JP2000287158A - 映像データ処理装置 - Google Patents

映像データ処理装置

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JP2000287158A
JP2000287158A JP11092057A JP9205799A JP2000287158A JP 2000287158 A JP2000287158 A JP 2000287158A JP 11092057 A JP11092057 A JP 11092057A JP 9205799 A JP9205799 A JP 9205799A JP 2000287158 A JP2000287158 A JP 2000287158A
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JP11092057A
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English (en)
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Satoru Kondo
悟 近藤
Eizo Nishimura
栄三 西村
Kenji Shimura
賢二 志村
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定値S(データ)の変更でフレーム
メモリ10から映像データを読み出すタイミングの変更
が可能な映像データ処理装置において、PDP表示装置
に利用したときに表示の一時停止や動作停止が生じない
こと。 【解決手段】 CPU30に、設定値Sを現在値から目
標値に変更したときに現在値と目標値の差分Dを演算す
る差分演算機能と、差分Dの絶対値|D|をパラメータ
α(>0)と比較し、|D|<αのときには設定値Sを
直ちに現在値から目標値に変更し、|D|≧αのときに
は|D|<αとなるまで設定値Sを現在値から徐々に目
標値へ近づて変更する設定値変更機能を設け、入力垂直
同期信号と設定値Sに基づいてフレームメモリ10に映
像データを読み出すための制御信号を出力するととも
に、この読み出し制御信号と開始タイミングが同期した
垂直同期信号を出力する読み出し制御部14とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定値Sの変更で
フレームメモリから映像データを読み出すタイミングの
変更が可能な映像データ処理装置に関するもので、フレ
ームメモリから映像データを読み出すタイミングを変更
することによって表示パターンの変更(例えば映像拡大
表示の表示パターンの変更)を行う表示装置に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】この種の映像データ処理装置は、一般
に、フレームメモリに書き込むアドレスと読み出すアド
レスが交差すると異なるフレーム画面が同一時間に表示
されてしまうので、このような表示を回避するために、
フレームメモリを1つ設けた映像データ処理装置(例え
ば映像拡大処理装置)では書き込み開始タイミングより
読み出し開始タイミングを若干遅らせている。この読み
出し開始タイミングの変更は設定値Sの変更で行うこと
ができる。
【0003】従来、この種の映像データ処理装置は図6
に示すように構成されていた。すなわち、フレームメモ
リ10、書き込み制御部12、読み出し制御部14、C
PU(中央処理装置)16、第1レジスタ18及び第2
レジスタ20を具備し、書き込み制御部12は、入力し
た水平同期信号及び垂直同期信号とCPU16から入力
したタイミング信号とに基づいて書き込み制御信号をフ
レームメモリ10へ出力することによって、入力した映
像データの1フレーム分をフレームメモリ10に記憶さ
せる。読み出し制御部14は、入力垂直同期信号と第2
レジスタ20から入力した設定値Sに基づいて、フレー
ムメモリ10へ読み出し制御信号を出力してフレームメ
モリ10から映像データを読み出して表示部側へ出力せ
しめるとともに、読み出し制御信号と開始タイミングが
同期した水平同期信号及び垂直同期信号を表示部側へ出
力する。CPU16は、設定値Sに対応したデータの入
力又は取り込みによって設定値Sを生成して第1レジス
タ18へ出力し、第2レジスタ20は出力垂直同期信号
で第1レジスタ18に置数された設定値Sを取り込んで
読み出し制御部14へ出力し、表示部で設定値Sに対応
した表示パターン(例えば映像拡大表示パターン)の映
像が表示される。
【0004】そして、フレームメモリ10からの映像デ
ータの読み出し開始タイミングを変更するためにCPU
16から第1レジスタ18へ出力する設定値Sを変更す
ると、これに伴って第2レジスタ20から読み出し制御
部14へ出力する設定値Sも変化し、読み出し制御部1
4から出力する読み出し制御信号及び垂直同期信号の開
始タイミングも変化し、ディスプレイの表示パターンが
変更される。例えば、複数の表示パネル(例えば4つの
表示パネル)で表示部を形成し、1画面を複数の表示パ
ネルで拡大表示させる表示パターン1と、複数の表示パ
ネのそれぞれで同一画面を表示する表示パターン2とを
切り替えるときには、この切り替えに伴って読み出し制
御信号及び出力垂直同期信号の開始タイミングも切り替
える必要があるが、この読み出し開始タイミングの変更
は設定値Sの変更によって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来例では、読み出し開始タイミングを変更する
ための設定値Sの変化量が大きくなると、これに対応し
て垂直同期信号の開始タイミングの変化量も大きくな
り、CRT(陰極線管)表示装置では垂直方向に画面の
飛びが発生する程度で済むが、PDP(プラズマディス
プレイパネル)表示装置では内部制御回路の働きによ
り、表示の一時停止や動作停止が発生するという問題点
があった。
【0006】例えば、CPU16で生成した設定値Sが
図7(a)に示すタイミングでデータとしてCPU1
6から出力し、設定値Sを「n」から「n+40」に変
更して出力垂直同期信号の位相をθ1だけ遅らせる場
合について考える。この場合、設定値「n+40」は、
CPU16から出力する図7(d)に示す取込信号に
よって、同図(b)に示すタイミングでデータとして
第1レジスタ18に置数される。この第1レジスタ18
に置数された設定値「n+40」は、取込信号の直後
に現われる出力垂直同期信号(図7(e)に示され
る。)によって、図7(c)に示すタイミングでデータ
として第2レジスタ20に置数され、読み出し制御部
14に入力する。この設定値Sの変更時に、出力垂直同
期信号の周期が一時的に標準の周期T0より極端に長
い周期TLに変化するので、PDP表示装置では表示の
一時停止や動作停止が発生するという問題点があった。
【0007】また、CPU16で生成した設定値Sが図
8(a)に示すタイミングでデータとしてCPU16
から出力し、設定値Sを「n」から「n−30」に変更
して出力垂直同期信号の位相をθ2だけ進ませる場合に
ついて考える。この場合、設定値「n−30」は、CP
U16から出力する図8(d)に示す取込信号によっ
て、同図(b)に示すタイミングでデータとして第1
レジスタ18に置数される。この第1レジスタ18に置
数された設定値「n−30」は、取込信号の直後に現
われる出力垂直同期信号(図8(e)に示される。)
によって、図8(c)に示すタイミングでデータとし
て第2レジスタ20に置数され、読み出し制御部14に
入力する。この設定値Sの変更時に、出力垂直同期信号
の周期が一時的に標準の周期T0より極端に短い周期
TSに変化するので、PDP表示装置では表示の一時停
止や動作停止が発生するという問題点があった。本発明
は、上述の問題点に鑑みなされたもので、設定値Sを変
更した場合にCRT表示装置では画面の乱れが少なく、
PDP表示装置では表示の一時停止や動作停止が生じる
ことのない映像データ処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、設定値Sの変
更でフレームメモリから映像データを読み出すタイミン
グの変更が可能な映像データ処理装置において、設定値
Sを現在値から目標値に変更したときに現在値と目標値
の差分Dを演算する差分演算手段と、差分Dの絶対値|
D|を予め設定したパラメータα(>0)と比較し、|
D|<αのときには設定値Sを直ちに現在値から目標値
に変更し、|D|≧αのときには|D|<αとなるまで
設定値Sを現在値から徐々に目標値へ近づけて変更する
設定値変更手段と、入力垂直同期信号と設定値Sに基づ
いて、フレームメモリに映像データを読み出すための制
御信号を出力するとともに、この読み出し制御信号と開
始タイミングが同期した垂直同期信号を出力する読み出
し制御部とを具備してなることを特徴とする。
【0009】表示パターンを変更するために設定値Sを
現在値Snから目標値Soに変更する場合、差分演算手
段が現在値Snと目標値Soの差分Dを演算する。設定
値変更手段は、差分Dの絶対値|D|をαと比較し、|
D|<αのときには設定値Sを直ちにSnからSoに変
更し、|D|≧αのときには|D|<αとなるまで設定
値SをSnから徐々にSoへ近づけて変更する。このた
め、設定値Sの変更時において、読み出し制御部から出
力する垂直同期信号の周期が一時的に標準の周期T0よ
り極端に長い周期となったり、極端に短い周期となった
りするのを防止することができ、CRT表示装置に利用
した場合には画面の乱れを少なくでき、PDP表示装置
に利用した場合には表示の一時停止や動作停止が生じな
い。
【0010】設定値Sの変更を早く且つ確実に行うため
に、設定値変更手段は、|D|<αのときには設定値S
を出力垂直同期信号に同期して現在値Snから目標値S
oに変更し、|D|≧αのときには|D|<αとなるま
で設定値Sを出力垂直同期信号に同期してSnからαだ
けSoへ近づけて変更する。
【0011】制御手段によるデータ処理時間の遅れの影
響をなくすために、設定値変更手段に、変更した設定値
Sを直ちに置数する第1レジスタと、この第1レジスタ
に置数された設定値Sを出力垂直同期信号で取り込んで
読み出し制御部へ出力する第2レジスタとを設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による映像データ処
理装置の一実施形態例を図1以下を用いて説明する。図
1において図6と同一部分は同一符号とする。図1にお
いて、10は1フレーム分の映像データを記憶するフレ
ームメモリ、12は書き込み制御部、14は読み出し制
御部、18は第1レジスタ、20は第2レジスタであ
る。前記書き込み制御部12は、入力した水平同期信号
及び垂直同期信号と後述するCPU30から入力したタ
イミング信号とに基づいて前記フレームメモリ10へ書
き込み制御信号を出力する。前記読み出し制御部14
は、入力垂直同期信号と設定値S(図中で表示)に基
づいて前記フレームメモリ10へ読み出し制御信号を出
力するとともに、この書き込み制御信号と開始タイミン
グが同期した水平同期信号及び垂直同期信号を表示部
側へ出力する。設定値Sは表示パターンに対応したタイ
ミング設定用の設定値を表す。
【0013】30はCPU(中央処理装置)で、このC
PU30は、図示を省略したROM(リードオンリメモ
リ)に格納されたプログラムを実行することによって、
従来例と同様に、設定値Sに対応したデータの入力又は
取り込みによって設定値Sを生成しデータとして出力
するとともに取込信号を出力する機能、タイミング信
号を生成して前記書き込み制御部12へ出力する機能を
有する外に、つぎの(a)(b)に示す機能を有してい
る。 (a)出力垂直同期信号を割込信号として設定値Sを
現在値Snから目標値Soに変更するときに、SnとS
oの差分Dを演算する機能。 (b)出力垂直同期信号を割込信号として設定値Sを
現在値Snから目標値Soに変更するときに、差分Dの
絶対値|D|を予め設定したパラメータα(>0)と比
較し、|D|<αのときには設定値Sを出力垂直同期信
号に同期して現在値Snから目標値Soに変更し、|D
|≧αのときには|D|<αとなるまで設定値Sを出力
垂直同期信号に同期してSnからαだけSoへ近づけて
変更する設定値変更機能。
【0014】前記第1レジスタ18は、前記CPU30
から出力する取込信号で前記CPU30から出力した
設定値Sのデータを置数し、前記第2レジスタ20
は、前記読み出し制御部14から出力した垂直同期信号
を取込信号として前記第1レジスタ18に置数された
設定値Sのデータを取り込み、設定値Sのデータと
して前記読み出し制御部14へ出力する。
【0015】つぎに、図1の作用を図2〜図5を併用し
て説明する。 A:まず図2〜図4を併用して、設定値Sを「n」から
「n+40」に変更して出力垂直同期信号の位相をθ1
だけ遅らせる場合について説明する。説明の便宜上、C
PU30の設定値変更機能(b)におけるパラメータα
が10に設定されているものとする。
【0016】(1)CPU30に対して目標値「n+4
0」(So=n+40の場合)を設定すると、図2に示
すように「設定変更=YES」となり、CPU30は設
定値Sを現在値「n」(Sn=nの場合)から目標値
「n+40」に変更する動作を開始する。
【0017】(2)ついで、出力垂直同期信号を割込
信号として図3のフローチャートにしたがった設定変更
動作を開始する。すなわち、CPU30は、差分演算機
能(a)によって目標値「n+40」と現在値「n」の
差分D(=(n+40)−n=40)を演算するととも
に、設定値変更機能(b)によってつぎの(i)〜(iv)
に示すように作用する。
【0018】(i)差分の絶対値|D|が「40」、パラ
メータαが「10」なので、「差分の絶対値≧α?」が
YES、「差分の符号正か?」がYESとなり、「設定
値=現在値+α」と置換された設定値「n+10」がC
PU30で作成され、図4(a)に示すタイミングでデ
ータとしてCPU30から出力するとともに同図
(d)に示すタイミングで第1番目の取込信号がCP
U30から第1レジスタ18へ出力する。すると、図4
(b)に示すタイミングで設定値「n+10」がデータ
として第1レジスタ18に置数される。
【0019】(ii)第1レジスタ18に置数された設定値
「n+10」は、読み出し制御部14から出力する図4
(e)に示す垂直同期信号で第2レジスタ20に取り
込まれ、「現在値=設定値」と置換された現在値「n+
10」が、同図(c)に示すタイミングでデータとし
て読み出し制御部14に入力する。このデータの入力
に伴って読み出し制御部14から出力する垂直同期信号
の周期が図4(e)に示すようにT0より若干長いT
1に変化するが、その変化量(T1−T0)は図7
(e)の従来例(TL−T0)と比べて十分に小さい値
となる。
【0020】(iii)ついで「現在値=目標値?」がNO
となり、つぎの出力垂直同期信号を割込信号として設
定変更動作を続け、「設定値変更か?」がYESとな
り、差分演算機能(a)によって目標値「n+40」と
新たな現在値「n+10」の差分D(=(n+40)−
(n+10)=30)が演算され、前記(i)(ii)と同様
の作用を繰り返す。すなわち、設定値「n+20」、
「n+30」、「n+40」は、図4(a)に示すタイ
ミングでCPU30で順次生成され、データとしてC
PU30から出力するとともに、同図(d)に示す第
2、第3、第4番目の取込信号がCPU30から第1
レジスタ18へ出力するので、図4(b)に示すタイミ
ングで第1レジスタ18に置数される。この第1レジス
タ18に置数された設定値「n+20」、「n+3
0」、「n+40」は、図4(e)に示す垂直同期信号
に同期して順次第2レジスタ20に取り込まれ、同図
(c)に示すタイミングでデータとして読み出し制御
部14に入力する。この現在値「n+20」、「n+3
0」、「n+40」の入力に伴って読み出し制御部14
から出力する垂直同期信号の周期が図4(e)に示す
ようにT1となるが、その変化量は0である。
【0021】(iv)前記(iii)で「設定値=現在値+α」
と置換された設定値「n+40」がデータとしてCP
U30から出力すると、この設定値「n+40」が第4
番目の取込信号で第1レジスタ18に置数され、直後
の垂直同期信号で第2レジスタ20に取り込まれ、デ
ータ(現在値)として読み出し制御部14に入力する
ので、これに伴って読み出し制御部14から出力する垂
直同期信号の周期がT1となる。また、現在値が「n
+40」となって目標値と一致すると、「現在値=目標
値?」がYESに変わり、「設定変更=NO」となって
設定変更が終了する。すると、垂直同期信号が割込信
号としてCPU30に入力しても、CPU30から出力
する設定値「n+40」は図4(a)にデータとして
示すように変化しないので、垂直同期信号の周期がT
1から元のT0に戻るが、その変化量(T1−T0)は
図7(e)の従来例(TL−T0)と比べて十分に小さ
い値となる。そして、この周期が元に戻った垂直同期信
号は、図4(f)に示した設定値変更前の垂直同期信
号より位相がθ1遅れた信号となる。
【0022】B:ついで、図2、図3及び図5を併用し
て、設定値S(図中ではで表示)を「n」から「n−
30」に変更して出力垂直同期信号の位相をθ2だけ進
ませる場合について説明する。
【0023】(1)CPU30に対して目標値「n−3
0」を設定すると、図2に示すように「設定変更=YE
S」となり、CPU30は設定値Sを現在値「n」から
目標値「n−30」に変更する動作を開始する。
【0024】(2)ついで、出力垂直同期信号を割込
信号として図3のフローチャートにしたがった設定変更
動作を開始する。すなわち、CPU30は、差分演算機
能(a)によって目標値「n−30」と現在値「n」の
差分D(=−30)を演算するとともに、設定値変更機
能(b)によってつぎの(i)〜(iv)に示すように作用
する。
【0025】(i)差分の絶対値|D|が「30」、パラ
メータαが「10」なので、「差分の絶対値≧α?」が
YES、「差分の符号正か?」がNOとなり、「設定値
=現在値−α」と置換された設定値「n−10」がCP
U30で作成され、図5(a)に示すタイミングでデー
タとしてCPU30から出力するとともに同図(d)
に示すタイミングで第1番目の取込信号がCPU30
から第1レジスタ18へ出力する。すると、図5(b)
に示すタイミングで設定値「n−10」がデータとし
て第1レジスタ18に置数される。
【0026】(ii)第1レジスタ18に置数された設定値
「n−10」は、読み出し制御部14から出力する図5
(e)に示す垂直同期信号で第2レジスタ20に取り
込まれ、「現在値=設定値」と置換された現在値「n−
10」が、同図(c)に示すタイミングでデータとし
て読み出し制御部14に入力する。このデータの入力
に伴って読み出し制御部14から出力する垂直同期信号
の周期が図5(e)に示すようにT0より若干短いT
2に変化するが、その変化量(T0−T2)は図8
(e)の従来例(T0−TS)と比べて十分に小さい値
となる。
【0027】(iii)ついで「現在値=目標値?」がNO
となり、つぎの出力垂直同期信号を割込信号として設
定変更動作を続け、「設定値変更か?」がYESとな
り、差分演算機能(a)によって目標値「n−30」と
新たな現在値「n−10」の差分D(=−20)が演算
され、前記(i)(ii)と同様の作用を繰り返す。すなわ
ち、設定値「n−20」、「n−30」は、図5(a)
に示すタイミングでCPU30で順次生成され、データ
としてCPU30から出力するとともに、同図(d)
に示す第2、第3番目の取込信号がCPU30から第
1レジスタ18へ出力するので、同図(b)に示すタイ
ミングで第1レジスタ18に置数される。この第1レジ
スタ18に置数された設定値「n−20」、「n−3
0」は、図5(e)に示す垂直同期信号に同期して順
次第2レジスタ20に取り込まれ、同図(c)に示すタ
イミングでデータとして読み出し制御部14に入力す
る。この現在値「n−20」、「n−30」の入力に伴
って読み出し制御部14から出力する垂直同期信号の
周期が図5(e)に示すようにT2となるが、その変化
量は0である。
【0028】(iv)前記(iii)で「設定値=現在値−
α」と置換された設定値「n−30」がデータとして
CPU30から出力すると、この設定値「n−30」が
第3番目の取込信号で第1レジスタ18に置数され、
直後の垂直同期信号で第2レジスタ20に取り込ま
れ、データ(現在値)として読み出し制御部14に入
力するので、これに伴って読み出し制御部14から出力
する垂直同期信号の周期がT2となる。また、現在値
が「n−30」となって目標値と一致すると、「現在値
=目標値?」がYESに変わり、「設定変更=NO」と
なって設定変更が終了する。すると、垂直同期信号が
割込信号としてCPU30に入力しても、CPU30か
ら出力する設定値「n−30」は図5(a)にデータ
として示すように変化しないので、垂直同期信号の周
期がT2から元のT0に戻るが、その変化量(T0−T
2)は図8(e)の従来例(T0−TS)と比べて十分
に小さい値となる。そして、この周期が元に戻った垂直
同期信号は、図5(f)に示した設定値変更前の垂直
同期信号より位相がθ2進んだ信号となる。
【0029】C:ついで、設定値Sを「n」から「n+
43」に変更して出力垂直同期信号の位相をθ1aだけ
遅らせる場合について説明する。(1)CPU30に対
して目標値「n+43」(So=n+43の場合)を設
定すると、図2に示すように「設定変更=YES」とな
り、CPU30は設定値Sを現在値「n」(Sn=nの
場合)から目標値「n+43」に変更する動作を開始す
る。
【0030】(2)ついで、出力垂直同期信号を割込
信号として図3のフローチャートにしたがった設定変更
動作を開始する。すなわち、CPU30は、差分演算機
能(a)によって目標値「n+43」と現在値「n」の
差分D(=(n+43)−n=43)を演算するととも
に、設定値変更機能(b)によって設定値を「n」から
「n+10」、「n+20」、「n+30」、「n+4
0」、「n+43」に順次変更する。設定値を「n」か
ら「n+10」、「n+20」、「n+30」、「n+
40」まで所定タイミングで変更していく作用は、前記
Aの場合と同様なので説明を省略し、設定値を「n+4
0」から「n+43」への変更する作用について以下に
説明する。
【0031】(3)前記(2)によって設定値が「n+
40」に変更された後は、目標値「n+43」と現在値
「n+40」の差分Dが「3」(=(n+43)−(n
+40)=3)となるので、差分の絶対値|D|が
「3」、「差分の絶対値≧α?」がNO、「設定値=現
在値+差分」と置換された設定値「n+43」がCPU
30で作成され、所定タイミングで第1レジスタ18に
置数される。
【0032】(4)第1レジスタ18に置数された設定
値「n+43」は所定タイミングで第2レジスタ20に
取り込まれ、「現在値=設定値」と置換された現在値
「n+43」が所定タイミングで読み出し制御部14に
入力する。この入力に伴って読み出し制御部14から出
力する垂直同期信号の周期は、T0より若干長いT1
a(T1a<T1、T1aの図示は省略する。)に変化
するが、その変化量(T1a−T0)は従来例(TL−
T0)と比べて十分に小さい値となる。
【0033】(5)現在値が「n+43」となって目標
値と一致すると、「現在値=目標値?」がYESに変わ
り、「設定変更=NO」となって設定変更が終了する。
すると、垂直同期信号が割込信号としてCPU30に
入力しても、CPU30から出力する設定値「n+4
3」は変化しないので、垂直同期信号の周期がT1a
から元のT0に戻るが、その変化量(T1a−T0)は
従来例(TL−T0)と比べて十分に小さい値となる。
そして、この周期が元に戻った垂直同期信号は、設定
値変更前の垂直同期信号より位相がθ1a(θ1aは
θ1より若干大きい値)遅れた信号となる。
【0034】前記実施形態例では、パラメータαが10
の場合について説明したが、本発明はこれに限るもので
なく、「設定値=現在値+α」、「設定値=現在値−
α」によって新たに設定された設定値で変化する出力垂
直同期信号の開始タイミングを変化させた場合に、CR
T表示装置では画面の乱れが少なく、PDP表示装置で
は表示の一時停止や動作停止が生じることのない条件を
満たす値であればよい。
【0035】前記実施形態例では、制御手段によるデー
タ処理時間の遅れの影響をなくすために、設定値変更手
段に、変更した設定値Sを直ちに置数する第1レジスタ
と、この第1レジスタに置数された設定値Sを出力垂直
同期信号で取り込んで読み出し制御部へ出力する第2レ
ジスタとを設けた場合について説明したが、本発明はこ
れに限るものでなく、第1、第2レジスタの一方又は両
方を省略した場合についても利用することができる。
【0036】前記実施形態例では、設定値Sの変更を早
く且つ確実に行うことができるようにするために、設定
値変更手段が、|D|<αのときには設定値Sを出力垂
直同期信号に同期して現在値から目標値に変更し、|D
|≧αのときには|D|<αとなるまで設定値Sを出力
垂直同期信号に同期して現在値からαだけ目標値へ近づ
けて変更するようにしたが、本発明はこれに限るもので
なく、設定値変更後、垂直同期信号がLレベルになるの
をI/Oポートでポーリングしてつぎの変更動作を行う
ようにした場合についても利用することができる。例え
ば、図1に示した実施形態例の場合、CPU30は割込
み動作によらなくても十分なので、設定値変更後、垂直
同期信号がLレベルになるのをI/Oポートでポーリン
グしてつぎの変更動作を行うようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は、設定値Sの変更でフレームメ
モリから映像データを読み出すタイミングの変更が可能
な映像データ処理装置において、差分演算手段、設定値
変更手段及び読み出し制御部を具備し、表示パターンを
変更するために設定値SをSnからSoに変更した場
合、差分演算手段がSnとSoの差分Dを演算し、設定
値変更手段が絶対値|D|をαと比較し、|D|<αの
ときには設定値Sを直ちにSnからSoに変更し、|D
|≧αのときには|D|<αとなるまで設定値SをSn
から徐々にSoへ近づけて変更し、読み出し制御部が入
力垂直同期信号と設定値Sに基づいて、フレームメモリ
に映像データを読み出すための制御信号を出力するとと
もに、この読み出し制御信号と開始タイミングが同期し
た垂直同期信号を出力するように構成した。このため、
設定値Sの変更時に、出力垂直同期信号の周期が一時的
に標準の周期T0より極端に長い周期となったり、極端
に短い周期となったりするのを防止することができ、C
RT表示装置に利用した場合には画面の乱れを少なくす
ることができ、PDP表示装置に利用した場合には表示
が一時停止したり動作停止が生じたりするのを防止する
ことができる。
【0038】設定値変更手段を、|D|<αのときには
設定値Sを出力垂直同期信号に同期して現在値Snから
目標値Soに変更し、|D|≧αのときには|D|<α
となるまで設定値Sを出力垂直同期信号に同期してSn
からαだけSoへ近づけて変更するように構成した場合
には、設定値Sの変更を早く且つ確実に行うことができ
る。
【0039】設定値変更手段に、変更した設定値Sを直
ちに置数する第1レジスタと、この第1レジスタに置数
された設定値Sを出力垂直同期信号で取り込んで読み出
し制御部へ出力する第2レジスタとを設けた場合には、
制御手段によるデータ処理時間の遅れの影響をなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像データ処理装置の一実施形態
例を示すブロック図である。
【図2】図1における設定変更開始の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】図1における設定値変更の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図1において設定値を現在値「n」から目標値
「n+40」に変更する場合の作用を説明するタイミン
グチャートである。
【図5】図1において設定値を現在値「n」から目標値
「n−30」に変更する場合の作用を説明するタイミン
グチャートである。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】図6において設定値を現在値「n」から目標値
「n+40」に変更する場合の作用を説明するタイミン
グチャートである。
【図8】図6において設定値を現在値「n」から目標値
「n−30」に変更する場合の作用を説明するタイミン
グチャートである。
【符号の説明】 10…フレームメモリ、 12…書き込み制御部、 1
4…読み出し制御部、18…第1レジスタ、 20…第
2レジスタ、 30…CPU、 …設定値を表す
データ、 …取込信号、 …出力垂直同期信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 賢二 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5C052 GA03 GB02 GC03 GD01 GE04 GF01 5C053 FA05 GA10 GB04 HA03 HA21 HC02 JA28 KA03 KA21 KA24 LA06 LA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定値Sの変更でフレームメモリから映像
    データを読み出すタイミングの変更が可能な映像データ
    処理装置において、前記設定値Sを現在値から目標値に
    変更したときに前記現在値と前記目標値の差分Dを演算
    する差分演算手段と、前記差分Dの絶対値|D|を予め
    設定したパラメータα(>0)と比較し、|D|<αの
    ときには前記設定値Sを直ちに前記現在値から前記目標
    値に変更し、|D|≧αのときには|D|<αとなるま
    で前記設定値Sを前記現在値から徐々に前記目標値へ近
    づけて変更する設定値変更手段と、入力垂直同期信号と
    前記設定値Sに基づいて、前記フレームメモリに映像デ
    ータを読み出すための制御信号を出力するとともに、こ
    の読み出し制御信号と開始タイミングが同期した垂直同
    期信号を出力する読み出し制御部とを具備してなること
    を特徴とする映像データ処理装置。
  2. 【請求項2】設定値変更手段は、|D|<αのときには
    設定値Sを出力垂直同期信号に同期して現在値から目標
    値に変更し、|D|≧αのときには|D|<αとなるま
    で前記設定値Sを前記出力垂直同期信号に同期して前記
    現在値からαだけ前記目標値へ近づけて変更してなる請
    求項1記載の映像データ処理装置。
  3. 【請求項3】設定値変更手段は、変更した設定値Sを直
    ちに置数する第1レジスタと、この第1レジスタに置数
    された設定値Sを出力垂直同期信号で取り込んで読み出
    し制御部へ出力する第2レジスタとを具備してなる請求
    項2記載の映像データ処理装置。
JP11092057A 1999-03-31 1999-03-31 映像データ処理装置 Pending JP2000287158A (ja)

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