JP2000288284A - 連続式水洗方法及び水洗機 - Google Patents

連続式水洗方法及び水洗機

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JP2000288284A
JP2000288284A JP11102409A JP10240999A JP2000288284A JP 2000288284 A JP2000288284 A JP 2000288284A JP 11102409 A JP11102409 A JP 11102409A JP 10240999 A JP10240999 A JP 10240999A JP 2000288284 A JP2000288284 A JP 2000288284A
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water
rinsing
washed
tank
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Atsushi Ueda
敦士 上田
Hiroyuki Asaoka
宏幸 朝岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続式水洗機におけるすすぎ効率を高める。 【解決手段】 ドラム1、2、3内を仕切って構成され
た槽(1)〜(8)内に被洗物40を投入し、ドラム
1、2、3を揺動及び回転する一方、ドラム1、2、3
内に水等を供給することによって被洗物40の洗濯、す
すぎ、移送を行う連続式水洗方法であって、すすぎ工程
の初めの段階において、被洗物40をドラム2内で停止
させ、被洗物40に水を供給して透過させることによ
り、被洗物40中の汚れ、汚れた水を除去し、その後す
すぎを行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗物の洗濯、す
すぎを連続して行う連続式水洗方法及び連続式水洗機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続式水洗機の一例を図19〜図
22に示す。図19は連続式水洗機の概略構成、図20
は投入口側から見た第1槽の内部構造を示している。
尚、このような連続式水洗機は、例えば特開平5−18
4765号公報などに開示されている。
【0003】図19において、151は洗濯ドラムで、
その内部は仕切板152によって4個の槽(室)15
3、154、155、156に区割りされている。第1
槽153に対しては被洗物157の投入口(投入シュー
ト)158が設けられている。第1槽153と第2槽1
54の間の仕切板152は隣合う槽の水が流れ込まない
ようになっている。第2槽154と第3槽155の間、
及び第3槽155と第4槽156の間の仕切板152に
は多数の流通孔152aが形成され、隣合う槽154と
155、155と156との間で水が流通できるように
なっている。
【0004】洗濯ドラム151の第1槽153で予備洗
いが行われ、第2槽154、第3槽155、第4槽15
6で本洗濯が行われる。図中160、161、162、
は洗濯ドラム151に対して給排水、洗剤の投入、加熱
等を行う固定ドラムである。
【0005】164はすすぎドラムで、その内部は仕切
板165によって3個の槽(室)166、167、16
8に区割りされている。第7槽168に対しては被洗物
157の取出口(取り出しシュート)170が設けられ
ている。図中、171、172はすすぎドラム164に
対して給排水を行う固定ドラムである。
【0006】洗濯ドラム151及びすすぎドラム164
は一体に形成され、ギヤードモータ174によって駆動
回転される。
【0007】各槽153〜156及び166〜168の
内部にはスクープ163が設けられている。スクープ1
63の形状は、洗濯ドラム151及びすすぎドラム16
4が正転することにより被洗物157を掬い上げて取出
口170側の隣の槽に送ることができ、洗濯ドラム15
1及びすすぎドラム164が逆転した時には被洗物15
7を掬い上げても他の槽に移さないようになっている。
また、各槽153〜156、166〜168の内周面に
は、ビータと呼ばれる棒状の突起が複数設けられてい
る。
【0008】176はリサイクルタンク、177はすす
ぎ水供給管、178は水回収タンク、179は浸し水タ
ンクである。
【0009】図20に示すように、第1槽153には投
入口158につながる開口部201が形成され、開口部
201の一部はスクープ163の端面で塞がれた状態と
なっている。ドラムの回転に伴って開口部201も回転
し、投入口158の開口面積は変化する。スクープ16
3の傾斜面が最大傾斜付近で(図19に示した状態で)
投入口158側の開口面積が最大となるようになってい
る。
【0010】上記連続式水洗機は次のように動作する。
被洗物157は浸し水タンク179から加えられた処理
水と共に洗濯ドラム151の第1槽153に投入され、
順次取出口170の方向に移送される。すすぎ水は供給
管177から第6槽167、第7槽168に入り被洗物
157に対して対向流となって流れ、第5槽166のオ
ーバーフロー管からリサイクルタンク176に排出され
る。また、洗濯水はリサイクルタンク176からポンプ
で第4槽156に汲上げられ、被洗物157に対して対
向流となって流れ、第2槽154のオーバーフロー管か
ら排出される。
【0011】洗浄時には図21に示すように、洗濯ドラ
ム151及びすすぎドラム164が(い)から(ろ)→
(は)の状態に正転を行い、(に)から(ほ)→(へ)
の状態まで逆転を行うことにより、前述のビータによっ
て被洗物157が繰り返し持ち上げられて落下するもみ
洗いが行われる(揺動洗い)。
【0012】移送時には図22に示すように、洗濯ドラ
ム151及びすすぎドラム164が(イ)から(ロ)の
状態まで正転を行うと、被洗物157はスクープ163
に掬い上げられ、スクープ163の斜面を滑り落ちて隣
の槽へ移送される(移送)。(イ)の状態から第1槽1
53への新たな被洗物157の投入が開始される。
【0013】(イ)と(ロ)の間で、第1槽153の開
口部201と投入口158との開口面積が最大となるた
め、洗濯ドラム151及びすすぎドラム164が
(ハ)、(ニ)の状態に2〜3回微小揺動(例えば60
°〜90°の範囲)する。この間、浸し水タンク179
からの処理水が投入口158(投入シュート)上を流れ
るようになっている。微小揺動した後、(ホ)の状態ま
で逆転を行い、次の洗浄に移る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例の連続式
水洗機のすすぎドラムにおいては、新水を被洗物に対し
て対向して流してすすぎの効率を上げるようにしてい
る。しかし、被洗物は汚れ(洗剤を含む水性汚れ)を含
んだ洗濯水に浸漬された状態で洗濯ドラムからすすぎド
ラムに送られ、この汚れはすすぎ水によって薄められる
が、なお薄められたすすぎ水の中に浸漬しているので被
