JP2010273874A - 連続水洗機 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向に連続する複数の槽に被洗物を順次移送して連続的に洗濯、濯ぎを行う連続水洗機に関し、被洗物の種類に応じた条件で効率的な洗いを行うことができ、少ない濯ぎ水で速やかに濯ぎを行うことが可能な、槽長さの短い水洗機を得る。
【解決手段】洗い領域10の最終槽1fを除いた洗い領域のその他の槽1b〜1eに、槽底部で被洗物を送る底部送り構造を採用し、洗い領域の最終槽1f及び濯ぎ領域20の全ての槽に被洗物を槽中心を通して水を切りながら送る通水性の中心送りスクープ25を用いる構造の連続水洗機を提案している。上記構造を採用することで、コンパクトかつ濯ぎ性に優れた連続水洗機を提供できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、軸方向に連続する複数の洗濯槽を備え、上流側から下流側へ被洗物を隣接する洗濯槽に順次移送して連続的に洗濯、濯ぎを行う水洗式洗濯機に関するものである。
回転胴内に隔壁により区画されて当該回転胴の軸方向に連続する複数の洗濯槽を備え、被洗物を投入する第1槽から排出する最終槽へと被洗物の送り方向下流側に隣接する槽(以下「次槽」という。)に被洗物を順次移送して連続的に洗濯及び濯ぎを行う連続水洗機は公知である。この種の連続水洗機は、各槽に被洗物を次槽に送る送り装置を備え、送り装置を上方に保持した状態で回転胴を揺動することにより各槽での洗濯を行い、送り装置の動作方向に回転胴を1回転させることにより被洗物を次槽に移送する。
上記送り装置には、被洗物を回転胴の底部で次槽に送る底部送り構造のものと、被洗物を各槽の洗濯液の水面上に持上げて次槽に送る中心送り構造のものとがある。下記特許文献1には、底部送り板を用いる底部送り構造の例と、中心送り構造のスクープ(中心送りスクープ)の例とが示されており、特許文献2には、螺旋隔壁を用いた底部送り構造と中心送りスクープの例が示されている。
連続水洗機の回転胴は、一般的には横置き円筒形で、その内部の槽は、被洗物の送り方向上流側の洗い領域の槽と下流側の濯ぎ領域の槽とに別れている。
特許文献1には、回転胴の最終部の槽の送り装置を中心送り構造とし、その他の槽を底部送り構造とした連続水洗機が提案されており、実施例として、1個の回転胴からなる連続水洗機においてその最終槽の送り装置のみを中心送り構造とした第1実施例と、回転胴を上流側回転胴と下流側回転胴と2個の回転胴に分割して各回転胴の最終槽の送り装置のみを中心送り構造とした第2実施例が示されている。第2実施例では、洗い領域の中間で回転胴を分割しており、洗い領域の中間の1個の槽と濯ぎ領域の最終槽とが中心送り構造の送り装置とされ、洗い領域の最終槽を含む残りの全ての槽が底部送り構造の送り装置となっている。なお、特許文献1には、最終槽のみスクープを有する槽とし、他の槽を移送板を有する槽とすることにより、ドラム1の全長を短くすることができる(特許文献1の段落0019)ことが記載されている。
また特許文献2には、回転胴を洗い領域と濯ぎ領域との2つのユニットに分割し、濯ぎ側の回転胴を洗い側の回転胴より遅い速度で回転駆動する連続洗濯機が提案されている。特許文献2には、実施例として、洗い領域及び濯ぎ領域の全ての槽の送り装置を中心送りスクープとした例、洗い領域の全ての槽の送り装置を中心送りスクープとし、濯ぎ領域の全ての槽を底部送り構造である螺旋隔壁とした例、及び、洗い領域及び濯ぎ領域の全ての槽を底部送り構造である螺旋隔壁とした例が示されている。
