JP2000284677A - ホログラフィック表示装置 - Google Patents

ホログラフィック表示装置

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JP2000284677A
JP2000284677A JP8949199A JP8949199A JP2000284677A JP 2000284677 A JP2000284677 A JP 2000284677A JP 8949199 A JP8949199 A JP 8949199A JP 8949199 A JP8949199 A JP 8949199A JP 2000284677 A JP2000284677 A JP 2000284677A
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Japan
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hologram
display device
holographic display
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JP8949199A
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English (en)
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Motoji Ono
元司 小野
Norihito Nakazawa
伯人 中沢
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】観察者の視域内で明るい表示像が得られ、表示
像の見える範囲の制御も可能なホログラフィック表示装
置を提供する。 【解決手段】拡散型ホログラム作製時の参照光入射条件
と共役な条件で、発光表示手段であるプロジェクタ23
が情報を含む光を入射し、拡散型ホログラム22からの
回折光を観察者24の視域25に集める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラフィック
表示装置に関するものであり、特には、ホログラムを画
像表示面として任意の表示像を結像させるホログラフィ
ック表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OHPや液晶プロジェクタなど、
任意の表示像をスクリーン上に結像させる表示装置が他
にも知られている。その表示像を結像させるスクリーン
としては、布やビニールシート表面に白色散乱塗料を塗
布したものが知られている。ここで、光透過性が必要な
用途に表示像を結像させる表示装置を使用したい場合
(例えば車載用)、表示像を結像させるスクリーンとし
ては、ガラスの表面反射を用いてスクリーンとする方法
も考えられるが、この方法では、ガラスに対する光の入
射角と反射角が等しくなってしまうので、観察位置が決
まると表示素子位置も決まり、設計自由度がなく好まし
くない。しかも、すりガラススクリーンのように乱反射
を用いるのではなく、ガラスの表面の鏡面反射を用いる
ために、観察者が像を認識できる範囲も非常に限られ、
しかも、表示像にギラツキが生じてしまう。これらの問
題点の対策として、特開平2―242218号公報に
は、スクリーンとして、物体光として拡散光を使用した
ホログラムスクリーンが提案されている。
【0003】図7は、物体光として拡散光を使用した従
来のホログラムスクリーンの作製時の構成を示す概略図
である。このなかで、ハーフミラー9がレーザ照射装置
7からのレーザ光を二つに分岐し、一方はミラー10
a,10bおよびレンズ11aを介して、情報を含まず
一様な拡散状態を備える拡散物体6に照射される。この
拡散物体6で透過(反射型の系の場合もある)した拡散
光が物体光13として透明な基板ガラス1上に備えられ
たホログラム感光材料18に照射される。ハーフミラー
9で分岐した他方のレーザ光は、ミラー10cおよびレ
ンズ11bを介して、物体光13とは反対側から参照光
12としてホログラム感光材料18に照射される。参照
光12および物体光13の光軸はホログラム感光材料1
8に対してそれぞれ入射角α,βの角度を成している。
【0004】図6は図7の構成により作製されたホログ
ラムをスクリーンとして使用する従来のホログラフィッ
ク表示装置を示す概略図である。このホログラフィック
表示装置では、プロジェクタ3からの情報を含む光は、
入射角αで上記ホログラム感光材料を基に作製された基
板ガラス1上のホログラム2に入射し回折され、ホログ
ラム作製時の拡散物体の位置から四方八方へ拡散してい
るように見える状態となる。つまり、出射角β方向の観
察者4では、プロジェクタ3からの情報を含んだ光が拡
散物体の虚像14から拡散しているように見える。この
装置によると、参照光および物体光のそれぞれの光軸の
入射角α,βは任意に設定することができ、ホログラム
作製時のこれら入射角α,β設定により、表示画像の見
える方向を調整でき、設計自由度が大きいので、表示像
のギラツキなどを抑制する位置を選択することもできる
という特色がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図6のホログ
ラフィック表示装置では、上述のように、ホログラム2
に対する出射角β方向の観察者4では、ホログラム2を
中心として反対側に位置する拡散物体の虚像14の光が
プロジェクタ3からの情報を含んで拡散しているように
見えている。このため、観察者4に見える状態で視域5
に到達する情報光は、虚像14からの光と同等であり、
ホログラム2での拡散光のごく一部になり、表示像が暗
くなってしまうという問題がある。
【0006】また、観察者4が出射角β方向を外れた位
置を取り、観察者4の位置と拡散物体の虚像14の位置
とを結ぶ線上からホログラム2が外れると、ホログラム
2において表示されている情報は見えなくなるので、虚
像14がホログラム2から離れいていると情報光の広が
る範囲(表示像の見える範囲)が狭く、表示像の輝度と
見える範囲を同時に制御することが困難であるという問
題もある。
【0007】本発明の目的は、上述の課題を解決しよう
とするものであり、設計自由度が大きく、明るい表示像
光で、且つ表示像の見える範囲の制御ができるホログラ
フィック表示装置を提供することにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、光拡散物体を透過また
は反射した拡散光を物体光とし、光拡散物体を透過およ
び反射しない光を参照光として作製された光拡散性ホロ
グラムと、前記ホログラム面に情報を含む光を入射する
発光表示手段とを少なくとも備えたホログラフィック表
示装置であって、前記発光表示手段からの情報を含む光
が、前記ホログラムの作製時の参照光入射側に対して前
記ホログラムを挟んで反対側で、参照光の光軸上で参照
光とは反対向きの前記ホログラム面への入射光であるこ
とを特徴とするホログラフィック表示装置を提供する。
【0009】また、前記ホログラムにより回折された前
記情報を含む光の広がりが観察者の視域に対応する所定
方向に集まる、前記参照光入射条件ならびに光拡散物体
の位置およびサイズの設定を備える上記ホログラフィッ
ク表示装置を提供する。また、前記情報を含む光が、前
記参照光に対し前記ホログラムを挟んで共役な光として
前記ホログラム面上に入射される上記ホログラフィック
表示装置を提供する。また、前記ホログラムが反射型ホ
ログラムである上記ホログラフィック表示装置を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明に関わる一実施の形態の
反射型のホログラフィック表示装置の一例を示す概念図
である。透明な基板21上に貼り付けられた拡散型ホロ
グラム22に、プロジェクタ23(例えば、液晶表示装
置、発光ダイオードなど)から発せられた情報を含む光
を入射させ、ホログラム22上に結像させる。結像した
表示像は、ホログラム22によって回折角β1で回折さ
れ、観察者24の位置および視域25内に集中するよう
に反射される。このように反射型のホログラフィック表
示装置となっている。
【0011】より詳しくは、このプロジェクタ23から
発せられた情報を含む光がホログラム22の作製時の参
照光と共役の条件を以てホログラム22へ入射し、ホロ
グラム22上に結像する。この実施の形態の場合、プロ
ジェクタ23から発せられた光は発散光である。つま
り、共役の条件を満足している参照光は、プロジェクタ
23からの光とはホログラム22を挟んで逆向きの収束
光で、物体光とはホログラム22を挟んで反対側とな
る。このように、参照光と共役の条件(ホログラムから
距離L1の点から発散する光を参照光とは逆方向から入
射角α1でホログラム側へ入射)でプロジェクタ23か
ら発せられた光をホログラム22に入射させると、上述
のように、ホログラム22によって回折角β1で回折さ
れ、ホログラム作製時の拡散物体位置(ホログラムから
距離M1)にその拡散物体と同じ大きさ(水平方向X1
垂直方向Y1)で集光する。また、反射型ホログラムと
することにより、ホログラムの透過率が高いので表示像
の背後も同時によく見える。
【0012】図2は、図1で示した本発明に関わる一実
施の形態のホログラフィック表示装置に用いる拡散ホロ
グラムの作製光学系を示した概略図である。この図で、
ハーフミラー29がレーザ照射装置27からのレーザ光
を二つに分岐し、一方の光はミラー30aおよびレンズ
31aを介して、情報を含まず一様な拡散状態を備える
拡散物体26に照射される。ここで物体光33となる。
つまり、物体光33は、図1における観察者の視域25
と同じ大きさ(水平方向サイズX1、垂直方向サイズ
1)の拡散物体26を、図1における観察者の位置
(ホログラムから距離M1、角度β1)に配置し、対物レ
ンズ31aで広げたレーザ光で照射して得られる拡散光
である。この物体光33がガラス基板21上のホログラ
ム感光材料38に照射される。
【0013】一方、ハーフミラー29で分岐した他方の
レーザ光は、ミラー30bおよびレンズ31bで一度広
げられ、収束レンズ28により、図1におけるプロジェ
クタ23の位置(ホログラムから距離L1、角度α1)に
収束する参照光32となる。即ち、この参照光32は、
図1に示した再生装置系でのプロジェクタからの発散光
と共役な関係である。そして、この参照光32は物体光
33とは反対側からホログラム感光材料38に照射され
る。上記のように、図2で示したホログラム作製時の拡
散物体の位置および大きさを、図1で示した再生装置系
であるホログラフィック表示装置の観察者24の位置お
よび視域25に合わせると、ホログラムで回折された像
は観察者の視域内に殆ど全て集まってくるので、非常に
明るい表示像が得られる。
【0014】図3は、本発明に関わる他の実施の形態の
透過型のホログラフィック表示装置を示す概念図であ
る。透明な基板41上に貼り付けられた拡散型ホログラ
ム42に、プロジェクタ43から発せられた情報を含む
光を基板41側から入射させ、ホログラム42上に結像
させる。結像した表示像は、ホログラム42によって回
折角β2で透過方向へ回折され、観察者44の位置およ
び視域45内に集中するように透過される。このように
透過型のホログラフィック表示装置となっている。
【0015】この実施の形態でも、図1の実施の形態と
同様に、プロジェクタ43から発せられた情報を含む光
がホログラム42の作製時の参照光と共役の条件を以て
ホログラム42へ入射し、ホログラム42上に結像す
る。そして、プロジェクタ43から発せられた光は発散
光である。つまり、共役の条件を満足している参照光
は、プロジェクタ43からの光とはホログラム42を挟
んで逆向きの収束光であり、この透過型の場合、物体光
と同じ側となる。
【0016】図4は、図3で示した実施の形態のホログ
ラフィック表示装置に用いる拡散ホログラムの作製光学
系を示した概略図である。図1に示した実施形態と同様
に、ハーフミラー49、ミラー50aおよびレンズ51
aを介して、レーザ照射装置47からのレーザ光は、情
報を含まず一様な拡散状態を備える拡散物体46に照射
される。この拡散物体46は、図3における観察者の視
域45と同じ大きさ(水平方向サイズX2、垂直方向サ
イズY2)の拡散物体46を観察者の位置(ホログラム
から距離M2、角度β2)に配置される。この拡散物体4
6を対物レンズ51aで広げたレーザ光で照射して得ら
れる拡散光の物体光53が、ホログラム感光材料58に
照射される。
【0017】一方、ハーフミラー49で分岐した他方の
レーザ光は、ミラー50b,50c,50dおよびレン
ズ51bで一度広げられ、収束レンズ48により、図3
におけるプロジェクタ43の位置(ホログラムから距離
2、角度α2)に収束する参照光52となる。即ち、こ
の参照光52は、図3に示した再生装置系でのプロジェ
クタからの発散光と共役な関係である。そして、この参
照光52は物体光53と同じ側からホログラム感光材料
58に照射される。この実施の形態でも、図1で示した
再生装置系であるホログラフィック表示装置と同様に、
ホログラムで回折された像は観察者の視域内に殆ど全て
集まってくるので、非常に明るい表示像が得られる。
【0018】ここで、例えば図2のホログラム作製系に
おいて、拡散物体26の大きさ(X 1,Y1)や距離
1、参照光の発散点位置を変えることによって、ホロ
グラムから回折される表示像の広がる範囲を任意に制御
できる。これは、図4のホログラム作製系でも同様であ
る。このような制御によって、様々な用途に応用可能で
ある。例えば、銀行のCD機のディスプレイのように、
プライバシーを守らなければならない場合には、回折光
の広がりを抑え本人しか見えないようにしたり、逆にシ
ョーウィンドウなどを利用したディスプレイには、大勢
の人が見えるように、回折光の広がりを大きくするとい
ったことが可能になる。また、この装置によると、参照
光および物体光のそれぞれの入射角α1,β1,α2,β2
はある程度は任意に設定されることができ、回折光の波
長に変化を与えることもできる。
【0019】上記ホログラム記録材料としては、アクリ
ル系、ポリビニルカルバゾール系などのフォトポリマ
ー、重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀塩など種々の
感光材料を用いることができる。また、ホログラムとし
ては、体積位相型のホログラムが、高い回折効率を得ら
れるという点で好ましいが、エンボスタイプ、レインボ
ウタイプなどのホログラムと呼ばれるものも広く用いる
ことができる。また、上記拡散物体としては、すりガラ
スなどを透過した光の他に、アルミなどを梨地処理した
面で拡散反射した光を用いることもできる。さらに、上
記基板としてはガラスが利用でき、この他に、アクリル
などの光透過性を持った樹脂基板を用いてもよい。
【0020】上記の説明では一つのレーザで露光を行っ
たが、露光するレーザを複数にすることにより表示像を
カラー化することも可能である。また、これらのホログ
ラムは、1枚で用いるのみでなく、複数枚重ね合わせて
用いることも可能である。また、それぞれのホログラム
の露光条件を変えることにより、入射角度や出射角度を
複数化したりする事も可能である。さらに、これら様々
なホログラムを1枚のホログラムに記録することも可能
である。
【0021】ここで、例えば次の条件で、図1のホログ
ラフィック表示装置を使用することができる。
【0022】そして、この様なホログラフィック表示装
置において、観察者の視域に表示光が全て集まるような
拡散型ホログラムを得る為に、図2の作製系において、
以下の条件でホログラムが作製される。 使用するレーザは、プロジェクタ光源の冷陰極管のピー
ク波長に合わせるため、波長可変な色素レーザを用い
る。ここで色素レーザの発振波長は、ホログラム材料の
レーザ照射、加熱による収縮を考慮して、波長555n
mに設定する。このような条件で作製した拡散型ホログ
ラムに、プロジェクタにビデオ信号を入力し表示させれ
ば、非常に明るい映像が得られる。従来の装置では、屋
外は勿論明るい室内でも視認不可能であったが、本装置
では、屋外でも容易に映像が視認できる。
【0023】(実施例)ここで、実際に再生時と共役な
条件でホログラムを作製するのは困難な場合が多い。つ
まり、上記のように参照光に完全な収束光を必要とする
場合や、再生波長とホログラム記録波長を変えたい時な
どである。そこで本実施例では、上記条件と同一のホロ
グラフィック表示装置の再生波長とはホログラム記録波
長が若干異なり、さらに再生条件とも共役性をずらして
ある参照光を用いて作製した拡散型ホログラムを用い
て、表示装置を作製した。ホログラム記録に用いたレー
ザは、Arレーザ(λ=515nm)であり、プロジェ
クタ光源波長(λ=545nm)と異なっている。ま
た、参照光には、ホログラム記録材料からL=2000
mmの距離から発散する球面波を用いた。
【0024】その他のホログラム作製条件は、以下のと
おりである。
【0025】ホログラム記録材料には、デュポン社製フ
ォトポリマ(商品名:オムニデックス706M)を用い
た。参照光入射角度α1、物体光入射角度β1、拡散物体
サイズX1,Y1および、距離M1は、この条件で作製し
たホログラムから回折される光が観察者の視域に最も近
づくように、計算により求められた値である。
【0026】図5は、このホログラムを再生した場合の
計算による回折光の広がりを示す図である。図5(a)
の回折光の垂直方向の広がりについても、図5(b)の
回折光の水平方向の広がりについても、回折光が垂直方
向観察者視域16および水平方向観察者視域17にそれ
ぞれよく集まっているのが分かる。実際に、プロジェク
タにビデオ信号を入力し表示させてみたところ、屋外で
も容易に映像が視認できた。
【0027】
【発明の効果】本発明によるホログラフィック表示装置
を用いれば、発光表示手段からの情報を含む光が、ホロ
グラムの作製時の参照光入射側に対してホログラムを挟
んで反対側で、参照光の光軸上で参照光とは反対向きに
ホログラム面へ入射する。この構成により、ほとんどの
光が観察者に非常に近い拡散物体の実像位置を通って観
察者に届くので、観察者の視域内で明るい表示像が得ら
れるようになる。また、参照光入射条件ならびに光拡散
物体の位置およびサイズの設定を変えることによって、
表示像の見える範囲の制御も可能となり、様々な用途に
適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる一実施の形態の反射型のホログ
ラフィック表示装置の一例を示す概念図である。
【図2】図1で示した本発明に関わる一実施の形態のホ
ログラフィック表示装置に用いる拡散ホログラムの作製
光学系を示した概略図である。
【図3】本発明に関わる他の実施の形態の透過型のホロ
グラフィック表示装置を示す概念図である。
【図4】図3で示した実施の形態のホログラフィック表
示装置に用いる拡散ホログラムの作製光学系を示した概
略図である。
【図5】(a)実施例のホログラムを再生した場合の計
算による回折光の垂直方向の広がりを示す図である。
(b)実施例のホログラムを再生した場合の計算による
回折光の水平方向の広がりを示す図である。
【図6】図7の構成により作製されたホログラムをスク
リーンとして使用する従来のホログラフィック表示装置
を示す概略図である。
【図7】物体光として拡散光を使用した従来のホログラ
ムスクリーンの作製時の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1,21,41 基板 2,22,42 ホログラム 3,23,43 プロジェクタ 4,24,44 観察者 5,25,45 観察者視域 6,26,46 拡散物体 7,27,47 レーザ 8,28,48 収束レンズ 9 ハーフミラー 10 ミラー 11 対物レンズ 12,32,52 参照光 13,33,53 物体光 14 拡散物体虚像 16 垂直方向観察者視域 17 水平方向観察者視域 18,38,58 ホログラム記録材料
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月15日(1999.10.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(実施例)ここで、実際に再生時と共役な
条件でホログラムを作製するのは困難な場合が多い。つ
まり、上記のように参照光に完全な収束光を必要とする
場合や、再生波長とホログラム記録波長を変えたい時な
どである。そこで本実施例では、上記条件と同一のホロ
グラフィック表示装置の再生波長とはホログラム記録波
長が若干異なり、さらに再生条件と共役性をずらしてあ
る参照光を用いて作製した拡散型ホログラムを用いて、
表示装置を作製した。ホログラム記録に用いたレーザ
は、Arレーザ(λ=515nm)であり、プロジェク
タ光源波長(λ=545nm)と異なっている。また、
参照光には、ホログラム記録材料からL=2000mm
の距離から発散する球面波を用いた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光拡散物体を透過または反射した拡散光を
    物体光とし、光拡散物体を透過および反射しない光を参
    照光として作製された光拡散性ホログラムと、前記ホロ
    グラム面に情報を含む光を入射する発光表示手段とを少
    なくとも備えたホログラフィック表示装置であって、前
    記発光表示手段からの情報を含む光が、前記ホログラム
    の作製時の参照光入射側に対して前記ホログラムを挟ん
    で反対側で、参照光の光軸上で参照光とは反対向きの前
    記ホログラム面への入射光であることを特徴とするホロ
    グラフィック表示装置。
  2. 【請求項2】前記ホログラムにより回折された前記情報
    を含む光の広がりが観察者の視域に対応する所定方向に
    集まる、前記参照光入射条件ならびに光拡散物体の位置
    およびサイズの設定を備える請求項1に記載のホログラ
    フィック表示装置。
  3. 【請求項3】前記情報を含む光が、前記参照光に対し前
    記ホログラムを挟んで共役な光として前記ホログラム面
    上に入射される請求項1または2に記載のホログラフィ
    ック表示装置。
  4. 【請求項4】前記ホログラムが反射型ホログラムである
    請求項1〜3のいずれかに記載のホログラフィック表示
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002162600A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Noritsu Koki Co Ltd 特定視点画像表示装置及び多視点画像表示装置
JP2011035899A (ja) * 2009-07-08 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd 立体画像提示方法および提示装置

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