JP2000280143A - 加工装置及び加工方法 - Google Patents

加工装置及び加工方法

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JP2000280143A
JP2000280143A JP11089866A JP8986699A JP2000280143A JP 2000280143 A JP2000280143 A JP 2000280143A JP 11089866 A JP11089866 A JP 11089866A JP 8986699 A JP8986699 A JP 8986699A JP 2000280143 A JP2000280143 A JP 2000280143A
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die
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circular
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JP11089866A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Uematsu
一嘉 植松
Masayoshi Takagi
正義 高木
Norikazu Kanii
典和 蟹井
Kaoru Owa
薫 尾和
Atsushi Matsumoto
淳 松本
Toshiyoshi Ichikawa
俊義 市川
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Amada Co Ltd
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Amada Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状の異なる少なくとも2種類の部品を効率
良く加工すると共に、加工機の稼働率の向上を実現す
る。 【解決手段】 各種加工機53、55・・・69が所定
位置にライン状に配置されてなる金型加工ラインを有
し、その金型加工ラインに投入する投入口が、刃先形状
を円形に加工すべき金型部品を投入する円形投入口71
と、刃先形状を四角形に加工すべき金型部品を投入する
四角形投入口73とに分かれており、円形に加工すべき
金型部品は円形投入口71に投入し、四角形に加工すべ
き金型部品は四角形投入口73に投入して、搬送ロボッ
ト69、69により円形又は四角形に加工すべき前記金
型部品を交互に前記加工機53、55・・・69に受け
渡して、順次前記金型部品に所望の加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工装置及び加工
方法に関し、詳細には、形状の異なる少なくとも2種類
の部品を効率良く加工し、加工機の稼働率の向上を実現
できる加工装置及び加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パンチプレスに使用されるパン
チ、ダイ、ガイド部材などの如き金型部品は、長尺状の
材料を所定長さに切断する材料取り工程、切断したワー
クに孔開け加工等を行う熱処理前工程、ワークを焼き入
れ、焼き戻しする熱処理工程、熱処理後のワークに刃先
加工等を行う完成品加工工程を順次経ることによって製
造される。
【0003】ところで、上記工程の内、完成品加工工程
においては、円筒研削盤、内面研削盤、ワイヤ放電加工
機、計測レーザマーキング機、洗浄機、平面研削盤等の
各種加工機によって金型部品が加工される。通常、この
完成品加工工程には、前工程で熱処理が終了した後の金
型部品が箱に収納された状態で供給されるようになって
いる。
【0004】かかる箱には、例えば刃先形状を円形に加
工すべきダイと刃先形状を四角形に加工すべきダイとが
一緒に収納されている。このため、完成品加工工程にこ
れら金型部品を受け渡すには、刃先形状を円形に加工す
べきダイと刃先形状を四角形に加工すべきダイとに分け
ている。
【0005】そして、それぞれの形状に応じた加工機に
よってダイを加工する。円形に加工すべきダイの加工に
は、円筒研削盤、内面研削盤、洗浄機、計測装置、平面
研削盤、洗浄機の加工機が使用され、この加工機の順番
にダイが加工される。一方、四角形に加工すべきダイを
加工するには、円筒研削盤、ピン圧入機、ワイヤ放電加
工機、洗浄機、計測装置、平面研削盤、洗浄機の加工機
が使用され、この加工機の順番にダイが加工される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、完成品加工工
程に金型部品を受け渡すには、通常投入口は一つだけし
か設けられていないため、予め円形又は四角形に加工す
べきダイを分けて箱に並べておく必要があり、その作業
が面倒であるばかりか、生産計画を立てるのが難しい。
【0007】また、例えば円形に加工すべきダイを加工
した後でないと四角形に加工すべきダイを加工できない
(その逆も同様)ため、四角形に加工する専用の加工機
が稼働待機状態となる。このため、稼働待機状態の加工
機が幾つも生じることになり、加工機の稼働率が悪い。
【0008】そこで本発明は、上記課題を解決するため
に提案されたものであって、形状の異なる少なくとも2
種類の部品を効率良く加工し、加工機の稼働率の向上を
実現できる加工装置及び加工方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種加工機が
所定位置にライン状に配置されてなる加工ラインに部品
を投入するための投入口を、形状の異なる少なくとも2
種類の部品に対応してそれぞれ設け、それぞれの部品を
それぞれの投入口に投入する。投入後は、部品受渡し装
置により前記形状の異なる部品を、交互に前記加工機に
受け渡して、順次前記部品に所望の加工を行う。
【0010】このように、形状の異なる部品に対応して
それぞれ専用の投入口を設けているため、複数種類の部
品を同時にそれぞれの投入口に供給することができる。
そして、これら形状の異なる部品を、ライン状に所定間
隔を置いて配置した加工機に交互に受け渡すため、遊ん
でいる加工機が無く全ての加工機が稼働することにな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】本実施形態は、パンチ、ダイ又はガイド等
の金型部品を材料の切り出しから熱処理、刃先加工に至
る最終加工までを全て自動化して金型を効率良くスピー
ディーに製造可能とした金型製造自動化システムに、本
発明を適用したものである。なお、本実施形態では、刃
先形状を、角部を有しない曲面の形状の一例である円形
に加工する場合と、刃先形状を、多角形の一例である四
角形に加工する場合を例に挙げる。本実施形態の金型製
造自動化システムを次の目次に従って説明する。
【0013】[目次] A.金型製造自動化システムの構成 A−1 材料取り工程 A−2 前加工工程 A−3 熱処理工程 A−4 完成品加工工程 B.金型製造自動化システムの動作説明 C.金型加工装置の構成 D.金型加工装置の動作及び金型製造方法 D−1 円形刃先のダイ加工 D−2 四角形刃先のダイ加工 初めに、金型製造自動化システムの構成について説明す
る。
【0014】<A.金型製造自動化システムの構成>先
ず、金型製造自動化システムの構成について、図1を参
照して説明するが、本実施形態では、金型部品のパン
チ、ダイ、ガイドの内、ダイを加工する場合を例にとっ
て説明する。金型製造自動化システムは、大きく分けて
図1に示すように、材料取り工程、前加工工程、熱処理
工程、完成品加工工程からなり、この順に加工を進めて
行くことでダイを完成させる。
【0015】以下に、材料取り工程、前加工工程、熱処
理工程、完成品加工工程のそれぞれについて、図2に示
す金型製造自動化システムのレイアウト図及び図3の各
工程加工図を参照しながら説明する。
【0016】[A−1 材料取り工程]材料取り工程に
おいては、長尺状の材料を貯蔵して置く素材ストッカ1
と、材料を所定長さに切断するバンドソー3及び丸鋸盤
5と、材料を選択的にバンドソー3又は丸鋸盤5に分配
して供給する分配ローダ7と、切断したダイを保管する
自動倉庫9と、この自動倉庫9に切断したダイを通い箱
に移し替えて搬送する移載ロボット11とが設けられて
おり、これらによって長尺状の材料が所定長さに切断さ
れて保管される。
【0017】素材ストッカ1は、材質、長さ、直径等の
異なる20種類以上もの異なる材料を整列して貯蔵して
置く装置であり、図2に示すフロアーの最右端側に設置
されている。かかる素材ストッカ1は、材料取り工程管
理装置(図示は省略する)からの指令に基づいて所定の
材料を所定の場所に移送保管すると共に、切断すべき材
料を所定の保管場所から取り出して分配ローダ7へと搬
送する作業を全て自動的に行うようになっている。上記
材料取り工程管理装置は、この材料取り工程における各
作業を一括して制御するようになっている。
【0018】分配ローダ7は、素材ストッカ1によって
送られてきた切断すべき材料を選択的にバンドソー3又
は丸鋸盤5に送る役目をするもので、図2に示すように
素材ストッカ1に隣接した左側に配置されている。
【0019】バンドソー3及び丸鋸盤5は、図3(a)
に示すように、長尺状の材料Wを切刃13によって所定
長さに切断する装置であり、上記分配ローダ7の左側に
隣接した位置に配置されている。
【0020】移載ロボット11は、図3(a)に示すよ
うに所定長さに切断されたダイDを、プラスチック容器
からなる通い箱15に移し替える役目をするもので、バ
ンドソー3及び丸鋸盤5と自動倉庫9との間に設けられ
ている。この移載ロボット11によって通い箱15に切
断したダイDを移し替える前に、切断面のバリ取りと切
粉除去を行った後、ダイDを通い箱15に一つずつ把持
して移し替える。
【0021】通い箱15には、図3(a)に示すよう
に、IDチップ17が設けられている。IDチップ17
には、ダイDの材質、サイズ、本数、配置位置及び箱番
号等の各種情報が書き込まれている。これら各種情報
は、自動倉庫9に入庫される前にIDチップ17に書き
込まれる。このように、切断されたダイDは、通い箱1
5に収納された状態で以後の工程を流れ、管理されるよ
うになっている。
【0022】自動倉庫9は、通い箱15を収納する収納
棚が複数設けられると共に収納棚を複数段有してなる立
