JP2000280152A - 熱処理用バスケットの管理方法 - Google Patents

熱処理用バスケットの管理方法

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JP2000280152A
JP2000280152A JP11089869A JP8986999A JP2000280152A JP 2000280152 A JP2000280152 A JP 2000280152A JP 11089869 A JP11089869 A JP 11089869A JP 8986999 A JP8986999 A JP 8986999A JP 2000280152 A JP2000280152 A JP 2000280152A
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baskets
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JP11089869A
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English (en)
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Kazuyoshi Uematsu
一嘉 植松
Masayoshi Takagi
正義 高木
Yoshio Tsuruta
良夫 鶴田
Shigeyuki Matsubara
茂之 松原
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Amada Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Amada Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理用バスケットの取り扱いを自動化す
る。 【解決手段】 ワークの種別に応じて複数種類のバスケ
ット2、2、…をグループにしてこれを複数グループ用
意し、各グループ単位であらかじめ決められた熱処理回
数ごとに歪を検査し、歪が許容範囲を越えたとき当該グ
ループ1のすべてのバスケット2、2、…を不良品と認
定して予備のグループと交換する。このように、ワーク
の種別に応じて複数種類のバスケットをグループにし、
各グループ単位で歪が許容範囲を越えたとき当該グルー
プのすべてのバスケットを不良品と認定して予備のグル
ープと交換することで、熱処理用バスケットの取り扱い
を自動化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば金属加工
ラインに適用される熱処理用バスケットの管理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱処理工程の前後に前加工工程
および完成品加工工程をそれぞれ有する金属加工ライン
を使用して、工作機械のパンチング金型等を製造するこ
とがあり、このような場合、熱処理を施すワークは適宜
の熱処理用バスケットに収容して熱処理工程に供される
ものである。
【0003】この種の熱処理用バスケットは、熱処理を
繰り返すことによって歪が発生することを避けられない
ものであるが、従来は、この種の熱処理用バスケットへ
のワークの移載、ワークを収容した熱処理用バスケット
の段積み、熱処理炉への搬入、搬出等をすべて人手によ
り行なっていたため、仮に歪のために互いに積み重ねる
ことができないバスケットがあれば、それらを積み重ね
可能な別のバスケットと組み合わせることによって、各
バスケットの歪を実質的に無視して段積みを行なうこと
ができ、歪のためひどく変形して他のどのバスケットと
も積み重ねることができなくなるか、または壊れてしま
った場合にはじめて、そのバスケットを廃棄処分にして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱処理用バスケットの取り扱いは、段積み等
をすべて人手によって行なう場合はよいが、例えば人手
を用いずに自動化しようとした場合、熱処理を繰り返し
て歪が発生している多数のバスケットのなかから、積み
重ね可能なバスケットを選んでそれらを組み合わせるよ
うな取り扱いは不可能であり、したがって、熱処理用バ
スケットの取り扱いを自動化することができないという
問題があった。
【0005】この発明の課題は、上記従来のもののもつ
問題点を排除して、熱処理用バスケットの取り扱いを自
動化することのできる熱処理用バスケットの管理方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するものであって、請求項1に係る発明は、ワークの
種別に応じて複数種類のバスケットをグループにしてこ
れを複数グループ用意し、各グループ単位であらかじめ
決められた熱処理回数ごとに歪を検査し、歪が許容範囲
