JP2000279666A - 電子式送りミシン - Google Patents

電子式送りミシン

Info

Publication number
JP2000279666A
JP2000279666A JP11092295A JP9229599A JP2000279666A JP 2000279666 A JP2000279666 A JP 2000279666A JP 11092295 A JP11092295 A JP 11092295A JP 9229599 A JP9229599 A JP 9229599A JP 2000279666 A JP2000279666 A JP 2000279666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
speed
sewing machine
sewing
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11092295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4261674B2 (ja
Inventor
Mitsuo Watabe
満雄 渡部
Masanori Nukushina
政典 温品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP09229599A priority Critical patent/JP4261674B2/ja
Publication of JP2000279666A publication Critical patent/JP2000279666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4261674B2 publication Critical patent/JP4261674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送り時間一定方式の布送りを基本としなが
ら、高速時の糸締まりを犠牲にすることなく、低速時の
針流れを防止できるようにする。 【解決手段】 搬送手段により、ミシン主軸1回転につ
き送り時間一定の下で被縫製物を一定長さ送りながら縫
製動作を行う電子式送りミシンにおいて、ミシン速度
が、予め設定してある基準速度以上か否かを判別する判
別手段と、ミシン速度が基準速度以上と判別されたとき
は、被縫製物の送り終わりを第1タイミングE1とする
高速時制御(A)を行ない、ミシン速度が基準速度未満
と判別されたときは、被縫製物の送り終わりを、前記第
1タイミングE1より早い第2タイミングE2とする低
速時制御(C)を行なう制御手段とを備えた構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子式送りミシ
ン、特に保持部に保持された被縫製物をXY方向に送り
ながら縫製する電子式送りミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】保持部に保持された布(被縫製物)を送
りながら縫製する電子式送りミシンでは、図示は省略す
るが、原則として針の先端が針板より上方にある(以
下、「針が上位置にある」という)間に保持部をX方
向、Y方向に移動させることにより、布を一定長さずつ
送っている。
【0003】このような電子式送りミシンで布送りする
方法には、送り終わり時のミシン主軸の回転角は、いず
れも一定であるが、送り時間一定方式を採用する第1の
方法と、送り区間一定方式を採用する第2の方法があ
る。
【0004】上記第1の方法は、ミシン速度(主軸回転
速度)に関係なく、布を一定の長さ(例えば、1mm)
送るのに一定時間(例えば、10msec)かけ、常に一
定速度で布送りする方法である。図6(A)、(B)
は、この第1の方法における高速時と低速時におけるミ
シン主軸の回転角と、布の送り区間(後述する送り占有
角度に当る)との関係の一例をそれぞれ示したものであ
る。今、円の最上点を回転角0°として、90°と27
0°の点を結ぶ水平線を針板と想定し、又、回転角と針
の先端の位置(以下、針位置という)とが対応し、回転
方向が右回りであるとすると、原則的には布送りが可能
な区間(回転角の範囲)はちょうど針板より上にあたる
270°〜90°ということになる。
【0005】そこで、この第1の方法では、1回転毎に
一定長さ布送りするために、針が上位置にある時間が最
短になる最大速度を予め設定しておき、この最大速度で
は、図6(A)に斜線を付して示したように、270°
〜90°の角度範囲を全て送り区間として布を送る。そ
して、それよりミシン速度が遅くなるに従い、針が上位
