーダを回転させ
ることにより、定間隔を走行する毎に1個づつのパルス
を発信させる。このパルスをデータ収集装置に入力する
ことにより走行距離を積算することができる。
【0019】図12を参照して可搬式軌道狂い検測装置
の演算処理について説明する。図12において、301
は高低狂い検出器、401は通り狂い検出器、501は
水準狂い検出器、601は軌間狂い検出器、701は距
離検出器を示す。距離検出器701から発生したパルス
はマイクロコンピュータより成る処理装置CPUに入力
される。処理装置CPUに入力された距離パルスはデー
タ処理装置内部に設けた計数部により累積加算され、こ
の走行距離値が所定値に達する度毎に処理装置CPUは
サンプルホールド回路SP1 、SP2 、SP3 、および
SP4 に検測指令パルスを出力する。指令を受信したサ
ンプルホールド回路SP1 、SP 2 、SP3 、SP4
それぞれの軌道狂い検出器のその時点における検測値を
サンプルホールドする。
【0020】サンプルホールド回路SP1 、SP2 、S
3 、SP4 にサンプルホールドされた各検出器の検出
値は、マルチプレクサMPにより1個づつ選択され、ア
ナログ−ディジタル変換器ADに入力されてディジタル
変換され処理装置CPUに入力される。処理装置CPU
に入力されたそれぞれの測定値は各記憶領域に配列され
て記憶装置MEに記憶される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速軌道狂
い検測装置および可搬式軌道狂い検測装置は、何れも、
一般軌道の軌道狂いを測定対象とするものであるもので
あって、分岐器区間の軌道狂いの測定に対応するもので
はなく、分岐器区間の軌道狂いの測定は殆ど人手にたよ
っているのが現状である。人手による分岐器区間の軌道
狂いの測定は、他の軌道検査業務と比較して、測定から
測定結果の台帳の作成に到る一連の作業が非常に多くて
複雑であり、多大な人力および作業時間を必要とする。
即ち、測定をするに際して、分岐器の種類により各軌道
狂いの測定点が異なるところから、先ず、分岐器図面を
使用して測定点の位置決めをする必要がある。そして、
測定したデータはそのまま活用することはできず、スラ
ックによる拡大寸法その他の各基準寸法から狂い量を手
計算により算出しなければならない。更に、これらの基
準寸法も片開き分岐器、両開き分岐器、振分分岐器その
他の分岐器の種類、使用されるレールの単位長さの重
量、分岐器番数により様々の値をとる。その他、測定に
際して、測定時の気象条件、測定者の熟練度による測定
誤差の発生、誤記入の発生にも考慮する必要がある。
【0022】以上の様な種々の事情から、一般軌道にお
いて使用されている小型簡易な可搬式軌道狂い検測装置
をベースとした分岐器区間測定用の軌道狂い検測装置の
早期開発が要請されている。この発明は、従来の小型簡
易な可搬式軌道狂い検測装置に対して分岐器測定点の位
置情報、各測定点における各測定項目毎の基準寸法その
他の必要なデータベース、リード長に対する矢の演算装
置を付加することにより、軌道狂い検測装置より得られ
る検測結果を基にして分岐器区間の各測定項目毎の狂い
量を演算すると共に帳表出力する分岐器区間軌道狂い検
測方法およびこの方法を実施する装置を提供するもので
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】分岐器区間の各軌道狂い
測定項目に対する測定位置基本データと各軌道狂い量を
演算するに使用する軌道狂い基本データをデータ演算処
理装置に内蔵させ、分岐器区間に検測装置を設置してそ
の測定始点から測定終点に到るまで測定すると共に測定
結果を蓄積し、測定位置基本データを使用して、蓄積さ
れた測定結果から各軌道狂い測定項目に対する各測定点
の測定値を選び出し、選び出された各測定点の測定値を
軌道狂い基本データと比較して各軌道狂い量を演算する
分岐器区間軌道狂い検測方法を構成した。
【0024】そして、通り狂い検出器401、高低狂い
検出器301、水準狂い検出器501、軌間狂い検出器
601より成る軌道狂い検出器および距離検出器701
を有し、処理装置CPUを有し、距離検出器701によ
り測定される走行距離値が所定値に達する度毎に処理装
置CPUを介して検測指令パルスを受信して軌道狂い検
出器のその時点における検測値をサンプルホールドする
サンプルホールド回路SP1 、SP2 、SP3 、および
SP4 を有し、サンプルホールドされた各軌道狂い検出
器の検出値をそれぞれの記憶領域に配列記憶する記憶装
置MEを有するデータ収集装置50を具備し、データ収
集装置50から各軌道狂い検出器の検出値を入力する入
出力装置64を有し、分岐器区間の各軌道狂い測定項目