を越えたとき当該グループのすべてのバスケットを不良
品と認定して予備のグループと交換する熱処理用バスケ
ットの管理方法である。
【0007】このように、ワークの種別に応じて複数種
類のバスケットをグループにし、各グループ単位で歪が
許容範囲を越えたとき当該グループのすべてのバスケッ
トを不良品と認定して予備のグループと交換すること
で、熱処理用バスケットの取り扱いを自動化できること
となる。
【0008】請求項2に係る発明は、熱処理工程の前後
に前加工工程および完成品加工工程をそれぞれ有する金
属加工ラインにおいて、熱処理用バスケットに収容して
熱処理が施されるワークの種別に応じて、複数種類のバ
スケットをグループにしてこれを複数グループ用意し、
各グループ単位であらかじめ決められた熱処理回数ごと
に歪を検査し、歪が許容範囲を越えたとき当該グループ
のすべてのバスケットを不良品と認定して予備のグルー
プと交換する熱処理用バスケットの管理方法である。
【0009】このように、熱処理用バスケットに収容し
て熱処理が施されるワークの種別に応じて、複数種類の
バスケットをグループにし、各グループ単位で歪が許容
範囲を越えたとき当該グループのすべてのバスケットを
不良品と認定して予備のグループと交換することで、熱
処理用バスケットの取り扱いを自動化でき、その結果、
金属加工ライン全体の自動化が図れることとなる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2記載の発
明において、前記ワークは工作機械の金型である熱処理
用バスケットの管理方法である。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項3記載の発
明において、前記金型は、ダイ、パンチ、ガイドからな
るパンチング金型である熱処理用バスケットの管理方法
である。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は、この発明による熱処理用バ
スケットの管理方法を実現するバスケットグループの一
実施の形態を示す斜視図であり、この熱処理用バスケッ
トの管理方法を実現するバスケットグループ1は、熱処
理工程の前後に前加工工程および完成品加工工程をそれ
ぞれ有する金属加工ラインとして、例えばパンチング金
型加工ラインに適用したものである。
【0013】まず、図4に示すパンチング金型加工ライ
ン10について説明すると、パンチング金型加工ライン
10は、材料取り工程ライン20、前加工工程ライン4
0、熱処理工程ライン60、完成品加工工程ライン80
の順からなるシステムによって構成されている。
【0014】材料取り工程ライン20は、パンチング金
型を取り出す素材となる定尺の丸棒からなる鋼材をスト
ックしておく素材ストッカ21と、バンドソー22と、
丸鋸盤23と、自動倉庫24と、素材ストッカ21から
鋼材を1本ずつ取り出してバンドソー22または丸鋸盤
23に供給する分配ローダ25と、バンドソー22また
は丸鋸盤23で所定長さに切断されたワークを自動倉庫
24に移載する移載ロボット26と、自動倉庫24から
つぎの前加工工程ライン40へワークを搬送する自動搬
送車27とから構成されている。
【0015】また、材料取り工程ライン20には、素材
ストッカ21、バンドソー22、丸鋸盤23、分配ロー
ダ25および移載ロボット26の稼動を制御する材料取
り工程集中制御盤30と、自動倉庫24および自動搬送
車27の稼動を制御する材料マテハン工程集中盤31と
が設けられ、材料マテハン工程集中盤31には、自動搬
送車コントローラを兼ねた自動倉庫管理装置35が接続
されている。
【0016】前加工工程ライン40は、2台のNC旋盤
41と、マシニングセンタ42と、自動倉庫43と、材
料取り工程ライン20から自動搬送車27で搬送された
ワークをNC旋盤41またはマシニングセンタ42に供
給し、また、加工後のワークをNC旋盤41またはマシ
ニングセンタ42から自動倉庫43に供給する自動搬送
段取りローダ44と、自動倉庫43からつぎの熱処理工
程ライン60へワークを搬送する自動搬送車45とから
構成され、自動搬送車45は、熱処理工程ライン60で
熱処理されたワーク(セミ半成品)を、必要に応じて自
動倉庫43に収容する際にも使用されるようになってい
る。
【0017】また、前加工工程ライン40には、NC旋
盤41、マシニングセンタ42および自動搬送段取りロ
ーダ44の稼動を制御する前加工工程ライン集中制御盤
50と、自動倉庫43および自動搬送車45の稼動を制
御するセミ半成品マテハン工程集中盤51とが設けら
れ、前加工工程ライン集中制御盤50には、前加工ライ
ン管理装置55が接続され、また、セミ半成品マテハン
工程集中盤51には、自動搬送車コントローラを兼ねた
自動倉庫管理装置56が接続されている。
【0018】熱処理工程ライン60は、熱処理用バスケ
ットを収容した熱処理バスケット倉庫61と、前加工工
