JP2000281149A - 包装用容器 - Google Patents
包装用容器Info
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- JP2000281149A JP2000281149A JP11082671A JP8267199A JP2000281149A JP 2000281149 A JP2000281149 A JP 2000281149A JP 11082671 A JP11082671 A JP 11082671A JP 8267199 A JP8267199 A JP 8267199A JP 2000281149 A JP2000281149 A JP 2000281149A
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Abstract
孔あけ手段を用意する必要がなく、電子レンジでの調理
の際、調理により内圧が高くなって覆い用シートの一部
が簡単に開口できるようにする。 【解決手段】合成樹脂からなり上端が開口する容器本体
1の上端開口部2を、合成樹脂フィルムからなる覆い用
シート3を上端開口部2の周囲に接合させることにより
覆い、内部に食品あるいは食用液状体を密封状態で収納
するための包装用容器であって、覆い用シート3は内面
を構成する層が外側に位置する層よりも低融点の樹脂か
らなる材料により作られ、覆い用シート3の一部に蒸気
抜き部6を形成し、この蒸気抜き部6は覆い用シート3
の材料に切り込み部7を形成するとともに、前記内面を
構成する層の切り込み部7のみを電子レンジでの調理の
際の包装用容器の内圧の上昇により開口する程度に溶融
により閉じて形成されている。
Description
される食品あるいは食用液状体、具体的には茶碗蒸しや
カレーなどの食品あるいはコーヒーなどの食用液状体を
収納するための包装用容器に関するものである。
る容器本体の上端開口部を、合成樹脂フィルムからなる
覆い用シートを前記上端開口部の周囲にヒートシールよ
り融着させることにより覆い、内部に食品あるいは食用
液状体を密封状態で収納するための包装用容器が知られ
ている。このような包装用容器に収納される食品あるい
は食用液状体を電子レンジで調理する際、調理により内
圧が高くなって包装用容器の覆い用シートが破裂するの
を防止するために、覆い用シートの一部に針などで孔を
あけておく必要がある。
は覆い用シートの一部を開口させるのに針などの孔あけ
手段を用意する必要があり、面倒であるという問題があ
った。本発明はこのような課題を解決するもので、覆い
用シートの一部を開口させるのに針などの孔あけ手段を
用意する必要がなく、電子レンジでの調理の際、調理に
より内圧が高くなって覆い用シートの一部が簡単に開口
できるようにすることを目的とするものである。
に本発明は、合成樹脂からなり上端が開口する容器本体
の上端開口部を、合成樹脂フィルムからなる覆い用シー
トを前記上端開口部の周囲に接合させることにより覆
い、内部に食品あるいは食用液状体を密封状態で収納す
るための包装用容器であって、前記覆い用シートは内面
を構成する層がこの内面を構成する層の外側に位置する
層よりも低融点の樹脂からなる材料により作られ、覆い
用シートの一部に蒸気抜き部を形成し、この蒸気抜き部
は覆い用シートの材料に切り込み部を形成するととも
に、この切り込み部を含む範囲で覆い用シートの材料を
少なくとも内面側から内面を構成する層は溶融するがこ
の内面を構成する層の外側に位置する層が溶融しない程
度の温度で加熱し、前記内面を構成する層の切り込み部
のみを電子レンジでの調理の際の包装用容器の内圧の上
昇により開口する程度に溶融により閉じて形成されてな
ることを要旨とするものである。また本発明は、覆い用
シートに複数個の蒸気抜き部が形成されていることを要
旨とするものである。
収納される食品や食用液状体を電子レンジで調理する
際、内圧の上昇により覆い用シートの蒸気抜き部の内面
を構成する層の切り込み部は内部から押し開かれ、蒸気
抜き部を簡単に開口させることができ、従来のように針
などの孔あけ手段を用いて覆い用シートの一部を開口さ
せておく必要がない。また、覆い用シートに蒸気抜き部
を複数設けてあることにより、全ての蒸気抜き部が同時
に開口しなくても少なくとも1つの蒸気抜き部が開口す
ることにより包装用容器内の蒸気抜きを行なうことがで
きるので、蒸気抜きの確実性を高めることができる。さ
らに、内圧の上昇により開口した蒸気抜き部にストロー
を差し込んで、容器本体内のコーヒーなどを飲むことも
可能である。
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図5に示す
第1の実施の形態について説明すると、1は合成樹脂か
らなり上端が開口するカップ状の容器本体で、この容器
本体1の上端開口部2を、合成樹脂フィルムからなる覆
い用シート3を前記上端開口部2の周囲にヒートシール
より融着させることにより覆って包装用容器を完成させ
ている。前記覆い用シート3は内面を構成する層4が外
面を構成する層5よりも低融点で、前記容器本体1と同
じ樹脂からなり、前記2つの層4,5が積層された2層
構造の材料により作られ、この覆い用シート3の一部に
電子レンジでの調理の際の包装用容器の内圧の上昇によ
り開口する蒸気抜き部6が、覆い用シート3を容器本体
1の上端開口部2にヒートシールする前に予め形成され
ている。図面に示す実施の形態では、前記蒸気抜き部6
は覆い用シート3の中央部に形成され、具体的には覆い
用シート3の前記内面を構成する層4と外面を構成する
層5の2層構造の材料に円弧状の切り込み部7を形成
し、この切り込み部7を含む範囲で前記内面を構成する
層4と外面を構成する層5の2層構造の材料を表裏両面
から熱盤8a,8bで挟み、前記内面を構成する層4は
溶融するが外面を構成する層5が溶融しない程度の温度
で2層構造の材料を加熱し、前記内面を構成する層4の
切り込み部7のみを溶融により閉じ、蒸気抜き部6が形
成されている。このように内面を構成する層4の切り込
み部7は溶融により閉じられるのであるが、その部分の
強度は電子レンジでの調理の際の包装用容器の内圧の上
昇により開口する程度である。
ロピレンで作られ、また前記覆い用シート3は、内面を
構成する層4がポリプロピレンで作られ、外面を構成す
る層5がナイロン(NY−6)で作られている。従っ
て、このような構成の包装用容器の中に収納された状態
で食品あるいは食用液状体を電子レンジで調理する際、
包装用容器の内圧の上昇により蒸気抜き部6の内面を構
成する層4の切り込み部7で囲まれた小片9は内部から
押し開かれ、蒸気抜き部6を簡単に開口させることがで
きる。
として、前記外面を構成する層5の外側に内面を構成す
る層4よりも高融点の樹脂からなる別の層を設け、ある
いは外面を構成する層5と内面を構成する層4との間に
内面を構成する層4よりも高融点の樹脂からなる別の層
を設けたものを用いることもできる。勿論、この別の層
にも蒸気抜き部としての切り込み部が形成される。
て説明すると、前記第1の実施の形態では前記蒸気抜き
部6の切り込み部7の形状は円弧状であるが、図6に示
すように切り込み部7はI形であっても良い。切り込み
部7をI形とすることにより、包装用容器の中に収納さ
れた状態で食品あるいは食用液状体を電子レンジで調理
する際、包装用容器の内圧の上昇により蒸気抜き部6の
内面を構成する層4の切り込み部7で囲まれた小片9は
前記第1の実施の形態と同様に内部から押し開かれ、蒸
気抜き部6を簡単に開口させることができる。なお、切
り込み部7の形状は前記第1および第2の実施の形態以
外に、図7に示す第3の実施の形態のように/形であっ
ても良く、また図8に示す第4の実施の形態のように形
であっても良く、さらに図9に示す第5の実施の形態の
ように+形であっても良く、その他図面に示されていな
い三角形、四角形などであっても良い。
蒸気抜き部6は覆い用シート3の中央部に1つ形成され
ているが、蒸気抜き部6を複数個並べて形成することも
可能で、このようにすることにより、全ての蒸気抜き部
6が同時に開口しなくても少なくとも1つの蒸気抜き部
6が開口することにより包装用容器内の蒸気抜きを行な
うことができるので、蒸気抜きの確実性を高めることが
できる。
施の形態に限定されるものではなく、カップ状以外に皿
状など食品あるいは食用液状体などの内容物の種類に応
じて適宜決定すれば良い。
の包装用容器に収納される食品や食用液状体を電子レン
ジで調理する際、内圧の上昇により覆い用シートの蒸気
抜き部の内面を構成する層の切り込み部は内部から押し
開かれ、蒸気抜き部を簡単に開口させることができ、従
来のように針などの孔あけ手段を用いて覆い用シートの
一部を開口させておく必要がない。また、覆い用シート
に蒸気抜き部を複数設けてあることにより、全ての蒸気
抜き部が同時に開口しなくても少なくとも1つの蒸気抜
き部が開口することにより包装用容器内の蒸気抜きを行
なうことができるので、蒸気抜きの確実性を高めること
ができる。さらに、内圧の上昇により開口した蒸気抜き
部にストローを差し込んで、容器本体内のコーヒーなど
を飲むことも可能である。
の斜視図である。
成した状態を示す要部拡大断面図である。
す要部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
開かれた状態を示す要部拡大斜視図である。
の要部拡大斜視図である。
の要部拡大斜視図である。
の要部拡大斜視図である。
の要部拡大斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂からなり上端が開口する容器本
体の上端開口部を、合成樹脂フィルムからなる覆い用シ
ートを前記上端開口部の周囲に接合させることにより覆
い、内部に食品あるいは食用液状体を密封状態で収納す
るための包装用容器であって、前記覆い用シートは内面
を構成する層がこの内面を構成する層の外側に位置する
層よりも低融点の樹脂からなる材料により作られ、覆い
用シートの一部に蒸気抜き部を形成し、この蒸気抜き部
は覆い用シートの材料に切り込み部を形成するととも
に、この切り込み部を含む範囲で覆い用シートの材料を
少なくとも内面側から内面を構成する層は溶融するがこ
の内面を構成する層の外側に位置する層が溶融しない程
度の温度で加熱し、前記内面を構成する層の切り込み部
のみを電子レンジでの調理の際の包装用容器の内圧の上
昇により開口する程度に溶融により閉じて形成されてな
ることを特徴とする包装用容器。 - 【請求項2】 覆い用シートに複数個の蒸気抜き部が形
成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08267199A JP4346146B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08267199A JP4346146B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 包装用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000281149A true JP2000281149A (ja) | 2000-10-10 |
JP4346146B2 JP4346146B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=13780900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08267199A Expired - Lifetime JP4346146B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4346146B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8101219B2 (en) * | 2004-03-05 | 2012-01-24 | Eggology, Inc. | Apparatus for preparing egg products in a microwave oven |
JP2021031167A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | 日本水産株式会社 | 電子レンジ加熱用容器入り液状食品 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP08267199A patent/JP4346146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8101219B2 (en) * | 2004-03-05 | 2012-01-24 | Eggology, Inc. | Apparatus for preparing egg products in a microwave oven |
US8778429B2 (en) | 2004-03-05 | 2014-07-15 | Eggology, Inc. | Method for preparing egg products in a microwave oven |
JP2021031167A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | 日本水産株式会社 | 電子レンジ加熱用容器入り液状食品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4346146B2 (ja) | 2009-10-21 |
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