JP2000288285A - 連続式水洗機 - Google Patents

連続式水洗機

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JP2000288285A
JP2000288285A JP11102410A JP10241099A JP2000288285A JP 2000288285 A JP2000288285 A JP 2000288285A JP 11102410 A JP11102410 A JP 11102410A JP 10241099 A JP10241099 A JP 10241099A JP 2000288285 A JP2000288285 A JP 2000288285A
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drum
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宏幸 朝岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続式水洗機の小型化、構成の融通性を高め
る。 【解決手段】 一端に被洗物の投入口を備え、他端に被
洗物の取出口を備えるドラム1と、ドラム1の内部を複
数の槽に仕切板4と、前記投入口側の槽から取出口側へ
順次被洗物を移動して連続的に洗濯を行う連続式水洗機
であって、第1槽5、第2槽6内には、スクリュ作用に
よって被洗物を移送する移送板8、9が設けられ、最後
部の槽7内には、被洗物をすくい上げてドラムの中央部
で移送するスクープ13が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗物の洗濯、す
すぎを連続して行う連続式水洗機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続式水洗機としては、単一のド
ラム内にスクリュを設け、ドラムの一方から投入される
被洗物を、ドラムの回転によるスクリュの作用によって
移送するスパイラル式のものと、単一のドラム内を多数
の槽に仕切り、その中にスクープを設け、スクープによ
って被洗物を持ち上げて移送するスクープ式のものとが
ある。スパイラル式のものは、例えば特開昭63−23
4999号公報などに開示されている。スクープ式のも
のとしては、例えば特開平7−284590号公報など
に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記スパイラル式の連
続式水洗機では、被洗物は槽の底部で移送されるので、
被洗物の排出も槽の底部からなされる。そのため、水洗
機に続く脱水機の受け口を槽の底部に合わせるなければ
ならず、そのため、水洗機本体を基礎上げしたり、脱水
機の位置をピット等で下げたりしなければならない。
【0004】前記スクープ式の連続式水洗機では、被洗
物はドラムのほぼ中心部を通して移送されるので、被洗
物の排出もドラムの中心部を通してなされる。水洗機本
体を基礎上げする必要はない。しかし、スクープ式の連
続式水洗機では、各槽内にスクープを設ける関係上、槽
幅が大きくなり、装置全長が長くなる。そのため、設置
スペースが制限される。
【0005】上記単一ドラム式(単胴式)の連続式水洗
機のほかに、ドラムをユニット化し、ユニット化された
ドラムを複数連続して配列することにより連続式水洗機
を構成することが考えられている。このような、ユニッ
ト式のものの場合には、ユニット間で被洗物を移送しな
ければならず、接続部をシールしなければならないこと
から、スクープ式となっている。つまり、ドラム内を複
数槽に仕切り、各槽内にスクープを設けた構造となって
いるのである。
【0006】しかし、ユニット式の連続式水洗機では、
単胴のスクープ式連続式水洗機の不具合がそのまま不具
合となる。つまり、スクープを設けることから各槽の幅
の縮小化には限度があり、更なる小型化の要請には応え
られない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願に係る発明は、従来
の連続式水洗機における上述の課題を解決するもので、
第1の発明に係る構成は、一端に被洗物の投入口を備え
ると共に他端に被洗物の取出口を備えたドラムと、該ド
ラムの内部を複数の槽に区画する仕切板と、前記投入口
側の槽から前記取出口側の槽へ被洗物を順次移送する移
送手段とを備えた連続式水洗機において、少なくとも最
後部の槽を前記移送手段として被洗物を槽中心部を通し
て移送させる第1の移送手段を有するものとし、その他
