JP2000290619A - 硬化型粘接着剤組成物及び硬化型粘接着シート - Google Patents
硬化型粘接着剤組成物及び硬化型粘接着シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 硬化前は粘着性を示し、光照射によるカチ
オン重合反応で硬化することで接着剤並みの接着力を発
揮する硬化型粘接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 ゴム系ポリマー100重量部とカチオン
重合性官能基を有する樹脂成分10〜200重量部とカ
チオン重合開始剤を配合して得られる組成物とする。
オン重合反応で硬化することで接着剤並みの接着力を発
揮する硬化型粘接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 ゴム系ポリマー100重量部とカチオン
重合性官能基を有する樹脂成分10〜200重量部とカ
チオン重合開始剤を配合して得られる組成物とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化前は粘着性を
示しながら、光照射によるカチオン重合反応により硬化
して接着剤並みの接着力を発揮する硬化型粘接着剤組成
物及び硬化型粘接着シートに関する。
示しながら、光照射によるカチオン重合反応により硬化
して接着剤並みの接着力を発揮する硬化型粘接着剤組成
物及び硬化型粘接着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】常温で手軽に貼合できる粘着テープの利
点と、大きな接着強度が得られる接着剤の長所とを両立
させる試みが行われてきており、このような材料は粘接
着剤と呼ばれている。粘接着剤は、必要に応じて支持体
を用いてシート状に成形され、粘接着シートとして用い
られることもある。一般に、粘接着剤中には粘着性成分
と熱、湿度、光等のトリガーによって反応する架橋成分
が含有され、被着体の接合に供される際に前者が常温貼
合や位置調整を可能とする一方、貼合後に後者がトリガ
ーを与えられて架橋を開始し、接着剤のように大きな接
着強度を示すものとなる。そして、粘接着シートとして
使用される場合は予め所定の形状に切断加工されたもの
が貼合に供されるのが一般的であり、切断の際に切断刃
を汚染したり、糸引きによる合着や変形を生じたりする
ことのない切断加工性が要求される。
点と、大きな接着強度が得られる接着剤の長所とを両立
させる試みが行われてきており、このような材料は粘接
着剤と呼ばれている。粘接着剤は、必要に応じて支持体
を用いてシート状に成形され、粘接着シートとして用い
られることもある。一般に、粘接着剤中には粘着性成分
と熱、湿度、光等のトリガーによって反応する架橋成分
が含有され、被着体の接合に供される際に前者が常温貼
合や位置調整を可能とする一方、貼合後に後者がトリガ
ーを与えられて架橋を開始し、接着剤のように大きな接
着強度を示すものとなる。そして、粘接着シートとして
使用される場合は予め所定の形状に切断加工されたもの
が貼合に供されるのが一般的であり、切断の際に切断刃
を汚染したり、糸引きによる合着や変形を生じたりする
ことのない切断加工性が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子や精密
の分野においては接着面積が微小化してきており、これ
らの分野に用いられる粘接着シートの切断加工もますま
す微細化を要求されている。このため、従来の粘接着シ
ートでは切断加工性が不足しがちであることに加えて、
接着力も不足する傾向が顕著になってきた。本発明の目
的は、染み出しが少なく微細な形状に加工できる切断加
工性と高い接着力を有する硬化型粘接着シートを提供す
ること並びにそのための硬化型粘接着剤組成物を提供す
ることにある。
の分野においては接着面積が微小化してきており、これ
らの分野に用いられる粘接着シートの切断加工もますま
す微細化を要求されている。このため、従来の粘接着シ
ートでは切断加工性が不足しがちであることに加えて、
接着力も不足する傾向が顕著になってきた。本発明の目
的は、染み出しが少なく微細な形状に加工できる切断加
工性と高い接着力を有する硬化型粘接着シートを提供す
ること並びにそのための硬化型粘接着剤組成物を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム系ポリマ
ー100重量部に対し、これを除くカチオン重合性官能
基を有する樹脂成分10〜200重量部及び有効量の光
カチオン重合開始剤を配合してなる硬化型粘接着剤組成
物並びにこの組成物をシート状に成形してなる硬化型粘
接着シートにより上記課題が達成されることを見出し、
完成されたものである。以下に本発明を詳述する。
ー100重量部に対し、これを除くカチオン重合性官能
基を有する樹脂成分10〜200重量部及び有効量の光
カチオン重合開始剤を配合してなる硬化型粘接着剤組成
物並びにこの組成物をシート状に成形してなる硬化型粘
接着シートにより上記課題が達成されることを見出し、
完成されたものである。以下に本発明を詳述する。
【0005】本発明のゴム系ポリマーとしては、クロロ
プレンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム、ランダム型スチレン−ブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、エチレン
−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレンブロックゴム、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロックゴム、スチレン
−エチレンブチレン−スチレンブロックゴム、スチレン
−ブタジエンブロックゴム等の合成ゴムや天然ゴム及び
これらを更に水素添加、グラフト化変性処理したものが
例示でき、単独又は複数の組み合わせとして用いられ
る。ゴム系ポリマーは粘着性成分として機能するととも
に、組成物に凝集力を付与し被着体に対する親和性を有
するので、シート化して使用する際に適度のタックと仮
止め性が得られる。
プレンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム、ランダム型スチレン−ブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、エチレン
−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム、スチレン−イソプレン−スチレンブロックゴム、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロックゴム、スチレン
−エチレンブチレン−スチレンブロックゴム、スチレン
−ブタジエンブロックゴム等の合成ゴムや天然ゴム及び
これらを更に水素添加、グラフト化変性処理したものが
例示でき、単独又は複数の組み合わせとして用いられ
る。ゴム系ポリマーは粘着性成分として機能するととも
に、組成物に凝集力を付与し被着体に対する親和性を有
するので、シート化して使用する際に適度のタックと仮
止め性が得られる。
【0006】ゴム系ポリマーのうち、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロックゴム、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロックゴム、スチレン−エチレンブチレン−
スチレンブロックゴム、スチレン−ブタジエンブロック
ゴム及びこれらの水素添加物を用いることで高い接着力
が得られる。この理由は明確ではないが、カチオン重合
性官能基を有する樹脂成分がブロックゴムの特定のブロ
ックと相溶することで硬化後に安定した海島構造をと
り、剥離応力が加わったときに島相が変形して剥離応力
を吸収するためではないかと推定される。このような硬
化構造とするには、カチオン重合性官能基を有する樹脂
成分とブロックゴムの各ブロックとの相溶性、即ち、S
P値を考慮して組み合わせを決定すればよく、樹脂成分
のSP値を各ブロックのSP値の一方に近づけ、他方か
ら遠ざけることで、一方のブロックには相溶し他方には
相溶しにくい構造とすることができる。
レン−スチレンブロックゴム、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロックゴム、スチレン−エチレンブチレン−
スチレンブロックゴム、スチレン−ブタジエンブロック
ゴム及びこれらの水素添加物を用いることで高い接着力
が得られる。この理由は明確ではないが、カチオン重合
性官能基を有する樹脂成分がブロックゴムの特定のブロ
ックと相溶することで硬化後に安定した海島構造をと
り、剥離応力が加わったときに島相が変形して剥離応力
を吸収するためではないかと推定される。このような硬
化構造とするには、カチオン重合性官能基を有する樹脂
成分とブロックゴムの各ブロックとの相溶性、即ち、S
P値を考慮して組み合わせを決定すればよく、樹脂成分
のSP値を各ブロックのSP値の一方に近づけ、他方か
ら遠ざけることで、一方のブロックには相溶し他方には
相溶しにくい構造とすることができる。
【0007】更に、ゴム系ポリマーがカチオン重合性官
能基と反応する官能基を有する場合には、カチオン重合
性官能基を有する樹脂成分との間で架橋させることによ
り最終的に硬化物のマトリックスを形成するため、耐熱
性並びに接着力を一段と向上させることができる。この
際の架橋反応には付加反応、縮合反応等ばかりでなく重
合反応を利用してもよく、光によるカチオン重合反応は
特に効果的である。官能基としてはカルボキシル基、メ
ルカプト基、水酸基、アジリジニル基、エポキシ基、イ
ソシアネート基、アミノ基、燐酸基、その他の有機酸基
等が挙げられる。これらの官能基をゴム系ポリマーに導
入するには共重合、カップリング等の方法やプラズマ放
電、コロナ放電等の酸化処理を利用することができる。
官能基濃度が低いと耐熱性や接着力を向上する効果が小
さく、充分な効果を期待したい場合は1molの官能基
を含有する官能基当量として10000(gゴム系ポリ
マー/mol)以下とすることが望ましい。
能基と反応する官能基を有する場合には、カチオン重合
性官能基を有する樹脂成分との間で架橋させることによ
り最終的に硬化物のマトリックスを形成するため、耐熱
性並びに接着力を一段と向上させることができる。この
際の架橋反応には付加反応、縮合反応等ばかりでなく重
合反応を利用してもよく、光によるカチオン重合反応は