特開2000−288285号公報 特許第2948387号公報
送り装置として槽底部で被洗物を送る底部送り板や螺旋隔壁構造を採用すると、槽中心を通して被洗物を送る中心送りスクープを採用する場合よりも、槽幅(回転胴の軸方向の長さ)を短くすることができ、水洗機の全長を短くすることが可能であるが、底部送り板や螺旋隔壁構造では、被洗物と同時に洗濯液も送られてしまうため、濯ぎ性が悪くなるという問題がある。
被洗物を槽中心を通して移送させる中心送りスクープで送る構造は、スクープを通水性の板で形成することにより、水を切りながら被洗物を次槽に送ることができ、濯ぎ性が良好となる。しかし、中心送りスクープは、槽内の被洗物を持ち上げて送るので、所定量の被洗物を掬い上げることができる十分な大きさにスクープを設ける必要があり、槽底部で被洗物を送る装置に比べて槽幅が大きくなり、水洗機の全長が長くなるという問題がある。
この発明の連続水洗機は、洗い領域10の最終槽1fを除いた洗い領域のその他の槽1b〜1eに、槽底部で被洗物を送る底部送り構造を採用し、洗い領域の最終槽1f及び濯ぎ領域20の全ての槽に被洗物を槽中心を通して水を切りながら送る通水性の中心送りスクープ25を用いる構造の連続水洗機を提案している。上記構造を採用することで、コンパクトかつ濯ぎ性に優れた連続水洗機を提供できる。
また、回転胴を、洗い領域10の全ての槽を含む洗い側回転胴11と、濯ぎ領域20の全ての槽を含む濯ぎ側回転胴21との2つのユニットに分割し、この2つの回転胴を個別に揺動駆動可能かつ同期1回転可能にすると共に、洗い側回転胴11の最後槽1fと濯ぎ側回転胴21の全ての槽の送り装置として中心送りスクープ25を採用し、洗い領域10の最終槽1fを除く槽に底部送り板15ないし螺旋隔壁構造の底部送り構造を採用することで、槽全体の長さが短く、かつ、洗い及び濯ぎに最適な揺動速度、揺動角度で洗い及びぎ濯ぎを行うことが可能な連続水洗機を提供できる。
この発明により、被洗物の種類に応じた条件で効率的な洗いを行うことができ、少ない濯ぎ水で速やかに濯ぎを行うことが可能な、槽長さの短い連続水洗機が得られるという効果がある。
すなわち、洗い領域の最終槽1fを通水孔を備えた中心送りスクープ25とすることで、洗剤を含んだ水を切りながら濯ぎ槽へ被洗物を移送することができ、洗い領域10から濯ぎ領域20に持ち込まれる洗濯液の量が減り、濯ぎで使用する水の量を減らすことができる。
なお、洗い領域10の洗濯液には、洗剤分と汚れが多く含まれているので、洗い領域の最終槽1fを底部送り構造とした連続水洗機では、被洗物と共に濯ぎ領域20に持ち込まれた洗濯液を濯ぎ槽から抜くという方法を採らねばならず、排水後に所定水位まで濯ぎ水を給水する時間も合わせると、実質の濯ぎ時間が短くなってしまう。
また、洗い領域10では、温度を80℃程度まで上げて洗濯を行うが、濯ぎは常温で行われる。洗い領域10の洗濯液が濯ぎ領域20に持ち込まれないようにすることで、洗い領域10と濯ぎ領域20での温度の干渉を無くすことができ、洗い領域10の槽温度を高く保ちやすいという効果がある。
洗い最終槽1fを除く洗い領域10の全ての槽を底部送り構造の槽とすることで、洗濯液が隣の槽と隔離された状態となり、投入された一塊りの被洗物毎に所定の洗剤濃度を維持することができ、被洗物に応じて個別に洗剤の種類や濃度を変えて効率的な洗いを行うことも可能になる。