に対する測定位置基本データおよび各軌道狂い量を演算
するに使用する軌道狂い基本データを格納するハードデ
ィスクHD65を有し、データを演算処理する第2のC
PU61を有し、測定結果を表示する表示装置を有する
データ演算処理装置60を具備する可搬式軌道狂い検測
装置を構成した。
【0025】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態の説明をするに
先だって、分岐器区間の基準線側、分岐線側のそれぞれ
における各測定項目に対する測定位置を分岐器概略を示
す図1および図2を参照して説明する。鉄道軌道におい
て、分岐器が存在する分岐器区間においても、一般軌道
と同様に、測定すべき軌道狂いの項目として、通り狂
い、高低狂い、軌間狂い、水準狂いの4項目を測定すべ
く規定されている。そして、分岐器区間においては、分
岐器の機能の維持および安全の確保の両面を考慮して、
各測定項目毎に測定を実施すべき位置が規定されてい
る。分岐器の種類によっては、更に、基準線側および分
岐線側について、各測定項目毎に測定位置が決められて
いる。また、通り狂いの測定に関しては、基準線側の場
合は一般軌道と同じ糸長10mの中央の位置の正矢を測
定すべきものとされているが、分岐線側の測定の場合は
リードレールを全長Lとした弦において1/4L、1/
2L、3/4Lの位置の矢を測定し、レール継目を中心
とした6m弦における継目位置である中央点の正矢を測
定すべきものとされており、一般軌道とは測定方法も一
部異なっている。
【0026】ここで、測定位置は分岐器種別により多少
異なるが、例えば、60kgレール18# 固定クロッシ
ング使用片開き分岐器についてその測定位置を説明す
る。図1(a)に示される基準線側において、測定位置
No1、5、6、8はレール継目の位置を示し、No2
はトングレールTの先端を示し、No3はトングレール
T先端より880mm離れた位置を示し、No4はトン
グレールTの中央点を示す。
【0027】図2(a)に示される分岐線側においては
No3(V4 )、No5(V8 )、No7、No8はレ
ール継目の位置を示し、No1はトングレールT先端よ
り880mm離れた位置を示し、No2(V2 )はトン
グレールTの中央点を示し、No4(V6 )はリードレ
ールAの中央点を示し、No6(V10)はリードレール
Bの中央点を示す。V1 、V3 はトングレールTの長さ
に対する1/4の位置および3/4の位置を示し、
5 、V7 はリードレールAの長さに対する1/4の位
置および3/4の位置を示し、V9 、V11はリードレー
ルBの長さに対する1/4の位置および3/4の位置を
示す。
【0028】図1(b)および図2(b)には、各測定
位置に対する測定項目が示されている。基準線側におい
ては、通り狂いの測定は測定点を中心とした10m弦と
しているが、分岐線側においては、トングレールT、リ
ードレールA、リードレールBそれぞれのレール長さを
弦長とした1/4L、2/4L、3/4Lの位置におけ
る矢および正矢およびレール継目を中心とした6m弦正
矢としており、基準線側とは測定方法を異にしている。
【0029】以下、この発明による軌道狂い検測につい
て説明する。軌道狂い検測装置の設置および検測範囲を
図3に示す。例えば、片開き分岐器が存在する分岐器区
間を測定する場合、基準線側と分岐線側のそれぞれを各
別に測定する。分岐器のクロッシング部には、車輪のフ
ランジウェー確保のために軌間線欠線部が設けられてお
り、この欠線部は測定間隔と比較して充分長い距離とな
っている。検測装置による通り狂い測定において、測定
弦長Lで測定した正矢を基にして逓倍弦演算処理を行な
う場合、連続した測定データを必要とするが、この欠線
部が測定点となった場合、正確な測定値が得られないこ
とになる。従って、正確な測定値を得るには、通り狂い
検出器401が取り付けられている通り基準ビーム10
0を欠線部のない連続したレールである外方レールに係
合して検測装置を設置して検測を行なう。
【0030】測定始点については、トングレールTの先
端の位置に高低狂いの測定項目があり、10m弦正矢を
演算するに必要とされる5m以上の測定距離を考慮し
て、基準線側および分岐線側共に統一的に、トングレー
ルT先端より6m手前の位置を測定始点とする。測定終
点については、クロッシング部前端のレール継目の位置
に高低狂いの測定項目があり、クロッシング部の長さは
1m以上であるところから、クロッシング後端継目より
4m以上のところを測定終点とする。
【0031】測定間隔は距離検出器から発信するパルス
のカウント数により設定する。測定間隔は一定間隔とさ
れるが、各分岐器における各測定項目に対する測定され