特に効果的である。官能基としてはカルボキシル基、メ
ルカプト基、水酸基、アジリジニル基、エポキシ基、イ
ソシアネート基、アミノ基、燐酸基、その他の有機酸基
等が挙げられる。これらの官能基をゴム系ポリマーに導
入するには共重合、カップリング等の方法やプラズマ放
電、コロナ放電等の酸化処理を利用することができる。
官能基濃度が低いと耐熱性や接着力を向上する効果が小
さく、充分な効果を期待したい場合は1molの官能基
を含有する官能基当量として10000(gゴム系ポリ
マー/mol)以下とすることが望ましい。
【0008】本発明においてカチオン重合性官能基を有
する樹脂成分とは、分子内にエポキシ基、水酸基、メル
カプト基、ビニルエーテル基、エピスルフィド基、エチ
レンイミン基等を有するモノマー、オリゴマー、ポリマ
ーを指すものとし、特に分子量に制限はない。これら官
能基のうちでもエポキシ基は反応性に富み、エポキシ樹
脂は種類も多く安価に入手できるので好適に用いられ
る。
する樹脂成分とは、分子内にエポキシ基、水酸基、メル
カプト基、ビニルエーテル基、エピスルフィド基、エチ
レンイミン基等を有するモノマー、オリゴマー、ポリマ
ーを指すものとし、特に分子量に制限はない。これら官
能基のうちでもエポキシ基は反応性に富み、エポキシ樹
脂は種類も多く安価に入手できるので好適に用いられ
る。
【0009】エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェ
ノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS
型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック
型、グリシジルエーテル型、グリシジル化アミン型等の
エポキシ樹脂或いは脂環式エポキシ樹脂を例示すること
ができ、また、エポキシ基含有オリゴマーとしてビスフ
ェノールA型エポキシオリゴマーを例示できる。更に、
エポキシ基含有モノマーやオリゴマーの付加重合体を用
いてもよく、このようなものとしてグリシジル化ポリエ
ステル、グリシジル化ポリウレタン、グリシジル化アク
リルを挙げることができる。
ノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS
型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック
型、グリシジルエーテル型、グリシジル化アミン型等の
エポキシ樹脂或いは脂環式エポキシ樹脂を例示すること
ができ、また、エポキシ基含有オリゴマーとしてビスフ
ェノールA型エポキシオリゴマーを例示できる。更に、
エポキシ基含有モノマーやオリゴマーの付加重合体を用
いてもよく、このようなものとしてグリシジル化ポリエ
ステル、グリシジル化ポリウレタン、グリシジル化アク
リルを挙げることができる。
【0010】上記カチオン重合性官能基を含有する樹脂
成分は、必要に応じて異種の樹脂で変性されていてもよ
く、例えばラジカル重合性不飽和結合のような反応性官
能基が導入されたものであってもよい。特に、エポキシ
樹脂は可撓性に劣るため、ウレタン変性、ポリサルファ
イド変性、ゴム変性等の変性エポキシ樹脂も好適に用い
ることができる。
成分は、必要に応じて異種の樹脂で変性されていてもよ
く、例えばラジカル重合性不飽和結合のような反応性官
能基が導入されたものであってもよい。特に、エポキシ
樹脂は可撓性に劣るため、ウレタン変性、ポリサルファ
イド変性、ゴム変性等の変性エポキシ樹脂も好適に用い
ることができる。
【0011】カチオン重合性官能基を含有する樹脂成分
は、ゴム系ポリマー100重量部に対して10〜200
重量部配合される。10重量部未満では硬化密度が低下
して凝集力も不足し、耐熱性が低下する。一方、200
重量部を超過すると粘着性を満足できなくなる。また、
全組成物中のカチオン重合性官能基当量は、大き過ぎる
と、即ち、官能基量が少な過ぎると硬化速度が遅くなっ
たり、硬化物の凝集力が不足する結果、接着力や耐熱性
が低下するので、5000(g/mol)以下とするこ
とが好ましい。
は、ゴム系ポリマー100重量部に対して10〜200
重量部配合される。10重量部未満では硬化密度が低下
して凝集力も不足し、耐熱性が低下する。一方、200
重量部を超過すると粘着性を満足できなくなる。また、
全組成物中のカチオン重合性官能基当量は、大き過ぎる
と、即ち、官能基量が少な過ぎると硬化速度が遅くなっ
たり、硬化物の凝集力が不足する結果、接着力や耐熱性
が低下するので、5000(g/mol)以下とするこ
とが好ましい。
【0012】光カチオン重合開始剤は、光をトリガーと
して容易に励起されて重合開始物質を発生するものであ
る。これにはイオン性光酸発生タイプ又は非イオン性光
酸発生タイプがあり、いずれも使用可能である。イオン
性光酸発生タイプとしては、芳香族ジアゾニウム塩、芳
香族ハロニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ホス
ホニウム塩等のオニウム塩や、鉄−アレン錯体、チタノ
セン錯体、アリールシラノールーアルミニウム錯体等の
有機金属錯体などを挙げることができる。より具体的に
は、例えば、旭電化社製商品名「オプトマーSP−15