実施例の模式的な断面側面図 被洗物送り時の各槽の状態を示す説明図 底部送り板を備えた底部送り構造を模式的に示す正面図(a)及び側面図(b) 中心送りスクープを模式的に示す正面図(a)及び側面図(b) 溢流タンクの模式的な正面図
以下、この発明に係る連続水洗機の一実施例を示す図1〜図5を参照して、この発明を更に説明する。
図の連続水洗機は、全部で10個の槽を備えた水洗機で、水平軸回りに揺動して各槽での洗濯を行い、所定方向に1回転して次槽に移送する構造で、図の右側が被洗物の移送方向上流側、左側が下流側である。横置き円筒形の固定の外筒31の上流側小口端には、その円形の小口板32の中央部分に開口する投入口33に被洗物を導く投入ホッパ36が設けられており、下流端の小口板34には、その中心部に開口する円形の排出口35が設けられている。
外筒31の上流側と下流側には、外筒31との間に狭い間隙を隔てて洗い内筒11と濯ぎ内筒21とが外筒31の中心軸と一致させた中心軸回りに回転自在に収納されている。図には示してないが、洗い内筒11及び濯ぎ内筒21は、小径となった短円筒状の上流端の中心開口18及び28と下流端の中心開口19及び29部分で、図示しない軸受で支持され、かつ図示しないそれぞれの駆動モータで個別に揺動及び回転駆動されるようになっている。洗い内筒11の上流端の中心開口18が外筒の投入口33に臨んでおり、濯ぎ内筒21の下流端の中心開口29が外筒の排出口35に臨んでいる。また、洗い内筒11の下流端の中心開口19は、濯ぎ内筒の上流端の中心開口28に連通している。
洗い内筒11は、軸方向に隔壁12により6個の槽1a〜1fに区画されている。上流端の第1槽1aは予洗槽とされ、第2槽1bから第6槽1fが洗い槽(本洗槽)とされている。すなわち、第2槽1bが洗い領域10の第1槽(洗い第1槽)で、第6槽1fが洗い領域10の最終槽(洗い最終槽)である。濯ぎ内筒21は、隔壁22により4槽に区画され、第7槽1gから第9槽1iが濯ぎ槽とされ、第10槽1jが仕上槽とされている。すなわち、第7槽1gが濯ぎ領域20の第1槽(濯ぎ第1槽)、第9槽1iが濯ぎ領域20の最終槽(濯ぎ最終槽)である。
洗い内筒11の洗い領域10部分の周面は、隔壁12の外周縁が溶接されている部分並びに後述する底部送り板15が設けられている部分及びその胴回転方向前後の領域を除き、多数のパンチ孔を設けた通水周面となっている。洗い内筒11の予洗槽1a部分の周面及び濯ぎ内筒21の周面は、隔壁22の外周縁が溶接されている部分を除き、全周が多数のパンチ孔を設けた通水周面となっている。
外筒31の内周と内筒11、21の外周との間の前記間隙は、隔壁12、22に対応する位置でリング状のシール部材13、23で仕切られており、当該シール部材13、23により、外筒31内も第1槽1aから第10槽1jに仕切られている。洗い内筒の隔壁12相互の間隔(回転胴の軸方向の間隔)は、濯ぎ内筒の隔壁22相互の間隔よりも狭い。すなわち、予洗槽1a及び洗い第1槽1bから洗い第4槽1eの槽幅(軸方向長さ)は、洗い第5槽1f、濯ぎ第1槽1gから濯ぎ第3槽1i及び仕上槽1jの槽幅より狭い。
洗い内筒の隔壁12には、その外周部の内筒11が揺動運動をする洗濯時には槽の上方に位置し、かつ槽が1回転する途中において槽の底部に来たときに被洗物を通過させる底部開口14が設けられている。そして、予洗槽1a及び洗い第1槽1bから洗い第4槽1eには、下流側にある各隔壁12の底部開口14の一側辺に基辺を溶接されて上流側かつ被洗物移送時の内筒の回転方向前方に斜めに延びる底部送り板15、15aが設けられている。
底部送り板15、15aは、その外周側の辺を内筒11の外周に溶接し、かつその上流側の辺を上流側に隣接する隔壁12、又は上流端の小口板16に溶接されている。洗い領域10の底部送り板15は非通水性で、かつ前述したように、洗い内筒周面の底部送り板15を設けた部分は非通水性となっている。これらの構造により、洗い内筒11が1回転したとき、洗い第1槽1bないし洗い第4槽1eの被洗物は、その槽内の洗濯液のほぼ全量と共に底部開口14を通って次槽に送られる。
一方、予洗槽の底部送り板15aは、多数のパンチ孔を設けた通水性の底部送り板で、かつ前述したように、予洗槽1aの周面全体が通水性周面となっている。これらの構造により、洗い内筒11が1回転したとき、予洗槽1aの被洗物はその洗濯液の半分程度と共に洗い第1槽1bに送られ、残りの半分程度の洗濯液は、予洗槽1aに残る。
濯ぎ内筒21の隔壁22は、その小口板26、27の中心開口28、29と同径の中心開口24を備えている。そして、これらの隔壁22及び洗い内筒と濯ぎ側外筒の下流端の小口板17、27には、その基辺を中心開口24及び19、29の周縁に連接した中央送りスクープ25が設けられている。この中央送りスクープ25は、洗い内筒11と濯ぎ内筒21とが同期して1回転する被洗物送り時に、洗い第5槽1f、濯ぎ第1槽1gから最終槽1i及び仕上槽1jの被洗物を洗濯液の水面より上方に持ち上げて中心開口24、19、29を通して次槽ないし排出口35に移送する、公知の構造のスクープで、板面に多数のパンチ孔を設けた通水性のスクープである。
以上の説明から理解されるように、洗い領域の最終槽1fを除く洗い領域の槽1bないし1eは、各槽の被洗物をその洗濯液のほぼ全量と共に次槽に送る底部送り板15を備え、洗い領域の最終槽1f及び全ての濯ぎ槽1gないし1i及び仕上槽1jは、被洗物と共に洗濯液が移送されるのを可及的に防止した中央送りスクープ25を備えている。予洗槽1aは、各槽の被洗物をその洗濯液のほぼ半分と共に次槽に送る通水性の底部送り板15aを備えている。
各槽への給排水は、外筒31に接続した配管により行われている。洗い領域10の各槽1bないし1fには、各槽ごとに電磁弁2b〜2fを備えた温水配管41が接続されている。濯ぎ領域20の最終槽1iと仕上槽1jには、各槽ごとに電磁弁2i、2jを備えた新水給水管43、44が接続されている。濯ぎ領域の第1槽1gと仕上槽1jには、槽内の水が所定水位を超えたときにその超えた分の水を排出する、溢流排水管3g、3jが接続されている。溢流排水管3g、3jは、排水中に混入している繊維屑を除去するリントスクリーンを備えた回収タンク45に集められ、ポンプ46により、リサイクル配管47を通ってリサイクルタンク48に送られるようになっている。回収タンク45には、他の装置、例えば脱水機からの排水も回収できるようにするための、外部排水管接続口49が設けられている。
投入ホッパ36には、リサイクル水供給ポンプ51により、リサイクル水が予洗水給水管52を通って供給されており、供給されたリサイクル水は、予洗槽1aに流入する。リサイクルタンク48には、リサイクル水の不足を補うための電磁弁53を備えた新水給水管54が接続されている。予洗槽1aと洗い領域の第1槽1b及び最終槽1fには、槽内の水位が所定水位を超えたときにその超えた分の洗濯液を排水する、溢流排水管3a、3b、3fが接続されている。これらの排水は、図示しない排水タンクに集められ、必要な清浄化処理をして放流するかリサイクル水として再利用される。
濯ぎ領域の第3槽1iと第2槽1hの間及び当該第2槽と第1槽1gの間には、溢流タンク4i、4hを介した溢流配管5が設けられている。図5に示すように、溢流タンク4i、4hは、外筒31の底部の高さ位置に設けられており、その内部は、高さ調整可能な堰6で仕切られている。濯ぎ領域20については、最終槽に新水給水管43が接続され、濯ぎ第1槽1gに溢流排水管3gが接続されており、更に濯ぎ第3槽1iと第2槽1h、当該第2槽と第1槽1gの間が溢流配管5で接続されているので、下流側の溢流タンク4iの堰6の高さにより、濯ぎ第3槽1iの水位が決定され、上流側の溢流タンク4hの堰6の高さにより、濯ぎ第2槽1hの水位が設定され、溢流排水管3gに設定される水位により濯ぎ第1槽1gの水位が設定される。設定される水位は、通常上流側の槽ほど低く、従って、濯ぎ領域20では、濯ぎ水が最終槽1iから第1槽1gへと被洗物とは逆方向に流れる(カウンターフロー)。
なお、図には示してないが、各槽には洗剤液その他の薬剤(漂白剤、糊剤、柔軟剤など)を供給する薬剤供給配管が接続されており、それぞれの薬剤タンクから必要な薬剤が個別に供給可能となっている。また、各槽の底部には、槽内の水を全て排出するための電磁弁を備えたドレン配管と、必要があるときに各槽の水を加温するための各槽ごとに電磁弁を備えた蒸気供給管が接続されている。更に、各配管には、必要な箇所に圧力計、圧力スイッチ、手動の元栓などが設けられている。
予洗槽1aには、被洗物投入時など、必要に応じて予洗水給水管52から洗濯液(リサイクル水)が供給され、余分の洗濯液は溢流排水管3aから排水される。予洗槽1aに投入された被洗物は、リサイクル水で予洗され、洗い内筒11が1回転する送り回転時に、洗い第1槽1bに送られる。前述したように、予洗槽1aの洗濯液は、その半分程度が被洗物と共に洗い第1槽1bに送られる。予洗槽1aに残った洗濯液は、次に投入される被洗物が同じ洗濯液で洗濯しても良い同品種の被洗物であるときは、そのまま次の被洗物の洗濯に用いられ、品種が異なるときは、図示しないドレン配管より残った洗濯液を排水する。
前述したように、洗い領域10の各槽には、温水を供給する温水配管41が接続され、第1槽1bと最終槽1fに溢流排水管3b、3fが接続されているが、通常は第1槽1bにのみ温水が供給され、最終槽1fからのみ排水される。すなわち、洗い領域10の被洗物には、第1槽1bで洗剤液と温水とが供給され、その洗濯液は、底部送り板15による被洗物の次槽への移送と共に次槽に送られる。洗い最終槽1fに送られた洗濯液は、同品種の被洗物を連続で処理するときは、洗い最終槽での排水は行わず、溢流排水管3fでオーバーフローした水のみが排水される。次に送り込まれる被洗物の品種が異なるときは、洗い最終槽1fの底部に設けられているドレン配管より排水する。
濯ぎ領域20では、被洗物は、中心送りスクープ25により、水を切られながら次槽へ送られ、一方、濯ぎ水は、最終槽1iに供給されて前槽へと順次溢流し、第1槽1gの溢流排水管3gを通って排水される。仕上槽1jは、独立して給水及び排水が行われる。
底部送り板15、15a及び中心送りスクープ25を上方の位置に保持して洗い内筒11及び濯ぎ内筒21を所定角度で揺動させるという各槽における洗濯動作、及び、洗い内筒11と濯ぎ内筒21とを同期させて所定方向(送り板15及びスクープ25による次槽への送り方向)に1回転させて被洗物を次槽に送るという移送動作は、通常の連続水洗機と異なる所はない。図示実施例の水洗機では、洗濯動作の際に洗い内筒11と濯ぎ内筒21との揺動速度や揺動角を個別に制御できる。そして、洗い領域10では、洗濯液が被洗物と共に移送されるいわゆるバッチフローとなっているため、一槽分として投入された被洗物の品種ごとに洗剤の種類や量、洗濯液の量などを適合させた状態で洗い第1槽1bから洗い最終槽1fまでの間、同じ条件で洗濯を行うことができる。そして、洗い最終槽1fを除く洗い領域10の全ての槽が底部送り構造(底部送り板又は螺旋隔壁)であるため、各槽の軸方向長さを短くすることができ、全体としての水洗機の長さを短くできる。
洗い最終槽1fは、洗剤の含まれた洗濯液を切って被洗物を濯ぎ領域20に移送する中心送りスクープとなっているので、濯ぎ領域20に洗剤が含まれた水が入り込むのを最小にできる。そして、濯ぎ領域20の全ての槽及び仕上槽1jが水を切って被洗物を次槽に送る非通水性の中心送りスクープ25となっているので、前槽の濯ぎ水の汚れが次槽の濯ぎ水に持ち込まれるのを最小にでき、仕上槽の水が濯ぎ水によって希釈されるのを最小にでき、かつ被洗物と共に排出される仕上水の量も最小にできる。
1a〜1f 槽
10 洗い領域
20 濯ぎ領域
25 中心送りスクープ

Claims (5)

  1. 回転胴内に隔壁により区画されて当該回転胴の軸方向に連続する洗い領域の複数槽と濯ぎ領域の複数槽とを備え、洗い領域の第1槽から濯ぎ領域の最終槽へと隣接する槽に被洗物を順次移送して連続的に洗濯及び濯ぎを行う連続水洗機において、
    隣接する槽間の送り装置として、洗い領域の第1槽から洗い領域の最終槽に隣接する洗い領域の槽(被洗物の移送方向上流側に隣接する槽)までの槽は、被洗物を洗濯液と共に槽底部で移送させる底部送り板ないし螺旋隔壁を用い、洗い領域の最終槽及び濯ぎ領域の槽は、被洗物を各槽の水面より上方の位置で移送させる通水性のスクープを用いることを特徴とする、連続水洗機。
  2. 洗い領域の第1槽に給水された洗濯液は隣接する槽間を被洗物と共に洗い領域の最終槽に移送されて当該最終槽から排水され、濯ぎ領域の最終槽に給水された濯ぎ水は隣接する槽間を溢流して濯ぎ領域の第1槽へと流れて当該濯ぎ領域の第1槽から排水される、請求項1記載の連続水洗機。
  3. 前記洗い領域の複数槽を備えた洗い側回転胴と、前記濯ぎ領域の複数槽を備えた濯ぎ側回転胴とを備え、当該洗い側回転胴と濯ぎ側回転胴とは、洗い領域の最終槽と濯ぎ領域の第1槽とを隣接させて同一軸線上に配置され、当該洗い側回転胴と濯ぎ側回転胴とをそれぞれ個別に回転駆動する駆動装置を備えている、請求項1又は2記載の連続水洗機。
  4. 洗い領域の第1槽の反濯ぎ領域側に隣接する予洗槽を備え、当該予洗槽は、被洗物投入口、給水口、排水口及び洗い領域の第1槽に被洗物を移送する底部送り板ないし螺旋隔壁を備えている、請求項1から3のいずれか1に記載の連続水洗槽。
  5. 濯ぎ領域の最終槽の反洗い領域側に隣接する仕上槽を備え、当該仕上槽は、被洗物排出口、給水口、排水口及び被洗物を前記排出口に移送する通水性板で形成した中心送りスクープを備えている、請求項1から4のいずれか1に記載の連続水洗槽。
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