体倉庫からなる。この自動倉庫9には、上記通い箱15
が所定の棚段の収納部に自動的に収納されるようになさ
れている。
【0023】[A−2 前加工工程]前加工工程におい
ては、図1に示すように、ワーク供給装置である自動搬
送段取りローダ19と、ダイDに旋削加工を行う2台の
NC旋盤21と、ダイDに孔開けを行うマシニングセン
タ23と、加工したダイDを保管する自動倉庫25とが
設けられており、これらによって熱処理前加工がなされ
る。
【0024】自動搬送段取りローダ19には、上記材料
取り工程における自動倉庫9から所定のダイDを収納し
た通い箱15が供給されるようになっている。かかる通
い箱15は、図2に示すように、上記した材料取り工程
管理装置の指示により自動倉庫9から出庫され、該自動
倉庫9と該自動搬送段取りローダ19との間を往復する
通い箱自動運搬装置(AGV)27によって上記自動搬
送段取りローダ19に受け渡される。
【0025】NC旋盤21は、図3(b)に示すよう
に、ダイDに外形加工を施すと共に抜きカス孔31を形
成する。マシニングセンタ23は、NC旋盤21に隣接
して設けられており、ダイDに内径加工と回り止めピン
孔加工を施すと共に刃先の下孔29を形成する。例え
ば、刃先形状が四角形である場合は、ダイDに回り止め
ピンを打ち込む必要があり、その回り止めピンを圧入す
るためのピン挿入孔33を、マシニングセンタ23によ
ってダイDに形成する。
【0026】NC旋盤21によりダイDに外形加工を施
し且つ抜きカス孔31を形成した後は、図2に示すよう
に、該NC旋盤21に隣接して設けられた検査装置35
によって、ダイDの外径及び高さが測定される。また、
マシニングセンタ23によってピン挿入孔33等を形成
した後は、同図に示すように、該マシニングセンタ23
に隣接して設けられた検査装置37によって下孔29及
びピン挿入孔33の孔径が測定される。
【0027】自動倉庫25は、上記材料取り工程の自動
倉庫9と同様の構成とされた立体倉庫である。この自動
倉庫25には、検査装置37によって検査が終了したダ
イDを収納してなる通い箱15が入庫される。通い箱1
5は、所定の棚段の収容部に自動的に収納されるように
なされる。
【0028】なお、自動倉庫25に入庫される前に、検
査装置37によって検査されたダイDの各種情報が先の
通い箱15に設けられたIDチップ17に書き込まれ
る。
【0029】[A−3 熱処理工程]熱処理工程におい
ては、複数の熱処理用バスケットをグループ管理する自
動倉庫39と、樹脂製の通い箱15から耐熱性に優れた
熱処理用バスケットにダイDを移し替え、またその逆に
熱処理用バスケットから通い箱15に熱処理後のダイD
を移し替える金型部品の移し積み替え装置であるパレタ
イザ41と、洗浄機43と、二台の真空焼戻し炉45、
45と、真空焼入れ炉47と、パレタイザ41と真空焼
戻し炉45、45及び真空焼入れ炉47間を往復する運
搬車であるトランスファーカー49とが設けられてお
り、これらによってダイDが熱処理される。
【0030】自動倉庫39は、やはり立体倉庫からな
り、耐熱性に優れた熱処理用バスケットを所定の棚段に
収納するようになっており、図2に示すパレタイザ41
の左側に設置されている。熱処理用バスケットは、複数
個をひとまとめとしてグループ管理されており、そのグ
ループ単位ごと自動倉庫39に入庫され、また自動倉庫
39より出庫されるようになされている。
【0031】パレタイザ41には、上記した前加工工程
の自動倉庫25から出庫された通い箱15が、図2に示
す前加工工程、熱処理工程及び完成品加工工程との間を
往復動する通い箱自動運搬装置(AGV)51によって
供給されるようになされている。パレタイザ41は、通
い箱15に収納されたダイDを、自動倉庫39から出庫
された熱処理用バスケットに移し替えると共に、その熱
処理用バスケットをトレー上に複数段に積み重ね、また
熱処理後のダイDが収納された熱処理用バスケットを段
ばらしすると共に熱処理用バスケットからダイDを再び
通い箱15に移し替えるように構成された、金型部品の
移し積み替え装置である。
【0032】洗浄機43は、熱処理を行う前にダイDに
付着する油や汚れ等を除去する装置であり、図2に示す
パレタイザ41に隣接した位置に設けられている。真空
焼戻し炉45、45は、焼き入れ後のダイDを焼き戻す
ための装置であり、洗浄機43の隣に二台配置されてい
る。真空焼入れ炉47は、ダイDを焼き入れるための装
置であり、真空焼戻し炉45、45の隣に配置されてい
る。
【0033】なお、熱処理工程では、真空焼入れ及び真
空焼戻しによって、図3(c)に示すように、例えばダ
イDの硬度をロックウェル硬度でHRC60〜63とす
る。
【0034】トランスファーカー49は、インライン上
に順次配置されたパレタイザ41、洗浄機43、真空焼
戻し炉45、45、真空焼入れ炉47に沿って設けられ
ており、段積みされた熱処理用バスケットをパレタイザ
41から洗浄機43、真空焼戻し炉45、45、真空焼
入れ炉47へと所望の装置に搬送するようになってい
る。
【0035】[A−4 完成品加工工程]完成品加工工
程においては、図1に示すように、熱処理後のダイDの
外形及び端面を研削する円筒研削盤53と、ピン挿入孔
33にピンを圧入するピン圧入機55と、刃先を円形に
研削する内面研削盤57と、刃先加工を行う6台のワイ
ヤ放電加工機(ワイヤカット)59と、洗浄機61と、
レーザマーキング機63と、計測装置65と、平面研削
盤67と、部品受け渡し装置である2台の搬送ロボット
69、69とが設けられており、これら搬送ロボット6
9、69が各装置にダイDを受け渡してそれぞれの装置
による加工を行わせしめてダイDを完成させる。
【0036】この完成品加工工程には、上記熱処理工程
における熱処理用バスケットから通い箱15に移し替え
られた熱処理後のダイDを収納した通い箱15が、上記
通い箱自動運搬装置(AGV)51によって搬送されて
くる。そして、搬送されてきた通い箱15は、刃先形状
を円形(ラウンド)に加工する円形投入口71と、刃先
形状を四角形(シェープ)に加工する四角形投入口73
とに別れたそれぞれの投入口に、加工すべき刃先形状に
応じて選択的に供給される。円形投入口71と四角形投
入口73には、それぞれの投入口に投入されたダイDを
上記搬送ロボット69に供給するためのワーク供給装置
75、75が設けられている。
【0037】円筒研削盤53は、図3(d)に示すよう
に、ダイDに外形加工及び端面加工を行う。ピン圧入機
55は、同図に示すように、刃先形状を四角形に加工す
べきダイDを加工する場合において、ピン挿入孔33に
円柱状のピン77を圧入する。内面研削盤57は、同図
に示すように、刃先形状を円形に加工すべきダイDを加
工する場合において、下孔29を円形状とする円形刃先
79に研削する。ワイヤ放電加工機59は、同図に示す
ように、主に刃先形状を四角形に加工すべきダイDを加
工する場合において、下孔29を四角形状とする四角形
刃先81に加工する。なお、直径5mm以下の円形刃先
79を加工する場合は、ワイヤ放電加工機59を使用す
る。
【0038】洗浄機61は、上記各加工機で加工した際
にダイDに付着した油脂等の汚れを除去する。計測レー
ザマーキング機63は、ダイDに所望のマーク等をレー
ザーによって刻印し、またダイDの刃先形状や外径寸法
等のデータを測定する。平面研削盤67は、同図に示す
ように、ダイDの刃先端面を研削する。
【0039】この完成品加工工程では、刃先が平面研削
された後、ダイDが再び洗浄機61によって洗浄されて
完成品置き場83に置かれ、図1に示すように、完成品
85として出荷される。
【0040】<B.金型製造自動化システムの動作説明
>次に、上記金型製造自動化システムの動作について、
図1ないし図3を参照しながら簡単に説明する。先ず、
材料取り工程において、材料取り工程管理装置からの指
令に基づいて素材ストッカ1によって所定の材料が取り
出され、該材料が分配ローダ7へ運ばれる。そして、上
記材料は、分配ローダ7によって加工すべき金型に応じ
て選択的にバンドソー3又は丸鋸盤5に送られる。ダイ
Dの場合は、バンドソー3又は丸鋸盤5によって、図3
(a)に示すように、所定長さに切断される。
【0041】次に、切断されたダイDは、バリ取りと切
粉の除去が行われた後、同図に示すように移載ロボット
11によって次々と通い箱15に収納される。その際、
通い箱15に設けられたIDチップ17に、上記ダイD
の各種情報や箱番号等が書き込まれる。そして、移載ロ
ボット11によって、通い箱15が自動倉庫9の所定棚
に収納保管される。
【0042】次に、前加工工程において、上記した材料
取り工程管理装置の指示により所定の通い箱15は、自
動倉庫9から出庫され、通い箱自動運搬装置(AGV)
27によって自動搬送段取りローダ19に受け渡され
る。そして、通い箱15から取り出されたダイDは、N
C旋盤21に供給されて図3(b)に示すように外形加
工が施されると共に抜きカス孔31が形成される。次
に、マシニングセンタ23に受け渡されて、下孔29及
び抜きカス孔31がより高精度に加工される。刃先形状
を四角形に形成する場合は、マシニングセンタ23によ
って、同図に示すようにダイDの底側近傍の側面にピン
挿入孔33が形成される。
【0043】そして、上記加工が終了すると、ダイDの
外径及び抜きカス孔31等の寸法が検査装置37によっ
て測定される。その後、ダイDは、通い箱15に収納さ
れて自動倉庫25に入庫され、所定棚に収納保管され
る。
【0044】次に、熱処理をすべきダイDが収納された
通い箱15が上記自動倉庫25から出庫された後、通い
箱自動運搬装置(AGV)51によって熱処理工程のパ
レタイザ41に送られる。パレタイザ41では、自動倉
庫39から熱処理用バスケットがグループ単位で出庫さ
れ、積み替え位置においてそれぞれの熱処理用バスケッ
トに上記通い箱15からダイDが移し替えられる。この
とき、どの通い箱15のダイDがどの熱処理用バスケッ
トに移し替えられたかが判るように、それぞれの通い箱
15と熱処理用バスケットとの対応が関係付けられる。
【0045】そして、このパレタイザ41によって、熱
処理用バスケットが耐熱性に優れたトレー上に複数段に
積み重ねられる。ここで、例えばダイDの数が少なくて
も、空の熱処理用バスケットはそのままトレー上に積み
重ねられる。このように、空の熱処理用バスケットも一
緒に熱処理炉に入れることによって、全ての熱処理用バ
スケットの熱処理回数が同じになるため、各バスケット
の熱による歪みなどの差を少なくすることができる。
【0046】次に、トレー上に段積みされた熱処理用バ
スケットは、トランスファーカー49によって洗浄機4
3へと搬送される。ここでダイDは、その表面に付着さ
れた油や汚れが落とされる。洗浄が終了すると、熱処理
用バスケットは、トランスファーカー49によって真空
焼入れ炉47に運ばれ、トレーごと真空焼入れ炉47に
挿入される。そして、真空焼入れが終わると、熱処理用
バスケットは、トランスファーカー49によって真空焼
戻し炉45、45に挿入される。ここでダイDは、焼き
戻され、例えばその硬度がロックウェル硬度でHRC6
0〜63とされる。
【0047】次いで、真空焼き戻し後、熱処理用バスケ
ットは、トランスファーカー49によってパレタイザ4
1の積み替え位置に搬送される。そして、ここで段積み
された熱処理用バスケットを一箱ずつばらし、該熱処理
用バスケットからダイDを再び通い箱15に移し替え
る。このとき、通い箱15には、刃先形状を円形に加工
すべきダイDと刃先形状を四角形に加工すべきダイDに
それぞれ分けて移し替える。空になった熱処理用バスケ
ットは、自動倉庫39の所定棚に入庫される。
【0048】次に、熱処理終了後のダイDが収納された
熱処理用バスケットは、通い箱自動運搬装置(AGV)
51によって完成品加工工程に搬送される。円形投入口
71には、刃先形状を円形に加工すべきダイDを収納し
た通い箱15が供給され、四角形投入口73には、刃先
形状を四角形に加工すべきダイDを収納した通い箱15
が供給される。そして、それぞれの投入口71、73に
投入されたダイDは、ワーク供給装置75、75に供給
された後、搬送ロボット69によって円筒研削盤53に
供給される。ここでダイDは、図3(d)に示すよう
に、外形加工及び端面加工がなされる。
【0049】次に、刃先形状を四角形に加工する場合
は、図3(d)に示すように、ピン圧入機55によって
ピン挿入孔33にピン77が圧入される。刃先形状を円
形に加工するダイDの場合は、ピン圧入は行わない。次
いで、上記ダイDは、搬送ロボット69によって内面研
削盤57に供給され、同図に示すように下孔29が円形
刃先79とされる。刃先形状を四角形に加工する場合
は、上記ダイDは、搬送ロボット69によってワイヤ放
電加工機59に供給され、同図に示すように四角形刃先
81とされる。
【0050】次に、刃先加工が終了すると、ダイDは、
搬送ロボット69によって洗浄機61に供給され、該ダ
イDに付着した油脂等の汚れが除去される。そして、洗
浄後、ダイDは、搬送ロボット69によって計測レーザ
マーキング機63に供給され、所定の位置にマーク等の
刻印がなされると共に、刃先形状や外径寸法等のデータ
が測定される。そして最後に、平面研削盤67によって
ダイDの刃先端面が研削され、洗浄機61で洗浄されて
完成品置き場83に置かれる。以上が、金型製造自動化
システムの概略説明である。
【0051】<C.金型加工装置の構成>次に、上記完
成品加工工程で用いた金型加工装置の構成について詳細
に説明する。かかる金型加工装置は、図4の拡大図に示
すように、円形投入口71及び四角形投入口73と完成
品置き場83との間を直線的に移動する二台の搬送ロボ
ット69、69を有し、この搬送ロボット69、69の
移動通路を挟んでその両側に各加工機がライン状に配置
されている。
【0052】円形投入口71が設けられるラインには、
該円形投入口71から順にワーク供給装置75、ピン圧
入機55、内面研削盤57、3台のワイヤ放電加工機5
9、計測レーザマーキング機63、平面研削盤67が所
定間隔を置いて配置されている。
【0053】四角形投入口73が設けられるラインに
は、該四角形投入口73から順にワーク供給装置75、
円筒研削盤53、3台のワイヤ放電加工機59、洗浄機
61、完成品置き場83が所定間隔を置いて配置されて
いる。
【0054】円形投入口71と四角形投入口73は、そ
れぞれ独立して設けられており、上記搬送ロボット6
9、69の移動通路を挟んだその両側入口部に設けられ
ている。円形投入口71には、前工程で円形状に加工す
べきダイDを収納した通い箱15が供給され、一方の四
角形投入口73には、同様に前工程で四角形に加工すべ
きダイDを収納した通い箱15が供給されるようになさ
れている。
【0055】ワーク供給装置75、75は、それぞれの
投入口71、73から供給された通い箱15を搬送ロボ
ット69に受け渡す位置まで移動させる役目をするもの
で、例えばコンベア等からなる。
【0056】ピン圧入機55は、刃先形状を四角形に加
工すべきダイDに前加工工程で開けられたピン挿入孔3
3にピン77を圧入するための装置であり、刃先形状を
四角形に加工すべきダイDの加工にのみ使用される。か
かるピン圧入機55により、図3(d)に示すように、
上記ピン挿入孔33にピン77が圧入される。これによ
り、四角形刃先81のダイDの回り止めがなされる。
【0057】円筒研削盤53は、ダイDの外形及び端面
を加工する装置であり、刃先形状を円形又は四角形に加
工すべきダイDの両方に使用される。この装置によっ
て、ダイDの外形部分と端面部が加工されて、図3
(d)に示すようにその外形が所望形状とされる。
【0058】内面研削盤57は、ダイDに形成された下
孔29を円形状に研削する装置であり、主として刃先形
状を円形に加工すべきダイDに使用される。この内面研
削盤57によって、下孔29が図3(d)に示すように
円形刃先79となる。なお、直径5mm以下の刃先を形
成する場合は、内面研削盤57ではなくワイヤ放電加工
機59を使用する。
【0059】ワイヤ放電加工機59は、ダイDに形成さ
れた下孔29を四角形に加工する装置であり、主として
刃先形状を四角形に加工すべきダイDに使用される。こ
のワイヤ放電加工機59によって、下孔29が図3
(d)に示すように四角形刃先81となる。本実施形態
では、ワイヤ放電加工機59を6台使用するため、一個
当たりの加工に要する時間を大幅に短縮できるようにな
っている。
【0060】洗浄機61は、上記した円筒研削盤53、
ピン圧入機55、内面研削盤57、ワイヤ放電加工機5
9によって加工したときに付着した油脂等の如き汚れを
除去する装置であり、刃先形状を円形又は四角形に加工
すべきダイDの両方に使用される。同様に、計測レーザ
マーキング機63も刃先形状を円形又は四角形に加工す
べきダイDの両方に使用され、ダイDの所定位置に所望
のマークや文字等をレーザー光によって刻印し、また刃
先形状や外径寸法等を測定する装置である。平面研削盤
67も同様に、刃先形状を円形又は四角形に加工すべき
ダイDの両方に使用され、図3(d)に示すようにダイ
Dの刃先端面を平面研削する装置である。
【0061】二台の搬送ロボット69、69のうち一方
の搬送ロボット69は、ワーク供給装置75と内面研削
盤57との間を往復動し、円形投入口71又は四角形投
入口73に投入された通い箱15から円形又は四角形に
加工すべきダイDを取り出して所望の加工機に受け渡す
役目をする。他方の搬送ロボット69は、ワイヤ放電加
工機59と完成品置き場83との間を往復動し、それぞ
れの加工機に円形又は四角形に加工すべきダイDを受け
渡す役目をする。以上が、金型製造装置の構成である。
【0062】<D.金型製造装置の動作及び金型製造方
法>次に、上記した金型製造装置の動作及び金型製造方
法について図4を参照して詳細に説明する。熱処理工程
で刃先形状別にダイDが収納された通い箱15が、上記
した通い箱自動運搬装置(AGV)51によって搬送さ
れ、それぞれの円形投入口71又は四角形投入口73に
選択的に供給される。すなわち、刃先形状を円形に加工
すべきダイDを収納した通い箱15は、円形投入口71
に供給され、刃先形状を四角形に加工すべきダイDを収
納した通い箱15は、四角形投入口73に供給される。
【0063】そして、それぞれの投入口71、73に投
入された通い箱15、15は、それぞれのワーク供給装
置75、75によって搬送ロボット69への受け渡し位
置に運ばれる。ここで、円形又は四角形に加工すべきダ
イDを生産する生産スケジュールのバランスを保つよう
に、上記搬送ロボット69、69が円形又は四角形に加
工すべきダイDをそれぞれの通い箱15から取り出して
交互に所望の前記加工機に受け渡す。
【0064】金型部品の受注全体の円形刃先79と四角
形刃先81の割合は、ほぼ1:1であるため、円形又は
四角形に加工すべきダイDを交互に供給することで生産
スケジュールのバランスが保たれる。ここに言う交互
は、円形に加工すべきダイDを供給したら四角形に加工
すべきダイDを供給するという意味と、ある数の円形に
加工すべきダイDを供給した後に、四角形に加工すべき
ダイDを供給するという意味の両方を含む。
【0065】その後、刃先形状を円形に加工すべきダイ
Dは、これに応じた各加工機に受け渡されて順次加工が
行われ、同様に、刃先形状を四角形に加工すべきダイD
は、これに応じた各加工機に受け渡されて順次加工が行
われる。以下、それぞれの刃先形状に応じた製造工程に
分けて説明する。
【0066】[D−1 円形刃先のダイ加工]一方の搬
送ロボット69によって通い箱15から取り出されたダ
イDは、先ず、円筒研削盤53に受け渡される。そし
て、ダイDは、この円筒研削盤53によって図3(d)
に示すように、外形加工及び端面加工がなされる。これ
らの加工が終了すると、再び搬送ロボット69によって
ダイDが円筒研削盤53より取り出され、次の内面研削
盤57にダイDが受け渡される。
【0067】そして、ダイDは、この内面研削盤57に
よって図3(d)に示すように下孔29が円形状に加工
されて円形刃先79とされる。なお、円形刃先79の直
径が5mm以下の場合は、ワイヤ放電加工機59によっ
て刃先加工が行われる。
【0068】次に、ダイDは、上記搬送ロボット69に
よって内面研削盤57から取り出された後、別の搬送ロ
ボット69に受け渡される。そして、この搬送ロボット
69、69によって、上記ダイDが洗浄機61に受け渡
される。ここでダイDは、当該ダイDに付着した油脂や
切粉等の汚れが除去される。
【0069】洗浄されたダイDは、再び上記搬送ロボッ
ト69によって計測レーザマーキング機63に受け渡さ
れる。そして、この計測レーザマーキング機63によっ
て、ダイDの外形寸法や刃先形状等の各部位の寸法が計
測され、また所定の位置にマーク等の刻印がなされる。
【0070】次に、ダイDは、上記搬送ロボット69に
よって平面研削盤67に受け渡される。そして、この平
面研削盤67によって、上記ダイDの刃先端面が図3
(d)に示すように研削される。この刃先研削が終了す
ると、ダイDは、上記搬送ロボット69によって再び洗
浄機61に受け渡されて洗浄される。これで、円形刃先
79とされたダイDが完成する。そして、洗浄後のダイ
Dは、上記搬送ロボット69によって完成品置き場83
に置かれる。
【0071】[D−2 四角形刃先のダイ加工]一方の
搬送ロボット69によって通い箱15から取り出された
ダイDは、先ず、円筒研削盤53に受け渡される。そし
て、ダイDは、この円筒研削盤53によって図3(d)
に示すように、外形加工及び端面加工がなされる。これ
らの加工が終了すると、再び搬送ロボット69によって
ダイDが円筒研削盤53より取り出され、次のピン圧入
機55にダイDが受け渡される。
【0072】そして、ダイDは、このピン圧入機55に
よって図3(d)に示すようにピン挿入孔33にピン7
7が圧入される。次に、ダイDは、上記搬送ロボット6
9を経由して別の搬送ロボット69によって次のワイヤ
放電加工機59へと運ばれ、該ワイヤ放電加工機59に
受け渡される。ここで、ダイDは、その刃先形状が図3
(d)に示すように四角形状に加工されて四角形刃先8
1とされる。
【0073】次に、刃先加工が終了すると、ダイDは上
記搬送ロボット69によって洗浄機61に受け渡され
る。ここでダイDは、当該ダイDに付着した油脂や切粉
等の汚れが除去される。洗浄されたダイDは、再び上記
搬送ロボット69によって計測装置65に受け渡され
る。そして、この計測レーザマーキング機63によっ
て、ダイDの外形寸法や刃先形状等の各部位の寸法が計
測され、また所定の位置にマーク等の刻印がなされる。
この工程は円形刃先加工と同じである。
【0074】次に、ダイDは、円形刃先加工と同じ工程
を経て完成される。すなわち、ダイDは、上記搬送ロボ
ット69によって平面研削盤67に受け渡される。そし
て、この平面研削盤67によって、上記ダイDの刃先端
面が図3(d)に示すように研削される。この刃先研削
が終了すると、ダイDは、上記搬送ロボット69によっ
て再び洗浄機61に受け渡されて洗浄される。これで、
四角形刃先81とされたダイDが完成する。そして、洗
浄後のダイDは、上記搬送ロボット69によって完成品
置き場83に置かれる。
【0075】本実施形態では、この完成品加工工程によ
ってダイDが完成するまでには、円形刃先79の場合、
一個当たり約4分(ワイヤ放電加工機59一台の加工時
間は約24分/個で、ワイヤ放電加工機59が6台ある
ので約4分/個)かかり、四角形刃先81の場合、一個
当たり約4分かかる。金型加工ライン全体では、一個当
たり約2分となる。以上が、金型製造装置の動作及び金
型製造方法の説明である。
【0076】上述のように、刃先形状を円形に加工すべ
きダイDを投入する円形投入口71と、刃先形状を四角
形に加工すべきダイDを投入する四角形投入口73とを
別々に備えているため、それぞれの刃先形状に応じたダ
イDを収納した通い箱15をそれぞれの投入口71、7
3に供給することができる。このため、一度に二種類の
金型部品を金型加工ラインに供給することができると共
に、投入口でそれぞれの刃先形状に応じた金型部品に仕
分けする作業が要らなくなる。
【0077】また、一つの金型加工ラインに円形に加工
すべきダイDと四角形に加工すべきダイDを交互に供給
して該ダイDに所望の加工を行うため、ダイDを効率良
く加工することができると共に、ダイDを加工する加工
機の稼働率を高めることができる。つまり、円形刃先7
9と四角形刃先81の両方を同時に加工することができ
るため、効率の良い加工が行えると共に加工機の稼働率
の大幅な向上が期待できる。
【0078】また、前工程である熱処理工程で刃先形状
別に分けてダイDを収納した通い箱15を、そのまま次
工程の完成品加工工程の円形投入口71及び四角形投入
口73に供給することができる。
【0079】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れることなく種々の変更が可能である。
【0080】例えば、上述の実施形態では、金型部品で
あるダイを切断から刃先加工に至るまでの一連の自動化
システムとしたが、本発明をパンチ又はガイドを製造す
るシステムとして適用することもできる。
【0081】また、上述の実施形態では、角部を有しな
い曲面の形状として円形を例に挙げたが、この他、楕円
形等やその他の曲面形状も本発明に含まれる。同様に、
多角形状として四角形を例に挙げたが、この他、五角形
や六角形等の形状も本発明に含まれる。
【0082】また、上述の実施形態では、形状の異なる
2種類以上の部品として金型部品を例にとって説明した
が、本発明は、金型部品に制限されることなく種々の部
品に適用することができ、その効果も上述の実施形態と
同様である。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0084】本発明の加工装置によれば、形状の異なる
2種類以上の物品に対応してそれぞれ専用の投入口を設
けているため、それぞれの形状に応じた部品を収納した
通い箱をそれぞれの投入口に供給することができる。こ
のため、一度に2種類以上の部品を加工ラインに供給す
ることができると共に、投入口でそれぞれの形状に応じ
た部品に仕分けする作業が不要となり、作業効率が大幅
に向上する。
【0085】本発明の加工方法によれば、一つの加工ラ
インに形状の異なる2種類以上の部品を交互に供給して
該部品に所望の加工を行うため、部品を効率良く加工す
ることができると共に、加工機の稼働率の向上を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型製造自動化システムの工程図である。
【図2】金型製造自動化システムのレイアウト図であ
る。
【図3】金型製造自動化システムの加工工程図である。
【図4】完成品加工工程における金型加工装置の平面図
である。
【符号の説明】
1 素材ストッカ 3 バンドソー 5 丸鋸盤 21 NC旋盤 23 マシニングセンタ 39 自動倉庫 41 パレタイザ 43 洗浄機 45 真空焼戻し炉 47 真空焼入れ炉 53 円筒研削盤 55 ピン圧入機 57 内面研削盤 59 ワイヤ放電加工機 61 洗浄機 63 計測レーザマーキング機 67 平面研削盤 69 搬送ロボット 71 円形投入口 73 四角形投入口 75 ワーク供給装置 79 円形刃先 81 四角形刃先 83 完成品置き場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟹井 典和 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 尾和 薫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 松本 淳 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 市川 俊義 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C042 RA22 RA27 RE07 RK15 RK22 RK29 9A001 HH34 JJ49 KK29 KK54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状の異なる少なくとも2種類の部品
    を、各種加工機が所定位置にライン状に配置されてなる
    加工ラインに供給し、部品受け渡し装置によって前記部
    品を所望の加工機に受け渡して、順次前記部品に所望の
    加工を行う加工装置であって、 前記形状の異なる少なくとも2種類の部品のそれぞれに
    ついて前記加工ラインに投入するための投入口を別々に
    備えたことを特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 前記形状の異なる少なくとも2種類の部
    品が、刃先形状を角部を有しない曲面の形状又は多角形
    に加工すべき金型部品であって、前記投入口が、刃先形
    状を角部を有しない曲面の形状に加工すべき金型部品の
    投入口と、刃先形状を多角形に加工すべき金型部品の投
    入口であることを特徴とする請求項1に記載の加工装
    置。
  3. 【請求項3】 各種加工機が所定位置にライン状に配置
    されてなる加工ラインを有し、その加工ラインに投入す
    る投入口が、形状の異なる少なくとも2種類の部品の投
    入口に別れており、 前記形状の異なる少なくとも2種類の部品をそれぞれの
    投入口に投入し、部品受渡し装置により前記形状の異な
    る少なくとも2種類の部品を交互に前記加工機に受け渡
    して、順次前記部品に所望の加工を行うことを特徴とす
    る加工方法。
  4. 【請求項4】 前記形状の異なる少なくとも2種類の部
    品が、刃先形状を角部を有しない曲面の形状又は多角形
    に加工すべき金型部品であって、前記刃先形状を角部を
    有しない曲面の形状に加工すべき金型部品を投入する第
    1の投入口と、刃先形状を多角形に加工すべき金型部品
    を投入する第2の投入口とに分かれており、前記刃先形
    状を角部を有しない曲面の形状に加工すべき金型部品は
    前記第1の投入口に投入し、刃先形状を多角形に加工す
    べき金型部品は前記第2の投入口に投入して、部品受け
    渡し装置により角部を有しない曲面の形状又は多角形に
    加工すべき前記金型部品を交互に前記加工機に受け渡し
    て、順次前記金型部品に所望の加工を行うことを特徴と
    する請求項3に記載の加工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361521A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Amada Co Ltd 加工システム
CN113786141A (zh) * 2021-06-16 2021-12-14 华帝股份有限公司 一种洗碗机的残渣处理方法、残渣处理结构及洗碗机
WO2023033190A1 (ja) * 2021-09-02 2023-03-09 キヤノン株式会社 管理システム

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