の槽を前記移送手段として被洗物を槽底部で移送させる
第2の移送手段を有するものとしたことを特徴とする。
【0008】この第1の発明に係る連続式水洗機におい
ては、投入口から投入された被洗物は、複数の槽内にお
いて第2の移送手段又は第1の移送手段により移送さ
れ、最後部の槽における第1の移送手段により当該ドラ
ム外へ排出される。
【0009】第2の発明に係る連続式水洗機は、上記連
続式水洗機をユニット化し、これを複数配列してなるこ
とを特徴とするものである。
【0010】この第2の発明に係る連続式水洗機におい
ては、第1段目のユニットの投入口から投入された被洗
物は、複数の槽内を第2の移送手段又は第1の移送手段
により移送され、ユニット最後部の槽における第1の移
送手段により次のユニットの第1槽に移送される。
【0011】第3の発明に係る連続式水洗機は、第1、
第2の発明における前記ドラムの両端の開口部にそれぞ
れリングを取付け、これらのリングにて前記ドラムを回
転自在に支持し、前記リングと共に前記ドラムを回転す
べく前記リングに駆動力伝達機構を装備したことを特徴
とするものである。
【0012】この第3の発明に係る連続式水洗機では、
ドラムは両端のリングを介して駆動回転される。ドラム
の回転により、ドラム内の被洗物は洗浄、すすぎ、移送
がなされる。
【0013】第4の発明に係る連続式水洗機は、第1、
第2の発明における前記ドラムの外側に固定の外筒を設
け、前記ドラムと前記外筒との間で前記槽間を仕切るシ
ールを前記ドラムのほぼ下半分に設けたことを特徴とす
るものである。この第4の発明に係る連続式水洗機で
は、槽間はその外側においてシールされる。
【0014】第5の発明に係る連続式水洗機は、第1、
第2の発明において、被洗物を槽中心部を通して移送さ
せる第1の移送手段としてスクープを用い、被洗物を槽
底部で移送させる第2の移送手段としてスパイラルを用
いたことを特徴とするものである。 この第5の発明に
係る連続式水洗機では、水洗機又はユニットの最後部以
外においては、スパイラル又はスクープによりドラム底
部又はドラムのほぼ中心部を通して移送され、最後部に
おいてはスクープにより持ち上げられてドラムのほぼ中
心部を通して移送される。
【0015】第6の発明に係る連続式水洗機は、第5の
発明における前記スパイラルの根元がドラム中心より外
側に位置することを特徴とするものである。この第6の
発明に係る連続式水洗機では、スパイラルの根元がドラ
ム中心より外側に位置するので被洗物の落下寸法を大き
くとることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1、図2には本発明の一実施形
態に係る連続式水洗機の正面、右側面を示す。図3〜8
には、当該水洗機の被洗物の移送方向に沿う方向を正面
とした場合のドラムの正面、平面、左側面、図3のA−
A矢視断面、右側面、図3のB−B矢視断面を示す。図
9にはドラムの概略斜視を示す。
【0017】図1に示すように、基礎21に設置された
架台22にドラム1を覆う外筒23が固定されている。
外筒23の両端面にはそれぞれ二つのローラ24が回転
自在に取り付けられており、これらのローラ24により
ドラム1の両端のドラムリング14はそれぞれ支持され
る。ドラムリング14の端部外周には、スプロケット2
5が固定されている。一方、架台22上の前後(図1で
は左右)には駆動用モータ26が設置され、その回転軸
にはスプロケット27が固定されている。そして、これ
らのスプロケット27、25にチェーン28が掛け回さ
れている。
【0018】よって、前後二つの駆動用モータ26の駆
動により、スプロケット27、チェーン28、スプロケ
ット25を介してドラムリング14、即ちドラム1が駆
動回転される。二つの駆動モータ26によりドラム1を
回転するので、一つのモータ26自体の容量は大きなも
のでなくてもよい。尚、モータ26は図示されていない
制御系により、所定角度の回転、揺動がなされるように
制御される。
【0019】次に、図3〜9に基づきドラム1の構造に
つき説明する。ドラム1は円筒状の回転槽で、一端側に
は被洗物の投入口2が開けられており、他端には被洗物
の取出口3が開けられている。ドラム1の内部は仕切板
4によって三つの槽5,6,7に区画されている。第1
槽5内には移送板8(第2の移送手段)が設けられ、第
2槽6内にも同様に、移送板9(第2の移送手段)設け
られている。第1槽5と第2槽6とは仕切板4に設けら
れた連通孔10により連通されている。第2槽6と第3
槽7とは連通孔12によって連通されている。第3槽7
内には、スクープ13(第1の移送手段)が設けられて
