JPH09202212A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

Info

Publication number
JPH09202212A
JPH09202212A JP8010472A JP1047296A JPH09202212A JP H09202212 A JPH09202212 A JP H09202212A JP 8010472 A JP8010472 A JP 8010472A JP 1047296 A JP1047296 A JP 1047296A JP H09202212 A JPH09202212 A JP H09202212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
webbing
spool
gear
adapter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8010472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3709232B2 (ja
Inventor
Seiji Hori
誠司 堀
Sumikazu Sasaki
澄和 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP01047296A priority Critical patent/JP3709232B2/ja
Publication of JPH09202212A publication Critical patent/JPH09202212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3709232B2 publication Critical patent/JP3709232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギ吸収手段が作動した状態にあるが否
かの判断を容易になす。 【解決手段】 通常時は、アダプタ36と一体に回転す
るロータ48がシャフト30と一体に回転し、Vギヤ4
2にスプリング50の付勢力を及ぼす。車両急減速時に
は、Vギヤ42がその付勢力に対抗してウエビング引出
方向へ回転遅れを生ずることによりロック手段44、6
4が作動してシャフト30のウエビング引出方向の回転
が阻止される。このとき、ウエビング引張力によって、
EAプレート68が変形し、スプール22がシャフト3
0に対してウエビング引出方向へ回転してエネルギの吸
収が果たされる。同時に、シャフト30の凹部108を
通ってスプール22の係止孔112に挿入された係止軸
114の先端部が破断し、スプリング50の付勢力によ
ってロータ48がシャフト30に対してウエビング巻取
方向へ回転し、スプリング50がVギヤ42に及ぼす付
勢力が無くなる。それ以降は、通常時にあっても、ロッ
ク手段44、64が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエビングの引き
出しを阻止するときに、ウエビングの引き出しを許容し
てエネルギを吸収することができるウエビング巻取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエビング巻取装置には、エネルギ吸収
手段を備えたものがある。
【0003】そのようなウエビング巻取装置では、スプ
ールとシャフトとの間に塑性変形可能なエネルギ吸収部
材が設けられ、通常は、エネルギ吸収部材が原形状を維
持してスプールとシャフトとが一体に回転し、車両急減
速時にスプールのウエビング引出方向の回転が阻止され
たときには、ウエビング引張力によって、エネルギ吸収
部材が変形してスプールがシャフトに対してウエビング
引出方向へ所定量だけ回転する。このようにしてエネル
ギ吸収手段が作動することにより、エネルギの吸収が図
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のエネ
ルギの吸収を図るウエビング巻取装置では、エネルギ吸
収手段が作動した状態にあるか否かは、ウエビング巻取
装置外からは、目視し難い。
【0005】そこで、ウエビング巻取装置を分解して、
エネルギ吸収手段が作動した状態にあるか否かの判断を
行う。
【0006】しかし、エネルギ吸収手段が作動した状態
にあるか否かの判断を行う度にウエビング巻取装置を分
解する必要があるのは面倒である。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、エネルギ吸収
手段が作動した状態にあるか否かの判断を容易になし得
るウエビング巻取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のウエビング巻取装置は、ウ
エビングが引き出し巻き取りされるスプールと、前記ス
プールと同軸状に設けられるシャフトと、前記シャフト
と同軸状に設けられるVギヤと、前記Vギヤをシャフト
に追随回転させる付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に
対抗するVギヤのシャフトに対するウエビング引出方向
の回転遅れによりシャフトのウエビング引出方向の回転
