JP2000290403A - 密着性耐熱ラップフィルム - Google Patents
密着性耐熱ラップフィルムInfo
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Abstract
のフイルムであって、且つ包装時の種々の要求特性(引
き出し性、カツト性、ハンドリング性、密着固定性、耐
熱性等)を満たし、廃棄処理も容易な密着性耐熱ラップ
フイルムを提供する。 【解決手段】 結晶融点が140〜250℃のα−オレ
フィンと一酸化炭素との共重合体を主体とする少なくと
も1種の熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し、液状
添加剤(B)1〜15重量部を含む樹脂組成物(C)か
らなる層を少なくとも1層有するフィルムであって、引
張弾性率が少なくとも20〜150kg/mm2で、耐
熱性が120℃以上であり、密着性が5〜30g・cm
/25cm2であることを特徴とする密着性耐熱ラップ
フィルム。
Description
用ラップフィルムとして好適に使用される密着性耐熱ラ
ップフィルムに関するものである。
庫や冷凍庫での食品の保存や、電子レンジで容器に盛っ
た食品を加熱する際にオーバーラップして使用されてい
る。この家庭用ラップフィルムには、透明性及び包装・
保存・加熱時の適度な弾性率が要求されており、又加熱
中も溶融穿孔及び大きな変形或いは容器への融着やそれ
自身の変質等が無い安定性を有するとともに、ラップ同
士及び容器に対する密着性が低温から高温域まで適度に
あることが要求されている。
されているもののなかで、最も使い勝手の良いという評
価を受けているのは、延伸したポリ塩化ビニリデン系樹
脂を主体としたフイルムであるが、その他にも押し出し
キャストしたポリエチレン系樹脂や可塑化ポリ塩化ビニ
ル系樹脂或いはポリ4−メチルペンテン−1系樹脂等を
主成分としたフイルムなども市販されている。しかし、
後者のフィルムは、いずれもラップ適性に優れ使い勝手
が良く、環境・衛生的にもより優れている塩化ビニリデ
ン系樹脂ラップフィルムに比べ性能の劣るものであっ
た。
は、本発明のラップ用途とは異なる用途に使用されるも
のではあるが、ポリ乳酸系樹脂に軟化点が低く、結晶化
点が室温以下の柔軟な他種の脂肪族ポリエステル樹脂を
多量(25〜80重量%)混合して柔軟性を付与し、且
つ両樹脂の分子間の相互作用により結晶化を制御して、
透明性を付与した一般包装用のポリエチレン袋に用いる
フィルムが開示されている。
ポリ乳酸系樹脂を利用した野菜、花卉、果実等の輸送、
貯蔵時に使用する水蒸気透過度が50〜300g/m2
・24hrで、厚みが10〜500μmの鮮度保持用
(従来からOPSフィルムといわれている2軸延伸ポリ
スチレンフイルムが一般的に用いられている)フイルム
が開示されている。しかし、これらは、いずれも本発明
のラップ用途とは異なる用途分野に使用されるものであ
り本発明の密着性耐熱ラツプフィルムとは別異のフィル
ムである。
した従来の技術では達成し得なかった、環境・衛生的に
も優れた樹脂材料を用いたフィルムに、従来からラップ
フィルムに要求されている諸特性を付与せしめた薄肉の
非ハロゲン系のラップフィルムであって、しかも包装時
の種々の要求特性(引き出し性、カット性、展張ハンド
リング性、密着固定性、耐熱性等)を満たし、且つ廃棄
処理も容易な密着性耐熱ラップフィルムを提供するとこ
ろにある。この本発明の密着性耐熱ラップフィルムは、
家庭用ラップフィルムとして特に有用であり、各種容器
(含磁器製、プラスチックス製共)の包装或いは容器無
しのラッピング包装用に用いられ、特に加熱使用時のそ
れら用途に好適に使用されるものである。
め、本発明者らはラップフィルムの組成と延伸技術につ
いて研究を重ねた結果、組成物を構成する成分として特
定の物性を有する樹脂及び添加剤を選定し、該フィルム
の引張弾性値、耐熱性、密着性を特定範囲にすることに
よって、該課題を解決できることを見出し、本発明に到
達した。
0〜250℃のα−オレフィンと一酸化炭素との共重合
体を主体とする少なくとも1種の熱可塑性樹脂(A)1
00重量部に対し、液状添加剤(B)1〜15重量部を
含む樹脂組成物(C)からなる層を少なくとも1層有す
るフィルムであって、引張弾性率が少なくとも20〜1
50kg/mm2で、耐熱性が120℃以上であり、密
着性が5〜30g・cm/25cm2であることを特徴
とする密着性耐熱ラップフィルムを提供するものであ
る。
との共重合体が、エチレン(C2)、プロピレン(C
3)、ヘキセン−1(C6)、オクテン−1(C8)か
ら選ばれる少なくとも一種のα−オレフィン90〜50
モル%と一酸化炭素10〜50モル%とからなる共重合
体よりなることを特徴とする上記1記載の密着性耐熱ラ
ップフィルム。
合体の結晶化度が10〜80%であることを特徴とする
上記1又は2記載の密着性耐熱ラップフイルム。
成分の50℃の粘度が少なくとも5センチポイズ、10
0℃で500センチポイズ以下の液体であり、かつその
主体とする成分の沸点が170℃以上であることを特徴
とする上記1記載の密着性耐熱ラップフィルム。
ール、脂環族系アルコール及びこれらの多価アルコール
並びにこれらの縮重合物から選ばれる少なくとも一種の
アルコール成分と、脂肪族脂肪酸、脂肪族多価カルボン
酸、芳香族多価カルボン酸から選ばれる少なくとも一種
の酸成分とのエステル、脂肪族ヒドロキシカルボン酸と
アルコール及び/又は脂肪酸とのエステル及びこれらエ
ステルの変性物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
及びそのエステル、脂肪族ポリエステルのオリゴマー、
ミネラルオイル、流動パラフィン、飽和炭化水素化合物
よりなる低重合物からなる群から選ばれる少なくとも1
種の可塑剤とからなることを特徴とする上記1又は4記
載の密着性耐熱ラップフィルム。
ンと一酸化炭素との共重合体50〜99重量%と該共重
合体以外の熱可塑性樹脂1〜50重量%を含む樹脂組成
物であることを特徴とする上記1記載の密着性耐熱ラッ
プフイルム。
炭素との共重合体を主体とする少なくとも一種の熱可塑
性樹脂(A)からなり、かつ結晶融点の低い該樹脂から
