JP2000281384A - 着色膜形成用塗布液、着色膜、着色膜付きガラス物品とその製造方法 - Google Patents

着色膜形成用塗布液、着色膜、着色膜付きガラス物品とその製造方法

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Kenji Ishizeki
健二 石関
Yasuhiro Sanada
恭宏 真田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐酸性が高い着色膜形成用塗布液と、該塗布
液を使用した着色膜と、着色膜付きガラス物品とその製
造方法の提供。 【解決手段】 銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子と、
遷移金属および長周期型周期律表において12族に属す
る金属からなる群から選ばれる1種以上の金属の化合物
と、シリカ前駆体とを含む着色膜形成用塗布液、着色
膜、着色膜付きガラス物品とその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色膜形成用塗布
液、着色膜、着色膜付きガラス物品とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】これまで、基板上に様々な機能を付与さ
せるために、金属酸化物皮膜を形成させる手法が数多く
提案されている。現在、多用されている皮膜形成方法と
しては、真空蒸着、スパッタリング、CVDなどの乾式
法や、ゾルゲル法、スプレー熱分解などの湿式法があ
る。このうち、湿式法による金属酸化物の成膜は、安価
に成膜できる点で工業生産上有利である。
【0003】湿式法による金属酸化物成膜の代表例にゾ
ルゲル法と呼ばれる方法がある。これは、金属(X)の
アルコキシドを加水分解させ、溶液中でメタロキサン結
合(X−O−X)を形成させてゾル化し、基板に塗布お
よび加熱を行うことにより成膜する方法で、低反射干渉
膜や絶縁膜などの成膜法として用いられている。ゾルゲ
ル法は、加水分解条件などを適切に制御することにより
均質な皮膜を形成できるので、金属酸化物皮膜を湿式で
形成させる際に最もよく用いられる方法である。
【0004】遷移金属酸化物をガラス表面に薄膜化して
緻密にコーティングすると、イオン吸収により、ガラス
は様々な着色を見せ、透過率が大きく低下した低透過率
性着色膜付きガラスが得られる。また、緻密で均質な皮
膜を形成すれば、吸収性酸化物の特性として、反射率が
高まりハーフミラー状を呈することも多い。このような
低透過率性着色膜付きガラスは、日射を効果的に遮れる
ために内部環境の保護につながり、また、室内や車内の
プライバシー保護にも役立つ。
【0005】前述のゾルゲル法によって遷移金属酸化物
の皮膜を形成しようとすると、遷移金属アルコキシドは
あまり一般的でなく、また、極めて高価な材料であるた
めに、成膜コストが問題となっていた。一方、より安価
な金属源である遷移金属の硝酸塩、塩化物、硫酸塩など
は入手はしやすいが、これらの金属塩のみではゾルゲル
法のような均質で緻密な皮膜が得られないので、皮膜の
耐摩耗性や耐薬品性が乏しく、高耐久の皮膜が得られな
かった。
【0006】そこで皮膜の耐久性改善のために、これら
の金属塩とシリコンアルコキシドなどを混合後、ゾルゲ
ル法により成膜する方法が提案されている(例えば、J.
Non-Crystalline Solids 82(1986) 378-390)。しか
し、前記方法では、着色成分以外のシリコンアルコキシ
ドなどが、皮膜が充分な耐久性を有するほどに添加され
ると、形成された皮膜の吸光度が低下し、充分に透過率
を低下させるためには厚膜化する必要があるという問題
があった。
【0007】また、特開平9−30836号公報には、
CuO−Fe23−Mn23系からなる無機顔料とシリ
カゾルとからなる遮光膜付ガラスが提案されている。し
かし、CuO−Fe23−Mn23系からなる無機顔料
は、耐酸性が乏しく、実用上充分な耐久性のある皮膜は
得られなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑み、耐酸性が高い着色膜(特に黒色系の着色膜)を
安価に形成させるための着色膜形成用塗布液と、該塗布
液を使用した着色膜と、着色膜付きガラス物品とその製
造方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、銅−鉄−マン
ガン複合酸化物微粒子と、遷移金属および長周期型周期
律表において12族(化学大辞典におけるIIB族)に属
する金属からなる群から選ばれる1種以上の金属(以下
単に金属Mという)の化合物と、シリカ前駆体とを含む
ことを特徴とする着色膜形成用塗布液と、該塗布液から
形成されたことを特徴とする着色膜とを提供する。ま
た、本発明は、ガラス基板上に上記の着色膜が形成され
ている着色膜付きガラス物品と、その製造方法を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳細に説明する。本発明の着色膜形成用
塗布液(以下単に本発明の塗布液という)の必須成分
は、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子と、金属Mから
選ばれる1種以上の金属化合物と、シリカ前駆体とを含
む。
【0011】銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子は、黒
色系の無機顔料微粒子のなかで、一次粒子径の小さいも
のが得られやすく、ヘーズが低い着色膜が得られるため
に好ましい。また、得られる膜の透過色は青黒〜ニュー
トラルな黒色が得られやすく、自動車用のガラスに好適
である。また、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子は、
本発明の塗布液中では凝集粒子(二次粒子)径が200
nm以下に分散していることが好ましい。凝集粒子径が
200nmを超えると、形成される着色膜の光乱反射が
大きくなり、ヘーズが高くなるために好ましくない。
【0012】金属Mの化合物は、銅−鉄−マンガン複合
酸化物微粒子とともに400℃以上の温度で5分間以上
焼成することにより、3成分または4成分以上の複合酸
化物を形成し、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子に不
足していた耐酸性を向上させる。
【0013】金属Mの化合物としては、特に亜鉛、クロ
ム、コバルト、セリウム、鉄、銅、ニッケルおよびマン
ガンからなる群から選ばれる1種以上の金属の化合物
が、少量の添加でも着色膜の耐酸性を向上させるのに効
果的に働く。これは、着色膜形成時に、金属Mの化合物
が該金属Mの酸化物になって銅−鉄−マンガン複合酸化
物微粒子とシリカとの結合を促進し、生じる着色膜の緻
密性を向上させるものと思われる。
【0014】本発明の塗布液において、銅−鉄−マンガ
ン複合酸化物微粒子と、金属Mの化合物との総量の重量
比は、酸化物換算で銅−鉄−マンガン複合酸化物:MO
x=95:5〜40:60であることが好ましい。MOx
の含有割合が5重量%未満になると、着色膜の耐酸性に
対する改良効果が減少する傾向にある。また、60重量
%を超えると着色膜の透過色が、銅−鉄−マンガン複合
酸化物微粒子が有していた青黒系の色調から外れていっ
てしまうために好ましくない。すなわち、例えば、コバ
ルトを添加したときは赤みが強くなり、クロムを添加し
たときには青みが強くなりすぎる。
【0015】金属Mの化合物を酸化物換算する場合の酸
化物としては、安定な酸化物、例えば、亜鉛はZnO、
クロムはCr23、コバルトはCoO、セリウムはCe