を阻止するロック手段と、前記シャフトとスプールとの
間に設けられ、通常時には、原形状を維持してシャフト
とスプールとを一体に回転させ、シャフトのウエビング
引出方向の回転阻止時には、ウエビング引張力によって
変形してスプールをシャフトに対してウエビング引出方
向へ回転させるエネルギ吸収手段と、前記シャフトと同
軸状に設けられる回転部と、前記回転部とスプールとの
間に設けられ、スプールのシャフトとの一体回転時に
は、回転部をシャフトと一体に回転させて付勢手段の付
勢力をVギヤに及ぼし、スプールのシャフトに対するウ
エビング引出方向の回転時には、破断して付勢手段がV
ギヤに及ぼす付勢力を無くすべく当該付勢力によって回
転部をシャフトに対してウエビング巻取方向へ回転させ
る脆弱手段と、とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、通常は、回転部が付勢
手段の付勢力をVギヤに及ぼしてVギヤが付勢手段の付
勢力によってシャフトに追随回転し、エネルギ吸収部材
が原形状を維持してシャフトとスプールとが一体に回転
し、ウエビングの引き出し巻き取りが自由である。
【0010】例えば、車両急減速時等において、加速度
センサがその車両急減速を感知してVパウルがVギヤと
係合し、Vギヤのウエビング引出方向の回転が阻止さ
れ、Vギヤが付勢手段の付勢力に対抗して回転送れを生
ずることにより、あるいは、ウエビングの引出加速によ
ってVギヤが付勢手段の付勢力に対抗して回転遅れを生
ずることにより、ロック手段が作動する。ロック手段の
作動によって、シャフトのウエビング引出方向の回転が
阻止される。このとき、ウエビング引張力がスプールに
ウエビング引出方向の回転力を及ぼす。その回転力によ
って、エネルギ吸収部材が変形し、スプールがシャフト
に対してウエビング引出方向へ回転する。このようにし
てエネルギ吸収手段が作動し、ウエビングが引き出さ
れ、エネルギの吸収が果たされる。
【0011】ここで、エネルギ吸収手段が作動するとき
にスプールがシャフトに対してウエビング引出方向へ回
転すると、脆弱部が破断し、付勢手段の付勢力によって
回転部がシャフトに対してウエビング巻取方向へ回転し
て付勢手段がVギヤに及ぼす付勢力が無くなる。付勢手
段がVギヤに及ぼす付勢力が無くなると、それ以降は、
車両急減速時等でなくても通常時にあっても、付勢手段
がVギヤに及ぼす付勢力が無くなる分、回転遅れが容易
に生じてロック手段が作動し、シャフトのウエビング引
出方向の回転が阻止され、ウエビングの引き出しが不能
となる。このウエビングの引き出しが不能となることに
より、エネルギ吸収手段が作動したことを認識できる。
ウエビングの装着にあたってウエビングを引き出そうと
するときに、その引き出しが不能であれば、エネルギ吸
収手段が作動済みであることが判り、ウエビングの引き
出しが可能であれば、エネルギ吸収手段が作動していな
いことが判り、エネルギ吸収手段が作動した状態にある
か否かの判断が、ウエビングの装着操作に直接に関連す
る。
【0012】従って、エネルギ吸収手段が作動した状態
にあるか否かの判断を行う度にウエビング巻取装置を分
解する必要もなく、エネルギ吸収手段が作動した状態に
あるか否かの判断を容易になし得る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
ウエビング巻取装置を図1乃至図10に基づき説明す
る。図中、車両前方を矢印FRで、車両幅方向を矢印W
で、車両上方を矢印UPでそれぞれ示す。
【0014】図1、図6、図7に示すように、フレーム
10が、車両前後方向で対向する一対の脚片12、14
と、脚片12、14間の背片16とを有してコ字型に形
成されている。背片16が車体18にボルト止めされて
フレーム10が取り付けられる。
【0015】脚片12、14間には、軸方向が脚片1
2、14の対向方向とされたスプール22が設けられ、
スプール22には、ウエビング24の一端が係止され、
スプール22の回転により、ウエビング24がスプール
22に対して引き出し巻き取り自由となる。ウエビング
24の引出方向を矢印Aで図示する。図4に示すよう
に、ウエビング24の一端部は、スプール22に形成さ
れたウエビング係止溝孔26内にこの一方から挿入さ
れ、そして、他方に設けたウエビング止軸28を包囲し
て折り返されてウエビング係止溝孔26内で重合され、
ウエビング24の抜け止めが果たされている。
【0016】スプール22は筒状とされ、筒内には、ス
プール22と同軸状にシャフト30が設けられる。シャ
フト30は、円柱状とされ、その両端部でスプール30
を支持し、スプール22と相対回転可能である。シャフ
ト30の両端部が、アダプタ36、38を介し、脚片1
2、14に形成された開口32、34内に支持され、シ
ャフト30が回転自在とされる。
【0017】スプール22とシャフト30との間には、
スプール22の軸方向寸法に少しく足りない寸法で渡る
とともに、所定の角度範囲内に渡って空洞部67が形成
される。空洞部67内には、エネルギ吸収手段(エネル
ギ吸収部材)としてのEAプレート(板状部材)68が
配されている。図4に示すように、空洞部66の周方向
両端には、入り隅部70、72が形成され、EAプレー
ト68は、一端が、シャフト30の外周に形成されたプ