置にある時間が長くなるので、あるミシン速度の場合に
ついて同図(B)に、同じく送り区間を斜線を付して示
したように、送り終わり角度を一定(ここでは90°)
にするために布を送り始めるタイミングを、この例では
0°に遅らせることにより、1回転当たりの送り長さが
同じになるようにしている。即ち、ミシン速度が最大の
ときに最大の送り区間とし、それより遅くなるに従って
布送りの開始タイミングを遅らせることにより、常に送
り時間を一定にし、且つ送り終わり角度を一定にする布
送り制御を行っている。
【0006】一方、前記第2の方法は、同じく高速時と
低速時の一例を図7(A)、(B)にそれぞれ送り区間
を斜線を付して示したように、ミシン速度に関係なく、
原則として常に針が上位置にある回転角の範囲全部を使
い、送り区間が一定で且つ送り終わり角度が一定になる
ようにして、一定長さの布送りを行う制御方法である。
この方法は、送り区間(角度)が一定であるため、その
設定は容易であるが、逆に布送りの所要時間はミシン速
度が大きいほど短く、小さいほど長くなることから、ミ
シン速度に比例して布送り速度を変更する制御を行う必
要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の方法では、布を常に一定速度で送っているため、送
り制御は容易であるが、図8に高速時及び低速時それぞ
れの針Nの軌跡A及びBと布厚との関係を示したよう
に、ミシン速度が遅くなるほど、布の送り終わりまでに
針Nがその布に刺さっている時間Δtが長くなる(Δt
1>Δt2)ことから、矢印方向に一定速度で移動する布
Cに針が強制的に引張られる、いわゆる針流れが大きく
なり、場合によっては針折れが生じたりする問題があ
る。
【0008】その対策として、図9(A)、(B)に、
前記図6(A)、(B)に対応する高速時と低速時の状
態を示したように、布厚(縦縞で示した)を考慮し、送
り開始タイミングも送り終わりタイミングも共に布厚分
に相当する角度だけ早める送り制御をすることが考えら
れる。
【0009】ところが、このように全体の送りタイミン
グを早める制御には、針刺し時(90°側)は物理的に
針流れは生じないものの、最高速度では送り始めタイミ
ングを270°より布厚分だけ早めることになるので、
針が抜けきらないうちに布送りを始めるために、逆に針
抜け時の針流れが生じ易くなり、その上、いわゆる糸締
りが悪くなるという別な問題がある。
【0010】この糸締りについて、実際のミシンにおけ
る針棒曲線(針の軌跡に相当)と天秤曲線(上糸の引上
げ量に相当)との対応関係を相対的に示した図10のモ
ーションダイヤグラムを用いて説明する。このモーショ
ンダイヤグラムの針棒曲線から布送り可能な区間は、実
質的に布の上方に針がある247°から113°の間で
あり、又、天秤曲線から縫い目毎の上糸の引上げ動作
は、330°から始まって69°で終わる。この両者の
関係から送りタイミングを送らせて、天秤の糸引き締め
が最大になる約70°まではできるだけ布を送らないよ
うにすることにより、布の下方に残っている上糸の輪が
天秤で引き上げられた後に送り終わるようにする。この
ようにすることにより、図11(A)、(B)に、布C
から針Nが抜けた250°付近から、天秤により引き締
めが最大になる70°付近までの上糸の変化を示したよ
うに、天秤での上糸引上げ時に針板Pと生地Cとの間に
上糸Uが挟まれないため、挟まれた場合に発生する抵抗
が少なくなり、良い糸締まりが得られることになる。
【0011】これに対して、送りタイミングが速い場合
には、図12(A)、(B)に同様に上糸の動きを示し
たように、上糸Uが布Cと針板Pとの間に挟まれた状態
(矢印部分)が生じることになるため、該上糸Uに布C
と針板Pによる抵抗が加わるために糸締まりが悪くな
る。
【0012】以上のように、第1の方法では、低速時の
針流れを防止するためには、布厚を考慮しない場合には
良好であった高速時の糸締まりを犠牲にすることになる
(通常、高速時には布厚を考慮しなくとも針の動きが速
いため針流れが問題にならないことが多い)。
【0013】一方、前記第2の方法では、上記第1の方
法に比べて低速時の糸締まりが悪い上に、ミシン速度に
応じて布送り速度を変化させなければならないために、
制御自体が複雑であるという問題があった。
【0014】本発明は、送り時間一定方式の布送りを基
本としながら、高速時の糸締まりを犠牲にすることな
く、低速時の針流れをも防止できる電子式送りミシンを
提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送手段によ
り、ミシン主軸1回転につき送り時間一定の下で被縫製
物を一定長さ送りながら縫製動作を行う電子式送りミシ