程ライン40から自動搬送車45で搬送されたワークを
熱処理前に通い箱から熱処理用バスケットへ移載し、ま
た、熱処理後に熱処理用バスケットから通い箱へワーク
(セミ半成品)を移載するパレタイザ62と、熱処理用
バスケットに収容されたワークを洗浄する洗浄機63
と、洗浄されたワークを焼き入れ処理する真空焼き入れ
炉64と、焼き入れ処理されたワークを焼き戻し処理す
る真空焼き戻し炉65と、パレタイザ62と洗浄機6
3、真空焼き入れ炉64および真空焼き戻し炉65との
間でワークを収容した熱処理用バスケットを搬送するト
ランスファーカー66とから構成されている。
【0019】また、熱処理工程ライン60には、熱処理
バスケット倉庫61、パレタイザ62、洗浄機63、真
空焼き入れ炉64、真空焼き戻し炉65およびトランス
ファーカー66の稼動を制御する熱処理集中制御盤を兼
ねたパレタイザ集中制御盤70が設けられ、パレタイザ
集中制御盤70には、パレタイザ管理装置75が接続さ
れている。
【0020】完成品加工工程ライン80は、円筒研削盤
81と、ピン圧入機82と、内面研削盤83と、熱処理
工程ライン60の自動搬送車45からワークを受け取
り、それを自動段取りにしたがって円筒研削盤81、ピ
ン圧入機82および内面研削盤83に供給し、また、加
工後のワークを受け取る搬送ロボット84と、6台のワ
イヤ放電加工機85と、洗浄機86と、計測装置・レー
ザマーキング87と、平面研削盤88と、搬送ロボット
84からワークを受け取り、それを自動段取りにしたが
ってワイヤ放電加工機85、洗浄機86、計測装置・レ
ーザマーキング87および平面研削盤88に供給し、ま
た、加工後のワークを受け取る搬送ロボット89とから
構成されている。
【0021】また、完成品加工工程ライン80には、円
筒研削盤81、ピン圧入機82、内面研削盤83、搬送
ロボット84、ワイヤ放電加工機85、洗浄機86、計
測装置・レーザマーキング87、平面研削盤88および
搬送ロボット89の稼動を制御する完成品工程集中制御
盤90が設けられ、完成品工程集中制御盤90には、完
成品ライン管理装置95が接続されている。
【0022】そして、すべての管理装置、すなわち、自
動搬送車コントローラを兼ねた自動倉庫管理装置35、
前加工ライン管理装置55、自動搬送車コントローラを
兼ねた自動倉庫管理装置56、パレタイザ管理装置75
および完成品ライン管理装置95は、パンチング金型加
工ライン10の制御系最上位に位置する金型工場サーバ
15とネットワークで結ばれている。
【0023】この発明による熱処理用バスケットの管理
方法を実現するバスケットグループ1は、以上のように
構成されたパンチング金型加工ライン10の熱処理工程
ライン60に適用したものであり、図1に示すように、
複数のバスケット2、2、…がトレイ3上に段積みして
使用されるものである。
【0024】図1に示すように、段積み位置は、トレイ
3を4分割して手前の左右、奥の左右の順にナンバリン
グし、また、段積み高さは、下から上に向かって順にナ
ンバリングするようになっている。
【0025】また、各バスケット2には、図2(a)に
示すように、ペグ4によって1個ずつ固有の番号が付け
られている。ペグ4は、一定間隔で並んだ7〜8箇所の
位置に穴があけられているか否かを2値符号とすること
で番号付けされていて、段積み、段ばらし時に、これら
の位置の穴の有無を検出する適宜の検出器によってペグ
4の番号が読み込みチェックされることで、バスケット
2は1個ずつ識別されるようになっている。
【0026】このようなバスケット2、2、…は、図2
(a)に示すように、収容するワークの種別(ダイ、パ
ンチ、ガイド)によって3種類あり、また、機種(ロン
グ、ショート)によって2種類あり、また、材質(SK
D、SKH、SCM)によって3種類あり、さらに、サ
イズ(1/2インチ、1・1/4インチ)によって2種
類ある。すなわち、ダイ用のバスケット2は全部で4種
類、パンチ用のバスケット2は全部で8種類、ガイド用
のバスケット2は全部で4種類あり、結局バスケット全
体では16種類ある。
【0027】このような各種のバスケット2、2、…
は、熱処理を繰り返すことによって歪が発生することを
避けられないため、バッチごとに使用するバスケット
2、2、…を固定する目的でグループとして組み合わせ
たものがバスケットグループ1である。このようなバス
ケットグループ1は複数用意され、グループ単位で管理
することにより、歪のため使用できなくなったバスケッ
ト2の廃棄処分や、予備のバスケット2の準備がグルー
プ単位で実行できるようになっている。
【0028】ただし、段積み、段ばらし中の落下等でグ
ループ1内のバスケット2が1個だけ使用できなくなっ
た場合に対応可能なように、グループ1内のバスケット
2を変更することもできるようにしてある。
【0029】次に、上記の実施の形態の作用について、
図3に示すフローチャートを用いて説明するが、パンチ
ング金型加工ライン10の熱処理工程ライン60におい
て、熱処理バッチの回数を、SKH→SCM→SK
D→SKH→SCM→SKDの順番で1日6回
行なうものとする。
【0030】1日の熱処理工程が開始されると、まず、
SKHの準備作業が行われ(ステップS1)、準備が
完了すると(ステップS2)、SKHの熱処理工程が
行われる(ステップS3)。
【0031】SKHの熱処理工程が終了すると、その
バスケットグループ1の通算熱処理回数がチェックされ
(ステップS4)、通算熱処理回数があらかじめ決めら
れた設定回数に達すると、そのバスケットグループ1を
構成するすべてのバスケット2、2、…について人手に
よる歪の検査が行われ(ステップS5)、歪が許容範囲
を越えたバスケット2が1個でもあると(ステップS
6)、そのバスケットグループ1全体を不良品と認定し
て予備のグループと交換する(ステップS7)。
【0032】つぎに、SCMの準備作業が行われ(ス
テップS11)、準備が完了すると(ステップS1
2)、SCMの熱処理工程が行われる(ステップS1
3)。
【0033】SCMの熱処理工程が終了すると、その
バスケットグループ1の通算熱処理回数がチェックされ
(ステップS14)、通算熱処理回数があらかじめ決め
られた設定回数に達すると、そのバスケットグループ1
を構成するすべてのバスケット2、2、…について人手
による歪の検査が行われ(ステップS15)、歪が許容
範囲を越えたバスケット2が1個でもあると(ステップ
S16)、そのバスケットグループ1全体を不良品と認
定して予備のグループと交換する(ステップS17)。
【0034】つぎに、SKDの準備作業が行われ(ス
テップS21)、準備が完了すると(ステップS2
2)、SKDの熱処理工程が行われる(ステップS2
3)。
【0035】SKDの熱処理工程が終了すると、その
バスケットグループ1の通算熱処理回数がチェックされ
(ステップS24)、通算熱処理回数があらかじめ決め
られた設定回数に達すると、そのバスケットグループ1
を構成するすべてのバスケット2、2、…について人手
による歪の検査が行われ(ステップS25)、歪が許容
範囲を越えたバスケット2が1個でもあると(ステップ
S26)、そのバスケットグループ1全体を不良品と認
定して予備のグループと交換する(ステップS27)。
【0036】そして、1日の熱処理バッチの回数が終了
したか否かの判断(ステップS30)を経て、SKH
についてステップS1からステップS7までの工程が実
行され、つぎに、SCMついてステップS11からス
テップS17までの工程が実行され、つぎに、SKD
についてステップS21からステップS27までの工程
が実行されたのち、1日の熱処理工程が終了することと
なる。
【0037】そのため、SKH用のバスケットグループ
1、SCM用のバスケットグループ1、SKD用のバス
ケットグループ1はいずれも、歪によって機械による段
積みができなくなる前に予備のグループと交換されるか
ら、バスケットグループ1の取り扱いを自動化すること
ができ、それにより、熱処理工程ライン60の自動化を
実現することができ、その結果、パンチング金型加工ラ
イン10全体の自動化を図ることができることとなる。
【0038】なお、上記の実施の形態では、工作機械の
金型を加工するラインに適用したが、これに限定するも
のでなく、金型以外の各種部品をはじめ工作機械の金属
加工ラインに広く適用することが可能である。
【0039】また、上記の実施の形態では、熱処理工程
の前後に前加工工程および完成品加工工程をそれぞれ有
する金属加工ラインに適用したが、これに限定するもの
でなく、例えば、熱処理工程を含まない適宜の金属加工
ラインに適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上のように、ワークの種別
に応じて複数種類のバスケットをグループにしてこれを
複数グループ用意し、各グループ単位であらかじめ決め
られた熱処理回数ごとに歪を検査し、歪が許容範囲を越
えたとき当該グループのすべてのバスケットを不良品と
認定して予備のグループと交換するように構成したの
で、熱処理用バスケットの取り扱いを自動化することが
できる効果がある。
【0041】またこの発明は、熱処理工程の前後に前加
工工程および完成品加工工程をそれぞれ有する金属加工
ラインにおいて、熱処理用バスケットに収容して熱処理
が施されるワークの種別に応じて、複数種類のバスケッ
トをグループにしてこれを複数グループ用意し、各グル
ープ単位であらかじめ決められた熱処理回数ごとに歪を
検査し、歪が許容範囲を越えたとき当該グループのすべ
てのバスケットを不良品と認定して予備のグループと交
換するように構成したので、熱処理用バスケットの取り
扱いを自動化することができ、それにより、熱処理工程
の自動化を実現することができ、その結果、前加工工程
および完成品加工工程を含む金属加工ライン全体の自動