いる。スクープ13はドラム1の内周面から立ち上がる
すくい面13aとそれにつながる錐状部13bとからな
る。移送板8、9を有する槽は、容積を確保したまま幅
を薄くすることができるので、最終槽のみスクープ13
を有する槽とし、他の槽を移送板8、9を有する槽とす
ることにより、ドラム1の全長を短くすることができ
る。
【0020】ドラム1を左側から見た斜視図である図9
及びドラム全体の概略的斜視図である図10に示すよう
に、移送板8は仕切板4の中心Oより外周方向に位置す
る連通孔10の辺部8aを基端として前側の端板1aの
外周(ドラム1の内周面1e)に向けて斜めに延びてい
る。図9、図10に示す例では、移送板8は、面8b、
8c、8dからなっているが、湾曲面で連続する一体的
なものとしてもよい。移送板8の内側において仕切板4
に、被洗物の移動を許容する連通孔10が設けられてい
る。図9において斜線を付して示してあるように、連通
孔10はほぼ台形状に現れている。尚、移送板9、連通
孔12も同様の構造となっている。
【0021】ドラム1が一方向に回転(正回転)するこ
とにより、移送板8はスクリュと同様に機能し、移送板
8の主に面8dが被洗物を前方に押し出すように作用す
ることにより被洗物を連通孔10を通して槽底部で第1
槽5から第2槽6へ移送する。移送板9も同様に機能
し、被洗物を連通孔12を通して槽底部で第2槽6から
第3槽7へ移送する。逆回転すれば、被洗物は被洗物の
移送方向下流側の槽から上流側の槽へ戻される。最後尾
の槽3は、前述のようにスクープ13を備えた槽として
あるので、ドラム1の正回転により、被洗物はスクープ
13によりすくい上げられて中央部の孔を通して排出さ
れる。図10には、被洗物が投入されてから排出される
までの移送の流れを矢印で示してある。
【0022】尚、前述のように移送板8、9は、仕切板
4の中心Oより外周方向に位置する開口部の辺部8aを
基端として、つまり移送板8、9の根元部をドラム1の
中心より外周側に距離sシフトさせて、端板1a、仕切
板4の外周(ドラム1の内周面1e)に向けて斜めに仕
切板4に設けられているので、槽内の被洗物を収容する
空間を大きくとることができる。
【0023】ドラム1の両端板(エンドプレート1a)
には、前述のようにドラムリング14がそれぞれ取り付
けられている。当該ドラム1が最終段でない場合には、
図に示すように取出口3側のドラムリング14内には、
被洗物を案内するためのガイドリング15が設けられ
る。スクープ13には、このガイドリング15内に延び
るガイドプレート16が取付けられている。尚、当該ド
ラムが初段の場合、ドラム1の投入口2側には、コンベ
ア等で搬送されて投下される被洗物の案内をする投入口
シュート17が設けられる。
【0024】ドラム1の外周壁は網又はパンチングプレ
ートからなる水の通過壁となっている。ドラム1の外側
において各槽間はシールにより遮断されている。図1
1、12にはそのシール構造を示す。これらの図に示す
ように、外筒23の中心からほぼ下半分の内周面23c
にフランジ状のレール31と、このフランジ状のレール
31と外筒23の内周面23cとの間でシール挿入溝3
2を形成する断面形状がL型のレール33が設けられて
いる。これらのレール31、33が形成する前記シール
挿入溝32に断面形状がV字形のシール材34が挿入さ
れる。シール材34のリップ34aはドラム1の外周面
に弾力的に接触する。
【0025】外筒23は、上下に二つ割り(上半部23
a,下半部23b)になっており、上半部23aには、
シール材34の挿入口35が両側に設けられている。シ
ール材34は、一方の挿入口35から他方の挿入口35
に向けて挿入され、各挿入口35においてこの挿入口3
5を塞ぐ蓋部材36により固定される。蓋部材36への
固定は、ボルト37、ナット38によりなされる。この
ように、取り外し可能な挿入口35から作業が行えるの
で、シール材34の挿入、取り換え、点検は容易に行え
る。尚、図1には、シール部分を抽出し拡大して示して
ある。二点鎖線で示す状態が挿入前のシール材34の状
態である。
【0026】図11〜13に示すように、上記シール構
造を間にして、槽6と7との外周部同士を接続する配管
41が外筒23の下面に、当該連続式水洗機の軸方向に
対し傾けて接続されている。配管41には、槽7側から
槽6側への水の流れを許容し、逆の水の流れは許容しな
い逆止弁42が設けられている。
【0027】逆止弁42は、配管41の槽7側に形成さ
れたフロート収容部43内にフロートガイド44及びフ
ロート受け44aを設けて、その中に、フロート45を
上下動自在に収容し、配管41側にフロート45の上面
