JP2000279275A - 折り畳み自在な敷寝具 - Google Patents

折り畳み自在な敷寝具

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JP2000279275A
JP2000279275A JP11088882A JP8888299A JP2000279275A JP 2000279275 A JP2000279275 A JP 2000279275A JP 11088882 A JP11088882 A JP 11088882A JP 8888299 A JP8888299 A JP 8888299A JP 2000279275 A JP2000279275 A JP 2000279275A
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JP11088882A
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Yoshihiro Nogami
義博 野上
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の独立した中芯分割体より成る敷寝具で
あっても、身体に違和感を与えるような隙間や凹部を形
成することなく、各中芯分割体相互間にて両面自在に折
り畳め、収納や持ち運び等の取り扱い性に優れ、寸法調
整能を有し、且つソファー等にも兼用可能な、自由度の
高い新規な敷寝具を提供する。 【解決手段】 隣接する中芯分割体同士を、一方は片方
の中芯分割体の上面に係合し他方は該片方の中芯分割体
に隣接する他方中芯分割体の下面に係合した連結帯部A
と、一方は該片方の中芯分割体の下面に係合し他方は該
片方の中芯分割体に隣接する中芯分割体の上面に係合し
た連結帯部Bとから成る少なくとも一対の連結構造を構
成する連結帯により、相互に連結し、布団材側面に複数
の紐通し部を設け、連続した紐状物を係合し、紐状物の
任意の箇所に連結具を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、敷布団やマットレ
ス等として用いる敷寝具に関する。さらに詳しくは、折
り畳み自在で、寸法調整もでき、さらには組み立てるこ
とによりソファー等にも兼用可能な自由度の高い新規な
敷寝具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より敷寝具においては、その収納や
持ち運び等の取り扱いに関する利便性を向上させるため
に折り畳み機能を付与したものが広く一般に提供されて
いる。通常は敷寝具の中芯体を三分割にし、中芯体を取
り巻く布団材等にて分割部にくびれを設け折り畳み機能
を付与したものや、三分割された中芯体を敷寝具の表面
と裏面交互に切り込みが入るような側生地で覆ったもの
などが一般的に採用されている。公知技術においては、
例えば実開平7−30808号公報には、複数並置した
中芯体を有する積層体と積層体との相互間に弾性発泡体
を配置し、弾性発泡体の表裏両面の側地を縫合してくび
れ部を形成することにより折り畳み性を付与した敷布団
タイプのマットレスが開示されている。
【0003】又、特開平9−299196号公報には、
枕が置かれる上部、上半身が当接する中間部、及び脚部
が当接する下部に三分割された中芯分割体とそれを取り
巻く側生地、及びベルトより成るマットレスで、マット
レスの分割部において、表側と裏側交互に切り込みが入
るような側生地で中芯分割体が覆われており、且つマッ
トレスの裏側部の側生地表面全体にベルトを配したもの
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の敷寝具においてはいくつかの不都合がある。例
えば前記実開平7−30808号公報記載のものは、確
かにくびれ部を形成することにより折り畳みが容易とな
ってはいるが、折り畳みの容易性を確保するためには弾
性発泡体配置部分をくびれさせる必要があり、当然くび
れ部分はくびれた分だけマットレス表面より凹部分が形
成されることになる。従って、就寝時において身体に当
接する部分が、積層体の表面平滑な部分と、積層体と積
層体相互間のくびれた凹部を形成する弾性発泡体部分と
に分かれることにより、使用者によっては身体に接圧違
和感を与える場合がある。また、例えば前記特開平9−
299196号公報記載のものは、マットレスの分割部
において、表側と裏側交互に切り込みが入るような側生
地で中芯分割体が覆われているため、各中芯分割体の折
り畳み方向が切り込み側に応じ一方向に限定されてしま
う。さらにベルトがマットレス裏面に配置されているた