洗物が保持する汚れはこのすすぎ水の汚れ濃度より下が
ることはない。従ってこの濃度の汚れが被洗物と共に次
のすすぎ槽に持込まれることになり、すすぎの効率を低
下させている。つまり、所定の状態まですすぐのに大量
の水と時間を要しているのである。
【0015】汚れを排出するようにした連続式水洗機と
しては、実公平3−6304号公報に開示のものがあ
る。これは、回転槽から固定槽内に流入した汚泥物のう
ち浮遊する汚泥物はオーバーフロー水と共に排出すると
共に、固定槽内に沈殿した汚泥物は固定槽下部の排出装
置により排出するようにしたものである。
【0016】しかしながら、この公報に記載のもので
は、浮遊物、沈殿物は除去できるが、被洗物自体は汚れ
た水の中に浸漬していることから、すすぎに時間がかか
り、多くの水を使用することには変わりはない。
【0017】以上のように、従来の連続式水洗機では、
すすぎに大量の水を必要とする、そのため水洗機のラン
ニングコストを下げることができない、どうしても所定
数のすすぎ槽が必要となることから水洗機自体の価格を
低減できない、などの課題があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明に係る構成は、ドラム内を仕切って構成された槽
内に被洗物を投入し、ドラムを揺動及び回転する一方、
ドラム内に水等を供給することにより被洗物の洗濯、す
すぎ、移送を行う連続式水洗方法において、すすぎ工程
の少なくとも初めにおいて、前記被洗物を停止させて被
洗物に含まれている汚れ、汚れた水を除去し、その後す
すぎを開始することを特徴とする。
【0019】この第1の発明に係る連続式水洗方法で
は、被洗物に含まれている汚れ、汚れた水(洗剤分を含
んだ水を含む。以下同じ)を除去した後にすすぎに行う
ので、すすぎが効率的となり、すすぎ水量の低減、すす
ぎ時間の短縮化が図れる。
【0020】上記課題を解決する第2の発明に係る構成
は、ドラム内を仕切って構成された槽内に被洗物を投入
し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム内に水等を
供給することにより被洗物の洗濯、すすぎを行ない、か
つドラムの回転又は揺動に伴う各槽内に設けられた移送
手段の作用により被洗物を移送する連続式水洗方法にお
いて、すすぎ工程の少なくとも初めの段階において、前
記移送手段により被洗物を停止させ、その状態で被洗物
に含まれている汚れ、汚れた水を除去し、その後すすぎ
を開始することを特徴とする。
【0021】この第2の発明に係る連続式水洗方法で
は、スクープやスクリュなどの移送手段により被洗物を
停止状態とし、その状態で被洗物に含まれている汚れ、
汚れた水が除去される。その後すすぎが行なわれる。
【0022】上記課題を解決する第3の発明に係る構成
は、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口
を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、正
回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する移送手段
を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供給及び排
出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を投入口か
ら排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う連続式水
洗機における水洗方法であって、単独で動作できるよう
に独立されたすすぎゾーンにおけるドラムに移送された
被洗物を該ドラムを逆回転させて前記移送手段とドラム
の円周壁面とで保持して停止し、ドラムの上方から水を
注ぎ、被洗物を透過させて、ドラムの下部より排出する
ことを特徴とする。
【0023】この第3の発明に係る連続式水洗方法で
は、単独で動作できるように独立されたすすぎゾーンに
おけるドラム内において、被洗物に含まれている汚れ、
汚れた水が除去される。次いで、被洗物は、当該ドラム
の下流のドラムに移送されてすすぎがなされる。
【0024】上記課題を解決する第4の発明に係る構成
は、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口
を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、一
方向への回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する
移送手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供
給及び排出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を
投入口から排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う
連続式水洗機において、前記すすぎを行う槽群の最初の
1槽を単独で動作できるように予すすぎドラムとして独
立させ、この予すすぎドラム内で前記移送手段とドラム
内壁面との間で被洗物を保持したきに被洗物上方より水
を供給するすすぎ水供給手段と、前記移送手段とドラム
内壁面との間から排水する排水手段とを備えたことを特
徴とする。
【0025】この第4の発明に係る連続式水洗機によれ
ば、被洗物は、予すすぎドラム内で、スクープやスクリ
ュなどの移送手段により停止された状態とされ、その状
態で、すすぎ水供給手段により上方から水を供給するこ
とにより予すすぎが行なわれ、被洗物中の汚れた水が除
去される。被洗物を通過した水は、排水手段により排出
される。予すすぎドラム内での予すすぎ後、当該ドラム
の回転により、被洗物は後続のすすぎドラムに移送され
る。
【0026】上記課題を解決する第5の発明に係る構成
は、上記第4の発明において、前記移送手段が、前記ド
ラムの円筒壁内から斜め内側に延びる斜平板の掬い板
と、該掬い板に接続する錐面状の滑り板とからなるスク
ープであることを特徴とする。
【0027】この第5の発明に係る連続式水洗機によれ
ば、被洗物は、スクープの背面とドラムの内周面とで保
持される。
【0028】上記課題を解決する第6の発明に係る構成
は、上記第4の発明において、前記すすぎ水供給手段
が、前記移送手段とドラム内壁面との間に保持される被
洗物の上方に位置するように前記ドラムに形成された水
通過部と、この水通過部の外側に位置しすすぎ水を供給
するスプレーノズル管とからなることを特徴とする。
【0029】この第6の発明に係る連続式水洗機によれ
ば、予すすぎドラムがその移送手段とドラム内面とで被
洗物を挟んだ状態になったときに、その上方に水通過部
が位置し、その外側にスプレーノズル管が位置すること
になる。よって、スプレーノズル管からの水が水通過部
を通って、被洗物に供給され、被洗物に含まれている汚
