JP2000287325A - 電線の端末加工方法及び端末加工装置 - Google Patents

電線の端末加工方法及び端末加工装置

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JP2000287325A
JP2000287325A JP11089321A JP8932199A JP2000287325A JP 2000287325 A JP2000287325 A JP 2000287325A JP 11089321 A JP11089321 A JP 11089321A JP 8932199 A JP8932199 A JP 8932199A JP 2000287325 A JP2000287325 A JP 2000287325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の端末の皮剥ぎを正確に行い、しかも発
生した被覆屑を100%回収して被覆屑の散乱や被覆屑
による端末加工装置の稼働停止のトラブルを無くすこと
である。 【解決手段】 クランプ4aで位置決め点に保持した電
線(図のそれはシールド線A)の端末部に吸引ノズル5
aを嵌挿し、このノズルで電線をガイドした状態下で皮
剥刃6aを絶縁被覆S2 に切込ませて同被覆S2 に環状
の切目を入れ、次いで皮剥刃6aとシールド線Aを相対
移動させて切断した被覆を引抜き、吸引ノズル5aで吸
引回収するようにした。また、皮剥刃6aの入刀時にカ
ムフォロア17をカム面18に係合させて吸引ノズル5
aを被覆切断部から退避させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電線の端末加工
方法及び端末加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被覆電線に例えば端子を取付ける場合、
被覆の一部を剥いで端末部の導体を露出させる必要があ
る。この端末加工を機械化した装置は、位置決めされた
電線をクランプで保持し、この状態で電線の端末部に対
向一対の皮剥刃を入刀させて被覆に環状の切込みを入
れ、しかる後、皮剥刃と電線を相対移動させて切断され
た被覆を皮剥刃でしごくようにして引抜いており、皮剥
ぎに関しては、殆どの装置がその方法を採用している。
【0003】なお、単心の被覆電線は絶縁被覆を1回剥
取るだけで加工が完了するが、多芯被覆電線は、先ず外
皮を剥いで端末部の各芯線を露出させ、その後、各芯線
の被覆を剥いで導体を露出させる必要があり、ひとつの
端末を処理するのに数回の皮剥ぎを必要とする。
【0004】また、図7(a)に示す電線、即ち、導体
1 と絶縁被覆S2 とから成る絶縁電線を導電性の編組
シースS3 で覆い、更にその外側を外皮S4 で覆ってあ
るシールド線Aは、先ず外皮S4 を剥いで端末部の編組
シースS3 を露出させ、次に、その編組シースS3 を外
皮S4 上にまくり上げるなどして絶縁電線を露出させ、
その後、絶縁被覆S2 を剥いで中心の導体S1 を露出さ
せる必要があり、ひとつの端末を処理するための皮剥工
数が計2回となる。
【0005】ところで、端末加工装置を用いて多量の電
線を加工する場合、剥取った被覆屑の処理が問題とな
る。
【0006】被覆屑が周囲に散乱すると作業環境が悪化
する。また、その被覆屑が装置の中に噛込まれ、それが
原因で装置が停止する虞れもある。
【0007】そこで、皮剥刃の近傍に屑回収箱を設置
し、電線から引抜いた被覆屑をその回収箱に落とし込む
ことがなされている。
【0008】また、皮剥刃に近接して電線端の延長上に
吸引パイプを配置し、そのパイプで電線から剥取った被
覆屑を吸引回収する装置も提案されている(特開平7−
95710号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】落下する被覆屑を回収
箱で受けて回収する方法は回収ミスが起こり、屑の散乱
防止が充分でない。
【0010】一方、被覆屑を吸引パイプで吸い取る特開
平7−95710号公報の装置は、電線端をガイドして
いない状態で皮剥ぎを行うので、端末の加工品質がばら
つく虞れがある。また、その不具合の回避策として、皮
剥刃が被覆に切込まれるまでの間、端末部をガイド部材
で支え、被覆切断後にガイド部材を逃がして吸引パイプ
と入れ替え、しかる後、切断した被覆を引抜いてパイプ
で吸引する方法を採ると、装置の動作行程が増えて加工
能率が低下する。
【0011】このほか、上記公報の装置は、吸引パイプ
の口が大きくひらいているので被覆屑が吸引パイプ内で
跳ねで外部にこぼれ落ちることも考えられる。また、吸
引パイプの口が大きいため、吸引力のロスが大きく、能
力の大きな吸引手段を必要とする。
【0012】この発明は、装置の安定稼働ときれいな作
業環境を保つために、加工品質や加工能率の悪化を招か
ずに被覆屑の完全回収を図れるようにすることを課題と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、電線の端末部の被覆に対向一
対の皮剥刃を入刀させ、しかる後、皮剥刃と電線を相対
移動させて切断された被覆を皮剥刃で引抜く電線の端末
加工方法において、電線の端末部に吸引ノズルを嵌挿
し、この吸引ノズルで電線の端末部をガイドした状態下
で皮剥刃による被覆の切断、皮剥刃と電線の相対移動を
行なって剥取った被覆を前記ノズルで吸引回収する方法
を採る。
【0014】また、必要に応じて吸引ノズルを一旦電線
の被覆切断部を通り越す位置まで嵌挿し、そのノズルを
皮剥刃が被覆に切込まれる前に後退させて被覆切断部か
ら退避させる方法を採る。
【0015】この場合、吸引パイプの後退は、皮剥刃の
入刀方向運動を直角向きに変換して吸引ノズルに伝える
カム面とカムフォロアを設け、そのカム面とカムフォロ
アで皮剥刃入刀時に吸引ノズルを後退させる方法で行う
と装置の制御が複雑にならず、コストも抑えられて好ま
しい。
【0016】吸引パイプを一旦被覆切断部を通り越す位
置まで嵌挿し、その後、被覆切断部から退避させる動作
は、外皮を剥ぎ終えたシールド線の端末加工を行うとき
に特に有効なものである。
【0017】外皮を剥いで編組シールの端末部を露出さ
せてあるシールド線の端末加工は、露出している編組シ
ースを拡開手段で押圧して編組シースの端部を拡開させ
る工程と、被覆電線に前記吸引ノズルを嵌挿して拡開し
た編組シースを吸引ノズルで更に押し広げる工程と、吸
引ノズルを囲撓可能な反転部材をノズル側からシールド
線側にスライドさせて拡開した編組シースを外皮上にま
くり上げる反転工程とを含ませ、編組シースのまくり上
げで露出した被覆電線の端末被覆を皮剥刃で剥取って前
記ノズルで吸引回収する方法で行う。この場合、拡開し
た編組シースを更に押し広げるために吸引ノズルを外皮
端近くまで押込む必要があり、ノズルが被覆切断部を通
り越してしまうので、その後入刀する皮剥刃との干渉を
無くすために吸引ノズルを後退させる。
【0018】次に、この発明の端末加工装置には、先に
述べた方法を実行させるために、電線端の位置決め手段
と、位置決め後の電線を保持するクランプと、クランプ
で保持した電線の端末部に嵌挿する吸引ノズルと、その
ノズルでガイドした電線の端末部の被覆を対向一対の皮
剥刃で切断する皮剥ユニットと、この皮剥ユニットとク
ランプを電線の長手方向に相対移動させるスライド機構
とを備えさせる。以上の要素を備える装置は、単心被覆
電線の絶縁被覆の剥取り、多芯被覆電線の外皮並びに各
芯線の被覆の剥取り、シールド線の外皮の剥取りに利用
できる。
【0019】また、外皮を剥ぎ終えたシールド線の端末
加工では、露出した編組シースを処理する必要があるの
で、上記の要素を備える装置に、更に、露出した編組シ
ース端を拡開させる拡開機構と、拡開した編組シースを
被覆電線の端末部に嵌挿される前記吸引ノズルで更に押
し広げ、吸引ノズルを囲撓した位置からシールド線側に
スライドさせる反転部材で外皮上にまくり上げる反転機
構と、皮剥刃が被覆に切込まれる前に吸引ノズルを後退
させて被覆切断部から退避させる手段とを含ませる。
【0020】なお、編組シース端の拡開手段は、本出願
人が特願平10−267993号で提案しているもの、
即ち、対向したパンチなどで露出した編組シースを径方
向に押圧し、そのシースの自由端側を外向きに反り曲が
らせるものが好ましい。
【0021】
【作用】この発明の方法及び装置は、吸引ノズルを電線
の端末部に嵌挿し、このノズルで端末部をガイドして被
覆の切断、引抜きを行うので、端末部の位置ずれによる
加工品質のばらつきが起こらない。
【0022】また、切断した被覆が吸引ノズル内にある
状態でその被覆の引抜きが行われるので、被覆屑のこぼ
れ落ちも皆無となる。
【0023】さらに、吸引ノズルは電線端をガイドでき
る大きさにしているので吸引力のロスが少なく、吸引手
段の能力も小さくて済む。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の端末加工方法
の実施形態を示す。先ず、位置決めを行った電線Bをク
ランプ4aで保持する(図1(a))。次に、保持した
電線Bと同軸上に位置決めされた吸引ノズル5aを前進
させ、電線Bの端末部の外側に嵌入する(図1
(b))。吸引ノズル5aは、電線Bのガイド機能を有
するもの、即ち、先端側の穴径が電線Bの外径よりも少
し大きく、電線の端末部を定位置に保ち得るものを用い
る。
【0025】次いで、対向一対の皮剥刃6aを、電線B
に切込ませて被覆Sに環状の切目を入れる(図1
(c))。その後、皮剥刃6aと電線Bを電線の長手方
向に相対移動させ(皮剥刃6aを動かすときには吸引ノ
ズル5aも一緒に動かす)、皮剥刃6aで切断した被覆
を電線から引抜いて内側の導体、芯線或いは編組シース
の端末部を露出させる(図1(d))。
【0026】これによって発生した被覆屑S’は吸引ノ
ズル5a内にあり、これがノズルに吸引されて屑溜め
(図示せず)に回収される。
【0027】図2は、吸引ノズル5aを皮剥刃6aによ
る被覆切断部を通り越す位置まで挿入する端末加工方法
の実施形態である。ここでは、皮剥刃6aと一緒に動く
カムフォロア17で吸引ノズル5aに設けたカム面18
を押して吸引ノズル5aを後退させ、皮剥刃6aが電線
(図のそれはシールド線A)に切込まれる前に吸引ノズ
ル5aを被覆切断部から退避させるようにしており、吸
引ノズル5aとの干渉による皮剥刃6aの破損防止が確
実になされる。
【0028】この図2の方法を採ると、吸引ノズル5a
を被覆切断部よりも前方まで嵌挿でき、拡開処理された
シールド線の編組シースを嵌挿時の吸引ノズル5aで更
に押し広げることが可能になる。
【0029】次に、シールド線用端末加工装置の実施形
態を図3乃至図6に示す。この装置は、外皮の一部が剥
取られて図7(b)のように、編組シースS3 の端末部
が露出しているシールド線Aを加工して導体S1 (図7
参照)の端末部を露出させるためのものである。
【0030】この端末加工装置1は、ベース2上に、シ
ールド線Aの端部を位置決めする位置決めユニット3
と、シールド線Aを保持するクランプユニット4と、吸
引ノズル5aを有する吸引ユニット5と、皮剥ユニット
6と、編組シース端の拡開を行うパンチングユニット7
と、編組シースの反転ユニット8と、スライド機構9と
を設けて成る。
【0031】ベース2の前側(シールド線の供給がなさ
れる側)にはステー10が立設されており、そのステー
10に、対向一対のクランプ4aでシールド線Aを両側
から挟み付けて基準線C(これは仮想線)上に保持する
クランプユニット4が取付けられている(図3参照)。
【0032】図4に示す位置決めユニット3は、位置決
め部材3aをエアーシリンダ3bで前進させて基準線C
上の位置決め点に移動させる。また、吸引ユニット5
は、吸引ノズル5aの先端側に図2で述べたカム面18
を設け、さらに後方に吸引手段(図示せず)からの吸引
ホース5bを接続しており、エアーシリンダ5cで進退
させる。この位置決めユニット3と吸引ユニット5は、
エアーシリンダ11で昇降させて互いの位置を交替させ
る。即ち、図4の状態では、吸引ノズル5aが基準線C
上に置かれているが、両者を押し上げるとノズル5aが
上に逃げて位置決めユニット3が基準線C上に来る。
【0033】スライド機構9は、駆動源(図示せず)で
位置制御しながら前後方向に変位させるスライダ9aを
有している。そのスライダ9aに正面視U字状の取付板
12を立設し、その取付板12にガイドローラ13を介
して穴あきのギヤディスク14を回転可能に取付け(回
転中心は基準線C上にある)、図5に示すように、その
ギヤディスク14に前述の皮剥ユニット6、パンチング
ユニット7、反転ユニット8を取付けている。
【0034】ギヤディスク14は、外周の歯に噛合うギ
ヤ15を介してモータ16につないでおり、モータ16
で駆動して必要時に間欠的に回転させる。図を省略した
が、例示の装置は、そのギヤディスク14の回転角度の
制御を行うためのセンサ等を備えている。
【0035】図5に示す皮剥ユニット6は、基準線Cを
間にして対向配置した一対の皮剥刃6aをエアーシリン
ダ6bで押し動かしてシールド線Aに切込ませる。この
皮剥ユニット6には、皮剥刃6aと一緒に動いて吸引ノ
ズルのカム面18を突き動かすカムフォロア17が取付
けられている。
【0036】パンチングユニット7は、パンチ7aをエ
アーシリンダ7bで動かしてシールド線Aの端末部に露
出した編組シースをパンチ7aで打突する。この打突
は、編組シースの反り曲りが周方向の各部で平均的に起
こるように、ギヤディスク14を適当な角度で間歇的に
回転させて回転した各位置で実施される。
【0037】反転ユニット8は、半円溝を有する反転部
材8aを対向配置し、その反転部材8aをエアーシリン
ダ8bで押し動かして互いに突合せ、基準線Cを中心と
する穴H(図11参照)を作り出す。その穴Hの直径
は、シールド線Aの外皮上にまくり上げた編組シースを
仕上げ成形し得る大きさにしてある。
【0038】以上のように構成された端末加工装置1
は、図8に示すように、位置決めユニット3を位置決め
点に移動させ、そのユニットの位置決め部材3aでシー
ルド線Aの端部を位置決めした後、クランプユニット4
でシールド線Aを保持する。
【0039】次に、図9に示すように、パンチングユニ
ット7を作動させてシールド線Aの露出した編組シース
3 を外側からパンチ7aで押圧し、その動作を、図3
〜図6のギヤディスク14を間欠的に回転させながら繰
返して編組シースS3 の端部を拡開させる。その間に、
位置決めユニット3を図4の位置に戻し、代わりに、基
準線C上に移動した吸引ユニット5の吸引ノズル5aを
編組シース拡開後に前進させ、図10に示すように、そ
の吸引ノズル5aを絶縁電線と拡開した編組シースS3
との間に挿入して編組シースS3 をノズル5aで更に押
し広げ、この間に、ギヤディスク14を元の状態(図5
の状態)に戻す。
【0040】この後、図11に示すように、反転ユニッ
ト8を作動させて露出した絶縁電線の外周で反転部材8
aを突き合わせ、その反転部材をスライド機構9で図1
1の鎖線位置に移動させることにより編組シースS3
部材8aで押して反転させ、シールド線Aの外皮S4
にまくり上げる。このとき、反転した編組シースS3
反転部材8aにしごかれて仕上げ成形される。
【0041】次に、突合わせた反転部材8aを互いに引
き離してスライダ9aに取付けた要素を一旦元の位置に
戻し、その位置で皮剥ユニット6を作動させて露出した
絶縁電線の絶縁被覆S2 に環状の切目を入れる。皮剥刃
6aが入刀を開始すると、図2で述べたように、カムフ
ォロア17がカム面18に係合し、吸引ノズル5aが押
されて被覆切断部からの退避点に後退する。皮剥刃6a
による絶縁被覆S2 の切断はこの後になされ、従って、
皮剥刃6aが吸引ノズル5aに当たって破損する事態は
全く生じない。
【0042】なお、図の装置の場合、吸引ノズル5aの
後退はエアーシリンダ5bのピストン(図示せず)を押
し戻す方法でなされるが、ノズル5aをスプリングで前
向きに付勢しておき、そのスプリングが圧縮されてノズ
ルが後退する構造にしてもよい。
【0043】また、吸引ノズル5aの後退は、他の方
法、例えばサーボモータでノズルを位置制御して動かす
方法でも行える。
【0044】皮剥刃6aによる被覆切断が完了すると、
スライダ9aが駆動されてそれに取付けた要素が後方
(クランプユニット4から離れる方向)に動き、切込み
終点に停止している皮剥刃6aによって切断した被覆
(これは吸引ノズル5a内にある)が導体S1 上から引
抜かれ、それが被覆屑S’となって吸引ノズル5aによ
り吸引回収される。
【0045】以上で、シールド線Aの導体S1 (図7参
照)が剥出され、端末加工が終了する。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の端末加工
方法及び端末加工装置によれば、電線の端末部を吸引ノ
ズルに挿入してノズルでガイドし、この状態を維持して
被覆の切断、引抜きを行うので、皮剥ぎの条件が一定
し、加工品質が安定する。
【0047】また、発生した被覆屑が確実に吸引回収さ
れるので、作業環境の悪化、被覆屑に起因する装置の稼
働停止が起こらない。
【0048】さらに、吸引ノズルによる吸引がロスなく
行われるので吸引手段の能力も小さくてよく、装置のラ
ンニングコスト低減等も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)この発明の方法の実施形態を示
す工程図
【図2】(a)〜(d)他の実施形態の工程図
【図3】端末加工装置の実施形態を示す正面図
【図4】同上の装置の側面視断面図
【図5】同上の装置の背面図
【図6】同上の平面図
【図7】(a)シールド線の斜視図 (b)外皮剥ぎを終えたシールド線の斜視図
【図8】シールド線の位置決め保持工程を示す線図
【図9】編組シースの拡開工程を示す斜視図
【図10】吸引ノズルによる編組シースの押し広げ工程
を示す斜視図
【図11】反転ユニットによる編組シースの反転工程を
示す線図
【符号の説明】
1 端末加工装置 2 ベース 3 位置決めユニット 4 クランプユニット 5 吸引ユニット 5a 吸引ノズル 6 皮剥ユニット 6a 皮剥刃 7 パンチングユニット 8 反転ユニット 9 スライド機構 9a スライダ 10 ステー 11 エアシリンダ 12 取付板 14 ギヤディスク 16 モータ 17 カムフォロア 18 カム面 B 電線 S 被覆 S’ 被覆屑 A シールド線 S1 導体 S2 絶縁被覆 S3 編組シース S4 外皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 治仁 四日市市西末広町1番14号 住友電装株式 会社内 Fターム(参考) 5G353 AB06 AC04 CA02 EA04 EA09 EA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の端末部の被覆に対向一対の皮剥刃
    を入刀させ、しかる後、皮剥刃と電線を相対移動させて
    切断された被覆を皮剥刃で引抜く電線の端末加工方法に
    おいて、電線の端末部に吸引ノズルを嵌挿し、この吸引
    ノズルで電線の端末部をガイドした状態下で皮剥刃によ
    る被覆の切断、皮剥刃と電線の相対移動を行なって剥取
    った被覆を前記ノズルで吸引回収することを特徴とする
    電線の端末加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線の端末加工方法にお
    いて、前記吸引ノズルを一旦電線の被覆切断部を通り越
    す位置まで嵌挿し、そのノズルを皮剥刃が被覆に切込ま
    れる前に後退させて被覆切断部から退避させることを特
    徴とする電線の端末加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電線の端末加工方法にお
    いて、皮剥刃の入刀方向運動を直角向きに変換して吸引
    ノズルに伝えるカム面とカムフォロアを設け、そのカム
    面とカムフォロアで皮剥刃入刀時に吸引ノズルを後退さ
    せることを特徴とする電線の端末加工方法。
  4. 【請求項4】 外皮の一部が剥ぎ取られて被覆電線と外
    皮との間の編組シースが外皮端から露出しているシール
    ド線を請求項2又は3記載の電線の端末加工方法で加工
    する方法であって、露出している編組シースを拡開手段
    で押圧して編組シースの端部を拡開させる工程と、被覆
    電線に前記吸引ノズルを嵌挿して拡開した編組シースを
    吸引ノズルで更に押し広げる工程と、吸引ノズルを囲撓
    可能な反転部材をノズル側からシールド線側にスライド
    させて拡開した編組シースを外皮上にまくり上げる反転
    工程とを含み、編組シースのまくり上げで露出した被覆
    電線の端末被覆を皮剥刃で剥取って前記ノズルで吸引回
    収することを特徴とする電線の端末加工方法。
  5. 【請求項5】 電線端の位置決め手段と、位置決め後の
    電線を保持するクランプと、クランプで保持した電線の
    端末部に嵌挿する吸引ノズルと、そのノズルでガイドし
    た電線の端末部の被覆を対向一対の皮剥刃で切断する皮
    剥ユニットと、この皮剥ユニットとクランプを電線の長
    手方向に相対移動させるスライド機構とを備え、請求項
    1記載の方法で電線の被覆を剥取って前記ノズルで吸引
    回収するようにした電線の端末加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電線の端末加工装置に更
    に、外皮の一部が剥取られて被覆電線と外皮との間の編
    組シースが露出しているシールド線の露出した編組シー
    ス端を拡開させる拡開機構と、拡開した編組シースを被
    覆電線の端末部に嵌挿される前記吸引ノズルで更に押し
    広げ、吸引ノズルを囲撓した位置からシールド線側にス
    ライドさせる反転部材で外皮上にまくり上げる反転機構
    と、皮剥刃が被覆に切込まれる前に吸引ノズルを後退さ
    せて被覆切断部から退避させる手段とを含め、編組シー
    スのまくり上げでシールド線の端末部に露出した被覆電
    線の端末被覆を皮剥刃で剥取って前記ノズルで吸引回収
    するようにした電線の端末加工装置。
JP08932199A 1998-09-22 1999-03-30 電線の端末加工方法及び端末加工装置 Expired - Fee Related JP3344358B2 (ja)

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