2、鉄はFe23、銅はCuO、マンガンはMn23
の如くした。金属Mの化合物としては、有機溶媒に可溶
または分散であれば特に限定されないが、一般的に入手
可能な硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩、アセチルアセ
トン塩、臭化物、ナフテン酸塩などが好ましい。なお、
金属Mの化合物は本発明の塗布液中においては溶解ある
いは分散して存在している。
【0016】本発明で使用するシリカ前駆体は、400
℃以上の温度で5分間以上焼成することにより、着色膜
中でシリカとして存在し、銅−鉄−マンガン複合酸化物
微粒子を固定し、また、低屈折率成分として着色膜の反
射率を高くしない作用を有する。シリカ前駆体の含有割
合は、銅−鉄−マンガン複合酸化物:シリカ(Si
2)=25:75〜70:30であることが好まし
い。シリカの含有割合が75重量%を超えると、透過率
が低い着色膜を得にくくなる。また、シリカの含有割合
が30重量%未満であると、着色膜中の銅−鉄−マンガ
ン複合酸化物微粒子の割合が増え、成膜後の着色膜が粗
密な膜となってしまい、着色膜の耐摩耗性や耐擦傷性が
乏しくなる傾向にある。
【0017】シリカ前駆体として好ましい化合物は、1
個以上の加水分解性基が珪素原子に結合した構造を有す
る加水分解性シラン化合物やこれらの縮合体、シリコー
ンなどが挙げられる。加水分解性シラン化合物における
加水分解性基は、例えば、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、アルコキシ基置換アルコキシ基、
アミノキシ基、アミド基、酸アミド基、ケトキシメート
基などがある。好ましくはアルコキシ基、アルコキシ基
置換アルコキシ基、アシルオキシ基などの酸素原子で珪
素原子と結合する加水分解性基である。これら加水分解
性基の炭素数は8以下、特に4以下が好ましい。上述の
加水分解性シラン化合物を用いる場合、加水分解触媒と
して酸を使用することが好ましい。酸としては塩酸、酢
酸、リン酸、硝酸、硫酸、スルホン酸などを使用するこ
とができる。
【0018】本発明の塗布液は上記成分を適当な溶媒に
溶解または分散させて得ることができる。本発明の塗布
液に用いられる溶媒としては、銅−鉄−マンガン複合酸
化物微粒子を分散し、その他の着色膜成分の原料化合物
を溶解できるものであれば、特に限定されず、アルコー
ル、ジオール(例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ヘキシレングリコールなど)、エーテル
アルコール(セロソルブ類、カルビトール類など)、タ
ーピネオール、クレゾール、フェノールなどが挙げられ
る。
【0019】また、本発明の塗布液の液粘度を調整する
ために増粘剤を添加してもよい。増粘剤としては本発明
に用いる溶媒に可溶な樹脂を用いることができ、例え
ば、ニトロセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
プロピルセルロースなどのセルロース類、共重合ポリア
ミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレングリコール、ポ
リビニル類、ポリエーテル類、ポリウレタン類などを使
用できる。添加量は塗布液の塗布方法により調整され
る。
【0020】本発明の着色膜は、基板上に上記本発明の
塗布液を塗布し、焼成することによって得られる。本発
明の塗布液の基板への塗布方法は特に限定されず、例え
ば、スピンコート、ディップコート、スプレーコート、
メニスカスコート、フローコート、ダイコート、ロール
コート、グラビアコート、フレキソ印刷、スクリーン印
刷などの各方法を使用できる。塗布液を基板上に塗布し
た後、必要に応じて乾燥し、400℃以上の温度に5分
間以上加熱(焼成)することによって、銅−鉄−マンガ
ン複合酸化物微粒子と金属Mの酸化物とが含まれた複合
酸化物からなる本発明の着色膜が得られる。
【0021】本発明の着色膜を形成する基板としては耐
熱性のある基板であれば特に限定されず、例えば、ガラ
ス板が挙げられる。基板となるガラスは、透明で無着色
なガラス、着色成分を含んだ着色ガラス、着色成分を含
み、かつ紫外線吸収能や熱線吸収能が高い紫外線熱線吸
収グリーンガラスなどが用いられる。
【0022】また、成膜時の加熱温度の上限も特にない