レート係止溝74に挿入係止され、中間部は、U字型に
屈曲されてU字部76の底が一方の入り隅部76に当接
し、他端は、他方の入り隅部72に当接するように配置
される。なお、EAプレート68は、U字部76を介し
て、一端側の部分がシャフト30の外周に当接し、他端
側の部分がスプール22の内周に当接している。
【0018】通常は、EAプレート68が、原形状を維
持し、スプール22とシャフト30とが一体に回転す
る。
【0019】シャフト30のウエビング引出方向の回転
が阻止された状態で、ウエビング引張力がスプール22
にシャフト30に対してウエビング引出方向に回転力を
与えると、EAプレート68の他端が、入り隅部72で
押圧される。これにより、図5に示すように、スプール
22がシャフト22に対してウエビング引出方向(矢印
Aの向き)に回転しながら、EAプレート68がシャフ
ト30の外周にウエビング引出方向へ巻き付けられる。
このとき、その巻き付け前には、EAプレート68はU
字部76での塑性的な屈曲を経ることを要する。EAプ
レート68が塑性的に屈曲するときのその塑性変形力が
主に、スプール22をシャフト30に対してウエビング
引出方向へ回転させるときに求められる力に相当する。
【0020】入り隅部70、72の部分では、シャフト
30との間が、EAプレート68の肉厚に相当する隙間
(78、80)とされて狭小である。EAプレート68
が一層分、シャフト30の外周に巻き付けられると、図
5に示すように、EAプレート68の他端部がシャフト
30への巻き付け前の屈曲を経る中途にあり、その他端
部の部分が、EAプレート68の巻付始端の部分と当接
して入り隅部72に押し込められ、それ以降のスプール
22のシャフト30に対するウエビング引出方向の回転
が阻止される。これにより、スプール22のシャフト3
0に対するウエビング引出方向の回転量を規制するスト
ッパ手段が構成される。
【0021】なお、シャフト30の他端部には環状溝8
2が形成され、軸方向と直角の方向で環状溝82内を横
切って環状溝82内に係合するバー84がスプール22
に設けられ、スプール22のシャフト30に対する相対
回転は許容するが、スプール22のシャフト30に対す
る軸方向の相対移動は阻止する。
【0022】シャフト30の一方の端面には、開口32
を通って脚片12外へ突出する突出軸40が設けられ、
突出軸40はシャフト30の端面の直径線上に位置する
板状に形成され、シャフト30と一体に回転する。
【0023】脚片12側のアダプタ36は、図6及び図
7に示すように、開口32と突出軸40との間に入り込
んでシャフト30の端面周部に向けて延出される周片1
00と、シャフト30の端面と対向する底片102とを
一体に備えるとともに、底片102からはシャフト30
と反対側へシャフト30と同軸状に、周片100の径よ
り小径とされた筒部104を介して、その筒部104よ
り更に小径とされて筒部104との間に段差が形成され
る軸部106が一体に延出されている。
【0024】図8に示すように、シャフト30の脚片1
2側の端部は、上記空洞部67を形成するために鍔状に
形成され、その鍔状部150の周面には、周方向一部
に、凹部108が形成され、凹部108と軸方向で対向
して、スプール22の内周面には、空洞部67内におい
て凹部108とは異なる周上に凸部110が形成されて
いる。凸部110には、軸方向に係止孔112が形成さ
れ、アダプタ36の底片からは周片100の内側に、係
止孔112に対応して、係止孔112と同軸に、係止軸
114が突出される。係止軸114は凹部108内を通
り、先端部が係止孔112内に挿入されている。係止軸
114は脆弱とされる。スプール22とシャフト30と
が一体に回転するときは、それら回転にアダプタ36を
追随させることができる。スプール22がシャフト30
に対してウエビング引出方向へ回転するときは、係止軸
114は、この先端部においてウエビング引出方向へ回
転力を受けるが、係止軸114の中間部がシャフト30
の凹部108のウエビング引出方向一端に当接してウエ
ビング引出方向へ回転できないために、破断する(図8
に破断線を160で示す)。すなわち、図8に2点鎖線
で示すように、スプール22のシャフト30に対するウ
エビング引出方向への回転に伴い、係止軸114の先端
部162が係止軸114の他の部分から分離されて係止
孔112内に挿入されたままでスプール22に追随し、
係止軸114の中間部は、図10に示すように、シャフ
ト30の凹部108内においてウエビング巻取方向一端
へ向けて移動でき、その限りにおいて、アダプタ36の
シャフト30に対するウエビング巻取方向の回転が可能
となる。
【0025】アダプタ36の底片102には、アダプタ
36の筒部104と共に、開孔116が形成され、開孔
116内には、突出軸40が貫通する。突出軸40の突
出方向中間部は狭幅に形成されて、その狭幅に形成され
た狭幅部118が開孔116外に突出位置する。
【0026】アダプタ36の筒部104外周には、Vギ
ヤ42が嵌合され、Vギヤ42はアダプタ36と相対回
転可能とされるとともに、シャフト30と相対回転可能
とされる。図2に示すように、Vギヤ42とアダプタ3
6の底片102との間には、半径方向で対向する一対の
ロックプレート44が介在され、ロックプレート44は