なる層と、結晶融点のより高い該樹脂からなる層との少
なくとも2層からなることを特徴とする上記1の密着性
耐熱ラップフイルム。
炭素との共重合体を主体とする少なくとも1層と、脂肪
族ポリエステル系樹脂、カプロラクトン系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂(PO)、及び芳香族系の誘導体を含む
ポリエステル系樹脂(PEST)、エチレン−ビニルア
ルコール系共重合樹脂(EVOH)、ポリアミド系樹脂
(PA)、α−オレフィン−一酸化炭素系樹脂の水添樹
脂、エチレン(及び又は、他の少なくとも一種のα−オ
レフィン)より成る部分を含む−環状炭化水素系共重合
(又は、含有不飽和結合の少なくとも1部が水添され
た)樹脂から選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を
主体とする少なくとも1層とから構成され、上記α−オ
レフィンと一酸化炭素との共重合体を主体とする層の合
計厚み比率が50%〜95%、上記の該共重合体以外の
熱可塑性樹脂を主体とする層の合計厚み比率が50%〜
5%であることを特徴とする上記1記載の密着性耐熱ラ
ップフィルム。
ムであって、110℃における加熱収縮率X%と加熱収
縮応力Yg/mm2、及びその両者の関係が、下記、式
(1)〜式(3)の関係式の範囲内にあることを特徴と
する上記1〜8のいずれかに記載の密着性耐熱ラップフ
イルム。
が140〜250℃のα−オレフィンと一酸化炭素との
共重合体樹脂は、エチレン、プロピレン、ペンテン、ヘ
キセン、オクテン等の炭素数C2〜C12の(それぞれ
の異性体をも含む)オレフィン類から少なくとも1種選
ばれるα−オレフィンと、一酸化炭素とを共重合したも
のであり、その共重合の程度は、一酸化炭素の含量(モ
ル%)で表した時、10〜50モル%であり、好ましく
は20〜50モル%、より好ましくは30〜50モル%
のものである。又、より好ましいものとしては、α−オ
レフィンとして、エチレン主体にプロピレン又はヘキセ
ン、ペンテン、オクテン等を加えて一酸化炭素と共重合
したもの、又はヘキセン−1、オクテン−1を主体に同
じく共重合したもの等を挙げることができる。
合の態様は、少なくとも一部が交互共重合となった部分
を分子鎖の中に少なくとも一部自由な位置に有した構造
のもの、両者をランダム状に有するもの、又これらが異
なったα−オレフィンからなる交互部分を分子内に自由
な位置に有するもの、上記の構造のブロック、ランダム
部分を自由に有するもの、これら両者の混在しているも
の、分子鎖の中に該一酸化炭素のランダム共重合部分の
共重合密度が順次異なる傾斜状態(いわゆるテーパー
状)に有する部分を自由に持つた構造のもの等を含む共
重合体である。
数の50%以下が、いわゆる水添処理(カルボニル基部
分が、水酸基を含む構造となるもの)された構造を有
し、前述の特性を満足するもの、又はこれらを上記該樹
脂に自由な混合比で混合した組成物、或いは該共重合樹
脂の同様な部分の50%以上が水添したものを、上記の
樹脂に5〜95重量%、好ましくは5〜45重量%の範
囲で混合した組成物を用いても良い。
ピーク)は、通常140〜250℃、好ましくは150
〜240℃、より好ましくは160〜230℃であり、
これらはシングルピーク、ダブルピーク、その他多重ピ
ークを有するものを含んでいてもよい。但しこれらの複
数のピークを有する樹脂、又は混合樹脂の場合に表す代
表値としての融点は、全体のピーク面積(又は同高さ)
の30%以上を占める高温側のピークで表現することと
する。又ピーク高さ、温度位置とも近接して上記の判断
がつかない場合は平均値で表す事とする。
C法に準じて測定)が140℃〜250℃のものを主成
分としている。原料としての結晶融点が140℃未満だ
と、ラップフィルムの耐熱性と剛性が不足し、収縮性が
過剰となり好ましくなくなる。又結晶融点が250℃を
超えると、ゲル化や分解温度が近くなり、押出成形性や
延伸性等の加工性が悪くなるため好ましくない。より好
ましいこれらの範囲は、上記と同じ理由で、下限が15
0℃、上限が240℃である。そして更に好ましくは、
下限が160℃、上限が230℃である。なお、結晶融
点は複数のピーク値を有していても良く上述範囲内に主
成分が含まれていればよいこととする。
低く、内層樹脂の融点が高くなるように配置し、主とし
て内層が耐熱性向上に寄与しそれがフイルム全体の耐熱
性向上に寄与させることができる。なお、内層より表層
の方が耐熱性があって表層同士の融着防止等の適度な耐
熱性を発揮する様にしても良いが、好ましくは上記のよ
うに内層の方が表層より耐熱性(又はその結晶融点、及
び又はその結晶化度)が高い方が、密着性付与、光学特
性等の観点でより好ましい。
10,000〜1,000,000程度であり、好まし
くは、50,000〜800,000程度、より好まし
くは100,000〜700,000程度である。
種の熱可塑性樹脂を50重量%以下、好ましくは5〜4
0重量%、より好ましくは7〜30重量%混合して用い
てもかまわない。その他の熱可塑性樹脂の例としては、
前述のカルボニル基を水添した変成共重合樹脂、脂肪族
ポリエステル系樹脂、ポリオレフイン系樹脂、芳香族系
単量体を含む通常のポリエステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、エチレン−ビニルアルコール系共重合樹脂、αオ
レフィン(エチレン、他)−スチレン共重合樹脂(又は
含同環水添樹脂)、α−オレフイン−一酸化炭素共重合
樹脂(又は含同水添樹脂)、エチレン−脂環族炭化水素
共重合樹脂(又は含同水添樹脂)、スチレンとブタジエ
ンないしイソプレン共重合樹脂(又は含同水添樹脂)、
ポリカプロラクトン類が挙げられる。
度の範囲は通常10%〜80%程度であり、好ましくは
20%〜70%である。又フイルムの結晶化度の範囲
は、通常10%〜70%程度であり、好ましくは20%
〜65%である。これらの下限は、フイルムの耐熱性に
より制限され、上限は原料の成形加工性及び柔軟性によ
り制限され、又フイルムの場合は、その透明性により制
限される。但し、原料の特性で、加工条件(急冷等)及
び添加剤(結晶制御)等の影響によりフイルムに加工し