ンにおいて、ミシン速度が、予め設定してある基準速度
以上か否かを判別する判別手段と、ミシン速度が基準速
度以上と判別されたときは、被縫製物の送り終わりを第
1タイミングとする高速時制御を行ない、ミシン速度が
基準速度未満と判別されたときは、被縫製物の送り終わ
りを、前記第1タイミングより早い第2タイミングとす
る低速時制御を行なう制御手段とを備えたことにより、
前記課題を解決したものである。
【0016】即ち、本発明においては、制御が容易な送
り時間一定方式の布送りを採用しながら、最大速度から
実質上針流れが問題にならない基準速度までのミシン速
度(縫い速度)では、被縫製物の送り終わりを極力遅い
第1タイミングに一致させる高速時制御を行って糸締ま
りの悪化を防止する。一方、上記基準速度より遅く、送
り終わりを上記第1タイミングにすると針流れが問題に
なるミシン速度では、それが問題にならない早目の第2
タイミングに送り終わりを一致させる低速時制御を行う
ようにする。このようにすることにより、ミシン速度が
基準速度より大きな高速時制御では糸締まりの悪化を防
止できると共に、基準速度以下の低速時制御では大きな
問題となる針流れの発生を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る一実施形態の電子式
送りミシンの要部構成を示すブロック図である。
【0019】本実施形態の電子式送りミシンは、ミシン
ヘッド10と、該ヘッド10のミシン主軸を回転させる
主軸モータ12と、該モータ12の回転数(角度)を検
出するエンコーダ14と、該エンコーダ14から出力さ
れるパルス信号を元に上記主軸モータ12を駆動制御す
る主軸モータコントローラ16と、ミシン全体の動作を
制御するミシンコントローラ18を備えている。
【0020】このミシンコントローラ18は、ミシン制
御のための各種の演算を行うCPU(中央演算処理装
置)20と、制御用のプログラムが格納されているシス
テムROM22、パターン等の縫製データが格納されて
いるデータROM24、種々の制御情報を記憶するRA
M26と、書き込み可能なE2PROM28とを含み、
このコントローラ18に対しては、操作パネル30によ
りデータ入力等の各種操作が実行されるようになってい
る。
【0021】又、上記ミシンコントローラ18には、セ
ンサ31によりから検出された上軸、X軸原点、Y軸原
点がそれぞれ基準データとして入力されるようになって
おり、該コントローラ18はこれら検出データと各メモ
リ22〜28に格納されている制御データを基に、前記
主軸モータコントローラ16に対して制御信号を出力し
てミシン速度を制御したり、布を保持する布枠(保持
部,図示せず)をXYそれぞれの方向に移動させるX
軸、Y軸の各パルスモータ32A、32Bを駆動制御し
て、該布をX又はY方向に移動させる制御をしたりする
ようになっている。又、上記ミシンコントローラ18
は、布枠を押さえるための押えソレノイド34や、糸切
り装置(図示せず)を駆動するための糸切りソレノイド
36も制御するようになっている。
【0022】本実施形態の電子式送りミシンは、前記X
軸パルスモータ32A、Y軸パルスモータ32Bによ
り、ミシン主軸1回転につき送り時間一定の下で布を送
る送り制御をしながら、縫製動作を行う。その際、ミシ
ン速度は、予め設定してある基準速度を超えているか否
かを、前記主軸モータコントローラ16を介して入力さ
れるエンコーダパルスを基に前記CPU20により判別
する。
【0023】このCPU20により、ミシン速度が基準
速度以上と判別された時は、布の送り終わりを第1タイ
ミングとし、ミシン速度が基準速度未満と判別された時
は、布の送り終わりを、前記第1タイミングより速い第
2タイミングとする制御を、同じく前記CPU20によ
り前記X軸パルスモータ32A、Y軸パルスモータ32
Bを駆動して行うようになっている。即ち、前記CPU
20は、制御手段と判別手段の両方の機能を有してい
る。
【0024】本実施形態において、布の送りタイミング
を変更するための前記基準速度は、予め実験的に決定し
ておき、これを操作パネル30により前記E2PROM
(設定手段)28に設定しておく。
【0025】次に、本実施形態の作用を、図2、図3の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0026】まず、前記CPU20では上軸センサから
基準信号が入力されると、エンコーダ14から入力され
るエンコーダパルス間隔を基にミシン速度(spm)に
相当する主軸1回転の所要時間Tを算出し(ステップ
1)、次いでシステムROM22から、所要時間T毎に
予め格納されている送りパルスの出力占有時間(布送り
時間に当たる)tを読み出す(ステップ2)。その後、
