JP2000289572A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

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JP2000289572A
JP2000289572A JP11102636A JP10263699A JP2000289572A JP 2000289572 A JP2000289572 A JP 2000289572A JP 11102636 A JP11102636 A JP 11102636A JP 10263699 A JP10263699 A JP 10263699A JP 2000289572 A JP2000289572 A JP 2000289572A
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佳規 朝霧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールとベース部材との間の異音の発生を
防止することができ、しかもウエビングの巻込み性を向
上させる。 【解決手段】 スプール軸16Aのベースロック受入れ
部22にはベースロック24が装着されており、両者に
はストッパ挿入溝30及び環状溝32がそれぞれ形成さ
れている。この部分に略コ字形に形成されたストッパ3
4が圧入されることにより、ベースロック24は抜け止
めされた状態でスプール軸16Aと連結される。上記構
成によれば、ベースロック24の基部24Aがその半径
方向の両側二箇所でスプール軸16Aに緊密に支持され
るため、異音発生を防止することができる。また、圧入
時にスプール軸16Aが傾くこともなくなるので、ウエ
ビングの巻込み性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員拘束用のウエ
ビングを付勢力で層状に巻取るウエビング巻取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下、図7及び図8を用いて、従来の技
術を説明する。
【0003】これらの図に示されるように、乗員拘束用
のウエビングを層状に巻取るスプール150の軸芯部に
は、フォースリミッタ用のトーションシャフト151を
挿入するためのトーションシャフト挿通孔152が形成
されている。さらに、トーションシャフト挿通孔152
の軸方向の一端部側には、これよりも大径とされたベー
スロック装着部154が同軸上に形成されている。ベー
スロック装着部154には、車両急減速時にスプール1
50のウエビング引出方向回転を阻止するロック手段の
一部をなす略円筒形状のベースロック156が装着され
ている。
【0004】上述したベースロック156の外周部の所
定位置には環状の凹溝158が形成されており、これに
対応してスプール150におけるベースロック装着部1
54の内周部の所定位置にも貫通孔160が形成されて
いる。そして、従来では、これらの凹溝158、貫通孔
160内へ略円筒形状かつ開断面の単一のスプリングピ
ン162を挿入することにより、ベースロック156の
スプール150からの抜け止めを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ングピン162によって抜け止めを行う構成を採ると、
スプール150のベースロック装着部154の内周部と
ベースロック156の外周部との間にガタが生じ、異音
発生の原因となる。このため、従来では、ベースロック
装着部154の内周部とベースロック156の外周部と
の間にグリース164を塗布して異音の発生を防いでい
た。
【0006】かかるグリース164の塗布の煩わしさを
回避する手法として、スプリングピン162を圧入して
ベースロック156の抜け止めを行うことも考えられる
が、圧入荷重がスプール150の軸線に対して偏った一
点に作用するため、ベースロック156が図7において
下方側へ傾き、ウエビングの巻込み性が低下するという
不利がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、スプールとベ
ース部材との間の異音の発生を防止することができ、し
かもウエビングの巻込み性を向上させることができるウ
