JP2000279032A

JP2000279032A - 植物支承具

Info

Publication number: JP2000279032A
Application number: JP11099129A
Authority: JP
Inventors: Tadatoshi Aiba; 忠敏相場
Original assignee: AIBIIMU KK
Current assignee: AIBIIMU KK
Priority date: 1999-01-26
Filing date: 1999-04-06
Publication date: 2000-10-10

Abstract

(57)【要約】【課題】プランターの縁から垂れ下がり状態に生育す
る植物の垂れ下がり部の体裁を非常に良好なものとする
ことができる実用性に秀れた植物支承具を提供するもの
である。【解決手段】プランター１の縁から垂れ下がり状態に
生育する植物２を支承する為の植物支承具であって、端
部がプランター１内に充填された土中に埋設される内側
体３と、端部がプランター１の縁の外側にして該縁の下
方に位置する外側体４とが該プランター１の縁の上方に
おいて連設されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プランターの縁か
ら垂れ下がり状態に生育する植物を支承する為の植物支
承具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ツクバ
ネアサガオ等のような、プランターの縁から垂れ下がり
状態に生育し該垂れ下がり部に花を咲かせる植物を栽培
することが流行している。

【０００３】ところで、この垂れ下がり状態に生育する
植物を栽培する際、従来においては、プランターの縁か
ら植物が自然に垂れ下がるままにして栽培を行っている
が、この栽培方法では、植物の垂れ下がり部の体裁が非
常に悪いという問題点がある。

【０００４】本発明は、プランターの縁から垂れ下がり
状態に生育する植物を下方から支承することによって垂
れ下がり部が極めて体裁良好となる実用性に秀れた植物
支承具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【０００６】プランター１の縁から垂れ下がり状態に生
育する植物２を支承する為の植物支承具であって、端部
がプランター１内に充填された土中に埋設される内側体
３と、端部がプランター１の縁の外側にして該縁の下方
に位置する外側体４とが該プランター１の縁の上方にお
いて連設されていることを特徴とする植物支承具に係る
ものである。

【０００７】また、請求項１記載の植物支承具におい
て、内側体３と外側体４との連設部５が側面視湾曲形状
であることを特徴とする植物支承具に係るものである。

【０００８】また、請求項１，２いずれか１項に記載の
植物支承具において、内側体３と外側体４との連設部５
及び該外側体４の外縁が平面視略円弧状であることを特
徴とする植物支承具に係るものである。

【０００９】また、請求項１〜３いずれか１項に記載の
植物支承具において、内側体３と外側体４とが複数の線
材６で形成されていることを特徴とする植物支承具に係
るものである。

【００１０】また、請求項１〜４いずれか１項に記載の
植物支承具において、内側体３と外側体４とは弾性材に
より形成されており、該内側体３と外側体４とには両者
の間に架設される架設部材７が設けられ、この架設部材
７の一端は内側体３若しくは外側体４のいずれか一方に
付設され他端は内側体３若しくは外側体４の他方に着脱
自在に係止され、この架設部材７の他端を前記内側体３
若しくは外側体４に係止した際には、内側体３と外側体
４との連設部５が湾曲し、この架設部材７の他端を前記
内側体３若しくは外側体４から外した際には、内側体３
と外側体４とが平体となるように構成されていることを
特徴とする植物支承具に係るものである。

【００１１】また、請求項５記載の植物支承具におい
て、架設部材７の他端を内側体３若しくは外側体４の他
方に係止して内側体３と外側体４との連設部５を湾曲さ
せた際、該架設部材７がプランター１の縁に載置される
ように構成されていることを特徴とする植物支承具に係
るものである。

【００１２】また、請求項５，６いずれか１項に記載の
植物支承具において、架設部材７の他端を内側体３若し
くは外側体４から外して内側体３と外側体４とを平体と
した際、該平体が平面視扇状であり、この平体は放射状
に延設された複数の横線材６ａと該横線材６ａ間に架設
された複数の縦線材６ｂとで形成されていることを特徴
とする植物支承具に係るものである。

【００１３】

【発明の作用及び効果】内側体３の端部をプランター１
に充填された土中に埋設させ、該内側体３に連設されて
いる外側体４をプランター１の縁の外側にして下方に位
置させ、垂れ下がり状態に生育する植物２を該内側体３
及び外側体４で支承するると、内側体３及び外側体４上
に植物２の垂れ下がり部９が位置している為、植物２の
垂れ下がり部９が体裁良好で、しかも、植物２の垂れ下
がり部９とプランター１に充填された土とが接触しなく
なる為、植物２の垂れ下がり部９に土が付着したりせ
ず、植物２の垂れ下がり部９が極めて体裁良好になる。

【００１４】本発明は上述のように構成したから、植物
の垂れ下がり部が極めて体裁良好となる、実用性に秀れ
た植物支承具となる。

【００１５】

【発明の実施の形態】図１〜３は本発明の第一実施例、
図４〜７は第二実施例を図示したものであり、以下に説
明する。

【００１６】第一実施例は、プランター１の縁から垂れ
下がり状態に生育する植物２を支承する為の植物支承具
であって、端部にプランター１内に充填された土中に埋
設される埋設部11が設けられた内側体３と、端部がプラ
ンター１の縁の外側にして該縁の下方に位置する外側体
４とが該プランター１の縁の上方において連設されてい
るものである。

【００１７】この内側体３と外側体４との連設部５は側
面視逆Ｕ字状の湾曲形状であり、植物２が、プランター
１の土上から、内側体３及び連設部５を介して外側体４
の上に支承されるように構成している。

【００１８】この内側体３と外側体４とは複数の線材６
で格子状に形成されている。

【００１９】また、内側体３と外側体４とは弾性材によ
り形成されており、該内側体３と外側体４とには両者の
間に架設される架設部材７が設けられている。

【００２０】この弾性材としては、内側体３や外側体４
や架設部材７等全体を簡単に一体成形することができる
合成樹脂を採用する。尚、金属線材や薄い金属板材等を
採用することもできる。

【００２１】この架設部材７は、一端は内側体３に付設
され、他端は外側体４に着脱自在に係止されるものと、
一端は外側体４に付設され、他端は内側体３に着脱自在
に係止されるものと両方が設けられている。

【００２２】尚、架設部材７は、一端が内側体３若しく
は外側体４のいずれか一方にのみ付設されているものも
同様である。

【００２３】また、第一実施例では、架設部材７の他端
の係止位置を、内側体３若しくは外側体４を形成する線
材６の交叉部11に設定している。従って、内側体３若し
くは外側体４に架設部材７の他端が係止する係止構造を
特に形成したりする必要がなくなる。

【００２４】内側体３と外側体４とは、前記架設部材７
の他端を外側体４に係止した際には連設部５が側面視逆
Ｕ字状に湾曲され、この架設部材７の他端を前記外側体
４から外した際には平体となるように構成されている。
従って、製造，販売，収納時には、平体として取り扱
い、実際にプランター１に設ける際、架設部材７の架設
作業を行うことによって、端部がプランター１内に充填
された土中に埋設される内側体３と、端部がプランター
１の縁から外側にして下方に位置する外側体４とが該プ
ランター１の縁の上方において連設される構造となる。

【００２５】また、この架設部材７は、内側体３と外側
体４とを構成する格子状の線材６の延長部として形成す
ることにより、製造時の金型形成が容易で、且つ平体と
した際の体裁も良好になる。また、同様の理由により、
内側体３の埋設部11も内側体３を構成する格子状の線材
６の延長部として形成すると良い。

【００２６】第一実施例は上述のように構成したから、
垂れ下がり状態に生育する植物２を、該内側体３及び外
側体４に支承させると、該内側体３及び外側体４上に植
物２の垂れ下がり部９が位置している為、植物２の垂れ
下がり部９が極めて体裁良好になる実用性に秀れた植物
支承具となる。

【００２７】また、植物２の垂れ下がり部９とプランタ
ー１に充填された土との間には、内側体３及び外側体４
によって隙間10が形成され、該隙間10から土に小型スポ
イト状の液体肥料を突き刺したりすることによって該土
に肥料を直接加えたり、該隙間10から土に水を直接加え
たりすることができる、実用性に秀れた植物支承具とな
る。

【００２８】また、この隙間10によって植物２の垂れ下
がり部９とプランター１に充填された土とが接触しなく
なる為、植物２の垂れ下がり部９に土が付着したりせ
ず、植物２の体裁がより一層良好となる、実用性に秀れ
た植物支承具となる。

【００２９】また、内側体３及び外側体４は複数の線材
６で形成されているから、植物２が絡まり易く該植物２
が内側体３及び外側体４に良好に支承保持されることに
なる、より一層実用性に秀れた植物支承具となる。

【００３０】また、架設部材７の係脱によって、内側体
３と外側体４との連設部５が湾曲したり、内側体３及び
外側体４が平体となったりすることができるから、平体
の形で製造することにより金型による樹脂一体成形が容
易となり，また、運搬，販売，収納等の際もかさ張らな
いことになる、より一層実用性，生産性に秀れた植物支
承具となる。

【００３１】また、架設部材７がプランター１の縁に載
置される構成であるから、該架設部材７と内側体３及び
外側体４の連設部５との間に広い隙間10が形成されるこ
とになり、前記肥料や水を土に直接加えることがより一
層良好に行えることになる、より一層実用性に秀れた植
物支承具となる。

【００３２】第二実施例は、、プランター１の縁から垂
れ下がり状態に生育する植物２を支承する為の植物支承
具であって、端部にプランター１内に充填された土中に
埋設される埋設部11が設けられた内側体３と、端部がプ
ランター１の縁の外側にして該縁の下方に位置する外側
体４とが該プランター１の縁の上方において連設され、
内側体３と外側体４との連設部５が平面視円弧状に形成
されているものである。

【００３３】また、架設部材７の他端を内側体３若しく
は外側体４から外して内側体３と外側体４とを平体とし
た際、第二実施例では該平体は平面視扇状である。より
具体的には、平体は放射状に延設された複数の横線材６
ａと該横線材６ａ間に架設された複数の縦線材６ｂとで
形成されている。

【００３４】また、第二実施例では、架設部材７の他端
を、内側体３若しくは外側体４を形成する線材６に前後
四箇所（前後三箇所以下でも前後四箇所以上でも良い）
に設けた係止部12に係止するように設定している。従っ
て、架設部材７の他端を係止部12に係止する際、該係止
位置を適宜変更することで、前記連設部５の側面視にお
ける湾曲度合いを、植物２の垂れ下がり状態を考慮した
最適な状態に設定することができる。尚、この係止構造
は、第一実施例においても採用することができる。

【００３５】また、架設部材７は全て内側体３の端部に
突出状態に設けられる構成を採用しているが、この架設
部材７は、第一実施例と同様に、前記平体の側部に突出
状態に設ける構成を採用しても良い。

【００３６】図中、符号13はプランター１を壁部14等に
引っ掛けて吊り下げる係止する吊下体である。

【００３７】第二実施例は上述のように構成したから、
図６に図示したような平面視円形のプランター１に植物
支承具を配設する際、該植物支承具を複数連設状態に配
設することで前記プランター１の外縁形状に沿って植物
支承具を配設することができることになり、このプラン
ター１から垂れ下がり状態に生育する植物２の垂れ下が
り部９がプランター１の全周方向に極めて体裁良好に垂
れ下がることができる実用性に秀れた植物支承具とな
る。

【００３８】また、図７に図示したようなプランター１
の外縁形状が湾曲形状である場合にも、該湾曲形状に近
似した状態で植物２の垂れ下がり部９を極めて体裁良好
に垂れ下がらせることができる実用性に秀れた植物支承
具となる。

【００３９】また、平体を平面視扇状とするだけで連設
部５が平面視円弧形状となり、この扇を形成する放射状
に延設される横線材６ａの広がり度合い（扇角）の設定
により、簡単な構成で所望円弧形状になるより一層実用
性，生産性に秀れた植物支承具となる。

【００４０】また、その余は第一実施例と同様である。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施例の説明斜視図である。

【図２】第一実施例の組み立て前の説明平面図である。

【図３】第一実施例の使用状態を示す説明斜視図であ
る。

【図４】第二実施例の説明斜視図である。

【図５】第二実施例の組み立て前の説明平面図である。

【図６】第二実施例の使用状態を示す説明斜視図であ
る。

【図７】第二実施例の使用状態の別例を示す説明斜視図
である。

【符号の説明】

１プランター２植物３内側体４外側体５連設部６線材６ａ横線材６ｂ縦線材７架設部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プランターの縁から垂れ下がり状態に生
育する植物を支承する為の植物支承具であって、端部が
プランター内に充填された土中に埋設される内側体と、
端部がプランターの縁の外側にして該縁の下方に位置す
る外側体とが該プランターの縁の上方において連設され
ていることを特徴とする植物支承具。
【請求項２】請求項１記載の植物支承具において、内
側体と外側体との連設部が側面視湾曲形状であることを
特徴とする植物支承具。
【請求項３】請求項１，２いずれか１項に記載の植物
支承具において、内側体と外側体との連設部及び該外側
体の外縁が平面視略円弧状であることを特徴とする植物
支承具。
【請求項４】請求項１〜３いずれか１項に記載の植物
支承具において、内側体と外側体とが複数の線材で形成
されていることを特徴とする植物支承具。
【請求項５】請求項１〜４いずれか１項に記載の植物
支承具において、内側体と外側体とは弾性材により形成
されており、該内側体と外側体とには両者の間に架設さ
れる架設部材が設けられ、この架設部材の一端は内側体
若しくは外側体のいずれか一方に付設され他端は内側体
若しくは外側体の他方に着脱自在に係止され、この架設
部材の他端を前記内側体若しくは外側体に係止した際に
は、内側体と外側体との連設部が湾曲し、この架設部材
の他端を前記内側体若しくは外側体から外した際には、
内側体と外側体とが平体となるように構成されているこ
とを特徴とする植物支承具。
【請求項６】請求項５記載の植物支承具において、架
設部材の他端を内側体若しくは外側体の他方に係止して
内側体と外側体との連設部を湾曲させた際、該架設部材
がプランターの縁に載置されるように構成されているこ
とを特徴とする植物支承具。
【請求項７】請求項５，６いずれか１項に記載の植物
支承具において、架設部材の他端を内側体若しくは外側
体から外して内側体と外側体とを平体とした際、該平体
が平面視扇状であり、この平体は放射状に延設された複
数の横線材と該横線材間に架設された複数の縦線材とで
形成されていることを特徴とする植物支承具。