め、就寝時の使用面は表面のみに限定される等の不都合
がある。また、従来の敷寝具において一般的に中芯材を
用いたものは、布団綿を中材として用いた敷布団と違い
幅方向の剛軟度が高いため、つかみにくい、持ち運びが
しにくい等の取り扱い性に難があった。また一般的に敷
寝具ではその標準寸法が定められ、特に身長の高い人等
は寸法が合わない等の難があった。
【0005】本発明者はこれらの従来技術の問題点を鑑
み、複数の独立した中芯分割体より成る敷寝具であって
も、中芯分割体相互間には身体に違和感を与えるような
隙間や凹部を形成することなく、且つ各中芯分割体相互
間にて両面自在に折り畳め、収納性や持ち運び性等の取
り扱い性に優れた敷寝具を提供しようとするものであ
る。また、さらに各中芯分割体が独立している利点を生
かし、一枚の敷寝具で子供用にも大人用にも使用者の身
長に応じて寸法変更が容易であり、また折り畳み自在な
利点を生かし、各中芯分割体を立体的に組み合わせるこ
とにより、本来の敷寝具としての用途以外にも、例えば
ソファー等にも兼用可能な、自由度の高い新規な敷寝具
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中芯材とこれ
を取り巻く布団材とから成る独立した複数の中芯分割体
と、該複数の中芯分割体相互間を連結する連結帯とから
成る敷寝具において、該複数の中芯分割体を敷寝具の長
手方向に並置し、且つ並置された隣接する中芯分割体同
士を、一方は片方の中芯分割体の上面に係合し他方は該
片方の中芯分割体に隣接する他方中芯分割体の下面に係
合した連結帯部Aと、一方は該片方の中芯分割体の下面
に係合し他方は該片方の中芯分割体に隣接する中芯分割
体の上面に係合した連結帯Bとから成る少なくとも一対
の連結構造を構成した連結帯によって、相互に連結し、
また、該連結帯Aと該連結帯Bを、一本の連続した連結
帯より形成し、また、敷寝具の側面周縁部における各中
芯分割体の布団材面に複数の紐通し部を設け、該紐通し
部に連続した紐状物を挿通し、該敷寝具の側面周縁部に
該紐状物を係合し、また、敷寝具の側面周縁部に係合し
た紐状物の任意の箇所に該紐状物同士を連結するための
連結具を取り付けることにより成る折り畳み自在な敷寝
具、を以て上記課題を解決した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態の一
例を添付図面を参照しながら以下に説明する。図1は本
発明に係わる折り畳み自在な敷寝具1の一形態例を示す
斜視図、図2は本発明に係わる中芯分割体の一形態例の
断面略図、図3は本発明に係わる連結帯部A、連結帯部
Bを構成する連結帯の構造を説明するための構造図であ
り、折り畳み自在な敷寝具1は、中芯材2とこれを取り
巻く布団材3とから成る中芯分割体4と、これらを連結
する連結帯部A5aと連結帯部B5bとでクロス状に組
み合わされた一対の連結構造に形成される連結帯5と、
敷寝具の側面周縁部6に係合された紐状物7、及び紐状
物7の任意の位置に取り付けられる紐状物同士を連結す
るための連結具8とから形成される敷寝具である。
【0008】連結帯部A5aの一方は、中芯分割体4a
の上面布団材3aに係合され、他方は隣接する中芯分割
体4bの下面布団材3bに係合されており、連結帯部A
5aと一対の構造を成すもう片方の連結帯部B5bは、
連結帯部A5aとは位置をずらしてクロス状に他方の中
心分割体の上下反対面に係合されるもので、一方は中芯
分割体4aの下面布団材3bに係合され、他方は隣接す
る中芯分割体4bの上面布団材3aに係合されている。
ここで連結帯5は、上記のように中芯分割体の上下(表
裏)両面部に係合されており、直接隣接する中芯分割体
4a−4b相互間にゆるみなく配置された連結構造とな
っている。よって、本発明に係わる敷寝具1は、中芯分
割体相互間にて隙間が極めて小さく、寝具表裏面共表面
全体に凹部を形成しないものとなると同時に、中芯分割
帯表裏面端部を支点として寝具表裏両面方向に自在に折
り畳み可能な構造を有する敷寝具となる。連結帯部Aと
連結帯部Bは、有端状の二本の連結帯により形成しても
よいが、一本の連続した連結帯5により形成することが
好ましい。該一本の連続した連結帯5は、一本の有端状
の連結帯をバックルジョイント等の長さ調整機能付き簡
易脱着可能な連結具8により連結し無端状としたものが
好ましい。図3に示すように一本の連続した連結帯5を
折り返し、各中芯分割体上下面にそれぞれ係合し、上下
方向にたすき掛けして連結帯部Aと連結帯部Bを形成
し、適度に中芯分割体4を締め付けた状態で連結帯相互
を連結具8により連結することにより、各中芯分割体相