た後、上述より結晶化度が低くても、これを加熱使用す
る(例えば調理する)時、結晶化速度が増して結晶化す
る、又は結晶化度が増加し、結果として有効に耐熱性が
でる(フイルムが局部的にでも、メルト、穿孔しない)
場合は、使用前フイルム結晶化度の上記の下限は適用さ
れない。
は他種の重合体を50重量%を越えない範囲、例えば5
〜49重量%混合して用いても良い。又フイルムが多層
状の場合は、内層の樹脂が表層の樹脂より結果として高
めの結晶化度を有した方が、表層樹脂を自由に変性(可
塑化し粘着性付与、その他)するのに都合が良い場合が
ある。なお表層にあつても、その耐熱性を保持するため
に10%〜70%程度、好ましくは15%〜60%程
度、更に好ましくは、20%〜50%程度の結晶性が有
っても良い。その上限を超えると添加剤のブリード効
果、光学的性能や柔軟性等に障害、限界が出てくる。又
結晶融点が120℃以下の成分を45重量%未満含んで
いても良い。
多層の場合主として表層用樹脂に添加され、主としてラ
ップフィルムに密着性を付与するために加えられるが、
その他にも静電気発生の抑制・放電、巻きロールのブロ
ッキング防止・引き出し性最適化、引張弾性率の調整、
取り扱い時のしなやかさ付与に有用である。しかし、特
に密着性(同仕事量)を好適な範囲にコントロールする
働きが重要である。その主体とする成分の50℃での粘
度(以後、B型粘度計で測定した値)は5センチポイズ
以上であり、且つ100℃で500センチポイズ以下、
好ましくは、100℃で300センチポイズ以下の液体
であって、かつその主体とする成分の沸点が170℃以
上の液体が好適に使用される。
部に対し、1重量部〜15重量部の範囲であり、好まし
いくは、1重量部〜10重量部、より好ましくは、2重
量部〜8重量部である。なお、多層の場合前述の内部層
が同種樹脂より成る耐熱層である場合には、添加剤を添
加しないか、又は上記下限値以下の量を添加することが
好ましい。耐熱性に余裕がある場合には、上記下限値以
上用いてもかまわない。
ルコール、脂環族アルコール、これらの多価アルコー
ル、又はこれらの縮重合物から少なくとも一種選ばれる
アルコール、及び上述のアルコール成分と脂肪族もしく
は芳香族(多価)カルボン酸とのエステル、脂肪族ヒド
ロキシカルボン酸とアルコール及び/または脂肪酸との
エステル、及びこれらエステルの変性物、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル及び又はそのエステル、前記樹
脂(A)のオリゴマー、ミネラルオイル、流動パラフィ
ン、飽和炭化水素化合物より成る低重合物から成る群か
ら少なくとも1種選択される可塑剤が好適に使用でき
る。
テトラグリセリン等のポリグリセリン類、及びこれらを
アルコール成分の原料とし、酸成分として、脂肪酸、例
えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸等との、モノ、ジ、トリエステル、
ポリエステル等から選ばれる少なくとも一種のエステ
ル、又はソルビタンと上記脂肪酸とのエステル、又はエ
チレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、及びこれらの縮重合物と上記脂肪酸と
のエステル、又は脂肪族ヒドロキシカルボン酸として、
クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等と、炭素数10以下の低
級アルコールとのなエステル、又は多価カルボン酸とし
て、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸等と
脂肪族アルコールとのエステル、又はこれらエステルの
変性物として、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油
等が挙げられる。
2種類の粘度差(以後50℃での測定、差が少なくとも
3センチポイズ)のあるものを選定し混合使用する。よ
り好ましくは、上記に加え、「高粘度の物/低粘度の
物」の重量混合比を「0.5/10〜9/1」の範囲で
混合使用するのが良い、更に好ましくは、上記粘度差が
少なくとも10のものであって「高粘度の物/低粘度の
物」の重量混合比が「1/9〜5/5」の範囲のものを
混合使用するのが良い。3種以上混合する場合は、該全
添加量の内、少なくとも5重量%以上添加する物の内、
どちらかの2成分が上記条件を満たしていれば良い。そ
れが好ましい理由は、フイルム表面にブリードアウトす
る速度及び量が均一化され、経時的にも平均化され、相
乗的に都合良く作用する為と思われる。
−D882に準拠して測定される。すなわち、フィルム
の押し出し時の流れ方向に対して、縦、横方向における
2%伸張時の応力値を100%に換算し、更に厚み換算
した値の平均値で表し、弾性率(Kg/平方(sq)ミ
リメートル(mm)単位)で表す。
20〜150kg/mm2の範囲内である。その下限
は、フイルムの(刃切れ性の良い)カット性、フイルム
の腰硬さ、フイルムの伸張性(引っ張り、カットした
後、包装するまでの張り、防皺等の)、取り扱い性等か
ら制限されたものであり、同上限はフイルムの破断伸び
を適当値に制御する効果にも関係しており、包装時のフ
イット性、(刃切れの良い)カツト性を保つ為に制限さ
れた。同じ理由で、好ましい範囲は、25〜130kg
(以後単位は一部略する)、より好ましくは、25〜1
20kgである。
角のフイルム試料を、接着しないようにタルク等の粉を
まぶし、所定の温度に設定したエヤーオーブン式恒温槽
に水平に入れ自由に収縮する状態で10分間処理した
後、フイルムの収縮量を求め、元の寸法で割った値の百
分比であり、同様に縦、横方向の収縮量のみの平均値
(%単位)で表す。本発明での好ましい範囲は2%〜4
5%、より好ましくは3%〜40%、更に好ましくは3
%〜35%で有る。その下限以上にすることは、加熱時
のフイット性(多少収縮し、容器、盛り上がった内容
物、容器外壁に仮密着したフイルムの皺を消失し密着面
積の拡大、又はフイルムーフイルム面の皺で剥離しやす
い所を少なくし、密着させる)等に有効で、加熱時高温
になり、水蒸気が出て剥離し、密着不足に成るのを、防
