JP2002162600A - 特定視点画像表示装置及び多視点画像表示装置 - Google Patents

特定視点画像表示装置及び多視点画像表示装置

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JP2002162600A
JP2002162600A JP2000359430A JP2000359430A JP2002162600A JP 2002162600 A JP2002162600 A JP 2002162600A JP 2000359430 A JP2000359430 A JP 2000359430A JP 2000359430 A JP2000359430 A JP 2000359430A JP 2002162600 A JP2002162600 A JP 2002162600A
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Koji Yamazaki
幸治 山崎
Eiji Shimizu
英二 志水
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な立体視装置を提供する。 【解決手段】 特定視点画像表示装置や多視点画像表示
装置において、ホログラム板に照明用光線束を照射す
る。ホログラム板から発生する回折光線束が、このホロ
グラム板を1段階撮影法で作成する時に使用した拡散板
の位置に、当該ホログラム板の焦点を面状に形成する。
マスク映像表示装置は、照明用光線束発生装置から発生
した照明用光線束の光路を横切る位置に設けられ、マス
ク映像パターンで照明用光線束をマスクする。面状焦点
の範囲内に目をおいてホログラム板を見ると、再生され
たマスク映像パターンをホログラム板の位置で観察でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視を可能にす
る画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、ホログラムを用いた新規
な立体視装置として、特定の視点のみの画像を表示出来
る特定視点画像表示装置、及び、その視点が多数ある多
視点画像表示装置について、特開平11−190969
号公報に記載している。これらの装置で使用するホログ
ラム板は、ホログラム板の焦点を、ホログラム板から離
れた位置に面状に形成するものである。具体的には、次
のように、2段階撮影法で作成される。第1段階で、マ
スタホログラム用乾板の前方にスクリーンを置き、可干
渉性を有する光源からの光線束を2分し、一方の光線束
をスクリーンに照射して生じるスクリーンからの反射光
を物体光としてマスタホログラム用乾板に当て、他方の
光線束は平行光線束にして、参照光として直接マスタホ
ログラム用乾板に当て、物体光と参照光の干渉縞をマス
タホログラム用乾板に記録してマスタホログラム板を作
成する。次に第2段階で、作成されたマスタホログラム
板に対して、参照光と逆の方向から、参照光と同質の可
干渉性を有する照明光を照射して、回折光線束を発生さ
せてスクリーンの実像であるスクリーンホログラム像を
空間に再生し、スクリーンホログラム像の位置にホログ
ラム用乾板を置き、照明光と同じ光源から分離した光線
束を参照光とし、回折光線束と同じ側からまたは逆の側
からホログラム用乾板に当てて、回折光線束と参照光と
の干渉縞をホログラム用乾板に記録する。こうして、ホ
ログラム板が製造される。こうして作成したホログラム
板に照明用光線束を照射すると、ホログラム板の面上又
は面の近傍にスクリーンをホログラム像として再生し、
ホログラム板から出る回折光線束が、当該ホログラム板
を2段階撮影法で作成するときに使用したマスタホログ
ラム板の像の位置に、当該ホログラム板の焦点を面状に
形成する。この面状焦点の範囲内に目をおきホログラム
板を見ると、スクリーンのホログラム像を観察できる。
さらに、ホログラム板の面上に再生されたスクリーンの
ホログラム像にマスク映像によるマスクを施すと、面状
焦点の範囲内に置いた目からのみ、マスク映像がスクリ
ーンホログラム像の上にうかびあがる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平11−1
90969号公報に記載された立体視装置は、新規な立
体視装置を提供するものである。しかし、この新規な立
体視装置においても種々の改良や変形が可能であると思
われる。たとえば、ホログラムの作成法についても改良
や変形が可能であると思われる。
【0004】本発明の目的は、改良した立体視装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る特定視点画
像表示装置は、指向性を持つ照明用光線束を発生する照
明用光線束発生装置と、ホログラム板と、マスク映像表
示装置と、マスク映像情報発生装置とからなる。ホログ
ラム板は、照明用光線束発生装置から発生された前記の
照明用光線束を回折して指向性を持つ回折光線束を発生
する透過型または反射型のホログラム板であり、前記の
照明用光線束の照射により当該ホログラム板から発生す
る回折光線束が、当該ホログラム板を1段階撮影法で作
成する時に使用した拡散板の位置に、当該ホログラム板
の焦点を面状に形成して、前記の面状焦点の範囲内に目
をおいた時に限り当該ホログラム板を見ると前記の照明
用光線束を観察できる。マスク映像表示装置は、照明用
光線束発生装置から発生した前記の照明用光線束の光路
を横切る位置に設けられて、照明用光線束をマスクする
2次元のホログラム板に再生されるマスク映像パターン
を表示する。このマスク映像表示装置は、当該マスク映
像表示装置を透過した照明用光線束をマスク映像パター
ンを反映したマスク後光線束に変換して、照明用光線束
の代わりにマスク後光線束を前記のホログラム板に照射
して、再生される前記の拡散板のホログラム像にマスク
映像パターンを反映して、前記の面状焦点の範囲内にお
いた目から観察できるようにしたものである。マスク映
像情報発生装置は、マスク映像情報をマスク映像表示装
置に伝達してマスク映像表示装置の表示面上に前記のマ
スク映像パターンを表示させる。
【0006】照明用光線束発生装置から出る照明用光線
束がホログラム板に当たって回折することにより、撮影
時に用いた拡散板の位置にホログラム像が再生される。
マスク映像情報発生装置がマスク映像表示装置に映像情
報(たとえばモノクロの濃淡マスク映像情報)を送る
と、マスク映像情報発生装置はマスク映像としてマスク
映像表示装置の面上に映像情報を表示して、照明用光線
束をマスクしてマスク後光線束に変換する。こうして、
マスク後光線束のマスク映像パターンがホログラム板に
形成される。ホログラム板から出る回折光線束がマスタ
ホログラム板像の位置に焦点を面状に形成し、当該面状
焦点の面上に置いた目からのみ再生された映像が鮮明に
見える。
【0007】この特定視点画像表示装置において、照明
用光線束をホログラム板の一方の辺に平行になる方向に
照射しておいて、マスク映像表示装置を照明用光線束に
直交して置く、あるいはマスク映像表示装置をホログラ
ム板に平行に置く、あるいはマスク映像表示装置の一方
の辺も照明用光線束が平行に照射しているホログラム板
の一方の辺に平行になるようにして、マスク映像表示装
置を照明用光線束の光路を斜めに横断する位置に置き、
マスク映像情報発生装置で作成されるマスク映像の少な
くとも1方の辺の長さを、ホログラム像表示装置の対応
する辺の長さに一致させて、他方の辺の長さをマスク映
像表示装置とホログラム板の対応する辺の長さの比率で
拡大あるいは縮小させる。これにより、マスク映像情報
発生装置で作成するマスク映像の縦方向、横方向の歪み
補正を容易にし、マスク映像パターンの全面に周辺部も
含めて広範囲に正確で歪みの無い視差画像を投影でき
る。
【0008】前記の特定視点画像表示装置によれば、ホ
ログラム板から出る回折光線束が拡散板像の位置に焦点
を面状に形成しているので、回折光が特定の位置に集光
せず、空間内の一定の許容度のある面内に回折光が届
く。したがって、観察者は、前記面状焦点の面上に置い
た目を面上でずらせることが可能である。
【0009】また、前記の特定視点画像表示装置によれ
ば、ホログラム板から出る回折光線束がマスタホログラ
ム板像の位置に焦点を面状に形成しているので、回折光
が特定の位置に集光せず、空間内の一定の許容度のある
面内に回折光が広がって届くようにしている。このた
め、マスタホログラム板像の不要な虚像を弱くして見え
なくする。
【0010】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
において、照明光線束発生装置が発生する照明用光線束
は、平行光線束である。平行光線束を用いることによ
り、マスク映像表示装置に表示されるマスク映像パター
ンとホログラム板に再生されるマスク映像パターンとの
対応付けが容易になる。
【0011】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
において、照明光線束発生装置が発生する照明光線束は
拡散光線束である。拡散光線束を用いることにより、マ
スク映像表示装置に表示されるマスク映像パターンを、
ホログラム板に再生されるマスク映像パターンに拡大し
て表示できる。
【0012】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
において、照明光線束発生装置が発生する照明光線束は
収束光線束である。収束光線束を用いることにより、マ
スク映像表示装置に表示されるマスク映像パターンを、
ホログラム板に再生されるマスク映像パターンに縮小し
て表示できる。
【0013】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
のホログラム板は、その前方の外部視野の光も透過す
る。好ましくは、前記の特定画像表示装置のホログラム
板が反射型ホログラム板であり、ホログラム板とその前
方の外部視野の間に遮光板を設ける。
【0014】本発明に係る多視点画像表示装置は、複数
の前記の特定視点画像表示装置を備える。複数の特定視
点画像表示装置は、それぞれの面状焦点を、少なくとも
2以上の空間内の異なる位置に配置して、観察者の左右
の目を同時にそれぞれ異なる位置の面状焦点の範囲内に
置くことができて、それぞれの目を置いた面状焦点に対
応する前記のマスク映像パターンを互いに左右独立して
観察できるように配置される。
【0015】各特定視点画像表示装置の面状焦点を空間
内の異なる位置に配置するので、観察者が、同時に選択
したうちの少なくとも1つの面状焦点に片方の目を、選
択した内の残りの少なくとも1つの面状焦点に他方の目
を置くと、左右の目に異なるパターンが反映された別の
マスク映像パターンが見える。時々刻々変化する異なる
視点に対応したマスク映像パターンを反映した各特定視
点画像表示装置のマスク映像パターンに現れるそれぞれ
の動画像のうち、左右の目の位置に対応した同時刻の視
差の異なる動画像を左右の目に別々に提供できる。ホロ
グラム像が面状であるので、観察者が異なって左右両眼
の距離が変わっても、両眼の距離の差を吸収して、左右
両眼に対応するそれぞれ異なるマスタホログラム板像の
面上に左右別々の目を置いて、楽な姿勢で視差画像を見
ることができる。
【0016】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、複数の特定視点画像表示装置のそれぞれの面状
焦点のうち、少なくとも2つの面状焦点が空間内の同一
位置に重なり、かつ、重ね合わされた各面状焦点に対応
するすべての再生されるマスク映像パターンが、重ね合
わされた当該面状焦点(以下、面状焦点群という)の範
囲内に目を置いた場合に、空間内に連続して観察できる
ように複数の特定視点画像表示装置が組み合わされ、前
記の複数の特定視点画像表示装置の組み合わせを、少な
くとも2組以上備える。そして、前記各組のそれぞれの
面状焦点群を、少なくとも2以上の空間内の異なる位置
に配置して、観察者の左右の目を同時にそれぞれ異なる
位置の面状焦点群の範囲内に置くことができ、それぞれ
の目を置いた面状焦点群に対応する前記の再生マスク映
像パターンの群を互いに左右独立して観察できるよう
に、複数の組の特定視点画像表示装置の組み合わせの群
を構成する。これにより、観察者が広視野で立体視でき
る。
【0017】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、複数の特定視点画像表示装置のそれぞれの再生
されるマスク映像パターンの全部または一部が、空間内
の同一位置に重なり、かつ、重ね合わされた各マスク映
像パターンに対応するすべての面状焦点が、空間内の異
なる位置に配置されるようにして、観察者の左右の目を
同時にそれぞれ異なる位置の面状焦点の範囲内に置くこ
とができ、それぞれの目をおいた面状焦点に対応する前
記の再生マスク映像パターンを、互いに影響することな
く左右独立して観察できるように、前記の複数の特定視
点画像表示装置を配置する。これにより、同時に左右の
目に視差の異なる動画像を別々に提供でき、観察者は精
度の良い距離感で立体視できる。
【0018】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、複数組の特定視点画像表示装置の組み合わせの
群のそれぞれの少なくとも1つの再生されるマスク映像
パターンの全部または一部が、空間内の同一位置に重な
り、かつ、重ね合わされた再生マスク映像パターンに対
応するすべての組の面状焦点群が、空間内の異なる位置
に配置され、観察者の左右の目を同時にそれぞれ異なる
位置の面状焦点群の範囲内におくことができ、それぞれ
の目を置いた面状焦点群に対応する前記の再生マスク映
像パターンの群を互いに左右独立して観察できるよう
に、複数の組の特定視点画像表示装置の組み合わせの群
を構成する。これにより、観察者が精度のよい距離感で
広視野で立体視できる。
【0019】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、複数の特定視点画像表示装置のうち、少なくと
も2つ以上が再生されるマスク映像パターンどうしと面
状焦点どうしがそれぞれ空間内の同一位置に重なり、そ
れぞれ照明用光線束発生装置から発生する照明用光線束
の色が異なり、それぞれのホログラム板は、対応する異
なる色を用いた撮影により作成されており、それぞれの
マスク映像情報発生装置は、同時刻に同じ方向から見た
マスク映像情報からそれぞれ対応する色成分のみを抽出
したマスク映像パターンの情報をそれぞれのマスク映像
表示装置に伝達するようにして、重ね合わされた当該面
状焦点(以下、面状焦点群という)の範囲内に目を置い
た場合に、それぞれの色を混合して一つに見えるカラー
のマスク映像パターンとして観察できるように、複数の
特定視点画像表示装置が組み合わされる。前記の複数の
特定視点画像表示装置の組み合わせを、少なくとも2組
以上備え、前記各組の重ね合せた面状焦点群を少なくと
も2以上の空間内の異なる位置に配置して、観察者の左
右の目を同時にそれぞれ異なる位置にある各組の重ね合
せた面状焦点群の範囲内に置くことができ、それぞれの
目を置いた面状焦点群に対応する前記の各組の一つに見
えるカラーの再生マスク映像パターンを互いに左右独立
して観察できるように、複数の組の特定視点画像表示装
置の組み合わせの群が構成される。これにより、観察者
がカラー画像の立体視ができる。
【0020】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、複数組の特定視点画像表示装置の組み合わせ群
のそれぞれ1つに見えるカラーの再生マスク映像パター
ンの全部または一部が空間内の同一位置に重なり、か
つ、重ね合わされた再生マスク映像パターンに対応する
すべての組の面状焦点群が空間内の異なる位置に配置さ
れるようにし、観察者の左右の目を同時にそれぞれ異な
る位置の面状焦点群の範囲内に置くことができ、それぞ
れの目を置いた面状焦点群に対応する前記の一つに見え
るカラーの再生マスク映像パターンを、互いに影響する
ことなく左右独立して観察できるように、複数組の特定
視点画像表示装置の組み合わせ群が構成される。これに
より、観察者は精度の良い距離感でカラー画像の立体視
ができる。
【0021】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、前記の異なる色が赤、緑及び青である。これに
より、簡便に拡散板上でカラー画像の立体視ができる。
【0022】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、特定視点画像表示装置の照明用光線束発生装置
が多色光または白色光の照明用光線束を発生し、それぞ
れのホログラム板が、異なる色での撮影により作成され
ていて、それぞれのホログラム板が対応する色の回折光
線束を発生する。これにより、重ね合わせの効果により
カラーのマスク映像パターンを観察できる。
【0023】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、特定視点画像表示装置の照明用光線束発生装置
が多色光または白色光の照明用光線束を発生し、それぞ
れのホログラム板がレインボー型ホログラム板として作
成されていて、それぞれのホログラム板により再生され
て虹色に分光された回折光線束が形成する虹色の面状焦
点を、異なる色の部分が空間内の同一位置で重なるよう
に空間内で平行にずらせて配置する。重なった拡散板像
の面に目を置いたとき、重なったマスタホログラム板像
に対応するすべてのマスク映像パターンが同時に見え
る。それぞれ色の異なるマスク映像パターンの動画像を
重ね合わせて、同時に左右の目にカラーのマスク映像パ
ターンを観察できる。
【0024】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、2以上の視点をもつ多視点画像表示装置を1組
として、少なくとも2組以上を備え、各組の複数の特定
視点画像表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合う位置
に配置される。前記のマスク映像情報発生装置は、各組
の右端から左端までの面状焦点の順序に従って、同じ順
序の面状焦点に対応する各組のそれぞれのマスク映像表
示装置に、同じ形のマスク映像パターンを表示させる。
これにより、複数の観察者が同時に同じ多視点画像を観
察できる。
【0025】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、1つの組の前記の特定視点画像表示装置のうち
で左端に配置された面状焦点の隣に次の組の前記の特定
視点画像表示装置のうちで右端に配置された面状焦点が
くるように構成される。これにより、横に並んだ複数の
観察者が同時に同じ多視点映像を観察できる。
【0026】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、2以上の視点をもつ前記の多視点画像表示装置
を1組として、少なくとも2組以上を備え、各組の複数
の特定視点画像表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合
う位置に配置され、各組の面状焦点の列が観察者に対す
る奥行き方向に前後に異なる位置に配置される。前記の
マスク映像情報発生装置は、発生するマスク映像情報の
マスク映像パターンについて奥行き方向の距離に対応し
て視野角と拡大縮小率を変える。各組の左右の面状焦点
が、各組単位に奥行方向にホログラム板から異なる距離
に配置されるので、観察者に対する奥行距離に合致し
て、左右の視点の異なる動画像を提供でき、観察者の目
の位置が前後に移動しても矛盾のない立体視ができる。
【0027】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、2以上の視点をもつ前記の多視点画像表示装置
を1組として、少なくとも2組以上を備え、各組の複数
の特定視点画像表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合
う位置に配置され、各組の面状焦点の列が観察者に対し
て上下方向に隣り合う位置に配置される。前記のマスク
映像情報発生装置は、発生するマスク映像情報のマスク
映像パターンについて上下方向に視角の差に対応して変
化させる。これにより、観察者の目の位置が上下に移動
に合致して、上下左右に視点の異なる動画像を矛盾なく
立体視ができる。
【0028】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
や多視点画像表示装置において、特定視点画像表示装置
の前記のマスク映像情報発生装置から伝達されるマスク
映像情報がモノクロの濃淡マスク映像パターンの情報で
ある。濃淡マスク映像パターンを用いて、簡便に特定方
向から映像を観察できる。
【0029】好ましくは、前記の多視点画像表示装置
は、さらに、各特定視点画像表示装置のマスク映像情報
発生装置に接続され、マスク映像パターン発生の同期信
号を供給する映像同期装置を備える。この同期信号によ
り、同時刻の異なる方向からのマスク映像パターンを自
動的にタイミングを一致させて表示できる。
【0030】好ましくは、前記の多視点画像表示装置に
おいて、特定視点画像表示装置の中の少なくとも2つの
特定視点画像表示装置のホログラム板が共通の1枚のホ
ログラム板であり、該ホログラム板は、その面上に、前
記の少なくとも2つの特定視点画像表示装置のマスク映
像パターンを重ねて記録されている。これにより、装置
全体のホログラム板の厚さを減少させる。
【0031】好ましくは、前記の特定視点画像表示装置
や多視点画像表示装置において、前記の特定視点画像表
示装置の中の少なくとも1枚のホログラム板は、複数の
面状焦点を空間の異なる位置に生じるように作成され
る。これにより、観察者は、異なる位置で同じ再生され
るマスク映像パターンを別々に観察できる。
【0032】本発明に係るホログラム板製造法では、透
過型または反射型拡散板からの拡散光が当たる任意の位
置にホログラム用乾板を置く。可干渉性を有する光源か
らの光を2分し、一方の光線束を、平行、収束または拡
散のいずれかの光線束にして、透過型の場合は光線束を
拡散板と透過させて、または、反射型の場合は光線束を
拡散板で反射させて物体光としてホログラム用乾板に当
てて、他方の光線束を平行光線束にして照明光として直
接ホログラム用乾板に当てる。照明光は、透過型ホログ
ラム板の場合は物体光と同じ側から当てられ、反射型ホ
ログラム板の場合は物体光と反対側から当てられる。こ
れらの2つの光線束の干渉縞を透過型または反射型のホ
ログラム用乾板に記録してホログラム板を作成する。こ
うして作成されたホログラム板に対して参照光と逆方向
から指向性をもつ照明用光線束を当てて上述の特定視点
画像表示装置のホログラム板として提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ
参照記号は同一または同等のものを示す。まず、1つの
(特定の)視点からの画像を表示する特定視点画像表示
装置について説明する。後で説明する種々の実施の形態
の多視点画像表示装置では、複数の特定視点画像表示装
置を使用して、同時刻の視差の異なる動画像を空間の異
なる位置で見えるようにしてそれらの視差画像のうちか
ら選択的に左右の目に適切な視差動画像を提供して多視
点での立体視を可能にする。本発明者らによる特開平1
1−190969号公報では、ホログラムを用いた新規
な立体視装置として、特定視点画像表示装置と多視点画
像表示装置を記載しているが、そこでは、2段階撮影法
で作成したホログラム板を用いていた。この場合、ホロ
グラム板に照明用光線束を照射すると、ホログラム板の
面上にスクリーンをホログラム像として再生し、ホログ
ラム板から出る回折光線束が、ホログラム板を2段階撮
影法で作成するときに使用したマスタホログラム板の像
の位置に、当該ホログラム板の焦点を面状に形成する。
この面状焦点の範囲内に目をおいたときに限り、当該ホ
ログラム板を見るとスクリーンのホログラム像を観察で
きる。ここで、スクリーンのホログラム像にマスク映像
によるマスクを施すと、面状焦点の範囲内に置いた目か
らのみ、マスクされたスクリーンのホログラム像が観察
でき、マスク映像がスクリーンホログラム像の上にうか
びあがる。これに対し、本発明では、透過型または反射
型のホログラム板を、後で説明するように、透過型また
は反射型のホログラム乾板の前方に位置した拡散板を用
いて1段階撮影法で作成する。面状の焦点は、拡散板の
位置に形成される。特開平11−190969号公報に
記載した装置と同様に、面状の焦点の範囲内に置いた目
からのみ、マスクされたホログラム像が観察でき、マス
ク映像がうかびあがる。
【0034】図1は、透過型ホログラム板を用いた特定
視点画像表示装置を示す。照明用光線束発生装置11
は、指向性を有する照明用光線束2を出射し、透過型ホ
ログラム板7に入射する。ホログラム板7は、照明用光
線束2が透過型ホログラム板7に当たって回折すること
により、ホログラム板7から出る回折光線束9が、当該
ホログラム板7を1段階撮影法で作成する時に使用した
拡散板のホログラム像10の位置に、ホログラム板7の
焦点を面状に形成する。面状の拡散板ホログラム像(以
下では拡散板像という)10を形成するので、拡散板像
10の面上に置いた目(特定視点)12からのみ、再生
された照明用光線束2が鮮明に見える。
【0035】さらに、動画映像を表示するために、照明
用光線束2の光路を横切る位置にマスク映像表示装置5
を置き、マスク映像情報発生装置4と接続する。マスク
映像表示装置5は、たとえば、液晶シャッターであり、
マスク映像情報発生装置4は、たとえば、液晶シャッタ
ーを駆動する画像信号を発生する画像信号発生回路であ
る。マスク映像情報発生装置4からマスク映像情報(た
とえばモノクロの濃淡マスク映像動画情報)に基づく映
像信号を受け取ると、マスク映像表示装置は、映像信号
に基づきマスク映像(マスク映像パターン)6をマスク
映像表示装置5の面上に表示する。照明用光線束2はマ
スク映像パターン6によりマスクされ、照明用光線束2
がマスク後光線束3に変換され、照明用光線束の代わり
にマスク後光線束3がホログラム板7に照射される(図
において、楕円は光線束の広がりを示すために使用され
ている)。図において斜線部は、マスク映像パターン6
によりマスクされた部分を図式的に示す。これにより、
マスク後光線束3のマスク映像パターンが反映された像
を拡散板像10上の目12から観察でき、目12からホ
ログラム板7の方を見ると、ビデオ映像がホログラム板
の位置にうかびあがる。(なお、図では、目12を拡散
板像10の面からずらして表示している。)
【0036】上述のように、ホログラム板7から出る回
折光線束9が拡散板像10として焦点を面状に形成す
る。このため、回折光が特定の位置に集光せず、空間内
の一定の許容度のある面内に回折光が届く。したがっ
て、拡散板像10の面上に置いた目12を拡散板像10
の面上でずらせることが可能である。また、回折光が特
定の位置に集光せず、空間内の一定の許容度のある面内
に回折光が広がって届く。したがって、拡散板像10の
不要な虚像を弱くして見えなくすることができ、虚像が
まぶしく見えることがない。また、ホログラム板乾板7
aの位置に映像を投影し、画面全体に明るさが均質な特
定視点の画像を表示できる。
【0037】マスク映像表示装置5は、照明用光線束2
の光路を斜めに横断する位置に置く。ここで、照明用光
線束発生装置11から発する照明用光線束2を平行光線
束にして、かつ照明用光線束2がホログラム板7の一方
の辺に平行になる方向に照射しておいて、マスク映像表
示装置5を照明用光線束2に直交して置く、またはマス
ク映像表示装置5をホログラム板7に平行に置く、また
はマスク映像表示装置5の一方の辺も照明用光線束2が
平行に照射しているホログラム板7の一方の辺に平行に
なるようにする。そして、マスク映像情報発生装置4で
作成されるマスク映像6の少なくとも1方の辺の長さ
を、ホログラム板7の対応する辺の長さに一致させて、
他方の辺の長さをマスク映像表示装置5とホログラム板
7の対応する辺の長さの比率で拡大あるいは縮小させ
る。これにより、マスク映像情報発生装置4で作成する
マスク映像6の縦方向、横方向の歪み補正が容易であ
り、1段階撮影法で用いるホログラム乾板の位置の全面
に、周辺部も含めて広範囲に正確で歪みの無い画像を投
影できる。なお、このホログラム板7は、その前方の外
部視野の光も透過するようにしてもよい。これにより、
外部視野の背景の中に動画像を表示できる。例えば、図
1において、背景170の上に、マスク映像パターンが
反映されたを見ることができる。
【0038】図2と図3は、それぞれ、図1の装置で用
いた透過型ホログラム板7の1段階撮影法による作成方
法の概略を示している。このような撮影法を用いること
により、面状の透過型拡散板8aまたは反射型拡散板8
bのホログラム板7が形成できる。
【0039】1段階撮影法によるホログラム板の作成で
は、図2と図3に示すように、ホログラム板用乾板7a
の前方に例えば乳白色等の透過型の拡散板8aまたは反
射型の拡散板8bを置く。そしてレーザー光のようなコ
ヒーレント性(可干渉性)を有する光源からの光線束を
ハーフミラー等によって2分し、一方の光線束14aを
拡散板8a、8bに照射して生じる拡散板8a、8bか
らの透過光または反射光を物体光9a、9bとしてホロ
グラム用乾板7aに当てる。他方の光線束は参照光14
bとして直接ホログラム用乾板7aに当てる。その結
果、物体光9a、9bと参照光14bの干渉光がマスタ
ホログラム用乾板7aに記憶される。これにより、透過
型のホログラム板7が作成される。
【0040】図4に示すように、ホログラム用乾板7a
上に形成された干渉縞を固定した透過型ホログラム板7
を用いて、ホログラム像が観察される。ホログラム板7
に対して、参照光14bと逆の方向から参照光と同質の
指向性を有する照明光2を照射して、回折光線束9を発
生させて透過型拡散板または反射型拡散板のホログラム
像10を面状の焦点として再生する。この場合、目12
を面状の拡散板像10の範囲内に置いたときのみ、ホロ
グラム用乾板7aの位置に像を明瞭に見ることができ
る。
【0041】図5は、反射型ホログラム板7'を用いた
特定視点画像表示装置を示す。図1に示した特定視点画
像表示装置との違いは、透過型ホログラム板の代わり
に、反射型ホログラム板7'を用い、これに対応して、
照明用光線束発生装置11などの配置が異なることであ
る。光線束が反射型ホログラム板7'により反射される
ので、回折光線束9の方向が、ホログラム板7'に関し
て、図1ではマスク後光線束3の入射面と反対の面から
出ているのに対し、図5ではマスク後光線束3の入射面
と同一の面から出ている。また、マスク映像情報発生装
置4で作成されるマスク映像6の向きが、図1と図5で
は左右反転している。ただし、マスク後光線束3の入射
方向がホログラム板7'の下方あるいは上方からとなる
場合は、マスク映像6の向きが、図1と図5では上下反
転になるのは当然である。なお、この反射型ホログラム
板7'は、さらに、前方の外部視野の背景170との間
に遮光板172を設けることもできる。これにより、観
察者は、マスク映像パターンが反映された映像のみを見
ることができる。
【0042】図6と図7は、それぞれ、図5の装置で用
いた反射型ホログラム板7’の1段階撮影法による作成
方法の概略を示している。このような撮影法を用いるこ
とにより、面状の透過型拡散板8aと反射型拡散板8b
のホログラム板7’が形成できる。1段階撮影法による
ホログラム板の作成では、図6と図7に示すように、ホ
ログラム板用乾板7bの前方に白色の透過型の拡散板8
aまたは反射型の拡散板8bを置く。そしてレーザー光
のようなコヒーレント性(可干渉性)を有する光源から
の光線束をハーフミラー等によって2分し、一方の光線
束14aを拡散板8a、8bに照射して生じる拡散板か
らの透過光または反射光を物体光9a、9bとしてホロ
グラム用乾板7bに当てる。他方の光線束は参照光14
bとして物体光9a、9bと同じ方向から直接ホログラ
ム用乾板7bに当てる。その結果、物体光9a、9bと
参照光14bの干渉光がマスタホログラム用乾板7bに
記憶される。こうして、反射型ホログラム板7’が作成
される。
【0043】また、図8に示すように、ホログラム用乾
板7b上に形成された干渉縞を固定した反射型ホログラ
ム板7’を用いて、ホログラム像が観察される。ホログ
ラム板7’に対して、参照光14bと逆の方向から参照
光と同質の指向性を有する照明光2を照射して、回折光
線束9を発生させてホログラム像である透過型拡散板像
10aまたは反射型拡散板像10bを再生する。この場
合、目12を面状の拡散板像10の範囲内に置いたとき
のみ、ホログラム用乾板7bの位置に像を明瞭に見るこ
とができる。
【0044】以上に説明した特定視点画像表示装置は次
のような特徴を備える。1段階撮影法で作成したホログ
ラム板を用いてホログラム像を見ることができる。ホロ
グラム板は1段階撮影法で形成されるので、ホログラム
作成手順が半分になり、ホログラム板製造の生産性が向
上する。
【0045】また、ホログラム板7、7'から出る回折
光線束9が拡散板像10として焦点を面状に形成してい
るので、拡散板像10は空間に一定の面積を有してい
て、回折光が特定の位置に集光せず、空間内の一定の許
容度のある面内に回折光が届く。このため、観察者は、
拡散板像10の面上に置いた目12を面状の像10の範
囲で自由にずらせることが可能であり、楽な姿勢で動画
像をみることができる。
【0046】また、回折光が特定の位置に集光せず、空
間内の一定の許容度のある面内に回折光が届くので、不
要な虚像が弱く見えなくなり、観察者は、ホログラム像
の虚像が実像に重なって判別しにくくなる。ホログラム
像が、一枚の明るさが均質な映像になり、画面全体がお
だやかで明るいので、観察者は、まぶしさを感じないで
ホログラム板の面上マスク映像が反映された像を見るこ
とができる。
【0047】図9から図13は、図1または図5の特定
視点画像表示装置で用いた照明用光線束発生装置11の
4つの構成例を示す。図9は照明用光線束発生装置の第
1の例である。点光源15を拡大レンズ16の片方の面
の中心に、中心軸に沿って照射する。拡大レンズ16の
他方の面から出て行く光は、拡散光線束17になる。拡
散光線束17を凸レンズ18の片面に当てる。この時、
凸レンズ18の中心軸は拡大レンズ16の中心軸に一致
させ、凸レンズ18の一つの焦点の位置に、拡大レンズ
16の中心がくるように置いておくと、凸レンズ18の
他方の面から出て行く光は、平行光線束になって、照明
用光線束2として、2つのレンズの中心軸を結ぶ直線に
平行に進んでいく。
【0048】図10は、照明用光線束発生装置の第2の
例である。この例は、図9の発生装置で用いた点光源2
と2つのレンズ16、18の組み合わせを複数平行に並
べたものである。これにより、より大きな断面積の照明
用光線束2を発生させることが出来る。
【0049】図11は、照明用光線束発生装置の第3の
例である。図9の装置で用いた凸レンズ18の代わり
に、凹面鏡や放物面鏡などの曲面鏡19を用い曲面鏡の
焦点の位置に拡大レンズ16を置く。これにより、曲面
鏡19から出て行く光を照明用光線束2にする。
【0050】図12と図13は、照明用光線束発生装置
の第4の例である。図13に見られるように、図9の凸
レンズの代わりに、回折格子ホログラム板20を使っ
て、照明用光線束2を発生させる。図12に示すよう
に、回折格子ホログラム板用乾板20aの片方の面に、
上記の例1〜3の方法などで発生させた照明用光線束2
aと、照明用光線束2aと同じ光源から分離した収束光
線束17aを照射して、両光線束の干渉縞を回折格子ホ
ログラム板用乾板20a上に記録して、回折格子ホログ
ラム板20を作成する。図13において、上記回折格子
ホログラム板用乾板20a上に形成された干渉縞を固定
した回折格子ホログラム板20に対して、収束光線束1
7aと逆の方向から収束光線束17aと同質のコヒーレ
ント性を有する拡散光線束17を照射して、回折光線束
を発生させて照明用光線束2とする。
【0051】なお、本実施の形態の多視点画像表示装置
では、平行光線束を用いるが、照明用光線束発生装置1
1が発生する照明用光線束2は、指向性のある照明用光
線束であれば使用でき、平行光線束には限られない。拡
散光線束や、1点に収束する収束光線束も用いることが
できる。拡散光線束や収束光線束も、上述の照明用光線
束発生装置において、光源などの位置を変化させること
により発生できる。
【0052】以下に、複数の上述の特定視点画像表示装
置を用いた多視点画像表示装置の各種実施形態について
説明する。図14は、本発明の多視点画像表示装置の第
1の実施の形態を示す。図1に示した透過型ホログラム
を用いた特定視点画像表示装置を4つ使用する。4つの
特定視点画像表示装置の透過型ホログラム板71〜74
の面どうしを、全体または一部を重ね合わせて置き、特
定視点画像表示装置の拡散板像101〜104の面を空
間内の異なる位置に配置する。図14に示されるよう
に、4つの拡散板像101〜104は、左右に一列に並
べられる。そして、特定視点画像表示装置のマスク映像
情報発生装置41〜44を映像同期装置13に接続し、
映像同期装置13の同期信号に基づいて、特定視点画像
表示装置のマスク映像情報発生装置41〜44に同時刻
の視点の異なるモノクロの濃淡マスク映像情報を連続的
に発生させる。このように、拡散板像のうち少なくとも
2つの拡散板像102と103の面を同時に選択でき
て、選択した内の少なくとも1つの拡散板像102の面
に片方の目122を、選択した内の残りの少なくとも1
つの拡散板像103の面に他方の目123を置いて、左
右の目122と123に異なるマスク映像パターンが反
映された別の再生像が見えるように、複数の特定視点画
像表示装置を配置する。マスク映像情報発生装置41〜
44が連動してマスク映像情報を連続的に発生すると、
特定視点画像表示装置の4つの拡散板像に、時々刻々変
化する異なる視点に対応するマスク映像パターンを反映
した動画像が現れる。それぞれの像画像のうち、左右の
目122と123の位置に対応した同時刻の視差の異な
る動画像を、左右の目122と123に別々に提供でき
る。また、左右の目の組み合わせとして、右目121と
左目122、右目122と左目123、右目123と左
目124の3つの組み合わせが可能である。
【0053】図15は、本発明の多視点画像表示装置の
第2の実施の形態を示す。この多視点画像表示装置は、
図5に示した反射型ホログラムを用いた特定視点画像表
示装置を4つ使用する。第2の実施の形態の多視点画像
表示装置の作用は、ホログラム板71'〜74'が反射型
ホログラム板である点を除いて、第1の実施の形態と同
様である。
【0054】特定視点画像表示装置を複数使用して、複
数の特定視点画像表示装置のホログラム板71'〜74'
の面同士を、全体または一部を重ね合わせて置き、特定
視点画像表示装置の拡散板像101〜104の面を空間
内の異なる位置に配置する。少なくとも2つの拡散板像
101〜104の面を同時に選択できて、選択した内の
少なくとも1つの拡散板像101〜104の面に片方の
目121〜124を、選択した内の残りの少なくとも1
つの拡散板像101〜104の面に他方の目121〜1
24を置いて、左右の目121〜124に異なるマスク
映像パターンが反映された別の4つの再生されるマスク
映像パターンが見えるように、複数の特定視点画像表示
装置を配置する。特定視点画像表示装置のマスク映像情
報発生装置41〜44を映像同期装置13に接続し、映
像同期装置13の同期信号に基づいて、特定視点画像表
示装置のマスク映像情報発生装置41〜44に同時刻の
視差の異なるモノクロの濃淡マスク映像情報を連続的に
発生させて連動する。特定視点画像表示装置の4つの再
生されるホログラム像に、時々刻々変化する異なる視点
に対応するマスク映像パターンを反映した動画像が現
れ、それぞれの動画像のうち、左右の目121〜124
の位置に対応した同時刻の視差の異なる動画像を、左右
の目121〜124に別々に提供する。
【0055】第1と第2の実施形態の多視点画像表示装
置において、複数の特定視点画像表示装置において、ホ
ログラム板71〜74、71'〜74'から出る回折光線
束91〜94が拡散板像101〜104として焦点を面
状に形成しているので、拡散板像101〜104の面上
に置いた目121〜124を拡散板像101〜104の
範囲で自由にずらせることが可能である。したがって、
観察者が異なって左右両眼の距離が変わっても、両眼の
距離の差を吸収して、左右両眼に対応するそれぞれ異な
る拡散板像101〜104の面上に左右別々の目121
〜124を置いて、楽な姿勢で多視点の画像を見ること
ができる。
【0056】また、観察者は、マスク映像パターンが反
映された4つの再生動画像をホログラム板71〜74の
面上に見るので、観察者の両眼の位置がホログラム板7
1〜74から離れていても近接していても、右目121
〜123からも左目122〜124からも4つの再生動
画像の全体が見える。大型の画像表示装置でも小型の画
像表示装置でも、広視野の自然の立体視に近い多視点の
画像を表示できる。
【0057】また、変形した実施の形態では、マスク映
像情報発生装置41と43が、目121と目123に同
じ視差の右目用の2つの再生マスク映像パターンを提供
し、マスク映像情報発生装置42と44が、目122と
目124に同じ視差の左目用用の2つの再生マスク映像
パターンの像を提供する。これにより、それぞれ左の目
どうし、右の目どうしには左右の目の位置に対応した同
時刻の同じ視差の動画像を提供し、同時に2人以上の人
が同じように左右の目にそれぞれの視差の異なる動画像
を見ることができる。たとえば、第1の人が、目121
と目122で映像を見、第2の人が、目123と目12
4で映像を見ることができる。
【0058】図16は、本発明の多視点画像表示装置の
第3の実施の形態を示す。この多視点画像表示装置は、
図1に示した透過型ホログラムによる特定視点画像表示
装置を4つ使用して、広視野の多視点画像表示装置を実
現したものである。ここでは、本実施の形態の第1の実
施の形態と異なる部分のみ説明する。本実施の形態で
は、ホログラム板71と74は重なって置かれ、ホログ
ラム板72と73は、その両側に置かれる。4つの特定
視点画像表示装置は、2つのホログラム板71と73に
よる拡散板像101と103が同一位置に重なるよう
に、ホログラム板72と74による拡散板像102と1
04も同様に重なるように配置される。この配置によ
り、目121と目123は右目に重なり、目122と目
124は左目に重なる。そのため、右目は右側に連続し
た2つの再生されるマスク映像パターンを見ることがで
き、左目は左側に連続した2つの再生されるマスク映像
パターンを同時に見ることができる。結果として中央付
近で回折光線束が重なるので、観察者は、左右の目にそ
れぞれ複数のマスク映像パターンにまたがる広視野の視
差の異なる動画像を別々に観察できる。これにより、全
体の視野角が180度に近い広視野の3次元映像を見る
ことができる。
【0059】図17は、本発明の多視点画像表示装置の
第4の実施の形態を示す。この多視点画像表示装置は、
図1に示した透過型ホログラムによる特定視点画像表示
装置を6つ使用して、カラーの多視点画像表示装置を実
現する。なお、図18は、上下方向の配置を示した断面
図である。この多視点画像表示装置は、特定視点画像表
示装置の数以外に、次の点で多視点画像表示装置の第1
の実施の形態と異なっている。各マスク後光線束31〜
36のホログラム板71〜76への入射方向が、縦方向
で上から下まで分布される。回折光線束91〜93は同
じ位置に重なる拡散板像101〜103に向かい、右目
121〜123から同じ右目用の視差映像を表示してい
る3つの再生されるマスク映像パターンを見ることがで
きる。照明用光線束発生装置111〜113の発生する
照明用光線束21〜23の色が、それぞれ赤、緑、青と
異なっており、右目121〜123からは3つの再生マ
スク映像パターンの赤、緑、青の3色が混合して一つの
カラーの右目用映像として見ることができる。左目用に
ついても同様で、回折光線束94〜96は同じ位置に重
なる拡散板像104〜106に向かい、左目124〜1
26から同じ左目用の視差映像を表示している3つの
生マスク映像パターンを見ることができる。照明用光線
束発生装置114〜116の発生する照明用光線束24
〜26の色が、それぞれ赤、緑、青と異なっており、左
目124〜126からは3つの再生マスク映像パターン
の赤、緑、青の3色が混合して1つのカラーの左目用映
像として見ることができる。(なお、図17は上下方向
の位置を示すので、拡散板像101〜106と目121
〜126は重なって表示されているが、実際は、図18
に示すように、左右方向には、重なる拡散板像101〜
103と104〜106が隣あう位置にある。)その結
果、観察者は、全体として、左右両眼121〜123、
124〜126でカラーの3次元映像が見ることができ
る。
【0060】このように、照明用光線束発生装置111
〜116から発する照明用光線束21〜26の色を異な
る色にし、異なる色の映像を重ね合わせるための少なく
とも2つの拡散板像101〜103、104〜106を
空間内の同一位置に重ねて配置し、重なった拡散板像の
面に目121〜123、124〜126を置いたとき、
重なった拡散板像に対応するすべての再生マスク映像パ
ターンを同時に見えるようにする。重なったホログラム
板像に対応するホログラム板71〜73、74〜76も
重なるように配置する。こうして、重なった再生マスク
映像パターンには同時にそれぞれ同じ視点のカラー動画
像を表示する。このような構成を2組以上備えることに
より、同時に左右の目にカラーの視差の異なる動画像を
別々に提供でき、観察者は、左右の目で視差の異なるカ
ラーの動画像を観察できる。
【0061】次に、本発明の第5の実施の形態の多視点
画像表示装置を説明する。この多視点画像表示装置の構
成は、図17と図18に示した多視点画像表示装置と同
様であるので、説明の簡略化のために図示を省略する。
この構成は、次の点が図17と図19に示した多視点画
像表示装置と異なる。ホログラム板71〜76をレイン
ボー型ホログラムとし、照明用光線束発生装置111〜
116から発生する照明用光線束21〜26を白色光と
する。なお、第3の実施の形態の場合と同様に、少なく
とも2つの拡散板像10を空間内の同一位置に重ねて配
置して、重なった拡散板像10の面に目12を置いたと
き、重なった拡散板像10に対応するすべての再生マス
ク映像パターンを同時に見えるようにして、重なったホ
ログラム板像10に対応するホログラム板7も重なるよ
うにし、重なった再生マスク映像パターンには同時に同
じ視点の動画像を表示する。
【0062】ここで、左右両眼でカラーの3次元映像を
見るため、レインボー型ホログラムのホログラム板71
〜76から発する回折光線束91〜96を虹色に分光さ
せて、左右両眼121〜126が置かれている方向の拡
散板像101〜106の色を、それぞれ101を赤、1
02を緑、103を青、104を青、105を緑、10
6を赤にする。そして、マスク映像情報発生装置41〜
46により、それぞれ色の異なる再生されたマスク映像
パターンの動画像を右目用と左目用に重ねて、全体とし
てカラーの左右の視差映像として見えるようにする。こ
うして、同時に左右の目にカラーの視差の異なる動画像
を別々に提供できる。
【0063】次に、多視点画像表示装置の変形の第6の
実施の形態を説明する。この多視点画像表示装置の構成
は、図17と図18に示した多視点画像表示装置と同様
であるので、説明の簡略化のために図示を省略する。こ
の構成は、次の点が図17と図18に示した多視点画像
表示装置と異なる。各特定視点画像表示装置のホログラ
ム板71〜76は、撮影にそれぞれマスク映像パターン
の色に対応した赤、緑、青の3色のレーザー光を別々に
使用して露光を行って作成したものである。そして、照
明用光線束発生装置111〜116から発する照明用光
線束21〜26を、多色光あるいは白色光にする。これ
により、ホログラム板71〜76を記録したそれぞれの
色に対応した色の回折光線束91〜96が選択的に発生
して、それぞれ色の異なる再生マスク映像パターンが異
なって、全体としてカラーの視差動画像をうかびあがら
せる。
【0064】図19は、本発明の多視点画像表示装置の
第7の実施の形態を示す。この多視点画像表示装置は、
図1に示した透過型ホログラムによる特定視点画像表示
装置を4つ使用して、上下方向に視点を移動できる多視
点画像表示装置を実現する。なお、図20は、上下方向
の配置を示したものである。この多視点画像表示装置
は、図14に示した構成を少なくとも2組備える。各組
の左右の拡散板像101〜102、103〜104が、
図20に示すように、各組単位に上下方向に隣り合う様
に配置して、各特定視点画像表示装置のマスク映像情報
発生装置41〜44で作成するマスク映像61〜64
を、上下方向の移動に対応して視角を変えて表示する。
観察者は、少なくとも2つの拡散板像101〜102ま
たは103〜104の面を同時に選択できて、選択した
内の少なくとも1つの拡散板像101または103の面
に片方の目121、123を、選択した内の残りの少な
くとも1つの拡散板像102または104の面に他方の
目122、124を置くと、左右の目121〜124
に、異なるマスク映像パターンが反映された別の再生さ
れるマスク映像パターンが見える。観察者の上下方向の
左右の目の移動に合致して、上下左右に視点の異なる動
画像を提供できる。
【0065】右目124と左目123を上方に置き、右
目122と左目121を下方に置いて、マスク映像情報
発生装置41〜44が、それぞれ4つの再生されるマス
ク映像パターンの映像をホログラム板71〜74に対す
る視角に対応して変えて表示する。これにより、観察者
の左右の目のホログラム板71〜74に対する視角に合
致して、左右両眼124と123には上方位置で左右の
視差の異なる動画像を、左右両眼122と121には下
方位置で左右の視差の異なる動画像を提供できる。
【0066】図21は、本発明の多視点画像表示装置の
第8の実施の形態を示す。この多視点画像表示装置は、
図1に示した透過型ホログラムによる特定視点画像表示
装置を4つ使用して、ホログラム板に対して奥行き方向
に視点を移動できる多視点画像表示装置を実現する。こ
の多視点画像表示装置は、図14に示した構成を少なく
とも2組備える。この多視点画像表示装置は、少なくと
も2つの拡散板像10の面を同時に選択できて、選択し
た内の少なくとも1つの拡散板像10の面に片方の目1
2を、選択した内の残りの少なくとも1つの拡散板像1
0の面に他方の目12を置いて、左右の目12に異なる
マスク映像パターンが反映された別の再生マスク映像パ
ターンが見える構成を、少なくとも2組以上持つ。各組
の左右の拡散板像10が、各組単位に奥行方向にホログ
ラム板7から異なる距離に配置して、各特定視点画像表
示装置のマスク映像情報発生装置4で作成するマスク映
像6を、奥行に対応して視野角と拡大縮小率を変えて表
示し、観察者の左右の目のホログラム板7からの奥行距
離に合致して、左右の視差の異なる動画像を提供でき
る。
【0067】上述の多視点画像表示装置において、右目
124と左目123を前方に置き、右目122と左目1
21を後方に置いて、それぞれ再生されるマスク映像パ
ターンの視野角と拡大縮小率をホログラム板71〜74
からの奥行距離に対応して変えて表示することにより、
観察者の左右の目のホログラム板71〜74からの奥行
距離に合致して、左右両眼124と123には前方位置
で左右の視差の異なる動画像を、左右両眼122と12
1には後方位置で左右の視差の異なる動画像を提供でき
る。
【0068】なお、前述の多視点画像表示装置におい
て、特定視点画像表示装置の中の少なくとも2つの特定
視点画像表示装置のホログラム板が共通の1枚のホログ
ラム板としてもよい。当該ホログラム板は、その面上
に、前記の少なくとも2つの特定視点画像表示装置のマ
スク映像パターンを重ねて記録されている。これによ
り、装置全体のホログラム板の厚さを減少させる。ま
た、前述の特定視点画像表示装置や多視点画像表示装置
において、特定視点画像表示装置の中の少なくとも1枚
のホログラム板は、複数の面状焦点を空間の異なる位置
に生じるように作成してもよい。これにより、観察者
は、異なる位置で同じ再生されるマスク映像パターンを
別々に観察できる。
【0069】
【発明の効果】本発明に係る特定視点画像表示装置及び
多視点画像表示装置では、1段階撮影法で作成したホロ
グラム板を用い、当該ホログラム板を1段階撮影法で作
成する時に使用した拡散板の位置に、当該ホログラム板
の焦点を面状に形成して、前記の面状焦点の範囲内に目
をおいて当該ホログラム板を見ると、再生される前記の
拡散板のホログラム像に反映されるマスク映像パターン
を観察できる。すなわち、2段階撮影法で作成したホロ
グラム板を用いる場合と同様に、ホログラム板から離れ
た位置に形成した面状焦点からマスク映像パターンを観
察できる。1段階撮影法を用いることよってホログラム
作成手順が半分になり、ホログラム板製造の生産性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 透過型ホログラム像による特定視点画像表示
装置の図式的断面図
【図2】 1段階撮影法による透過型ホログラム板の作
成方法を示す図
【図3】 1段階撮影法による透過型ホログラム板の別
の作成方法を示す図
【図4】 透過型ホログラムによるホログラム像の観察
を図式的に示す図
【図5】 反射型ホログラム像による特定視点画像表示
装置の図式的断面図
【図6】 1段階撮影法による反射型ホログラム板の作
成方法を示す図
【図7】 1段階撮影法による反射型ホログラム板の別
の作成方法を示す図
【図8】 反射型ホログラムによるホログラム像の観察
を図式的に示す図
【図9】 照明用光線束発生装置の第1例の図式的な図
【図10】 照明用光線束発生装置の第2例の図式的な
【図11】 照明用光線束発生装置の第3例の図式的な
【図12】 照明用光線束発生装置の第4例の回折格子
ホログラム板の作成を示す図
【図13】 照明用光線束発生装置の第4例の回折格子
ホログラム板の使用を示す図
【図14】 透過型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第1実施形態の図式的な図
【図15】 反射型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第2実施形態の図式的な図
【図16】 透過型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第3実施形態の図式的な図
【図17】 透過型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第4実施形態の図式的な図
【図18】 拡散板像の左右方向での位置を示す図
【図19】 透過型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第7実施形態の図式的な図
【図20】 拡散板像の正面方向での位置を示す図
【図21】 透過型ホログラム像による多視点画像表示
装置の第8実施形態の図式的な図
【符号の説明】
11、111〜116 照明用光線束発生装置、 2、21〜26 照明用光線束、 2a 参照光あるいは照明用光線束、 3、31〜36 マスク後光線束、 4、41〜46 マスク映像情報発生装置、 5、51〜56 マスク映像表示装置、 6、61〜66 マスク映像、 7、71〜76 ホログラムあるいは透過型(反射型)
ホログラム板、 7a、7b 透過型(反射型)ホログラム用乾板、 9、91〜96 回折光線束、 9a 物体光、 9b 回折光線束、 10、101〜106 拡散板像、 12、121〜126 目、 14a 参照光、 14b 照明光、 170 背景、 172 遮光板。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性を持つ照明用光線束を発生する照
    明用光線束発生装置と、 照明用光線束発生装置から発生された前記の照明用光線
    束を回折して指向性を持つ回折光線束を発生する透過型
    または反射型のホログラム板であり、前記の照明用光線
    束の照射により当該ホログラム板から発生する回折光線
    束が、当該ホログラム板を1段階撮影法で作成する時に
    使用した拡散板の位置に、当該ホログラム板の焦点を面
    状に形成して、前記の面状焦点の範囲内に目をおいた時
    に限り当該ホログラム板を見ると前記の照明用光線束を
    観察できるホログラム板と、 照明用光線束発生装置から発生した前記の照明用光線束
    の光路を横切る位置に設けられて、照明用光線束をマス
    クする2次元のマスク映像パターンを表示するマスク映
    像表示装置であり、当該マスク映像表示装置を透過した
    照明用光線束をマスク映像パターンを反映したマスク後
    光線束に変換して、照明用光線束の代わりにマスク後光
    線束を前記のホログラム板に照射して、再生される前記
    の拡散板のホログラム像にマスク映像パターンを反映し
    て、前記の面状焦点の範囲内においた目からマスク映像
    パターンをホログラム板の位置で観察できるようにした
    マスク映像表示装置と、 マスク映像情報をマスク映像表示装置に伝達してマスク
    映像表示装置の表示面上に前記のマスク映像パターンを
    表示させるマスク映像情報発生装置とからなる特定視点
    画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された特定視点画像表示
    装置において、マスク映像情報発生装置は、マスク映像
    表示装置で表示されるマスク映像パターンの少なくとも
    1つの辺の長さを、ホログラム板の対応する辺の長さに
    一致させて、他方の辺の長さをマスク映像表示装置とホ
    ログラム板の対応する辺の長さの比率で拡大または縮小
    させて画像の歪みを補正することを特徴とする特定視点
    画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1と2のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、前記の照明用光線束発生
    装置が発生する照明用光線束が平行光線束であることを
    特徴とする特定視点画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1と2のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、前記の照明用光線束発生
    装置が発生する照明用光線束が拡散光線束であることを
    特徴とする特定視点画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1と2のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、前記の照明用光線束発生
    装置が発生する照明用光線束が収束光線束であることを
    特徴とする特定視点画像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、ホログラム板は、その前
    方の外部視野の光も透過することを特徴とする特定視点
    画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、ホログラム板が反射型ホ
    ログラム板であり、ホログラム板とその前方の外部視野
    の間に遮光板を設けたことを特徴とする特定視点画像表
    示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、前記のマスク映像情報発
    生装置から伝達されるマスク映像情報がモノクロの濃淡
    マスク映像パターンの情報であることを特徴とする特定
    視点画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載された特
    定視点画像表示装置において、 前記のホログラム板は、複数の面状焦点を空間の異なる
    位置に生じるように作成されていて、 異なる位置で同じマスク映像パターンを別々に観察でき
    ることを特徴とする特定視点画像表示装置。
  10. 【請求項10】 複数の特定視点画像表示装置を備え、
    各特定視点画像表示装置は、 指向性を持つ照明用光線束を発生する照明用光線束発生
    装置と、 照明用光線束発生装置から発生された前記の照明用光線
    束を回折して指向性を持つ回折光線束を発生する透過型
    または反射型のホログラム板であり、前記の照明用光線
    束の照射により当該ホログラム板から発生する回折光線
    束が、当該ホログラム板を1段階撮影法で作成する時に
    使用した拡散板の位置に、当該ホログラム板の焦点を面
    状に形成して、前記の面状焦点の範囲内に目をおいた時
    に限り当該ホログラム板を見ると前記の照明用光線束を
    観察できるホログラム板と、 照明用光線束発生装置から発生した前記の照明用光線束
    の光路を横切る位置に設けられて、照明用光線束をマス
    クする2次元のマスク映像パターンを表示するマスク映
    像表示装置であり、当該マスク映像表示装置を透過した
    照明用光線束をマスク映像パターンを反映したマスク後
    光線束に変換して、照明用光線束の代わりにマスク後光
    線束を前記のホログラム板に照射して、再生される前記
    の拡散板のホログラム像にマスク映像パターンを反映し
    て、前記の面状焦点の範囲内においた目からマスク映像
    パターンをホログラム板の位置で観察できるようにした
    マスク映像表示装置と、 マスク映像情報をマスク映像表示装置に伝達してマスク
    映像表示装置の表示面上に前記のマスク映像パターンを
    表示させるマスク映像情報発生装置とからなり、 前記の複数の特定視点画像表示装置のそれぞれの面状焦
    点を、空間内の少なくとも2以上の異なる位置に配置し
    て、観察者の左右の目を同時にそれぞれ異なる位置の面
    状焦点の範囲内に置くことができて、それぞれの目を置
    いた面状焦点に対応する前記のマスク映像パターンを互
    いに左右独立して観察できるように、前記の複数の特定
    視点画像表示装置を配置する多視点画像表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された多視点画像表
    示装置において、 複数の特定視点画像表示装置のそれぞれの面状焦点のう
    ち、少なくとも2つの面状焦点が空間内の同一位置に重
    なり、かつ、重ね合わされた各面状焦点に対応するすべ
    てのマスク映像パターンが、重ね合わされた当該面状焦
    点(以下、面状焦点群という)の範囲内に目を置いた場
    合に、空間内に連続して観察できるように複数の特定視
    点画像表示装置が組み合わされ、 前記の複数の特定視点画像表示装置の組み合わせを、少
    なくとも2組以上備え、 前記各組のそれぞれの面状焦点群を、少なくとも2以上
    の空間内の異なる位置に配置して、観察者の左右の目を
    同時にそれぞれ異なる位置の面状焦点群の範囲内におく
    ことができ、それぞれの目を置いた面状焦点群に対応す
    る前記の各組の空間内に連続したマスク映像パターンの
    群を互いに左右独立して観察できるように、複数の組の
    特定視点画像表示装置の組み合わせの群を構成する多視
    点画像表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載された多視点画像表
    示装置において、 複数の特定視点画像表示装置のそれぞれの再生されるマ
    スク映像パターンの全部または一部が、空間内の同一位
    置に重なり、かつ、重ね合わされた各再生マスク映像パ
    ターンに対応するすべての面状焦点が、空間内の異なる
    位置に配置されるようにして、観察者の左右の目を同時
    にそれぞれ異なる位置の面状焦点の範囲内に置くことが
    でき、それぞれの目をおいた面状焦点に対応する前記の
    再生マスク映像パターンを、互いに影響することなく左
    右独立して観察できるように、前記の複数の特定視点画
    像表示装置を配置する多視点画像表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載された多視点画像表
    示装置において、 複数組の特定視点画像表示装置の組み合わせの群のそれ
    ぞれの少なくとも1つの再生されるマスク映像パターン
    の全部または一部が、空間内の同一位置に重なり、か
    つ、重ね合わされた再生マスク映像パターンに対応する
    すべての組の面状焦点群が、空間内の異なる位置に配置
    され、観察者の左右の目を同時にそれぞれ異なる位置の
    面状焦点群の範囲内におくことができ、それぞれの目を
    置いた面状焦点群に対応する前記の再生マスク映像パタ
    ーンの群を互いに左右独立して観察できるように、複数
    の組の特定視点画像表示装置の組み合わせの群を構成す
    る多視点画像表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載された多視点画像装
    置において、 複数の特定視点画像表示装置のうち、少なくとも2つ以
    上が再生されたマスク映像パターンどうしと面状焦点ど
    うしがそれぞれ空間内の同一位置に重なり、それぞれ照
    明用光線束発生装置から発生する照明用光線束の色が異
    なり、それぞれのホログラム板は、対応する異なる色を
    用いた撮影により作成されており、それぞれのマスク映
    像情報発生装置は、同時刻に同じ方向から見たマスク映
    像情報からそれぞれ対応する色成分のみを抽出したマス
    ク映像パターンの情報をそれぞれのマスク映像表示装置
    に伝達するようにして、 重ね合わされた当該面状焦点(以下、面状焦点群とい
    う)の範囲内に目を置いた場合に、それぞれの色を混合
    して一つに見えるカラーの再生マスク映像パターンとし
    て観察できるように、複数の特定視点画像表示装置が組
    み合わされ、 前記の複数の特定視点画像表示装置の組み合わせを、少
    なくとも2組以上備え、 前記各組の重ね合せた面状焦点群を、少なくとも2以上
    の空間内の異なる位置に配置して、観察者の左右の目を
    同時にそれぞれ異なる位置にある各組の重ね合せた面状
    焦点群の範囲内に置くことができ、それぞれの目を置い
    た面状焦点群に対応する前記の各組の一つに見えるカラ
    ーの再生マスク映像パターンを互いに左右独立して観察
    できるように、複数の組の特定視点画像表示装置の組み
    合わせの群を構成することを特徴とする多視点画像表示
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された多視点画像表
    示装置において、 複数組の特定視点画像表示装置の組み合わせ群のそれぞ
    れ1つに見えるカラーの再生マスク映像パターンの全部
    または一部が空間内の同一位置に重なり、かつ、重ね合
    わされた再生マスク映像パターンに対応するすべての組
    の面状焦点群が空間内の異なる位置に配置されるように
    して、 観察者の左右の目を同時にそれぞれ異なる位置の面状焦
    点群の範囲内に置くことができ、それぞれの目を置いた
    面状焦点群に対応する前記の一つに見えるカラーの再生
    マスク映像パターンを、互いに影響する事なく左右独立
    して観察できるように、複数組の特定視点画像表示装置
    の組み合わせ群が構成されることを特徴とする多視点画
    像表示装置。
  16. 【請求項16】 請求項14と15のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、前記の異なる色が
    赤、緑及び青であることを特徴とする多視点画像表示装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項14〜16のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 特定視点画像表示装置の照明用光線束発生装置が多色光
    または白色光の照明用光線束を発生し、それぞれのホロ
    グラム板が、異なる色での撮影により作成されていて、
    それぞれのホログラム板が対応する色の回折光線束を発
    生して、重ね合わされたカラーの再生マスク映像パター
    ンを観察できることを特徴とする多視点画像表示装置。
  18. 【請求項18】 請求項14〜16のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 特定視点画像表示装置の照明用光線束発生装置が多色光
    または白色光の照明用光線束を発生し、それぞれのホロ
    グラム板がレインボー型ホログラム板として作成されて
    いて、それぞれのホログラム板により再生されて虹色に
    分光された回折光線束が形成する虹色の面状焦点を、異
    なる色の部分が空間内の同一位置で重なるように空間内
    で平行にずらせて配置されることを特徴とする多視点画
    像表示装置。
  19. 【請求項19】 請求項10と12のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 2以上の視点をもつ多視点画像表示装置を1組として、
    少なくとも2組以上を備え、各組の複数の特定視点画像
    表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合う位置に配置さ
    れ、 前記のマスク映像情報発生装置は、各組の右端から左端
    までの面状焦点の順序に従って、同じ順序の面状焦点に
    対応する各組のそれぞれのマスク映像表示装置に、同じ
    形のマスク映像パターンを表示させて、 複数の観察者が同時に同じ多視点画像を観察できる多視
    点画像表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載された多視点画像表
    示装置において、 1つの組の前記の特定視点画像表示装置のうちで左端に
    配置された面状焦点の隣に次の組の前記の特定視点画像
    表示装置のうちで右端に配置された面状焦点がくるよう
    に構成され、横に並んだ複数の観察者が同時に同じ多視
    点映像を観察できることを特徴とする多視点画像表示装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項10と12のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 2以上の視点をもつ前記の多視点画像表示装置を1組と
    して、少なくとも2組以上を備え、各組の複数の特定視
    点画像表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合う位置に
    配置され、 各組の面状焦点の列が観察者に対する奥行き方向に前後
    に異なる位置に配置され、 前記のマスク映像情報発生装置は、発生するマスク映像
    情報のマスク映像パターンについて奥行き方向の距離に
    対応して視野角と拡大縮小率を変えて、 観察者の目の位置が前後に移動しても矛盾のない立体視
    ができることを特徴とする多視点画像表示装置。
  22. 【請求項22】 請求項10と12のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 2以上の視点をもつ前記の多視点画像表示装置を1組と
    して、少なくとも2組以上を備え、各組の複数の特定視
    点画像表示装置のそれぞれの面状焦点が隣り合う位置に
    配置され、 各組の面状焦点の列が観察者に対して上下方向に隣り合
    う位置に配置され、 前記のマスク映像情報発生装置は、発生するマスク映像
    情報のマスク映像パターンを上下方向に視角の差に対応
    して変化させて、 観察者の目の位置が上下に移動しても矛盾のない立体視
    ができることを特徴とする多視点画像表示装置。
  23. 【請求項23】 請求項10〜13と19〜22のいず
    れかに記載された多視点画像表示装置において、前記の
    特定視点画像表示装置の前記のマスク映像情報発生装置
    から伝達されるマスク映像情報がモノクロの濃淡マスク
    映像パターンの情報であることを特徴とする多視点画像
    表示装置。
  24. 【請求項24】 請求項10〜22のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 さらに、各特定視点画像表示装置のマスク映像情報発生
    装置に接続され、マスク映像パターン発生の同期信号を
    供給する映像同期装置を備え、 同時刻の異なる方向からのマスク映像パターンを自動的
    にタイミングを一致させて表示できることを特徴とする
    多視点画像表示装置。
  25. 【請求項25】 請求項10〜22と24のいずれかに
    記載された多視点画像表示装置において、 前記の特定視点画像表示装置の中の少なくとも2つの特
    定視点画像表示装置のホログラム板が共通の1枚のホロ
    グラム板であり、該ホログラム板は、その面上に、前記
    の少なくとも2つの特定視点画像表示装置のマスク映像
    パターンを重ねて記録されていることを特徴とする多視
    点画像表示装置。
  26. 【請求項26】 請求項10〜25のいずれかに記載さ
    れた多視点画像表示装置において、 前記の特定視点画像表示装置の中の少なくとも1枚のホ
    ログラム板は、複数の面状焦点を空間の異なる位置に生
    じるように作成されていて、 異なる位置で同じ再生されるマスク映像パターンを別々
    に観察できることを特徴とする多視点画像表示装置。
  27. 【請求項27】 透過型または反射型拡散板からの拡散
    光が当たる任意の位置にホログラム用乾板を置き、可干
    渉性を有する光源からの光を2分し、一方の光線束を、
    平行、収束または拡散のいずれかの光線束にして、透過
    型の場合は光線束を拡散板と透過させて、または、反射
    型の場合は光線束を拡散板で反射させて物体光としてホ
    ログラム用乾板に当てて、他方の光線束を平行光線束に
    して照明光として直接ホログラム用乾板に当てて、2つ
    の光線束の干渉縞を透過型または反射型のホログラム用
    乾板に記録してホログラム板を作成し、 該ホログラム板に対して参照光と逆方向から指向性をも
    つ照明用光線束を当てて請求項1〜26の特定視点画像
    表示装置のホログラム板として提供できるホログラム板
    製造法。
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