0」、「オプトマーSP−170」、ゼネラルエレクト
ロニクス社製商品名「UVE−1014」、サートマー
社製商品名「CD−1012」などの市販のものを用い
ることができる。一方、非イオン性光酸発生タイプとし
ては、ニトロベンジルエステル、リン酸エステル、スル
ホン酸誘導体、フェノールスルホン酸エステル、ジアゾ
ナフトキノン、N−ヒドロキシイミドスルホナート等を
例示できる。
して容易に励起されて重合開始物質を発生するものであ
る。これにはイオン性光酸発生タイプ又は非イオン性光
酸発生タイプがあり、いずれも使用可能である。イオン
性光酸発生タイプとしては、芳香族ジアゾニウム塩、芳
香族ハロニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ホス
ホニウム塩等のオニウム塩や、鉄−アレン錯体、チタノ
セン錯体、アリールシラノールーアルミニウム錯体等の
有機金属錯体などを挙げることができる。より具体的に
は、例えば、旭電化社製商品名「オプトマーSP−15
0」、「オプトマーSP−170」、ゼネラルエレクト
ロニクス社製商品名「UVE−1014」、サートマー
社製商品名「CD−1012」などの市販のものを用い
ることができる。一方、非イオン性光酸発生タイプとし
ては、ニトロベンジルエステル、リン酸エステル、スル
ホン酸誘導体、フェノールスルホン酸エステル、ジアゾ
ナフトキノン、N−ヒドロキシイミドスルホナート等を
例示できる。
【0013】これらの光カチオン重合開始剤は単独で用
いられてもよく、2種以上併用されてもよい。また、有
効活性波長の異なる複数の光カチオン重合開始剤を用い
て多段階硬化させてもよい。更に、他の光重合開始剤、
例えば光ラジカル重合開始剤又は光アニオン重合開始剤
を併用してもよく、この場合、必ずしも光ラジカル重合
開始剤や光アニオン重合開始剤を活性化する光の波長
は、光カチオン重合開始剤を活性化する波長と同等であ
る必要はない。
いられてもよく、2種以上併用されてもよい。また、有
効活性波長の異なる複数の光カチオン重合開始剤を用い
て多段階硬化させてもよい。更に、他の光重合開始剤、
例えば光ラジカル重合開始剤又は光アニオン重合開始剤
を併用してもよく、この場合、必ずしも光ラジカル重合
開始剤や光アニオン重合開始剤を活性化する光の波長
は、光カチオン重合開始剤を活性化する波長と同等であ
る必要はない。
【0014】光カチオン重合開始剤はカチオン重合が進
行するための有効量が配合されればよいが、具体的には
光によりカチオン重合反応する官能基1molに対し、
0.001〜10mol%、より好ましくは0.01〜
5mol%の範囲とされるのがよい。0.001mol
%よりも少ない場合には、十分に光カチオン重合が進行
しなかったり、硬化速度が遅くなって未硬化物が増加
し、耐熱性や耐クリープ性が低下することがあり、10
mol%よりも多いと、光照射による硬化が速く進みす
ぎ、被着体に貼付するまでの作業時間が制約されること
がある。
行するための有効量が配合されればよいが、具体的には
光によりカチオン重合反応する官能基1molに対し、
0.001〜10mol%、より好ましくは0.01〜
5mol%の範囲とされるのがよい。0.001mol
%よりも少ない場合には、十分に光カチオン重合が進行
しなかったり、硬化速度が遅くなって未硬化物が増加
し、耐熱性や耐クリープ性が低下することがあり、10
mol%よりも多いと、光照射による硬化が速く進みす
ぎ、被着体に貼付するまでの作業時間が制約されること
がある。
【0015】光カチオン重合開始剤を活性化する光とし
ては、赤外線、可視光線、紫外線、X線、α線、β線、
γ線、電子線等を例示できるが、経済性及び安全性の観
点から紫外線以上の波長の光が好ましい。特に、波長2
00〜400nmの紫外線は取扱いが容易であり、エネ
ルギー量も高いため好ましく採用される。紫外線を発生
する光源としては水銀灯、メタルハライドランプ、ケミ
カルランプ等が例示できる。
ては、赤外線、可視光線、紫外線、X線、α線、β線、
γ線、電子線等を例示できるが、経済性及び安全性の観
点から紫外線以上の波長の光が好ましい。特に、波長2
00〜400nmの紫外線は取扱いが容易であり、エネ
ルギー量も高いため好ましく採用される。紫外線を発生
する光源としては水銀灯、メタルハライドランプ、ケミ
カルランプ等が例示できる。
【0016】本発明においては、粘着付与剤を用いても
よい。粘着付与剤としては、脂肪族石油系樹脂、芳香族
石油系樹脂、脂環族石油系樹脂、ロジン系樹脂、フェノ
ール系樹脂、キシレン系樹脂、クマロン・インデン系樹
脂、テルペン系樹脂、及びこれらのエステル、水素添加
物、酸変性物等が挙げられる。これらの粘着付与剤は単
独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよ
い。粘着付与剤は剥離強度の向上に寄与するものである
が、過度の配合は粘接着剤を硬質化させ、初期粘着性を
低下させたり屈曲性を低下させたりするので、ゴム系ポ
リマー100重量部に対して200重量部以内とするこ
とが望ましい。
よい。粘着付与剤としては、脂肪族石油系樹脂、芳香族
石油系樹脂、脂環族石油系樹脂、ロジン系樹脂、フェノ
ール系樹脂、キシレン系樹脂、クマロン・インデン系樹
脂、テルペン系樹脂、及びこれらのエステル、水素添加