ぐ為に有効であり、上限以下にすることは、フイルム外
れ、破れ、容器(プラスチックスの時)・内容物等の変
形等を防ぐために有効である。
ムを幅10mmの短冊状にサンプリングし、それをスト
レインゲージ付きのチヤックにチヤック間隔50mmに
初期応力が出ないように緩めることなくセットし、それ
を所定の温度に加熱したシリコーンオイル中に浸漬し、
発生した応力を検出する事により得た、浸漬後20秒以
内における最大値で、同様に縦、横の同値の平均値を厚
み換算した値(g/平方ミリメートル単位、以後単にg
と略す)で表す。本発明での好ましい範囲5〜350
(g)、より好ましくは、10〜300(g)、更に好
ましくは、10〜250(g)である。その下限未満で
は、加熱時の収縮率と共に、容器、被包装物へのフイッ
ト性(前述、加熱収縮率の時と同じ)、延伸による強度
発揮、カット性等に問題を生じる様になり、上限を超え
ると、加熱時の容器からのフイルム外れ、破れ、容器、
内容物の変形が生じる。
3℃、関係湿度65%の恒温室で、円面積が25平方セ
ンチメートルの、二つの円柱の各一端側に、しわの入ら
ないように該フィルムを緊張させて固定し、その該フィ
ルム面の相互が重なり合うように2本の円柱をあわせ、
荷重500gで1分間圧着した後、引張試験機で該フィ
ルム面を互いに垂直な方向に100mm/分のスピード
で、引き剥がした時の仕事量(g・cm/25平方セン
チメートル、以後単位の一部は略す)をいう。
cm〜30g・cmである。その下限未満では、包装
時、保存(含冷蔵)中、又は加熱時に容器もしくはフイ
ルム面同士の密着不足によるフイルム剥がれがあり、上
限を超えると箱及びロールからの引き出し性が不良とな
り、又包装時にフイルム同士が密着し過ぎて、カット後
のフイルム展張性(重なった部分が剥がれ難く又重なり
が自然に増加してしまう等)や包装性が悪くなる。好ま
しい範囲は、7g・cm〜25g・cmである。
フレームに緊張状態で張ったフイルムの中央部に温度調
節可能な、半径40mmの熱版に軽く1分間接触させ、
フイルム面上に少なくとも合計面積で10平方ミリメー
トルの穿孔が発生する温度を5℃ピッチで測定して行
き、その一歩手前の温度で表わす(サンプル繰り返し
数、N=5の平均)。
以上、好ましくは130℃以上、より好まししくは14
0℃以上である。120℃未満では、電子レンジ等で加
熱中に包装破れ等によるフイルム収縮で内容物が飛散し
たり、乾燥しすぎて水分不足で局部加熱になる等の危険
がある。その上限は特に限定しないが、他の特性と連動
(例えば、加工性の悪化、引っ張り弾性率の高過ぎ等)
しているため、250℃程度であり、好ましくは240
℃程度である。
等での加熱の際、内容物と接触している部分が、(加熱
終了期、特に水蒸気が少なくなった場合)内容物に油成
分と塩類の混合物が存在すると、高温になる場合があ
り、その耐熱性以上になると穴があいたり、フイルム成
分が溶けて衛生上好ましくない。又容器無しで包装し加
熱した場合、そのような状況下ではフイルムが溶着して
しまったり、真空状態に密着してしまって、内容物をバ
ラバラにしないと取り出せないようになったりする。
結晶化に最適な温度で充分アニール処理し、平衡状態と
したものを広角X線回折法により求めた結晶化度と固定
した標準試料の融解エネルギーとの相関を求めて置き
(簡易的にはDSC法(JISK7122に準処)にて
検量線を求めておく)目的サンプルを測定して求める。
製品のフイルムを測定する場合は、フイルムをそのま
ま、又は、はっきりしない場合は単層相当で実験換算
し、そこに含まれる樹脂(A)成分の結晶融点が120
℃以上の結晶成分を、それぞれ原料成分由来の結晶成分
で測定換算(他樹脂混合、多層状とも)し、その合計で
表す(但し、好ましくは、樹脂(A)よりなる耐熱層の
みで表わす)。又フイルムの結晶化度は、よく知られて
いるようにその組成物条件、原反の製造条件、延伸条
件、熱処理条件等により自由に制御され、原料自身で測
定された値より広範囲に変化させる事が出来る。
と一酸化炭素共重合体を主体とする樹脂(A)100重
量部あたり液状添加剤(B)を1重量部〜15重量部、
好ましくは1重量部〜10重量部、より好ましくは2重
量部〜8重量部含んでいるものである。
フィルムの引張弾性率の調整、使いがつて(滑り性、ロ
ール巻きよりの引き出し性、静電気発生制御・放電、密
着面積自己増大性:包装セット後、経時的に接触面積が
増加して行く現象、刃切れ性等)、密着仕事量(密着
力)等を好適な範囲にコントロールできないので好まし
くない。又、延伸安定性も良くない場合が多い。
(A)が可塑化されすぎて耐熱性が不足することがあ
り、フイルム引っ張り弾性率(フイルム腰、取り扱い性
に影響)の低下、箱刃物部でのカット後の伸(展)張性
が悪く成り、包装性を阻害する重複部が増加したり、こ
れらに伴う皺部が剥離し難くなって伸ばし難く、張った
状態になるので包装し難くなる。又加熱によりフイルム
が収縮し過ぎる様になり、容器からフイルムがはずれ抜
けやすくなり、加熱むらが生じ、庫内が汚れてしまうと
いう結果をまねく。さらに過剰の該(B)が時間の経過
とともにラップフィルムの表面、ロール巻きの端部にブ
リードアウトし、箱を汚したり、ラップフィルムがべた
ついたり、食品に移行したりする上、密着仕事量も好ま
しい範囲から外れるので好ましくない。
ましくは同種樹脂同士より成る機能分化させた多層構成
のフイルムにする。すなわち前述のα―オレフィンと一
酸化炭素共重合体を主体とする樹脂組成物(C)からな
る層を、好ましくは、表層に少なくとも一層有するもの
であり、この場合これらの層比率は、全層に対する合計
厚み比率で5%〜95%、好ましくは同10%〜90
%、より好ましくは同20%〜80%有するものであ
る。
する、添加剤(B)を含まないか、もしくは1重量部を
越えない範囲で混合した(耐熱性に余裕がある場合に
は、添加剤(B)を1重量部を越えて混合してもよ
い。)層を、同様に合計厚み比率で95%〜5%、好ま
しくは90%〜10%、より好ましくは80%〜20%
有しても良い。さらに必要により、異なった添加剤処方
の層を組み合わせて表層へのブリードを制御し、多くの
必要特性の相乗効果を発揮させても良い。又実際上は、
