JP2000280902A - 鉄道車両の横揺れ抑制装置 - Google Patents
鉄道車両の横揺れ抑制装置Info
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Abstract
くドリフト時の車体制御力を良好に確保し、当該ドリフ
ト時における車両の乗心地を改善する。 【解決手段】 前後の台車の真上にある車体の床面に設
置した検出器で求めた車体横揺れ速度のドリフトの補償
処理の制御則20として、コントローラへと次々に読み
込んだ車体横揺れ速度の正負をその都度判別して前回処
理した車体横揺れ速度の処理結果の符号と比較し、同一
符号であればカウントアップを行い、異なる符号であっ
た場合にはリセットし、しかも、上記したカウントアッ
プが予め設定した時間を越えて行われた場合においての
み、車体横揺れ速度の検出にドリフトが発生したと判断
して車体と台車間に介装したセミアクティブダンパを本
来の機能で働かせることなく、伸縮両方向の減衰力が同
一となる通常のパッシングダンパとして機能させる制御
を用いる。
Description
する左右方向への変位である横揺れを抑制して乗心地の
向上を図る鉄道車両の横揺れ抑制装置に関する。
置としては、例えば、本願特許出願人が平成7年3月3
日付で財団法人鉄道総合技術研究所と共同で特許出願
し、平成8年9月17日付で特許出願公開された特開平
8−239040号公報に開示されたようなものが知ら
れている。
うに、車体1に設置した検出器2で得た車体横揺れ速度
または加速度を入力信号として処理ユニット3を通しコ
ントローラ4に入力する。
車両の横揺れ抑制装置は、一台の車両を前後二分割して
前または後側の台車6の直上にある車体1の床面部分に
設置した各検出器2と、車体1および前後各台車6間に
介装したそれぞれのセミアクティブダンパ7とで構成し
ている。
若しくは後部でそれぞれ完結しており、車体1を前後独
立と考えて構成している。ただし、コントローラ4だけ
は車体1の前後で共通使用としている。
速度を前後別々にそれぞれ二つの検出器2で検知し、そ
れぞれの処理ユニット3を通してコントローラ4に入力
すると共に、バルブドライバ5を介して車体1と前後各
台車6の間に横方向へと向けて介装したそれぞれのセミ
アクティブダンパ7のソレノイドバルブ8に指令を与
え、これらセミアクティブダンパ7を個々に効かせて車
体1の全体としての横揺れを抑制するようにしている。
ては、本願特許出願人が平成9年4月28日付で特許出
願し、平成10年11月10日付で特許出願公開された
特開平10−297485号公報で開示されているよう
に、前台車上若しくは後台車上の車体の絶対速度にスカ
イフックゲインを乗じたものを車体制御力として用いて
いる。
のこの種の鉄道車両の横揺れ抑制装置にあっては、制御
に用いる車体横揺れ速度を検出器2で検知した車体横揺
れ加速度を積分し、当該車体横揺れ加速度を車体横揺れ
速度に換算して用いるなり、或いは、検出器2にで直に
車体横揺れ速度として検出するようにしている。
走行状態によっては、検出器2で検知した図4(a)の
車体横揺れ加速度を積分して図4(b)の実線のような
車体横揺れ速度を算出するなり、或いは、検出器2で直
に図4(b)の実線のような車体横揺れ速度を検出しよ
うとしても、例えばカーブの入口や出口の部分で加わる
横加速度の影響を受けて車体横揺れ加速度から算出した
車体横揺れ速度の演算誤差、または、検出器2で直に検
出した車体横揺れ速度の検出誤差により車体横揺れ速度
が図4(b)の破線のようにドリフトしてしまうことに
なる。
に車体1の制御力を演算するスカイフック制御にあって
は、正常な制御が行えない事態が発生して鉄道車両とし
ての乗心地を却って悪くしてしまうという不都合を生じ
ることになる。
れ速度の演算誤差または検出誤差に基づくドリフト時の
車体制御力を良好に確保することで、当該ドリフト時に
おける車両の乗心地を改善することのできる鉄道車両の
横揺れ抑制装置を提供することである。
は、前後の台車直上における車体床面に設置した検出器
と、これら検出器からの車体横揺れ速度或いは加速度を
車体制御力信号に処理する処理ユニットを含むコントロ
ーラと、車体制御力信号に基いて車体の横揺れを抑制す
る車体と台車との間に横方向へと向けて介装したセミア
クティブダンパとからなる鉄道車両の横揺れ抑制装置に
おいて、コントローラへと次々に読み込んだ車体横揺れ
速度の正負をその都度判別して前回処理した車体横揺れ
速度の処理結果の符号と比較し、同一符号であればカウ
ントアップを行い、異なる符号であった場合にはリセッ
トし、しかも、上記したカウントアップが予め設定した
時間を越えて行われた場合においてのみ、車体横揺れ速
度の検出にドリフトが発生したと判断して車体と台車間
に介装したセミアクティブダンパを本来の機能で働かせ
ることなく、伸縮両方向の減衰力が同一となる通常のパ
ッシングダンパとして機能させることにより達成され
る。
は検出誤差に基づくドリフトの発生時にあっては車体横
揺れ速度が全体的に同一領域内で大きく変化し、かつ、
ドリフトの消滅と共に変化しなくなる。
込んだ車体横揺れ速度の正負をその都度判別し、前回処
理した車体横揺れ速度の処理結果の符号と比較して同一
符号であればカウントアップを行い、異なる符号であっ
た場合にはリセットする。
設定した時間を越えて行われたことで車体横揺れ速度の
検出にドリフトが発生していることを検知し、当該検知
に基づきコントローラからの信号でセミアクティブダン
パを本来の機能で働かせることなく、伸縮両方向の減衰
力が同一となる通常のパッシングダンパとして機能させ
る。
ないうちに行われた場合には、車体横揺れ速度の検出に
ドリフトが発生してないと判断してコントローラからセ
ミアクティブダンパに対し、通常のセミアクティブ制御
が実現されるような制御信号を制御指令として出力す
る。
差または検出誤差に基づくドリフト時の車体制御力を良
好に確保することで、当該ドリフト時における車両の乗
心地を改善することができることになるのである。
実施の形態に基いて説明するに当り、図1には、鉄道車
両の横揺れ抑制装置10のシステムの構成を、また、図
2には、車体横揺れ速度のドリフト補償処理の制御則2
0をフローチャートで示す。
の横揺れ抑制装置10は、車体1の前後の台車6a,6
bの直上にある車体1の床面に設けた検出器2a,2b
からの車体横揺れ速度信号に基づき、コントローラ4a
で車体制御力を演算して車体1と前後台車6a,6bと
の間に横方向へと向けて介装したセミアクティブダンパ
7a,7bのソレノイドバルブ8a,8bに減衰力を制
御する指令を送り、これらセミアクティブダンパ7a,
7bを個々に効かせて車体1の全体としての横揺れを抑
制する。
出器2a,2bからの車体横揺れ速度信号は、例えば、
緩和曲線部分の走行中において図4(b)に破線で示し
たようなドリフトを起こし、正常な制御が行えないこと
になって鉄道車両としての乗心地を却って悪くしてしま
うという事態が生じる。
器2a,2bからの車体横揺れ速度信号に基いて直ちに
セミアクティブダンパ7a,7bの減衰力を制御するこ
となく、フローチャートで示す図2の制御則20にみら
れるように、最初のF1で前側の車体横揺れ速度を「d
ybf」と後側の車体横揺れ速度「dybr」を読み込
む。
11までが車両前側の台車6aにおける処理を、また、
F12からF20までが車両後側の台車6bにおける処
理をそれぞれ示している。
体横揺れ速度「dybf」の正負をF2で判断し、正の
場合にはF4に示すようにフラグ「psin」を1と
し、負の場合にはF3のように「psin」を0とす
る。
n」は、今回において検出した車体横揺れ速度のデータ
が正の値なのか、或いは、負の値なのかを認識するため
のフラグである。
体横揺れ速度のデータの正負を認識したフラグ「sig
nfdat」の値とを比較し、F7に示すように前回の
フラグ「signfdat」と今回のフラグ「psi
n」の値とが同一であればカウント値「countf」
をアップし、同一でなかった場合にはF6のようにカウ
ント値「countf」を0とする。
ountf」と予め設定された設定値「stime」と
を比較し、カウント値「countf」が当該設定され
た設定値「stime」よりも大きかったら、F10の
ようにセミアクティブダンパ7aを予め設定した制御力
に固定して伸縮方向の減衰力が同一となる通常のパッシ
ブダンパとして働かせる。
が設定値「stime」よりも小さかった場合には、F
9のようにセミアクティブダンパ7aに対してセミアク
ティブ制御を継続させる。
カウントされ続けて予め設定した設定値「stime」
以上になるということは、一定時間継続して車体横揺れ
速度データが正方向または負方向に出力され続けている
ということになり、加速度等の影響によるドリフトが発
生してると判断できることから、これによってセミアク
ティブダンパ7aの制御を切り換えるようにしたのであ
る。
n」を次の処理のF5において前回のフラグ「sign
fdat」の値として使用するために格納しておく。
車6bにおける制御フローを示すもので、F2からF1
1と全く同じ制御を行うことになるので、ここではその
説明を省略する。
車体横揺れ速度のドリフト時における補償処理を可能と
したことにより、当該車体横揺れ速度のドリフト時に横
揺れ防止用のセミアクティブダンパを本来のセミアクテ
ィブ制御で用いることなく、伸縮両方向の減衰力が同一
となる通常のパッシングダンパとして働かせ、正常に車
体横揺れ阻止の制御が行えない状態の回避が可能にな
る。
採用することにより、車体の横揺れが殆ど起らない車両
停止時には車体横揺れ速度の符号が一定であり、停車時
間が予め設定した時間を越えるとドリフト補償処理が働
くことになるが、当該ドリフト補償処理は、セミアクテ
ィブダンパのソレノイドバルブに対する電源供給の停止
によっても実現させることもできることから、当該電源
供給の停止によって省エネルギ化と高価なソレノイドバ
ルブの延命とを果すこともできる。
抑制装置をシステムとして示した平面図である。
手順を示すフローチャートである。
置をシステムとして示した正面図である。
トが発生する場合の状態を示した説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 前後の台車直上における車体床面に設置
した検出器と、これら検出器からの車体横揺れ速度或い
は加速度を車体制御力信号に処理する処理ユニットを含
むコントローラと、車体制御力信号に基いて車体の横揺
れを抑制する車体と台車との間に横方向へと向けて介装
したセミアクティブダンパとからなる鉄道車両の横揺れ
抑制装置において、コントローラへと次々に読み込んだ
車体横揺れ速度の正負をその都度判別して前回処理した
車体横揺れ速度の処理結果の符号と比較し、同一符号で
あればカウントアップを行い、異なる符号であった場合
にはリセットし、しかも、上記したカウントアップが予
め設定した時間を越えて行われた場合においてのみ、車
体横揺れ速度の検出にドリフトが発生したと判断して車
体と台車間に介装したセミアクティブダンパを本来の機
能で働かせることなく、伸縮両方向の減衰力が同一とな
る通常のパッシングダンパとして機能させることを特徴
とする鉄道車両の横揺れ抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09229099A JP4053174B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 鉄道車両の横揺れ抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09229099A JP4053174B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 鉄道車両の横揺れ抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280902A true JP2000280902A (ja) | 2000-10-10 |
| JP4053174B2 JP4053174B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=14050293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09229099A Expired - Fee Related JP4053174B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 鉄道車両の横揺れ抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4053174B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327529A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車体振動制御装置及び車体振動制御方法 |
| RU2529305C2 (ru) * | 2012-12-19 | 2014-09-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Московский государственный университет путей сообщения" (МГУПС (МИИТ)) | Боковая опора кузова на тележку |
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| JPH08253143A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Hitachi Ltd | 鉄道車両の振動制御装置 |
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| JPH10315965A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-02 | Tokico Ltd | 鉄道車両用振動制御装置 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09229099A patent/JP4053174B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4053174B2 (ja) | 2008-02-27 |
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