物、酸変性物等が挙げられる。これらの粘着付与剤は単
独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよ
い。粘着付与剤は剥離強度の向上に寄与するものである
が、過度の配合は粘接着剤を硬質化させ、初期粘着性を
低下させたり屈曲性を低下させたりするので、ゴム系ポ
リマー100重量部に対して200重量部以内とするこ
とが望ましい。
【0017】本発明においては、更に、無機系微粒子や
有機系微粒子を配合してもよい。粘接着シートを被着体
から剥離する際に微粒子の界面に空隙が発生し、この空
隙が破壊応力を緩和する結果、接着力を向上できる場合
があるからである。無機系微粒子としては、ガラス、シ
リカ、マイカ、アルミナ、マグネシア、ゼオライト、モ
ンモリロナイト、金属の炭酸塩や塩化物等が挙げられ、
有機系微粒子としては、アクリル、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド、ゴム等が挙げられる。なお、これらの微粒子の形
状は球状、繊維状等の定形でもよく、不定形のものであ
ってもよい。また、中空であってもよく、中実のもので
あってもよい。微粒子の過度の配合は初期粘着性の低下
や接着力の低下を招くことになるため、粘接着剤組成物
全体の50体積%程度以下とすることが望ましい。
有機系微粒子を配合してもよい。粘接着シートを被着体
から剥離する際に微粒子の界面に空隙が発生し、この空
隙が破壊応力を緩和する結果、接着力を向上できる場合
があるからである。無機系微粒子としては、ガラス、シ
リカ、マイカ、アルミナ、マグネシア、ゼオライト、モ
ンモリロナイト、金属の炭酸塩や塩化物等が挙げられ、
有機系微粒子としては、アクリル、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド、ゴム等が挙げられる。なお、これらの微粒子の形
状は球状、繊維状等の定形でもよく、不定形のものであ
ってもよい。また、中空であってもよく、中実のもので
あってもよい。微粒子の過度の配合は初期粘着性の低下
や接着力の低下を招くことになるため、粘接着剤組成物
全体の50体積%程度以下とすることが望ましい。
【0018】本発明の硬化型粘接着剤組成物は、高温で
溶融混練したり適宜の溶剤で希釈混合したものを、被着
体に直接塗布して粘接着剤として使用してもよいが、シ
ート状に成形した粘接着シートとして用いることもでき
る。この場合、非剥離性支持体の片面にのみ粘接着剤層
を有する片面粘接着シート、非剥離性支持体の両面に粘
接着剤層を有する両面粘接着シート、非剥離性支持体を
有しない両面粘接着シートのいずれかの形態を採ること
ができるが、保管上は粘接着剤の露出面を塵埃や光から
遮蔽するために不透光性で剥離性の保護シートを積層し
ておくことが望ましい。
溶融混練したり適宜の溶剤で希釈混合したものを、被着
体に直接塗布して粘接着剤として使用してもよいが、シ
ート状に成形した粘接着シートとして用いることもでき
る。この場合、非剥離性支持体の片面にのみ粘接着剤層
を有する片面粘接着シート、非剥離性支持体の両面に粘
接着剤層を有する両面粘接着シート、非剥離性支持体を
有しない両面粘接着シートのいずれかの形態を採ること
ができるが、保管上は粘接着剤の露出面を塵埃や光から
遮蔽するために不透光性で剥離性の保護シートを積層し
ておくことが望ましい。
【0019】本発明の硬化型粘接着剤組成物、硬化型粘
接着シートは、光照射により組成中の光カチオン重合開
始剤が励起されて開始物質を発生してカチオン重合性官
能基がカチオン重合反応を開始し、架橋硬化する。この
反応は暗反応でも徐々に進行するため、光不透過性の被
着体同士の接合にも適用できる。即ち、一方の被着体に
適用後に光照射を行い、粘着性を利用して他方の被着体
を積層するか、或いは、被着体に適用する前に光照射を
行い、粘着性を利用して被着体同士を積層し、積層後に
重合硬化せしめて接着強度を増強することができる。勿
論、被着体の少なくとも一方が光透過性である場合は、
積層後に光透過性の被着体側から光照射して硬化せしめ
ることができる。
接着シートは、光照射により組成中の光カチオン重合開
始剤が励起されて開始物質を発生してカチオン重合性官
能基がカチオン重合反応を開始し、架橋硬化する。この
反応は暗反応でも徐々に進行するため、光不透過性の被
着体同士の接合にも適用できる。即ち、一方の被着体に
適用後に光照射を行い、粘着性を利用して他方の被着体
を積層するか、或いは、被着体に適用する前に光照射を
行い、粘着性を利用して被着体同士を積層し、積層後に
重合硬化せしめて接着強度を増強することができる。勿
論、被着体の少なくとも一方が光透過性である場合は、
積層後に光透過性の被着体側から光照射して硬化せしめ
ることができる。
【0020】また、カチオン重合反応は加熱によって促
進することもできるが、非加熱で十分に進行するので、
本来、高温加熱を嫌う電子、精密部品等の機能性材料や
非耐熱性プラスチック材料にも効果的に適用でき、これ
らを容易、かつ、強固に接着固定することが可能とな
る。
進することもできるが、非加熱で十分に進行するので、
本来、高温加熱を嫌う電子、精密部品等の機能性材料や
非耐熱性プラスチック材料にも効果的に適用でき、これ
らを容易、かつ、強固に接着固定することが可能とな
る。
【0021】
【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明は以
下の実施例に限定解釈されるものではない。 〔実施例1〕アクリロニトリル−ブタジエンゴム(ジェ
イエスアール社製、商品名「NBR−N250S」)1
00重量部と脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製、
商品名「サイクロマー2021P」)80重量部と光カ
チオン重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプトマーS
P170」)3重量部の酢酸エチル溶液を調製した後、
これを38μm厚みのコロナ放電処理ポリエチレンテレ
フタレート(以下、単にコロナ処理PETと略す)フィ
ルム上に塗布、乾燥して50μm厚さの粘接着剤層を有
する支持体つき粘接着シートを得た。
下の実施例に限定解釈されるものではない。 〔実施例1〕アクリロニトリル−ブタジエンゴム(ジェ
イエスアール社製、商品名「NBR−N250S」)1
00重量部と脂環式エポキシ樹脂(ダイセル化学社製、
商品名「サイクロマー2021P」)80重量部と光カ
チオン重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプトマーS
P170」)3重量部の酢酸エチル溶液を調製した後、
これを38μm厚みのコロナ放電処理ポリエチレンテレ
フタレート(以下、単にコロナ処理PETと略す)フィ
ルム上に塗布、乾燥して50μm厚さの粘接着剤層を有
する支持体つき粘接着シートを得た。
【0022】〔実施例2〕スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロックゴム(旭化成社製、商品名「タフプレン
A」)100重量部とエポキシ樹脂(油化シェルエポキ
シ社製、商品名「エピコート#828」)120重量部
と光カチオン重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプト
マーSP150」)3重量部の組成としたこと以外は実
施例1と同様にして粘接着シートを得た。
レンブロックゴム(旭化成社製、商品名「タフプレン
A」)100重量部とエポキシ樹脂(油化シェルエポキ
シ社製、商品名「エピコート#828」)120重量部
と光カチオン重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプト
マーSP150」)3重量部の組成としたこと以外は実
施例1と同様にして粘接着シートを得た。
【0023】〔実施例3〕カルボキシル化アクリロニト
リル−ブタジエンゴム(ジェイエスアール社製、商品名
「DHS76」)100重量部とエポキシ樹脂(油化シ
ェルエポキシ社製、商品名「エピコート#828」)6
0重量部と石油樹脂系粘着付与剤(日本ゼオン社製、商
品名「クイントン190P」)60重量部と光カチオン
重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプトマーSP17
0」)3重量部の組成としたこと以外は実施例1と同様
にして粘接着シートを得た。
リル−ブタジエンゴム(ジェイエスアール社製、商品名
「DHS76」)100重量部とエポキシ樹脂(油化シ
ェルエポキシ社製、商品名「エピコート#828」)6
0重量部と石油樹脂系粘着付与剤(日本ゼオン社製、商
品名「クイントン190P」)60重量部と光カチオン
重合開始剤(旭電化社製、商品名「オプトマーSP17
0」)3重量部の組成としたこと以外は実施例1と同様
にして粘接着シートを得た。
【0024】〔実施例4〕エポキシ化スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロックゴム(ダイセル化学社製、商品
名「エポフレンドA1010」)100重量部とエポキ
シ樹脂(旭電化社製、商品名「オプトマーKRM211
0」)60重量部とロジンエステル系粘着付与剤(荒川
化学社製、商品名「パインクリスタルKE100」)5
0重量部と光カチオン重合開始剤(旭電化社製、商品名
「オプトマーSP150」)3重量部の組成としたこと
以外は実施例1と同様にして粘接着シートを得た。
エン−スチレンブロックゴム(ダイセル化学社製、商品
名「エポフレンドA1010」)100重量部とエポキ
シ樹脂(旭電化社製、商品名「オプトマーKRM211
0」)60重量部とロジンエステル系粘着付与剤(荒川
化学社製、商品名「パインクリスタルKE100」)5
0重量部と光カチオン重合開始剤(旭電化社製、商品名
「オプトマーSP150」)3重量部の組成としたこと
以外は実施例1と同様にして粘接着シートを得た。
【0025】〔比較例1〕天然ゴム系粘着テープ(積水
化学社製、商品名「オリエンテープ830」)を比較用
に供した。
化学社製、商品名「オリエンテープ830」)を比較用
に供した。
【0026】〔比較例2〕変成シリコーン系湿気硬化型
1液接着剤(セメダイン社製、商品名「スーパーX」を
前記同様のコロナ処理PETフィルム上に厚み50μm
に塗布して接着剤シートを得た。
1液接着剤(セメダイン社製、商品名「スーパーX」を
前記同様のコロナ処理PETフィルム上に厚み50μm
に塗布して接着剤シートを得た。
【0027】〔比較例3〕実施例1のアクリロニトリル
−ブタジエンゴムをポリエステル系ポリマー(東洋紡績
社、商品名「バイロン300」)に変更した以外は実施
例1と同様にして粘接着シートを得た。
−ブタジエンゴムをポリエステル系ポリマー(東洋紡績
社、商品名「バイロン300」)に変更した以外は実施
例1と同様にして粘接着シートを得た。
【0028】〔接着試験片の作製〕実施例1〜4及び比
較例1〜3の粘接着シート、粘着テープ、接着剤シート
(以下、単に粘接着シート等と略す)を、100mm×
50mm×2mm厚のアルミニウム板に室温でラミネー
ターにより圧力3kg/cm、速度1m/分で貼りつけ
た後、60℃のオーブンで1日硬化させた。なお、実施
例1〜4及び比較例3についてはラミネート前に、高圧
水銀灯により中心波長360nmの紫外線を1J/cm
2 照射し、照射10秒後にラミネートを実施した。
較例1〜3の粘接着シート、粘着テープ、接着剤シート
(以下、単に粘接着シート等と略す)を、100mm×
50mm×2mm厚のアルミニウム板に室温でラミネー
ターにより圧力3kg/cm、速度1m/分で貼りつけ
た後、60℃のオーブンで1日硬化させた。なお、実施
例1〜4及び比較例3についてはラミネート前に、高圧
水銀灯により中心波長360nmの紫外線を1J/cm
2 照射し、照射10秒後にラミネートを実施した。
【0029】実施例、比較例で得た粘接着シート等及び
上記の接着試験片について、以下の性能評価試験を行っ
た。 〔評価項目〕 接着力 10mm幅に切断した接着試験片について、PETフィ
ルムを180度方向に剥離速度50mm/分で引き剥が
し、引き剥がし強度を測定した。 耐熱性 10mm幅に切断した接着試験片について、PETフィ
ルムを180度方向に引き剥がし、その端部下向きに1
00gの定荷重を付加した状態で110℃雰囲気に静置
し、30分後の剥離長さを測定し、耐熱性の指標とし
た。 切断加工性 各粘接着シート等の粘接着剤面に剥離紙(カイト化学社
製、商品名「SL110C」)をラミネートして5mm
幅に裁断したものを試験片とし、ガラス板でサンドイッ
チした上で2kg/cm2 で加圧し、2時間後の切断面
の粘接着剤の染み出し長さをマイクロスコープにより観
察した。以上の評価結果を表1に示す。
上記の接着試験片について、以下の性能評価試験を行っ
た。 〔評価項目〕 接着力 10mm幅に切断した接着試験片について、PETフィ
ルムを180度方向に剥離速度50mm/分で引き剥が
し、引き剥がし強度を測定した。 耐熱性 10mm幅に切断した接着試験片について、PETフィ
ルムを180度方向に引き剥がし、その端部下向きに1
00gの定荷重を付加した状態で110℃雰囲気に静置
し、30分後の剥離長さを測定し、耐熱性の指標とし
た。 切断加工性 各粘接着シート等の粘接着剤面に剥離紙(カイト化学社
製、商品名「SL110C」)をラミネートして5mm
幅に裁断したものを試験片とし、ガラス板でサンドイッ
チした上で2kg/cm2 で加圧し、2時間後の切断面
の粘接着剤の染み出し長さをマイクロスコープにより観
察した。以上の評価結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】ゴム系ポリマーは高い弾性率と低いガラ
ス転移温度を有するため高い粘着性と凝集力を発揮する
とともに、変形圧力に対する抵抗力が大きいので、優れ
た切断加工性に寄与する。特に、ブロックタイプのゴム
系ポリマーを使用すると、特定のブロックがドメインを
形成して一層凝集力が向上し、接着力、耐熱性、切断加
工性が大幅に向上する。更に、ゴム系ポリマーがカチオ
ン重合性官能基と反応する官能基を有する場合、系全体
が架橋を形成するために凝集力がより一層向上し、上記
効果が一段と増幅される。
ス転移温度を有するため高い粘着性と凝集力を発揮する
とともに、変形圧力に対する抵抗力が大きいので、優れ
た切断加工性に寄与する。特に、ブロックタイプのゴム
系ポリマーを使用すると、特定のブロックがドメインを
形成して一層凝集力が向上し、接着力、耐熱性、切断加
工性が大幅に向上する。更に、ゴム系ポリマーがカチオ
ン重合性官能基と反応する官能基を有する場合、系全体
が架橋を形成するために凝集力がより一層向上し、上記
効果が一段と増幅される。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA02 AA05 AA13 AB07 CB03 EA01 EA05 4J040 CA011 CA012 CA051 CA052 CA071 CA072 CA081 CA082 CA101 CA102 CA151 CA152 DA121 DA122 DB051 DB052 DF041 DF042 DF081 DF082 DL031 DL032 DL141 DL142 DL171 DL172 DM011 DM012 EC021 EC022 EC061 EC062 EC071 EC072 EC121 EC122 EC171 EC172 EC211 EC212 EC251 EC252 ED001 ED002 ED161 ED162 EF001 EF002 GA02 GA05 GA07 GA08 GA11 GA17 GA20 GA23 GA24 GA27 HB06 HC14 HC17 HD13 HD18 HD24 HD43 JA09 JB08 JB09 KA13 LA06 LA08 LA11 MA10 NA19 PA32
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム系ポリマー100重量部に対し、こ
れを除くカチオン重合性官能基を有する樹脂成分10〜
200重量部及び有効量の光カチオン重合開始剤を配合
してなる硬化型粘接着剤組成物。 - 【請求項2】 ゴム系ポリマーがブロックポリマーであ
る請求項1に記載の硬化型粘接着剤組成物。 - 【請求項3】 ゴム系ポリマーが分子内にカチオン重合
性官能基と反応する官能基を有するものである請求項1
又は2に記載の硬化型粘接着剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の組成物を
シート状に成形してなる硬化型粘接着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102805A JP2000290619A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 硬化型粘接着剤組成物及び硬化型粘接着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102805A JP2000290619A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 硬化型粘接着剤組成物及び硬化型粘接着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290619A true JP2000290619A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14337286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11102805A Withdrawn JP2000290619A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 硬化型粘接着剤組成物及び硬化型粘接着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290619A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003096423A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Toyo Chem Co Ltd | 熱硬化型粘接着剤組成物及び粘接着シート |
US6794451B2 (en) * | 2001-02-13 | 2004-09-21 | Toagosei Co., Ltd. | Cationically polymerizable liquid composition and tacky polymer |
US6955739B2 (en) * | 2001-06-19 | 2005-10-18 | 3M Innovative Properties Company | Method for adhering substrates using ultraviolet activatable adhesive film and an ultraviolet irradiation apparatus |
KR20150115852A (ko) * | 2013-01-29 | 2015-10-14 | 테사 소시에타스 유로파에아 | 가교된 나노입자 네트워크를 함유한 감압 접착제 컴파운드, 이의 생산 방법 및 용도 |
DE102021201094A1 (de) | 2021-02-05 | 2022-08-11 | Tesa Se | Polyvinylaromat-Polydien-Blockcopolymer basierende Haftklebemassen mit gesteigerter Wärmescherfestigkeit |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11102805A patent/JP2000290619A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794451B2 (en) * | 2001-02-13 | 2004-09-21 | Toagosei Co., Ltd. | Cationically polymerizable liquid composition and tacky polymer |
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JP2016504475A (ja) * | 2013-01-29 | 2016-02-12 | テーザ・ソシエタス・ヨーロピア | 結合されたナノパーティクル網状構造を含む感圧接着剤、それらの製造方法及びそれの使用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060126 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090114 |