(t/T)×360より、送り占有角度(送り区間)a
を算出し(ステップ3)、該角度aと低速時制御に切換
える判定基準速度に当る判定基準占有角度Alとを比較
する(ステップ4)。このステップ4でa≧Alであれ
ば、送り開始待ちパルスWpを次の(1)式で算出する
(ステップ5)。逆に、a<Alであれば、同じく送り
開始待ちパルスWpを次の(2)式で算出する(ステッ
プ6)。
【0027】 Wp=(A−a)/Ap …(1) Wp=(A−Awl−a)/Ap …(2) ここで、A:上軸センサのパルス出力から送り完了まで
の送り有効角度 Ap:エンコーダパルス間隔角度 Awl:低速時の送り完了を速める角度
【0028】次いで、エンコーダパルスカウンタCpを
初期化し、Cp=0とする(ステップ7)。その後、C
PU20では、図3のフローチャートに従い、エンコー
ダ14から入力されるエンコーダパルスを、前記ステッ
プ5又はステップ6で算出した送り開始待ちパルスWp
に一致する(送り開始タイミングになる)まで1パルス
ずつカウントし(ステップ8、9)、一致した時点で送
りパルスをX軸パルスモータ32A又はY軸パルスモー
タ32Bに出力し、布送りの制御を開始する(ステップ
10)。
【0029】本実施形態においては、例えばミシン速度
が最大の時の送り占有角度が180°になるように、出
力される送りパルスが決められ、基準占有角度Alが9
0°になっているとした場合、ミシン速度が低速にな
り、前記ステップ3で算出される送り占有角度aが90
°(=Al)未満になった時には、送り終わりを通常の
高速時制御より、例えば20°(=Awl)早めるように
制御する。即ち、実測したミシン速度より送り占有角度
aを求め、第1タイミングの送り終わり角度90°より
20°差し引きした角度70°を第2タイミングとして
算出し、現角度aと基準占有角度Alを比較し、aがA
lに達した場合に、送り終りを第2タイミング(70
°)とする低速時の送り制御を開始する。
【0030】本実施形態による送り制御の特徴を、ミシ
ン主軸からのエンコーダパルスとX方向又はY方向への
布送りのために、パルスモータ32A又はY軸パルスモ
ータ32Bを駆動するためのパルス信号との対応関係を
図4に示した。図4(A)は、高速時の対応関係を、同
図(C)は低速時の対応関係をそれぞれ示し、同図
(B)は比較のために示した従来の低速時の対応関係で
ある。
【0031】上記図4に示されるように、エンコーダパ
ルスの間隔は、高速時(A)に比べて低速時(B)、
(C)の方が長くなっているが、送り時間一定方式であ
るため、パルスモータを駆動するパルス信号の出力間隔
は同一であり、時間としての送りパルス発生(出力)占
有角度はミシン速度に関係なく一定で、送り終りは第1
タイミングE1である。又、同図(C)に示したよう
に、本実施形態による低速時制御では、送り終り(完
了)を同図(B)に示した第1タイミングE1より、エ
ンコーダパルスで2パルス分早い第2タイミングE2に
設定している。
【0032】本実施形態の特徴を、前記図6(A)、
(B)に相当する主軸回転角に対応させて示すと図5
(A)、(B)のようになる。即ち、高速時制御では、
ミシン速度が最大の時には、送り開始タイミングを27
0°とし、送り終わり角度を第1タイミングの90°に
設定する。一方、低速時の布送り制御は、布厚(縦縞範
囲)を考慮して同図(B)のように送り終わりを早目の
第2タイミング(90°−Awl)に設定し、送り始めの
タイミングもAwl分早める。
【0033】以上詳述した本実施形態によれば、送り時
間一定方式で布送りしながら縫製する際、高速時の糸締
まりを犠牲にすることなく、低速時の針流れ(針刺し
時)を防止することができ、ひいては針折れを防止する
ことができる。又、図5(A)に示されるように、最大
速度でも針が針板を抜けた(角度で270°)後に布送
りを開始するようにしているので、高速時の針流れ(針
抜け時)も同時に減少させることができる。
【0034】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0035】例えば、前記実施形態では、送り終わりタ
イミングを変更するための基準速度を、主軸1回転にお
ける布を送っている角度に当たる送り区間(送り占有角
度)を用いて設定する場合を示したが、これに限定され
ず、速度そのもので設定しても、又は、主軸1回転にお
ける布を送っている角度の割合に当たる送り比率で設定
するようにしてもよい。
【0036】又、第2タイミングは、第1タイミングよ
り布厚に相当する分だけ早目に設定する場合に限定され
ず、許容される範囲で変更可能である。但し、第2タイ
ミングを布厚分だけ早目に設定する場合等のようにそれ
を考慮する場合であれば、布の厚さを検出するセンサを
付設し、前記CPU20により該センサにより検出され
た布の厚さに応じて基準速度を自動変更するようにして
もよい。
【0037】又、ミシン速度が最大の時の送り開始タイ
ミングは270°に、又、送り終りの第1タイミングは
90°に限定されず、実用的な範囲で変更可能であるこ
とは言うまでもない。又、送り時間一定には送り速度一
定も含んでいる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
送り時間一定方式の布送りを基本としながら、高速時の
糸締まりを犠牲にすることなく、低速時の針流れを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の電子式送りミシンの
要部構成を示すブロック図
【図2】上記実施形態の作用を示すフローチャート
【図3】上記実施形態の作用を示す他のフローチャート
【図4】上記実施形態による制御の特徴を示すタイミン
グチャート
【図5】上記実施形態の特徴である主軸回転角と送り区
間の関係を示す説明図
【図6】従来の送り時間一定方式における主軸回転角と
送り区間の関係を示す説明図
【図7】従来の送り区間一定方式における主軸回転角と
送り区間の関係を示す説明図
【図8】ミシン速度と針流れの関係を示す説明図
【図9】送り時間一定方式で布厚を考慮した場合の主軸
回転角と送り区間の関係を示す説明図
【図10】針棒曲線と天秤曲線との対応関係を示す線図
【図11】送りタイミングと糸締まりの関係を示す説明
【図12】送りタイミングと糸締まりの関係を示す他の
説明図
【符号の説明】
10…ミシンヘッド 12…主軸モータ 14…エンコーダ 16…主軸モータコントローラ 18…ミシンコントローラ 20…CPU 22…システムROM 24…データROM 26…RAM 28…E2PROM 30…操作パネル 31…センサ 32A…X軸パルスモータ 32B…Y軸パルスモータ 34…押えソレノイド 36…糸切りソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA01 AA07 AA15 CB03 CD03 DE06 GD00 GD14 JA07 JA11 LA40 LA85 LB01 MA05 NA11 NA76 NB05 NC06 NC11 PA03 QA04 QA06 QA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送手段により、ミシン主軸1回転につき
    送り時間一定の下で被縫製物を一定長さ送りながら縫製
    動作を行う電子式送りミシンにおいて、 ミシン速度が、予め設定してある基準速度以上か否かを
    判別する判別手段と、 ミシン速度が基準速度以上と判別されたときは、被縫製
    物の送り終わりを第1タイミングとする高速時制御を行
    ない、ミシン速度が基準速度未満と判別されたときは、
    被縫製物の送り終わりを、前記第1タイミングより早い
    第2タイミングとする低速時制御を行なう制御手段とを
    備えていることを特徴とする電子式送りミシン。
  2. 【請求項2】請求項1において、 被縫製物の送り終わりタイミングを変更するための前記
    基準速度を設定する設定手段を備えていることを特徴と
    する電子式送りミシン。
  3. 【請求項3】請求項1において、 被縫製物の厚さを検出するセンサが付設され、前記制御
    手段が該センサにより検出された被縫製物の厚さに応じ
    て、その送り終わりタイミングを変更するための前記基
    準速度を自動的に変更する機能を有していることを特徴
    とする電子式送りミシン。
  4. 【請求項4】請求項1において、 被縫製物の送り終わりタイミングを変更するための前記
    基準速度を、主軸1回転における被縫製物を送っている
    角度に当たる送り区間又は同角度の割合に当たる送り比
    率で設定することを特徴とする電子式送りミシン。
JP09229599A 1999-03-31 1999-03-31 電子式送りミシン Expired - Fee Related JP4261674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09229599A JP4261674B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電子式送りミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09229599A JP4261674B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電子式送りミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000279666A true JP2000279666A (ja) 2000-10-10