れ、汚れた水の洗い流しが行なわれる。
【0030】上記課題を解決する第7の発明に係る構成
は、上記第4の発明において、前記すすぎ水供給手段
が、前記移送手段とドラム内壁面との間に保持される被
洗物に水を供給するように前記ドラム内に設けられたス
プレーノズル管と、このスプレーノズル管につながる水
受け部と、この水受け部に水を供給すべく前記ドラム外
に設けられた水供給管とからなることを特徴とする。
【0031】この第7の発明に係る連続式水洗機によれ
ば、予すすぎドラムがその移送手段とドラム内周面とで
被洗物を挟んだ状態になったときに、その上方にスプレ
ーノズル管が位置し、それにつながる水受け部の上方に
水供給管が位置することになる。よって、水供給管から
の水が、水受け部を経て、スプレーノズル管に供給さ
れ、そこから被洗物に供給される。この水により、被洗
物に含まれている汚れ、汚れた水の洗い流しが行なわれ
る。
【0032】上記課題を解決する第8の発明に係る構成
は、ドラム内を仕切って構成された槽内に被洗物を投入
し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム内に水等を
供給することにより被洗物の洗濯、すすぎ、移送を行う
連続式水洗方法において、すすぎを行う複数の槽に、前
記被洗物の移送方向と逆の方向にすすぎ水を供給すると
共に、このすすぎ水が槽間で逆流しないようにしたこと
を特徴とする。
【0033】この第8の発明に係る連続式水洗方法で
は、すすぎゾーンで水が逆流しないので、汚れを下流に
運ばなくなる。よって、すすぎ性が向上する。
【0034】上記課題を解決する第9の発明に係る構成
は、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口
を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、一
方向への回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する
移送手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供
給及び排出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を
投入口から排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う
連続式水洗機において、前記すすぎを行う槽群の被洗物
の流れ方向に対して下流側に位置する槽にすすぎ水を供
給するすすぎ水供給管を接続し、すすぎを行う槽間を配
管で接続し、これらの槽間で、下流側の槽から上流側の
槽へのすすぎ水の移動を許容し、上流側の槽から下流側
の槽へのすすぎ水の移動を許容しない逆止弁を前記配管
に設けたことを特徴とする。
【0035】この連続式水洗機では、下流側の槽に供給
されるすすぎ水は、配管を通して上流側の槽に供給され
る。逆止弁により、上流側の槽から下流側の槽へのすす
ぎ水の逆流は阻止される。
【0036】
【発明の実施の形態】〔実施例1〕本発明の連続式水洗
機のすすぎ方法及びその装置の第一の実施例を図1〜図
8によって説明する。図1は実施例1に係る連続式水洗
機の模式図、図2は図1の投入口を取除いた左側面図で
ある。
【0037】これらの図(主として図1を参照)に示す
ように、連続式水洗機は、洗濯ドラム1とそれに続く予
すすぎドラム2、すすぎドラム3を有している。洗濯ド
ラム1は、フレームに固定された外筒4により覆われて
いる。同様に、予すすぎドラム2は外筒5により、すす
ぎドラム3は外筒6により覆われている。洗濯ドラム1
の入口側には、被洗物の投入口7が設けられている。す
すぎドラム3の出口側には、被洗物の排出口(取出口)
8が設けられている。
【0038】各ドラム1、2、3は円筒状の回転槽で、
洗濯ドラム1は、仕切板9及び10によって5槽に仕切
られている。すすぎドラム3は仕切り板10によって2
槽に仕切られている。予すすぎドラム2は単槽となって
いる。図1においては、数字で槽番号を示してある。洗
濯ドラム1の槽(1)〜(2)で予洗ゾーンXを、槽
(3)〜(5)で本洗ゾーンYを形成している。予すす
ぎドラム2(槽(6))とすすぎドラム3の槽(7)〜
(8)ですすぎゾーンZを形成している。仕切板9は隣
り合う槽の処理水が互いに流れ込めず、仕切板10は多
数の流通孔を備えていて隣合う槽の処理水が互いに流れ
込めるようになっている。
【0039】各ドラム1、2、3は槽数は異なるが同じ
構造をしているので、主に洗濯ドラム1で代表して以下
にその構造を説明する。
【0040】各ドラム1、2、3の両端面(図1の状態
で左右両端面)には、ドラムより小径のガイドリング1
1が同心状に固定されており、各ガイドリング11は複
数のローラ12により回転自在に支承されている。ガイ
ドリング11にはスプロケット13が一体に設けられ、
フレーム等に固定された駆動モータ15の回転軸にはス
プロケット15aが固定され、これらのスプロケット1
3、15aにはチェーン14が掛けられている。よっ
て、駆動モータ15の駆動により、スプロケット15
a、チェーン14、スプロケット13を介してドラム
1、2、3は正逆方向に駆動回転される。
【0041】各ドラム1、2、3の最終槽(5)(6)
(8)におけるガイドリング11の内側には、ドラム間
の被洗物の移送通路となる案内筒16がガイドリング1
1より突出して設けられている。各槽(1)〜(8)内
にはスクープ17が設けられており、最終槽(5)
(6)(8)には、スクープ17の中央部から案内筒1
6の先端に向けて被洗物を滑らせる移送用シュート18
が設けられている。
【0042】20は新水(すすぎ水)供給管、21はリ
サイクルタンク、22は被洗物の投入口7へ供給するた
めの水を貯溜する浸し水タンク、23は図示しない脱水
機から回収した処理水を貯留する回収タンクであり、2
4はリサイクルタンク21の水をポンプでくみ上げて洗
濯ドラム1の最後尾に位置する槽(5)内に導く洗濯水
供給管、25は洗濯ドラム1の本洗ゾーンの先頭に位置
する槽(3)から洗濯水を排出するための洗濯水ドレン
管、26はすすぎドラム3の前側の槽(7)からすすぎ
水を排出するためのすすぎ水ドレン管、27及び28は
リサイクルタンク21及び回収タンク23の水をポンプ
により汲み上げて前記浸し水タンク21に導くための浸
し水供給管である。
【0043】次に、上記構成の連続式水洗機全体の動作
について説明する。被洗物は投入口7から洗濯ドラム1
の槽(1)に投入され、各槽でドラムの正逆回転による
一定の揺動処理を受けた後、ドラムの正回転によって順
次次の槽に移送されて排出口8から排出され、図示しな
い脱水機に送られる。
【0044】先ず投入口7では、浸し水タンク22から
浸し水が加えられ、予洗ゾーンX及び本洗ゾーンYでは
それぞれ図示しない洗剤添加装置から洗剤が添加され、
予備洗いと本洗濯が行われた後、予すすぎドラム2に移
送される。本洗ゾーンYでは洗濯水は洗濯水供給管24
から槽(5)に供給され、被洗物と対向して流れてドレ
ン管25から排出される。
【0045】被洗物は、予すすぎドラム2で後述するす
すぎが行われた後、すすぎドラム3に移送され、すすぎ
ドラム3では従来と同様に新水の対向流によるすすぎが
行われる。新水は新水供給管20から槽(8)に供給さ
れ、被洗物と対向して流れドレン管26からリサイクル
タンク21に排出される。
【0046】次に、予すすぎドラム2の構造及びそのす
すぎ作用について説明する。図3は予すすぎドラム2の
部分拡大図、図4は図3のA−A断面図、図5は入り口
側から視た斜視図である。
【0047】新水供給管20は予すすぎドラム2の上方
にも延びており、この新水供給管20からスプレー管3
1が下方に分岐する。スプレー管31は、すすぎドラム
2の外筒5の内側に延びるスプレーノズル管32に接続
する。スプレーノズル管32は、図4、5に示すよう
に、予すすぎドラム2の中心から30゜程度斜め上方に
おいて、外筒5の円筒壁面内側に固設されている。スプ
レーノズル管32は、予すすぎドラム2の前後方向に延
びている。スプレー管31には、スプレーノズル管32
から散水されるスプレー水の流量を調整する流量調整弁
33、通水有無モニター用の圧力計34が設けられてい
る。また、外筒5の最下部には、開閉弁37を備えたド
レン管35が接続されている。外筒5の側面にはオーバ
ーフロー管36が接続されている。
【0048】ドラム2の前壁には入口孔(凹8角形の
孔)2aが開けられており、後側壁にも同様に、出口孔
(入口孔2aと同形)2bが開けられている。ドラム2
内に設けられているスクープ17は、図4及び図5に示
すようにドラム2の円筒壁から内側に向けて斜めに立ち
上がる斜平板の掬い板17aと、掬い板17aと一端を
接続する錐面状の滑り板17bとより形成されていて、
ドラム2が正回転(図4、図5で時計方向)すると掬い
板17aが被洗物40を掬って中心方向に持上げ、滑り
板17bの内側に移して次の槽に滑り込ませるようにな
っている。
【0049】ドラム2の円筒壁には、網又は開口率の大
きいパンチング孔からなる給水用の通水壁部2cと排水
用の通水壁部2dが設けられている。通水壁部2cの一
端にはトラフ2eが形成されている。給水用の通水壁部
2cは、スクープ17の掬い板17aが、図4、5に示
すように下向きに位置しているときに、前記スプレーノ
ズル管32と対応する位置に形成されている。排水用の
通水壁部2dは、同様の状態で、前記ドレン管35と対
応する位置に形成されている。図中、40は被洗物であ
り、図中に示されたスクープ17は何れも被洗物40を
前槽(5)から受取るときの位置から180゜回転した
位置にある。
【0050】なお、図4及び図5では手前側の入口孔2
aの下側位置から向こう側の出口孔2bの高い位置に傾
斜する滑り板17bの裏面が見えた状態を示している。
この状態で、前記排水用の通水壁部2dは掬い板17a
の背面位置に、給水用の通水壁部2cはドラム2の中心
に対して30゜程度斜め上方の位置(スプレーノズル管
32に対応する位置)に来るようになっている。
【0051】すすぎ工程を概略的に表す図9において、
図9(a)に示すように、ドラム1の正転によってスク
ープ17の掬い板17aが上方に来ると、被洗物40は
洗濯水と共に槽(5)から予すすぎドラム2内(槽
(6))に移送される。槽(6)が被洗物40を受け取
ると、槽(6)につながるドレン管35の開閉弁37が
開かれる。
【0052】次いで、予すすぎドラム2は図9(b)に
示すように逆回転(矢印R)される。予すすぎドラム2
の逆回転により、スクープ17の掬い板17aの背面と
ドラム2の円筒壁との間に被洗物40は挟まれる。つま
り、重力で槽内の最下位置に移動しようとする被洗物4
0が掬い板17aで押し上げられようとすることによ
り、掬い板17aの背面とドラム2の円筒壁との間に挟
まれるのである。被洗物40が、掬い板17aの背面と
予すすぎドラム2の円筒壁との間で縦長に積み上げられ
た状態(図9(b)参照)で、予すすぎドラム2は停止
される。
【0053】被洗物40と共に送られて来た洗濯水は、
最下位置に来ている予すすぎドラム2の排水用の通水壁
部2dを通りドレン管35から排出される。同時にスプ
レー管31の水量調整弁33が開かれ、スプレーノズル
管32から新水が散水注水される。散水された新水は給
水用の通水壁部2cを通って予すすぎドラム2内に入
り、縦長に積まれた被洗物40の中を縦に透過しながら
汚れを捕捉して下部の通水壁部2dを経て排出される。
尚、トラフ2eは通水壁部2cの外側を伝わって流れる
新水をドラム2内に導入する作用をなす。
【0054】新水を被洗物40の全面に均等に行き亘ら
せるために、新水の水面が被洗物40の上面より若干高
くなるように流量調整弁33で流量を調整する。このよ
うに静止した被洗物40に新水を注いですすぎを行うこ
とにより、被洗物40中の汚れ及び汚れた水は効果的に
排出される。以下、このようなすすぎを便宜上「透過す
すぎ」と呼ぶ。なお、すすぎ水が外筒5より溢れ出ない
ように、余剰の水はオーバーフロー管36から排出され
る。
【0055】被洗物40が同じ槽に留まる一定の処理時
間(サイクルタイム)の末期に開閉弁37は閉じられ
る。スプレーノズル管32からの給水は継続されるの
で、被洗物40を浸す新水の水位が上がる。ドラム2が
暫時揺動されることにより被洗物40は新水の中でほぐ
される。
【0056】この後、図9(c)に示すように予すすぎ
ドラム2が矢印N方向に正回転されることにより、被洗
物40はスクープ17により掬い上げられてドラム3
(槽(7))に移送される。図9(d)は被洗物40が
ドラム3に移った状態を示しており、図示は省略したが
当該予すすぎドラム2(槽(6))には、図9(a)に
示したように次の被洗物40が槽(5)より移送されて
新たに入ってくる。図3〜図5は何れも透過すすぎを行
っている状態を示している。
【0057】〔実施例2〕図6、図7、及び図8はドラ
ム2内への新水の導入の仕方が前述の図3〜5に示した
手段とは異なる方法を示しており、各図は、図3、図
4、及び図5にそれぞれ対応する。スプレー管31及び
流量調整弁33は外筒5の最上部に配置されスプレー管
31の下端は外筒5の中にわずかに突出している。ま
た、スプレーノズル管32はドラム2が図7に示すよう
に掬い板17aが下側に向いた位置でドラム2の中心に
対して30゜程度斜め上方に来るようにドラム円筒壁面
内に固設され、一端は上部に漏斗状の入口部38を備え
ドラム2の側壁内面を走る導管39とつながれている。
前述した例のような通水壁部2cは設けない。スプレー
管31から供給される新水は漏斗状の入口部38に入
り、自重で導管39内を流れ、導管39の水頭によって
スプレーノズル管32から散布される。すすぎの作用は
前述の例と同様である。
【0058】なお、実施例1及び2において、透過すす
ぎの効果は極めて大きく、従来の揺動すすぎと同量のす
すぎ水を供給した実験によれば、透過すすぎ後に被洗物
に残る水溶性の汚れの量は、単に揺動すすぎをした場合
の1/40〜1/30に減ずる。つまり、少ない水量で
格段に汚れを減ずることができるのである。また、上記
実施例においては、予すすぎ槽をすすぎ工程(すすぎゾ
ーンZ)の最初に設けてあるが、ここに限られるもので
はなく、すすぎ工程の途中に設けてもよい。更に、一箇
所だけでなく、複数箇所に設けてもよい。
【0059】〔実施例3〕図10には、他の実施例に係
る連続式水洗機を概略的に表わしてある。この水洗機
も、洗濯ドラム51と、それに続く予すすぎドラム5
2、すすぎドラム53とからなっている。洗濯ドラム5
1はフレーム(図示省略)に固定された外筒54により
覆われ、同様に、予すすぎドラム52は外筒55によ
り、すすぎドラム53は外筒56によりそれぞれ覆われ
ている。洗濯ドラム51は仕切板57によって5槽
(1)〜(5)に仕切られている。すすぎドラム53
は、仕切板57によって2槽(7)(8)に仕切られて
いる。予すすぎドラム52は単槽(6)となっている。
【0060】各ドラム51、52、53の外周壁は、網
又は多数のパンチング孔からなる通過壁58となってい
る。ドラム51と外筒54との間及びドラム53と外筒
56との間は槽間で水の行き来ができないようにシール
されている。
【0061】すすぎドラム53におけるシール構造を図
11、12、13に示す。図11に示すように、このシ
ール構造は、ドラム(内胴)53と外筒(外胴)56と
の間において、各槽内において水は槽の中心以下に存在
することから、ドラム中心からほぼ下半分に設けられて
いる。外筒56の中心からほぼ下半分の内周面56aに
は、フランジ状のレール59と、外筒56の内周面56
aとの間で溝を形成するレール60とが形成されてい
る。レール60は、外筒56の内周面56aに対しほぼ
垂直なフランジ部60aとその内側縁から前記レール5
9側に延びるリング状部60bとからなっている。尚、
ドラム53の槽間を仕切る仕切板57の外周に相当する
箇所には、帯状の凸面61が形成されている。レール5
9、60が形成する半リング状の隙間に、断面がV字形
をなすシール材62が挿入される。シール材62のリッ
プ部62aは凸面61に弾力的に接触し、槽(7)
(8)の外側において槽(7)(8)間はシールされ
る。
【0062】図12、13、14に示すように、シール
構造を間にして、槽(7)と(8)との外周部同士を接
続する配管63が外筒56の下面に、当該連続式水洗機
の軸方向に対し傾けて接続されている。配管63には、
槽(8)側から槽(7)側への水の流れを許容し、逆の
水の流れは許容しない逆止弁64が設けられている。
【0063】逆止弁64は、配管63の槽(8)側に形
成されたフロート収容部65内にフロートガイド66及
びフロート受け66aを設けて、その中に、フロート6
7を上下動自在に収容し、配管63側にフロート67の
上面と当接するフランジ68を設けてなる。よって、槽
(8)側の水頭が高い場合には、図15に示すように水
はフロート67を押し下げて槽(8)側から槽(7)側
に流れるが、槽(7)側から水圧がかかった場合には、
フロート67がフランジ68に当接してシールされ、水
は槽(8)には流入しない。すすぎゾーンにおける槽
(8)には、新水が供給されるように新水供給管20が
接続されている。槽(7)側において、外筒56の側面
に、ある水位以上の水を排出するドレン管26が接続さ
れているのは、前述と同様である。水洗機自体のその他
の構造は、図1〜8に示したものと同じである。よっ
て、同一部分については、図1〜8で用いた符号と同一
符号をもって示し、その説明は省略する。
【0064】次に、この連続式水洗機による水洗作用に
ついて説明する。被洗物40は、予すすぎドラム52の
槽(6)からドラム52の回転によって槽(7)内に移
送され、ドラム53の回転又は揺動によってすすがれ
る。槽(7)内ですすがれた被洗物40は、ドラム53
の回転によるスクープ17の掬い上げによって隣の槽
(8)内に移送される。
【0065】一方、槽(8)には、新水供給管20より
新水が供給される。槽(8)内の水位がある高さ以上に
なると、水頭の圧力によって槽(8)内の水は、配管6
3内の逆止弁64のフロート67を押し下げ、配管63
を通って槽(7)内に流入する。逆に、槽(7)の水
は、配管63内の逆止弁64によって槽(8)内に流れ
込むことはない。つまり、槽(8)の新水には槽(7)
内ですすぎに供された水が混入することはないので、槽
(8)内では必ず新水によってすすぎが行われるのであ
る。よって、効率のよいすすぎが行える。なお、槽
(7)側で水位がある高さ以上になると、余分な水はオ
ーバフロー管26より排出される。
【0066】以上のように、槽(7)(8)間で水頭差を
設けることにより、槽(8)から槽(7)へ確実に水が
供給されると共に、槽(7)から槽(8)への逆流が防
止できるのである。
【0067】なお、この実施例では、このような逆流防
止の逆止弁構造を、本洗ゾーンYの槽(3)〜(5)に
も構成してある。
【0068】〔実施例4〕図16には、他の構造の連続
式水洗機に、逆流防止の逆止弁構造を適用した実施例を
示す。この連続式水洗機も前述の連続式水洗機と同様
に、予洗ゾーンX、本洗ゾーンY、すすぎゾーンZから
なるもので、洗濯ドラム71、予すすぎドラム72、す
すぎドラム73を有する。洗濯ドラム71はフレーム
(図示省略)に固定された外筒74により覆われ、同様
に、予すすぎドラム72は外筒75により、すすぎドラ
ム73は外筒76によりそれぞれ覆われている。洗濯ド
ラム71は仕切板77によって予洗槽(1)(2)、本洗
槽(3)〜(6)に区画されている。槽(1)〜(5)
における被洗物の移送は、各槽内に設けられた移送板7
8及び連通孔79によりなされる。
【0069】図17には、洗濯ドラム71の一部(槽
(4)〜(6))の概略斜視状態を示す。移送板78は
仕切板77の中心Oより外周方向に位置する開口部(連
通孔79)の辺部78aを基端として前側の仕切板7
7′の外周(ドラム71の内周面78e)に向けて斜め
に延びている。図17に示す例では、移送板78は、面
78b、78c、78dからなっているが、湾曲面で連
続する一体的なものとしてもよい。移送板78の内側に
おいて仕切板77に、被洗物40の移動を許容する連通
孔79が設けられている。図17では略台形状に現れて
いる。最後の槽(6)内には、図6等に示したのと同様
のスクープ17が設けられている。
【0070】ドラム71が一方向に回転(正回転)する
ことにより、移送板78はスクリュと同様に機能し、被
洗物40を連通孔79を通して槽底部で移送、例えば槽
(4)から槽(5)へ移送する。逆回転すれば、被洗物
40は槽(5)から槽(4)へ戻される。本洗ゾーンY
の最後尾の槽(6)は、スクープ17を備えた槽として
あるので、ドラム71の正回転により、被洗物40はス
クープ17により掬い上げられて中央部の孔より排出さ
れる。槽(6)は予すすぎドラム72に接続する。予す
すぎドラム72における槽(7)の構造は、前述の実施
例と同じである。予すすぎドラム72は、すすぎドラム
73に接続する。すすぎドラム73は、槽数は異なるが
前記洗濯ドラム71と同様の構造となっている。仕切板
77によってすすぎ槽(8)(9)(10)に区画され、
槽(8)(9)には移送板78が設けられ、槽(10)に
は被洗物40を取り出すためにスクープ17が設けられ
ている。最後尾の槽(10)は、仕上すすぎのための槽
となっている。この槽(10)にはドレン管80が接続
されている。
【0071】すすぎドラム73における槽(8)と
(9)の外周部、及び槽(9)と(10)の外周部は、
図11等に示したのと同様のシール構造によりシールさ
れている。新水は新水供給管20により、槽(10)及
び槽(9)に供給されるようになっている。槽(8)と
(9)との間に、図12〜15に示したのと同様に配管
63が設けられ、配管63中には逆止弁64が設けられ
ている。
【0072】槽(9)に供給された新水は、槽(9)内
の水位がある高さ以上になると、配管63を通して槽
(8)に流入する。つまり、水がカウンターフローで流
れる。逆止弁64があることにより、槽(8)内の水が
槽(9)に逆流することはない。よって、槽(8)です
すぎに供された水が槽(9)に入り込むことがないの
で、効率のよいすすぎが行える。槽(10)において
は、槽(9)とは別に供給される新水によって仕上げす
すぎがなされる。槽(10)ですすがれた被洗物はドラ
ム73の回転によりスクープ17で掬い上げられて排出
される。
【0073】この実施例で対象とした連続式水洗機は、
移送手段としてスクリュ機能を果たす移送板、連通孔を
採用したものであるが、移送手段としてスクリュをその
ものを設けた形式の連続式水洗機にも同様に適用可能で
ある。
【0074】〔実施例5〕図18には、更に他の構造の
連続式水洗機に、逆流防止の逆止弁構造を適用した実施
例を示す。この連続式水洗機も前述の連続式水洗機と同
様に、予洗ゾーンX、本洗ゾーンY、すすぎゾーンZか
らなるものであるが、同構造のドラム81と82を連結
した構造となっている。ドラム81、82は、図16に
示した実施例におけるドラム71と同様のほぼ同様の構
造となっている。つまり、ドラム81は仕切板83によ
って5個の槽に区切られ、これらの槽を予洗槽(1)
(2)、本洗槽(3)〜(5)としている。各槽(1)
〜(4)における被洗物の移送は、各槽内に設けられた
移送板84及び連通孔85によりなされる。ドラム81
が回転することにより、移送板84はスクリュと同様に
機能し、被洗物40を槽底部で移送する。最後尾の槽
(5)は、スクープ17を備えた槽としてある。ドラム
82も同様に、仕切り板83によって5個の槽に区切ら
れ、これらの槽は本洗槽(6)(7)、すすぎ槽(8)
(9)(10)とされている。各槽(6)〜(9)にお
ける被洗物40の移送は、各槽内に設けられた移送板8
4及び連通孔85によりなされる。ドラム81が回転す
ることにより、移送板84はスクリュと同様に機能し、
被洗物を槽底部で移送する。最後尾の槽(10)は、仕
上げすすぎと被洗物の排出のための槽で、スクープ17
を備えた槽としてある。また、槽(10)には仕上げす
すぎのための新水を供給する供給管20が接続されると
共に、排出のためのドレン管86が接続されている。
【0075】ドラム81、82における各槽間の外周部
は、図12に示したのと同様のシール構造によりシール
されている。新水は新水供給管20により、槽(10)
及び槽(9)に供給されるようになっている。槽(8)
と(9)との間に、配管63が設けられ、配管63中に
は逆止弁64が設けられている。同様に、槽(6)と
(7)との間にも、逆止弁64を備えた配管63が設け
られている。
【0076】ドラム82の槽(9)に供給された新水
は、槽(9)内の水位がある高さ以上になると、配管6
3を通して槽(8)に流入(カウンターフロー)する。
逆止弁64があることにより、槽(8)内の水が槽
(9)に逆流することはない。よって、槽(8)ですす
ぎに供された水が槽(9)に入り込むことがないので、
効率のよいすすぎが行える。槽(8)においては、ある
水位以上の水はオーバーフロー管26より排出される。
槽(10)においては、槽(9)とは別に供給される新
水によって仕上げすすぎがなされる。槽(10)ですす
がれた被洗物はドラム3の回転によりスクープ17です
くい上げられて排出される。
【0077】なお、本実施例においては、本洗ゾーンの
各槽間も逆止弁64を備えた配管63で接続されてい
る。最後尾の本洗槽(7)には、リサイクルタンク21
の水が洗濯水として供給管24により供給される。ま
た、ドラム81の最後尾に位置する本洗槽(5)には、
回収タンク23の水が洗濯水として供給管24により供
給される。25は、先頭の本洗槽(3)に接続された洗
濯水ドレン管であり、図1に示したものと同じである。
【0078】よって、洗濯水も配管24を通して本洗槽
(3)〜(7)を逆方向に流れ(カウンターフロー)、
上流側の槽の洗濯水が下流側の槽に流入することはな
い。
【0079】本発明に係る、逆流を防止した逆止弁構造
は、図10、16、18で示した構造の連続式水洗機に
限らず、種々の構造の連続式水洗機(連続式洗濯機)に
適用できる。また、図10、16に示したように、予す
すぎドラムと逆止弁構造とを併せ持つ構造とすることも
できる。
【0080】
【発明の効果】第1の発明に係る連続式水洗方法によれ
ば、ドラム内を仕切って構成された槽内に被洗物を投入
し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム内に水等を
供給することにより被洗物の洗濯、すすぎ、移送を行う
連続式水洗方法において、すすぎ工程の少なくとも初め
において、前記被洗物を停止させて被洗物に含まれてい
る汚れ、汚れた水を除去し、その後すすぎを行うように
したので、被洗物のすすぎが効率的となり、すすぎ水量
の低減、すすぎ時間の短縮化が図れる。
【0081】第2の発明に係る連続式水洗方法によれ
ば、ドラム内を仕切って構成された槽内に被洗物を投入
し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム内に水等を
供給することにより被洗物の洗濯、すすぎを行ない、か
つドラムの回転又は揺動に伴う各槽内に設けられた移送
手段の作用により被洗物を移送する連続式水洗方法にお
いて、すすぎ工程の少なくとも初めの段階において、前
記移送手段により被洗物を停止させ、その状態で被洗物
に含まれている汚れ、汚れた水を除去し、その後すすぎ
を行うようにしたので、スクープやスクリュなどの移送
手段により被洗物を停止状態とし、被洗物のすすぎが効
率的となり、すすぎ水量の低減、すすぎ時間の短縮化が
図れる。
【0082】第3の発明に係る連続式水洗方法によれ
ば、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口
を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、正
回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する移送手段
を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供給及び排
出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を投入口か
ら排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う連続式水
洗機における水洗方法であって、単独で動作できるよう
に独立されたすすぎゾーンにおけるドラムに移送された
被洗物を該ドラムを逆回転させて前記移送手段とドラム
の円周壁面との間に保持して停止し、ドラムの上方から
水を注ぎ、被洗物を透過させて、ドラムの下部より排出
するようにしたので、つまり、被洗物に含まれている濃
縮された水溶性汚れ及び汚れた水をすすぎに先立って除
去し、その後、本格的なすすぎを行うので、効率的なす
すぎが行え、すすぎ水量の低減、すすぎ時間の短縮化が
図れる。
【0083】第4の発明に係る連続式水洗機によれば、
一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口を備
え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、一方向
への回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する移送
手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供給及
び排出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を投入
口から排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う連続
式水洗機において、前記すすぎを行う槽群の最初の1槽
を単独で動作できるように予すすぎドラムとして独立さ
せ、この予すすぎドラム内で前記移送手段とドラム内壁
面との間で被洗物を保持したときに被洗物上方より水を
供給するすすぎ水供給手段と、前記移送手段とドラム内
壁面との間から排水する排水手段とを備えた構造とした
ので、被洗物は、予すすぎドラム内で、スクープやスク
リュなどの移送手段により停止された状態とされ、その
状態で、すすぎ水供給手段により上方から水を供給する
ことにより予すすぎが行なわれ、被洗物中の汚れた水が
除去され、被洗物を通過した水は、排水手段により排出
される。よって、すすぎが効率的に行えるようになり、
すすぎ水量の低減、すすぎ時間の短縮化が図れる。更
に、すすぎが効率的に行えるようになったことにより、
すすぎ槽の数の低減も可能となり、装置自体の小型も可
能となる。
【0084】第5の発明に係る連続式水洗機によれば、
移送手段として、ドラムの円筒壁内から斜め内側に延び
る斜平板の掬い板と、該掬い板に接続する錐面状の滑り
板とからなるスクープを用いるので、スクープにより被
洗物を縦長に積み上げることができ、効率的に水を被洗
物中に通過させることができる。
【0085】第6及び第7の発明に係る連続式水洗機に
よれば、スプレーノズル管より、移送手段で停止される
被洗物の上方から水を供給できるようにしたので、水を
被洗物に効率的に供給することができる。
【0086】第8の発明に係る連続式水洗方法によれ
ば、ドラム内を仕切って構成された槽内に被洗物を投入
し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム内に水等を
供給することにより被洗物の洗濯、すすぎ、移送を行う
連続式水洗方法において、すすぎを行う複数の槽に、前
記被洗物の移送方向と逆の方向にすすぎ水を供給すると
共に、このすすぎ水が槽間で逆流しないようにしたの
で、汚れを下流に運ばなくなり、すすぎ性が向上する。
【0087】第9の発明に係る連続式水洗機によれば、
一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に排出口を備
え、内部は仕切板によって複数の槽に区切られ、一方向
への回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送する移送
手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を供給及
び排出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物を投入
口から排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行う連続
式水洗機において、前記すすぎを行う槽群の被洗物の進
行方向に対して下流側に位置する槽にすすぎ水を供給す
るすすぎ水供給管を接続し、すすぎを行う槽間を配管で
接続し、これらの槽間で、下流側の槽から上流側の槽へ
のすすぎ水の移動を許容し、上流側の槽から下流側の槽
へのすすぎ水の移動を許容しない逆止弁を前記配管に設
けた構造としたので、下流側の槽に供給されるすすぎ水
は配管を通して上流側の槽に供給される一方、逆止弁に
より、上流側の槽から下流側の槽へのすすぎ水の逆流は
阻止される。よって、汚れを下流に運ばなくなり、すす
ぎ性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る連続式水洗機の模式図
である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1に示した連続式水洗機の予すすぎドラムの
側面に沿う断面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】予すすぎドラムの斜視図である。
【図6】予すすぎドラムの別の例の側面に沿う断面図で
ある。
【図7】図6のB−B矢視図である。
【図8】図6、7に示した予すすぎドラムの部分斜視図
である。
【図9】予すすぎ作用を示す工程図である。
【図10】他の実施例に係る連続式水洗機の模式図であ
る。
【図11】槽間のシール構造を示す断面図である。
【図12】図10に示した連続式水洗機の配管に沿う断
面図である。
【図13】図12における配管部の、一部断面で示す斜
視図である。
【図14】図12における配管部を平面的に見た、図1
3中のC矢視図である。
【図15】図12に示した配管部の一部の状態を異にす
る断面図である。
【図16】他の実施例に係る連続式水洗機の模式図であ
る。
【図17】ドラムの内部構造を示す概略斜視図である。
【図18】他の実施例に係る連続式水洗機の模式図であ
る。
【図19】従来の連続式水洗機の一例の主要部の構造を
示す模式的断面図である。
【図20】図19における入口部の詳細を示す斜視図で
ある。
【図21】図19に示した従来の連続式水洗機による揺
動洗いの説明図である。
【図22】図19に示した従来の連続式水洗機による移
送の説明図である。
【符号の説明】
1 洗濯ドラム 2 予すすぎドラム 3 すすぎドラム 4 洗濯ドラム1の外筒 5 予すすぎドラム2の外筒 6 すすぎドラム3の外筒 7 投入口 8 排出口 9 仕切板 10 仕切板 11 ガイドリング 12 ローラ 15 駆動モータ 17 スクープ 20 新水供給管 21 リサイクルタンク 22 浸しタンク 23 回収タンク 24 洗濯水供給管 25 洗濯水ドレン管 26 すすぎ水ドレン管 31 スプレー管 32 スプレーノズル管 40 被洗物 51 洗濯ドラム 52 予すすぎドラム 53 すすぎドラム 57 仕切板 59 レール 60 レール 62 シール材 63 配管 64 逆止弁 67 フロート 68 フランジ 71 洗濯ドラム 72 予すすぎドラム 73 すすぎドラム 81 ドラム 82 ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA02 AA03 BB09 BB14 BB16 CA03 CA13 CB28 FA02 FA14 FA22 FC01 FC05 FC06 FC09 HA03 MA01 MA02 MA03 MA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム内を仕切って構成された槽内に被
    洗物を投入し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム
    内に水等を供給することにより被洗物の洗濯、すすぎ、
    移送を行う連続式水洗方法において、 すすぎ工程の少なくとも初めにおいて、前記被洗物を停
    止させて被洗物に含まれている汚れ、汚れた水を除去
    し、その後すすぎを開始することを特徴とする連続式水
    洗方法。
  2. 【請求項2】 ドラム内を仕切って構成された槽内に被
    洗物を投入し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム
    内に水等を供給することにより被洗物の洗濯、すすぎを
    行ない、かつドラムの回転又は揺動に伴う各槽内に設け
    られた移送手段の作用により被洗物を移送する連続式水
    洗方法において、 すすぎ工程の少なくとも初めの段階において、前記移送
    手段により被洗物を停止させ、その状態で被洗物に含ま
    れている汚れ、汚れた水を除去し、その後すすぎを開始
    することを特徴とする連続式水洗方法。
  3. 【請求項3】 一端に被洗物の投入口を備えると共に他
    端に排出口を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区
    切られ、正回転によって槽内の被洗物を隣の槽へ移送す
    る移送手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やすすぎ水を
    供給及び排出する供給装置及び排出部とを備え、被洗物
    を投入口から排出口に順次移送して洗濯及びすすぎを行
    う連続式水洗機における水洗方法であって、 単独で動作できるように独立されたすすぎゾーンにおけ
    るドラムに移送された被洗物を該ドラムを逆回転させて
    前記移送手段とドラムの円周壁面との間に保持して停止
    し、ドラムの上方から水を注ぎ、被洗物を透過させて、
    ドラムの下部より排出することを特徴とする連続式水洗
    方法。
  4. 【請求項4】 一端に被洗物の投入口を備えると共に他
    端に排出口を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区
    切られ、一方向への回転によって槽内の被洗物を隣の槽
    へ移送する移送手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やす
    すぎ水を供給及び排出する供給装置及び排出部とを備
    え、被洗物を投入口から排出口に順次移送して洗濯及び
    すすぎを行う連続式水洗機において、 前記すすぎを行う槽群の最初の1槽を単独で動作できる
    ように予すすぎドラムとして独立させ、この予すすぎド
    ラム内で前記移送手段とドラム内壁面との間に被洗物を
    保持したときに被洗物上方より水を供給するすすぎ水供
    給手段と、前記移送手段とドラム内壁面との間から排水
    する排水手段とを備えたことを特徴とする連続式水洗
    機。
  5. 【請求項5】 前記移送手段が、前記ドラムの円筒壁内
    から斜め内側に延びる斜平板の掬い板と、該掬い板に接
    続する錐面状の滑り板とからなるスクープであることを
    特徴とする請求項4に記載の連続式水洗機。
  6. 【請求項6】 前記すすぎ水供給手段が、前記移送手段
    とドラム内壁面との間に保持される被洗物の上方に位置
    するように前記ドラムに形成された水通過部と、この水
    通過部の外側に位置しすすぎ水を供給するスプレーノズ
    ル管とからなることを特徴とする請求項4に記載の連続
    式水洗機。
  7. 【請求項7】 前記すすぎ水供給手段が、前記移送手段
    とドラム内壁面との間に保持される被洗物に水を供給す
    るように前記ドラム内に設けられたスプレーノズル管
    と、このスプレーノズル管につながる水受け部と、この
    水受け部に水を供給すべき前記ドラム外に設けられた水
    供給管とからなることを特徴とする請求項4に記載の連
    続式水洗機。
  8. 【請求項8】 ドラム内を仕切って構成された槽内に被
    洗物を投入し、ドラムを揺動及び回転する一方、ドラム
    内に水等を供給することにより被洗物の洗濯、すすぎ、
    移送を行う連続式水洗方法において、 すすぎを行う複数の槽に、前記被洗物の移送方向と逆の
    方向にすすぎ水を供給すると共に、このすすぎ水が槽間
    で逆流しないようにしたことを特徴とする連続式水洗方
    法。
  9. 【請求項9】 一端に被洗物の投入口を備えると共に他
    端に排出口を備え、内部は仕切板によって複数の槽に区
    切られ、一方向への回転によって槽内の被洗物を隣の槽
    へ移送する移送手段を備えた処理ドラムと、洗濯水やす
    すぎ水を供給及び排出する供給装置及び排出部とを備
    え、被洗物を投入口から排出口に順次移送して洗濯及び
    すすぎを行う連続式水洗機において、 前記すすぎを行う槽群の被洗物の流れの方向に対して下
    流側に位置する槽にすすぎ水を供給するすすぎ水供給管
    を接続し、すすぎを行う槽間を配管で接続し、これらの
    槽間で、下流側の槽から上流側の槽へのすすぎ水の移動
    を許容し、上流側の槽から下流側の槽へのすすぎ水の移
    動を許容しない逆止弁を前記配管に設けたことを特徴と
    する連続式水洗機。
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