それぞれ、略コ字型とされ、突出軸40の狭幅部118
に嵌合する。ロックプレート44とVギヤ42との間に
は、ピン45とピン溝46とが形成され、Vギヤ42の
シャフト30に対するウエビング引出方向の相対回転に
伴い、ピン45がピン溝46内に相対的に係合移動する
ことにより、図3に示すように、ロックプレート44が
拡径方向に移動可能となる。
【0027】ロックプレート44の外端には、ロック爪
66が形成され、ロック爪66と対向して、脚片12の
開口32の外側には、脚片12に、内歯とされたロック
歯64が形成されている。ロックプレート44の拡径方
向の移動によりロック爪66が離間状態からロック歯6
4と係合し、シャフト30のウエビング引出方向の回転
が阻止される。ロック爪66とロック歯64とはロック
手段を構成する。
【0028】アダプタ36の軸部106には、ロータ4
8が装着される。軸部106には、この軸方向中間部に
おいて、周面の一部に凹120が凹設されるとともに、
軸方向基端部において、周面の一部に凸122が突出形
成される。ロータ48には、軸部106に嵌合するボス
部124が形成され、ボス部124は、軸部120への
嵌合操作に伴い、軸部106の凹120と弾性的に係合
する爪126を有するとともに、軸部106の凸122
と係合する切り欠き128を有する。軸部106の凹1
20とボス部124の爪126との係合により、ロータ
48の抜け止めを阻止し、軸部106の凸部122とボ
ス部4124の切り欠き128との係合によりロータ4
8をアダプタ36と一体に回転させることができる。
【0029】ロータ48とVギヤ42との間には、Vギ
ヤ42のボス部43に、付勢手段としての捩じりコイル
スプリング50が嵌合され、捩じりコイルスプリング5
0の一端52が、Vギヤ42に形成された係止部130
に係止され、他端54が、ロータ48に形成された係止
部132に係止される。捩じりコイルスプリング50
は、Vギヤ42をシャフト30と一体に回転させるべく
付勢する。
【0030】Vギヤ42の外周には外歯とされたV歯5
6が形成され、V歯56と対向して、Vギヤ42の下方
には、脚片12に加速度センサ58が設けられる。加速
度センサ58では、慣性ボール60が車両急減速に伴い
加速度を受けて車両前方へ慣性移動すると、Vパウル6
2が、図2の実線位置から鎖線位置へ回動してVギヤ4
2のV歯56と係合し、Vギヤ42のウエビング引出方
向の回転が阻止される。
【0031】Vギヤ42のウエビング引出方向の回転が
阻止された状態でウエビング24が引っ張られると、捩
じりコイルスプリング50の付勢力に対抗してシャフト
30がVギヤ42に対してウエビング引出方向へ回転し
(Vギヤ42がウエビング引出方向に回転遅れを生
じ)、上記ロック手段が作動する。これは、車体感応方
式巻取装置としての機能(VSIRとしての機能)を果
たす。
【0032】一方、図6に示すように、Vギヤ42に慣
性質量体140を設けることにより、ウエビング24の
引出加速によって、Vギヤ42にウエビング引出方向の
回転遅れを生じさせてロック手段を作動させることも可
能である。これは、ウエビング感応方式巻取装置として
の機能(WSIRとしての機能)を果たす。
【0033】図9及び図10に示すように、アダプタ3
6の上記開孔116とスプール22の凹部108とは、
ロータ48が捩じりコイルスプリング50の付勢力をV
ギヤ42に及ぼす通常の第1位置(図9に示す位置)
と、係止軸114の破断後に、ロータ48が捩じりコイ
ルスプリング50の付勢力によりシャフト30に対して
ウエビング巻取方向へ回転して、捩じりコイルスプリン
グ50がVギヤ42に及ぼす付勢力が無くなる第2位置
(図10に示す位置)とを得るように形成される。
【0034】アダプタ36の係止軸114が脆弱手段を
構成し、ロータ48が回転部を構成する。
【0035】なお、シャフト30の他端部は、脚片14
外へ突出する。脚片14外面にはゼンマイカバー134
が設けられ、ゼンマイカバー134内には、シャフト3
0との間に、ゼンマイばね136が収容され、ゼンマイ
ばね136は、シャフト30をウエビン巻取方向に回転
付勢する。
【0036】また、図1に示すように、脚片12外面に
は、加速度センサ58、Vギヤ42、ロータ58等を収
容するセンサカバー138が設けられている。
【0037】次に、上記第1の実施の形態について作用
を説明する。上記構成によれば、通常は、ロータ48が
捩じりコイルスプリング50の付勢力をVギヤ42に及
ぼす。Vギヤ42が捩じりコイルスプリング50の付勢
力によってシャフト30に追随回転し、EAプレート6
8が原形状を維持してシャフト30とスプール22とが
一体に回転し、ウエビング24の引き出し巻き取りが自
由である。
【0038】車両急減速時において、加速度センサ58
がその車両急減速を感知してVパウル62がVギヤ42
のV歯56と係合し、Vギヤ42のウエビング引出方向
の回転が阻止され、Vギヤ42が捩じりコイルスプリン
グ50の付勢力に対抗して回転遅れを生ずることによ
り、ロック手段が作動し(VSIRとしての機能を果た
す)、あるいは、ウエビング24の引出加速によってV
ギヤ42が捩じりコイルスプリング50の付勢力に対抗
して回転遅れを生ずることにより、ロック手段44、6
4が作動する(WSIRとしての機能を果たす)。ロッ