JP4261674B2 JP4261674B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=14050437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09229599A Expired - Fee Related JP4261674B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電子式送りミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4261674B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001300165A (ja) * 2000-02-16 2001-10-30 Juki Corp ボタン付けミシン
KR101178241B1 (ko) 2004-12-03 2012-08-29 쥬키 가부시키가이샤 상하 이송 재봉기
KR101398075B1 (ko) 2006-07-04 2014-05-27 쥬키 가부시키가이샤 자동 바느질 재봉기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001300165A (ja) * 2000-02-16 2001-10-30 Juki Corp ボタン付けミシン
JP4642249B2 (ja) * 2000-02-16 2011-03-02 Juki株式会社 ボタン付けミシン
KR101178241B1 (ko) 2004-12-03 2012-08-29 쥬키 가부시키가이샤 상하 이송 재봉기
KR101398075B1 (ko) 2006-07-04 2014-05-27 쥬키 가부시키가이샤 자동 바느질 재봉기

Also Published As

Publication number Publication date
JP4261674B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08215468A (ja) ミシン
JPS6013714B2 (ja) ミシン
JP2000279666A (ja) 電子式送りミシン
US5372078A (en) Automatic sewing machine having a driving mechanism for driving a cloth presser unit according to a sewing pattern
JP3149889B2 (ja) ミシンの布送り制御装置
JP2004041554A (ja) ミシン制御装置、ミシン制御方法およびミシン制御プログラム
US4478160A (en) Pattern sewing machine
JP2009172001A (ja) ミシン
US4858541A (en) Apparatus for terminating the last stitch at a predetermined point
EP0333060A2 (en) Method and device for supplying the paper in the printer
JP5384956B2 (ja) ミシン
JP2005087251A (ja) ミシン
JP2000181525A (ja) 位置決め装置
JP2004261273A (ja) 電子千鳥縫いミシン
JP5142777B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
JPH0339187Y2 (ja)
JP4178678B2 (ja) 電子部品実装機及びその方法
JPS63125285A (ja) ミシンの布送り制御装置
JP2000153085A (ja) ミシンの送り制御装置
JPH0125597B2 (ja)
JPH10175138A (ja) 材料送り装置の制御装置
JP4499953B2 (ja) 千鳥縫いミシン
JPS5913232B2 (ja) 縫製装置
JP4251714B2 (ja) ミシンの制御装置
JPS62130151A (ja) 工作機械の送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4261674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees