JP2000289094A - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

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JP2000289094A
JP2000289094A JP9757999A JP9757999A JP2000289094A JP 2000289094 A JP2000289094 A JP 2000289094A JP 9757999 A JP9757999 A JP 9757999A JP 9757999 A JP9757999 A JP 9757999A JP 2000289094 A JP2000289094 A JP 2000289094A
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JP
Japan
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mold
parison
blow
label
molded product
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JP9757999A
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English (en)
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Kenji Omiya
健二 大宮
Shinichi Komiyama
伸一 小宮山
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】最終製品のコストを低くすることができ、成形
品が汚れることがないようにする。 【解決手段】一次成形型内のキャビティ空間に樹脂を充
填(てん)してパリソン16を成形し、二次成形型内の
ブロー空間C2内にあらかじめセットされたチューブ状
の伸延ラベル38内に前記パリソン16を挿入し、該パ
リソン16内に空気を吹き込んでパリソン16を変形さ
せて成形品にするのと同時に、前記伸延ラベル38を変
形させて成形品に貼(ちょう)着する。成形品を成形す
るのと同時に伸延ラベル38を成形品に貼着することが
できるので、作業工程を少なくすることができ、最終製
品のコストを低くすることができる。伸延ラベル38の
位置決めが容易になるので、最終製品のコストを低くす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロー成形方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インジェクションブロー成形方法
等のブロー成形方法によって樹脂製の容器等の成形品を
成形する場合、一次成形工程でパリソンを成形し、二次
成形工程で該パリソン内に空気を送り込み、パリソンを
変形させて成形品にする。
【0003】続いて、成形品をブロー成形型から取り出
してラベリングマシンに送り、ラベリング工程において
熱収縮性を有するラベルを前記成形品の外側に置き、前
記ラベルを、加熱することによって収縮させ、成形品に
貼(ちょう)着して最終製品にするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のブロー成形方法においては、二次成形工程で成形品
を成形した後、ラベリング工程でラベルを成形品に貼着
するようになっているので、作業工程が多く、最終製品
のコストが高くなってしまう。
【0005】また、ブロー成形型から取り出された成形
品をラベリングマシンに送る必要があり、しかも、ラベ
ルの位置決めが困難であるので、最終製品のコストが高
くなってしまう。
【0006】そして、成形品をラベリングマシンに送る
必要があるので、成形品に塵埃(じんあい)が付着した
り、人の手が触れたりすることがある。したがって、成
形品が汚れることがあり、非衛生的である。
【0007】本発明は、前記従来のブロー成形方法の問
題点を解決して、最終製品のコストを低くすることがで
き、成形品が汚れることがないブロー成形方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のブ
ロー成形方法においては、一次成形型内のキャビティ空
間に樹脂を充填(てん)してパリソンを成形し、二次成
形型内のブロー空間内にあらかじめセットされたチュー
ブ状の伸延ラベル内に前記パリソンを挿入し、該パリソ
ン内に空気を吹き込んでパリソンを変形させて成形品に
するのと同時に、前記伸延ラベルを変形させて成形品に
貼着する。
【0009】本発明の他のブロー成形方法においては、
さらに、前記伸延ラベルは熱収縮性を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態におけるブロー
成形型の型開状態を示す図、図2は本発明の実施の形態
におけるブロー成形型の型締状態を示す図である。
【0012】図において、11は固定型、12は該固定
型11に対して進退 (図における左右方向に移動)自在
に、かつ、矢印A方向に回転自在に配設された回転型、
13は固定型11及び回転型12に対して進退自在に配
設された可動型である。前記固定型11、回転型12及
び可動型13によってブロー成形型が構成され、固定型
11及び回転型12によって一次成形型が、回転型12
及び可動型13によって二次成形型が形成される。
【0013】前記固定型11は、キャビティ14を備
え、該キャビティ14内に、パリソン16の外周面に対
応する形状の内周面を有する凹部15、及び該凹部15
とゲート18を介して連通させられるランナ17が形成
される。
【0014】また、前記回転型12は、固定型11と可
動型13との間に配設され、図示されない回転装置に連
結され、回転自在に支持されたシャフト20、該シャフ
ト20に固定されたブロック部21、及び該ブロック部
21から突出させて形成された一対のコア22を備え
る。該各コア22は、パリソン16の内周面に対応する
形状の外周面を有し、互いに向きを180〔°〕異なら
せて形成され、回転型12の回動に伴って、固定型11
と対向する一次成形位置、及び可動型13と対向する二
次成形位置をとる。そして、ブロック部21における各
コア22の根元には環状の溝25が形成される。
【0015】前記コア22を一次成形位置に置き、図示
されない第1の型開閉装置によって回転型12を前進
(図における右方に移動) させ、コア22を凹部15内
に挿入することによって一次成形型の型閉じを、回転型
12をキャビティ14に押し付けることによって一次成
形型の型締めを、回転型12を後退 (図における左方に
移動) させ、コア22を凹部15から出すことによって
一次成形型の型開きを行うことができる。なお、型締状
態において、キャビティ14とコア22との間にキャビ
ティ空間C1が形成される。
【0016】また、前記ブロック部21には、各コア2
2の外周面に向けて吹込成形用のエア通路23が形成さ
れる。該エア通路23は、図示されない空気供給源と接
続されるとともに、前記外周面において開口してエア吹
込口24を形成する。
【0017】そして、可動型13は、ベースプレート3
0、該ベースプレート30に対して摺(しゅう)動自在
に、かつ、矢印B方向に移動自在に配設された一対の吹
込割型26、及びベースプレート30内において、矢印
C方向に進退自在に配設された吹込底インサート27を
備える。
【0018】前記ベースプレート30は、図2に示され
る成形品31の底面の外周部分の形状に対応する内周面
を有する環状の凹部29を備え、前記吹込割型26は、
成形品31の側壁の外周面の形状に対応する内周面を有
する凹部32を備え、吹込底インサート27は、成形品
31の底面の中央部分の形状に対応する平坦(たん)部
33を備える。
【0019】また、前記各吹込割型26は、図示されな
い第1の二次成形型駆動装置によって開閉させられて、
図に示される閉鎖位置、及び図示されない開放位置を選
択的に採り、前記吹込底インサート27は、図示されな
い第2の二次成形型駆動装置によって進退させられて、
図に示される前進位置、及び図示されない後退位置を選
択的に採る。前記吹込割型26は、成形品31の首部3
1aに臨ませて真空引き通路35を備え、該真空引き通
路35は、図示されない真空発生源と接続されるととも
に、前記吹込割型26の内周面において開口してエア吸
引口36を形成する。そして、図1に示されるように、
吹込割型26を閉鎖位置に置き、吹込底インサート27
を前進位置に置いた状態で、図示されない挿入機によっ
て、熱収縮性を有し、長手方向においてほぼ一定の径を
有するチューブ状の伸延ラベル38が可動型13内にセ
ットされる。
【0020】前記コア22を二次成形位置に置き、図示
されない第2の型開閉装置によって可動型13を前進
(図における右方に移動) させ、各凹部29、32によ
って形成された空間内にコア22を挿入することによっ
て二次成形型の型閉じを、可動型13を回転型12に押
し付けることによって二次成形型の型締めを、可動型1
3を後退 (図における左方に移動) させ、前記空間から
コア22を出すことによって二次成形型の型開きを行う
ことができる。なお、型締状態において、吹込割型26
及びベースプレート30とコア22との間にブロー空間
C2が形成される。
【0021】前記コア22内には、図示されない温調用
の媒体が流れる媒体流路が形成され、該媒体流路は図示
されない温調装置と接続される。したがって、コア22
は、前記媒体流路を流れる媒体によって保温されながら
一次成形位置から二次成形位置に移動させられる。
【0022】前記構成のブロー成形型において、一次成
形位置において一次成形工程が、二次成形位置において
二次成形工程が終了すると、図1に示されるように、回
転型12及び可動型13はいずれも後退させられて一次
成形型及び二次成形型は型開状態に置かれる。
【0023】このとき、図1に示されるように、一次成
形位置において、コア22はパリソン16を介すること
なく直接固定型11と対向させられ、二次成形位置にお
いて、コア22はパリソン16を介して可動型13と対
向させられる。また、二次成形位置において、吹込割型
26は閉鎖位置に、吹込底インサート27は前進位置に
置かれ、可動型13内に伸延ラベル38がセットされて
いる。該伸延ラベル38は、真空引き通路35によって
ブロー空間C2に発生させられる負圧により一端が保持
されるとともに、前記平坦部33の外周縁によって他端
が保持され、位置決めされる。そのために、前記吹込底
インサート27が前進位置に置かれたとき、前記平坦部
33は、前記凹部29の底部より突出させられ、伸延ラ
ベル38を保持する保持部を形成する。この場合、伸延
ラベル38はブロー空間C2内において宙に浮かんだ状
態で支持されるので、伸延ラベル38と吹込割型26と
の間に変形用の十分な空間が形成される。
【0024】また、一次成形位置において一次成形工程
が、二次成形位置において二次成形工程が開始される
と、図2に示されるように、回転型12及び可動型13
はいずれも前進させられ、一次成形型及び二次成形型は
型締状態に置かれる。
【0025】そして、一次成形位置において、コア22
は凹部15内に進入してキャビティ空間C1を形成し、
図示されない射出ノズルから射出された樹脂は、ランナ
17及びゲート18を介してキャビティ空間C1に充填
され、パリソン16が成形される。なお、溝25内に進
入した樹脂はパリソン16のフランジ部51になる。
【0026】また、二次成形位置においては、コア22
が伸延ラベル38内に進入すると、前記空気供給源から
エア通路23を介して供給された空気がエア吹込口24
からパリソン16内に吹き込まれる。その結果、前記パ
リソン16が、図2に示されるように変形させられ、成
形品31が成形される。
【0027】このとき、パリソン16の変形に伴って、
伸延ラベル38が同時に伸延させられ、変形させられて
成形品31に貼着させられ、ラベリングが行われる。な
お、前記コア22の媒体流路を流れる媒体によってパリ