ク手段44、64の作動によって、シャフト30のウエ
ビング引出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビ
ング引張力がスプール22にウエビング引出方向の回転
力を及ぼす。その回転力によって、EAプレート68が
変形し、スプール22がシャフト30に対してウエビン
グ引出方向へ回転する。このようにしてエネルギ吸収手
段(EAプレート68)が作動し、ウエビング24が引
き出され、エネルギの吸収が果たされる。
【0039】ここで、エネルギ吸収手段が作動するとき
にスプール22がシャフト30に対してウエビング引出
方向へ回転すると、係止軸114の先端部が破断し、捩
じりコイルスプリング50の付勢力によってロータ48
がシャフト30に対してウエビング巻取方向へ回転し、
捩じりコイルスプリング50がVギヤ42に及ぼす付勢
力が無くなる。
【0040】捩じりコイルスプリング50がVギヤ42
に及ぼす付勢力が無くなると、それ以降は、車両急減速
時でなくても通常時にあっても、捩じりコイルスプリン
グ50がVギヤ42に及ぼす付勢力が無くなる分、Vギ
ヤ42の回転遅れが容易に生じてロック手段44、64
が作動し、シャフト30のウエビング引出方向の回転が
阻止され、ウエビング24の引き出しが不能となる。
【0041】ロックプレート24が図2に示す位置にあ
る場合には、捩じりコイルスプリング50がVギヤ42
に及ぼす付勢力が無ければ、ロックプレート24は自重
で、ロック歯64と係合すべく落下する。
【0042】ウエビング24の引き出しが不能となるこ
とにより、エネルギ吸収手段が作動したことを認識でき
る。ウエビング24の装着にあたってウエビング24を
引き出そうとするときに、その引き出しが不能であれ
ば、エネルギ吸収手段が作動済みであることが判り、ウ
エビング24の引き出しが可能であれば、エネルギ吸収
手段が作動していないことが判り、エネルギ吸収手段が
作動した状態にあるか否かの判断が、ウエビング24の
装着操作に直接に関連する。
【0043】従って、エネルギ吸収手段が作動した状態
にあるか否かの判断を行う度にウエビング巻取装置を分
解する必要もなく、エネルギ吸収手段が作動した状態に
あるか否かの判断を容易になし得る。
【0044】なお、本実施の形態では、EAプレート6
8を、シャフト30との間でスプール22に内蔵させる
ことができ、装置の小型化が果たされる。
【0045】次に、第2の実施の形態を図11乃至図1
6に基づき説明する。図11乃至図13に示すように、
本実施の形態では、スプール22の内周面には、上記第
1の実施の形態の凸部110の替わりに、シャフト30
の凹部108内に係合する係合突起200が突設され
る。係合突起200は、凹部108の略半分を占めて凹
部108の凹底との間に間隙202を形成する。そし
て、アダプタ220は、第1の実施の形態のアダプタ3
6とは異なり、第1の実施の形態の係止軸114の替わ
りにL字型の脚片(脆弱手段)204を備え、脚片20
4が間隙202のウエビング巻取方向側を通って脚片2
04の先端部がシャフト30の鍔状部150と空洞部6
7との間の段差に係合し、アダプタ36の抜け止めが果
たされる。
【0046】また、アダプタ220の開孔116は、こ
のウエビング巻取方向一端部と突出部40とが当接し
て、アダプタ36、すなわち、それと一体に回転するロ
ータ48のシャフト30に対するウエビング引出方向の
回転を阻止する通常の第1位置(図15に示す位置)
と、後述する脚片204の破断後に、アダプタ36、ロ
ータ48が捩じりコイルスプリング50の付勢力により
シャフト30に対してウエビング巻取方向へ回転して、
捩じりコイルスプリング50がVギヤ42に及ぼす付勢
力が無くなる第2位置(図16に示す位置)とを得るよ
うに形成される。
【0047】脚片204の先端部は、係合突起200と
同じくスプール22の内周面に突設された凹状の係止凹
部206内に係合している。通常、シャフト30とスプ
ール22とが一体に回転するときは、アダプタ220が
そられと一体に回転する。図14に示すように、スプー
ル22がシャフト30に対してウエビング引出方向へ回
転すると、係合突起108は破断して凹部108内に止
まるが、係止凹部206はスプール22と一体に回転す
る。アダプタ220の開孔116が第1位置にあって、
シャフト30に対するウエビング引出方向の回転を阻止
するのに対して、脚片204の先端部がシャフト30に
対してウエビング引出方向に回転するために、脚片20
4がこの基端部で破断する。これにより、ロータ48が
捩じりコイルスプリング50の付勢力によってウエビン
グ巻取方向へ回転し、捩じりコイルスプリングがVギヤ
42に及ぼす付勢力が無くなる。
【0048】脚片204が脆弱手段を構成する。本実施
の形態によっても、第1の実施の形態と同様な作用効果
が得られる。
【0049】なお、係合部200は、凹部108内に係
合することにより、軸回りのシャフト30とスプール2
2との間の位置決めが可能となる。
【0050】他の構成、作用効果は、第1の実施の形態
と同様である。次に、第3の実施の形態を図17乃至図
20に基づき説明する。
【0051】上記第2の実施の形態では、スプール22
がシャフト30に対してウエビング引出方向へ回転する