エビング巻取装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るウエビング巻取装置は、乗員拘束用のウエビングを
付勢力で層状に巻取る巻取軸と、この巻取軸の軸芯端部
に形成された受入れ凹部に装着され、車両急減速時に巻
取軸のウエビング引出方向回転をロックするロック手段
の一部を構成する略円筒形状のベース部材と、巻取軸の
受入れ凹部内へベース部材が装着された状態で、当該ベ
ース部材の外周部と巻取軸の内周部との間でかつベース
部材の半径方向両側に圧入された抜止め部材と、を含ん
で構成されている、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の本発明によれば、まず、巻
取軸の軸芯端部に形成された受入れ凹部に略円筒形状の
ベース部材が装着される。この状態では、巻取軸の受入
れ凹部の内周部とベース部材の外周部との間に僅かな隙
間がある。次に、ベース部材を挟むように巻取軸の受入
れ凹部の内周部とベース部材の外周部との間でかつベー
ス部材の半径方向両側に抜止め部材が圧入される。これ
により、巻取軸の受入れ凹部の内周部とベース部材の外
周部との間のガタが無くなる。また、ベース部材はその
軸線から等距離にありかつ半径方向に対向する二箇所で
均等に圧入荷重を受けることになるため、ベース部材が
巻取軸の軸線に対して傾くこともなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を用いて、本発
明の一実施形態に係るウエビング巻取装置10について
説明する。
【0011】図1〜図3には、本実施形態に係るウエビ
ング巻取装置10の要部が横断面視、正面視、縦断面視
でそれぞれ描かれている。これらの図に示されるよう
に、ウエビング巻取装置10は平面視で略コ字形のフレ
ーム12を備えており、互いに平行に延出された第1脚
板14と第2脚板(図示省略)との間にはダイカストに
よって製作された「巻取軸」としてのスプール16が回
転可能に軸支されている。
【0012】スプール16は、軸芯部を構成する円筒形
状のスプール軸16Aと、このスプール軸16Aの両端
部に略円板形状にそれぞれ形成された一対のフランジ部
(以下、第1脚板14側に配置されるフランジ部を「第
1フランジ部16B」と称し、第2脚板側に配置される
フランジ部を「第2フランジ部16C」と称す)とによ
って構成されており、全体としては鼓形状をなしてい
る。
【0013】スプール軸16Aの軸芯部には、フォース
リミッタとしての機能を担うトーションシャフト20を
挿入するためのトーションシャフト挿通孔18が形成さ
れている。トーションシャフト挿通孔18における第1
フランジ部16B側には、トーションシャフト挿通孔1
8よりも大径とされた凹部状のベースロック受入れ部2
2が同軸上に形成されている。ベースロック受入れ部2
2は、その大半を占める凹部本体22Aと、当該凹部本
体22Aよりも大径とされた凹部端末部22Bとからな
る。
【0014】上述したベースロック受入れ部22には、
スプール16と同様にダイカストによって製作された
「ベース部材」としてのベースロック24が装着されて
いる。ベースロック24は鍔付き円筒形状に形成されて
おり、ベースロック受入れ部22の凹部本体22Aに嵌
合される基部24Aと、基部24Aよりも大径とされか
つベースロック受入れ部22の凹部端末部22Bに嵌合
される中間部24Bと、中間部24Bよりも大径とされ
かつ第1フランジ部16Bの外側面に当接状態で配置さ
れる保持部24Cとによって構成されている。
【0015】また、ベースロック24における軸芯部外
端を除いた部分には六角穴形状の嵌合孔26(図3参
照)が形成されており、更に当該軸芯部外端には嵌合孔
26の軸芯部と相互に連通されかつこれよりも小径とさ
れた小孔(図示省略)が形成されている。
【0016】上述したベースロック24は、車両急減速
時にスプール16のウエビング引出方向回転を瞬時に阻
止(ロック)するロック手段の一部を構成する部品であ
る。簡単に説明すると、ベースロック24の保持部24
Cには、所定形状の凹部が形成されている。この凹部に
は、外周一部にロック歯が形成された単一のロックプレ
ート(図示省略)が保持されている。車両急減速時にフ
レーム12の第1脚板14側に設けられた加速度センサ
(図示省略)がこれを感知し、ベースロック24に隣接
して配置されたVギヤ(図示省略)のウエビング引出方
向回転が阻止されると、フレーム12の第1脚板14に
形成された内歯ラチェット28のラチェット歯28Aへ
ロックプレートのロック歯が係合されるようになってい
る。このとき、ベースロック24にはラチェット歯28
Aへロック歯が係合した際の反力が作用し、当該係合部
位とは反対側の部位が内歯ラチェット28のラチェット
歯28Aへ塑性変形しながら食い込み係合されるように
なっている。
【0017】上述したスプール軸16Aにおけるトーシ
ョンシャフト挿通孔18には、ボルト状のトーションシ
ャフト20が挿入されている。トーションシャフト20
の先端部側には頭部と同様の六角形状部が形成されてお
り、この六角形状部がベースロック24の嵌合孔26内
へ嵌合されている。嵌合された状態では、図示は省略す
るが、トーションシャフト20の先端部はベースロック
24の前記小孔を貫通し、その貫通端部に前記Vギヤが
追従回転可能に軸支されている。
【0018】なお、トーションシャフト挿通孔18にお
ける第2フランジ部側には内周部に雌スプラインが形成
された凹部状のスリーブ受入れ部(図示省略)が形成さ
れており、当該スリーブ受入れ部には外周部に雄スプラ
インが形成されかつ軸芯部には六角穴形状の嵌合孔が形
成されたスリーブ(図示省略)がスプライン嵌合されて
いる。スリーブの嵌合孔へはトーションシャフト20の
頭部(六角形状部)が嵌合されている。さらに、スプー
ル軸16Aとベースロック24とは、後述するストッパ
34によって抜け止めされた状態で相互に連結されてい
る。上記により、トーションシャフト20はベースロッ
ク24及びスリーブを介してスプール軸16Aと一体化
されている。
【0019】なお、スリーブには、ウエビング巻取回転
方向への付勢力をスプール16に付与する付勢手段(ぜ
んまいばね)の内端が図示しないアダプタを介して係止
されている。また、このスリーブは、車両急減速時にス
プール16を瞬時にウエビング巻取方向回転させるプリ
テンショナーの一要素である。
【0020】上述したベースロック24はスプール16
のスプール軸16Aに対して抜け止めがなされた状態で
相互に連結されている。この点が本実施形態の要部であ
り、以下に詳述する。
【0021】スプール軸16Aにおける凹部本体22A
の軸方向中間部には、後述するストッパ34が挿入可能
なストッパ挿入溝30が形成されている。ストッパ挿入
溝30は、スプール軸16Aの外周部に沿って円弧面状
に形成されかつ断面形状が逆「凸」字形状とされた頂部
装着溝30A(詳細構造は図5(A)、(B)に示した
ので、そちらを参照)と、この頂部装着溝30Aに対し
て直交しかつ互いに平行に配置された一対の脚部挿入溝
30B(図3参照)とを含んで構成されている。これに
対応して、ベースロック24における基部24Aの軸方
向中間部には、一対の脚部挿入溝30Bと対向する位置
に環状溝32が形成されている。
【0022】これらのストッパ挿入溝30及び環状溝3
2へは、正面視で略コ字形に形成された「抜止め部材」
としてのストッパ34が挿入されており、これによりベ
ースロック24がスプール軸16Aのベースロック受入
れ部22に抜け止めされた状態で固定されている。
【0023】図4の詳細図に示されるように、ストッパ
34は、頂部34Aと、頂部34Aの両側から互いに平
行に垂下された一対の脚部34Bとを備えている。頂部
34Aから脚部34Bにわたる部分の内周側には所定幅
のリブ36が一体に形成されている。これにより、スト
ッパ34の頂部34Aの断面形状は、スプール軸16A
に形成された頂部装着溝30Aの断面形状と同一の逆
「凸」字形状とされている。また、ストッパ34の脚部
34Bの幅方向寸法は、脚部挿入溝30B及び環状溝3
2の溝幅と略同一寸法に設定されている。さらに、スト
ッパ34は樹脂材料やばね材料によって構成されてお
り、一対の脚部34Bが互いに接近及び離間する方向へ
弾性変形可能とされている。
【0024】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0025】最初に、本実施形態に係るウエビング巻取
装置10の全体的な作動について簡単に触れておく。
【0026】乗員がウエビングに挿通された図示しない
タングプレートを持ってぜんまいばねの付勢力に抗して
ウエビングを引き出し、タングプレートを図示しないバ
ックル装置に係合させることにより、乗員は三点式シー
トベルト装置のウエビング装着状態となる。すなわち、
センタピラーの上部に配設された図示しないショルダア
ンカからタングプレートまでのウエビングがショルダ側
のウエビングとなり、タングプレートから車体フロアに
固定されたアンカプレートまでのウエビングがラップ側
のウエビングとなる。
【0027】一方、車両急減速時になると、図示しない
プリテンショナーが作動してスプール16を瞬時にウエ
ビング巻取方向回転させる。またこれと同時に、加速度
センサが作動してVギヤのウエビング引出方向回転が阻
止される。Vギヤのウエビング引出方向回転が阻止され
ると、ベースロック24の保持部24Cに保持されたロ
ックプレートのロック歯がフレーム12の内歯ラチェッ
ト28のラチェット歯28Aに係合されると共にベース
ロック24自身も塑性変形して当該内歯ラチェット28
のラチェット歯28Aに食い込んで係合される。これに
より、ベースロック24、トーションシャフト20、ス
リーブを介してスプール16のウエビング引出方向回転
が阻止されたロック状態となる。また、乗員から受ける
ウエビング張力が所定値以上になると、トーションシャ
フト20に捩じれによる塑性変形が生じ、当該塑性変形
量に応じた長さだけウエビングの引出しが許容されると
共に、当該塑性変形量に応じた量だけエネルギー吸収が
なされる。すなわち、フォースリミッタ機構が作動す
る。
【0028】次に、ストッパ34を用いたベースロック
24のスプール軸16Aへの組付手順について説明す
る。
【0029】まず、スプール軸16Aの軸芯部に形成さ
れたベースロック受入れ部22へベースロック24が挿
入される。次いで、スプール軸16Aのストッパ挿入溝
30の頂部装着溝30A側からストッパ34が挿入され
る。具体的には、ストッパ34の頂部34Aは頂部装着
溝30Aへ嵌合され、ストッパ34の一対の脚部34B
はスプール軸16Aに形成された一対の脚部挿入溝30
Bとベースロック24の基部24Aの外周部に形成され
た環状溝32との間へ圧入される。
【0030】より詳しく説明すると、図1に示される如
く、スプール軸16Aの脚部挿入溝30Bの一方の側面
30Cとベースロック24の環状溝32の一方の側面3
2Aとの間に、ストッパ34の脚部34Bが押し込まれ
る形で圧入される。これにより、ベースロック24はス
プール軸16Aの軸方向中心側(図1の矢印A方向側)
へ押し付けられ、ベースロック24とスプール軸16A
との間の軸方向のガタがなくなる。さらに、ストッパ3
4の一対の脚部34Bがスプール軸16Aの脚部挿入溝
30Bとベースロック24の環状溝32との間に、即ち
ベースロック24の基部24Aの半径方向の両側に圧入
されたことにより、ベースロック24の基部24Aの外
周部とスプール軸16Aの凹部本体22Aの内周部との
間の径方向のガタもなくなる。その結果、軸方向及び径
方向のいずれの方向にもガタが無くなった状態で、ベー
スロック24とスプール軸16Aとが相互に連結されか
つベースロック24のスプール軸16Aからの抜け止め
がなされる。これにより、本実施形態によれば、ベース
ロック24とスプール軸16Aとの間の異音の発生を防
止することができる。
【0031】さらに、本実施形態では、ストッパ34が
正面視で略コ字形に形成されており、ストッパ34によ
ってベースロック24がスプール軸16Aに固定された
状態では、ベースロック24はその軸線から等距離にあ
りかつ半径方向に対向する二箇所で均等に圧入荷重を一
対の脚部34Bから受けることになる。よって、ベース
ロック24がスプール軸16Aの軸線に対して傾くこと
はない。その結果、本実施形態によれば、ウエビングの
巻込み性を向上させることができる。
【0032】なお、本実施形態では、概略フラットな板
状の脚部34Bを有するストッパ34を使用したが、こ
れに限らず、種々のストッパ形状を採用可能である。例
えば、図6(A)に示されるストッパ40では、脚部4
0Aの幅方向中間部にリブ42が一体に形成されてい
る。また、図6(B)に示されるストッパ44では、脚
