JP2000278615A - 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム - Google Patents

画像入力装置及びプレゼンテーションシステム

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JP2000278615A
JP2000278615A JP11076105A JP7610599A JP2000278615A JP 2000278615 A JP2000278615 A JP 2000278615A JP 11076105 A JP11076105 A JP 11076105A JP 7610599 A JP7610599 A JP 7610599A JP 2000278615 A JP2000278615 A JP 2000278615A
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flat plate
parallel
optical axis
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JP11076105A
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Takeshi Kohata
武志 降幡
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一軸、及び二軸の画素ずらしや、ずらす量の
変更にも容易に対応でき、しかも、平行平板の傾斜角を
一々制御する必要が無いため、高精度な画素ずらすを安
定して実現出来る。更に、平行平板の位置出しや、平板
保持部材自体の設計、製造も容易にできる。 【解決手段】 本発明は、固定配置された固体撮像素子
と、複数の透明な平行平板と、複数の平行平板を固定的
に保持している1つ以上の平板保持部材と、該平板保持
部材に保持されているいずれか1個の平行平板を固体撮
像素子に対向する位置に配置させる為の平板保持部材駆
動手段を1つ以上備えている。ここで、同一の平板保持
部材に保持されている複数の平行平板が、固体撮像素子
に対向する位置に配置されたときに、撮像光の光軸に対
して傾斜する方向がいずれの平行平板とも異なるように
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力装置及び
プレゼンテーションシステムに関し、例えば、撮像素子
として2次元CCDを有するものに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像入力装置として、撮像素子
として2次元CCDを適用しているものがある。2次元
CCDは、周知のように、セル(以下、画素と呼ぶこと
もある)がマトリクス状に配列されたものであり、その
解像度は基本的にはセルの大きさや数に依存する。
【0003】しかし、従来、セルの大きさ及び数で定ま
る解像度以上の高解像度を実現する方法として、画素ず
らしによる高解像度化方法が既に提案されている。
【0004】図19は、画素ずらし高解像度化方法の概
念説明図である。例えば、図19(a1)〜(a4)に
示すように、各セルに対して、縦横に1/2ピッチずつ
撮り込み位置をずらして撮像し、これら4枚の撮像画像
を電気的に画像合成処理することにより、図19(b)
に示すような実際のセル数の4倍の解像度のセルが配列
されているCCDを用いて撮り込んだ事と等価な解像度
を有する画像(信号)を得られる。
【0005】画素ずらし高解像度化方法は、複数枚の撮
像画像を合成処理して高解像度な画像信号を得るので、
撮像対象が静止している場合に、特に有効なものであ
る。
【0006】連続する複数枚の撮像画像の位置をずらす
方法(画素ずらし方法)としては、従来、特開平4−2
62681号公報に記載された方法がある。
【0007】この公報記載の方法は、CCD面に至る前
の光路上に、異なる厚みの扇形ガラス(平行平板)を円
盤状に配した円盤状部材を、CCDの光軸に対して傾斜
をもたせて設けている。そして、円盤状部材を回転させ
ることにより、CCDに向かう光束を通過する扇形ガラ
スの厚みを変化させて、CCDに向かう撮像光の光軸を
ずらせて、CCD面での結像画像の位置をずらしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の画素ずらし方法においては、以下のような課題を有す
るものであった。
【0009】円盤状部材を、CCDの光軸(撮像光の光
軸)に対して傾斜をもたせて配置する必要があり、この
傾斜量により光軸のずれる量が決まるため、一番重要な
部分である。しかし、上記構成によれば、モーターの軸
に直結した円盤状部材をそのまま回転させる構造になっ
ているため、モーター軸のブレ量がそのまま傾斜量の誤
差になるため、精度出しが難しく、取り付けの位置出し
や設計、製造が大変である。
【0010】また、CCDの光軸に対する円盤状部材の
傾斜角は固定であるため、水平方向又は垂直方向の一方
向(一軸)に対する画素ずらししかできない。すなわ
ち、高解像度化を十分には達成できない。
【0011】さらに、ガラスとして厚みが異なるものを
複数枚要するため、部品種類数が多くなって、コストが
高くなる。
【0012】また、撮像の1画面走査期間(1フレー
ム)内での偶数フィールドと奇数フィールドにおける撮
り込みタイミング(ガラス板の配置条件)が交互に現れ
るため、制御回路が複雑になる。
【0013】本発明の目的は、一方向(一軸)、二方向
(二軸)の画素ずらしやずらし量の切替にも対応できる
と言った利便性に優れ、しかも、高精度にずらすことが
できて、設計や製造等が容易な画像入力装置を提供する
ことにある。
【0014】また、本発明の目的は、上記のような画像
入力装置を備えたプレゼンテーションシステムを提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像入力装置は、固定配置された固体撮像
素子と、複数の透明な平行平板と、前記複数の平行平板
を保持し、選択された平行平板を前記固体撮像素子に対
向する位置に移動可能に構成される1つ以上の平板保持
部材と、該平板保持部材に保持されているいずれか1個
の平行平板を前記固体撮像素子に対向する位置に移動さ
せるための制御手段を備え、同一の前記平板保持部材に
保持されている複数の平行平板は、前記固体撮像素子に
対向する位置に配置されたときに、撮像光の光軸に対し
て傾斜する方向が他の平行平板の一部又は全部と異なる
ように配置されたことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、平板保持部材が保持する
平行平板を通して撮像すると、光軸に平行に入射した光
に対して、所望な方向及び量だけ光軸をずらす事ができ
るため、光軸のずれる方向が異なる平行平板を複数枚設
け、固体撮像素子に対向する位置に配置する平行平板を
任意に選択すれば、一軸方向の画素ずらしと二軸方向の
画素ずらしの双方に容易に対応できる。また、平板保持
部材を複数設けたり、平板保持部材が保持する平行平板
として光軸ずらし量が異なるものを複数設けたりするこ
とで、光軸ずらし量の切替えにも対応できる。すなわ
ち、設計自由度が高いものである。
【0017】また、平板保持部材自体は、平行平板の傾
きとは無関係に、固体撮像素子の受光面と略平行な位置
関係を保つように設計できるため、平行平板の傾斜角を
制御する必要が無く、固定値として扱う事ができる。そ
の結果、制御量の誤差(バラツキ)を抑える事ができる
ため、高精度な画素ずらしを安定して行うことが出来
る。更に、固体撮像素子と平行平板との位置出しや、平
板保持部材自体の設計、製造が容易にできる。
【0018】また、上記本発明の画像入力装置によれ
ば、上記平板保持部材は、保持する複数の平行平板を同
一平面内に配置した板状部材から構成され、該平板保持
部材は、回転又は揺動駆動されることが好ましい。それ
により、平板保持部材駆動手段の駆動制御が、平板保持
部材と固体撮像素子の受光面との位置関係を略平行に保
ちながら駆動できるため、第一の発明と同様な効果に加
えて、単一動作の駆動の制御で済むため、簡単な構成要
素で、かつ複雑な制御回路が不要となる。
【0019】また、上記本発明の画像入力装置は、上記
平板保持部材は、保持する複数の平行平板を側面に配置
した筒状部材から構成され、該平板保持部材は、回転駆
動されることが好ましい。それにより、固体撮像素子と
平行平板、及び撮像レンズの位置関係が、光軸(垂直)
方向に配置できるため、装置全体の小型化が可能にな
る。
【0020】また、上記本発明の画像入力装置は、上記
平板保持部材は、保持する複数の平行平板を1軸方向の
直線上又は直交する2軸方向の直線上に配置した板状部
材から構成され、該平板保持部材は、前記平行平板を1
軸方向又は2軸方向に移動可能に駆動されることが好ま
しい。それにより、平板保持部材駆動手段の駆動制御
が、直線運動だけ制御すれば良いため、簡単でかつ低コ
ストな構成要素で設計、製造が容易にできる。
【0021】また、上記本発明の画像入力装置は、一部
又は全ての上記平板保持部材は、上記固体撮像素子に対
向する位置では撮像光の光軸をずらすことなく撮像光を
通過させる非光軸シフト部を備えていることが好まし
い。それにより、光軸ずらしを行う平行平板に加えて、
非光軸シフト部を備えているので、光軸ずらしの方向や
量やずらしの実行、非実行を任意に制御することができ
るため、使用者の使い方や目的に応じて、画素ずらしを
行った高精細な撮り込みと普通の撮り込みとを選択可能
になり、使い勝手が向上する。
【0022】また、上記本発明の画像入力装置は、上記
非光軸シフト部は、平行平板を含まない開口であること
が好ましい。それにより、非光軸シフト部が単なる空洞
の穴であるため、費用が発生せず、取り付けに関しても
一切検討する必要がないため、非光軸シフト部を容易に
実現できる。
【0023】さらに、本発明のプレゼンテーションシス
テムは、上記した画像入力装置を画像入力装置として備
えていることを特徴とするプレゼンテーションシステム
である。本発明によれば、上記した作用効果をそのまま
有するプレゼンテーションシステムが低価格で実現でき
る。
【0024】また、従来のプレゼンテーションに用いら
れていた画像撮り込み用の書画カメラは、解像度が非常
に低いため、高精細な撮り込みを実現するには、スキャ
ナや専用装置を用いる必要があったが、本システムで
は、新規に追加する装置が無いため、一貫した操作性を
確保でき、使い勝手に優れたシステムを実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
による画像入力装置及びプレゼンテーションシステムの
実施の形態について、詳しく説明する。
【0026】(第1実施形態)図1は、第1実施形態の
プレゼンテーションシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【0027】図1において、このプレゼンテーションシ
ステム1は、撮像手段であるCCDカメラ2、処理・制
御部3、表示変換部4及び表示装置であるプロジェクタ
5から構成されている。処理・制御部3及び表示変換部
4は、画像信号処理手段6を構成している。また、CC
Dカメラ2及び処理・制御部3は、画像入力装置を構成
している。
【0028】画像入力装置としてのCCDカメラ2は、
処理・制御部3により制御された撮像条件(後述するシ
フト条件及び撮像条件)下で、撮像対象を撮像して画像
信号を生成し、これを処理・制御部3に出力するもので
ある。
【0029】処理・制御部3は、CCDカメラ2に対し
ては、使用者によって設定された撮像条件を与えるもの
である。また、処理・制御部3は、使用者により設定さ
れた撮像条件に応じて、CCDカメラ2から供給された
画像信号に対して、信号補正処理(フィルタ処理)した
り、画像信号を合成して高解像度化処理を行うものであ
る。
【0030】表示変換部4は、処理・制御部3から供給
された処理後の画像信号に基づき、その画像信号に係る
画像の一部領域を切り出したり拡大したりなどして、プ
レゼンテーション用の画像(信号)を作成すると共に、
その作成した画像信号を、表示装置であるプロジェクタ
5の仕様等に合わせた画像信号に変換するものである。
【0031】プロジェクタ5は、表示変換部4からの画
像信号が表している画像を、図示しないスクリーンに投
射して表示するものである。表示装置としては、プロジ
ェクタ5に限らず、直視型の液晶表示装置や、CRT、
プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロル
ミネッセンス(EL)、フィールドエミッションデバイ
ス(FED)などの自発光型表示装置を用いてもよい。
【0032】図2は、使用者が設定した撮像条件と、処
理・制御部3による制御の概略との関係を示すフローチ
ャートである。
【0033】処理・制御部3において、使用者の所望す
る機能を実現する為に、CCDカメラ2の撮像条件とし
て、高速性を重視するか、あるいは解像度を重視するか
を選択する(ST1)。これは、使用者の入力操作によ
って選択されるものである。以下、フローにおける各条
件判断項目については、使用者の選択入力に基づいて判
断される。
【0034】高速性を重視することが選択されると、モ
ードフラグや、後述するシフト条件及び撮像条件を、高
速モードでの設定値にする(ST2)。この高速モード
では、処理・制御部3は、CCDカメラ2からの画像信
号を合成処理することなく(画素ずらし高解像度化方法
を適用することなく)表示変換部4に出力する(ST
3)。
【0035】ここで、高速モードとは、CCDカメラ2
から出力される垂直ラインの数が、本来CCDのデバイ
スが本来有している垂直ライン数よりも少なく、間引か
れた状態で画像信号を出力するモードであり、間引かれ
て減った分の画像信号を転送する時間を利用し、より高
速に信号を転送できるようになる。 使用者が撮像条件
として解像度を重視して選択した場合には(ST1参
照)、さらに使用者が高解像度での撮影を選択したか超
高解像度での撮影を選択したかを確認する(ST4)。
【0036】高解像度での撮影が選択されると、モード
フラグや、後述するシフト条件及び撮像条件を、高解像
度モードでの設定値にする(ST5)。この高解像度モ
ードでも、処理・制御部3は、CCDカメラ2からの画
像信号を合成処理することなく(画素ずらし高解像度化
方法を適用することなく)表示変換部4に出力する。
【0037】ここで、高解像度モードとは、CCDカメ
ラ2から出力される垂直ライン数が高速モードでは間引
かれていた分も含めて取り出される、つまり、CCDの
デバイス本来の垂直ライン数だけ出力されるモードであ
る。尚、本実施例では、プログレッシブ駆動(ノンイン
ターレース駆動)で画像信号を取り出すCCDのデバイ
スを用いた場合について説明している。インターレース
駆動に対応したCCDの場合、飛び越し走査して偶数フ
ィールドと奇数フィールドを別々に撮り込み、い1画面
分の画像信号を2垂直走査期間に分けて取り込む必要が
あるため、撮り込み時間のズレが、画素ずらし高解像度
化処理の合成時に影響する恐れがあるが、プログレッシ
ブ駆動の場合には、全ラインを飛び越し走査せずに順次
撮り込み、1垂直走査期間で1画面分の画像信号を撮り
込みを終了してしまうため、このような問題が起こら
ず、有効である。
【0038】図3(a)にはCCD13を垂直同期信号
VsyncPで規定される垂直走査期間内でプログレッ
シブ駆動する走査線、図3(b)にはフィールド同期信
号VsyncITによって規定されるフィールド期間毎
にインターレース駆動して飛び越し走査する走査線、を
それぞれ図示(斜線の走査線)している。
【0039】超高解像度の撮影が選択された場合には、
モードフラグを超高解像度モードでの設定値にする(S
T6)。また、この超高解像度モードでは、画素ずらし
高解像度化方法を適用する方向を、使用者が一方向(一
軸)だけか、二方向(二軸)かを選択可能であり、更
に、一方向の場合には、使用者が画素ずらしを適用する
方向が水平方向か垂直方向かを選択できる(ST7、S
T8)。このように画素ずらしの方向の設定がなされる
と、後述するシフト条件及び撮像条件を、方向も反映し
た超高解像度モードでの設定値に基づき、画素ずらし
(光軸シフト)を制御しながらCCDカメラで撮影を行
い(ST9、ST10)、画素をずらして連続的に撮像
した複数画面分の画像信号を1画面に合成して超高解像
度の画像信号を得て(ST11)、表示変換部4に出力
する(ST3)。
【0040】なお、図2上のステップST9及びST1
0で記述している「光軸シフト手段」は、画素ずらしを
行う手段であって、後述する図4以降の図面に基づいて
詳細を説明する。
【0041】第1実施形態のプレゼンテーションシステ
ム1では、以上のように、使用者が画像信号の解像度や
フレームレート(データ転送速度)等を選択することが
できる。
【0042】図4は、CCDカメラ2及び処理・制御部
3で構成されている画像入力装置(第1実施形態の画像
入力装置)の詳細な構成を示すブロック図である。
【0043】図4において、画像入力装置10は、撮像
レンズ(以下、単にレンズと呼ぶ)11、光軸シフト手
段12、マトリクス状に撮像素子となる画素が配列され
た2次元CCD(以下、単にCCDと呼ぶ)13、メモ
リを用いて画像処理する画像処理手段14、演算フィル
タ15、光軸シフト制御手段16、タイミングジェネレ
ーター17、タップ係数制御手段18及び位相検出手段
19を備えている。
【0044】レンズ11は、撮像光をCCD13の受光
面に結像させるものである。なお、レンズ11の配置位
置は、光軸シフト手段12の後段であっても良い。
【0045】光軸シフト手段12は、後述するように、
光軸に対して傾斜している(傾斜角は固定されている)
複数枚の平行平板(なお、撮像光の光軸をずらさない条
件下で撮像する場合を設けるのであれば、平行平板のう
ちの1枚は、傾斜させずにそれを用いればよく、また、
平行平板をその場合は用いないという構成にしてもよい
開口を備え(図5参照)、そのうちの1枚の平行平板を
CCD13の受光面に対向させて配置し、傾斜している
平行平板に撮像光を通過させることにより撮像光の光軸
を所望の方向と量だけずらせる(画素ずらしを行う)も
のである。図5においては、平行平板の撮像光の光軸Z
に対する傾斜方向は矢印で示している。なお、以降の光
軸シフト手段の各図においても、平行平板の傾斜方向は
矢印で図示するものとする。
【0046】CCD13の受光面に対向させる光軸シフ
ト手段12中の平行平板の配置状態を選択する方法は、
光軸シフト制御手段16からのシフト制御信号に基づい
て実行される。
【0047】光軸シフト制御手段16には、上述した超
高解像度モードに応じたシフト条件が入力されている。
シフト条件は、図2にて説明したように、光軸のシフト
の切替を行うものであるか否かや、光軸のシフトの切替
を行う場合であれば、光軸をずらす方向を一軸方向ずら
しとするか、二軸方向ずらしとすうるか、一軸ずらしで
あればその方向は水平方向であるか垂直方向であるかを
規定するものである。また、光軸シフト制御手段16に
は、タイミングジェネレーター17から出力される垂直
同期信号Vsyncが入力され、光軸シフト手段12で
の平行平板の切替えを行うタイミングを垂直同期信号に
同期するように制御している。
【0048】光軸シフト制御手段16は、二軸の光軸シ
フトを行う場合であれば、4方向に平面が傾斜している
全ての平行平板を、垂直同期信号Vsyncに同期させ
て所定順序で切替えて撮像光軸上にその平行平板を配置
させるるシフト制御信号を作成して光軸シフト手段12
に与える。さらに、光軸シフト制御手段16は、一軸の
光軸シフトを行う場合であれば、4方向に平面が傾斜し
ている平行平板のうちの傾斜方向が互いに反対方向の平
行平板の組のうち、傾斜方向の軸が水平方向又は垂直方
向の一方である平行平板の組を選択し、その平行平板に
ついてのみ、垂直同期信号Vsyncに同期させて、所
定順序で切替えて撮像光軸上にその平行平板を配置させ
るシフト制御信号を作成して光軸シフト手段12に与え
る。
【0049】位相検出手段19は、現在どの平行平板が
CCD13の受光面に対向配置されているかを検出する
ものであり、言い換えると、所定の平行平板がCCD1
3の受光面に対向したことを検出するための手段であ
り、ここで検出された信号を画像処理手段14及びタッ
プ係数制御手段18に与えて、画像信号とそれに対応す
る光軸シフトを関連付けて画像合成等における各種の処
理に役立てるものである。なお、後述するように、第1
実施形態では、平行平板の切替えを、それを保持搭載す
る回転円盤(図5参照)の一方向の回転によって行って
いるので、回転円盤の回転位相の検出は、CCD13の
受光面に対向して配置される平行平板の位置(位相)関
係を検出する事と等価となる。つまり、信号線は図示さ
れないが、光軸シフト制御手段16では、実際の光軸シ
フト手段12の動きと垂直同期信号Vsyncとの位相
を検出することにより、光軸シフトの制御タイミングを
調整している。
【0050】CCD13は、受光素子である画素が2次
元マトリクスで配列され、その画素に受光した光量に応
じた電気量の信号を発生し、それを順次読み出すことに
よって、撮像光を画像信号に変換するものである。CC
D13は、カラー用又はモノクロ用のいずれであっても
良いが、以下では、カラー用として説明する。CCD1
3が画像信号を出力するために必要なタイミング信号、
すなわち、垂直同期信号Vsyncや水平同期信号Hs
yncやドットクロック信号DotCLK等は、タイミ
ングジェネレーター17が生成して供給する。
【0051】タイミングジェネレーター17には、上述
した高速モード、高解像度モード又は超高解像度モード
のうちの選択モードに応じた撮像条件が入力されてい
る。該撮像条件とは、前述したように、CCDの垂直ラ
インの出力数により決められる解像度とフレームレート
に関する情報である。
【0052】画像処理手段14には、タイミングジェネ
レーター17が生成した垂直同期信号Vsyncや水平
同期信号Hsyncやドットクロック信号DotCL
K、及び位相検出手段19からの検出信号が与えられ、
更には、信号線の図示は省略しているが、シフト条件も
与えられている。
【0053】画像処理手段14は、複数画面分の画像信
号を記憶できる容量の画像メモリを内蔵しており、CC
D13からの画像信号を適宜記憶し、タイミング信号V
sync、Hsync、DotCLKに同期して所望の
処理を行うようになされている。平行平板を複数枚切替
えて用いる場合には、各平行平板を用いた際の1垂直走
査期間分の1画面の画像信号を、各平行平板に対応して
画像メモリに記憶する。
【0054】画像処理手段14は、高速モードや高解像
度モードであれば、CCD13からの画像信号に対し
て、色の補間処理や、画像信号の増幅や、画像信号に混
入されている雑音成分の除去等の処理を行う。また、超
高解像度モードであれば、以上のような処理に加えて、
画素ずらし高解像度化方法による解像度の補間処理や合
成処理等も行う。
【0055】演算フィルタ(デジタルフィルタ)15
は、タップ係数制御手段18からのタップ制御信号に基
づいて、画像処理手段14から出力される画像信号に対
して、フィルタリングを行うものである。フィルタリン
グ後の画像信号が、上述した表示変換部4に与えられ
る。
【0056】例えば、高速モードや高解像度モードで駆
動する場合、撮り込み画像の周辺部分に発生するレンズ
11の光学収差を除去するフィルタ処理や、汎用的な画
像処理フィルタ(エッジ強調、コントラスト強調)等を
行う。また、超高解像度モードであれば、光軸シフト手
段12の有無で発生する可能性のある透過可視光の波長
依存性を除去するフィルタ処理を行う。
【0057】タップ係数制御手段18には、タイミング
ジェネレーター17が生成した垂直同期信号Vsync
が与えられている。また、信号線の図示は省略している
が、シフト条件も与えられている。さらに、位相検出手
段19からの検出信号も与えられている。
【0058】タップ係数制御手段18は、上述したよう
に、エッジを強調したり、コントラストを強調したりす
る等の所望のフィルタリングを実行させるためのタップ
係数を指示するタップ係数制御信号を生成する。また、
画像処理手段14で画素ずらし高解像度化方法による処
理を行っている場合であれば(超高解像度モード)ば、
その操作によって生じている色収差等を補正できるよう
なタップ係数を指示するタップ係数制御信号も生成され
る。
【0059】なお、光軸シフト制御手段16、タップ係
数制御手段18、画像処理手段14及び演算フィルタ1
5はそれぞれCPUを用いたソフトウェア処理で行うよ
うに構成することができ、その場合には、これらを融合
した1個や複数個のCPUによる制御手段として構築す
ることもできる。
【0060】図5は、レンズ11、光軸シフト手段12
及び撮像手段であるCCD13から成る光学系要素の配
置構成等を概略的に示す図面であり、図5(a)は正面
図、図5(b)は平面図である。
【0061】図5において、光軸ずらしを行う複数枚
(図5の例では4枚)の、例えばガラスからなる透明な
平行平板21−a〜21−dは、回転円盤である平板保
持部材20に保持されている。平板保持部材20は、ス
テップモータ(以下、単にモータと呼ぶ)22の回転軸
22aに連結されており、モータ22によって一方向に
回転(例えば反時計回り)駆動されるものである。上述
した光軸シフト制御手段16からのシフト制御信号は、
モータ制御信号として与えられ、いずれかの平行平板2
1−a、…、21−dがCCD13の受光面に対向(撮
像光の光軸Z上に配置)されるようになされている。平
板保持部材20の回転面は、CCD13の受光面と平行
である。CCD13は、CCD保持部材23によって固
定的に設けられている。CCD保持部材23の端部は、
軸受部材23aが設けられており、モータ22の回転軸
22aはこの軸受部材23aを貫通して保持されてい
る。そのため、モータ22の回転軸22aが有する軸ブ
レ誤差は、軸受部材23aで吸収され、平板保持部材2
0とCCD13とのなす平行度は常に一定に保たれる。
なお、平板保持部材20、平行平板21−a〜21−d
及びモータ22と回転軸22aが光軸シフト手段12を
構成している。
【0062】各平行平板21−a、…、21−dは、そ
の中心が、モータ回転軸22aから平板保持部材20の
周方向に90度ずつ異なる位置に設けられている。各平
行平板21−a、…、21−dの面積は、CCD13に
対向する位置に位置したときにCCD13の受光面の全
面積をカバーできる大きさに選定されている。各平行平
板21−a、…、21−dは、厚み及び屈折率は同一で
あるが、CCD13に対向する位置に配置されたときに
は、光軸Zに対する傾斜する方向が異なるように設定さ
れている。すなわち、各平行平板21−a、…、21−
dはそれぞれ、図5(b)の矢印で表される方向に傾斜
している。すなわち、矢印の先の方がCCD13に対し
て下がっており、その傾斜方向は平行平板21−a及び
21−cの組と、平行平板21−b及び21−cの組
は、組内では互いに正反対の方向で、組同士では互いに
直交方向に傾斜している。
【0063】周知のように、平行平板21(21−a〜
21−d)を通過する撮像光の光軸は、平行平板21の
傾斜角、平行平板21の厚み、平行平板21の屈折率に
応じた量だけ、光軸Zの直交方向にα分ずれる。撮像光
は平行平板21を出射して光軸Zからα分ずれて光軸Z
方向に平行な光としてCCD13の受光面に入射する。
この実施形態の場合、ずれ量は、垂直及び水平方向の双
方に対して45度を有する方向に見たセルピッチ(画素
ピッチ)の略1/4に設定されており、別々に撮り込ま
れた画像の位置関係から考えると、1/2画素ピッチだ
け離れた位置で撮り込まれることになる。
【0064】なお、レンズ11は、平行平板21とCC
D13との間に配置することも可能である。
【0065】図6(a)は平行平板21−aによる光軸
のずれ量及びずれる方向を示している。図では、平行平
板から見た場合の撮像光軸のずれに応じて、その光軸上
の光を受光するCCDの受光素子(画素)の位置のずれ
を示している。中央の破線正方形が平行平板を介在しな
い場合のずれる前の元画素の位置、中央の実線正方形が
平行平板の介在によってずれた位置を示している。以下
の図も同様であって、各図は平行平板から見た画素のず
れ方向を示している。図6(b)は平行平板21−bに
よる光軸のずれ量及びずれる方向を示しており、図6
(c)は平行平板21−cによる光軸のずれ量及びずれ
る方向を示しており、図6(d)は平行平板21−dに
よる光軸のずれ量及びずれる方向を示している。平行平
板21−a及び21−cの組、平行平板21−b及び2
1−dの組の組内では互いに正反対の方向、組同士では
90゜異なる方向にずれている。
【0066】仮に、平行平板21−a、…、21−dの
順に、CCD13の受光面に対向する位置に平行平板を
切替えて配置した場合には、最初の平行平板の配置位置
から水平方向の順方向に1/2画素ピッチ(図6(a)
から図6(b)への変化分)の画素ずらし、その状態か
ら垂直方向の順方向に1/2画素ピッチ(図6(b)か
ら図6(c)への変化分)の画素ずらし、その状態から
水平方向の逆方向に1/2画素ピッチ(図6(c)から
図6(d)への変化分)の画素ずらし、その状態から垂
直方向の逆方向に1/2画素ピッチ(図6(d)から図
6(a)への変化分)の画素ずらしが行われることにな
る。
【0067】図7は、モータ22の動作と、光軸シフト
タイミングとの関係を、二軸の超高解像度モードを例に
示すものである。
【0068】モータ22として高速制御が可能なもの
(図7ではモータAで表している)を適用している場合
には、垂直同期信号Vsyncの帰線期間に同期し、か
つ撮像期間に変わるまでの期間内(モータAのパルス期
間)にモータ22を駆動して、平行平板を切替え配置し
て、その1垂直走査期間(F)に画像信号Videoを
出力させる。これを垂直走査期間毎に、平行平板21−
a〜21−dを巡回的に切替えながら、各垂直走査期間
分(画面分)の画像信号Videoを得る。
【0069】一方、モータ22として低速制御する場合
(図7ではモータBで表している)には、垂直同期信号
Vsyncに同期し、1周期置きの垂直走査期間のほぼ
全期間を利用したモータBのパルス期間にモータ22を
駆動して、CCD13の受光面に対向する平行平板を次
に切替える。この切替え後に、その平行平板を介在した
撮像光を受光して1画面分の画像信号Videoを得
る。なお、モータ22(B)を駆動する垂直走査期間で
あっても、CCD13のデバイスの走査が高速で短時間
で1画面分の画像信号の読み出しができれば、平行平板
を切替える駆動直前の僅かな時間で撮影を行うことで、
各垂直走査期間毎に画像信号Videoを出力させるこ
とも可能である。
【0070】次に、以下の説明は、モータ22として高
速制御が可能なものを適用しているとして行う。
【0071】図8は、高速制御が可能なモータ22を適
用している場合での画素ずらしを一軸とする(水平方向
とする)場合における超高解像度モードでのモータ制御
タイミングを示すものである。垂直同期信号Vsync
に同期し、かつ帰線期間においてモータ22を駆動し
て、CCD13の受光面に対向する位置に平行平板を配
置し、各垂直走査期間毎に画像信号Videoを出力
し、これを平行平板21−aと21−bを交互に切替え
て行う。このように制御する事により、図6(a)及び
図6(b)に示す画素ずらしが交互に行われる。垂直方
向に画素ずらしをする一軸ずらしで、超高解像度モード
を用いた場合には、平行平板21−aと21−dの交互
の切替えに置き換わる。
【0072】次に、上述した光軸シフト制御手段16の
制御処理フローの例を、図9、図10及び図11に示す
3種類の例について説明する。
【0073】図9は、光軸シフト制御手段16における
一般的な制御方法を示した図である。光軸シフト制御手
段16は、垂直同期信号Vsyncを監視しており、垂
直同期信号Vsyncの有意レベルへの変化(例えば立
ち下がりエッジ)を検出すると(ST20)、モータ2
2を作動させ、平板保持部材20を所定角度だけ回転さ
せた後、モータ22を停止させる(ST21〜ST2
3)。その後、画像(信号)の撮り込み及び記憶が行わ
れる(ST24)。
【0074】また、光軸シフト手段12が図5の構成の
場合には、一軸の画素ずらし高解像度化に対応するもの
であれば、ステップST22での回転量は、例えば、9
0度と270度を交互に実行し(図8参照)、二軸の画
素ずらし高解像度化に対応するものであれば、ステップ
ST22での回転量は、毎回90度である(図7参
照)。
【0075】図10は、高速モード、高解像度モード及
び超高解像度モードのいずれにも対応できる画像入力装
置における光軸シフト制御手段16の制御処理フローの
例を示している。なお、高速モード及び高解像度モード
では、平行平板の切替は不要であるので、図10は、超
高解像度モードを意識したフローチャートとなってい
る。
【0076】光軸シフト制御手段16は超高解像度モー
ドに係るシフト条件が入力されると(ST30)、モー
タ制御信号(シフト制御信号)をモータ22に与えて平
板保持部材20を回転させる。ここで、モータ制御信号
(シフト制御信号)とは、撮り込みを開始する位置や駆
動時間等の条件を規定した信号で、撮り込み条件が揃う
位置(条件)までモータ22を回転させて、撮り込み準
備を行う(ST31、ST32)。言い換えると、CC
D13の受光面に対向する初期時の平行平板が対向する
ように制御する。
【0077】このようにして回転スタート時の位置を決
定した後は、上述した図9に示した処理(ST20〜S
T24)を実行する。なお、高速モードのように、平行
平板の切替えを行わない場合は、図9のステップST2
1〜ST23はジャンプされる。
【0078】この例では、回転スタート時の位置(初期
時の平行平板)を定めることができるので、画像処理手
段14等の処理がし易いものとなる。
【0079】図11は、光軸シフト制御手段16の制御
処理を画像処理手段14や演算フィルタ15の処理と関
連させて示したものである。なお、図11は、画像処理
手段14及び演算フィルタ15が融合された1個の手段
になっている場合を示している(例えば、フィルタリン
グを画像合成より先に行っている)。
【0080】光軸シフト制御手段16は、超高解像度モ
ードに係るシフト条件が入力されると(ST40)、モ
ータ制御信号(シフト制御信号)をモータ22に与えて
平板保持部材20を回転させ、撮り込みが開始可能な位
置までモータ22の状態を変化させる(ST41)。言
い換えると、CCD13の受光面に対向する初期時の平
行平板の位置を制御する。
【0081】画像処理手段14やタップ係数制御手段1
8では、位相検出手段19からの検出信号等に基づい
て、初期時のモータ位置(初期時の平行平板)を判別
し、フィルタ係数(タップ係数)等の初期設定処理を行
う(ST42、ST43)。ここで、初期のモータ位置
(初期の平行平板の配置)が定まると、その後の垂直同
期信号Vsyncをカウントすることで、各時点(各垂
直同期信号に同期した位相関係)での対向する平行平板
の配置を一意に定める事ができる(後述する図13参
照)。
【0082】その後は、上述した図9に示した処理(S
T20〜ST24)が実行され、先に説明した画像信号
のフィルタリング(ST44)やその処理後の画像信号
のメモリへの記憶(ST45)の処理を、異なる平行平
板をCCD13の受光面に対向させる都度行い、撮像光
の光軸を順次CCD13に対してシフトするのに対応し
た1画面の画像信号をメモリに各々記憶する。これを選
択した平行平板毎に行って、複数画面分の画像信号が記
憶されたところで、図19にて説明した手順に沿って画
像合成する(ST46)。
【0083】次に、画像処理手段14が実行する画像合
成処理について詳述する。
【0084】図12は、二軸の画素ずらし高解像度化処
理を行う場合の画像処理手段14の機能ブロック図であ
る。また、図13は、その各部タイミングチャートであ
る。
【0085】二軸の画素ずらし高解像度化処理から捉え
ると、画像処理手段14は、機能的には、カウンタ3
0、処理制御信号発生部31、入力記憶処理部32及び
合成/記憶処理部33を有する。
【0086】カウンタ30は2ビット巡回カウンタで、
図13に示すように、垂直同期信号Vsyncのパルス
をカウントするものである。なお、図13におけるカウ
ンタ出力Aは下位ビットを示し、カウンタ出力Bは上位
ビットを示している。
【0087】処理制御信号発生部31は、このようなカ
ウント値と、位相検出手段19からの位相検出信号とが
入力されている。位相検出信号は、例えば、図13に示
すように、平板保持部材20が1回転する毎に出力され
る短パルスである。カウント値と検出信号とから、その
垂直走査期間でのCCD13の受光面に対向している平
行平板、すなわち、光軸のずらし方向(及びずらし量)
が明らかになり、処理制御信号発生部31は、それに応
じた処理制御信号を発生する。
【0088】ここで、図5における平行平板21−a、
21−b、21−c、21−dがCCD13に対向して
いる際の画像信号をそれぞれ画像A、画像B、画像C、
画像Dと呼ぶこととする。
【0089】記憶処理部32は、処理制御信号に基づい
て、画像Aが入力されると判別されたときには、内部メ
モリを画像A用に確保し、そのメモリ上に画像Aを格納
させ、同様な操作を繰り返して、次々に画像B、C、D
を撮り込んでいく。合成/記憶処理部33は、一連の画
素ずらし処理で得られた複数画面分の画像(本実施形態
の場合は4画面分)を呼び出して合成し、図19で説明
したような手順で一枚の合成画像aを作成してこれをメ
モリに記憶する。
【0090】第1実施形態の画像入力装置によれば、以
下の効果を奏することができる。
【0091】CCD13の対向位置に平行平板が配置さ
れるとき、他の平行平板の傾斜方向とは異なる向きに傾
斜された複数の平行平板21−a〜21−dを備え、C
CD13に対向させる平行平板を切替えて配置する事
で、一軸及び二軸の画素ずらし高解像度化方法の双方に
対応できる画像入力装置を実現できる。しかも、一軸方
向にずらす場合でも、垂直方向、または水平方向の任意
の方向を設定することができる。
【0092】なお、図5とは異なるが、平行平板とし
て、光軸シフト量が異なるものも含めるようにした場合
には、光軸シフト量の切替も行うことができる。
【0093】また、複数の平行平板21−a〜21−d
を保持する平板保持部材20の回転面は、CCD13の
受光面と平行であるので、位置出しがしやすく、また、
設計、製造を容易にすることができる。
【0094】さらに、複数の平行平板21−a〜21−
dが取り付けられた状態では、光軸に対する傾斜角は全
て異なるが、複数の平行平板21−a〜21−dは全て
同一形状、及び厚さであるので、製造が容易で、コスト
も安く抑えられる。
【0095】さらにまた、平板保持部材20を回転させ
るモータ22の回転軸22aは、CCD13を固定され
ているCCD保持部材23を貫通しているので、回転軸
22aのガタを押さえることができ、信頼性を高くでき
る。
【0096】第1実施形態のプレゼンテーションシステ
ムによれば、第1実施形態の画像入力装置を適用してい
るので、システムとしても、設計、製造がし易いものと
なっており、ガタ防止等による撮り込み精度の向上を図
ることができる。
【0097】(第2実施形態)第2実施形態は、第1実
施形態に比較して光軸シフト手段12の詳細構成が異な
っている。本実施形態において、特段説明しない部分は
第1実施形態と同一とする。
【0098】図14は、レンズ11、光軸シフト手段1
2及び撮像手段であるCCD13からなる光学系要素の
配置構成等を概略的に示す図面であり、図14(a)は
正面図、図14(b)は左側面図である。なお、図5と
の同一、対応部分には同一符号を付して示している。
【0099】図14において、第2実施形態の場合、平
板保持部材20は筒形状(桝形状や底面を有する円筒や
4角筒以外の角筒であっても良い)をしており、その4
個の側面のそれぞれの中央部分に平行平板21−a、
…、21−dを保持している。CCD13は、モータ2
2の回転軸22aとは反対側から伸びた固定軸22bに
よって、桝形形状の平板保持部材20の内部空間に固定
的に設けられている。桝形形状の平板保持部材20も、
モータ22によって回転されるものである。モータ22
の回転軸22aの延長線上にCCD13が位置してい
る。モータ22は、第1実施形態と同様に、光軸シフト
制御手段16によって回転、停止が制御されるものであ
るが、モータ22の停止時には、桝形形状の平板保持部
材20のいずれかの一側面がCCD13の受光面に対向
(撮像光の入射光軸Z上に配置)するようになされてお
り、これにより、いずれかの平行平板21−a、…、2
1−dがCCD13の受光面に対向する。第1実施形態
と相違するのは、平行平板の回転軸が、前者では撮像光
の光軸Zの方向に沿っている(好ましく平行)のに対
し、本実施形態では光軸Zに対して交差する方向(好ま
しくは直交)に位置づけられていることにある。
【0100】以上の点を除けば、第2実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムは、第1実施形
態の画像入力装置及びプレゼンテーションシステムと同
様なものである。
【0101】第2実施形態の画像入力装置によれば、上
記の第1実施形態の画像入力装置に対して、以下の異な
る効果を奏することができる。
【0102】光軸シフト手段12において、平行平板は
同一平面上に併置されていないので、装置全体の断面積
を小さくできる。つまり、第1実施形態と比較した場
合、光軸シフト手段12について光軸方向の必要長さが
長くなる反面、光軸方向に直交する方向の必要長さを短
くできる。装置筐体の形状に合わせて、第1実施形態又
は第2実施形態を選定すればよい。
【0103】なお、図14とは異なるが、平行平板とし
て、光軸シフト量が異なるものも含めるようにした場合
には、光軸シフト量の切替も行うことができる。また、
レンズ11は平板保持部材20内のCCD13直上に設
けることも可能である。
【0104】(第3実施形態)第3実施形態は、第1実
施形態に比較して光軸シフト手段12の詳細構成が異な
っている。本実施形態において、特段説明しない部分は
第1実施形態と同一とする。
【0105】図15は、レンズ11、光軸シフト手段1
2及び撮像手段であるCCD13からなる光学系要素の
配置構成等を概略的に示す図面であり、図15(a)は
正面図、図15(b)は平面図である。なお、図5との
同一、対応部分には同一符号を付して示している。
【0106】第3実施形態の場合、平板保持部材20
は、図15(b)の平面図に示すように、中央の正方形
部分と、この中央の正方形部分の各辺と一辺を共通にし
ている、中央の正方形部分の上下左右にそれぞれ隣接し
ている4個の正方形部分とから成る「十字」形状のもの
であり、中央の正方形部分以外の各正方形部分にそれぞ
れ、1枚の平行平板21−a、…、21−dを保持して
いる。この平板保持部材20は、CCD13の受光面と
平行な面に設けられており、図示は省略しているが、C
CD13の垂直方向又は水平方向に対して平行移動し得
るものである。すなわち、二軸の画素ずらしの場合に
は、平行平板21−aが中央の20の位置へ平行移動
し、その状態で撮像がなされ、それが終了後平行平板2
1−aが元の位置へ復帰し、それから平行平板21−b
が中央位置へ平行移動し、次の垂直走査期間での撮像が
なされる、これが順次繰り返されて、画素ずらしされた
複数画面分の画像信号が得られる。一方、一軸の画素ず
らしの場合には、図15に点線矢印で図示されるよう
に、垂直方向での画素ずらしの場合は平行平板21−a
と21−cを交互に平行移動させてCCD13の受光面
に対向させ、水平方向での画素ずらしの場合には平行平
板21−bと21−dを交互に平行移動させてCC13
の受光面に対向させる。
【0107】平行移動機構(XY移動機構)について
は、周知の機構を適用できるので、その駆動方法は省略
している。
【0108】そのため、第3実施形態の光軸シフト制御
手段16は、平行移動機構(XY移動機構)に対して平
行平板の移動制御信号を形成するものとなり、その移動
制御信号を受けて光軸シフト制御手段16は、使用する
平行平板を順次、CCD13の受光面に対向する位置ま
で平行移動させ、それを元位置に戻す操作を繰り返す。
【0109】以上の点を除けば、第3実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムは、第1実施形
態の画像入力装置及びプレゼンテーションシステムと同
様なものである。
【0110】第3実施形態の画像入力装置によれば、上
記の第1実施形態の画像入力装置に対して、以下の異な
る効果を奏することができる。
【0111】平板保持部材20は、平行移動機構で移動
するものであるので、回転移動よりガタの影響を受けに
くく、平行平板21−a〜21−dは光軸に対する傾斜
角を維持して動かせるため、高精度で、かつ安定した画
素ずらし(光軸ずらし)が実現できる。
【0112】なお、図15とは異なるが、平行平板とし
て、光軸シフト量が異なるものも含めるようにした場合
には、光軸シフト量の切替も行うことができる。
【0113】(第4実施形態)第4実施形態は、第1実
施形態に比較して光軸シフト手段12の詳細構成が異な
っている。本実施形態において、特段説明しない部分は
第1実施形態と同一とする。
【0114】図16は、レンズ11、光軸シフト手段1
2及び撮像手段であるCCD13からなる光学系要素の
配置構成等を概略的に示す図面であり、図16(a)は
正面図、図16(b)は第2の平板保持部材20Aの平
面図である。なお、図5との同一、対応部分には同一、
対応符号を付して示している。
【0115】第4実施形態の場合、平板保持部材として
は、第1実施形態の平板保持部材20と同一な平板保持
部材(以下、第1の平板保持部材と呼ぶ)20に加え
て、第2の平板保持部材20Aを備えている。第2の平
板保持部材20Aは、第1の平板保持部材20に近接し
て、しかも、第1の平板保持部材20に平行に、さら
に、回転中心軸が同じになるように設けられている。第
2の平板保持部材20Aの回転は、第2のモータ22A
が行う。なお、図16(a)においては、モータ22、
22Aの回転軸は、対応する平板保持部材20、20A
に直結されず、歯車を介して軸をずらして係合されてい
るが、直結されていても良いことは勿論である。
【0116】第2の平板保持部材20Aは、4枚の透明
な平行平板21A−a〜21A−dと、これら平行平板
21A−a〜21A−dの周囲形状と同様な形状を有す
る開口21A−eとを備える。なお、光軸に直交な(傾
斜がない)平行平板を開口21A−eに代えて設けても
良い。この開口や傾斜しない平行平板の部分は撮像光の
光軸をシフトしないので非光軸シフト部となる。4枚の
平行平板21A−a〜21A−dと開口21A−eと
は、その中心位置が回転中心に対して等角度ずつ異なる
ように周方向に設けられている。
【0117】各平行平板21A−a〜21A−dの傾斜
はそれぞれ、それがCCD13の受光面に対向する位置
に回転してきたときに、第1の平板保持部材20の4枚
のいずれか一つの平行平板21−a〜21−d(図5参
照)の傾斜角と等しくなるように選定されている。各平
行平板21A−a〜21A−dは傾斜角を除けば、第1
の平板保持部材20の平行平板21−a〜21−dと同
一のものである。
【0118】第4実施形態の場合、平板保持部材として
は、第1及び第2の平板保持部材20及び20Aを備え
ているので、光軸シフト量を多段階で可変し得る。図1
7は、本実施形態において、二層の平行平板を用いて画
素ずらしを行う方法の説明図である。
【0119】図17(a)は、第2の平板保持部材20
Aについては、開口21A−eがCCD13の受光面に
対向して配置され、第1の平板保持部材20について
は、平行平板21−aがCCD13の受光面に対向して
配置されいる場合である。この場合には、画素ピッチの
1/4の光軸シフトが行われている。なお、13aはC
CD13の画素ずらししない状態での画素位置を示し、
13bは画素ずらし後の画素位置を示す(図では画素位
置が垂直方向にも移動しているが、これは位置ずれを図
で明記しただけで実際は水平方向でのずれである)。
【0120】図17(b)は、第2の平板保持部材20
Aについては、平行平板21A−aがCCD13の受光
面に対向して配置され、第1の平板保持部材20につい
ては、平行平板21−aがCCD13の受光面に対向し
て配置されいる場合である。この場合には、画素ピッチ
の1/2の光軸シフトが行われている。
【0121】図17(c)は、第2の平板保持部材20
Aについては、平行平板21A−aがCCD13の受光
面に対向して配置され、第1の平板保持部材20につい
ては、平行平板21−cがCCD13の受光面に対向し
て配置されいる場合である。この場合には、光軸シフト
は行われない。なお、図17(b)から図17(c)の
状態に切替えた場合には、1/2ピッチの戻しを行った
ことと等価である。
【0122】図17から明らかなように、第4実施形態
では、2層の平行平板を適宜組み合わせることによりシ
フト量を多段階で制御することができる。
【0123】この第4実施形態の場合には、光軸シフト
制御手段16に対しては、シフト条件としてシフト量の
情報も入力され、光軸シフト制御手段16は、これに応
じて、モータ22及び又は22Aを個別に制御して、第
1及び第2の平板保持部材20及び20Aを個別に回転
制御し、光軸のシフト量に対応した平行平板の組み合せ
となう量に制御する。
【0124】光軸シフト制御手段16による制御の詳細
は省略するが、図18を用いて、制御方法を簡単に説明
する。
【0125】光軸シフト量が1/4ピッチに指示されて
いるときには、光軸シフト制御手段16は、第2の平板
保持部材20Aについては開口21A−eをCCD13
の受光面に継続して対向させ、一方、垂直同期信号Vs
yncに同期して第1の平板保持部材20に対するモー
タ22を駆動させて、各平行平板21−a、…、21−
dを巡回的に変化させる。
【0126】一方、光軸シフト量が1/2ピッチに指示
されているときには、光軸シフト制御手段16は、垂直
同期信号Vsyncに同期してモータ22及び22Aを
連動して駆動させて、CCD13の受光面に、第1の平
板保持部材20の各平行平板21−a、…、21−dが
巡回的に対向するようにすると共に、第2の平板保持部
材20の各平行平板21A−a、…、21A−dが巡回
的に対向するようにする。なお、この際、平行平板21
−i(iはa〜dのいずれか)の対向時には、平行平板
21A−iも同時に対向するように制御する。
【0127】以上の点を除けば、第4実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムは、第1実施形
態の画像入力装置及びプレゼンテーションシステムとほ
ぼ同様なものである。
【0128】第4実施形態の画像入力装置によれば、以
下の効果を奏することができる。
【0129】CCD13に対向する平行平板の枚数を1
枚又は2枚の選択を可能としたので、光軸のシフト量に
ついても任意に変更することができるようになる。その
結果、CCD13に対向する2枚の平行平板の選択によ
っては、画素ずらし(光軸シフト)を行わないこともで
き、この状態を継続させることもできる。すなわち、高
速モードや高解像度モード等の画素ずらし(光軸シフ
ト)が不要な場合にも容易に対応できる。
【0130】第4実施形態のプレゼンテーションシステ
ムによれば、第4実施形態の画像入力装置を適用してい
るので、使用状況や撮り込み対象物の内容に応じて、画
素ずらし方法を任意に変更出来るため、使い勝手に優
れ、かつ高精細な画像の撮り込みにも即対応でき、利便
性に富んだシステムを提供できる。
【0131】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
【0132】(1)固体撮像素子がCCDのものを示し
たが、他の固体撮像素子であっても良い。また、1次元
の固体撮像素子を有する画像入力装置であっても良い。
【0133】(2)上記各実施形態での平行平板は、そ
れ単体でのずらし方向は異なっていてもシフト量は同じ
であったが、平板保持部材20(又は20A)に、シフ
ト量が異なる(厚さ又は傾斜角)複数種類の平行平板を
保持させるようにしても良い。このようにした場合に
は、1個の平板保持部材20でシフト量の切替も可能と
なる。
【0134】(3)上記各実施形態では、1個の平板保
持部材20(又は20A)に設けられている平行平板
は、CCD13の受光面の対向位置では傾斜を異なるも
のであったが、同一の傾斜を有する平行平板を同一の平
板保持部材20に設けても良い。例えば、図5の例で言
えば、平板保持部材20の周方向を8等分して、平行平
板21−a〜21−dを2枚ずつ設けるようにしても良
い。
【0135】(4)第3実施形態では、平板保持部材2
0の移動方向が二方向のものを示したが、一方向のもの
であっても良い。この場合には、各平行平板は同一直線
上に配置されることになる。
【0136】(5)第4実施形態では、2個の平板保持
部材20及び20Aを備えたものを示したが、3個以上
の平板保持部材を設けて、光軸シフト量の選択段階数を
より多くするようにしても良い。
【0137】(6)第4実施形態は、第1実施形態と同
様な平板保持部材を複数設けたものであったが、第2実
施形態や第3実施形態と同様な平板保持部材を複数設け
るようにしても良い。
【0138】(7)上記各実施形態は、画像入力装置の
用途がプレゼンテーションシステムであったが、他の装
置やシステムの画像入力装置にも本発明の画像入力装置
を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のプレゼンテーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の処理・制御部の処理と、撮像条件との関
係を示すフローチャートである。
【図3】図1のCCDカメラから出力される2種類の画
像信号の説明図である。
【図4】第1実施形態の画像入力装置の要部詳細構成を
示すブロック図である。
【図5】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト手段
の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図6】図5の構成でCCD面に対向する平行平板と光
軸ずれとの関係を示す説明図である。
【図7】図5のモータの能力と光軸シフト制御との関係
を二軸超高解像度モードについて示すタイミングチャー
トである。
【図8】図5のモータに対する一軸超高解像度モードで
の光軸シフト制御を示すタイミングチャートである。
【図9】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制御
手段の処理例(1)を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の処理例(2)を示すフローチャートである。
【図11】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の処理例(3)を示すフローチャートである。
【図12】第1実施形態の画像入力装置の画像処理手段
の機能的構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の各部タイミングチャートである。
【図14】第2実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図15】第3実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図16】第4実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図17】図16の構成でCCD面に対向する平行平板
と光軸ずれとの関係を示す説明図である。
【図18】第4実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の制御例を説明するタイミングチャートである。
【図19】画素ずらし高解像度化方法の説明図である。
【符号の説明】
1…プレゼンテーションシステム 2…CCDカメラ 3…処理・制御部 4…表示変換部 5…プロジェクタ 10…画像入力装置 11…レンズ 12…光軸シフト手段 13…CCD 16…光軸シフト制御手段 20、20A…平板保持部材 21−a〜21−d、21A−a〜21A−d…平行平
板 21A−e…開口 22、22A…モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定配置された固体撮像素子と、 複数の透明な平行平板と、 前記複数の平行平板を保持し、選択された平行平板を前
    記固体撮像素子に対向する位置に移動可能に構成される
    1つ以上の平板保持部材と、 該平板保持部材に保持されているいずれか1個の平行平
    板を前記固体撮像素子に対向する位置に移動させるため
    の制御手段を備え、 同一の前記平板保持部材に保持されている複数の平行平
    板は、前記固体撮像素子に対向する位置に配置されたと
    きに、撮像光の光軸に対して傾斜する方向が他の平行平
    板の一部又は全部と異なるように配置されたことを特徴
    とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 上記平板保持部材は、保持する複数の平
    行平板を同一平面内に配置した板状部材から構成され、 該平板保持部材は、回転又は揺動駆動されることを特徴
    とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 上記平板保持部材は、保持する複数の平
    行平板を側面に配置した筒状部材から構成され、 該平板保持部材は、回転駆動されることを特徴とする請
    求項1に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 上記平板保持部材は、保持する複数の平
    行平板を1軸方向の直線上又は直交する2軸方向の直線
    上に配置した板状部材から構成され、 該平板保持部材は、前記平行平板を1軸方向又は2軸方
    向に移動可能に駆動されることを特徴とする請求項1に
    記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 一部又は全ての上記平板保持部材は、上
    記固体撮像素子に対向する位置では撮像光の光軸をずら
    すことなく撮像光を通過させる非光軸シフト部を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    画像入力装置。
  6. 【請求項6】 上記非光軸シフト部は、平行平板を含ま
    ない開口であることを特徴とする請求項5に記載の画像
    入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の画像入
    力装置を画像入力装置として備えていることを特徴とす
    るプレゼンテーションシステム。
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