JP2000281247A - 画像形成装置並びにその保守方法及び保守点検方法 - Google Patents

画像形成装置並びにその保守方法及び保守点検方法

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JP2000281247A
JP2000281247A JP11088573A JP8857399A JP2000281247A JP 2000281247 A JP2000281247 A JP 2000281247A JP 11088573 A JP11088573 A JP 11088573A JP 8857399 A JP8857399 A JP 8857399A JP 2000281247 A JP2000281247 A JP 2000281247A
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JP11088573A
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English (en)
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Makoto Ui
真 宇井
Akihiko Shimazu
明彦 嶋津
Fumio Haniwara
文雄 埴原
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 感光体ドラム上の転写位置からレジストロー
ラ対のローラ対までの距離が大きく離れている場合にお
いても、小サイズの転写紙への転写を可能にすると共
に、転写抜けの起こらない高品質の転写画像が永続して
得られるようにする。 【解決手段】 現像手段、感光体上に形成されたトナー
像を転写紙に転写するための転写手段、転写位置より上
流側に配置されるレジストローラ対44を設けた転写紙
搬送手段を備えてなる画像形成装置において、レジスト
ローラ対より下流側、且つ転写位置の上流側に転写前ロ
ーラ対を設け、レジストローラ対は、転写紙搬送手段か
ら搬送されてくる転写紙を突き当てて停止せしめた後
に、転写手段へ再給紙するレジストローラ対であり、転
写前ローラ対43aは、転写紙の先端が前記レジストロ
ーラ対で揃えられて再給紙されたときの転写紙の幅方向
の膨らみ歪みを矯正する手段を兼ねた搬送補助手段とし
て設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式により
感光体の表面にトナー像を形成し、該トナー像を転写紙
上に転写するようにした複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関するものであり、より詳細に
は、感光体に対する転写紙の位置及び姿勢を安定化させ
高品位の画像形成を行なわせると共に、装置の点検や部
品交換が容易な画像形成装置及びその保守点検方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、回転
する感光体の周縁部に帯電手段、書き込み手段、および
現像手段を設け、帯電手段によって感光体表面に一様帯
電を行った後に、書き込み手段によって像露光を行うこ
とによって画像の潜像を形成し、該潜像を現像手段によ
り現像して感光体表面にトナー像を形成する。一方、転
写紙収納手段等から給紙された転写紙は転写位置へと送
られ、転写位置において前記トナー像が転写紙上に転写
される。この転写に当たっては転写紙の先端位置とトナ
ー像の先端位置が合致するようになされることが求めら
れる。前記両者の先端位置の合致にバラツキがある場合
は、先端部又は後端部の画像が欠落する事となってしま
う。また、予め罫線等が印刷されている転写紙の所望の
位置に画像形成を行うような用途の場合、試し刷りにて
位置が決められた後に、多数枚の画像形成を行うと、前
記先端位置の合致にバラツキがあるとそれぞれのコピー
毎の位置にズレが発生し、所望の位置に画像形成できな
くなってしまう。
【0003】前記した先端位置の合致のバラツキに関し
て、本発明者等がその要因を鋭意検討したところ、後述
するような問題を有することを突き止めたものである。
【0004】アナログ方式の画像形成装置を用いてコピ
ーを行う場合は、プラテンガラス上の所定の位置に原稿
を載置し、走査光学系を用いて原稿の一端から他端まで
走査を行うことで、結像光学系を介して回転する感光体
上に原稿画像を照射し潜像を形成している。従って、前
記走査の開始時点が感光体上への画像の照射開始時点と
なり、画像形成は、前記走査光学系の位置検知をトリガ
ーとしている。汎用的には走査光学系の戻り(復路)時
の位置検知を行い、この時点を基準にして走査光学系の
反転後の往路の走査開始時点を予測し走査光学系の走査
開始を行っている。一方、感光体上への画像の照射開始