これらに好ましくは、自由な回収層(R)を全体層の内
5〜40%の厚み比で自由な位置に加えても良く、これ
らの内、該回収層は、更に表層の前述の組成(C)と合
致すれば透明性、光沢等を阻害しない限り、単独ないし
ブレンドして、例えば表層にも利用しても良い。
の層をそれぞれC、A、これらの回収層をRと略して表
す)、C/A、C/R/A、C/A/R、C/A/C、
C/R/A/R/C、C/A/R/A/C、C/A/C
/A/C、C/R/A/C/A/R/C等があり、好ま
しくは、C/A/C、C/R/A/R/C、C/A/R
/A/C、等である。
要に応じて、少なくとも1層の他種(異種)樹脂から成
る層を自由な位置に加えても良い。その場合には、前述
の(C)、(A)、(R)からなるそれぞれの層の合計
厚み比率は10%〜95%、好ましくは50%〜90%
であり、その他の異種樹脂層は合計厚み比で上記残りの
合計厚み(100%より引いた分)比率になる。
水添した樹脂、脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン−1系樹
脂、ポリ4−メチルペンテン−1系樹脂等のポリオレフ
ィン系樹脂(PO)、及びポリエチレンテレフタレート
系(含変成)樹脂、ポリブチレンテレフタレート系(含
変成)樹脂等の芳香族系成分を一部含むポリエステル系
樹脂(PEST)、エチレンービニルアルコール系共重
合体樹脂(EVOH)、αオレフィン−一酸化炭素共重
合樹脂(含同水添樹脂)、αオレフィン(エチレン)−
スチレン共重合樹脂(含同環水添樹脂)、エチレン−環
状炭化水素系化合物共重合樹脂(含同水添樹脂)、ポリ
アミド系樹脂、カプロラクトン系樹脂等から選択される
樹脂が用いられる。
ギー線等の公知な方法で照射処理し、架橋せしめて耐熱
性を持たせても良い。本発明の密着性耐熱ラップフィル
ムの厚みは、家庭用ラップフィルムとしての扱いやすさ
と原料コストの面から、5〜15μmであることが好ま
しく、より好ましくは6〜13μmであり、更に好まし
くは7〜12μmである。
び多層ダイにより押し出し後、好ましくは、延伸してフ
ィルム化され、そして適度にヒートセットされ、寸法安
定性を付与し、必要により最終的に原料由来の結晶特性
からくる範囲内で自由に結晶化度を制御し、更に耐熱性
を付与せしめるという方法が用いられる。
多層T―タイプダイから押出し、キャストロールで急冷
後、ロール延伸機やテンターで延伸する方法がとられ、
サーキュラー法では、単層及び多層環状ダイから押出
し、水冷リング等により所定の温度に急冷後、次の行程
で所定の温度に加熱し、内部にエアーを吹き込んでチュ
ーブラー延伸した後、ヒートセットする方法がとられ
る。これらのうち製造プロセスが安価で生産性が良く、
得られるフィルムの幅方向の厚み・偏肉分散・等を制御
しやすく、製品化収率も良い等の理由で、後者のサーキ
ュラー法が好ましい。しかし、キャスト法等で高比率の
引き落とし(ドロー)比で一度に薄膜フイルムに仕上げ
ても、フィルム性能は劣るが目的に応じて使用すること
もできる。
プフィルムは、110℃における加熱収縮率X%と加熱
収縮応力Yg/mm2、及びその両者の関係が下記の式
(1)、式(2)、式(3)の関係式の範囲内にあるこ
とが好ましい。加熱収縮率(X)が45%を超えるか、
加熱収縮応力(Y)が350g/mm2を超えると、
(例えば電子レンジ庫内での)加熱時に皿にかぶせたラ
ップフィルムが収縮して容器から外れたり、破れたり、
容器又は被包装体(食品)が変形したりするので好まし
くないからである。
(4)、式(5)、式(6)に囲まれる範囲である。
(5)に示すとおり3%〜40%の範囲内であり、更に
好ましい範囲は3%〜35%の範囲である。又加熱収縮
応力のより好ましい範囲は10g/mm2、〜300g
/mm2、の範囲内、更に好ましい範囲は10g/mm2
〜250g/mm2の範囲内である。尚温度を110℃
にした理由は、主に電子レンジ等で耐熱容器に水分を含
む被加熱物を入れ、調理又は単に加熱処理する場合、当
初は約100℃近辺の水蒸気に大部分が晒されて、膨ら
み、以後次第に加熱されてゆく為である。本発明におけ
る好ましい種々の包装適性は上記の特性とその範囲で主
に表されるがその他の官能的な包装特性も実用上重要で
あり、それらは実施例で好ましい範囲として記す事にす
る。
化炭素共重合樹脂。 A−1:エチレン(一部プロピレンが6重量%)52モ
ル%に、一酸化炭素48モル%を共重合した(結晶融
点:218℃、メルトフローインデックス(以後、24
0℃−5kgの荷重で測定):6.5、VSP:195
℃、結晶化度:50%)共重合樹脂。
量%)55モル%に、一酸化炭素45モル%共重合した
(結晶融点:180℃、メルトフローレート(上記と同
条件):9.0、VSP:169℃、結晶化度:37
%)共重合樹脂。 A−3:上記A−1(80重量%)にA−2の部分水添
樹脂(カルボニル基の約40モル%を水添処理したも
の、20重量%)を2軸混練り機で混練りして、ペレタ
イズした組成物。
MP−1と略す、密度0.88g/cm3、メルトフロ
ーレート4.0、結晶融点177℃、VSP158℃、
結晶化度45%) D−2:結晶性ポリプロピレン(PP−1と略す、密度
0.91g/cm3、メルトフローレート2.3、結晶
融点163℃、VSP148℃、結晶化度55%) D−3:ポリ乳酸系樹脂で、L−乳酸にDL(ラセミ)
体―乳酸単位を10モル%共重合した樹脂(結晶融点1
57℃、結晶化度43%)。
重合体(エチレンを46モル%含有し、結晶融点156
℃、結晶化度38%) D−5:ポリブチレンテレフタレート系共重合樹脂(ア
ルコール成分として、1.4ブタンジオール80モル
%、トリエチレングリコール19モル%、ポリテトラメ
チレングリコール1モル%、を共重合したもの:結晶融
点220℃、結晶化度40%:PEST−1と略す)
示す。その単位はセンチポイズであり、測定温度50℃
/100℃の順に記す) B−1:テトラグリセリンモノラウレート(1700/
150)、 B−2:ジグリセリンモノラウレート(200/2
5)、 B−3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(18/
2)、 B−4:エポシキ化大豆油(110/16)、 B−5:ミネラルオイル(13/3)、 B−6:ポリオキシエチレンソルビタンラウレート(2
10/34)、 B−7:ヘキサグリセリン(1000/70)、 B−8:アセチルトリブチルシトレート(11/2)
ル%に、一酸化炭素48モル%を共重合した共重合樹脂
(上記A−1)80重量%と、ポリ乳酸系樹脂(上記D
−3)20重量%を加え、2軸押し出し機で溶融混練り
した組成物100重量部に、上記添加剤B−2を3重量
部とB−5を3重量部とB−1を1重量部同様に混合し
た組成物。 C−2:上記A−1を65wt%に、エチレンーアクリ
ル酸エチルエステル−一酸化炭素共重合体35wt%を
2軸混練り機で混練りしてペレタイズした組成物100
重量部に、上記添加剤B−4を3重量部とB−8を4重
量部とB−7を1重量部同様に混合した組成物。
A−1の水添共重合体(カルボニル基の97モル%以上
を水添処理したもの)20wt%を上記と同様に混合し
た組成物100重量部に、上記添加剤B−3を4重量部
とB−6を3重量部上記と同様に混合した組成物。 C−4:上記A−1が85重量%に、ポリ4―メチルペ
ンテン−1系共重合体(前述D−1)15重量%を上記
s同様に混合した組成物100重量部に、上記添加剤B
−6を4重量部とB−7を3重量部上記と同様に混合し
た組成物。 C−5:上記A−3が80重量%に、エチレン−ビニー
ルアルコール共重合体(上記D−4)20重量%を上記
と同様に混合した組成物100重量部に、上記B−3を
4重量部、B−2を3重量部同様に混合した組成物。
保存特性、その他に関する本発明で数値化した特性以外
の数値化が困難な、参考チェックポイントは、官能的な
性能も含む以下の項目を出来るだけ満たすことが実用上
(使用者の総合評価)重要である。 小巻ロールのエージング保存性(30cm幅で50m
巻きの箱に入れた製品を30℃、関係湿度65%下で3
0日保存時):ロール端部からの添加剤滲みだし、フイ
ルムの適度な剥離性、フイルム表面のべとつき等に問題
がないこと。 ロールの箱からの引き出し性:フイルム端部が伸び、
静電気がひどく発生しなくて、手・箱等にステックしな
く、且つフイルムが展張し易く手で掴みやすい事、引き
出し抵抗性が適度であること。
がよることなく、適度な抵抗で、心地良く(軽い音もた
て)、伸びて永久変形することなく、正確にカット出来
ること。 フイルム展張性:切断後のフイルムが皺よったり、重
なったりすることなく、被包装物にうまくラッピング出
来ること。 密着性:容器(磁器、合成樹脂製とも)の種類に関係
なく、又は容器なしでも、フイルム−容器間、フイルム
−被包装物間、フイルム間同士で重なった部分が膨れあ
がることなく、密着すること、又それが低温保存中、加
熱中でも外れてこないこと。
穴があいたり、フイルムが内圧に負けて伸び異常に膨れ
あがらないこと。 保存中及び加熱中に、味・衛生性、食品に臭いや添加
剤が移ったり、フイルムの破片が混入したりしないこ
と。 加熱後、フイルムを簡単に除去出来ること、フイルム
同士が溶着して剥離出来なくなったり、内容物や容器
(特に合成樹脂製)に溶着し汚さないこと。 使用後の廃棄処理に問題が少ないこと。
レフィンと一酸化炭素共重合樹脂〕のA−2又はA−3
を100重量部に、添加剤(B)のB−1/B−6を1
/1の混合比の割合で混合し、スクリュー径が50mm
径の押出機であって、且つそのスクリューの長さ方向途
中の混練り部を有する所に相当するシリンダー部に注入
口を有する押出機で、該添加剤を所定量(重量部)注入
し、それぞれ充分混練りした後、径100mmφでスリ
ット1.0mmの環状ダイより押し出し、そのチューブ
状樹脂の外側を冷媒(水)により急冷固化し、折り畳み
ながら偏肉分散用の回転式ニップロールで引き取り、押
し出し幅(周)方向の位置を流れ方向に分散(ツイス
ト)した折り幅140mmの均一なチューブ状原反を作
製した。
して混入しようとしたが、ダイ出口より添加剤が分離し
噴出して均一な原反を得る事が出来なかったので、更に
バッチの混練り機(ニーダー)で時間をかけ混練りし、
ペレタイズしようとしたが、これでも分離して、均一に
することが出来なかった。
の差動ニップロール間に通し、加熱ゾーンで、130℃
の雰囲気下に通し加熱し、110℃の熱風雰囲気下の延
伸ゾーンで、流れ方向出口部に設置してあるエヤー封入
用ニップロールで内部に空気を圧入する事により、連続
的に膨張バブルを形成させ、冷却ゾーンの延伸終了部で
17℃の冷風を吹き付け、延伸を終了させた。次に流れ
方向の上流側の出口部ニップロールを閉じ、内部の空気
を閉じこめ連続的に、その延伸倍率がほぼ縦5.4倍、
横4.8倍になるように同時2軸延伸し、次いで該ニッ
プロール及びその流れ方向上流部にあるデフレータで折
りたたみ、次の工程で所定温度にそれぞれ制御したヒー
トセットゾーンに連続的に通した後、巻き取り機で耳を
切り取り、厚み約9.5μmの2枚のフイルムに巻き取
った。
1の場合にバブルの揺れが多くて不安定であつたのに比
べ安定していた。次にこれらのフイルムを、30℃のエ
イジングルームで1週間処理した後、30cm幅の紙管
に約50m巻いた小巻ロールに仕上げ、市販の家庭用ラ
ップ(旭化成工業(株)の塩化ビニリデン系樹脂製専用
の)の箱に入れ、包装テストを実施した。
器(又は、プラスチックス)製容器にライスを盛り上
げ、その上にカレーを乗せ、電子レンジで加熱時間を種
々変えて、サンプル繰り返し数n=5で実施した。最初
に、上記フイルムを収納したそれぞれの箱でラッピング
したところ、箱からの引き出し性は、実施例1、2、3
のフイルムは、市販の塩化ビニリデン系樹脂製フィルム
(以後、市販PVDC製と略する)の場合と同様に適度
な抵抗で正確に所定量引き出せたが、比較例1(以下、
比1と記す)のフイルムは、箱から出過ぎたり、静電気
が発生してあちこちにくっついたりして、好ましくなか
った。
いては、実施例1、2、3のフイルムは、市販PVDC
製と同様に、心地よく切れ、刃切れ性が良かった。比1
は、フイルムの弾性率が高過ぎ、又密着性がほとんど無
い為に、カット時にフイルムが箱先の押さえの部分に固
定出来難く、ロールの巻芯部がブロッキングし引っ張り
出し難かったり、局部的にずれ出てきたりして、刃先に
食い込み難く、切断面が刃先から外れ斜めに裂けたりし
て、著しくカット性が悪かった。又包装性が悪く(静電
気でフイルム同士がくっいたり、どこか勝手な所にくっ
ついたりするのに肝心の容器又はフイルム同士への密着
性が全く無く、フイルムが広がってしまい包装を固定出
来なかった)使いものにならなかった。
イルムは、溶融し破れることも、部分的に異常に収縮す
ることもなく耐熱性に関しては問題がなかった。一方、
市販のポリエチレン(PE)製(引張弾性率18kg/
mm2、耐熱性110℃、密着性7g・cmのもの)の
ラップフイルムでは、引き出し性、カット性とも悪く、
密着性も引っ張り弾性率が低すぎる関係でゴム弾性的性
質も加わり劣っており、加熱時に部分的に溶融し、穴が
何箇所か開いてしまった。
り、全く密着しないので、水蒸気が漏れやすく、局部加
熱になりやすく、内容物が外にこぼれて、食品の味もま
ずくなってしまつた。実施例1、2、3フィルムはこれ
らの不良現象はいずれも全くなく、良好に包装及び加熱
でき、後で容易にフイルムを剥離除去出来、しかも調理
品の味も良好であることが確認された。
炭素共重合樹脂を主体とする少なくとも1種の熱可塑性
樹脂(A)と,液状添加剤(B)とを含む樹脂組成物
(C)を選定し、実施例1と同様に、添加剤を所定量
(重量部)注入し、それぞれ充分混練りした後、その径
が100mmφでそのスリットが1.0mmの環状ダイ
より押し出し、次いでそのチューブ状樹脂の外側を冷媒
(水)により急冷固化後、折り畳みながら偏肉分散用の
回転式ニップロールで引き取り、押し出し幅(周)方向
の位置を流れ方向に分散(ツイスト)した、折り幅14
0mmの均一なチューブ状原反を作製した。
それぞれ目的合わせ自由にアニール処理し、延伸工程で
2対の差動ニップロール間に通し、加熱ゾーンを130
℃の雰囲気下に通して加熱し、さらに110℃の熱風雰
囲気下の延伸ゾーンで、流れ方向出口部に設置してある
エヤー封入用ニップロールで内部に空気を圧入する事に
より、連続的に膨張バブルを形成させた。次に冷却ゾー
ンの延伸終了部で17℃の冷風を吹き付け、延伸を終了
させた後、流れ方向、上流側の出口部ニップロールを閉
じ、内部の空気を閉じこめ連続的に、その延伸倍率が、
ほぼ縦6.2倍、横5.4倍になるように同時2軸延伸
し、ついで該ニップロール及びその流れ方向上流部にあ
るデフレータで折りたたみ、次の工程で所定温度にそれ
ぞれ制御したヒートセットゾーンに連続的に通した後、
巻き取り機で耳を切り取り、厚み約9.1μmの2枚の
フイルムに巻き取った。
題がなかった。次にこれらのフイルムを、30℃のエイ
ジングルームで1週間処理した後、30cm幅の紙管に
約50m巻いた小巻ロールに仕上げ、市販の家庭用ラッ
プ(旭化成工業(株)の塩化ビニリデン系樹脂製専用
の)の箱に入れ、包装テストを実施した。
器(又は、プラスチックス)製容器にライスを盛り上
げ、その上にカレーを乗せ、電子レンジで加熱時間を種
々変えて、サンプル繰り返し数n=5で、実施した。最
初に、上記の本実施例フイルムを収納したそれぞれの箱
で、ラッピングした、その結果、箱からの引き出し性
は、実施例1,2のフイルムは、市販の塩化ビニリデン
系樹脂製フィルム(以下、市販PVDC製と略する)の
場合と同様に適度な抵抗で正確に所定量引き出せたが、
比較例1(以下、比1と記す)のフイルムは、箱から出
過ぎたり、静電気が発生してあちこちにくっついたりし
て、好ましくなかった。比較例2(以下、同比2と記
す)のフイルムは、明らかにべとつき過ぎで、箱の一部
にくっいたり、手にまとわりついたりして、不具合いで
あった。
いては、実施例4、5、6、7のフイルムは、市販PV
DC製と同様に、心地よく切れ、刃切れ性が良かった。
電子レンジでの加熱時では、実施例4、5、6、7では
不良現象はいずれも全くなく、良好に包装及び加熱で
き、後で容易にフイルムを剥離除去することが出来、調
理品の味も良好であることが確認された。
ぞれの層構成比が35/30/35(各%)であって、
表層、内層の樹脂を表3に示すとおり選定し、該表層用
樹脂にはそれぞれ表3に示す組合わせの液状添加物
(B)を選定した。(B)の添加剤の夫々の混合比は、
実施例8,9,10,11の順にB−1/B−3は1/
3、B−2/B−5は2/3、B−3/B−7は3/
1、B−4/B−5は1/1であった。表3に示す
(B)の所定量(樹脂100重量部に対し)を実施例1
と同様な方法で添加した。
で、添加剤(B)の含有量を合計0.6重量%に減じて
用いた。又実施例12には、実施例2のフイルムの回収
品を回収層として利用し、これを実施例8の表層と内層
の間に挿入した3種5層構成として、表層/回収層/内
層/回収層/表層で、それぞれの層構成比を25/10
/30/10/25(各%)とした。
伸倍率をそれぞれ調整した後、同様に加工し、表3に示
す特性を有する平均厚み9.0μmの延伸フイルムを得
た。延伸性はいずれも良く、大きな問題はなかつた。
又、回収層を追加した実施例7は表から略してあるがや
はり好ましい結果を有しており、加工性も含め、実施例
3と大差なく諸特性ともいずれも好ましい範囲内にあっ
た。
合と同様に包装テストを実施した。その結果、引き出し
性、カット性、展張性、オーバーラップ性、密着性、加
熱性いずれも特に問題はなく、実施例1,2の場合と同
様の好ましい効果を有していた。
を選定し、2種3層構成で、表層/内層/表層それぞれ
の層構成比率を30/40/30(各%)にした。但
し、実施例17は表層/内層に、それぞれD−5/A−
1の樹脂を利用し、又表層に添加する添加剤(B)は、
実施例13では、樹脂100重量部に対しB−4の5重
量部にB−7を2重量部添加して使用した。実施例14
では、同様に、B−2の3重量部にB−5を3重量部添
加して使用した。実施例15では、B−3を7重量部と
B−7を1重量部使用し、実施例16では、B−1を3
重量部とB−8を4重量部使用し、実施例17では、B
−6の4重量部にB−1を2重量部を添加したものを使
用し、実施例10と同様にして、それぞれ適当な原反厚
みで押し出した。但し延伸温度条件はやや低めにそれぞ
れ調整して延伸し、熱処理温度も低めに調整して実施し
た。それぞれ表4に示す特性を有する、平均厚み約9.
