JP2000281567A - スチルベン系化合物を含有する医薬及び食品組成物 - Google Patents

スチルベン系化合物を含有する医薬及び食品組成物

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JP2000281567A
JP2000281567A JP2000020441A JP2000020441A JP2000281567A JP 2000281567 A JP2000281567 A JP 2000281567A JP 2000020441 A JP2000020441 A JP 2000020441A JP 2000020441 A JP2000020441 A JP 2000020441A JP 2000281567 A JP2000281567 A JP 2000281567A
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Yukio Iemori
幸男 家森
Katsumi Ikeda
克已 池田
Kenichi Mizutani
健一 水谷
Yasuhiro Kawai
康弘 川井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、骨重量の減少を伴う疾患や高血圧
症または高血圧に起因する疾患の予防または治療に有用
な医薬及び食品組成物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)[式中、A及びBは、ハロ
ゲン原子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、
メルカプト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ
基、ヒドロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR1
(R1は、水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシ
1〜C5アルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示
す。)又は−OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、
ヒドロキシC 1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基
を示す。)を示す。nおよびmは、0〜5の整数を示
し、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なっていて
もよい。]で表される化合物及びその多量体から選ばれ
る少なくとも1種を有効成分として含有する、予防また
は治療用医薬及び食品組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチルベン系化合
物を含有する各種組成物、具体的には、骨重量の減少を
伴う疾患や高血圧症または高血圧に起因する疾患の予防
または治療に有用な組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】骨組織は骨構成細胞と細胞間基質から構
成されており、重量的には後者が主体を占めている。細
胞間基質としては、膠原線維と無機成分が挙げられる。
この骨組織においては、自身の形態変化や血中カルシウ
ム濃度の恒常化を行なうため、常にリモデリングが生じ
ている。通常成人でのリモデリングでは、骨吸収量と骨
形成量が釣り合っているために、骨重量はほとんど変化
しない。しかし、骨吸収量に見合うだけの骨形成量が得
られない状態になると、骨粗鬆症に代表される骨重量の
減少を伴う骨疾患を発症する。骨リモデリングの状態を
考慮した要因で分類すると、(1)閉経早期の骨粗鬆症や
甲状腺機能亢進症に代表される骨吸収機能の促進に伴う
骨重量の減少;(2) 老人性骨粗鬆症、糖尿病性骨粗鬆症
に代表される骨吸収および骨形成機能の低下に伴う骨重
量の低下;(3)骨吸収および骨形成機能は正常である
が、結果として骨吸収量が骨形成量を上回ることに伴う
骨重量の低下(例えば、カルシウムの摂取不足):の3
つに分けることができる。
【0003】このように、骨粗鬆症は、加齢と共にその
発症率は増大し、しかも、閉経後の女性に急増する。
【0004】現在、骨重量の減少を伴う骨疾患の治療ま
たは予防として用いられている代表的な方法としては、
(1)カルシウム/マグネシウムの補給;(2)カルシトニン
の投与;(3)運動療法の採用(特に高齢者を対象);(4)
活性型ビタミンDの投与(特に高齢者を対象);(5)エ
ストロゲン製剤の投与(特に閉経後の女性を対象);
(6)副甲状腺ホルモンの投与:などが挙げられ、通常は
原因を考慮した上で、これらを組み合わせて実施され
る。
【0005】しかし、この中で、ホルモン製剤は、予防
としては用いることはできない上に、治療に用いた場合
でも副作用が発生するリスクが高いため、使用に際して
は医師の厳重な管理下で行なう必要がある。また、ホル
モン治療を併用しない他の方法では、充分な効果が得ら
れていない。従って、副作用のリスクを伴わない治療ま
たは予防法の開発が望まれており、多くの提案がなされ
ている。代表的なものとしては、吸収率の高いミネラル
素材やその組合わせに着眼した提案(特開昭62-501843
号、特開平6-500552号)、ミネラルの吸収率を向上させ
る成分とミネラルを併用する事に着眼した提案(特開平
6-40922号、特開平6-70726号)、骨構成細胞の機能を向
上させる物質に着眼した提案(特公平7-76235号、特開
平2-303457号)などが挙げられる。
【0006】しかしながら、上記提案をもってしても骨
重量の減少を伴う骨疾患の予防や治療を十分に行なう事
が出来ず、さらに効果の高い提案が望まれている。
【0007】一方、死亡率の高い三大疾病のうち、脳血
管疾患、心疾患は、高血圧疾患と極めて高い関係がある
とされている。高血圧症の約80%を占める本態性高血
圧は、自律神経やカテコールアミンおよびアンジオテン
シンを中心とした体液性因子が複雑に関りあっている。
また、高血圧の罹患度には明らかに性差があり、女性に
比し男性の罹患度が高いことが知られている。また、更
年期中50歳以降は、閉経にともない女性の罹患度が急
増し、60歳を越えると男性とほぼ同率になることが認
められている。
【0008】高血圧症は、血圧降下剤(医薬品)の投与
によっても完全に治癒できないのが現状である。近年、
食品化学の進歩とともに、様々な食品由来の生理活性物
質が明らかになりつつある。これら食品由来の血圧降下
剤は安全性および経済性に優れていることから、高血圧
および高血圧に起因する疾患の予防または治療のために
長期間摂取するのに特に有用な素材であると考えられ
る。
【0009】一方、最近、スチルベン系化合物の1種で
あるレスベラトロールが、培養骨芽細胞株を用いた実験
において、骨芽細胞の増殖促進作用、アルカリフォスフ