位置と転写紙の先端位置が転写位置にて合致するように
照射開始時点と転写紙の搬送との同期をとる必要があ
る。このような要請から従来は、転写紙の搬送の開始タ
イミングをとるために、転写位置の上流側にレジストロ
ーラ対が設けられ、該レジストローラ対の位置に転写紙
を一時停止せしめて待機せしめ、前記トリガーを基準に
してレジストローラ対の駆動を開始して転写紙の搬送を
開始することで、走査光学系からの感光体表面の露光開
始時点と転写紙の搬送開始時点を同期せしめ、転写紙の
先端位置と感光体上のトナー像の先端位置との位置あわ
せを行っていた。
【0005】一方、デジタル方式の画像形成装置を用い
てコピーを行う場合には、読み取られた画像データは一
旦メモリ内に記憶され、プリント時に当該画像データを
メモリから読み出して書き込み手段によって感光体上へ
の画像の潜像の書き込みが行われる。従って、走査光学
系の位置検知信号をトリガーとする代わりに、別途のト
リガーを設ける必要が生ずる。書き込み開始時点に同期
せしめてレジストローラ対の駆動を開始せしめること
で、トナー像の先端と転写紙の先端との位置合わせを行
うことが考えられる。このようにすることで、上記した
アナログ方式と同様に、レジストローラ対から転写紙の
搬送を開始することで感光体上のトナー像との同期を取
ることで、転写紙の位置合わせに関しては本質的には変
わらない技術を踏襲することもできる。
【0006】しかしながら、上記構成におけるレジスト
ローラ対の駆動開始により転写紙の搬送を開始する場合
においては、転写紙の搬送開始タイミングにバラツキが
あることが判明した。
【0007】即ち、レジストローラ対から転写紙の搬送
を開始する場合、転写紙はあらかじめレジストローラ対
に僅かに挟持されていなければならない。この為にレジ
ストローラ対より上流側のローラから転写紙を送り込
み、レジストローラ対に突き当てることでレジストロー
ラ対のニップ部へ僅かに侵入せしめて狭持せしめ、停止
するようにしている。このようにした場合、転写紙の種
類やサイズ等が異なると前記ニップ部への侵入距離は本
質的にバラツキを発生してしまう。この要因は、転写紙
の摩擦係数の相違にあると考えられる。このために、レ
ジストローラ対からの転写紙の搬送開始時点を走査光学
系の書き込み開始時点に同期せしめても、レジストロー
ラ対への侵入距離により発生している転写紙の搬送開始
位置のバラツキを解消できない。
【0008】更に、レジストローラ対の駆動開始によ
り、転写紙が寸分の誤差なく搬送が開始されるとは限ら
ない。即ち、レジストローラ対表面と転写紙との間には
摩擦力が作用することで転写紙が搬送されるが、駆動開
始時点においてはレジストローラ対表面と転写紙と間に
大きい摩擦力が作用するため、本質的にスベリを伴って
しまう。このスベリは、長期間の使用によりレジストロ
ーラ対表面に紙粉等が付着することで、一層スベリ易く
なり、搬送開始タイミングのバラツキを助長してしま
う。
【0009】したがって、デジタル方式の画像形成装置
においては、上記したようなレジストローラ対からの転
写紙の搬送バラツキを解消するために、レジストローラ
対から転写紙の搬送を開始した後の転写紙の先端を検知
し、この転写紙先端検知信号に基づき書き込み開始を行
うことで同期をとることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写紙
の先端検知を行うためには、レジストローラ対と転写位
置との距離を従来よりも長くする必要が生ずる。従来、
ガイド板46等の案内部材によりレジストローラ対から
転写位置まで転写紙を案内していたが本発明者等の検討
の結果、小サイズの転写紙では搬送不良を発生し、或い
は、レジストローラ対の圧着力は可成り強く長さも長い
ので転写紙は幅方向の膨らみ歪みを伴いながら、感光体
ドラムの転写位置に到達するために、ガイド板46のみ
での案内では、転写紙の幅方向の膨らみ歪みの部分は解
消されることなく、更に強調されることすらあり、その
ままの状態では感光体ドラムに密着できず、転写位置で
転写抜けになってしまい、不良画像の転写となる。これ
を解消できる手段を持った画像形成装置を提供すること
が本発明の第1の課題である。
【0011】また、レジストローラ対には、前記したよ
うに転写紙との摩擦力が作用しているため、徐々に摩耗
してくる。このため長期間使用しているとレジストロー
ラ対径が小さくなってくることとなる。摩耗によりレジ
ストローラ対径が小さくなると、初期と同様の回転数で
駆動されているレジストローラ対により搬送される転写
紙の搬送速度は、初期に比べて遅くなってくる。これは
初期に比べて摩耗によりレジストローラ対の外周距離が
小さくなっしまうことから理解される。このようにレジ
ストローラ対から転写紙を送り込む速度が遅くなるから
転写位置への到達時間も遅くなり、感光体上のトナー像
との同期が取れなくなってしまう。このような状況に陥