るべき位置は様々であって、検測装置の測定点と一致す
るとは限らない。従って、測定位置と測定点とが一致し
ない場合、測定位置の前後の測定点の測定値を使用して
補間法により測定位置の測定値を求める。
【0032】この様なことから、測定誤差を少なくする
には測定間隔をできる限り細かく設定することが必要と
なるが、各測定間の軌道狂い変化量およびメモリの記憶
容量を考慮して実施例は測定精度に影響されない10c
mを測定間隔としている。ここで、基本データについて
説明する。基本データとしては、各測定項目に対する測
定位置基本データ、および各測定結果より狂い量を演算
するに使用される各軌道狂い基本データの2種類が作成
される。例えば、片開き分岐器の場合は、基準線側およ
び分岐線側のそれぞれについて2種類作成される。測定
位置基本データは、分岐器図面に記載される各レールの
長さおよび各継目の遊間量の値を基にして、測定始点か
ら測定位置までの距離として各分岐器毎に作成される。
軌道狂い基本データは、各分岐器における各測定位置
の、各測定項目に対する基本寸法とする。図4は基本デ
ータの一例を示す。
【0033】ところで、分岐線側の通り狂いについて
は、図2に示される通り、各レールの長さを弦長とした
1/4L、2/4L、3/4Lの位置における矢および
正矢、レール継目を中心とした6m弦正矢を測定する。
測定された測定弦長Lに対する正矢から各測定弦長に対
する正矢を演算する場合、図13に示される倍長演算の
演算式により求めることができるが、各レールの長さは
様々でり、倍長演算による弦長とは必ずしも一致しない
ので、必要とするレール長さを弦長とする正矢は求める
ことができない。また、1/4L、3/4Lの位置につ
いての矢も演算することができない。ここで、この発明
は、分岐線側の通り狂いを演算する仕方として「軌道の
正矢を実線形に変換する方法」を使用する。これを図5
を参照して説明する。
【0034】図5は測定した正矢から軌道の実線形を求
める過程を示す図である。図5Aは軌道の直線部におけ
る変形部を含む実線形を示す。この変形部は+1ないし
+9の9個の測定点に亘って生じており、その変形量は
10mmとされている。この変形部を弦長Lで測定点を
順次ずらしながら小刻みに測定した正矢は図5Bに示さ
れる如くになる。即ち、正矢は測定点1で−2.5mm、
測定点3で+2.5mm、測定点7で+2.5mm、測定点9
で−2.5mmの値となる。この図5Bに示される正矢に
基づいて弦長2Lにより測定した正矢と等価な値は図5
Cに示される如くになる。以下、同様にして、図5Dは
弦長4Lにより測定した正矢と等価な値を示し、図5E
は弦長8Lにより測定した正矢と等価な値を示し、図5
Fは弦長16Lにより測定した正矢と等価な値を示す。
図5Fは図5Aに示した実線形と一致した。図5の具体
例は、変形部については、その幅4Lについて+1ない
し+9の9個の測定点が設定されて小刻みに測定された
ものであるが、結局、幅4Lの変形部を弦長16Lによ
り測定したところで変形部を含む軌道の正矢が実線形に
変換されたことを意味している(詳細は、特願昭63−
248837号明細書参照)。この発明は、測定弦長L
で求めた測定値に逓倍弦演算処理を施し、実線形に変換
し、次いで変換した実線形の値から各弦長に対する正矢
および矢を演算して求める。
【0035】最後に、図6を参照してこの発明の可搬式
軌道狂い検測装置によるデータの処理について説明す
る。この発明の可搬式軌道狂い検測装置は、図12に示
される可搬式軌道狂い検測装置をそのままデータ収集装
置50とし、これに新たにデータ演算処理装置60を付
加したものである。データ演算処理装置60において、
データを演算処理するCPU61、データを表示するC
RT62およびキーボード63はパーソナルコンピュー
タの構成要素を使用することができる。ハードディスク
HD65には、各種の分岐器毎のデータベースとして各
測定点の位置情報である測定位置基本データ、各測定点
における各測定項目毎の基本寸法である測定位置基本デ
ータを予め準備して記憶させておく。メモリRAM66
には、CPU61を所定の順序で動作させる処理プログ
ラムを収納しておく。データ収集装置50は軌道検測し
た結果である測定データをその記憶装置MEに記憶して
おく。軌道検測の終了後、記憶装置MEからデータ演算
処理装置60に取り込んだ測定データは、入出力装置で
あるI/O64を介してCPU61に入力され、CPU
61からHD65に転送記憶される。
【0036】ここで、データ演算処理装置60の演算処
理動作を図7のフローチャートを参照して説明する。先
ず、データ演算処理装置60をSTARTし、キーボー
ド63を操作して分岐器の種類を入力選択すると、処理