互間は直接隣接した状態となる。ここで連結帯5は少な
くとも各中芯分割体上下面(表裏面)の端部に係合する
ようにすることにより、該端部が本敷寝具折り畳み時の
折り畳み支点となる。連結帯5の係合方法については特
に限定するものではないが、例えば、布団材3の上下面
両端部に連結帯挿通孔部11を設け、該挿通孔部11に
連結帯5を挿通させる(ここでは連結帯5は中芯材2と
布団材3の間に挿通され、中芯分割体4の内側に位置
し、布団材3の両端部に設けられた該挿通孔部11より
中芯分割体4の両外側に出る。)係合方法や、図5に示
すように布団材3上下面両端部に連結帯挿通用の係合部
12を設けて、連結帯5を該係合部内側を挿通させ、各
中芯分割帯4に連結帯5を係合させてもよい。連結帯5
は、有端状の連結帯に連結具8を取り付け互いに連結す
ることにより無端状とされているため、使用者の身長に
応じて並置する中芯分割体個数を変更し、敷寝具の長手
方法寸法を変更して使用することも可能となる。連結具
8は、例えば肩掛けカバン等に使用される市販のベルト
長さ調整機能付きのバックルジョイント等の簡易脱着能
を有したものを用いればよく何ら限定されるものではな
い。
【0009】連結帯部A、連結帯部Bにより上下方向ク
ロス状に形成される一対の連結構造は、隣接する中芯分
割体相互間に少なくとも一箇所形成すればよいが、敷寝
具の形状安定性の点を考慮すれば、図1、図3、図5に
示すように連結帯5を二本使用し、中芯分割体の幅方向
における両サイドに形成することが好ましい。連結帯5
は紐状物で形成されてもよいが、帯状のベルトタイプの
ものが敷寝具の形状安定性の点から好ましく、且つ就寝
時の身体に違和感を覚えさせない程度の厚さに設定する
ことが好ましい。使用される素材や幅寸法等の仕様につ
いても特に限定されるものではないが、繰り返し曲げ耐
久性や引張強度等に優れたものを適宜選択すればよい。
【0010】本発明に係わる前記折り畳み自在な敷寝具
1は、複数の独立した中芯分割体4により形成される
が、少なくとも2個の中芯分割体から成り、より好まし
くは5個の中芯分割体から形成されるのがよい。さらに
多くの中芯分割体により形成することも可能であり、例
えば10個以上の中芯分割体より形成すれば、折り畳み
性のみならずロール巻き性をも付与することが可能とな
り、特に収納性に優れたものとなる。このように中芯分
割体の個数は使用者の使い勝手や身長に応じて適宜設計
すればよい。中芯分割体4は、中芯材2とこれを取り巻
く布団材3とから成り、ここでいう中芯材は、通常マッ
トレス等の中芯として使用される単体又は同種もしくは
異種の積層体等から構成される固めの板状体であればよ
く特に限定されるものではないが、就寝時において身体
の脊椎を正常な形状に維持可能な程度のコシの強い材質
からなる部材で構成されるものが好ましい。指圧効果を
付与するような場合は表面凹凸な部材を使用してもよい
し、また通気性を付与する場合は立体網状体等を使用し
てもよく、またこれらを組み合わせてもよい。布団材3
は、中芯材2を覆うものであればよく何ら限定するもの
ではないが、通常、敷布団、マットレス等に使用される
カバー布や薄めの布団をキルティングしたもの等を適宜
選択すればよい。使用者の要求に応じて、適宜中芯材を
入れ替え可能なように、また布団材や中芯材の手入れ
(洗濯、乾燥、補修等)のためにも、布団材2周縁面の
少なくとも一面にファスナー等にて開孔部を設け、中芯
材2を出し入れ自在にすることが好ましい。
【0011】本発明に係わる前記紐状物7及び連結具8
を取り付けることにより、三つの作用、効果を有する。
その第一は、紐状物を本敷寝具の側面周縁部に係合、締
め付けることにより、敷寝具を拘束(中芯分割体相互間
の隙間を外力により極力少なくすると同時に就寝時にお
ける身体の寝返りや移動に対しても独立した複数の中芯
分割体相互がズレないようにする。)し、寸法安定性の
向上を図る事である。その第二は、本敷寝具の取り扱い
時において周縁部に係合された紐状物を取手として使え
ば、つかみ易く、折り畳み、上げ下ろし、持ち運び、及
び引き出し等において極めて有効なものとなる。その第
三は、紐状物7と連結具8を組み合わせることにより、
例えば図4に示すように、各中芯分割体4を、折り畳
み、組み合わせ、立体的に配置し、連結具8にて紐状物
同士を連結すれば、ソファー等にも流用可能でありその
形態保持、固定具としての効果を奏する。また、例えば
ベランダ等を利用して干すような場合にも、互いに連結
しベランダに固定することができ、従来のように布団固
定用の治具を不要とすることもでき、様々な用途に有効
利用が可能となる。連結具8は少なくとも2個以上取り
付けることが好ましく、使用状況に応じて適宜取り付け
個数、取り付け箇所を定めればよい。ここでいう紐状物
7としては、丸紐やベルト等が該当し特に限定するもの
ではない。また、紐通し部9は、紐状物7に応じて設け
ればよく、少なくとも中芯分割体4の側面片側に2箇所
設けるのが好ましい。紐通し部の形態については特に限
定するものではないが、敷寝具の側面周縁部における各
中芯分割体の布団材面に紐通し孔を設け、該紐通し孔に
有端状の連続した紐状物を、該布団材の表面から裏面
へ、裏面から表面へ交互に挿通し、該敷寝具の側面周縁
部全体を覆い、適度の張力を加えながら紐状物端同士を
接合し無端状とし、該敷寝具に係合するのが好ましい。
連結具8についても、前記紐状物7に応じた互いに連結
可能な道具であればよく、ワンタッチで取り付け、取り
外し、連結が可能なものが好ましく、通常市販されてい
るものを適宜選定すればよい。
【0012】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明が本実施例に限定されるも
のでない。
【0013】(実施例1)図1は、本発明に係わる折り
畳み自在な敷寝具1の一形態例を示す斜視図であり、中
芯分割体4、連結帯5、紐状物7、及び連結具8とから
形成されている。
【0014】図2は、本発明に係わる中芯分割体4の断
面略図であり、中芯分割体4の中芯材2には固めの板状
体(幅80cm、長さ44cm、厚さ5cm)で、通気
性、耐久性に優れたポリエステル100%材の3次元ス
プリングファイバーから成る東亜紡織(株)製の「フィ
ルトロン」を使用し、これを大和紡績(株)製の「デオ
メタフィ」綿使いの消臭性不織布で覆い、さらに中綿入
り多針キルト側生地(ここでは綿100%素材を使用)
から成る布団材3でこれを覆い中芯分割体4を得た。連
結帯には、幅約10cm、長さ約500cmの綿100
%素材平織物を使用し、図3に示すように、連結帯5の
一方を、中芯分割体4aの上面布団材3a両端部に設け
た連結帯挿通孔部11に挿通し、他方は隣接する中芯分
割体4bの下面布団材3b両端部に設けた連結帯挿通孔
部11に挿通し、連結帯部A5aと一対を成すもう片方
の連結帯部B5bを、位置をずらして一方は中芯分割体
4aの下面布団材3bに同様に挿通し、他方は隣接する
中芯分割体4bの上面布団材3aに同様に挿通し、連結
帯5を中芯分割体4に係合した。ここで連結帯5は、直
接隣接する中芯分割体4a−4b相互間にゆるみなく配
置し、連結構造を形成した。図3は中芯分割体4に係合
された連結帯5による連結構造をわかりやすく説明する
ための構造図であり、図1に示すように実際の中芯分割
体相互間は、隙間がなく当接した状態になっている。各
中芯分割体4を連結帯5により連結し、図1に示すよう
に本敷寝具の側面周縁部6に設けた紐通し部9(ここで
は布団材側面にリング型金具を配置し、紐通し孔を設け
た)に、一本の連続した有端状の紐状物7(ここでは直
径約7mmの綿ロープを使用)を挿通し、本敷寝具の側
面周縁部を適度に締め付けながらその両端を固定金具に
て固定し無端状物とし、本敷寝具の側面周縁部四隅の紐
状物箇所に連結具8(ここでは通常肩掛けカバンに使用
される連結用のフック式金具を使用)を取り付け、幅約
80cm、長さ約220cm、厚さ約7cmの本発明に
係わる折り畳み自在な敷寝具1を得た。
【0015】得られた本発明に係わる折り畳み自在な敷
寝具を使用し、実際に社内10人のモニターの家庭にて
試用したところ、本敷寝具を展延状態で敷きマットとし
て使用した際には、就寝時に身体に違和感を覚えること
なく通常の一枚マットレスと同等な寝心地が得られると
の評価を得た。また、その取り扱いにおいても、折り畳
みが軽く自在で容易に行え、且つ押入等への持ち運び、
上げ下ろし時においても側面に係合された紐をつかんで
持ち運べるため、非力な若年女性やお年寄りでも苦もな
く取り扱いが出来るとの評価を得た。特に押し入れから
の搬出の際には、紐をつかんで引っぱり出すことができ
大いに有効であるとの意見が多数あった。また、中芯分
割体を取り外し、又は取り付けすることのより容易に敷
寝具の長さ方向の寸法変更ができて便利であるとの評価
も得た。
【0016】敷寝具以外の用途、使い方についてもアン
ケートしたところ、図4に示すようなソファーとして利
用し、特に押し入れに収納しなくても本敷寝具をその場
で組立て、連結しておくことにより、寝室を昼間は居間
として活用できることも確認された。中には2枚の本敷
寝具を利用して、両側の中芯分割体を積み重ね、残り部
を展延状態にし、2段重ねとした上にこたつ板をおけ
ば、簡易の子供用勉強机等にも利用可能との意見もあ
り、実に多彩な用途に使用可能であることが確認され
た。勿論、中芯分割体の個数をさらに増やせば、より一
層の多用途な利用に展開可能であることが想定され、従
来の敷寝具にはない組み合わせ、分割等の自由度の高い
新規な折り畳み自在な敷寝具の構造であることが確認さ
れた。
【0017】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明によ
り、複数の独立した中芯分割体より成る敷寝具であって
も、中芯分割体相互間には就寝時に身体に違和感を与え
るような隙間や凹部を形成することなく、各中芯分割体
相互間にて両面自在に折り畳むことができるものとな
る。また、収納や持ち運び等の取り扱い性において極め
て優れたものとなる。さらには、複数の独立した中芯分
割体の使用個数を任意に変更、組み合わせることによ
り、例えば子供用、大人用寸法にも適宜寸法調整可能で
あり、また立体的に連結することにより、本来の敷寝具
としての用途以外にも、例えばソファーや机等にも兼用
可能な自由度の高い新規な敷寝具となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる折り畳み自在な敷寝具1の一形
態例の斜視図である。
【図2】本発明に係わる中芯分割体の一形態例の断面略
図である。
【図3】本発明に係わる連結帯が構成する連結構造を説
明するための構造図である。
【図4】折り畳み自在な敷寝具1をソファーに組み立て
た斜視図である。
【図5】本発明に係わる連結帯の係合方法の一例を示す
折り畳み自在な敷寝具1の斜視図である。
【符号の説明】
1 折り畳み自在な敷寝具 2 中芯材 3 布団材 3a 中芯分割体の上面布団材 3b 中芯分割体の下面布団材 4 中芯分割体 4a 隣接する中芯分割体同士における片方の中芯分割
体 4b 隣接する中芯分割体同士における他方の中芯分割
体 5 連結帯 5a 連結帯部A 5b 連結帯部B 6 側面周縁部 7 紐状物 8 連結具 9 紐通し部 10 キルト縫い 11 連結帯挿通孔部 12 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中芯材とこれを取り巻く布団材とから成
    る独立した複数の中芯分割体と、該複数の中芯分割体相
    互間を連結する連結帯とから成る敷寝具であって、該複
    数の中芯分割体が敷寝具の長手方向に並置され、且つ並
    置された隣接する中芯分割体同士が、一方は片方の中芯
    分割体の上面に係合され他方は該片方の中芯分割体に隣
    接する他方中芯分割体の下面に係合された連結帯部A
    と、一方は該片方の中芯分割体の下面に係合され他方は
    該片方の中芯分割体に隣接する中芯分割体の上面に係合
    された連結帯部Bとから成る少なくとも一対の連結構造
    を構成する該連結帯によって、相互に連結されているこ
    とを特徴とする折り畳み自在な敷寝具。
  2. 【請求項2】 連結帯部Aと連結帯部Bが、一本の連続
    した連結帯により形成されていることを特徴とした請求
    項1記載の折り畳み自在な敷寝具。
  3. 【請求項3】 敷寝具の側面周縁部における各中芯分割
    体の布団材面には複数の紐通し部が設けられており、該
    紐通し部には連続した紐状物が挿通され、該敷寝具の側
    面周縁部に該紐状物が係合されていることを特徴とする
    請求項1及び2記載の折り畳み自在な敷寝具。
  4. 【請求項4】 敷寝具の側面周縁部に係合された紐状物
    の任意の箇所に該紐状物同士を連結するための連結具を
    取り付けたことを特徴とする請求項3記載の折り畳み自
    在な敷寝具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199969A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Paramount Bed Co Ltd 転落対策の衝撃緩和用マットレス
JP2004129733A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Quartier:Kk 移動補助装置
JP4870848B1 (ja) * 2011-06-17 2012-02-08 満明 齋藤 マットレス
US9814319B2 (en) 2013-09-20 2017-11-14 American National Manufacturing, Inc. Configurable seating assembly

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