と当接するフランジ46を設けてなる。よって、槽7側
の水頭が高い場合には、図13に示すように水はフロー
ト45を押し下げて槽7側から槽6側に流れるが、槽6
側から水圧がかかった場合には、フロート45がフラン
ジ46に当接してシールされ、水は槽7には流入しな
い。
【0028】上記構造の水洗機において、被洗物は浸し
水と共に投入口シュート7からドラム1の第1槽5内に
投入される。ドラム1の正逆回転により被洗物は洗濯又
はすすぎがなされる。ドラム1の槽内には、水、洗剤等
が供給される。所定の揺動回転の後、ドラム1の正回転
によって被洗物は移送板8、9によって押し出されるよ
うにしてドラム1底部の連通孔10、12を通して隣の
槽(槽5から槽6、槽6から槽7)に移送される。最後
尾の槽7においては、ドラム1が回転することにより、
被洗物はスクープ13ですくい上げられて、ドラム中心
部の取出口3を通して排出される。槽7内に供給された
水は、水位がある高さ以上になると、フロート45を押
し下げて槽6側に流入する。槽6側から水圧がかかった
場合には、フロート45がフランジ46に当接してシー
ルされ、水は槽7内には流入しない。
【0029】上記構造をユニット(モジュール)とし
て、複数同一直線上に配した連続式水洗機の一例を図1
4に示す。この例は、ユニットとして5槽のものを二つ
連結したものである。槽数は増えているが、ユニットの
構造は、図1〜13で示したものと同じである。
【0030】この連続式水洗機は、同構造のユニット5
1、52を二つ連結して、予洗ゾーンX、本洗ゾーン
Y、すすぎゾーンZを構成している。ドラム51の内部
は仕切板4によって5個の槽に区切られ、これらの槽を
予洗槽(1)(2)、本洗槽(3)〜(5)としている。
各槽(1)〜(4)における被洗物の移送は、各槽内に
設けられた第2の移送手段としての移送板8、9及び連
通孔10、12によりなされる。ドラム51が回転する
ことにより、移送板9はスクリュと同様に機能し、被洗
物60を槽底部で移送する。ユニット最後部の槽(5)
は、第1の移送手段としてスクープ13を備えた槽とし
てある。ドラム52も同様に、仕切り板4によって5個
の槽に区切られ、これらの槽は本洗槽(6)(7)、すす
ぎ槽(8)(9)(10)とされている。各槽(6)〜
(9)における被洗物60の移送は、各槽内に設けられ
た第2の移送手段としての移送板8、9及び連通孔1
0、12によりなされる。ドラム52が回転することに
より、移送板8、9はスクリュと同様に機能し、被洗物
60を槽底部で移送する。ユニット最後部の槽(10)
は、仕上げすすぎと被洗物の排出のための槽で、スクー
プ13を備えた槽としてある。
【0031】ドラム51、52における各槽間の外周部
は、図11、12に示したのと同様のシール構造により
シールされている。ドラム51と52の接続部は、ドラ
ム51側のガイドリング15がドラム52のドラムリン
グ14内に挿入した構造となっており、ガイドリング1
5とドラムリング14との間はシールされている。この
ガイドリング15内は水を含んだ被洗物60が移動され
るが、水そのものの行き来はないので、シール構造とし
ても簡単なものでよい。
【0032】図において、71は新水供給管であり、槽
(10)及び槽(9)に新水を供給するようになってい
る。72はすすぎ等に供された水を再利用するために貯
溜するリサイクルタンクで、その水は配管73によりド
ラム52の槽(7)に、又配管74によってドラム51
の投入口シュート17へ、配管75によってドラム51
の最後部の槽(5)に供給されるようになっている。7
6は脱水機等からの水を回収して貯溜する回収タンク
で、その水は配管77によりドラム52の槽(8)へ、
配管78により投入口シュート17へ供給されるように
なっている。79は、ドラム52の最後部の槽(10)
の水を排出するドレン管、80は槽(8)内の水を排出
するドレン管、81は槽(8)内の水がある水位以上に
なったら排出するオーバーフロー管であり、それぞれの
排水は、回収タンク76、リサイクルタンク72に回収
される。82はドラム51の槽(3)内の水がある水位
以上になったら排出するオーバーフロー管である。
【0033】この連続式水洗機において、各ドラム5
1、52はその両端の駆動機構(図1、2参照)により
それぞれ独自に駆動回転される。ドラム51と52は同
速度で、また必要に応じて異なる速度で揺動あるいは回
転される。被洗物60は投入口シュート17からドラム
51の第1槽(1)内に、ドラム51、52の回転によ
る被洗物60の次の槽への移送のたびごとに順次投入さ
れる。ドラム51の揺動により、被洗物60は槽(1)