プログラムが起動する。HD65に書き込まれている各
測定点の位置情報、基本寸法、測定データが順次に検索
読み出され、CPU51において演算比較処理される。
CPU51の演算結果は、HD65に再度記憶されると
共に入出力装置I/O64を介してCRT62に出力表
示される。CPU51が演算処理した演算値が予め規定
される基本寸法と比較してその限界範囲を超えた場合、
このことはCRT62に点滅表示され、或は表示の色を
変更する。次いで、演算比較処理結果をHD65に記憶
し、終了する。
【0037】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、一般軌道の可搬式軌道狂い検測装置をそのままデー
タ収集装置とし、これに新たにデータ演算処理装置を付
加することにより容易に分岐器区間軌道狂い検測装置を
構成し、分岐器区間軌道狂いを検測することができる。
【0038】そして、各分岐器のデータベースを作成し
てコンピュータの固定ディスクに記憶させておくことに
より、検測装置による検測後直ちに演算処理を行ない、
各軌道狂いを出力することができる。また、測定データ
と基本寸法を比較することにより、基本寸法に対する限
界範囲を越えた場合にこれを表示器上に容易に表示させ
ることができる。従って、検測における作業時間を人力
と比較して大幅に短縮することができ、しかも軌道の状
況を的確に把握することができることから、分岐器区間
検測時の安全性の確保にその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】基準線側測定項目および測定位置を説明する
図。
【図2】分岐線側測定項目および測定位置を説明する
図。
【図3】基準線および分岐線を示す図。
【図4】測定位置および基本寸法の例を示す図。
【図5】測定した正矢から軌道の実線形を求める過程を
示す図。
【図6】データ演算処理装置を説明する図。
【図7】実施例の動作フローチャート。
【図8】可搬式軌道狂い検測装置の従来例を示す図。
【図9】図8の従来例をレールに設置したところを示す
図。
【図10】高低狂い検出器を説明する図。
【図11】軌間狂い検出器を説明する図。
【図12】従来例の演算処理を説明する図。
【図13】測定原理および逓倍弦演算処理を説明する
図。
【符号の説明】
50 データ収集装置 60 データ演算処理装置 61 第2のCPU 64 入出力装置 65 ハードディスクHD 301 高低狂い検出器 401 通り狂い検出器 501 水準狂い検出器 601 軌間狂い検出器 701 距離検出器 CPU 処理装置 ME 記憶装置 SP1 、SP2 、SP3 、SP4 サンプルホールド回

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐器区間の各軌道狂い測定項目に対す
    る測定位置基本データおよび各軌道狂い量を演算するに
    使用する軌道狂い基本データをデータ演算処理装置に内
    蔵させ、 分岐器区間に検測装置を設置してその測定始点から測定
    終点に到るまで測定すると共に測定結果を蓄積し、 測定位置基本データを使用して、蓄積された測定結果か
    ら各軌道狂い測定項目に対する各測定点の測定値を選び
    出し、選び出された各測定点の測定値を軌道狂い基本デ
    ータと比較して各軌道狂い量を演算することを特徴とす
    る分岐器区間軌道狂い検測方法。
  2. 【請求項2】 通り狂い検出器、高低狂い検出器、水準
    狂い検出器、軌間狂い検出器より成る軌道狂い検出器お
    よび距離検出器を有し、処理装置CPUを有し、距離検
    出器により測定される走行距離値が所定値に達する度毎
    に処理装置CPUを介して検測指令パルスを受信して軌
    道狂い検出器のその時点における検測値をサンプルホー
    ルドするサンプルホールド回路、およびを有し、サンプ
    ルホールドされた各軌道狂い検出器の検出値をそれぞれ
    の記憶領域に配列記憶する記憶装置MEを有するデータ
    収集装置を具備し、 データ収集装置から各軌道狂い検出器の検出値を入力す
    る入出力装置を有し、分岐器区間の各軌道狂い測定項目
    に対する測定位置基本データおよび各軌道狂い量を演算
    するに使用する軌道狂い基本データを格納するハードデ
    ィスクを有し、データを演算処理する第2のCPUを有
    し、測定結果を表示する表示装置を有するデータ演算処
    理装置を具備する、 ことを特徴とする可搬式軌道狂い検測装置。
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