ァターゼ活性促進作用及びプロリルヒドロキシラーゼ活
性増加作用を有することが発見された(Biochemical an
d Biophysical Research Communications, Vol. 253,N
o.3, pages 859 − 863, December 30, 1998)。
【0010】しかしながら、この報告は、単に骨芽細胞
を用いたin vitroの実験であって、レスベラトロールを
含むスチルベン系化合物が、複雑な生体系における骨重
量の減少を伴う疾患の治療又は予防に有効であることを
明らかにしておらず、特に更年期乃至更年期以降の骨重
量の減少を伴う疾患に有効であること、更には、高血圧
症および高血圧に起因する疾患の治療又は予防に有用で
あることは全く知られていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、骨重量の減
少を伴う疾患や高血圧症または高血圧に起因する疾患の
予防または治療作用を有する組成物(医薬及び食品組成
物)を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、レスベラト
ロールを含む植物成分に含まれる生理活性物質について
鋭意検討を重ねた。その結果、本発明者は、タデ科植物
やブドウ科植物、バイケイソウなどに多く含有されるス
チルベン系化合物が、骨重量の減少を伴う疾患、及び高
血圧症及び高血圧に起因する疾患の予防または治療作用
を有することを見出した。
【0013】さらに、骨重量の減少を伴う疾患の予防及
び治療効果については、スチルベン系化合物とカルシウ
ム、マグネシウム、ビタミンC、ビタミンD及びビタミ
ンKからなる群から選ばれる少なくとも1種を併用する
ことにより特に優れた相乗効果が得られることを見出し
た。
【0014】本発明はかかる知見に基づき完成されたも
のである。
【0015】即ち、本発明は、以下の発明を提供するも
のである。
【0016】項1. 一般式(1)
【0017】
【化5】
【0018】[式中、A及びBは同一または異なって、
ハロゲン原子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド
基、メルカプト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキ
シ基、ヒドロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR
1(R1は、水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシ
1〜C5アルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示
す。)又は−OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、
ヒドロキシC1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基
を示す。)を示す。
【0019】nおよびmは、同一または異なって、0〜
5の整数を示し、n個のAとm個のBは、各々同一でも
異なっていてもよい。]で表される化合物及びその多量
体から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有す
る、骨重量の減少を伴う疾患の予防または治療用医薬組
成物。
【0020】項2. 上記一般式(1)で表される化合
物及びその多量体から選ばれる少なくとも1種を有効成
分として含有する、骨重量の減少を伴う疾患の予防用食
品組成物。
【0021】項3. 骨重量の減少を伴う疾患が、更年
期乃至更年期以降の疾患である項1又は2に記載の組成
物。
【0022】項4. 骨重量の減少を伴う疾患が、骨粗
鬆症である項1〜3のいずれかに記載の組成物。
【0023】項5. 更に、ビタミンC、ビタミンDお
よびビタミンKおよびこれらの関連化合物、ならびにカ
ルシウムおよびマグネシウムからなる群より選ばれる一
種または二種以上を含有する項1〜4のいずれかに記載
の組成物。
【0024】項6. 上記一般式(1)で表される化合
物及びその多量体から選ばれる少なくとも1種を有効成
分として含有する、高血圧症および高血圧に起因する疾
患の予防または治療用医薬組成物。
【0025】項7. 上記一般式(1)で表される化合
物及びその多量体から選ばれる少なくとも1種を有効成
分として含有する、高血圧症および高血圧に起因する疾
患の予防用食品組成物。
【0026】項8. 高血圧症および高血圧に起因する
疾患が、更年期乃至更年期以降の疾患である項6又は7
に記載の組成物。
【0027】項9. 高血圧症および高血圧に起因する
疾患が、高血圧症、又は動脈硬化、虚血性心疾患若しく
は脳卒中である項6〜8のいずれかに記載の組成物。
【0028】項10. 一般式(1)で表される化合物
およびその多量体が、タデ科植物、ブドウ科植物、バイ
ケイソウ、桑および落花生からなる群より選ばれる一種
または二種以上の植物に由来する項1〜9のいずれかに
記載の組成物。
【0029】項11. 一般式(1)で表される化合物
が、少なくとも3位、5位および4’位が、同一または
異なって、水酸基、糖残基または−OCOR2[R2は前
記と同じ。]により置換されている化合物である項1〜
10のいずれかに記載の組成物。
【0030】
【発明の実施の形態】一般式(1)で表される化合物及
び/又はその多量体(本発明においてはこれらを“スチ
ルベン系化合物”ということがある。)の少なくとも1
種を含有する本発明組成物は、骨重量の減少を伴う疾
患、例えば、骨粗鬆症の予防または治療乃至改善に適用
することができる。
【0031】また、上記スチルベン系化合物は、血圧を
低下させる作用を有しているので、高血圧症及び高血圧
に起因する疾患の予防または治療にも適用できる。さら
には、一般式(1)で表される化合物及びその多量体か
らなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する組成物
は、血圧を低下させることにより予防ないし治療の効果
が期待できる疾患にも適用することができる。従って、
例えば、血圧を低下させることによる動脈硬化の予防な
いし治療用の医薬または食品組成物;血圧を低下させる
ことによる虚血性心疾患の予防ないし治療用の医薬また
は食品組成物;血圧を低下させることによる脳卒中の予
防ないし治療用の医薬または食品組成物などを提供する
ことも可能である。
【0032】本発明の組成物は、更年期乃至更年期以降
の上記疾患に適用することもできる。本発明において、
「更年期」とは、女性の性成熟期から老年期への移行期
を意味するものであり、具体的には閉経を中心とした前
後数年(約40歳〜約55歳頃)を意味する。「更年期
以降」とは、更年期以降の老年期と意味するものとす
る。したがって、本発明における「更年期乃至更年期以
降」とは、性成熟期の終わりから老年期の範囲を意味
し、具体的には、約40歳前後以上を意味する。また、
本発明においては、更年期前、閉経前であっても、卵巣
摘出手術をした女性、卵巣機能障害を起こし、更年期状
態になった場合も「更年期乃至更年期以降」に含まれる
ものとする。
【0033】本発明の一般式(1)における各基は、具
体的には下記の通りである。
【0034】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。
【0035】C1〜C5アルキル基としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基などの直鎖状または分岐状のアルキル基が挙げ
られる。
【0036】ヒドロキシC1〜C5アルキル基としては、
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ
n−プロピル基、ヒドロキシイソプロピル基、ヒドロキ
シn−ブチル基、ヒドロキシn−ペンチル基などの直鎖
状または分岐状のヒドロキシアルキル基が挙げられる。
【0037】C2〜C5アルケニル基としては、ビニル
基、イソプロペニル基、アリル基、2−ブテニル基、3
−ブテニル基、1−メチルアリル基、2−ペンテニル
基、3−ペンテニル基などの直鎖状または分岐状のアル
ケニル基が挙げられる。
【0038】糖残基としては、ペントース、ヘキソース
などの単糖類およびその誘導体(例えば、デオキシ糖、
アミノ糖、ウロン酸、糖アルコールなど);二糖類;三
糖類などの糖の残基が挙げられる。本明細書において、
「糖残基」とは、糖の還元末端のグリコシド炭素原子に
結合した水酸基の水素原子がはずれた基である。
【0039】ペントースとしては、 D-アラビノース、L
-アラビノース、D-キシロース、 L-キシロース、D-リボ
ース、D-リブロースなどが例示できる。
【0040】ヘキソースとしては、例えばD-ガラクトー
ス、 L-ガラクトース、D-グルコース、D-フルクトー
ス、D-マンノース、D-タロース、L-ソルボース、D-タガ
トースなどが挙げられる。
【0041】デオキシ糖としては、上記したような単糖
類のデオキシ糖、例えばD-2-デオキシリボース、L-ラム
ノース、L-フコースなどが挙げられる。
【0042】アミノ糖としては、上記したような単糖類
のアミノ糖、例えば、N-アセチルグルコサミン、N-アセ
チルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸などが挙
げられる。
【0043】ウロン酸としては、例えば、グルクロン
酸、マンヌロン酸、ガラクツロン酸、イズロン酸などが
挙げられる。
【0044】糖アルコールとしては、D-グルシトール、
D-マンニトール、リビトール、ガラクチトールなどが挙
げられる。
【0045】二糖類としては、上記したような単糖類を
適当に組み合わせて得られる二糖類、例えば、スクロー
ス、ラクトース、トレハロース、マルトース、セロビオ
ース、キシロビオース、メリビオース、ルチノース、ビ
シアノース、トレハロサミン、コンドロシンなどが挙げ
られる。
【0046】三糖類としては、上記したような単糖類を
適当に組み合わせて得られる三糖類、例えば、ラフィノ
ース、マルトトリオース、セロトリオース、マンニノト
リオースなどが挙げられる。
【0047】一般式(1)において、nとmは、0から
5の整数を示すが、各々同一でも異なっていてもよい。
また、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なってい
てもよい。
【0048】本発明組成物は、一般式(1)で表される
化合物の二量体、三量体などの多量体、好ましくは二〜
四量体を含有していてもよい。二量体としては、α-ビ
ニフェリン(α-Viniferin;レスベラトロール(Resvera
trol)の二量体);三量体としては、ε-ビニフェリン
(ε-Viniferin;レスベラトロール(Resveratrol)の三
量体);四量体としては、ホペフェノール(Hopeapheno
l;レスベラトロール(Resveratrol)の四量体)などが挙
げられる。
【0049】以下に、一般式(1)で表される化合物お
よびその多量体の中で、好ましい化合物群を示す。
【0050】(I) nおよびmが共に0である化合物
[即ち、スチルベン(Stilbene)]。
【0051】(II) nおよびmが同一または異なって0
〜5の整数であり、n個のA及びm個のBが全て水酸基
であるスチルベン系化合物(ただし、nおよびmは同時
に0ではない。) 具体例としては、4,4'-スチルベンジオール(4,4'-stil
benediol)、3,5-スチルベンジオール(3,5-stilbenedio
l)、レスベラトロール(Resveratrol)[即ち、3,5,4'-ス
チルベントリオール(3,5,4'-stilbenetriol)]などが挙
げられる。
【0052】(III) nおよびmが同一または異なって
0〜5の整数であり、n個のA及びm個のBのいずれか
1つが糖残基であるスチルベン系化合物(ただし、nお
よびmは同時に0ではない。) 具体的には、ラポンチシン(Rhaponticin)[即ち、4'-met
hoxy-3,3',5-stilbenetriol-3-glucoside]、ポリダテ
ィン(Polydatin)[即ち、パイシード(Piceid)又は
3,5,4'-スチルベントリオール-5-グルコシド(3,5,4'-s
tilbenetriol-5-glucoside)]、3,4',5-スチルベントリ
オール-4'-グルコシド(3,4',5-stilbenetriol-4'-gluc
oside)、2,3,5,4'-スチルベンテトラオール-2-グルコ
シド(2,3,5,4'-stilbenetetraol-2-glucoside)などが
挙げられる。
【0053】(IV) nおよびmが同一または異なって0
〜5の整数であり、n個のA及びm個のBの中の3つの
置換基が3位、5位、4’位に結合しているスチルベン
系化合物(ただし、nとmの和は3以上である。) 具体例としては、レスベラトロール、ラポンチシン、ポ
リダティン、3,4',5-スチルベントリオール-4'-グルコ
シド、2,3,5,4'-スチルベンテトラオール-2-グルコシド
などが挙げられる。
【0054】(V) nおよびmが同一または異なって1
〜5であり、n個のA及びm個のBの中の2つの置換基
が4位、4’位に結合しているスチルベン系化合物 具体例としては、スチルバミジン(Stilbamidine)[即
ち、4,4'-ジアミジノスチルベン(4,4'-diamidinostilb
ene)]、4,4'-ジアミノスチルベン(4,4'-diaminostil
bene)、4,4'-スチルベンジオール(4,4'-stilbenedio
l)などが挙げられる。
【0055】(VI) nおよびmが同一または異なって0
〜5の整数であり、n個のA及びm個のBの中の少なく
とも1つがスルホン酸基又はカルボキシ基であるスチル
ベン系化合物(ただし、nおよびmは同時に0ではな
い。) 具体例としては、4,4'-ジアミノ-2-,2'-スチルベンジス
ルホン酸(4,4'-diamino-2,2'-stilbenedisulfonic aci
d)、2-カルボキシ-3,4'-スチルベンジオール(2-carbo
xy-3,4'-stilbenediol)などが挙げられる。
【0056】(VII) nおよびmが同一または異なって
0〜5であり、n個のA及びm個のBの中の少なくとも
1つがアルコキシ基であるスチルベン系化合物(ただ
し、nおよびmは同時に0ではない。) 具体例としては、4-メトキシスチルベン(4-methoxystil
bene)、2,5'-ジメトキシ-4,4'-スチルベンジオール(2,
5'-dimethoxy-4,4'-stilbenediol)などが挙げられる。
【0057】(VIII) n個のA及びm個のBがすべて−
OR1であるスチルベン系化合物(ただし、nおよびm
は同時に0ではない。)。
【0058】(IX) 上記(I)〜(VIII)の化合物の二量体
又は三量体 具体例としては、レスベラトロールの二量体であるα-
ビニフェリンが挙げられる。
【0059】上記した化合物群の中でも、(II)、(III)
及び(IV)のスチルベン系化合物が好ましく、これらに含
まれる化合物の中でも、さらに3位、5位及び4’位
が、同一または異なって水酸基、−OCOR2または糖
残基によって置換されているスチルベン系化合物が好ま
しく、特にレスベラトロール、ポリダティンが好まし
い。また、多量体としては、ε-ビニフェリン及びα-ビ
ニフェリンが好ましい。
【0060】また、本発明組成物が食品組成物である場
合は、スチルベン系化合物としては一般式(VIII)で表さ
れる化合物が好ましい。
【0061】本発明のスチルベン系化合物は、公知の方
法に従って合成することができ、例えば、該当するフォ
スフォニウム塩と該当するアルデヒドのウイッティッヒ
反応によって合成することができる(E. Reimann "Tetr
ahedron Letters" 47, 4051(1970)参照)。
【0062】また、本発明のスチルベン系化合物は、該
化合物を含有する植物を乾燥、抽出、精製などの処理を
することによって得ることもでき、本発明においては得
られた乾燥物、抽出物などを一般式(1)で表される化
合物又はその多量体として用いてもよい。本発明におい
て、これら乾燥物、抽出物などを用いる場合を“植物由
来”であるという。
【0063】かかる植物としては、例えば、乾燥物中に
本発明のスチルベン系化合物を約0.0001重量%以上含有
するような植物を用いることができ、このような植物と
しては、タデ科植物、ブドウ科植物、バイケイソウ、
桑、落花生などが挙げられる。
【0064】本発明において用いるタデ科植物として
は、本発明のスチルベン系化合物を含有するものであれ
ば特に限定されるものではないが、アイ(Polygonum ti
nctorium)、イブキノトラノオ(Polygonum bistort
a)、ソバ(Fagopyrum esculentum)、ダイオウ(Rheum
spp.)、ツルドクダミ(Polygonum multiflorum)、イ
タドリ(Polygonum cuspidatum)などが挙げられる。こ
れらの中でも、特にダイオウ(Rheum spp.)、ツルドク
ダミ(Polygonum multiflorum)、イタドリ(Polygonum
cuspidatum)が、スチルベン系化合物を多く含有する
ため好ましい。特に、ツルドクダミ(Polygonum multif
lorum)およびイタドリ(Polygonum cuspidatum)は、
スチルベン系化合物を多く含有するので、さらに好まし
い。
【0065】使用する該植物の部位も特に限定されるも
のではないが、根茎または根が好ましい。
【0066】本発明に用いられるブドウ科植物(Vitace
ae)の種類は、本発明のスチルベン系化合物を含有する
ものであれば特に限定されるものではない。
【0067】ブドウ科植物の代表的な品種としては、ビ
スティス種(Vitis spp.)が挙げられる。このような品
種として、具体的には、欧,中東品種のビスティス ビ
ニフェラ種(V.vinifra)、北米品種のビスティス ラブル
スカ種(V.labrusca)。ビスティス カリフォルニア種
V.California)に代表される15品種、北米ミュカデ
ィン種のビスティス ムソニャーナ種(V.Munsoniana
に代表される2品種、アジア品種のビスティス アミュ
レンシス種(V.Amurensis)に代表される3品種、日本
で開発された各種品種などが挙げられる。これらのなか
でも、ビスティスビニフェラ種(V.vinifra)、ビスティ
ス ラブルスカ種(V.labrusca)および日本で開発され
た品種が好ましい。
【0068】ビスティス ビニフェラ種(V.vinifra)とし
ては、具体的には、イーレン(Airen)、アリゴテ(Ali
gote)、リースリング(Riesling)、ソーヴィニオンブ
ラン(Sauvignon blanc)、トレッビアーノ(Trebbian
o)、シャルドネ(Chardonnay)、シュナンブラン(Che
nin blanc)、セミヨン(Semillon)、ミュスカ(Musca
t)、カベルネソービニオン(Cabernet Sauvignon)、
カリニャン(Carignan)、サンソー(Cinsaut)、グル
ナッシュノワール(Grenache Noir)、メルロ(Merlo
t)、マタロ(Mataro)、ピノノワール(Pinot Noi
r)、サンジョヴェーゼ(Sangiovese)、シラー(Syra
h)、ガメイ(Gamay)、グルナッシュ(Grenache)、ネ
ッビオーロ(Nebbiolo)、テンプラニーリョ(Temprani
llo)、ゲヴェルツトラミネル(Gewurtraminer)、ツバ
イゲルトレーベ(Zweigltrebe)、ミュラートゥルガウ
(Muller-Thurgau)、グロロー(Grolleau)、カベルネ
フラン(Cabernet Franc)、プチベルド(Petit Verdo
t)などが挙げられる。
【0069】ビスティス ラブルスカ種(V.labrusca)
としては、ジンファンデル(Zinfandel)などが挙げら
れる。
【0070】日本で開発された品種としては、甲州、マ
スカットベリーA、ブラッククィーンなどが挙げられ
る。
【0071】これらの中でも、特にビスティス ビニフ
ェラ種(V.vinifra)のカベルネソービニオン(Cabernet
Sauvignon)、カリニャン(Carignan)、メルロ(Merlo
t)、ピノノワール(Pinot Noir)、サンジョヴェーゼ
(Sangiovese)、シラー(Syrah)、ガメイ(Gamay)、
グルナッシュ(Grenache)、ネッビオーロ(Nebbiol
o);ビスティス ラブルスカ種(V.labrusca);マスカ
ットベリーA、ブラッククィーンがスチルベン系化合物
を多く含有するので好ましい。
【0072】該植物の使用する部位は、特に限定される
ものではないが、葉または果実(果皮、種子を含む)が
好ましい。また、果実を使用する場合は、未熟なものの
方がより多くのスチルベン系化合物を含有するため好ま
しい。
【0073】バイケイソウ(Veratrum album)(ユリ
科)を用いる場合は、使用する部位は特に限定されるも
のではないが、根茎が好ましい。
【0074】桑を用いる場合も、使用する部位は特に限
定されるものではないが、“桑の実”が好ましい。
【0075】本発明に用いられる落花生(Leguminosae
Arachis)は、別名、ナンキンマメやピーナッツと呼ば
れる豆科の植物である。使用する部位は、特に限定され
るものではないが、“豆”またはそれを覆う“殻”が好
ましい。
【0076】本発明においては、上記したようなスチル
ベン系化合物を含有する植物を、天然乾燥,熱風乾燥,
凍結乾燥させたり、醗酵させたりしたものを、一般式
(1)で表される化合物又はその多量体として、そのま
ま用いてもよい。また、常法に従って、濃縮、抽出、粉
末化などの処理を行って得られたものを用いてもよい。
抽出は、有機溶媒(水を含む)を用いた抽出法、臨界抽
出法などの一般的な抽出方法により行うことができる。
このような方法としては、例えば、特開昭61-171427号
公報に記載されたような方法が挙げられる。
【0077】本発明組成物におけるスチルベン系化合物
の配合量は、本発明所期の効果が得られるものであれば
特に限定されるものではなく、組成物の形態などに応じ
て適宜設定できるものであるが、0.0001〜5重量%、さ
らに0.001〜1重量%、特に0.005〜1重量%が好ましい。
これら範囲は、溶解性、嗜好性などの点から好ましい。
【0078】骨重量の減少に伴う疾患の予防又は治療の
ための、本発明組成物においては、カルシウムおよびマ
グネシウム;ビタミンC、ビタミンDおよびビタミンK
並びにこれらの関連化合物からなる群より選ばれる一種
または二種以上を含有することにより、さらに高い効果
が得られる。
【0079】本明細書において、ビタミンC、ビタミン
DおよびビタミンKの関連化合物とは、これらの前駆
体、誘導体などであって、体内においてこれらと同様の
作用を奏する化合物が含まれる。
【0080】カルシウムとして、乳酸カルシウム、クエ
ン酸カルシウム、グルコン酸カルシウムなどの有機カル
シウム;炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機
カルシウムなどを本発明組成物中に含有することができ
る。
【0081】また、本発明組成物においては、牛乳、動
物骨などの動物性素材より得られるカルシウム;牡蠣
殻、ウニ殻、サンゴなどの海産物素材より得られるカル
シウム;ドロマイト鉱石などの石灰成分から得られるカ
ルシウムを用いるのが好ましい。
【0082】本発明組成物におけるカルシウムの配合量
は、1日あたりの投与または摂取量が100〜1000mgとな
るような量が好ましく、更には400〜600mgとなるような
量が好ましい。上記範囲は、長期間投与または摂取した
場合でも、カルシウムの摂取過剰による循環器系疾患を
罹患するおそれがないので好ましい。
【0083】マグネシウムは、乳酸マグネシウム、クエ
ン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウムなどの有機
マグネシウム;炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム
などの無機マグネシウムとして含有することができる。
【0084】本発明組成物においては、乳酸マグネシウ
ム,グルコン酸マグネシウム,硫酸マグネシウム,塩化
マグネシウム、苦汁,サンゴ,ドロマイト鉱石などから
得られるマグネシウムを用いるのが好ましく、乳酸マグ
ネシウム,グルコン酸マグネシウム、サンゴ,ドロマイ
ト鉱石などから得られるマグネシウムを用いるのがより
好ましい。
【0085】マグネシウムの配合量は、本発明所期の効
果が得られる限り特に限定されず適宜設定することがで
きるが、通常、一日あたりの投与量が50〜2000mgとなる
ような量が好ましく、250〜500mgとなるような量がより
好ましい。
【0086】本発明組成物においては、マグネシウムを
カルシウムと併用することが好ましい。これらを併用す
る場合の配合比率としては、各々の元素の重量換算で、
カルシウム/マグネシウム=1/2〜2/1が好まし
く、1/1〜2/1がより好ましい。
【0087】ビタミンCおよびその関連化合物として
は、アスコルビン酸、モノデヒドロアスコルビン酸、デ
ヒドロアスコルビン酸、エリソルビン酸、D-エリスロア
スコルビン酸、およびそれらの塩(例えば、カルシウム
塩、マグネシウム塩)、アスコルビン酸-2-リン酸エス
テル、アスコルビン酸-2-グルコシドなどのビタミンC
誘導体が挙げられる。
【0088】ビタミンCおよびその関連化合物の配合量
は、本発明所期の効果が得られる限り特に限定されず適
宜設定することができるが、一日あたりの投与量が50〜
1000mgとなるような量が好ましく、500〜1000mgとなる
ような量が特に好ましい。ビタミンCを過剰に摂取する
と下痢を引き起こすおそれがあるが、上記の範囲内であ
ればそのようなおそれがないので好ましい。
【0089】ビタミンDおよびその関連化合物として
は、ビタミンDのエルゴステロール、7-デヒドロコレス
テロール、22-ジヒドロエルゴステロール、7-デヒドロ
シトステロール、7-デヒドロスチグマステロール、7-デ
ヒドロカンペステロール、エルゴカルシフェロール、コ
レカルシフェロール、ビタミンD4、ビタミンD5、ビタ
ミンD6、ビタミンD7およびその誘導体などが挙げられ
る。これらの中でも、エルゴカルシフェロール、コレカ
ルシフェロールおよびその誘導体が好ましい。
【0090】ビタミンDおよびその関連化合物の配合量
は、本発明所期の効果が得られるものであれば特に限定
されず適宜設定することができるが、一日あたりの投与
量が50〜800国際単位(IU)となるような量が好ましく、
更には100〜400 IUとなるような量が好ましい。ビタミ
ンDを長期間にわたり過剰に摂取するとビタミンDの摂
取過剰症を罹患するおそれがあるが、上記した範囲内で
あれば、そのようなおそれがないので好ましい。
【0091】ビタミンKおよびその関連化合物として
は、フィロキノン;メナキノン;2-メチル-1、4-ナフト
キノンなどの2-メチルナフトキノン誘導体などが挙げら
れる。これらのなかでも、特にフィロキノンおよびメナ
キノンが好ましい。
【0092】ビタミンKおよびその関連化合物の配合量
は、本発明所期の効果が得られるものであれば特に限定
されず適宜設定することができるが、一日あたりの投与
量が0.04〜30mgとなるような量が好ましく、更には0.08
〜1mgとなるような量が好ましい。
【0093】本発明組成物を医薬品として使用する場合
には、予防または治療目的に応じて、散剤、顆粒剤、錠
剤、カプセル剤、液剤、注射剤(液剤、懸濁剤)、軟膏
剤、クリーム剤、ジェル剤、貼布剤などの各種の形態
に、常法に従って調製することができる。
【0094】本発明組成物における一般式(1)の化合
物又はその多量体(スチルベン系化合物)の好ましい配
合量は上述の通りであるが、製剤中注射薬の場合には0.
0001重量%以上、経皮吸収薬の場合には0.05重量%以
上、経口薬の場合には0.005重量%以上とすることがよ
り好ましい。
【0095】投与方法は特に制限がなく、各種形態に応
じた方法により行うことができる。例えば、散剤、顆粒
剤、錠剤、カプセル剤、液剤などは経口投与することが
でき、注射剤は静脈内に、或いは筋肉内、皮内、皮下ま
たは腹腔内に投与することができ、軟膏剤、クリーム
剤、ジェル剤、貼布剤などは経皮吸収させることができ
る。これら投与方法の中でも、本発明組成物の投与方法
としては、経皮または経口投与が好ましい。
【0096】本発明組成物を食品として摂取する場合に
は、例えば、塊状、液状、シロップ状、粉末状、ゼリー
状などの各種形態に、常法に従って調製することができ
る。かかる形態としては、具体的には、清涼飲料水、ジ
ュース、茶類などの飲料(ドリンク剤);粉末ジュー
ス,粉末スープなどの粉末飲料;クッキー、ビスケッ
ト、シリアル、チュアブルタブレット、チューインガ
ム、キャンディー、グミ、ウエハース、煎餅などの菓子
類;ドレッシング、ソース、粉末調味料などの調味料;
パン、麺類、餅などの主食製品;練り製品;病者用食
品、特定保健用食品、栄養補助食品などの機能性食品な
どが挙げられる。
【0097】また、本発明食品組成物は、任意の食品を
調製するために使用することができる食品素材(例えば
食品添加物)として用いることもできる。本発明食品を
食品素材として用いる場合は、既に調製された食品、例
えば、市販の飲料などに添加してもよい。食品組成物
中、スチルベン系化合物の好ましい配合量は、上述の通
りであるが、好ましくは、0.0005重量%以上である。
【0098】本発明組成物には、本発明の効果を損なわ
ない範囲であれば、必要に応じて通常医薬品や食品に用
いられる成分、例えば、他の薬効成分、栄養素、動植物
成分、賦形剤、増量剤、甘味剤、香味剤、着色剤、防腐
剤、乳化剤、可溶化剤、ハイドロトロープ剤などを配合
することができる。
【0099】本発明組成物は、一般式(1)の化合物又
はその多量体及び、その形態に応じて種々の公知の成分
を配合して調製することができ、医薬組成物や食品組成
物としての各種形態乃至剤型とすることができる。
【0100】また、食品として摂取する場合は、スチル
ベン系化合物の特有の収斂味を抑制させるために、蛋白
質と共に摂取することが好ましく、特に牛乳や乳製品に
混合したり、乳性蛋白質を添加することが好ましい。
【0101】本発明組成物の投与量または摂取量につい
ては、その形態、患者または摂取者の年齢、性別その他
の条件、疾患の程度などにより適宜設定される。
【0102】具体的には、予防のために日常の食生活に
おいて長期間にわたり摂取する場合は、本発明のスチル
ベン系化合物の量が、1日成人1人当たり、0.1〜500mg
程度、好ましくは0.5〜100mg程度、より好ましくは1〜5
0mg程度となるような量とするのがよい。
【0103】また、症状の緩和や治療を目的として積極
的に投与または摂取する場合であって、経口投与または
摂取するときは、通常、スチルベン系化合物を1日成人
1人あたり1〜500mg程度、好ましくは、10〜500mg程
度、更に好ましくは10〜100mg程度である。静脈注射な
ど直接体内に投与する場合には、1日成人1人あたり0.
01〜50mg程度が好ましい。
【0104】本発明組成物は、1日に1回または数回に
分けて投与または摂取することができる。本発明の各種
組成物は、ヒトまたは動物に投与、摂取できる。特に、
本発明の組成物を骨重量の減少を予防乃至治療する目的
で使用する場合には、更年期乃至更年期以降の女性に使
用すると効果的である。
【0105】
【発明の効果】一般式(1)で表される化合物及びその
多量体は、骨重量の減少を抑制する作用及び血圧を低下
させる作用などを有しているので、該化合物及びその多
量体を含有する本発明医薬又は食品組成物は、骨重量の
減少を伴う疾患、高血圧症及び高血圧に起因する疾患の
予防または治療に有用である。
【0106】本発明組成物は、骨重量の減少を予防乃至
治療する目的で使用する場合には、例えば、30才代以
上の女性に適用することができる。
【0107】また、上記したような効果を有する本発明
食品組成物は、病者用食品、特定保健用食品、栄養補助
食品などの機能性食品としても摂取することができる。
【0108】本発明組成物が、さらに、カルシウム、マ
グネシウム、ビタミンC、ビタミンDおよびビタミンK
からなる群より選ばれる一種または二種以上を含有する
場合は、特に骨重量の減少を伴う疾患の治療または予防
に用いると、より高い効果が得られる。
【0109】
【実施例】以下、実施例および実験例に基づいて本発明
をより詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定さ
れるものではない。なお、配合量の数値は、特に記載し
ない限りは「重量%」又は「重量部」を意味する。
【0110】以下の実施例で使用したレスベラトロール
は、シグマ社製の商品名trans-resveratol(Resveratro
lを98重量%以上含有)を使用した。
【0111】実験例1:骨重量の減少を伴う疾患の予防
作用 更年期状態にしたラットを用いて、本願発明の組成物の
骨重量の減少予防効果を調べた。
【0112】即ち、まず、18週齢の雌性高血圧自然発
症脳卒中易発症ラット(SHRSP/izm)から卵巣を摘出す
る手術し、該ラットを更年期状態にした。そして、レス
ベラトロールを投与するレスベラトロール群及びコント
ロール群に分けた。また、比較のために、上記ラットに
疑似手術、即ち、開腹はするが卵巣を摘出していない疑
似手術群(シャム(Sham)群)を作成した。
【0113】餌は自由摂取とし、コントロール群及びシ
ャム群には粉末配合飼料SP(船橋農場社製)を供し、レ
スベラトロール群には、該飼料にレスベラトロールを添
加したものを供した。なお、レスベラトロールの添加量
は、投与量が20mg/kg/day程度となるように適
宜調整した。各群5匹とし、8週間飼育した。飼育後、
屠殺解剖し、各群の左大腿骨を摘出し、その骨密度を測
定するとともに、EZ−テスト(EZ-test、島津製作所
製)を用いて破断加重及び破断エネルギー値を測定し
て、骨強度を評価した。結果を表1に示す。
【0114】
【表1】
【0115】表1に示された結果から、レスベラトロー
ル群は、コントロール群と比較して、骨密度、骨の破断
加重及び骨の破断エネルギーのいずれの値も増加してい
ることが確認された。即ち、レスベラトロールの摂取に
より更年期に伴う骨重量の減少を伴う疾患を予防してい
ることが確認された。
【0116】実験例2:高血圧、心肥大および脳卒中予
防作用 更年期状態にしたラットを用いて、本願発明の組成物の
血圧上昇、心肥大及び脳卒中の予防効果を調べた。
【0117】即ち、まず、18週齢の雌性高血圧自然発
症脳卒中易発症ラット(SHRSP/izm)から卵巣を摘出す
る手術し、該ラットを更年期状態にした。そして、レス
ベラトロール群及びコントロール群に分けた。また、比
較のために、上記ラットに疑似手術、即ち、開腹はする
が卵巣を摘出していない疑似手術群(シャム(Sham)群)
を作成した。
【0118】餌は自由摂取とし、コントロール群及びシ
ャム群には粉末配合飼料SP(船橋農場社製)を供し、レ
スベラトロール群には該飼料にレスベラトロールを1.5
g/kg添加したものを供した。各群を5匹とし、8週間飼
育した。血圧の測定は1週間毎に無麻酔下でラット尾動
脈圧測定装置により行なった。また、飼育後、屠殺解剖
し体重あたりの心重量および脳重量の測定を行うととも
に脳組織における脳梗塞および脳出血の有無を確認し
た。結果を図1および表2に示す。
【0119】
【表2】
【0120】レスベラトロール群は、コントロール群と
比較して有意な血圧上昇抑制作用が認められ、その血圧
値はシャム群と同程度であった。またレスベラトロール
群は、心重量および脳重量がコントロール群と比較して
有意に低かった。さらには、コントロール群では脳梗塞
が5例中4例で認められたのに対してレスベラトロール
群では観察されなかった。以上のことから、レスベラト
ロールには、血圧を低下させ、心肥大を抑制し、さらに
は脳卒中の発症を抑制する作用があることが確認され
た。
【0121】実験例3:高血圧および心肥大予防作用 雄のラットを用いて、本願発明組成物の血圧上昇及び心
肥大の予防効果を調べた。
【0122】即ち、まず、5〜6週齢の雄性高血圧自然
発症脳卒中易発症ラット(SHRSP/izm)をレスベラトロ
ール群及びコントロール群に分けた。餌は自由摂取と
し、粉末配合飼料SP(船橋農場社製)を供した。レスベ
ラトロール群には、レスベラトロールを、5 mg/kg/一日
の割合で投与した。投与方法は、臨床適用経路の経口と
した。投与回数は一日一回とし、テフロン製胃ゾンデを
用いて強制経口投与した。投与量は体重100gあたり1ml
となるよう日本薬局方注射用水をもちいて適宜調製し、
個体別に測定した体重に基づき算出した。コントロール
群には、日本薬局方注射用水のみを同様な量投与した。
各群を5匹とし、8週間飼育した。血圧の測定は2週間
毎に無麻酔下でラット尾動脈圧測定装置により行なっ
た。また、飼育後、屠殺解剖し体重あたりの心重量を測
定した。結果を図2および表3に示す。
【0123】
【表3】
【0124】レスベラトロール群は、コントロール群と
比較して有意な血圧上昇抑制作用が認められ、また心重
量も低かった。よって、レスベラトロールには、血圧を
低下させ、心肥大を抑制させる作用があることが確認さ
れた。
【0125】実施例1:糖衣錠 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って糖衣
錠剤を調製した。
【0126】 成分名 配合量(重量部) ドロマイト(カルシウム含量20%、マク゛ネシウム含量10%)59.65 粉末還元麦芽糖水飴 20 乳糖 15 蔗糖脂肪酸エステル 4 亜鉛含有酵母(亜鉛含量 2600 ppm) 1 結晶コレカルシフェロール 0.25レスベラトロール 0.1 100 得られた糖衣錠剤は、例えば、骨粗鬆症の症状の改善、
高血圧症の予防を目的として投与または摂取することが
できる。
【0127】実施例2:経皮吸収貼布剤 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って経皮
吸収貼布剤を調製した。
【0128】 成分名 配合量(重量部) ポリビニルアルコール 15 エチルアルコール 10 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5 プロピレングリコール 3 香料 0.5 レスベラトロール 0.1精製水 残 部 100 得られた貼布剤は、例えば、骨代謝改善を目的として使
用することができる。
【0129】実施例3:タブレット 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってタブ
レットを調製した。成分名 配合量(重量部) パラチノース 52.145 コラーゲン蛋白加水分解物 30 (Gelita sol D1, DGF Stoess AG製) 炭酸カルシウム 10 炭酸マグネシウム 5 蔗糖脂肪酸エステル 2 (リョート SE S-370F, 三菱化学フーズ(株)製) 香料 0.5 結晶コレカルシフェロール 0.3 アスパルテーム 0.05レスベラトロール 0.005 100 得られたタブレットは、骨粗鬆症または高血圧の予防ま
た治療を目的として、投与または摂取させることができ
る。
【0130】実施例4:飲料 下記の製造方法により各成分を混合して、飲料を調製し
た。
【0131】即ち、25%脱脂粉乳溶液に乳酸菌(Stre
ptococcus lactis)をプレ培養したスターターを1重量
%の割合で接種し、pH約4になるまで培養してヨーグ
ルトを得た後、これを均質化した。次いで、砂糖6.5
部、オレンジ果汁10部、ペクチン30部を水60部に溶解し
調製した甘味添加剤を、均質化したヨーグルトに重量比
で4:5の割合となるような量を加え、混合した。更
に、グルコン酸カルシウムとグルコン酸マグネシウムを
重量比で2:1に混合した混合物10部を水に溶解したも
のを、添加後の最終混合物全量に基づいて20重量%と
なるような量加えて混合した。最後に、ブドウ葉抽出液
(レスベラトロール含量0.05%)を添加後の最終混
合物全量に基づいて10重量%添加して標記の飲料を得
た。
【0132】得られた飲料は、例えば、骨粗鬆症の予防
または治療の目的で、投与または摂取することができ、
特に更年期以降の老齢者に投与または摂取させることが
好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、レスベラトロールの更年期状態におけ
る血圧上昇抑制作用を示す。
【図2】図2は、レスベラトロールの血圧上昇抑制作用
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61K 35/78 A23L 2/00 F (72)発明者 川井 康弘 滋賀県大津市大平2−15−4

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中、A及びBは同一または異なって、ハロゲン原
    子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、メルカ
    プト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、ヒド
    ロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR1(R1は、
    水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5
    ルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)又は−
    OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC
    1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基を示す。)を
    示す。nおよびmは、同一または異なって、0〜5の整
    数を示し、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なっ
    ていてもよい。]で表される化合物及びその多量体から
    選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する、骨
    重量の減少を伴う疾患の予防または治療用医薬組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 [式中、A及びBは同一または異なって、ハロゲン原
    子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、メルカ
    プト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、ヒド
    ロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR1(R1は、
    水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5
    ルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)又は−
    OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC
    1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基を示す。)を
    示す。nおよびmは、同一または異なって、0〜5の整
    数を示し、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なっ
    ていてもよい。]で表される化合物及びその多量体から
    選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する、骨
    重量の減少を伴う疾患の予防用食品組成物。
  3. 【請求項3】 骨重量の減少を伴う疾患が、更年期乃至
    更年期以降の疾患である請求項1又は2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 骨重量の減少を伴う疾患が、骨粗鬆症で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 更に、ビタミンC、ビタミンDおよびビ
    タミンKおよびこれらの関連化合物、ならびにカルシウ
    ムおよびマグネシウムからなる群より選ばれる一種また
    は二種以上を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 一般式(1) 【化3】 [式中、A及びBは同一または異なって、ハロゲン原
    子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、メルカ
    プト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、ヒド
    ロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR1(R1は、
    水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5
    ルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)又は−
    OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC
    1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基を示す。)を
    示す。nおよびmは、同一または異なって、0〜5の整
    数を示し、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なっ
    ていてもよい。]で表される化合物及びその多量体から
    選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する、高
    血圧症および高血圧に起因する疾患の予防または治療用
    医薬組成物。
  7. 【請求項7】 一般式(1) 【化4】 [式中、A及びBは同一または異なって、ハロゲン原
    子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、メルカ
    プト基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、ヒド
    ロキシC1〜C5アルキル基、糖残基、−OR1(R1は、
    水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5
    ルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)又は−
    OCOR2(R2は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC
    1〜C5アルキル基、C2〜C5アルケニル基を示す。)を
    示す。nおよびmは、同一または異なって、0〜5の整
    数を示し、n個のAとm個のBは、各々同一でも異なっ
    ていてもよい。]で表される化合物及びその多量体から
    選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する、高
    血圧症および高血圧に起因する疾患の予防用食品組成
    物。
  8. 【請求項8】 高血圧症および高血圧に起因する疾患
    が、更年期乃至更年期以降の疾患である請求項6又は7
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 高血圧症および高血圧に起因する疾患
    が、高血圧症、又は動脈硬化、虚血性心疾患若しくは脳
    卒中である請求項6〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(1)で表される化合物および
    その多量体が、タデ科植物、ブドウ科植物、バイケイソ
    ウ、桑および落花生からなる群より選ばれる一種または
    二種以上の植物に由来する請求項1〜9のいずれかに記
    載の組成物。
  11. 【請求項11】 一般式(1)で表される化合物が、少
    なくとも3位、5位および4’位が、同一または異なっ
    て、水酸基、糖残基または−OCOR2[R2は前記と同
    じ。]により置換されている化合物である請求項1〜1
    0のいずれかに記載の組成物。
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