及び(2)内で予洗される。槽(3)(4)内では、図
示されていない洗剤供給装置から供給される洗剤等によ
って本洗浄が行われる。槽(1)から(4)への移動は
前述のように、第2の移送手段である移送板8、9によ
り連通孔10、12を通して、槽の底部でなされる。
【0034】ドラム51の最後部の槽(5)において
は、ドラム51が回転されることにより、スクープ13
で被洗物60はすくい上げられ、ドラム中央部の取出口
よりガイドプレート16を経てドラム52の第1槽
(6)内に投入される。
【0035】ドラム52の槽(6)(7)では引き続き
本洗浄が行われる。槽(8)(9)ではすすぎが行われ
る。この槽(6)〜(9)への被洗物の移動は、第2の
移送手段である移送板8、9により連通孔10、11を
通してなされる。槽(9)に供給された新水は、槽
(9)内の水位がある高さ以上になると、配管41を通
して槽(8)に流入(カウンターフロー)する。逆止弁
42があることにより、槽(8)内の水が槽(9)に逆
流することはない。よって、槽(8)ですすぎに供され
た水が槽(9)に入り込むことがないので、効率のよい
すすぎが行える。槽(8)においては、ある水位以上の
水はオーバーフロー管81より排出される。槽(10)
においては、槽(9)とは別に供給される新水によって
仕上げすすぎがなされる。槽(10)ですすがれた被洗
物60はドラム52の回転によりスクープ13ですくい
上げられてドラム中央部の取出口3より排出され、後続
の脱水機に投入される。
【0036】なお、本実施例は、5槽のユニットを二つ
連結した構造としたが、ユニットの槽数、ユニットの数
はこれに限定されるものではなく、種々の組み合わせが
可能である。また、ユニットにおいては、少なくとも最
終槽が、ドラム中央部を通して移送を行うスクープ13
を備えるものであればよく、途中にもスクープを有する
槽があってもよい。例えば、5槽のユニットにおいて、
第1〜3槽をドラム底部で移送させる移送手段を有する
ものとし、第4、5槽はドラム中央部を通して移送させ
る移送手段を有するものとした構成としてもよい。組み
合わせとしても、同数の槽を有するユニットの組み合わ
せに限らず、3槽のユニット、4槽のユニット等を同一
直線上に複数台並べてもよい。
【0037】
【発明の効果】第1の発明に係る連続式水洗機によれ
ば、一端に被洗物の投入口を備えると共に他端に被洗物
の取出口を備えたドラムと、該ドラムの内部を複数の槽
に区画する仕切板と、前記投入口側の槽から前記取出口
側の槽へ被洗物を順次移送する移送手段とを備えた連続
式水洗機において、少なくとも最後部の槽を前記移送手
段として被洗物を槽中心部を通して移送させる第1の移
送手段を有するものとし、その他の槽を前記移送手段と
して被洗物を槽底部で移送させる第2の移送手段を有す
るものとしたので、被洗物の排出がドラム中央部でなさ
れることから機械設置のために基礎上げをする必要がな
く、また建屋の高さにも制限されにくくなる。最終槽以
外は全てをスパイラル式とすることができるため、ドラ
ム長さを短くすることができ、機械の設置スペースを小
さくすることができ、コストダウンも図れる。
【0038】第2の発明に係る連続式水洗機は、上記連
続式水洗機をユニット化し、これを複数配列してなるも
のであるから、被洗物を槽底部で移送させる第2の移送
手段を有する槽をベースとしたユニット接続タイプの連
続式水洗機が実現でき、全槽がスクープタイプのもの比
べ全長を短くでき、設置スペース、コストの面で有利と
なる。
【0039】第3の発明に係る連続式水洗機は、ドラム
の両端の開口部にそれぞれリングを取付け、これらのリ
ングにて前記ドラムを回転自在に支持し、前記リングと
共に前記ドラムを回転すべく前記リングに駆動力伝達機
構を装備し、ドラムを両端から駆動できるようにしたの
で、モータ、駆動伝達機構、支持機構の小型化が図れる
と共に、部品の共用化が図れる。メンテナンスも容易と
なり、コスト低減ともなる。
【0040】第4の発明に係る連続式水洗機は、ドラム
の外側に固定の外筒を設け、前記ドラムと前記外筒との
間で前記槽間を仕切るシールを前記ドラムのほぼ下半分
に設けてなるので、シールのコストを低減できると共
に、シールの装着、交換も容易となり、作業時間の短縮
が図れる。
【0041】第5の発明に係る連続式水洗機は、被洗物
を槽中心部を通して移送させる第1の移送手段としてス
クープを用い、被洗物を槽底部で移送させる第2の移送
手段としてスパイラルを用いたので、被洗物の排出がス
クープによりドラム中央部でなされることから機械設置
のために基礎上げをする必要がなく、また建屋の高さに
も制限されにくくなる。最終槽以外は全てをスパイラル
式とすることができるため、ドラム長さを短くすること
ができ、機械の設置スペースを小さくすることができ、
コストダウンも図れる。
【0042】第6の発明に係る連続式水洗機は、第5の
発明における前記スパイラルの根元がドラム中心より外
側にずらしたので、被洗物の落下寸法を大きくとること
ができ、効率的な洗浄、すすぎが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る連続式水洗機の正面図
である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1に示した連続式水洗機のドラムの正面図で
ある。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の左側面図である。
【図6】図3のA−A矢視断面図である。
【図7】図3の右側面図である。
【図8】図3のB−B矢視図である。
【図9】ドラムを左側面から見た斜視図である。
【図10】ドラムの概略斜視図である。
【図11】シール構造等を示す、一実施例の断面図であ
る。
【図12】シール構造、配管等を示す断面図である。
【図13】図11に示した配管部の状態を異にする断面
図である。
【図14】ユニットを連結して構成した連続式水洗機の
一例の模式図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 投入口 3 取出口 4 仕切板 8 移送板 9 移送板 10 連通孔 12 連通孔 13 スクープ 14 ドラムリング 15 ガイドリング 16 ガイドプレート 18 架台 23 外筒 20 ローラ 21 基礎 22 架台 23 外筒 24 ローラ 26 駆動用モータ 31 レール 32 シール挿入溝 33 レール 34 シール材 36 蓋部材 41 配管 42 逆止弁 45 フロート 46 フランジ 51 ユニット 52 ユニット 60 被洗物 71 新水供給管 72 リサイクルタンク 76 回収タンク
フロントページの続き (72)発明者 児島 邦生 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA25 BB05 BB08 BB09 BB16 BB18 CA02 CB03 CB69 CB70 DC14 HB02 MA01 MA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に被洗物の投入口を備えると共に他
    端に被洗物の取出口を備えたドラムと、該ドラムの内部
    を複数の槽に区画する仕切板と、前記投入口側の槽から
    前記取出口側の槽へ被洗物を順次移送する移送手段とを
    備えた連続式水洗機において、 少なくとも最後部の槽を前記移送手段として被洗物を槽
    中心部を通して移送させる第1の移送手段を有するもの
    とし、その他の槽を前記移送手段として被洗物を槽底部
    で移送させる第2の移送手段を有するものとしたことを
    特徴とする連続式水洗機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連続式水洗機をユニッ
    ト化し、これを複数配列してなることを特徴とする連続
    式水洗機。
  3. 【請求項3】 前記ドラムの両端の開口部にそれぞれリ
    ングを取付け、前記ドラムをこれらのリングにて回転自
    在に支持し、前記リングに駆動力伝達機構を装備したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の連続式水洗機。
  4. 【請求項4】 前記ドラムの外側に固定の外筒を設け、
    前記ドラムと前記外筒との間で前記槽間を仕切るシール
    を前記ドラムのほぼ下半分に設けたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の連続式水洗機。
  5. 【請求項5】 被洗物を槽中心部を通して移送させる第
    1の移送手段としてスクープを用い、被洗物を槽底部で
    移送させる第2の移送手段としてスパイラルを用いたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の連続式水洗機。
  6. 【請求項6】 前記スパイラルの中心がドラム中心より
    外側に位置することを特徴とする請求項5に記載の連続
    式水洗機。
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