3μmのフイルム得られた。
価した、但し実施例17の特性は、引張弾性率/加熱収
縮率/加熱収縮応力/耐熱性/密着仕事量の順に、それ
ぞれ40/18/90/205/18(単位は略する)
であった、包装テストの結果、実施例13,14.1
5,16、17は、何ら問題なく使用出来、いずれも本
発明の好ましい範囲内のものであった。同様に電子レン
ジでの加熱テストも問題はなかった。
量%にした層の両側に延伸補助層として、エチレン−プ
ロピレン共重合樹脂の層を用い、3層状にして実施例1
と同様にして押し出し原反を得た。この原反を実施例1
と同様な方法で、延伸温度を90℃にして、延伸倍率
(縦3.1倍、横2.8倍)に延伸した後、延伸補助層
を剥離除去し、厚み11μのフイルムを得た。このもの
は、より低温領域で延伸した為、延伸配向性が高く、引
張弾性率165g/mm2、収縮率47%、収縮応力3
90g/mm2であった。又耐熱性は175℃、密着性
は4g・cmであった。
高く、ごわごわし過ぎて、カット時に刃先と別の方向に
裂けやすく、且つ、容器への密着時のフイルム重なり部
がゆるみ易かった。又加熱時もフイルムの収縮応力が高
いためか、容器外壁部で局部的に収縮し包装がゆるみ易
かった。しかも、ゆるまない時は、内容物との接触部か
ら時々破れた。プラスチックス(PP)製容器では、加
熱時間を少し長くすると容器が変形する場合があった。
定し、層構成にした。原反の製法は、T−ダイ法の単層
及び3層にそれぞれ変えてキャスト成膜を実施した。次
に引き落とし比(ドロー比:ダイスリットと成膜したフ
イルム厚みとの比で表す)をそれぞれ80、83倍にし
て、約10μ、約8.6μのフイルムを得た。これらの
フイルムの特性は引張弾性率/加熱収縮率/加熱収縮応
力/耐熱性/密着仕事量の順にそれぞれ(実施例18)
60/2.5/6/185/6.5、(実施例19)5
5/2/6/225/11であった。
ら引き出す時に、製法由来で物性が縦/横でアンバラン
スのせいか、多少のしわがはいりやすかったが、比較の
市販のPE製のものに比べはるかに良好であった。カッ
ト性も前述の実施例(2,8)に比べやや劣っていた
が、市販PE製のものに比べ著しく切りやすかった。又
実用包装テストでは、加熱時にゆるみ、しわが時々入る
場合もあつたが、実用範囲内であった。耐熱性は、実施
例2,8に比べ、延伸配向による収縮応力が低いせいか
やや向上する傾向にあった。又光学特性として、特にヘ
イズ値(%)は前者(実施例2,8)がそれぞれ0.7
/0.5であつたのに比べ、後者(実施例18,19)
は1.2/1.0と少し劣っていた。これは、製法上
(押し出し温度での)高温で、高いドロー比をかけざる
を得ないため表面が荒れたためと思われる。
ップフィルムとして好適な、環境・衛生的にも優れた薄
肉の非ハロゲン系のフイルムであって、且つ包装時に要
求される引き出し性、カツト性、ハンドリング性、密着
固定性、耐熱性等の要求特性を満たし、廃棄処理も容易
な密着性耐熱ラップフイルムが提供された。
Claims (9)
- 【請求項1】 結晶融点が140〜250℃のα−オレ
フィンと一酸化炭素との共重合体を主体とする少なくと
も1種の熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し、液状
添加剤(B)1〜15重量部を含む樹脂組成物(C)か
らなる層を少なくとも1層有するフィルムであって、引
張弾性率が少なくとも20〜150kg/mm2で、耐
熱性が120℃以上であり、密着性が5〜30g・cm
/25cm2であることを特徴とする密着性耐熱ラップ
フィルム。 - 【請求項2】 α−オレフィンと一酸化炭素との共重合
体が、エチレン(C2)、プロピレン(C3)、ヘキセ
ン−1(C6)、オクテン−1(C8)から選ばれる少
なくとも一種のα−オレフィン90〜50モル%と一酸
化炭素10〜50モル%とからなる共重合体よりなるこ
とを特徴とする請求項1記載の密着性耐熱ラップフィル
ム。 - 【請求項3】 α−オレフィンと一酸化炭素との共重合
体の結晶化度が10〜80%であることを特徴とする請
求項1又は2記載の密着性耐熱ラップフイルム。 - 【請求項4】 液状添加剤(B)が、その主体とする成
分の50℃の粘度が少なくとも5センチポイズ、100
℃で500センチポイズ以下の液体であり、かつその主
体とする成分の沸点が170℃以上であることを特徴と
する請求項1記載の密着性耐熱ラップフィルム。 - 【請求項5】 液状添加剤(B)が、脂肪族系アルコー
ル、脂環族系アルコール及びこれらの多価アルコール並
びにこれらの縮重合物から選ばれる少なくとも一種のア
ルコール成分と、脂肪族脂肪酸、脂肪族多価カルボン
酸、芳香族多価カルボン酸から選ばれる少なくとも一種
の酸成分とのエステル、脂肪族ヒドロキシカルボン酸と
アルコール及び/又は脂肪酸とのエステル及びこれらエ
ステルの変性物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
及びそのエステル、脂肪族ポリエステルのオリゴマー、
ミネラルオイル、流動パラフィン、飽和炭化水素化合物
よりなる低重合物からなる群から選ばれる少なくとも1
種の可塑剤とからなることを特徴とする請求項1又は4
記載の密着性耐熱ラップフィルム。 - 【請求項6】 熱可塑性樹脂(A)が、α−オレフィン
と一酸化炭素との共重合体50〜99重量%と該共重合
体以外の熱可塑性樹脂1〜50重量%を含む樹脂組成物
であることを特徴とする請求項1記載の密着性耐熱ラッ
プフイルム。 - 【請求項7】 フイルムが、α−オレフィンと一酸化炭
素との共重合体を主体とする少なくとも一種の熱可塑性
樹脂(A)からなり、かつ結晶融点の低い該樹脂からな
る層と、結晶融点のより高い該樹脂からなる層との少な
くとも2層からなることを特徴とする請求項1の密着性
耐熱ラップフイルム。 - 【請求項8】 フイルムが、α−オレフィンと一酸化炭
素との共重合体を主体とする少なくとも1層と、脂肪族
ポリエステル系樹脂、カプロラクトン系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂(PO)、及び芳香族系の誘導体を含むポ
リエステル系樹脂(PEST)、エチレン−ビニルアル
コール系共重合樹脂(EVOH)、ポリアミド系樹脂
(PA)、α−オレフィン−一酸化炭素系樹脂の水添樹
脂、エチレン(及び又は、他の少なくとも一種のα−オ
レフィン)より成る部分を含む−環状炭化水素系共重合
(又は、含有不飽和結合の少なくとも1部が水添され
た)樹脂から選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を
主体とする少なくとも1層とから構成され、上記α−オ
レフィンと一酸化炭素との共重合体を主体とする層の合
計厚み比率が50%〜95%、上記の該共重合体以外の
熱可塑性樹脂を主体とする層の合計厚み比率が50%〜
5%であることを特徴とする請求項1記載の密着性耐熱
ラップフィルム。 - 【請求項9】 フイルムが、延伸して得られるフイルム
であって、110℃における加熱収縮率X%と加熱収縮
応力Yg/mm2、及びその両者の関係が、下記、式
(1)〜式(3)の関係式の範囲内にあることを特徴と
する請求項1〜請求項8のいずれかに記載の密着性耐熱
ラップフイルム。 【数1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10168899A JP2000290403A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 密着性耐熱ラップフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10168899A JP2000290403A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 密着性耐熱ラップフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290403A true JP2000290403A (ja) | 2000-10-17 |
JP2000290403A5 JP2000290403A5 (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=14307289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10168899A Pending JP2000290403A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 密着性耐熱ラップフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290403A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044365A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-28 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び該成形品又は熱収縮性ラベルを装着した容器 |
JP2013513695A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 優れた引張特性およびダーツ特性を備える光分解性フィルム |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10168899A patent/JP2000290403A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044365A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-28 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び該成形品又は熱収縮性ラベルを装着した容器 |
JP2013513695A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 優れた引張特性およびダーツ特性を備える光分解性フィルム |
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