化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱処理用バスケットの管理方法を実現するバス
ケットグループの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】バスケットとその種類をあらわす説明図であ
る。
【図3】図1のものの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】図1の熱処理用バスケットの管理方法が適用さ
れるパンチング金型加工ラインの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 バスケットグループ 2 バスケット 3 トレイ 4 ペグ 10 パンチング金型加工ライン 15 金型工場サーバ 20 材料取り工程ライン 21 素材ストッカ 22 バンドソー 23 丸鋸盤 24 自動倉庫 25 分配ローダ 26 移載ロボット 27 自動搬送車 30 材料取り工程集中制御盤 31 材料マテハン工程集中盤 35 自動搬送車コントローラを兼ねた自動倉庫管理装
置 40 前加工工程ライン 41 NC旋盤 42 マシニングセンタ 43 自動倉庫 44 自動搬送段取りローダ 45 自動搬送車 50 前加工工程ライン集中制御盤 51 セミ半成品マテハン工程集中盤 55 前加工ライン管理装置 56 自動搬送車コントローラを兼ねた自動倉庫管理装
置 60 熱処理工程ライン 61 熱処理バスケット倉庫 62 パレタイザ 63 洗浄機 64 真空焼き入れ炉 65 真空焼き戻し炉 66 トランスファーカー 70 熱処理集中制御盤を兼ねたパレタイザ集中制御盤 75 パレタイザ管理装置 80 完成品加工工程ライン 81 円筒研削盤 82 ピン圧入機 83 内面研削盤 84 搬送ロボット 85 ワイヤ放電加工機 86 洗浄機 87 計測装置・レーザマーキング 88 平面研削盤 89 搬送ロボット 90 完成品工程集中制御盤 95 完成品ライン管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 良夫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 松原 茂之 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C042 RJ13 5H215 AA06 BB09 BB11 CC09 CX01 GG05 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理を施すワークを収容して熱処理工
    程に供されるバスケットを管理する方法であって、 ワークの種別に応じて複数種類のバスケットをグループ
    にしてこれを複数グループ用意し、 各グループ単位であらかじめ決められた熱処理回数ごと
    に歪を検査し、 歪が許容範囲を越えたとき当該グループのすべてのバス
    ケットを不良品と認定して予備のグループと交換する、
    ことを特徴とする熱処理用バスケットの管理方法。
  2. 【請求項2】 熱処理工程の前後に前加工工程および完
    成品加工工程をそれぞれ有する金属加工ラインにおい
    て、 熱処理用バスケットに収容して熱処理が施されるワーク
    の種別に応じて、複数種類のバスケットをグループにし
    てこれを複数グループ用意し、 各グループ単位であらかじめ決められた熱処理回数ごと
    に歪を検査し、 歪が許容範囲を越えたとき当該グループのすべてのバス
    ケットを不良品と認定して予備のグループと交換する、
    ことを特徴とする熱処理用バスケットの管理方法。
  3. 【請求項3】 前記ワークは工作機械の金型であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の熱処理用バ
    スケットの管理方法。
  4. 【請求項4】 前記金型は、ダイ、パンチ、ガイドから
    なるパンチング金型であることを特徴とする請求項3記
    載の熱処理用バスケットの管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107256A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nimura Koki Kk 熱処理用治具の監視方法、及び熱処理用治具の監視装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107256A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nimura Koki Kk 熱処理用治具の監視方法、及び熱処理用治具の監視装置

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