部44Aの幅方向中間部に長孔46が形成されている。
さらに、図6(C)に示されるストッパ48では、脚部
48Aの幅方向中間部に凹溝50が形成されている。さ
らに、図6(D)に示されるストッパ52では、脚部5
2Aの幅方向中間部にスリット54が形成されている。
ストッパ40では、リブ42が挿入される溝をベースロ
ック24の環状溝32側に形成することにより、圧入後
の抜け止め防止効果及びガタ防止効果をより高めること
ができる。また、ストッパ44、48、52では、長孔
46、凹溝50、スリット54(包括的には、「脆弱
部」又は「低剛性部」として把握される要素である)が
それぞれ形成されることにより、脚部44A、脚部48
A、脚部52Aの幅方向の剛性を落とすことができるた
め、組付作業性を向上させることができる。
【0033】また、本実施形態では、プリテンショナー
及びフォースリミッタを兼備したウエビング巻取装置1
0に対して本発明を適用したが、これに限らず、プリテ
ンショナー及びフォースリミッタのいずれか一方のみを
備えたウエビング巻取装置や、プリテンショナー及びフ
ォースリミッタのいずれも備えていないウエビング巻取
装置に対しても本発明は適用可能である。
【0034】さらに、本実施形態では、一部品によって
抜止め部材を構成したが、これに限らず、二部品に分割
してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るウエビング巻取装置は、巻取軸の受入れ凹部内
へベース部材が装着された状態で、当該ベース部材の外
周部と巻取軸の内周部との間でかつベース部材の半径方
向両側に抜止め部材を圧入させることとしたので、ベー
ス部材の外周部と巻取軸の内周部との間のガタを無くす
ことができると共に、ベース部材が巻取軸の軸線に対し
て傾くのを防止することができる。その結果、本発明に
係るウエビング巻取装置は、スプールとベース部材との
間の異音の発生を防止することができ、しかもウエビン
グの巻込み性を向上させることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るウエビング巻取装置の要部を
示す図3の1−1線に沿う横断面である。
【図2】図1に示されるスプール及びベースロックの組
付状態をストッパの圧入前の状態で示す正面図である。
【図3】本実施形態に係るウエビング巻取装置の全体構
成を示す図1の3−3線に沿う縦断面図である。
【図4】図2等に示されるストッパの詳細構造を示す正
面図である。
【図5】(A)は図4に示されるストッパの挿入相手と
なるスプールの要部拡大平面図であり、(B)は(A)
の(B)−(B)線に沿う要部拡大縦断面図である。
【図6】図2に示されるストッパの変形例を示す斜視図
である。
【図7】従来例に係るウエビング巻取装置の要部を一部
切り欠いて示す一部切欠正面図である。
【図8】図7に示されるウエビング巻取装置を側面視で
示す図7の8−8線に沿う縦断面である。
【符号の説明】
10 ウエビング巻取装置 16 スプール(巻取軸) 22 ベースロック受入れ部 24 ベースロック(ベース部材) 34 ストッパ(抜止め部材) 40 ストッパ(抜止め部材) 44 ストッパ(抜止め部材) 48 ストッパ(抜止め部材) 52 ストッパ(抜止め部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員拘束用のウエビングを付勢力で層状
    に巻取る巻取軸と、 この巻取軸の軸芯端部に形成された受入れ凹部に装着さ
    れ、車両急減速時に巻取軸のウエビング引出方向回転を
    ロックするロック手段の一部を構成する略円筒形状のベ
    ース部材と、 巻取軸の受入れ凹部内へベース部材が装着された状態
    で、当該ベース部材の外周部と巻取軸の内周部との間で
    かつベース部材の半径方向両側に圧入された抜止め部材
    と、 を含んで構成されている、 ことを特徴とするウエビング巻取装置。
JP10263699A 1999-04-09 1999-04-09 ウエビング巻取装置 Expired - Lifetime JP3607114B2 (ja)

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