JP2000282733A - 車両における扉体の開閉操作装置 - Google Patents

車両における扉体の開閉操作装置

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JP2000282733A JP9139099A JP9139099A JP2000282733A JP 2000282733 A JP2000282733 A JP 2000282733A JP 9139099 A JP9139099 A JP 9139099A JP 9139099 A JP9139099 A JP 9139099A JP 2000282733 A JP2000282733 A JP 2000282733A
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三男 西塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロック装置の構造を簡単にでき、かつ、車両へ
の装着作業性も向上させることのできる車両における扉
体の開閉操作装置の提供を目的とする。 【解決手段】ロック状態において扉体1の開放を禁止
し、アンロック状態において扉体1の開放を許容するロ
ック装置2と、車両のパネル3に対して相対移動操作可
能に装着され、前記ロック装置2を遠隔操作するハンド
ル本体4を備えたハンドル装置5と、前記ロックおよび
アンロック状態を切り替えるロック操作装置6とを有
し、前記ロック装置2は前記ハンドル装置5による操作
部7への操作力の付加により扉体1の閉塞状態から扉体
1の開放状態に移行可能に形成されるとともに、ハンド
ル装置5には、ロック操作装置6の操作によりハンドル
本体4とロック装置2との間の操作力の伝達を断接する
クラッチ部8が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両における扉体の
開閉操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両における扉体の開閉操作装置の従来
例を車両のドア開閉操作装置を例にとって図9に示す。
この従来例において、車両のドア体内にはドアロック装
置2が装着され、ドアパネル外表面に、ドアパネルに固
定されるハンドルケース11と、ハンドルケース11に
回転自在に軸支されるハンドル本体4からなるドアハン
ドル装置5が固定される。ハンドル本体4はロッド17
を経由してロック装置2の操作部7に連結されており、
ハンドル本体4を操作するとロック装置2は車体側に固
定される図示しないストライカとの係止を解除してドア
体を開放できる。
【0003】さらに、ハンドル装置5にはキーシリンダ
18が保持されており、ロック用ロッド18aを経てロ
ック装置2のロック感知部18bに連結される。キーシ
リンダ18がロック位置にある場合にはロック感知部1
8bは解錠位置からロック感知位置に移動し、この状態
での操作部7への操作はキャンセルされてストライカと
の係止は解除されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例は、ロック装置2側にキーシリンダ18により操作さ
れるキャンセル機構を設ける必要があるために、以下の
問題がある。すなわち、まず、開閉操作装置を車両のド
アに装着する際には、ハンドル装置5とロック装置2と
を2本のロッド17、18aで連結する必要があるため
に、装着作業性が悪い。また、ロック装置2にキャンセ
ル機構を形成すると、ロック装置2の構造が複雑にな
る。ロック装置2は走行中の不用意なドアの開放を防止
するという重要な役割があるが、構造が複雑になると、
誤動作しやすくなり、信頼性の低下を惹起する。
【0005】本発明は以上の欠点を解消すべくなされた
ものであって、ロック装置の構造を簡単にでき、かつ、
車両への装着作業性も向上させることのできる車両にお
ける扉体の開閉操作装置およびこれに使用するロック操
作用ハンドル装置およびこれに使用するハンドル装置の
提供を目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、構造が簡単な
車両のドア開閉操作装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、ロック状態において扉体1の開放を禁止し、アンロ
ック状態において扉体1の開放を許容するロック装置2
と、車両のパネル3に対して相対移動操作可能に装着さ
れ、前記ロック装置2を遠隔操作するハンドル本体4を
備えたハンドル装置5と、前記ロックおよびアンロック
状態を切り替えるロック操作装置6とを有し、前記ロッ
ク装置2は前記ハンドル装置5による操作部7への操作
力の付加により扉体1の閉塞状態から扉体1の開放状態
に移行可能に形成されるとともに、ハンドル装置5に
は、ロック操作装置6の操作によりハンドル本体4とロ
ック装置2との間の操作力の伝達を断接するクラッチ部
8が設けられる車両における扉体の開閉操作装置を提供
することにより達成される。
【0008】ロック装置2はドア等の扉体1に装着さ
れ、通常状態において車体側のストライカに係止するロ
ック状態に維持され、扉体1の開放を禁止する。アンロ
ック状態への移行、すなわち、ストライカとの係止解除
は操作部7への操作により行われる。
【0009】ハンドル装置5は操作部7を遠隔操作する
ためのハンドル本体4を有し、該ハンドル本体4を操作
することによりロック装置2は扉体1の開放を許容す
る。ハンドル本体4によるロック装置2の遠隔操作は、
例えばハンドル本体4と操作部7とをロッド、あるいは
操作ワイヤで連結して行われる。
【0010】ハンドル装置5に設けられるクラッチ部8
はロック操作装置6により操作される。ロック操作装置
6としては、例えばハンドル装置5をドアアウトサイド
ハンドル装置として構成する場合には、キーシリンダ
が、ドアインナーハンドル装置として構成する場合に
は、ロックノブが使用できる。クラッチ部8はハンドル
本体4とロック装置2との間に介装され、ハンドル本体
4に加えられた操作力のロック装置2の操作部7への伝
達を断接する。クラッチ部8は、遮断状態において、ハ
ンドル本体4の移動をブロックするものでも、ハンドル
本体4に加えられた操作力を空振りさせるものでもよ
い。
【0011】したがって本発明において、ロック操作装
置6をロック位置側に操作した状態ではクラッチ部8の
作用によりハンドル本体4への操作力がロック装置2に
伝達されることはなく、アンロック位置においてのみロ
ック装置2への操作が可能となる。この結果、ロック装
置2には従来のようにキャンセル機構を設ける必要がな
くなって、構造を簡単にすることができ、信頼性も向上
させることができる。さらに、ハンドル装置5とロック
装置2とは1本の伝達部材により連結すればよいので、
車両への装着作業性も向上する。
【0012】上述したハンドル装置5を車両のドア体1
の内外表面に配置することにより、ドア開閉装置を構成
することができる。このドア開閉装置は、ロック状態に
おいて車両のドア体1の開閉を禁止し、アンロック状態
においてドア体1の開閉を許容するドアロック装置2
と、ドア体1の内外表面にドアパネル3に対して相対移
動操作可能に装着され、前記ドアロック装置2を遠隔操
作するハンドル本体4を備えた一対のドアハンドル装置
5と、各ドアハンドル装置5に対応して配置されるロッ
ク操作装置6とを有し、前記ドアロック装置2は操作部
7への操作力の付加によりロック状態からアンロック状
態に移行可能に形成されるとともに、各ハンドル装置5
には、ロック操作装置6の操作によりハンドル本体4と
ロック装置2との間の操作力の伝達を断接するクラッチ
部8が設けられ、前記各ハンドル装置5からの操作力取
り出し部9はいずれかの動作により駆動される論理和機
構10を介してドアロック装置2に連結して構成され
る。
【0013】ドア体1の外表面に装着されるハンドル装
置5はアウトサイドハンドル装置として構成され、防犯
上の配慮からロック操作装置6にはキーシリンダが使用
される。また、ドア体1の内表面に装着さえるハンドル
装置5はインサイドハンドル装置として構成され、ロッ
ク操作装置6には、施錠不能なロックノブが使用でき
る。
【0014】ロック操作装置6をアンロック状態にした
場合のみハンドル本体4の操作力が伝達される各ハンド
ル装置5からの操作力取り出し部9は論理和機構10に
集結された後、ドアロック装置2に連結される。論理和
機構10はインサイドハンドル装置、あるいはアウトサ
イドハンドル装置からの操作力取り出し部9のいずれか
が動作した際に動作するように構成される。
【0015】後述するように、論理和機構10は例えば
ロック装置2の操作部7に簡単に構築することができる
ために、従来においては、インサイドハンドル装置、お
よびアウトサイドハンドル装置からの4本のロッドをロ
ック装置2に連結する必要があったのに対し、最小2本
のロッドの配設作業でよくなるために、組立作業性が大
幅に改善される上に、ロック装置2の構造も簡単にな
る。
【0016】上記開閉操作装置には、車両の扉体1に設
けられたロック装置2を操作する車両における扉体1の
ロック操作ハンドル装置であって、ロック操作装置6を
保持して車両のパネル3に固定されるハンドルケース1
1と、ハンドルケース11に対して相対移動操作可能に
連結されるハンドル本体4とを有し、前記ハンドルケー
ス11には、ハンドル本体4により操作されるハンドル
連動レバー12と、ロック装置2に連結されるロック操
作レバー13と、ロック操作装置6の操作によりハンド
ル連動レバー12とロック操作レバー13との接続を断
接するクラッチ部8とが設けられる車両における扉体の
開閉操作ハンドル装置が使用できる。
【0017】ハンドルケース11にはハンドル本体4と
ロック操作装置6が保持され、ハンドル本体4をハンド
ルケース11に対して相対移動操作することにより、ハ
ンドル連動レバー12が操作される。ハンドル連動レバ
ー12とハンドル本体4との連動状態は可逆的、すなわ
ち、ハンドル本体4、およびハンドル連動レバー12の
いずれの側からも他方を操作することができるもので
も、不可逆的、すなわち、ハンドル本体4側からのハン
ドル連動レバー12の操作は可能であるが、ハンドル連
動レバー12側からのハンドル本体4の操作が不可能な
ものでもよい。
【0018】ロック操作レバー13は例えばロッド、あ
るいはケーブルでロック装置2に連結され、ロック操作
装置6がアンロック状態にある場合にのみ動作してロッ
ク装置2を動作させることができる。
【0019】クラッチ部8はロック操作装置6がロック
状態にある場合には、ハンドル本体4の移動をブロック
して禁止するように構成することも可能であるが、ロッ
ク操作装置6がロック位置にある際にハンドル連動レバ
ー12とロック操作レバー13との相対移動を許容して
ハンドル本体4からの操作力のロック操作レバー13へ
の伝達を空振り状態で遮断するように構成すると、ハン
ドル本体4、あるいはクラッチ部8への応力負担が少な
くなり、こじあけ等による破壊のおそれもなくなる。
【0020】また上記ハンドル装置5は、車両の扉体1
に設けられたロック装置2を操作する車両における扉体
の開閉操作ハンドル装置であって、ロック操作装置6を
保持して車両のパネル3に固定されるハンドルケース1
1に対して相対移動操作可能に連結されるハンドル本体
4と、ハンドルケース11に回転自在に軸支され、ハン
ドル本体4により操作されるハンドル連動レバー12
と、前記開閉に連結され、ハンドル連動レバー12と同
軸周りに回転自在なロック操作レバー13とを有し、前
記ハンドル連動レバー12には、回転中心を中心とする
円弧状長孔14aの終端を起点として円弧状長孔14a
に交差するガイド長孔14bを延設した第1のクラッチ
長孔14が設けられるとともに、ロック操作レバー13
には、前記ガイド長孔14bにほぼ一致する第2のクラ
ッチ長孔15が設けられ、前記ハンドル連動レバー12
とロック操作レバー13とは前記第1および第2のクラ
ッチ長孔14、15を貫通し、ロック操作装置6により
移動操作可能な摺動スリーブ16により連結して構成す
ることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図7に本発明が適用されたバン型
車両の背面を示す。車両背面には図示しない軸により上
方に開放可能な上部扉19と、下方に向けて軸周りに開
放可能な下部扉(扉体1)が設けられる。下部扉1の中
央部にはハンドル装置5が固定されており、後述するよ
うに、該ハンドル装置5を操作することによりロック操
作レバー13が回転する。ロック操作レバー13には操
作力取り出し部9であるロッドを介して下部扉1の両側
方に配置されたロック装置2が連結されており、ロック
操作レバー13の回転によりロック装置2が車体側に配
置された図示しないストライカーとの係止を解除し、下
部扉1が開放する。また、ハンドル装置5にはロック操
作装置6としてのキーシリンダが保持されており、該キ
ーシリンダ6を操作することによりハンドル装置5とロ
ッド9との連結が断接される。すなわち、キーシリンダ
6がロック位置にある際には、ハンドル装置5を操作し
ても、操作力はロッド9に伝達することがないために、
下部扉1を開放することができず、キーシリンダ6がア
ンロック状態にあるときにのみロッド9を介したロック
装置2の操作が許容される。
【0022】図1ないし3に上記ハンドル装置5の詳細
を示す。ハンドル装置5は、車両のパネル3に固定され
るハンドルケース11にハンドル本体4を連結して構成
される。ハンドル本体4はハンドルケース11のアーム
11aに連結軸20を介して回転自在に連結され、図2
(a)において実線で示す初期回転位置から鎖線で示す
操作回転位置まで回転させることができる。連結軸20
にはトーションスプリングからなる戻りスプリング21
が巻装され、ハンドル本体4を初期位置側に付勢する。
【0023】ハンドルケース11にはキーシリンダ6が
固定される。キーシリンダ6はシリンダケース6a内に
シリンダ6bを挿入して形成され、所定の解錠コードが
刻まれたキープレートを挿入することによりシリンダ6
b、およびシリンダ6bの後端に連結されたロックレバ
ー6cを回転させることができる。
【0024】また、ハンドルケース11の背面にはクラ
ッチ部8を構成するハンドル連動レバー12とロック操
作レバー13とが同軸周りに回転自在に軸支される。図
3においては上記ハンドル連動レバー12とロック操作
レバー13とを軸支するためにハンドルケース11本体
にインサート成型されるレバー支軸11bを示し、ハン
ドル連動レバー12とロック操作レバー13はこの順で
レバー支軸11bに積層され、レバー支軸11b先端を
かしめて装着される。
【0025】ロック操作レバー13はほぼ三角形形状に
形成され、頂部には操作力取り出し部9としてのロッド
を装着するためのロッドホルダ9aが装着される。ま
た、ハンドルケース11とロック操作レバー13との間
には引っ張りスプリング22が介装され、ロック操作レ
バー13を図1に示す初期位置側に付勢し、初期位置に
おいてロッドホルダ9aは上下にほぼ対向した位置に配
置される。
【0026】ハンドル連動レバー12は一端がハンドル
ケース11に、他端がハンドル連動レバー12のばね掛
け片12aに係止するトーションスプリング23により
図1に示す初期位置に付勢され、初期位置においてハン
ドル連動レバー12の一端に形成されるハンドル受け部
12bがハンドル本体4のレバー操作部4aに圧接す
る。図2(a)に示すように、ハンドル受け部12bは
ハンドル連動レバー12の一端をパネル3側に折り曲げ
ることにより形成され、レバー操作部4aはハンドルア
ーム4bの先端から後方に屈曲されて形成される。ハン
ドル本体4を図2(a)において鎖線で示すように回転
させると、ハンドル連動レバー12はハンドル受け部1
2bがレバー操作部4aにより下方に押しつけられ、図
4(b)に示すように、時計回りに回転する。
【0027】上記ハンドル連動レバー12とロック操作
レバー13には第1、第2のクラッチ長孔14、15が
設けられる。図4、5に示すように、ハンドル連動レバ
ー12に形成される第1のクラッチ長孔14は、円弧状
長孔14aの終端からガイド長孔14bを延設させて形
成され、ロック操作レバー13に形成される第2のクラ
ッチ長孔15は、ロック操作レバー13、およびハンド
ル連動レバー12が初期位置にある際に上記ガイド長孔
14bに重合、合致するような位置、形状に形成され
る。円弧状長孔14aはロック操作レバー13を回転中
心を中心とする円弧形状に打ち抜いた貫通長孔であり、
ガイド長孔14bは円弧状長孔14aの下方終端位置か
ら方向を変えてキーシリンダ6側に延設される。
【0028】これら第1、第2のクラッチ長孔14、1
5の重合部には図2(b)に示すように摺動スリーブ1
6が装着され、一端がキーシリンダ6のロックレバー6
cに連結されるロッド6eの他端が挿入される。摺動ス
リーブ16は望ましくはナイロン等、自己潤滑性に富む
合成樹脂材により形成され、さらに、ハンドル連動レバ
ー12とロック操作レバー13が円滑に相対回転するよ
うに、ハンドル連動レバー12には押し出し突起12c
が設けられ、摺動スリーブ16の止め部16aとハンド
ル連動レバー12との間にはナイロン等、自己潤滑性に
富む合成樹脂材からなるワッシャ24が介装される。
【0029】図4、5にクラッチ部8の動作を示す。図
4はキーシリンダ6がアンロック位置にある際のクラッ
チ部8の動作を示すもので、キーシリンダ6がアンロッ
ク位置にあるときには、摺動スリーブ16はガイド長孔
14b、および第2のクラッチ長孔15の終端に位置に
している。この状態で図4(a)に示すように、ハンド
ル本体4を回転させてハンドル連動レバー12を押しつ
けると、ハンドル連動レバー12とロック操作レバー1
3とは摺動スリーブ16を介して回転方向に連結状態と
なっているために、図4(b)に示すようにロック操作
レバー13も回転する。ロック操作レバー13の回転に
より該ロック操作レバー13に連結されたロッド9は図
1において矢印A方向に移動し、両側に位置するロック
装置2の操作部7を押圧してロック装置2を作動させ
る。一方、図5に示すように、キーシリンダ6がロック
位置にある場合には、摺動スリーブ16は円弧状長孔1
4aとガイド長孔14bとの境界に位置する。この状態
で図5(a)に示すように、ハンドル本体4によりハン
ドル連動レバー12を動作させると、摺動スリーブ16
はハンドル連動レバー12の円弧状長孔14aに沿う移
動が許容され、ロック操作レバー13に対して相対移動
可能であるから、ハンドル本体4に付加された操作力は
空振り状態となってロック操作レバー13に伝達される
ことはない。
【0030】図6に上述した開閉操作装置に使用可能な
ロック装置2を示す。ロック装置2は、ハウジング2a
内に係止レバー2bとストッパレバー2cを収容して構
成される。係止レバー2bとストッパレバー2cはそれ
ぞれ支軸2dによりハウジング2aに回転自在に軸支さ
れており、係止レバー2bは矢印B方向に、ストッパレ
バー2cは矢印C方向に図示しないトーションスプリン
グにより付勢される。ストッパレバー2cはハウジング
2aから突出する操作部7を有し、上記ロッド9の先端
はハウジング2aに設けられたガイド2eにより操作部
7に突き当てられる。このロック装置2は図6(a)に
示すように、車体側に固定されたストライカ25に係止
レバー2bを係止することによりロック状態、すなわ
ち、下部扉1が開かない状態とされており、ハンドル装
置5のロック操作レバー13を動作させてロッド9を矢
印A方向に移動させると、ストッパレバー2cが時計回
りに回転し、図6(c)に示すアンロック状態に移行す
る。この状態から下部扉1を閉じると、ストライカ25
が係止レバー2bを押し下げ、ロッド9は元の位置に戻
っているために、再びロック状態となる。
【0031】なお、以上の説明においては、バン型車両
の下部扉1の開閉操作装置として本発明を構成する場合
を示したが、本発明は上述したものに限られず、例え
ば、例えば車両のドアの開閉操作を行うためのドア開閉
操作装置として構成することもできる。この場合、ドア
体1内には1個のロック装置2のみが配置されるため
に、ロック操作レバー13からは1本のロッド9のみを
連結すればよい。また、ハンドル装置5としては、ドア
パネル3の外側に固定されるアウトサイドハンドル装置
としても、あるいは室内側に固定されるインサイドハン
ドル装置としても使用することができ、インサイドハン
ドル装置として使用する場合には、施錠の必要がないた
めに、ロック操作装置6としては、ロッド6eを介して
摺動スリーブ16を動作させることのできるノブ、ある
いは摘みを使用することができる。
【0032】また、ドア開閉操作装置として構成する場
合には、図8に示すように、上記アウトサイドハンドル
装置として構成されたハンドル装置5と、インサイドハ
ンドル装置として構成されたハンドル装置5’の一対を
ドアパネル3の内外パネル3に固定することによって、
より簡単な開閉操作装置が構成できる。この変形例にお
いて、各ハンドル装置5、5’から引き出されるロッド
9は論理和機構10を介してロック装置2の操作部7に
連結される。論理和機構10は、いずれかのロッド9が
動作した際に全体が動作すれば適宜の機構を使用するこ
とができるが、例えば、図8(b)に示すように、操作
部7に開設した透孔7aと、ロッド9の下端に装着され
たリング部材9bから構成できる。この例において、い
ずれかのロッド9が押し下げられると、当該ロッド9の
リング部材9bが操作部7を押し下げてロック装置2を
動作させる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明か明らかなように、本発明に
よれば、ロック装置の構造を簡単にでき、かつ、車両へ
の装着作業性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】扉体の開閉操作装置を示す構成図である。
【図2】ハンドル装置を示す図で、(a)は図1の2A
-2A線断面図、(b)は摺動スリーブによるハンドル
連動レバーとロック操作レバーの連結状を示す断面図で
ある。
【図3】図1の3A-3A線断面図である。
【図4】アンロック状態でのクラッチ部の動作を示す図
である。
【図5】ロック状態でのクラッチ部の動作を示す図であ
る。
【図6】ロック装置を示す図で、(a)はロック状態を
示す図、(b)は側面図、(c)はアンロック状態を示
す図である。
【図7】本発明が適用されたバン型車両の背面図であ
る。
【図8】本発明の変形例を示す図で、(a)は構成図、
(b)は操作部の拡大図である。
【図9】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 扉体(ドア体) 2 ロック装置 3 パネル 4 ハンドル本体 5 ハンドル装置 6 ロック操作装置 7 操作部 8 クラッチ部 9 操作力取り出し部 10 論理和機構 11 ハンドルケース 13 ロック操作レバー 14 第1のクラッチ長孔 14a 円弧状長孔 14b ガイド長孔 15 第2のクラッチ長孔 16 摺動スリーブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック状態において扉体の開放を禁止し、
    アンロック状態において扉体の開放を許容するロック装
    置と、 車両のパネルに対して相対移動操作可能に装着され、前
    記ロック装置を遠隔操作するハンドル本体を備えたハン
    ドル装置と、 前記ロックおよびアンロック状態を切り替えるロック操
    作装置とを有し、 前記ロック装置は前記ハンドル装置による操作部への操
    作力の付加により扉体の閉塞状態から扉体の開放状態に
    移行可能に形成されるとともに、 ハンドル装置には、ロック操作装置の操作によりハンド
    ル本体とロック装置との間の操作力の伝達を断接するク
    ラッチ部が設けられる車両における扉体の開閉操作装
    置。
  2. 【請求項2】ロック状態において車両のドア体の開放を
    禁止し、アンロック状態においてドア体の開放を許容す
    るドアロック装置と、 ドア体の内外表面にドアパネルに対して相対移動操作可
    能に装着され、前記ドアロック装置を遠隔操作するハン
    ドル本体を備えた一対のドアハンドル装置と、 各ドアハンドル装置に対応して配置されるロック操作装
    置とを有し、 前記ドアロック装置は前記ドアハンドル装置による操作
    部への操作力の付加によりドア体の閉塞状態からドア体
    の開放状態に移行可能に形成されるとともに、 各ハンドル装置には、ロック操作装置の操作によりハン
    ドル本体とロック装置との間の操作力の伝達を断接する
    クラッチ部が設けられ、 前記各ハンドル装置からの操作力取り出し部はいずれか
    の動作により駆動される論理和機構を介してドアロック
    装置に連結される車両のドア開閉操作装置。
  3. 【請求項3】車両の扉体に設けられたロック装置を操作
    する車両における扉体のロック操作ハンドル装置であっ
    て、 ロック操作装置を保持して車両のパネルに固定されるハ
    ンドルケースと、 ハンドルケースに対して相対移動操作可能に連結される
    ハンドル本体とを有し、 前記ハンドルケースには、ハンドル本体により操作され
    るハンドル連動レバーと、 ロック装置に連結されるロック操作レバーと、 ロック操作装置の操作によりハンドル連動レバーとロッ
    ク操作レバーとの接続を断接するクラッチ部とが設けら
    れる車両における扉体の開閉操作ハンドル装置。
  4. 【請求項4】前記クラッチ部は、ロック操作装置がロッ
    ク位置にある際にハンドル連動レバーとロック操作レバ
    ーとの相対移動を許容してハンドル本体からの操作力の
    ロック操作レバーへの伝達を遮断する請求項1記載の車
    両における扉体の開閉操作ハンドル装置。
  5. 【請求項5】車両の扉体に設けられたロック装置を操作
    する車両における扉体の開閉操作ハンドル装置であっ
    て、 ロック操作装置を保持して車両のパネルに固定されるハ
    ンドルケースに対して相対移動操作可能に連結されるハ
    ンドル本体と、 ハンドルケースに回転自在に軸支され、ハンドル本体に
    より操作されるハンドル連動レバーと、 前記開閉に連結され、ハンドル連動レバーと同軸周りに
    回転自在なロック操作レバーとを有し、 前記ハンドル連動レバーには、回転中心を中心とする円
    弧状長孔の終端を起点として円弧状長孔に交差するガイ
    ド長孔を延設した第1のクラッチ長孔が設けられるとと
    もに、 ロック操作レバーには、前記ガイド長孔にほぼ一致する
    第2のクラッチ長孔が設けられ、 前記ハンドル連動レバーとロック操作レバーとは前記第
    1および第2のクラッチ長孔を貫通し、ロック操作装置
    により移動操作可能な摺動スリーブにより連結される車
    両における扉体の開閉操作用ハンドル装置。
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