JP4278768B2 - 連続式水洗機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被洗物の洗濯、すすぎを連続して行う連続式水洗機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の連続式水洗機としては、単一のドラム内にスクリュを設け、ドラムの一方から投入される被洗物を、ドラムの回転によるスクリュの作用によって移送するスパイラル式のものと、単一のドラム内を多数の槽に仕切り、その中にスクープを設け、スクープによって被洗物を持ち上げて移送するスクープ式のものとがある。スパイラル式のものは、例えば特開昭63−234999号公報などに開示されている。スクープ式のものとしては、例えば特開平7−284590号公報などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記スパイラル式の連続式水洗機では、被洗物は槽の底部で移送されるので、被洗物の排出も槽の底部からなされる。そのため、水洗機に続く脱水機の受け口を槽の底部に合わせるなければならず、そのため、水洗機本体を基礎上げしたり、脱水機の位置をピット等で下げたりしなければならない。
【0004】
前記スクープ式の連続式水洗機では、被洗物はドラムのほぼ中心部を通して移送されるので、被洗物の排出もドラムの中心部を通してなされる。水洗機本体を基礎上げする必要はない。しかし、スクープ式の連続式水洗機では、各槽内にスクープを設ける関係上、槽幅が大きくなり、装置全長が長くなる。そのため、設置スペースが制限される。
【0005】
上記単一ドラム式(単胴式)の連続式水洗機のほかに、ドラムをユニット化し、ユニット化されたドラムを複数連続して配列することにより連続式水洗機を構成することが考えられている。このような、ユニット式のものの場合には、ユニット間で被洗物を移送しなければならず、接続部をシールしなければならないことから、スクープ式となっている。つまり、ドラム内を複数槽に仕切り、各槽内にスクープを設けた構造となっているのである。
【0006】
しかし、ユニット式の連続式水洗機では、単胴のスクープ式連続式水洗機の不具合がそのまま不具合となる。つまり、スクープを設けることから各槽の幅の縮小化には限度があり、更なる小型化の要請には応えられない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願に係る発明は、従来の連続式水洗機における上述の課題を解決するもので、第1の発明に係る構成は、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に被洗物の取出口を備えたドラムと、該ドラムの内部を複数の槽に区画する仕切板と、前記投入口側の槽から前記取出口側の槽へ被洗物を順次移送する移送手段と、を備えてユニット化された連続式水洗機において、ユニット最後部の槽を前記移送手段として被洗物を槽中心部を通して移送させるスクープを有するものとし、その他の槽を前記移送手段として被洗物を槽底部で移送させる,仕切板の中心より外周方向に位置する連通孔の一辺部を基端として被洗物の移送方向に隣り合う仕切板の外周に向けて斜めに設けた移送板を有するものとしたことを特徴とする。
【0008】
この第1の発明に係る連続式水洗機においては、投入口から投入された被洗物は、複数の槽内において第2の移送手段又は第1の移送手段により移送され、最後部の槽における第1の移送手段により当該ドラム外へ排出される。
【0011】
の発明に係る連続式水洗機は、第1の発明における前記ドラムの両端の開口部にそれぞれリングを取付け、これらのリングにて前記ドラムを回転自在に支持し、前記リングと共に前記ドラムを回転すべく前記リングに駆動力伝達機構を装備したことを特徴とするものである。
【0012】
この第の発明に係る連続式水洗機では、ドラムは両端のリングを介して駆動回転される。ドラムの回転により、ドラム内の被洗物は洗浄、すすぎ、移送がなされる。
【0013】
の発明に係る連続式水洗機は、第1、第2の発明における前記ドラムの外側に固定の外筒を設け、前記ドラムと前記外筒との間で前記槽間を仕切るシールを前記ドラムのほぼ下半分に設け、前記槽間の外周部同士を接続する配管を設けると共に、該配管に被洗物の移送方向と逆方向のみの水の流れを許容する逆止弁を設けたことを特徴とするものである。
この第の発明に係る連続式水洗機では、槽間はその外側においてシールされる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1、図2には本発明の一実施形態に係る連続式水洗機の正面、右側面を示す。図3〜8には、当該水洗機の被洗物の移送方向に沿う方向を正面とした場合のドラムの正面、平面、左側面、図3のA−A矢視断面、右側面、図3のB−B矢視断面を示す。図9にはドラムの概略斜視を示す。
【0017】
図1に示すように、基礎21に設置された架台22にドラム1を覆う外筒23が固定されている。外筒23の両端面にはそれぞれ二つのローラ24が回転自在に取り付けられており、これらのローラ24によりドラム1の両端のドラムリング14はそれぞれ支持される。ドラムリング14の端部外周には、スプロケット25が固定されている。一方、架台22上の前後(図1では左右)には駆動用モータ26が設置され、その回転軸にはスプロケット27が固定されている。そして、これらのスプロケット27、25にチェーン28が掛け回されている。
【0018】
よって、前後二つの駆動用モータ26の駆動により、スプロケット27、チェーン28、スプロケット25を介してドラムリング14、即ちドラム1が駆動回転される。二つの駆動モータ26によりドラム1を回転するので、一つのモータ26自体の容量は大きなものでなくてもよい。尚、モータ26は図示されていない制御系により、所定角度の回転、揺動がなされるように制御される。
【0019】
次に、図3〜9に基づきドラム1の構造につき説明する。
ドラム1は円筒状の回転槽で、一端側には被洗物の投入口2が開けられており、他端には被洗物の取出口3が開けられている。ドラム1の内部は仕切板4によって三つの槽5,6,7に区画されている。第1槽5内には移送板8(第2の移送手段)が設けられ、第2槽6内にも同様に、移送板9(第2の移送手段)設けられている。第1槽5と第2槽6とは仕切板4に設けられた連通孔10により連通されている。第2槽6と第3槽7とは連通孔12によって連通されている。第3槽7内には、スクープ13(第1の移送手段)が設けられている。スクープ13はドラム1の内周面から立ち上がるすくい面13aとそれにつながる錐状部13bとからなる。移送板8、9を有する槽は、容積を確保したまま幅を薄くすることができるので、最終槽のみスクープ13を有する槽とし、他の槽を移送板8、9を有する槽とすることにより、ドラム1の全長を短くすることができる。
【0020】
ドラム1を左側から見た斜視図である図9及びドラム全体の概略的斜視図である図10に示すように、移送板8は仕切板4の中心Oより外周方向に位置する連通孔10の辺部8aを基端として前側の端板1aの外周(ドラム1の内周面1e)に向けて斜めに延びている。図9、図10に示す例では、移送板8は、面8b、8c、8dからなっているが、湾曲面で連続する一体的なものとしてもよい。移送板8の内側において仕切板4に、被洗物の移動を許容する連通孔10が設けられている。図9において斜線を付して示してあるように、連通孔10はほぼ台形状に現れている。尚、移送板9、連通孔12も同様の構造となっている。
【0021】
ドラム1が一方向に回転(正回転)することにより、移送板8はスクリュと同様に機能し、移送板8の主に面8dが被洗物を前方に押し出すように作用することにより被洗物を連通孔10を通して槽底部で第1槽5から第2槽6へ移送する。移送板9も同様に機能し、被洗物を連通孔12を通して槽底部で第2槽6から第3槽7へ移送する。逆回転すれば、被洗物は被洗物の移送方向下流側の槽から上流側の槽へ戻される。最後尾の槽3は、前述のようにスクープ13を備えた槽としてあるので、ドラム1の正回転により、被洗物はスクープ13によりすくい上げられて中央部の孔を通して排出される。図10には、被洗物が投入されてから排出されるまでの移送の流れを矢印で示してある。
【0022】
尚、前述のように移送板8、9は、仕切板4の中心Oより外周方向に位置する開口部の辺部8aを基端として、つまり移送板8、9の根元部をドラム1の中心より外周側に距離sシフトさせて、端板1a、仕切板4の外周(ドラム1の内周面1e)に向けて斜めに仕切板4に設けられているので、槽内の被洗物を収容する空間を大きくとることができる。
【0023】
ドラム1の両端板(エンドプレート1a)には、前述のようにドラムリング14がそれぞれ取り付けられている。当該ドラム1が最終段でない場合には、図に示すように取出口3側のドラムリング14内には、被洗物を案内するためのガイドリング15が設けられる。スクープ13には、このガイドリング15内に延びるガイドプレート16が取付けられている。尚、当該ドラムが初段の場合、ドラム1の投入口2側には、コンベア等で搬送されて投下される被洗物の案内をする投入口シュート17が設けられる。
【0024】
ドラム1の外周壁は網又はパンチングプレートからなる水の通過壁となっている。ドラム1の外側において各槽間はシールにより遮断されている。図11、12にはそのシール構造を示す。これらの図に示すように、外筒23の中心からほぼ下半分の内周面23cにフランジ状のレール31と、このフランジ状のレール31と外筒23の内周面23cとの間でシール挿入溝32を形成する断面形状がL型のレール33が設けられている。これらのレール31、33が形成する前記シール挿入溝32に断面形状がV字形のシール材34が挿入される。シール材34のリップ34aはドラム1の外周面に弾力的に接触する。
【0025】
外筒23は、上下に二つ割り(上半部23a,下半部23b)になっており、上半部23aには、シール材34の挿入口35が両側に設けられている。シール材34は、一方の挿入口35から他方の挿入口35に向けて挿入され、各挿入口35においてこの挿入口35を塞ぐ蓋部材36により固定される。蓋部材36への固定は、ボルト37、ナット38によりなされる。このように、取り外し可能な挿入口35から作業が行えるので、シール材34の挿入、取り換え、点検は容易に行える。尚、図1には、シール部分を抽出し拡大して示してある。二点鎖線で示す状態が挿入前のシール材34の状態である。
【0026】
図11〜13に示すように、上記シール構造を間にして、槽6と7との外周部同士を接続する配管41が外筒23の下面に、当該連続式水洗機の軸方向に対し傾けて接続されている。配管41には、槽7側から槽6側への水の流れを許容し、逆の水の流れは許容しない逆止弁42が設けられている。
【0027】
逆止弁42は、配管41の槽7側に形成されたフロート収容部43内にフロートガイド44及びフロート受け44aを設けて、その中に、フロート45を上下動自在に収容し、配管41側にフロート45の上面と当接するフランジ46を設けてなる。よって、槽7側の水頭が高い場合には、図13に示すように水はフロート45を押し下げて槽7側から槽6側に流れるが、槽6側から水圧がかかった場合には、フロート45がフランジ46に当接してシールされ、水は槽7には流入しない。
【0028】
上記構造の水洗機において、被洗物は浸し水と共に投入口シュート7からドラム1の第1槽5内に投入される。ドラム1の正逆回転により被洗物は洗濯又はすすぎがなされる。ドラム1の槽内には、水、洗剤等が供給される。所定の揺動回転の後、ドラム1の正回転によって被洗物は移送板8、9によって押し出されるようにしてドラム1底部の連通孔10、12を通して隣の槽(槽5から槽6、槽6から槽7)に移送される。最後尾の槽7においては、ドラム1が回転することにより、被洗物はスクープ13ですくい上げられて、ドラム中心部の取出口3を通して排出される。槽7内に供給された水は、水位がある高さ以上になると、フロート45を押し下げて槽6側に流入する。槽6側から水圧がかかった場合には、フロート45がフランジ46に当接してシールされ、水は槽7内には流入しない。
【0029】
上記構造をユニット(モジュール)として、複数同一直線上に配した連続式水洗機の一例を図14に示す。この例は、ユニットとして5槽のものを二つ連結したものである。槽数は増えているが、ユニットの構造は、図1〜13で示したものと同じである。
【0030】
この連続式水洗機は、同構造のユニット51、52を二つ連結して、予洗ゾーンX、本洗ゾーンY、すすぎゾーンZを構成している。ドラム51の内部は仕切板4によって5個の槽に区切られ、これらの槽を予洗槽(1)(2)、本洗槽(3)〜(5)としている。各槽(1)〜(4)における被洗物の移送は、各槽内に設けられた第2の移送手段としての移送板8、9及び連通孔10、12によりなされる。ドラム51が回転することにより、移送板9はスクリュと同様に機能し、被洗物60を槽底部で移送する。ユニット最後部の槽(5)は、第1の移送手段としてスクープ13を備えた槽としてある。ドラム52も同様に、仕切り板4によって5個の槽に区切られ、これらの槽は本洗槽(6)(7)、すすぎ槽(8)(9)(10)とされている。各槽(6)〜(9)における被洗物60の移送は、各槽内に設けられた第2の移送手段としての移送板8、9及び連通孔10、12によりなされる。ドラム52が回転することにより、移送板8、9はスクリュと同様に機能し、被洗物60を槽底部で移送する。ユニット最後部の槽(10)は、仕上げすすぎと被洗物の排出のための槽で、スクープ13を備えた槽としてある。
【0031】
ドラム51、52における各槽間の外周部は、図11、12に示したのと同様のシール構造によりシールされている。ドラム51と52の接続部は、ドラム51側のガイドリング15がドラム52のドラムリング14内に挿入した構造となっており、ガイドリング15とドラムリング14との間はシールされている。このガイドリング15内は水を含んだ被洗物60が移動されるが、水そのものの行き来はないので、シール構造としても簡単なものでよい。
【0032】
図において、71は新水供給管であり、槽(10)及び槽(9)に新水を供給するようになっている。72はすすぎ等に供された水を再利用するために貯溜するリサイクルタンクで、その水は配管73によりドラム52の槽(7)に、又配管74によってドラム51の投入口シュート17へ、配管75によってドラム51の最後部の槽(5)に供給されるようになっている。76は脱水機等からの水を回収して貯溜する回収タンクで、その水は配管77によりドラム52の槽(8)へ、配管78により投入口シュート17へ供給されるようになっている。79は、ドラム52の最後部の槽(10)の水を排出するドレン管、80は槽(8)内の水を排出するドレン管、81は槽(8)内の水がある水位以上になったら排出するオーバーフロー管であり、それぞれの排水は、回収タンク76、リサイクルタンク72に回収される。82はドラム51の槽(3)内の水がある水位以上になったら排出するオーバーフロー管である。
【0033】
この連続式水洗機において、各ドラム51、52はその両端の駆動機構(図1、2参照)によりそれぞれ独自に駆動回転される。ドラム51と52は同速度で、また必要に応じて異なる速度で揺動あるいは回転される。被洗物60は投入口シュート17からドラム51の第1槽(1)内に、ドラム51、52の回転による被洗物60の次の槽への移送のたびごとに順次投入される。ドラム51の揺動により、被洗物60は槽(1)及び(2)内で予洗される。槽(3)(4)内では、図示されていない洗剤供給装置から供給される洗剤等によって本洗浄が行われる。槽(1)から(4)への移動は前述のように、第2の移送手段である移送板8、9により連通孔10、12を通して、槽の底部でなされる。
【0034】
ドラム51の最後部の槽(5)においては、ドラム51が回転されることにより、スクープ13で被洗物60はすくい上げられ、ドラム中央部の取出口よりガイドプレート16を経てドラム52の第1槽(6)内に投入される。
【0035】
ドラム52の槽(6)(7)では引き続き本洗浄が行われる。槽(8)(9)ではすすぎが行われる。この槽(6)〜(9)への被洗物の移動は、第2の移送手段である移送板8、9により連通孔10、11を通してなされる。槽(9)に供給された新水は、槽(9)内の水位がある高さ以上になると、配管41を通して槽(8)に流入(カウンターフロー)する。逆止弁42があることにより、槽(8)内の水が槽(9)に逆流することはない。よって、槽(8)ですすぎに供された水が槽(9)に入り込むことがないので、効率のよいすすぎが行える。槽(8)においては、ある水位以上の水はオーバーフロー管81より排出される。槽(10)においては、槽(9)とは別に供給される新水によって仕上げすすぎがなされる。槽(10)ですすがれた被洗物60はドラム52の回転によりスクープ13ですくい上げられてドラム中央部の取出口3より排出され、後続の脱水機に投入される。
【0036】
なお、本実施例は、5槽のユニットを二つ連結した構造としたが、ユニットの槽数、ユニットの数はこれに限定されるものではなく、種々の組み合わせが可能である。また、ユニットにおいては、少なくとも最終槽が、ドラム中央部を通して移送を行うスクープ13を備えるものであればよく、途中にもスクープを有する槽があってもよい。例えば、5槽のユニットにおいて、第1〜3槽をドラム底部で移送させる移送手段を有するものとし、第4、5槽はドラム中央部を通して移送させる移送手段を有するものとした構成としてもよい。組み合わせとしても、同数の槽を有するユニットの組み合わせに限らず、3槽のユニット、4槽のユニット等を同一直線上に複数台並べてもよい。
【0037】
【発明の効果】
第1の発明に係る連続式水洗機によれば、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に被洗物の取出口を備えたドラムと、該ドラムの内部を複数の槽に区画する仕切板と、前記投入口側の槽から前記取出口側の槽へ被洗物を順次移送する移送手段と、を備えてユニット化された連続式水洗機において、ユニット最後部の槽を前記移送手段として被洗物を槽中心部を通して移送させるスクープを有するものとし、その他の槽を前記移送手段として被洗物を槽底部で移送させる,仕切板の中心より外周方向に位置する連通孔の一辺部を基端として被洗物の移送方向に隣り合う仕切板の外周に向けて斜めに設けた移送板を有するものとしたので、被洗物の排出がドラム中央部でなされることから機械設置のために基礎上げをする必要がなく、また建屋の高さにも制限されにくくなる。最終槽以外は全てをスパイラル式とすることができるため、ドラム長さを短くすることができ、機械の設置スペースを小さくすることができ、コストダウンも図れる。
【0039】
の発明に係る連続式水洗機は、ドラムの両端の開口部にそれぞれリングを取付け、これらのリングにて前記ドラムを回転自在に支持し、前記リングと共に前記ドラムを回転すべく前記リングに駆動力伝達機構を装備し、ドラムを両端から駆動できるようにしたので、モータ、駆動伝達機構、支持機構の小型化が図れると共に、部品の共用化が図れる。メンテナンスも容易となり、コスト低減ともなる。
【0040】
の発明に係る連続式水洗機は、ドラムの外側に固定の外筒を設け、前記ドラムと前記外筒との間で前記槽間を仕切るシールを前記ドラムのほぼ下半分に設け、前記槽間の外周部同士を接続する配管を設けると共に、該配管に被洗物の移送方向と逆方向のみの水の流れを許容する逆止弁を設けたので、シールのコストを低減できると共に、シールの装着、交換も容易となり、作業時間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る連続式水洗機の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1に示した連続式水洗機のドラムの正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の左側面図である。
【図6】図3のA−A矢視断面図である。
【図7】図3の右側面図である。
【図8】図3のB−B矢視図である。
【図9】ドラムを左側面から見た斜視図である。
【図10】ドラムの概略斜視図である。
【図11】シール構造等を示す、一実施例の断面図である。
【図12】シール構造、配管等を示す断面図である。
【図13】図11に示した配管部の状態を異にする断面図である。
【図14】ユニットを連結して構成した連続式水洗機の一例の模式図である。
【符号の説明】
1 ドラム
2 投入口
3 取出口
4 仕切板
8 移送板
9 移送板
10 連通孔
12 連通孔
13 スクープ
14 ドラムリング
15 ガイドリング
16 ガイドプレート
18 架台
23 外筒
20 ローラ
21 基礎
22 架台
23 外筒
24 ローラ
26 駆動用モータ
31 レール
32 シール挿入溝
33 レール
34 シール材
36 蓋部材
41 配管
42 逆止弁
45 フロート
46 フランジ
51 ユニット
52 ユニット
60 被洗物
71 新水供給管
72 リサイクルタンク
76 回収タンク

Claims (3)

  1. 一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に被洗物の取出口を備えたドラムと、
    該ドラムの内部を複数の槽に区画する仕切板と、
    前記投入口側の槽から前記取出口側の槽へ被洗物を順次移送する移送手段と、
    を備えてユニット化された連続式水洗機において、
    ユニット最後部の槽を前記移送手段として被洗物を槽中心部を通して移送させるスクープを有するものとし、
    その他の槽を前記移送手段として被洗物を槽底部で移送させる,仕切板の中心より外周方向に位置する連通孔の一辺部を基端として被洗物の移送方向に隣り合う仕切板の外周に向けて斜めに設けた移送板を有するものとしたことを特徴とする連続式水洗機。
  2. 前記ドラムの両端の開口部にそれぞれリングを取付け、
    前記ドラムをこれらのリングにて回転自在に支持し、
    前記リングに駆動力伝達機構を装備したことを特徴とする請求項に記載の連続式水洗機。
  3. 前記ドラムの外側に固定の外筒を設け、
    前記ドラムと前記外筒との間で前記槽間を仕切るシールを前記ドラムのほぼ下半分に設け、
    前記槽間の外周部同士を接続する配管を設けると共に、該配管に被洗物の移送方向と逆方向のみの水の流れを許容する逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の連続式水洗機。
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