JP2001069948A - 老化防止用食品 - Google Patents

老化防止用食品

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JP2001069948A
JP2001069948A JP25245899A JP25245899A JP2001069948A JP 2001069948 A JP2001069948 A JP 2001069948A JP 25245899 A JP25245899 A JP 25245899A JP 25245899 A JP25245899 A JP 25245899A JP 2001069948 A JP2001069948 A JP 2001069948A
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Yasuhiro Kawai
康弘 川井
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチルベン系化合物およびその多量体、それ
らを含有する植物抽出物を配合により、優れた老化防止
用食品の提供。 【解決手段】 タデ科植物やブドウ科植物、バイケイソ
ウなどに多く含有されるスチルベン系化合物を有効成分
とする老化防止食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加齢に伴い生じる皮
膚や頭皮の老化や白髪や脱毛に代表される頭髪の老化の
抑制に有用なスチルベン系化合物を含有する食品に関す
る。本発明の組成物は、特に40才代以降の肌の老化や
白髪、脱毛の予防およびその進行の抑制する老化防止用
食品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】皮膚や
頭皮、頭髪は加齢に伴い種々の変化を生じる事が知られ
ている。特に、女性における皮膚の変化や男性における毛
髪の変化(脱毛)の予防や抑制に対しては、美容に関わ
る大きな要素であるため非常に強い要望がある。皮膚の
老化を引き起こす要因は様々である。内因的な要素とし
ては、皮膚の新陳代謝機能の低下や内臓機能の低下、循
環器(特に毛細血管)機能や皮膚における分布の乱れな
どが挙げられ、外因的な要素としては、紫外線による皮
膚組織の損傷や膠原繊維の架橋化促進などが挙げられ
る。毛髪の老化を引き起こす要因も皮膚と同様である
が、それ以外に性ホルモンの関与も知られている。
【0003】従来は、細胞賦活作用を持った成分や、紫
外線吸収を反射または吸収する作用を持った成分、更に
は、保湿効果の高い成分、血行促進作用を持った成分な
どを育毛剤や皮膚化粧料のような外用剤の形態で皮膚表
面から吸収させることが試みられてきた。また、最近で
は上記成分や皮膚、頭髪の構成成分を含んだ食品を摂取
する試みも提案されている。しかし、上記の試みをもっ
てしても加齢に伴い生じる皮膚や頭皮、頭髪老化を防止
もしくは抑制する事が出来ず、さらに効果の高い提案が
望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物成分
に含まれる生理活性物質について鋭意検討を重ねた結
果、タデ科植物やブドウ科植物、バイケイソウなどに多
く含有されるスチルベン系化合物によって加齢に伴い生
じる皮膚や頭皮、頭髪老化を防止もしくは抑制できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、以下に示す項目に基づく発明を提供するものであ
る。 項1 (a)一般式(1):
【0005】
【化2】
【0006】[式中A及びBは同一又は異なって、ハロ
ゲン原子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、
メルカプト基、スルホン酸基、リン酸基、ヒドロキシC
1〜5アルキル基、糖残基または−OR1(R1は水素原
子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5アルキル
基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)もしくは−O
COR2(R2は水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロ
キシC1〜C5アルキル基またはC2〜C5アルケニル基を
示す。)を示す。nおよびmは、同一又は異なって、0
〜5の整数を示す。]で表されるスチルベン系化合物、そ
の多量体、およびそれを含有する植物抽出物から選ばれ
る一種または二種以上を含有することを特徴とする老化
防止用食品。
【0007】項2 一般式(1)で表される化合物が、
少なくとも3位、5位および4’位が同一又は異なっ
て、水酸基、糖残基または−OCOR2[R2は前記と同
じ。]により置換されている化合物であることを特徴と
する老化防止用食品。項3 一般式(1)で表される化
合物が、タデ科植物またはブドウ科植物、バイケイソ
ウ、桑からなる群より選ばれる一種又は二種以上の植物
に由来することを特徴とする老化防止用食品。
【0008】
【発明の実施の形態】一般式(1)で表される化合物お
よびその多量体を含有する本発明組成物を摂取する事に
より、加齢に伴い生じる皮膚や頭皮、頭髪老化を防止で
きる。本発明に用いるスチルベン(stilbene)系化合物
は、一般式(1):
【0009】
【化3】
【0010】[式中A及びBは同一又は異なって、ハロ
ゲン原子、アミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、
メルカプト基、スルホン酸基、リン酸基、ヒドロキシC
1〜5アルキル基、糖残基または−OR1(R1は水素原
子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5アルキル
基またはC2〜C5アルケニル基を示す。)もしくは−O
COR2(R2は水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロ
キシC1〜C5アルキル基またはC2〜C5アルケニル基を
示す。)を示す。nおよびmは、同一又は異なって、0
〜5の整数を示す。]で表されるスチルベン系化合物およ
びその多量体、およびそれを含有する植物抽出物であ
る。
【0011】一般式(1)における各基について、具体
的には下記に示す通りであり、ハロゲン原子としては、
フッソ原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙
げられる。炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基
などの直鎖状または分岐状のアルキル基が挙げられる。
炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基としては、ヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシn−プロ
ピル基、ヒドロキシイソプロピル基、ヒドロキシn−ブチ
ル基、ヒドロキシn−ペンチル基などの直鎖状または分
岐状のヒドロキシアルキル基が挙げられる。炭素数2〜
5のアルケニル基としては、ビニル基、イソプロペニル
基、アリル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メ
チルアリル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基な
どの直鎖状または分岐状のアルケニル基が挙げられる。
そして、糖残基としては、ペントース、ヘキソースなど
の単糖類およびその誘導体(たとえばデオキシ糖、アミ
ノ糖、ウロン酸、糖アルコールなど)、二糖類、三糖類
などが挙げられる。
【0012】本発明にいう糖残基は、糖の還元末端のグ
リコシド炭素原子に結合した水酸基の水素原子がはずれ
た基であり、ペントースの例としては、D−アラビノー
ス、L−アラビノース、D−キシロース、L−キシロー
ス、D−リボース、D−リブロースなどが挙げられる。 ヘキソースの例としては、D−ガラクトース、L−ガラ
クトース、D−グルコース、D−フルクトース、D−マン
ノース、D−タロース、L−ソルボース、D−タガロー
スなどが挙げられる。 デオキシ糖の例としては、上記に記載した単糖類のデオ
キシ糖、たとえば、D−2−デオキシリボース、L−ラ
ムノース、L−フコースなどが挙げられる。
【0013】アミノ糖の例としては、上記に記載した単
糖類のアミノ糖、たとえば、N−アセチルグルコサミ
ン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルノイラ
ミン酸などが挙げられる。 ウロン酸の例としては、グルクロン酸、マンヌロン酸、
ガラクツロン酸、イズロン酸などが挙げられる。 糖アルコールの例としては、D−グルシトール、D−マ
ンニトール、リビトール、ガラクチトールなどが挙げら
れる。
【0014】二糖類の例としては、上記に記載した単糖
類を適当に組み合わせて得られる二糖類が挙げられる。
たとえば、スクロース、ラクトース、トレハロース、マ
ルトース、ソロビオース、キシロビオース、メリビオー
ス、ルチノース、ビシアノース、トレハロサミン、コン
ドロシンなどに代表される。三糖類の例としては、上記
に記載した単糖類を適当に組み合わせて得られる三糖類
が挙げられる。たとえば、ラフィノース、マルトトリオ
ース、セロトリオース、マンニノトリオースなどに代表
される。
【0015】一般式(1)において、nとmは、0から
5の整数を示すが、各々同一でも異なっていても良い。
本発明組成物は、一般式(1)で表される化合物の二量
体、三量体などの多量体を含有していても良い。二量体
としては、α−ビニフェリン(α-Viniferin;レスベラ
トロール(Resveratrol)の二量体);三量体として
は、ε−ビニフェリン(ε-Viniferin;レスベラトロー
ル(Resveratrol)の三量体);四量体としては、ホペ
フェノール(Hopeaphenol;レスベラトロール(Resvera
trol)の四量体)などが挙げられる。
【0016】以下に、一般式(1)で表されるスチルベ
ン系化合物およびその多量体の中で、好ましい化合物群
を示す。 (1)nおよびmが共に0である化合物[即ち、スチル
ベン(Stilbene)] (2)nおよびmが同一または異なって0〜5の整数で
あり、置換基が全て水酸基であるスチルベン系化合物
(ただし、nおよびmは同時に0ではない)。具体例と
しては、4、4'−スチルベンジオール(4、4-stilbenedio
l)、3、5−スチルベンジオール(3、5-stilbenediol)、
レスベラトロール(Resveratrol)[即ち、3、5、4'−スチ
ルベントリオール(3、5、4'-stilbenetriol)]などが挙
げられる。
【0017】(3)nおよびmが同一または異なって0
〜5の整数であり、置換基のいずれか一つが糖残基であ
るスチルベン系化合物(ただし、nおよびmは同時に0
ではない)。具体例としては、ラポンチシン(Rhaponti
cin)[即ち、4'-methoxy-3、3'、5-stilbenetriol-3-gluc
oside)]、ポリダティン(Polydatin)[即ち、パイシー
ド(Piceid)、または3、5、4'-スチルベントリオール-5-
グルコシド(3、5、4'-stilbenetriol-5-glucoside)]、
3、4'5-スチルベントリオール-4'-グルコシド(3、4'5-st
ilbenetriol-4'-glucoside)、2、3、5、4'-スチルベンテ
トラオール-2-グルコシド(2、3、5、4'-stilbenetetraol-
2-glucoside)などが挙げられる。 (4)nおよびmが同一または異なって0〜5の整数で
あり、少なくとも3位、5位、4’位に置換基が存在す
るスチルベン系化合物(ただし、nおよびmの和は3以
上である。)。具体例としては、レスベラトロール、ラ
ポンチシン、ポリダティン、3、4'5-スチルベントリオー
ル-4'-グルコシド、2、3、5、4'-スチルベンテトラオール-
2-グルコシドなどが挙げられる。
【0018】(5)nおよびmが同一または異なって1
〜5の整数であり、少なくとも4位、4’位に置換基が
存在するスチルベン系化合物。具体例としては、スチル
バミジン(Stilbamidine)[即ち、4、4'-ジアミジノスチ
ルベン(4、4'-diamidinostilbene)]、4、4'-ジアミノス
チルベン(4、4'-diaminostilbene)、4、4'-スチルベン
ジオール(4、4'-stilbenediol)などが挙げられる。 (6)nおよびmが同一または異なって0〜5の整数で
あり、置換基のいずれか一つがスルホン酸基またはカル
ボキシ基であるスチルベン系化合物(ただし、nおよび
mは同時に0ではない)。具体例としては、4、4'-ジア
ミノ-2、2'-スチルベンジスルホン酸(4、4'-diamino-2、
2'-stilbenedisulfonic acid)、2-カルボキシ-3、4'-ス
チルベンジオール(2-carboxy-3、4'-stilbenediol)な
どが挙げられる。
【0019】(7)nおよびmが同一または異なって0
〜5の整数であり、置換基のいずれか一つがアルコキシ
基であるスチルベン系化合物(ただし、nおよびmは同
時に0ではない)。具体例としては、4-メトキシスチル
ベン(4-methoxystilbene)、2、5'-ジメトキシ-4、4'-ス
チルベンジオール(2、5'-methoxy-4、4'-stilbenediol)
などが挙げられる。 (8)置換基が−OR1であるスチルベン系化合物。 (9)上記(1)〜(8)の化合物の二量体。具体例と
してはレスベラトロールの二量体であるα−ビニフェリ
ンが挙げられる。
【0020】上記に示した化合物の中でも、(2)、
(3)及び(4)のスチルベン系化合物が好ましく、こ
れらに含まれる化合物の中でも、さらに3位、5位及び
4’位の置換基が同一または異なって水酸基、−OSO
2または糖残基であるスチルベン系化合物が好まし
く、特にレスベラトロール、ポリダティンが好ましい。ま
た、多量体としては、α−ビニフェリン及びε−ビニフ
ェリンが好ましい。また、本発明組成物が食品用に供せ
られる場合には、(8)のスチルベン系化合物が好まし
い。
【0021】一般式(1)に表されるスチルベン系化合
物は、公知の方法によって合成することができ、たとえ
ば該当するフォスフォニウム塩と該当するアルデヒドの
ヴィッティッヒ反応によって合成できることができる。
(E.Reimann”Tetrahedron Letters”47、4051(1970)参
照)。また、一般式(1)で表される化合物としては、
該化合物を含有する植物を乾燥、抽出、精製などの処理
をすることによって得られた乾燥物、抽出物などを用い
ても良い。本発明において、これら乾燥物、抽出物など
をも通る場合を”植物由来”であるという。
【0022】かかる植物としては、たとえば、乾燥物中
に一般式(1)の化合物を約0.0001重量%以上含
有するような植物を用いる事ができ、このような植物と
しては、タデ科植物、ブドウ科植物、バイケイソウ、桑
などが挙げられる。タデ科植物としては、一般式(1)
で表されるスチルベン系化合物を含有するものであれば
特に限定されるものではないが、代表的な植物として
は、アイ(Polygonum tinctorium)イブキノトラノオ
Polygonum bistorta)、ソバ(Fagopyrum esculentu
m)、ダイオウ(Rheum spp.)、ツルドクダミ(Polygon
um multiflorum)、イタドリ(Polygonum cuspidatum
などが挙げられる。この中でも、特にダイオウ(Rheum
spp.)、ツルドクダミ(Polygonum multiflorum)、イ
タドリ(Polygonum cuspidatum)にはスチルベン系化合
物の含有量が多いため好ましく、さらに好ましくは、レ
スベラトロール類を多く含有するツルドクダミ(Polygo
num mult iflorum)とイタドリ(Polygonum cuspidatu
m)が好ましい。使用する部位も特に限定されるもので
はないが、根茎または根が好ましい。
【0023】ブドウ科植物(Vitaceae)としては、一般
式(1)で表されるスチルベン系化合物を含有するもの
であれば特に限定されるものではないが、代表的な植物
の品種としては、ビスティス種(Vitis spp.)が挙げら
れる。具体的には欧、中東品種のビスティス ビニフェラ
種(V.vinifra)、北米品種のビスティス ラブルスカ種
V.labrusca)。ビスティス カリフォルニア種(V.C
alifornia)に代表される15品種。北米ミュカディン
種のビスティス ムソニャーナ種(V.Munsoniana)に
代表される2品種。アジア品種のビスティス アミュレ
ンシス種(V.Amurensis)に代表される3品種が挙げ
られる。このなかでもビスティス ビニフェラ種(V.vini
fra)、ビスティス ラブルスカ種(V.labrusca)および
日本で開発された品種が好ましい。具体的にはイーレン
(Airen),アリゴテ(Aligote),リースリング(Ries
ling),ソーヴィニオンブラン(Sauvignon blanc),
トレッビアーノ(Trebbiano),シャルドネ(Chardonna
y),シュナンブラン(Cheninblanc)、セミヨン(Sem
illon),ミュスカ(Muscat),カベルネソービニオン
(Cabernet Sauvignon)、カリニャン(Carignan),サ
ンソー(Cinsaut),グルナッシュノワール(Grenache
Noir)、メルロ(Merlot)、マタロ(Mataro),ピノノ
ワール(Pinot Noir)、サンジョヴェーゼ(Sangioves
e)、シラー(Syrah)、ガメイ(Gamay)、テンプラニ
ーリョ(Tempranillo)、トレッビアーノ(Trebbian
o)、ゲヴェルツトラミネル(Gewurtraminer)、ツバ
イゲルトレーベ(Zweigltrebe)、ミュラー トゥルガウ
(Muller-Thurgau)、グロロー(Grolleau)、カベルネ
フラン(Cabernet Franc)、プチベルド(Petit Verdo
t)、甲州、マスカットベリーA、グラッククイーンが
挙げられる。その中でも、特にビスティス ビニフェラ
種(V.vinifra)のカベルネソービニオン(Cabernet Sauv
ignon)、ピノノワール(Pinot Noir)、シラー(Syra
h)、メルロ(Merlot)、グルナッシュ(Grenache)、
カリニャン(Carignan)、ネッビオーロ(Nebbiolo)、
サンジョヴェーゼ(Sangiovese)、ガメイ(Gamay)や
ビスティス ラブルスカ種(V.labrusca)、マスカット
ベリーA、グラッククイーンがスチルベン系化合物を多
く含有するので好ましい。使用する部位も特に限定され
るものではないが、葉または果実(果皮、種子を含む)
が好ましい。また、果実の場合は、未熟のものがより多
くのスチルベン化合物を含有するため好ましい。
【0024】バイケイソウ(Veratrum album)は、ユリ
科の植物であり、使用する部位は特に限定されるもので
はないが、根茎が好ましい。また、桑については実が好
ましい。
【0025】上記に挙げたスチルベン系化合物を含有す
る植物は、天然乾燥、熱風乾燥、凍結乾燥させたり、醗
酵させたりしたものをそのまま使用するか、もしくは常
法に従って、濃縮、抽出、粉末化などの処理を行なって
得られたものを使用する。このような方法としては、例
えば、特開昭61-171427号公報に記載されたような方法
が挙げられる。
【0026】本発明組成物は、例えば、塊状、液状、シ
ロップ状、粉末状、ゼリー状などの各種形態に、常法に
従って調製する事ができる。かかる形態の具体的な例と
しては、清涼飲料水、ジュース、茶類などの飲料(ドリ
ンク剤);粉末ジュース、粉末スープ、などの粉末飲
料;クッキー、ビスケット、シリアル、チュアブル錠
剤、チューイングガム、キャンディー、グミ、ウェハー
ス、せんべいなどの菓子類;ドレッシング、ソース、粉
末調味料などの調味料;パン、麺類、餅などの主食製
品;病者用食品、特定保健用食品、栄養補助食品などの
機能性食品などが挙げられる。また、本発明組成物は、
任意の食品を調製するために使用する事の出来る食品素
材(例えば食品添加剤など)として用いる事もできる。
【0027】本発明組成物には、本発明の効果を損なわ
ない範囲であれば、必要に応じて、通常、食品に用いら
れる成分、例えば、他の薬効成分、栄養素、動植物成
分、賦形剤、増量剤、甘味料、香味剤、着色剤、防腐
剤、乳化剤、可溶化剤、ハイドロトロープ剤などを配合
する事ができる。 また、スチルベン系化合物に特有の収斂味を抑制させる
ために、蛋白質と共に摂取する事が好ましく、特に牛乳
や乳製品に混合したり、乳性蛋白質を添加する事が好ま
しい。
【0028】本発明組成物の摂取量については、その形
態、摂取者の年齢、性別、その他の条件、症状の程度な
どにより適宜設定される。具体的には、予防のために日
常の食生活において長期間にわたり摂取する場合は、一
般式(1)のスチルベン系化合物の量が、1日成人1人
当たり0.1〜500mg程度、好ましくは0.5〜1
00mg程度、より好ましくは1〜50mg程度となる
ような量とするのがよい。また症状の緩和や治療を目的
として積極的に投与または摂取する場合であって、経口
投与または摂取する場合は、通常、1日成人一人当たり
1〜500mg程度、好ましくは10〜500mg程
度、更に好ましくは10〜100mg程度となるような
量にするのがよい。本発明組成物は、1日に1回または
数回に分けて摂取する事ができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例および実験例に基づいて本発明
をより詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定さ
れるものではない。なお、[%]は、特に記載しない限
りは[重量%]を意味する。 実施例1:皮膚老化防止用錠剤(食品) 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って加齢
に伴う皮膚老化の症状を改善する糖衣錠剤を調製した。 成分 配合量(%) 粉末還元麦芽糖水飴 40.00 乳糖 20.00 蔗糖脂肪酸エステル 4.00 ビタミンC 4.00 レスベラトロール 0.10 合計 100.00
【0030】実施例2:皮膚老化防止用飲料 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って毛髪
の加齢に伴う老化変化を改善する飲料を調製した。 成分 配合量(%) コラーゲン蛋白加水分解物(平均分子量3000) 5.00 香料 0.20 ビタミンE 0.10 レスベラトロール 0.05 3、5、4-トリヒドロスチルベン 0.01 ステビア抽出物 微量 精製水 残部 合計 100.00
【0031】実施例3:皮膚老化予防用タブレット 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってタブ
レットを調製した。 成分 配合量(%) パラチノース 残部 コラーゲン蛋白加水分解物 30.00 蔗糖脂肪酸エステル 2.00 香料 0.30 レスベラトロール 0.001 合計 100.00
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、加齢に伴い生じる皮膚
老化を防止する食品が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/136 A61K 31/136 31/155 31/155 31/192 31/192 31/255 31/255 31/7032 31/7032 35/78 35/78 C D E A61P 17/00 A61P 17/00 17/14 17/14 // A23L 2/52 A23L 2/00 F Fターム(参考) 4B017 LC03 LG15 LK06 LK15 4B018 LB08 LE01 MD07 MD15 MD18 MD61 ME10 MF01 4C086 AA01 AA03 EA08 MA01 MA02 MA04 NA14 ZA89 ZA92 ZC52 4C088 AB34 AB43 AB56 AC04 AC05 AC11 AC13 BA07 BA08 MA07 NA14 ZA89 ZA92 ZC52 4C206 AA01 AA03 BA05 CA12 CA19 CA20 CA27 DA16 FA31 HA10 JA09 MA01 MA02 MA04 NA14 ZA89 ZA92 ZC52

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式(1): 【化1】 [式中A及びBは同一又は異なって、ハロゲン原子、ア
    ミノ基、アミジノ基、アニリノアミド基、メルカプト
    基、スルホン酸基、リン酸基、ヒドロキシC1〜5アル
    キル基、糖残基または−OR1(R1は水素原子、C1
    5アルキル基、ヒドロキシC1〜C5アルキル基または
    2〜C5アルケニル基を示す。)もしくは−OCOR
    2(R2は水素原子、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシC
    1〜C5アルキル基またはC2〜C5アルケニル基を示
    す。)を示す。nおよびmは、同一又は異なって、0〜
    5の整数を示す。]で表されるスチルベン系化合物、その
    多量体、およびそれを含有する植物抽出物から選ばれる
    一種または二種以上を含有することを特徴とする老化防
    止用食品。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される化合物が、少な
    くとも3位、5位および4’位が同一又は異なって、水
    酸基、糖残基または−OCOR2[R2は前記と同じ。]に
    より置換されている化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表される化合物が、タデ
    科植物またはブドウ科植物、バイケイソウ、桑からなる
    群より選ばれる一種又は二種以上の植物に由来すること
    を特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載の組成
    物。
JP25245899A 1999-09-07 1999-09-07 老化防止用食品 Withdrawn JP2001069948A (ja)

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