ソン16は保温され、伸延ラベル38は伸延に必要な温
度に加熱される。
【0028】そして、一次成形位置において一次成形工
程が、二次成形位置において二次成形工程が完了する
と、回転型12及び可動型13はいずれも後退させられ
て一次成形型及び二次成形型は型開状態に置かれる。ま
た、可動型13において、各吹込割型26は後退させら
れ、後退位置に置かれる。その結果、成形品31は離型
され、取り出される。その後、前記各吹込割型26は前
進させられ、前進位置に置かれ、伸延ラベル38がセッ
トされる。
【0029】このように、一次成形位置において一次成
形工程が、二次成形位置において二次成形工程が繰り返
され、連続成形が行われる。したがって、成形品31を
成形するのと同時に、伸延ラベル38を成形品31に貼
着することができるので、作業工程を少なくすることが
でき、最終製品のコストを低くすることができる。
【0030】また、ブロー成形型内でラベリングを行う
ことができるので、ラベリングマシンが不要になるだけ
でなく、伸延ラベル38の位置決めが容易になるので、
成形品31に対する伸延ラベル38のずれをなくすこと
ができる。その結果、最終製品のコストを低くすること
ができる。
【0031】そして、成形品31をラベリングマシンに
送る必要がないので、成形品31に塵埃が付着したり、
人の手が触れたりすることがなくなる。したがって、成
形品31が汚れることがない。
【0032】さらに、伸延ラベル38として熱収縮性を
有するものが使用されるので、パリソン16が変形させ
られ、膨張させられるのに伴って、伸延ラベル38は熱
収縮しようとしながら強制的に膨張させられる。しか
も、伸延ラベル38は宙に浮かんだ状態で保持されるの
で、前記ブロー空間C2内に伸延ラベル38を変形させ
るためのスペースを十分に確保することができる。した
がって、伸延ラベル38の貼着力を大きくすることがで
きる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ブロー成形方法においては、一次成形型内のキャ
ビティ空間に樹脂を充填してパリソンを成形し、二次成
形型内のブロー空間内にあらかじめセットされたチュー
ブ状の伸延ラベル内に前記パリソンを挿入し、該パリソ
ン内に空気を吹き込んでパリソンを変形させて成形品に
するのと同時に、前記伸延ラベルを変形させて成形品に
貼着する。
【0035】この場合、成形品を成形するのと同時に伸
延ラベルを成形品に貼着することができるので、作業工
程を少なくすることができ、最終製品のコストを低くす
ることができる。
【0036】また、ブロー成形型内でラベリングを行う
ことができるので、ラベリングマシンが不要になるだけ
でなく、伸延ラベルの位置決めが容易になるので、成形
品に対する伸延ラベルのずれをなくすことができる。そ
の結果、最終製品のコストを低くすることができる。
【0037】そして、成形品をラベリングマシンに送る
必要がないので、成形品に塵埃が付着したり、人の手が
触れたりすることがなくなる。したがって、成形品が汚
れることがない。
【0038】本発明の他のブロー成形方法においては、
さらに、前記伸延ラベルは熱収縮性を有する。
【0039】この場合、パリソンが変形させられ、膨張
させられるのに伴って、伸延ラベルは熱収縮しようとし
ながら強制的に膨張させられる。したがって、伸延ラベ
ルの貼着力を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるブロー成形型の型
開状態を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるブロー成形型の型
締状態を示す図である。
【符号の説明】
11 固定型 12 回転型 13 可動型 16 パリソン 31 成形品 38 伸延ラベル C1 キャビティ空間 C2 ブロー空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 22:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一次成形型内のキャビティ空間に
    樹脂を充填してパリソンを成形し、(b)二次成形型内
    のブロー空間内にあらかじめセットされたチューブ状の
    伸延ラベル内に前記パリソンを挿入し、(c)該パリソ
    ン内に空気を吹き込んでパリソンを変形させて成形品に
    するのと同時に、前記伸延ラベルを変形させて成形品に
    貼着することを特徴とするブロー成形方法。
  2. 【請求項2】 前記伸延ラベルは熱収縮性を有する請求
    項1に記載のブロー成形方法。
JP9757999A 1999-04-05 1999-04-05 ブロー成形方法 Withdrawn JP2000289094A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019111671A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 株式会社日本製鋼所 射出吹込成形機の運転方法
JP2019111670A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 株式会社日本製鋼所 射出吹込成形機
JP2019137066A (ja) * 2019-04-23 2019-08-22 大日本印刷株式会社 複合容器の製造方法および製造装置、複合プリフォームの製造方法および製造装置
JP2019162876A (ja) * 2019-04-12 2019-09-26 大日本印刷株式会社 複合プリフォームの製造装置、複合プリフォームおよびその製造方法、ならびに複合容器およびその製造方法

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Legal Events

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Effective date: 20060606