ると、トナー像が先行するため、先端部のトナー像の欠
落を発生するという問題に到ってしまう。
【0012】更に、このような複雑な構成が組み込まれ
た画像形成装置はその内部を点検したり、摩擦部分を伴
う各搬送ローラやその駆動手段としての電磁クラッチ,
ソレノイドやモータ等の電気部品や制御手段の制御基板
等の交換も行わねばならず、その処置が装置の各方向か
ら行わねばならないとなると、そのような保守点検や部
品交換の作業は重たい装置を移動させて、オフィスのス
ペースを可成り大きく採って行わねばならず大変不便で
ある。それを解消した画像形成装置やそれを用いた保守
点検方法を提供することが本発明の第2の課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(9)の何れかによって達成される。
【0014】(1) 感光体、前記感光体の表面に画像
を書き込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感
光体の表面に形成された潜像を現像剤により現像してト
ナー像を形成するための現像手段、感光体上に形成され
たトナー像を転写紙に転写するための転写手段、及び前
記転写手段により転写する転写位置より上流側に配置さ
れるレジストローラ対を設けた転写紙搬送手段を備えて
なる画像形成装置において、前記レジストローラ対より
下流側、且つ転写位置の上流側に転写前ローラ対を設
け、前記レジストローラ対は、前記転写紙搬送手段から
搬送されてくる転写紙を突き当てて停止せしめた後に、
転写手段へ再給紙するレジストローラ対であり、前記転
写前ローラ対は、転写紙の先端が前記レジストローラ対
で揃えられて再給紙されたときの転写紙の幅方向の膨ら
み歪みを矯正する手段を兼ねた搬送補助手段として設け
られていることを特徴とする画像形成装置。
【0015】(2) 前記転写前ローラ対は長幅ローラ
を駆動ローラとして単独に配置し、それに押圧する短幅
ローラを、前記長幅ローラの中央部に、該長幅ローラに
平行に配置したことを特徴とする(1)項に記載の画像
形成装置。
【0016】(3) 前記レジストローラ対は共通の長
幅ローラを駆動ローラとして単独に配置し、それに押圧
する複数の短幅ローラがその中心線方向に同心に間隔を
あけて、前記長幅ローラに平行に配列されたものである
ことを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の画像形
成装置。
【0017】(4) 前記長幅ローラの前記短幅ローラ
への接触部以外の部分は該接触部の径よりも小径にされ
ていることを特徴とする(2)又は(3)項に記載の画
像形成装置。
【0018】(5) 感光体、前記感光体の表面に画像
を書き込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感
光体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成
するための現像手段、感光体上に形成されたトナー像を
転写紙に転写する転写手段、前記転写手段へ転写紙を搬
送する搬送路を有する転写紙搬送手段、及び前記各手段
を制御する制御手段を備えてなる画像形成装置におい
て、該画像形成装置の部品は、該画像形成装置の前面に
設けた前面フレームより前方に取り外し、該前面フレー
ムの前方から取り付けて交換が行える構造であることを
特徴とする画像形成装置。
【0019】(6) 前記部品は、前記搬送路に設けた
各搬送ローラ、その駆動手段としての電磁クラッチ、搬
送方向切り替え部材の作動用ソレノイド及び前記制御手
段の制御基板から選ばれる少なくとも1つであることを
特徴とする(5)項に記載の画像形成装置。
【0020】(7) 前記前面フレームには窓孔が空け
られていることを特徴とする(5)項に記載の画像形成
装置。
【0021】(8) (5)〜(7)項の何れか1項に
記載の画像形成装置を用いて、その部品交換を該画像形
成装置の前面からのみで行うようにしたことを特徴とす
る画像形成装置の保守方法。
【0022】(9) (7)項に記載の画像形成装置を
用いて、その内部点検及び部品交換を該画像形成装置の
前面からのみで行うようにしたことを特徴とする画像形
成装置の保守点検方法。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の一実施例
について図1に示す全体構成図によって説明を行う。本
実施例の画像形成装置は転写紙の両面に画像形成を行う
ことを可能としているが本発明はかかる構成に拘束され
るものではない。
【0024】図1に示す画像形成装置は、デジタル方式
による画像形成装置であって、画像読取り部A、画像処
理部B(図示省略)、画像形成部C、転写紙搬送手段と
しての転写紙搬送部Dから構成されている。
【0025】画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送
する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台1
1上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1
枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取
りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送
ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
【0026】一方、プラテンガラス13上に置かれた場
合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプと第
1ミラーとから成る第1ミラーユニット15と、V字状
に位置した第2ミラーと第3ミラーとから成る第2ミラ
ーユニット16の、第1ミラーユニット15の速度Vに
よる読み取り動作と、第2ミラーユニット16による同
方向への速度V/2による移動露光によって読み取られ
る。
【0027】読み取られた画像は、投影レンズ17を通
してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像
される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学
像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA
/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィ
ルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メ
モリにストアされる。
【0028】画像形成部Cでは、画像形成ユニットとし
て、像形成手段であるドラム状の感光体ドラム21と、
その外周に、帯電手段である帯電器22、現像手段であ
る現像装置23、転写手段である転写器24、分離手段
である分離器25、クリーニング手段であるクリーニン
グ装置26が各々動作順に配置されている。感光体ドラ
ム21は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成し
たもので、例えば有機感光体(OPC)が使用され、図
示の時計方向に駆動回転される。
【0029】回転する感光体ドラム21へは帯電器22
による一様帯電がなされた後、露光光学系30により画
像処理部Bのメモリより呼び出された画像信号に基づい
た像露光が行われる。書き込み手段である露光光学系3
0は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回
転するポリゴンミラー31、fθレンズ(符号なし)、
シリンドリカルレンズ(符号なし)を経て反射ミラー3
2により光路が曲げられ主走査がなされるもので、感光
体ドラム21上のA位置において像露光が行われ、感光
体ドラム21の回転(副走査)によって潜像が形成され
る。本実施例では文字部に対して露光を行い反転潜像を
形成する。
【0030】感光体ドラム21上の反転潜像は現像装置
23によって反転現像が行われ、感光体ドラム21の感
光層面にトナー像による可視画像が形成される。転写紙
搬送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズ
の転写紙Pが収納された転写紙収納手段としての給紙ユ
ニット41(A)、41(B)、41(C)が設けら
れ、また側方には手差し給紙を行う手差し給紙ユニット
42が設けられていて、それらの何れかから選択された
転写紙Pは案内ローラ43によって搬送路40に沿って
給紙され、給紙される転写紙の傾きと偏りの修正を行う
レジストローラ対44によって転写紙Pは一時停止を行
ったのち再給紙が行われ、ガイド板46及び転写前ロー
ラ43aに案内され、感光体ドラム21上のトナー画像
が転写位置Bにおいて転写器24によって転写紙Pに転
写され、次いで分離器25によって除電されて転写紙P
は感光体ドラム21面より分離し、搬送装置45により
定着器50に搬送される。
【0031】定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ
52とを有しており、転写紙Pを定着ローラ51と加圧
ローラ52との間を通過させることにより、加熱、加圧
によってトナーを熔着させる。片面のトナー画像の定着
を終えた転写紙Pは次に述べるモードに従って他面にも
トナー画像を形成する両面画像形成を行い、或いは片面
画像の状態で排紙トレイ64上に排出される。
【0032】両面画像形成モードが選択されたときは、
表面の画像定着を終えた転写紙Pは搬送方向切り替え部
材62に案内されて、反転搬送路60に沿って下降し、
スイッチバック経路60aに一旦搬入されたのち搬出さ
れて表面と裏面との反転が行われ第2反転搬送路60b
を搬送ローラ対43bによって駆動され、更に、前記の
案内ローラ43によって搬送路40に沿って再給紙さ
れ、転写紙の傾きと偏りの補正を行うレジストローラ対
44によって転写紙Pは一時停止を行ったのち再給紙が
行われ、感光体ドラム21上に形成された裏面画像のト
ナー像は転写位置Bにおいて転写器24によって転写紙
Pの裏面に転写されたのち分離搬送され、定着がなされ
て排紙トレイ64上に排出される。
【0033】片面画像形成モードが選択されたときは、
表面画像の定着を終えた転写紙Pはそのまま直進して排
紙トレイ64上に排出され、或いは搬送方向切り替え部
材62によって反転搬送路60に案内された後スイッチ
バックにより上下面の反転を行って排紙トレイ64上に
排出される。
【0034】以下説明する実施の形態は何れも転写紙上
にトナー像を転写する際の転写位置に関連しての発明で
あるので、図2に示す要部図には図1で説明した感光体
ドラム21上への露光光学系30によって書き込みが行
われるA位置と、後に説明する転写紙検知を行う紙検知
センサS1の紙検知位置Cと、転写器24によって転写
紙上にトナー像の転写を行う転写位置Bとの関係部分を
取り出して示している。なお、本発明の実施例において
は、距離(A−B)を120mm、距離(C−B)を1
32mm、距離(B−レジストローラ対)を150mm
としている。また、レジストローラ対等の転写紙搬送手
段による搬送速度Vは、350mm/secとしてい
る。
【0035】レジストローラ対44から再給紙された転
写紙Pの先端が紙検知センサーS1で検知された信号に
より、タイマーで所定のタイミングをとって露光光学系
30の書き込み手段により書き込みが行われる。したが
って前記の距離(A−B)より距離(B−レジストロー
ラ対)の方が長いことが良好なタイミングをとる上で好
ましい。
【0036】図1や図2に示されるように、レジストロ
ーラ対44の圧着力は大きい方が先端揃えも、それに続
く搬送タイミングも良好になるが、転写紙にしわや幅方
向の膨らみ歪みを生ずることになり、ガイド板46によ
り案内してもこのしわや歪みの部分が感光体ドラム21
に密着しないことにより、画像転写時に画像が正しく転
写されず、転写抜け等が発生し、像形成不良となる。
【0037】そこでその幅方向の膨らみ歪みを矯正する
手段を兼ねた搬送補助手段として、転写位置の上流側で
レジストローラ対44や紙検知位置の下流側の位置の転
写紙搬送路上に転写前ローラ対43aを設けることで上
記した膨らみ歪み等の発生を解消することができた。
【0038】該転写前ローラ対43aの構成をレジスト
ローラ対44と同じように押圧ローラを長幅のストレー
トな駆動ローラに対して複数の短幅ローラを設けたもの
にしておくと、上流のレジストローラ対44で生じた転
写紙の幅方向の膨らみ歪みが助長されることがあるため
である。図4の平面図,図5の斜視図に示すように短幅
ローラ43Bを長幅ローラ43Aに対して中央部に1つ
平行に押圧する構造にする事が好ましい。
【0039】これによって、転写紙の先端が感光体表面
の転写位置に到達する状態のバラツキは全くなくなると
共に、転写紙の幅方向の膨らみ歪みが無くなり転写位置
での転写紙は平坦になり、転写抜けの無い高品質の画像
転写が安定して得られるようになった。
【0040】なお、ガイド板46は必須ではないが転写
前ローラ対43aまで該ガイド板46で案内すること
で、より一層の良好な搬送が行われ、紙曲がりを発生さ
せないようにするために好ましい構成である。
【0041】上述のようにレジストローラ対44や転写
前ローラ対43aばかりでなく、反転搬送路に配置され
た、搬送ローラ対43bのような各ローラ対は、圧着力
も可成りつよくしてあり、長時間使用することによっ
て、例えば、摩擦力が低下し搬送力が不安定になってく
る。このような状態になってくると悪いローラは順次交
換されねばならない。これらの作業が随時簡単確実に行
われうることが必要である。
【0042】また、上記各ローラ対にはその駆動伝達手
段としての電磁クラッチや駆動源としてのモータ等が設
けられているがこれにも寿命があり、交換時期が来れば
取り替える必要がでてくる。
【0043】また、図1、図3に示した定着器より下流
の搬送路の搬送方向切り替え部材62にはその作動にソ
レノイドが用いられているが、これにも寿命があり、交
換時期が来れば取り替える必要がでてくる。
【0044】更に制御手段の制御基板も装着されている
が、これも思わぬトラブルで交換の必要が生ずることが
ある。
【0045】これらの作業も、随時簡単確実に行われう
ることが必要である。
【0046】本発明では、これらの保守点検及び各種部
品の交換作業が、画像形成装置の操作位置である該装置
の前面に設けた前面フレーム81の前方での作業で全て
完了されるようにした。
【0047】即ち、これを図3の部分側面図、その搬送
ローラや駆動源や制御手段を示す平面図である図4、そ
の一部拡大した断面図である図6を用いて説明する。
【0048】先ず、搬送ローラとしてレジストローラ対
44を例にして図6を用いて説明する。前面フレーム8
1には軸受け44Fがビス44Nで取り付けられ、後面
フレーム82には軸受44R1がビス44Nで取り付け
られている。
【0049】長幅ローラ44Aと軸受44Fとは、スト
ップリング44Sでスラスト止めがなされて嵌合されて
いる。また、該長幅ローラ44Aと軸受44R1とはス
トップリング44Sでスラスト止めがなされて嵌合され
ている。
【0050】このようにして、図6(a)に示されるよ
うに前面フレーム81及び後面フレーム82に組み込ま
れた長幅ローラ44Aは軸受44Fのビス44Nを外す
ことにより、図6(b)に示すように、前方向に軸受4
4Fごと取り外すことができる。但し、軸受44R1は
後面フレーム82に取り付けたまま残される。また、組
み立てるときは、逆に操作し、やはり前方から組み付け
ることが可能になる。
【0051】別の手段として図6(c)に示すように、
後面フレーム82に取り付けられる軸受け44R2のよ
うに後面フレーム82と嵌合させ簡単に外せるように
し、スラスト止めのストップリング44Sを各軸受44
R1,44Fの両側に設け、外すときは、図6(d)に
示すように、後面フレーム82から軸受44R2ごと外
して引き出せるようにしたものである。上記のものと同
様に装着も前方から容易に行えることは明らかである。
【0052】以上はレジストローラ対44について述べ
たが、この構成は転写前ローラ対43aを始め全ての搬
送ローラ対43bに適用可能である。
【0053】また、上述の長幅ローラ44A,43A
を、図4,図6に示すようなストレートなものでなく図
5(b)、(d)に示すように、短幅ローラの接触部以
外は逃がして小径にしたものにしても良い。
【0054】そして、レジストローラ対44を駆動する
駆動モータ83及び電磁クラッチ84、転写前ローラ対
43aの駆動モータ85、転写紙をスイッチバックして
その表裏反転を行う反転モータ86、搬送方向切り替え
部材を駆動するモータ88や制御基板87は前面フレー
ム81の外側に取り付けたので、それらの部品の点検交
換や装置の保全作業は殆ど装置の前面から行えるように
なった。
【0055】また、前面フレーム81には点検用の窓孔
81Aが開けられているので、この窓孔81Aから装置
内部の点検が可能である。
【0056】また、比較的に寿命の長い表裏反転後の水
平搬送モータ89や反転排紙モータ90はフレーム81
の内側に装着されるが、それらも、前記窓孔81Aや前
面フレーム81の端部から取り付け、取り外しの交換作
業も比較的簡単に行える。
【0057】これによって画像形成装置を移動させて作
業スペースを空け、該装置の背面に廻って保守点検を行
うような手順の煩雑さが避けられ、保守点検やそれに伴
う部品交換も簡単容易に短時間で行えるようになった。
【0058】
【発明の効果】本発明により、感光体ドラム上の転写位
置からレジストローラ対のローラ対までの距離が大きく
離れている場合においても、小サイズの転写紙への転写
を可能にすると共に、トナー画像先端と転写紙先端との
程良い合致タイミングが得られ、転写位置が正確に維持
され、転写抜けの起こらない高品質の転写画像が永続し
て得られるようになった。更に本発明により画像形成装
置の日常の保守及び点検が、該装置を移動させることな
く設置位置に固定したまま、該装置の前面から容易に行
えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】反転搬送を可能にした搬送路に沿う部分の側面
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】レジストローラ対及び転写前ローラ対の斜視図
である。
【図6】レジストローラ対の駆動ローラの取り付け取り
外しの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 感光体ドラム 22 帯電器 23 現像装置 24 転写器 25 分離器 30 露光光学系 43a 転写前ローラ対 43A,44A 長幅ローラ(駆動ローラ) 43B,44B 短幅ローラ(圧着ローラ) 44 レジストローラ対 44F,44R1,44R2 軸受 44S ストップリング 81 前面フレーム 81A 窓 82 後面フレーム 83,85,88 駆動モータ 84 電磁クラッチ 86 反転モータ 87 制御基板 89 水平搬送モータ 90 反転排紙モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H032 BA05 BA18 BA19 CA02 CA13 2H071 AA42 AA44 BA04 BA29 BA43 DA08 DA09 DA15 DA23 EA04 3F102 AA06 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体、前記感光体の表面に画像を書き
    込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の
    表面に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像
    を形成するための現像手段、感光体上に形成されたトナ
    ー像を転写紙に転写するための転写手段、及び前記転写
    手段により転写する転写位置より上流側に配置されるレ
    ジストローラ対を設けた転写紙搬送手段を備えてなる画
    像形成装置において、前記レジストローラ対より下流
    側、且つ転写位置の上流側に転写前ローラ対を設け、前
    記レジストローラ対は、前記転写紙搬送手段から搬送さ
    れてくる転写紙を突き当てて停止せしめた後に、転写手
    段へ再給紙するレジストローラ対であり、前記転写前ロ
    ーラ対は、転写紙の先端が前記レジストローラ対で揃え
    られて再給紙されたときの転写紙の幅方向の膨らみ歪み
    を矯正する手段を兼ねた搬送補助手段として設けられて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写前ローラ対は長幅ローラを駆動
    ローラとして単独に配置し、それに押圧する短幅ローラ
    を、前記長幅ローラの中央部に、該長幅ローラに平行に
    配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レジストローラ対は共通の長幅ロー
    ラを駆動ローラとして単独に配置し、それに押圧する複
    数の短幅ローラがその中心線方向に同心に間隔をあけ
    て、前記長幅ローラに平行に配列されたものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記長幅ローラの前記短幅ローラへの接
    触部以外の部分は該接触部の径よりも小径にされている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 感光体、前記感光体の表面に画像を書き
    込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の
    表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成するた
    めの現像手段、感光体上に形成されたトナー像を転写紙
    に転写する転写手段、前記転写手段へ転写紙を搬送する
    搬送路を有する転写紙搬送手段、及び前記各手段を制御
    する制御手段を備えてなる画像形成装置において、 該画像形成装置の部品は、該画像形成装置の前面に設け
    た前面フレームより前方に取り外し、該前面フレームの
    前方から取り付けて交換が行える構造であることを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記部品は、前記搬送路に設けた各搬送
    ローラ、その駆動手段としての電磁クラッチ、搬送方向
    切り替え部材の作動用ソレノイド及び前記制御手段の制
    御基板から選ばれる少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記前面フレームには窓孔が空けられて
    いることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜7の何れか1項に記載の画像形
    成装置を用いて、その部品交換を該画像形成装置の前面
    からのみで行うようにしたことを特徴とする画像形成装
    置の保守方法。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の画像形成装置を用いて、
    その内部点検及び部品交換を該画像形成装置の前面から
    のみで行うようにしたことを特徴とする画像形成装置の
    保守点検方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8955841B2 (en) 2012-08-07 2015-02-17 Canon Kabushiki Kaisha Method for controlling sheet conveyance in image forming apparatus

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