が、基板としてガラス板を使用する場合には、該ガラス
板の耐熱温度まで、例えば、通常のソーダライムガラス
であれば650〜700℃程度まで加熱ができ、温度が
高くなるほど得られる着色膜は緻密化する。また、塗布
液の塗布直後、あるいは室温〜200℃の温度範囲で乾
燥させた後に、紫外線を照射しながら焼成することもで
きる。紫外線照射は、1)着色膜の硬化促進、2)透過
色調の調整、3)吸光度の調整に有効である。
【0023】以上のようにして形成される本発明の着色
膜の膜厚は特に限定されないが、膜厚は可視光線透過率
vaや透過色調と密接に関係があるために用途に応じて
制御する必要がある。膜厚が厚くなると摩耗強度が低下
したり、膜の収縮に伴う応力により基板(例えば、ガラ
ス基板)の変形が起きたりするために、膜厚は300n
m以下であることが好ましい。より好ましくは100〜
250nmである。
【0024】本発明は、また、ガラス基板上に前記の着
色膜が形成されていることを特徴とする着色膜付きガラ
ス物品を提供する。本発明の着色膜付きガラス物品を建
築用や自動車用に用いる場合には、着色ガラスとして青
黒〜ニュートラルな黒色が求められているために、JI
S−Z8792に規定されたCIEクロマトシティダイ
ヤグラムで、C光源、2°条件で透過色調Tx、Tyがそ
れぞれ0.290〜0.320、0.300〜0.32
5であることが好ましい。
【0025】また、近年自動車用のガラスには意匠性と
ともに、紫外線遮蔽能や赤外線遮蔽能などが求められて
いる。実用上の観点から、上記着色膜付きガラス物品は
ISO−9050に規定された紫外線透過率(Tuv)が
12%以下、JIS−R3106に規定された日射透過
率(Te)が50%以下であることが好ましい。また、
本発明の着色膜は、表面抵抗値が1011Ω/□以上であ
ることが好ましい。該表面抵抗値であれば、ガラスアン
テナ付きガラスにも適用し得る高い電波透過性を有す
る。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。実施例において
実施した各種の評価方法は次の通りである。 1.透過色調(Tx、Ty):JIS−Z 8729にし
たがって求めた。 2.可視光透過率(Tva):JIS−3160にしたが
って求めた。 3.紫外線透過率(Tuv):ISO−9050にしたが
って求めた。 4.日射透過率(Te):JIS−3160にしたがっ
て求めた。 5.ガラス面反射率(Rva):JIS−3160にした
がって求めた。 6.ヘーズ値(H値):JIS−K6714にしたがっ
て求めた。
【0027】7.耐摩耗性 試験機:テイバー式ロータリーアブレッサー(株式会社
東洋精機製作所)。 試験条件:摩耗輪H−22、荷重250g、摩耗回数5
00回。 上述の試験方法で耐摩耗試験を実施し、試験後のヘーズ
値を評価した。 8.耐酸性 25℃の恒温雰囲気で0.1N H2SO4水溶液に各例
のサンプルを24時間浸漬した。試験前後での可視光透
過率変化を評価した。 9.膜厚 塗布液を塗布および乾燥後、カッターナイフによって皮
膜の一部を削り、焼成後その段差を蝕針式膜厚測定器で
測定した。
【0028】以下の例1〜9に用いた基板としてのガラ
スはすべてフロート法により製造されたソーダライムガ
ラス(可視光反射率8%)である。例1〜9で得られた
着色膜付きガラスの評価結果を表1に示す。
【0029】例1 テトラエトキシシラン17.86g、1重量%硝酸水6
g、硝酸亜鉛6水和物1.83gおよびヘキシレングリ
コール44.31gを混合して3時間室温で攪拌した
後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分散したヘキ
シレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子
固形分10重量%)30gを添加し、1時間攪拌して本
発明の塗布液とした。この液を無着色のソーダライムガ
ラス(Tva90%、Tuv60%、Te82.0%、厚さ
3.5mm)上にスピンコート法によって塗布し、12
0℃で10分間乾燥後、600℃で5分間焼成して本発
明の着色膜付きガラスを得た。なお、本例の塗布液の成
分比率(重量比)は銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子
(以下単に顔料という)/SiO2=62.5/37.
5、および顔料/ZnO=90.9/9.1であった。
【0030】例2 テトラメトキシシラン12.66g、1重量%硝酸水
6.00g、硝酸クロム9水和物10.53gおよびヘ
キシレングリコール20.81gを混合して3時間室温
で攪拌した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分
散したヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸
化物微粒子固形分10重量%)50gを添加し、1時間
攪拌して本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含
んだソーダライムガラス(Tva80%、Tuv30%、T
e59%、厚さ3.5mm)上にフレキソ印刷法によっ
て塗布し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分
間焼成して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本
例の塗布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=5
0/50、および顔料/Cr23=71.4/28.6
であった。
【0031】例3 テトラメトキシシラン7.60g、1重量%硝酸水3.
60g、硝酸コバルト6水和物1.81gおよびヘキシ
レングリコール51.99gを混合して3時間室温で攪
拌した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分散し
たヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸化物
微粒子固形分10重量%)35gを添加し、1時間攪拌
して本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含んだ
ソーダライムガラス(Tva80%、Tuv35%、Te
0%、厚さ3.5mm)上にスピンコート法によって塗
布し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分間焼
成して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本例の
塗布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=53.
8/46.2、および顔料/CoO=41.2/58.
8であった。
【0032】例4 テトラエトキシシラン11.89g、1重量%硝酸水
4.00g、硝酸セリウム6水和物4.21gおよびヘ
キシレングリコール29.90gを混合して3時間室温
で攪拌した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分
散したヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸
化物微粒子固形分10重量%)50gを添加し、1時間
攪拌して本発明の塗布液とした。この液を紫外線熱線吸
収グリーンソーダライムガラス(Tva80%、Tuv10
%、Te47.0%、厚さ3.5mm)上にスピンコー
ト法によって塗布し、120℃で10分間乾燥後、65
0℃で5分間焼成して本発明の着色膜付きガラスを得
た。なお、本例の塗布液の成分比率(重量比)は顔料/
SiO2=60/40、および顔料/CeO2=75/2
5であった。
【0033】例5 テトラエトキシシラン14.28g、1重量%硝酸水
4.80g、硝酸鉄9水和物5.23gおよびヘキシレ
ングリコール45.69gを混合して3時間室温で攪拌
した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分散した
ヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸化物微
粒子固形分10重量%)30gを添加し、1時間攪拌し
て本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含んだソ
ーダライムガラス(Tva80%、Tuv35%、Te60
%、厚さ3.5mm)上にスピンコート法によって塗布
し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分間焼成
して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本例の塗
布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=42.8
/57.2、および顔料/Fe23=75/25であっ
た。
【0034】例6 テトラエトキシシラン14.28g、1重量%硝酸水
4.80g、硝酸銅3水和物4.56gおよびヘキシレ
ングリコール36.36gを混合して3時間室温で攪拌
した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分散した
ヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸化物微
粒子固形分10重量%)40gを添加し、1時間攪拌し
て本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含んだソ
ーダライムガラス(Tva80%、Tuv35%、Te60
%、厚さ3.5mm)上にスピンコート法によって塗布
し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分間焼成
して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本例の塗
布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=50/5
0、および顔料/CuO=72.7/27.3であっ
た。
【0035】例7 テトラメトキシシラン12.66g、1重量%硝酸水
6.00g、硝酸ニッケル6水和物0.62gおよびヘ
キシレングリコール60.72gを混合して3時間室温
で攪拌した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分
散したヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸
化物微粒子固形分10重量%)20gを添加し、1時間
攪拌して本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含
んだソーダライムガラス(Tva80%、Tuv35%、T
e60%、厚さ3.5mm)上にスピンコート法によっ
て塗布し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分
間焼成して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本
例の塗布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=2
8.6/71.4、および顔料/NiO=92.6/
7.4であった。
【0036】例8 テトラメトキシシラン7.59g、1重量%硝酸水3.
60g、硝酸マンガン6水和物3.48gおよびヘキシ
レングリコール50.33gを混合して3時間室温で攪
拌した後、銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子を分散し
たヘキシレングリコール(銅−鉄−マンガン複合酸化物
微粒子固形分10重量%)35gを添加し、1時間攪拌
して本発明の塗布液とした。この液を着色成分を含んだ
ソーダライムガラス(Tva80%、Tuv35%、Te
0%、厚さ3.5mm)上にスピンコート法によって塗
布し、120℃で10分間乾燥後、650℃で5分間焼
成して本発明の着色膜付きガラスを得た。なお、本例の
塗布液の成分比率(重量比)は顔料/SiO2=53.
8/46.2、および顔料/Mn23=77.8/2
2.2であった。
【0037】例9 テトラメトキシシラン12.66g、1重量%硝酸水
6.00gおよびヘキシレングリコール41.34gを
混合して3時間室温で攪拌した後、銅−鉄−マンガン複
合酸化物微粒子を分散したヘキシレングリコール(銅−
鉄−マンガン複合酸化物微粒子固形分10重量%)40
gを添加し、1時間攪拌して比較例の塗布液とした。こ
の液を着色成分を含んだソーダライムガラス(Tva80
%、Tuv35%、Te60%、厚さ3.5mm)上にス
ピンコート法によって塗布し、120℃で10分間乾燥
後、650℃で5分間焼成して比較例の着色膜付きガラ
スを得た。なお、本例の塗布液の成分比率(重量比)は
顔料/SiO2=44.4/55.6であった。
【0038】表1 以上の表1から明らかであるように、本発明の着色膜付
きガラス(例1〜8)の耐酸性は、例9の場合に比較し
て著しく優れている。また、ハイレスタ抵抗測定器(三
菱油化製)により着色膜の表面抵抗値を測定した結果、
例1〜9で得られた着色膜の表面抵抗値はいずれも10
11Ω/□以上であった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、耐酸性が高い黒色系の
着色膜を安価に形成させるための塗布液、該塗布液を使
用した着色膜、および着色膜付きガラス物品が提供され
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 BB21Z CA47 DA06 DB13 DC22 EA02 EC02 EC03 EC10 EC54 4F100 AA02A AA20A AA33A AG00B BA02 EH462 EJ412 HB00A JB01 JL10A JM02A JN06 JN08 YY00A 4G059 AA01 AC08 EA05 EA07 EA16 EB05 4J038 DL031 HA216 HA446 KA20 MA07 NA01 PB05 PB07 PC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子と、遷
    移金属および長周期型周期律表において12族に属する
    金属からなる群から選ばれる1種以上の金属の化合物
    と、シリカ前駆体とを含むことを特徴とする着色膜形成
    用塗布液。
  2. 【請求項2】遷移金属および長周期型周期律表において
    12族に属する金属からなる群から選ばれる1種以上の
    金属が、亜鉛、クロム、コバルト、セリウム、鉄、銅、
    ニッケルおよびマンガンからなる群から選ばれる1種以
    上の金属である請求項1に記載の着色膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子と、遷
    移金属および長周期型周期律表において12族に属する
    金属からなる群から選ばれる1種以上の金属(M)の化
    合物の総量の重量比が、酸化物換算で銅−鉄−マンガン
    複合酸化物:MOx=95:5〜40:60である請求
    項1または2に記載の着色膜形成用塗布液。
  4. 【請求項4】銅−鉄−マンガン複合酸化物微粒子とシリ
    カ前駆体との重量比が、銅−鉄−マンガン複合酸化物:
    シリカ(SiO2)=25:75〜70:30である請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の着色膜形成用塗布
    液。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の着色
    膜形成用塗布液から形成されたことを特徴とする着色
    膜。
  6. 【請求項6】ガラス基板上に請求項5に記載の着色膜が
    形成されていることを特徴とする着色膜付きガラス物
    品。
  7. 【請求項7】ガラス基板上に、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の着色膜形成用塗布液を塗布し、熱処理をす
    ることを特徴とする着色膜付ガラス物品の製造方法。
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