と、脚片204の基端部が破断されて、脚片がシャフト
30の凹部108内に止まるが、本実施の形態のアダプ
タ302は、第2の実施の形態のアダプタ36と異な
り、筒部308が脆弱に形成されてそこが破断し(図1
7に破断線を320で図示する)、脚片300が破断す
ることなく脚片300の先端部がスプール22の係止凹
部206内から脱出し、脚片300が凹部108内に止
まる。脚片300は、破断しない点を除き、第2の実施
の形態の脚片204と同様である。
【0052】また、本実施の形態のアダプタ302は、
筒部308と軸部106との間に半径方向へ突出する突
出片304を備える。突出片304には、開孔306が
形成され、開孔306内には、突出軸40の先端部が挿
入される。
【0053】突出片304の開孔306は、そのウエビ
ング巻取方向一端部と突出部40とが当接してアダプタ
36のシャフト30に対するウエビング引出方向の回転
を阻止する通常の第1位置(図18に示す位置)と、筒
部308の破断後に、ロータ48が捩じりコイルスプリ
ング50の付勢力によりシャフト30に対してウエビン
グ巻取方向へ回転し、捩じりコイルスプリング50がV
ギヤ42に及ぼす付勢力が無くなる第2位置(図20に
示す位置)とを得るべく形成される。
【0054】一方、アダプタ302の底片102の開孔
310は、第2の実施の形態のアダプタ220の開孔1
16とは異なり、スプール30のシャフト30に対する
ウエビング引出方向の回転の際に、同方向へシャフト3
0に対して回転可能となるべく形成される。
【0055】通常、シャフト30とスプール22とが一
体に回転するときは、アダプタ302がそれらと一体に
回転する。スプール22がシャフト30に対してウエビ
ング引出方向へ回転すると、係合突起200は破断して
凹部108内に止まるが、係止部206はスプール22
と一体に回転する。これは、第2の実施の形態と同様で
ある(図14、図15を参照)。このとき、突出片30
4の開孔310が第1位置にあってシャフト30に対す
るウエビング引出方向の回転が阻止されているのに対し
て、図19に示すように、底片102の開孔310がシ
ャフト30に対してウエビング引出方向へ回転するため
に、アダプタ302の筒部308が破断する。これによ
り、図20に示すように、ロータ48が、捩じりコイル
スプリング50の付勢力によってウエビング巻取方向へ
回転し、捩じりコイルスプリング50がVギヤ42に及
ぼす付勢力が無くなる。
【0056】アダプタ302の筒部308が脆弱手段を
構成する。他の、構成、作用効果は第2の実施の形態と
同様である。
【0057】次に、第4の実施の形態を図21乃至図2
4に基づき説明する。上記第3の実施の形態では、アダ
プタ302が、突出片304を備え、脆弱手段が基部3
08であったが、本実施の形態のアダプタ400は、図
21に示すように、突出片304が無く、脆弱手段が、
基部308ではなく、ロータ420のボス部124の切
り欠き128が係合する軸部106の凸402とされ
る。
【0058】また、ロータ420は、第3の実施の形態
のロータ48とは異なり、開孔404が形成される。開
孔404内には、Vギヤ42に形成された貫通孔43を
貫通した突出軸40の先端部が挿入される。開孔404
は、そのウエビング巻取方向一端部と突出部40とが当
接してアダプタ36のシャフト30に対するウエビング
引出方向の回転を阻止する通常の第1位置(図22に示
す位置)と、筒部308の破断後に、ロータ420が、
捩じりコイルスプリング50の付勢力によりシャフト3
0に対してウエビング巻取方向へ回転し、捩じりコイル
スプリング50がVギヤ42に及ぼす付勢力が無くなる
第2位置(図24に示す位置)とを得るべく形成され
る。
【0059】通常、シャフト30とスプール22とが一
体に回転するときは、アダプタ302がそられと一体に
回転する。スプール22がシャフト30に対してウエビ
ング引出方向へ回転すると、係合突起200は破断して
凹部108内に止まるが、係止部206はスプール22
と一体に回転する。これは、第2の実施の形態と同様で
ある(図14、図15を参照)。このとき、ロータ42
0の開孔404が第1位置にあってシャフト30に対す
るウエビング引出方向の回転が阻止されているのに対し
て、図23に示すように、アダプタ302の開孔310
がシャフト30に対してウエビング引出方向へ回転する
ために、軸部106の凸402が破断する。これによ
り、図24に示すように、ロータ48が、捩じりコイル
スプリング50の付勢力によってウエビング巻取方向へ
回転し、捩じりコイルスプリング50がVギヤ42に及
ぼす付勢力が無くなる。
【0060】他の構成、作用効果は第3の実施の形態と
同様である。なお、各実施の形態では、エネルギ吸収手
段として、EAプレート68を挙げているが、そのよう
な板状部材に限らず、線状部材や、あるいは、スプール
のシャフトに対するウエビング引出方向の回転に伴いネ
ジ切りを伴う変形をなすねじ切り手段等も可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明のウエビング巻取装置によれば、
エネルギ吸収手段が作動した状態にあるか否かの判断が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の分解斜視図である。
【図2】図1のウエビング巻取装置について、車両後方
から軸方向を見た図である。。
【図3】シャフトのロック状態を示す図2に対応する図
である。
【図4】図1のウエビング巻取装置について、車両前方
から軸方向を見た図である。
【図5】エネルギ吸収手段の作動状態を示す図4に対応
する図である。
【図6】第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置を
示し、軸方向に沿って車両幅方向から見た図である。
【図7】シャフト、スプールを90°回転させた図6に
対応する図である。
【図8】第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置に
ついて、アダプタの係止軸、シャフト、スプールの関係
を示す斜視図である。
【図9】第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置に
ついて、通常時のロータ、アダプタ、シャフト、スプー
ルの関係を示し、車両後方から軸方向を見た図である。
【図10】エネルギ吸収手段が作動したときの図9に対
応する図である。
【図11】第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置
の要部を示す分解斜視図である。
【図12】第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置
の図6に対応する図である。
【図13】第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置
について、アダプタの脚片、シャフト、スプールの関係
を示す斜視図である。
【図14】エネルギ吸収手段が作動したときの図13に
対応する図である。
【図15】第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置
について、通常時のロータ、アダプタ、シャフト、スプ
ールの関係を示し、車両後方から軸方向を見た図であ
る。
【図16】エネルギ吸収手段が作動したときの図15に
対応する図である。
【図17】第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置
の要部を示す分解斜視図である。
【図18】第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置
について、通常時のロータ、アダプタ、シャフト、スプ
ールの関係を示し、車両後方から軸方向を見た図であ
る。
【図19】エネルギ吸収手段の作動中途を示す図18に
対応する図である。
【図20】エネルギ吸収手段が作動したときの図18に
対応する図である。
【図21】第4の実施の形態に係るウエビング巻取装置
の要部を示す分解斜視図である。
【図22】第4の実施の形態に係るウエビング巻取装置
について、通常時のロータ、アダプタ、シャフト、スプ
ールの関係を示し、車両後方から軸方向を見た図であ
る。
【図23】エネルギ吸収手段の作動中途を示す図22に
対応する図である。
【図24】エネルギ吸収手段が作動したときの図22に
対応する図である。
【符号の説明】
22 スプール 24 ウエビング 30 シャフト 48 ロータ(回転部) 42 Vギヤ 44 ロックプレート(ロック手段) 50 捩じりコイルスプリング(付勢手段) 64 ロック歯(ロック手段) 68 EAプレート(エネルギ吸収手段) 114 アダプタの係止軸(脆弱手段) 204 アダプタの脚片(脆弱手段) 308 アダプタの脚片(脆弱手段) 402 アダプタの軸部の凸(脆弱手段) 420 ロータ(回転部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエビングが引き出し巻き取りされるス
    プールと、 前記スプールと同軸状に設けられるシャフトと、 前記シャフトと同軸状に設けられるVギヤと、 前記Vギヤをシャフトに追随回転させる付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に対抗するVギヤのシャフトに対
    するウエビング引出方向の回転遅れによりシャフトのウ
    エビング引出方向の回転を阻止するロック手段と、 前記シャフトとスプールとの間に設けられ、通常時に
    は、原形状を維持してシャフトとスプールとを一体に回
    転させ、シャフトのウエビング引出方向の回転阻止時に
    は、ウエビング引張力によって変形してスプールをシャ
    フトに対してウエビング引出方向へ回転させるエネルギ
    吸収手段と、 前記シャフトと同軸状に設けられる回転部と、 前記回転部とスプールとの間に設けられ、スプールのシ
    ャフトとの一体回転時には、回転部をシャフトと一体に
    回転させて付勢手段の付勢力をVギヤに及ぼし、スプー
    ルのシャフトに対するウエビング引出方向の回転時に
    は、破断して付勢手段がVギヤに及ぼす付勢力を無くす
    べく当該付勢力によって回転部をシャフトに対してウエ
    ビング巻取方向へ回転させる脆弱手段と、 とを備えたことを特徴とするウエビング巻取装置。
JP01047296A 1996-01-24 1996-01-24 ウエビング巻取装置 Expired - Fee Related JP3709232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01047296A JP3709232B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ウエビング巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01047296A JP3709232B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ウエビング巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09202212A true JPH09202212A (ja) 1997-08-05
JP3709232B2 JP3709232B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=11751094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01047296A Expired - Fee Related JP3709232B2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 ウエビング巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3709232B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289572A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置
US6405962B1 (en) 1997-08-28 2002-06-18 Nsk Autoliv Co., Ltd. Retractor for use with a seat belt webbing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6405962B1 (en) 1997-08-28 2002-06-18 Nsk Autoliv Co., Ltd. Retractor for use with a seat belt webbing
JP2000289572A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3709232B2 (ja) 2005-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6499554B1 (en) Seat belt retractor
KR100458482B1 (ko) 웨빙권취장치
EP0962365A2 (en) Seat belt retractor and its spool
EP1902911B1 (en) Webbing retractor device
JPH10119719A (ja) シートベルト用リトラクター
JP3745201B2 (ja) ウェビング巻取装置
US6883742B2 (en) Webbing retractor
US5660347A (en) Safety device in conjunction with a tensioning mechanism of a safety belt system, including audible actuation indication
US5163708A (en) Preloader
KR20140142720A (ko) 시트 벨트용 리트랙터
JP2000302010A (ja) ウエビング巻取装置
JPH09202212A (ja) ウエビング巻取装置
JP3335004B2 (ja) リトラクタのロック構造
KR102386889B1 (ko) 시트벨트용 리트랙터
JP2002173000A (ja) シートベルト巻き取り装置
JPH09150712A (ja) ウエビング巻取装置
JP4077733B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP4153929B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP3714655B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JPH09286302A (ja) シートベルト用リトラクター
JPH061496Y2 (ja) ウエビング巻取装置用ロツク機構
JP2002347573A (ja) シートベルト装置
JP3691953B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP2607424Y2 (ja) ウエビング巻取装置
JPH092202A (ja) ウエビング巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050808

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees