JP2000278614A - 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム - Google Patents

画像入力装置及びプレゼンテーションシステム

Info

Publication number
JP2000278614A
JP2000278614A JP11076101A JP7610199A JP2000278614A JP 2000278614 A JP2000278614 A JP 2000278614A JP 11076101 A JP11076101 A JP 11076101A JP 7610199 A JP7610199 A JP 7610199A JP 2000278614 A JP2000278614 A JP 2000278614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
flat plate
parallel
image
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11076101A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kohata
武志 降幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11076101A priority Critical patent/JP2000278614A/ja
Publication of JP2000278614A publication Critical patent/JP2000278614A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一軸、及び二軸の画素ずらしや、ずらす量の
切替えにも容易に対応でき、しかも、平行平板の傾斜角
をその都度制御する必要が無いため、高精度な画素ずら
しを安定して実現出来る。更に、平行平板の位置出し
や、平板保持部材自体の設計、製造も容易にできる。 【解決手段】 本発明の画像入力装置は、固定配置され
た固体撮像素子13と、固体撮像素子に対向する位置に
配置された、所定の傾斜角を有する透明な1枚又は複数
枚の平行平板21と、1枚の平行平板を、撮像光の光軸
を中心として回転又は揺動可能に保持している少なくと
も1つ以上の平板保持部材25、26−1、26−2
と、平板保持部材に保持されている平行平板を、撮像光
の光軸を中心として回転又は揺動駆動させるための駆動
手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力装置及び
プレゼンテーションシステムに関し、例えば、撮像素子
として2次元CCDを有するものに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像入力装置として、撮像素子
として2次元CCDを適用しているものがある。2次元
CCDは、周知のように、セル(以下、画素と呼ぶこと
もある)がマトリクス状に配列されたものであり、その
解像度は基本的にはセルの大きさや数に依存する。
【0003】しかし、従来、セルの大きさ及び数で定ま
る解像度以上の高解像度を実現する方法として、画素ず
らしによる高解像度化方法が既に提案されている。
【0004】図19は、画素ずらし高解像度化方法の概
念説明図である。例えば、図19(a1)〜(a4)に
示すように、各セルに対して、縦横に1/2ピッチずつ
撮り込み位置をずらして撮像し、これら4枚の撮像画像
を電気的に画像合成処理することにより、図19(b)
に示すような実際のセル数の4倍の解像度のセルが配列
されているCCDを用いて撮り込んだ事と等価な解像度
を有する画像(信号)を得られる。
【0005】画素ずらし高解像度化方法は、複数枚の撮
像画像を合成処理して高解像度な画像信号を得るので、
撮像対象が静止している場合に、特に有効なものであ
る。
【0006】連続する複数枚の撮像画像の位置をずらす
方法(画素ずらし方法)としては、従来、特開平4−2
52677号公報に記載された方法(第1の従来方法)
や特開平7−255015号公報(第2の従来方法)に
記載された方法がある。
【0007】第1の従来方法は、CCDの受光面に至る
前の光路上に、1枚の透明な平行平板を、撮像光の光軸
に対して、第1の傾斜角を有する位置と第2の傾斜角を
有する位置との間で変化できるように光軸方向に揺動可
能に設けている。そして、この平行平板をモータによっ
て揺動駆動することにより、CCDに向かう撮像光の光
軸をずらせて、CCDの受光面での撮像画像の位置をず
らしている。
【0008】第2の従来方法は、CCDの受光面に至る
前の光路上に、1枚の透明な平行平板を、カム機構に連
結して設けている。そして、モータによってカム機構を
適宜回転させ、カム機構のカム形状を利用して、撮像光
の光軸に対する平行平板の傾斜角をを変化させて、CC
Dの受光面での撮像画像の位置をずらしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した第1
及び第2の従来の画素ずらし方法は、以下のような課題
を有するものであった。
【0010】第1の従来方法では、平行平板の揺動方向
は一方向であるため、水平方向又は垂直方向の一方向
(一軸)に対する画素ずらししかできない。すなわち、
高解像度化を十分には達成できない。仮に、第1の従来
方法によって、二方向(二軸)の画素ずらしを実行しよ
うとすると、モータが2個必要となって、装置の小型化
と低コスト化ができない。
【0011】また、第1の従来方法では、平行平板自体
に駆動力を直接伝達して傾斜角をその都度変化させる必
要があるため、傾斜角が安定するまでに時間がかかり、
1回の画素ずらし操作とその撮影により得られる画像信
号を出力するまでのトータル時間が長くなる。
【0012】さらに、第1の従来方法では、平行平板自
体にモータからの駆動力を直接伝達して傾斜角を変化さ
せるため、モータ自体及び該モータの軸が有するガタが
平行平板の傾斜角の変化につながり、高精度な画素ずら
しを行うことができない。
【0013】第2の従来方法では、カム機構を利用して
いるので、平行平板の取付部とカム面との接触部分には
カム形状の変化を許容するための隙間が必要であり、平
行平板の所定の傾斜角を実現できない恐れがある。すな
わち、高精度の画素ずらしを行うことができない恐れが
ある。
【0014】また、第2の従来方法では、平行平板の取
付部とカム面との接触が不可避であるので、接触部分で
の摩耗によるガタが出やすく、耐久性に欠け、画素ずら
し量が経年変化する。すなわち、時間経過と共に高精度
の画素ずらしを行うことができなくなる。
【0015】本発明の目的は、一方向(一軸)及び二方
向(二軸)の画素ずらしに対応できて、しかも、高精度
に画素ずらし行うことができる、信頼性が高い小型の画
像入力装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の目的は、上記のような画像
入力装置を備えたプレゼンテーションシステムを提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、(1)固体撮像素子と、(2)固体
撮像素子に対向する位置に配置された所定の傾斜角を有
する透明な1枚又は複数枚の平行平板と、(3)1枚の
平行平板を、撮像光の光軸を中心として回転又は揺動可
能に保持している少なくとも1つの平板保持部材と、
(4)該平板保持部材に保持されている平行平板を、撮
像光の光軸を中心として回転又は揺動駆動させるための
駆動手段とを有することを特徴とする画像入力装置であ
る。
【0018】第1の発明によれば、所定の傾斜角を有す
る平行平板を撮像光の光軸を中心として回転又は揺動さ
せるという簡単な構成で画素ずらしを行うことができ、
設計、製造が容易であると共に、装置を小型化できる。
【0019】また、光軸を中心とした平行平板の回転又
は揺動という一方向への回転による単純な動作であるた
め、汎用的な一方向に回転する簡単なモーターで十分対
応でき、複雑なカム機構を適用する必要がない。また、
平行平板の軸方向への揺動が発生しないため、固体撮像
素子と平行平板との位置出し精度が出し易く、更に、平
行平板の傾斜量を固定値として扱う事ができるため、煩
わしくて微妙な調整をする必要が無い。その結果、制御
量の誤差(バラツキ)を抑える事ができるため、高精度
な画素ずらしを安定して、再現性良く行うことが出来
る。
【0020】第2の発明は、第1の発明の画像入力装置
において、平板保持部材は円盤形状から成り、該駆動手
段は、平行平板の円周部に駆動力を直接伝達するもので
あることを特徴とする。
【0021】第2の発明によれば、平行平板を回転又は
揺動させる構成として、簡易で、かつ小型な周知な回転
機構により実現できるため、安価で設計が簡単になる。
【0022】第3の発明は、第1の発明の画像入力装置
において、平板保持部材は、内部に平行平板を固定的に
取り付けた筒形状部材から成り、その平板保持部材に対
応する駆動手段は、筒形状部材を回転駆動させることを
通じて平行平板を回転又は揺動駆動するものであること
を特徴とする。
【0023】第3の発明によれば、平板保持部材と固体
撮像素子の受光面との位置関係が略平行に保たれたまま
回転駆動できるため、駆動手段自体の回転に伴う軸ズレ
の影響を直接受けることが無く、高精度に画素ずらしを
行うことができる。
【0024】第4の発明は、第3の発明の画像入力装置
において、平板保持部材である筒形状部材の内部空間に
固体撮像素子が配置されていることを特徴とする。
【0025】第4の発明によれば、筒形状部材の側面が
固体撮像素子への不要な光線の到達を防止することがで
きる。また、固体撮像素子に入り込む埃の進入も防止で
きる。
【0026】第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発
明の画像入力装置を画像入力装置として備えていること
を特徴とするプレゼンテーションシステムである。
【0027】第5の発明によれば、第1〜第4の発明の
作用効果をそのまま有するプレゼンテーションシステム
が低価格で実現できる。
【0028】また、従来のプレゼンテーションに用いら
れていた画像撮り込み用の書画カメラは、解像度が非常
に低いため、高精細な撮り込みを実現するには、スキャ
ナや専用装置を用いる必要があったが、本システムで
は、新規に追加する装置が無いため、一貫した操作性を
確保でき、使い勝手に優れたシステムを実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
による画像入力装置及びプレゼンテーションシステムの
実施の形態について、詳しく説明する。
【0030】(第1実施形態)図1は、第1実施形態の
プレゼンテーションシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【0031】図1において、このプレゼンテーションシ
ステム1は、撮像手段であるCCDカメラ2、処理・制
御部3、表示変換部4及び表示装置であるプロジェクタ
5から構成されている。処理・制御部3及び表示変換部
4は、画像信号処理手段6を構成している。また、CC
Dカメラ2及び処理・制御部3は、画像入力装置を構成
している。
【0032】画像入力装置としてのCCDカメラ2は、
処理・制御部3により制御されたシフト条件及び撮像条
件下で、撮像対象を撮像して画像信号を生成し、これを
処理・制御部3に出力するものである。
【0033】処理・制御部3は、CCDカメラ2に対し
ては、使用者によって設定された撮像条件を与えるもの
である。また、処理・制御部3は、設定された撮像条件
に応じて、CCDカメラ2から供給された画像信号に対
して信号補正処理(フィルタ処理)したり、画像信号を
合成して高解像度化処理を行うものである。
【0034】表示変換部4は、処理・制御部3から供給
された処理後の画像信号に基づき、その画像信号に係る
画像の一部領域を切り出したり拡大したりなどして、プ
レゼンテーション用の画像(信号)を作成すると共に、
その作成した画像信号を、表示装置であるプロジェクタ
5の仕様等に合わせた画像信号に変換するものである。
【0035】プロジェクタ5は、表示変換部4からの画
像信号が表している画像を、図示しないスクリーンに投
射表示するものである。表示装置としては、プロジェク
タ5に限らず、直視型の液晶表示装置や、CRT、プラ
ズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネ
ッセンス(EL)、フィールドエミッションデバイス
(FED)などの自発光型表示装置を用いてもよい。
【0036】図2は、使用者が設定した撮像条件と、処
理・制御部3による制御の概略との関係を示すフローチ
ャートである。
【0037】処理・制御部3においては、使用者の所望
する機能を実現する為に、CCDカメラ2の撮像条件と
して、高速性を重視するか、あるいは解像度を重視する
かを選択する(ST1)。
【0038】高速性を重視することが選択されると、モ
ードフラグや、後述するシフト条件及び撮像条件を、高
速モードでの設定値にする(ST2)。この高速モード
では、処理・制御部3は、CCDカメラ2からの画像信
号を合成処理することなく(画素ずらし高解像度化方法
を適用することなく)表示変換部4に出力する(ST
3)。
【0039】ここで、高速モードとは、CCDカメラ2
からから出力される垂直ラインの数が、CCDのデバイ
スが本来有している垂直ライン数よりも少なく、間引か
れた状態で画像信号を出力するモードであり、間引かれ
て減った分の画像信号を転送する時間を利用し、より高
速に信号を転送できるようになる。
【0040】使用者が撮像条件として解像度を重視した
場合には(ST1参照)、使用者が高解像度での撮影を
選択したか超高解像度での撮影を選択したかを確認する
(ST4)。
【0041】高解像度での撮影が選択されると、モード
フラグや、後述するシフト条件及び撮像条件を、高解像
度モードでの設定値にする(ST5)。この高解像度モ
ードでも、処理・制御部3は、CCDカメラ2からの画
像信号を合成処理することなく(画素ずらし高解像度化
方法を適用することなく)表示変換部4に出力する。
【0042】ここで、高解像度モードとは、CCDカメ
ラ2から出力される垂直ライン数が高速モードでは間引
かれていた分も含めて取り出される、つまり、CCDの
デバイス本来の垂直ライン数だけ出力されるモードであ
る。尚、本実施例では、プログレッシブ駆動(ノンイン
ターレース駆動)で画像信号を取り出すCCDのデバイ
スを用いた場合について説明している。インターレース
駆動に対応したCCDの場合、飛び越し走査して偶数フ
ィールドと奇数フィールドを別々に撮り込み、1画面分
の画像信号を2垂直走査期間に分けて撮り込む必要があ
るため、撮り込み時間のズレが、画素ずらし高解像度化
処理の合成時に影響する恐れがあるが、プログレッシブ
駆動の場合には、全ラインを飛び越し走査せずに順次撮
り込み、1垂直走査期間で1画面分の画像信号を撮り込
み終了してしまうため、このような問題が起こらず、有
効である。
【0043】図3(a)にはCCD13を垂直同期信号
VsyncPで規定される垂直走査期間内でプログレッ
シブ駆動する走査線、図3(b)にはフィールド同期信
号VsyncITによって規定されるフィールド期間毎
にインターレース駆動して飛び越し走査する走査線、を
それぞれ図示(斜線の走査線)している。
【0044】超高解像度の撮影が選択された場合には、
モードフラグを超高解像度モードでの設定値にする(S
T6)。また、この超高解像度モードでは、画素ずらし
高解像度化方法を適用する方向を、使用者が一方向(一
軸)だけか、二方向(二軸)かを選択可能であり、更
に、一方向の場合には、画素ずらしを適用する方向が水
平方向か垂直方向かを選択できる(ST7、ST8)。
このように画素ずらしの方向の設定がなされると、後述
するシフト条件及び撮像条件を、方向も反映した超高解
像度モードでの設定値に基づき、画素ずらし(光軸シフ
ト)を制御しながらCCDカメラで撮影を行い(ST
9、ST10)、画素をずらして連続的に撮像した複数
画面分の画像信号を1画面に合成して超高解像度の画像
信号を得て(ST11)、表示変換部4に出力する(S
T3)。
【0045】なお、図2上のステップST9及びST1
0で記述している「光軸シフト手段」は、画素ずらしを
行う手段であって、後述する図4以降の図面に基づいて
詳細を説明する。
【0046】第1実施形態のプレゼンテーションシステ
ム1では、以上のように、使用者が画像信号の解像度等
やフレームレート(データ転送速度)を選択することが
できる。
【0047】図4は、CCDカメラ2及び処理・制御部
3で構成されている画像入力装置(第1実施形態の画像
入力装置)の詳細な構成を示すブロック図である。
【0048】図4において、画像入力装置10は、撮像
レンズ(以下、単にレンズと呼ぶ)11、光軸シフト手
段12、マトリクス状に撮像素子となる画素が配列され
た2次元CCD(以下、単にCCDと呼ぶ)13、メモ
リを用いて画像処理する画像処理手段14、演算フィル
タ15、光軸シフト制御手段16、タイミングジェネレ
ーター17、タップ係数制御手段18及び位相検出手段
19を備えている。
【0049】レンズ11は、撮像光をCCD13の受光
面に結像させるものである。なお、レンズ11の配置位
置は、光軸シフト手段12の後段であっても良い。
【0050】光軸シフト手段12は、後述するように、
光軸に対して傾斜している。しかも、CCD13の受光
面に常時対向させて配置している1枚の平行平板を備え
(図5参照)、その平行平板を、撮像光の光軸を中心と
して回転させ、回転位置状態によって光軸に対する傾斜
角が変化した平行平板に撮像光を透過させることにより
撮像光の光軸を所望の方向と量だけずらせる(画素ずら
しを行う)ものである。
【0051】図5においては、平行平板の撮像光の光軸
Zに対する傾斜方向は矢印で示している。なお、以降の
光軸シフト手段の各図においても、平行平板の傾斜方向
は矢印で図示するものとする。
【0052】光軸シフト手段12中の平行平板の回転位
置制御は、光軸シフト制御手段16からのシフト制御信
号に基づいて実行される。
【0053】光軸シフト制御手段16には、上述した超
高解像度モードに応じたシフト条件が入力されている。
シフト条件は、光軸のシフトの切替えを行うものである
か否かや、光軸のシフトの切替えを行う場合であれば、
光軸をずらす方向を一軸方向ずらしとするか、二軸方向
ずらしとするか、一軸ずらしであればその方向は水平方
向であるか垂直方向であるかを規定するものである。ま
た、光軸シフト制御手段16には、タイミングジェネレ
ーター17から出力される垂直同期信号Vsyncが入
力され、光軸シフト手段12での平行平板の回転状態の
切替えを行うタイミングを垂直同期信号に同期するよう
に制御している。
【0054】光軸シフト制御手段16は、二軸の光軸シ
フトを行う場合であれば、撮像光の光軸に対する平行平
板の傾斜角(回転位置状態)を、垂直同期信号Vsyn
cに同期させて、4つの傾斜角の間で所定順序で切り替
えるシフト制御信号を作成して光軸シフト手段12に与
える。さらに、光軸シフト手段16は、一軸の光軸シフ
トを行う場合であれば、指示されている水平方向又は垂
直方向の光軸シフトに寄与するように、撮像光の光軸に
対する平行平板の傾斜角(回転位置状態)を、垂直同期
信号Vsyncに同期させて、2つの傾斜角の間で、所
定順序で切替えるシフト制御信号を作成して光軸シフト
手段12に与える。
【0055】位相検出手段19は、現在平行平板がどの
傾斜角でCCD13の受光面に対向配置されているかを
検出するものであり、言い換えると、平行平板が所定の
回転位置状態でCCD13の受光面に対向したことを検
出するための手段であり、ここで検出された信号を画像
処理手段14及びタップ係数制御手段18に与えて、画
像信号とそれに対応する光軸シフトを関連付けて画像合
成等における各種の処理に役立てるものである。なお、
後述するように、第1実施形態では、平行平板の回転位
置状態の切替えを、それを保持搭載する回転円盤(図5
参照)の一方向の回転によって行っているので、回転円
盤の回転位相の検出は、CCD13の受光面に対向して
配置される平行平板の回転位置(位相)関係を検出する
事と等価となる。つまり、信号線は図示されないが、光
軸シフト制御手段16では、実際の光軸シフト手段12
の動きと垂直同期信号Vsyncとの位相を検出するこ
とにより、光軸シフト制御タイミングを調整している。
【0056】CCD13は、受光素子である画素が2次
元マトリクスで配列され、その画素に受光した光量に応
じた電気量の信号を発生し、それを順次読み出すことに
よって、撮像光を画像信号に変換するものである。CC
D13は、カラー用又はモノクロ用のいずれであっても
良いが、以下では、カラー用として説明する。CCD1
3が画像信号を出力するために必要なタイミング信号、
すなわち、垂直同期信号Vsyncや水平同期信号Hs
yncやドットクロック信号DotCLK等は、タイミ
ングジェネレーター17が生成して供給する。
【0057】タイミングジェネレーター17には、上述
した高速モード、高解像度モード又は超高解像度モード
のうちの選択モードに応じた撮像条件が入力されてい
る。該撮像条件とは、前述したように、CCDの垂直ラ
インの出力数により決められる解像度とフレームレート
に関する情報である。
【0058】画像処理手段14には、タイミングジェネ
レーター17が生成した垂直同期信号Vsyncや水平
同期信号Hsyncやドットクロック信号DotCL
K、及び位相検出手段19からの検出信号が与えられ、
更には、信号線の図示は省略しているが、シフト条件も
与えられている。
【0059】画像処理手段14は、複数画面分の画像信
号を記憶できる容量の画像メモリを内蔵しており、CC
D13からの画像信号を適宜記憶し、タイミング信号V
sync、Hsync、DotCLKに同期して所望の
処理を行うようになされている。平行平板の回転状態を
切替えて用いる場合には、各回転状態での1垂直走査期
間分の1画面の画像信号を、平行平板の各回転状態に対
応して画像メモリに記憶する。
【0060】画像処理手段14は、高速モードや高解像
度モードであれば、CCD13からの画像信号に対し
て、色の補間処理や、画像信号の増幅や、画像信号に混
入されている雑音成分の除去等の処理を行う。また、超
高解像度モードであれば、以上のような処理に加えて、
画素ずらし高解像度化方法による解像度の補間処理や合
成処理等も行う。
【0061】演算フィルタ(デジタルフィルタ)15
は、タップ係数制御手段18からのタップ制御信号に基
づいて、画像処理手段14から出力される画像信号に対
して、フィルタリングを行うものである。フィルタリン
グ後の画像信号が、上述した表示変換部4に与えられ
る。
【0062】例えば、高速モードや高解像度モードで駆
動する場合、撮り込み画像の周辺部分に発生するレンズ
11の光学収差を除去するフィルタ処理や、汎用的な画
像処理フィルタ(エッジ強調、コントラスト強調)等を
行う。また、超高解像度モードであれば、光軸シフト手
段12の有無で発生する可能性のある透過可視光の波長
依存性を除去するフィルタ処理を行う。
【0063】タップ係数制御手段18には、タイミング
ジェネレーター17が生成した垂直同期信号Vsync
が与えられている。また、信号線の図示は省略している
が、シフト条件も与えられている。さらに、位相検出手
段19からの検出信号も与えられている。
【0064】タップ係数制御手段18は、上述したよう
に、エッジを強調したり、コントラストを強調したりす
る等の所望のフィルタリングを実行させるためのタップ
係数を指示するタップ係数制御信号を生成する。また、
画像処理手段14で画素ずらし高解像度化方法による処
理を行っている場合であれば(超高解像度モード)ば、
その操作によって生じている色収差等を補正できるよう
なタップ係数を指示するタップ係数制御信号も生成され
る。
【0065】なお、光軸シフト制御手段16、タップ係
数制御手段18、画像処理手段14及び演算フィルタ1
5はそれぞれCPUを用いたソフトウェア処理で行うよ
うに構成することができ、その場合には、これらを融合
した1個や複数個のCPUによる制御手段として構築す
ることもできる。
【0066】図5は、光軸シフト手段12の機構的な概
略構成を示す図面であり、図5(a)は側面図、図5
(b)は正面図である。なお、図5(b)にのみCCD
13を示している。後述する平行平板21は回転駆動さ
れるが、このCCD13は固定配置されている。
【0067】図5(a)及び(b)において、光軸シフ
トを行う透明な平行平板21は、略円筒状の周囲部21
−aと、その周囲部21−aを枠としてその内側に設け
られている傾斜平面部21−bとから成る。平行平板2
1の周囲部21の外周には、歯車(従動歯車)22が設
けられており、この歯車22は、ステップモータ(以
下、単にモータと呼ぶ)23の回転軸23aに連結され
ている歯車(駆動歯車)24に噛合している。すなわ
ち、平行平板21は、CCD13との対向位置に配置さ
れ、かつ水平状態を維持したまま、撮像光の光軸Zを中
心として、モータ23によって一方向(例えば、時計回
り)に回転駆動される。上述した光軸シフト制御手段1
6からのシフト制御信号は、モータ23の回転角度を制
御するモータ制御信号として与えられ、平行平板21の
回転位置が制御されるようになされている。
【0068】図5(a)及び(b)においては、平行平
板21を回転可能なまま装置本体に保持するための機構
部の構成の図示を省略している。平行平板21と装置本
体に保持するための機構部との間には、回転駆動に伴う
摩擦が生じ、該摩擦がモータ23の駆動負荷となり、モ
ータ23自体の制御や性能を悪化させる原因になる。そ
こで、上記課題を解決するために、図5(c)及び
(d)に示す構成を適用する事が望ましい。なお、図5
(c)(d)は図5(a)(b)に各々対応する図であ
って、図5(c)は側面図、図5(d)は正面図であ
る。
【0069】図5(c)及び(d)において、無蓋、無
底の円筒部材25は、平行平板21を図示しない装置本
体に対して固定的に保持するための部材である。この円
筒部材25と平行平板21との間には、お互いが回転駆
動する事により生じる摩擦を極小化するためのボールベ
アリング26−1及び26−2が設けられている。この
ボールベアリング26−1及び26−2は、前述した図
5(a)及び(b)に示した平行平板21の円筒状の周
囲部21−aとその外側で固定される円筒部材との間に
配置されることにより、平行平板21の回転を負荷を少
なくして安定化させている。円筒部材25の側面は外周
に沿って開口されており、その開口部25−aにて平行
平板21と一体化された歯車22は露出するので、開口
部25−aにて歯車22と歯車24が噛合している。
【0070】なお、本構成においては、円筒部材25、
ボールベアリング26−1及び26−2は、平行平板2
1を保持する平板保持部材を構成している。この平板保
持部材(25、26−1、26−2)、平行平板21、
歯車22、24及びモータ23が光軸シフト手段12を
構成している。
【0071】平行平板21はその平面部分が傾斜してい
るので、この平行平板21を回転させた位置によって、
傾斜平面部21−bの傾斜方向が変わり、撮像光の光軸
に対する傾斜方向を変化させることができる。なお、撮
像光の光軸に対する傾斜方向が変化しても、平行平板2
1自体の傾斜方向は変化しないことは勿論である。
【0072】また、平行平板21の傾斜平面部21−b
の面積は、CCD13の受光面の全面積をカバーできる
大きさに選定されている。
【0073】周知のように、平行平板21を通過する撮
像光の光軸は、平行平板21の傾斜角、平行平板21の
厚み、平行平板21の屈折率に応じた量だけ、撮像光の
光軸Zの直交方向にずれる。この実施形態の場合、ずれ
量は、垂直及び水平方向の双方に対して45度を有する
方向に見たセルピッチ(画素ピッチ)の略1/4に設定
されており、別々に撮り込まれた画像の位置関係から考
えると、1/2画素ピッチだけ離れた位置で撮り込まれ
ることになる。
【0074】なお、レンズ11は、平行平板21とCC
D13との間に配置することも可能である。
【0075】図6は、平行平板21(の傾斜平面部21
−b)の回転位置状態と、光軸シフト量(画素ずらし
量)との関係を示す説明図である。
【0076】図6(a2)は、平行平板21が図6(a
1)に示す位置状態にあるときの光軸のずれ量及びずれ
方向を示している。図では、平行平板21から見た場合
の撮像光軸のずれに応じて、その光軸上の光を受光する
CCDの受光素子(画素)13−aの位置のずれを示し
ている。中央の破線正方形13−aが平行平板を介在し
ない場合のずれる前の元画素の位置、中央の実線正方形
13−bが平行平板21の介在によってずれた位置を示
している。以下の図も同様であって、各図は平行平板か
ら見た画素のずれ方向を示している。図6(b2)は、
平行平板21が図6(b1)に示す位置状態にあるとき
の光軸のずれ量及びずれ方向を示しており、図6(c
2)は、平行平板21が図6(c1)に示す位置状態に
あるときの光軸のずれ量及びずれ方向を示しており、図
6(d2)は、平行平板21が図6(d1)に示す位置
状態にあるときの光軸のずれ量及びずれ方向を示してい
る。ここで、図6(b2)の平行平板の状態は、図6
(a2)の平行平板の状態から90度回転した状態であ
り、図6(c2)の平行平板の状態は、図6(b2)の
平行平板の状態から90度回転した状態であり、図6
(d2)の平行平板の状態は、図6(c2)の平行平板
の状態から90度回転した状態である。
【0077】仮に、平行平板21を、図6(a1)に示
す位置状態から90度ずつ回転させて、CCD13の受
光面に対向する位置に配置する場合には、最初の平行平
板の配置位置から水平方向の順方向に1/2画素ピッチ
(図6(a2)から図6(b2)への変化分)の画素ず
らし、その状態から垂直方向の順方向に1/2画素ピッ
チ(図6(b2)から図6(c2)への変化分)の画素
ずらし、その状態から水平方向の逆方向に1/2画素ピ
ッチ(図6(c2)から図6(d2)への変化分)の画
素ずらし、その状態から垂直方向の逆方向に1/2画素
ピッチ(図6(d2)から図6(a2)への変化分)の
画素ずらしが行われることになる。
【0078】図7は、モータ23の動作と、光軸シフト
タイミングとの関係を、二軸の画素ずらしにおける超高
解像度モードを例に示すものである。
【0079】モータ23として高速制御が可能なもの
(図7ではモータAで表している)を適用している場合
には、垂直同期信号Vsyncの帰線期間に同期し、か
つ撮像期間に変わるまでの期間内(モータAのパルス期
間)にモータ23を駆動して、平行平板21の状態を9
0度ずつ一方向に切替えて、位置決めが完了した次の垂
直走査期間において、画像信号Videoを出力させ
る。これを垂直走査期間毎に、平行平板21の傾斜平面
部の傾斜方向を巡回的に90度ずつ切替えながら、各垂
直走査期間分(画面分)の画像信号Videoを得る。
【0080】一方、モータ23として低速制御する場合
には(図7ではモータBで表している)、垂直同期信号
Vsyncに同期し、1周期置きの垂直走査期間のほぼ
全期間を利用したモータBのパルス期間にモータ23を
駆動して、平行平板21の傾斜方向の状態を90度ずつ
一方向に切替えて、位置決めを完了させる。この切替え
後に、その平行平板を介在した撮像光を受光して1画面
分の画像信号Videoを得る。なお、モータ23
(B)を駆動する垂直走査期間であっても、CCD13
のデバイスの走査が高速で短時間で1画面分の画像信号
の読み出しができれば、平行平板を切替える駆動直前の
僅かな時間で撮影を行うことで、各垂直走査期間毎に画
像信号Videoを出力させることも可能である。
【0081】次に、以下の説明は、モータ23として高
速制御が可能なものを適用しているとして行う。
【0082】図8は、高速制御が可能なモータ23を適
用している場合での画素ずらしを一軸とする(水平方向
とする)場合における超高解像度モードでのモータ制御
タイミングを示すものである。垂直同期信号Vsync
に同期し、かつ帰線期間においてモータ23を駆動し
て、平行平板21の傾斜方向の状態を180度回転させ
た状態にし、各垂直走査期間毎に画像信号Videoを
出力し、これを平行平板21の傾斜方向の2状態を交互
に切替えて行う。このような制御により、一軸での順方
向及び逆方向の画素ずらしが交互に行われる。垂直方向
に画素ずらしをする一軸ずらしで、超高解像度モードを
用いた場合には、先の2状態の傾斜方向とは、90度ず
れた2方向の傾斜状態の交互の切替えに置き換わる。図
8において、下段の平行平板21中には、CCD113
の画素ずらしの様子を示した。13−aは平行平板21
を介在さいない場合の画素位置であり、13−bは平行
平板をその上段に示した傾斜方向で配置した場合に、撮
像光軸がずれて相対的に画素がずれた位置を示してい
る。
【0083】次に、上述した光軸シフト制御手段16の
制御処理例を、図9、図10及び図11に示す3種類の
例について説明する。
【0084】図9は、光軸シフト制御手段16における
一般的な制御方法を示した図である。
【0085】光軸シフト制御手段16は、垂直同期信号
Vsyncを監視しており、垂直同期信号Vsyncの
有意レベルへの変化(例えば立ち下がりエッジ)を検出
すると(ST20)、モータ23を作動させ、平行平板
21を所定角度だけ回転させた後、モータ23を停止さ
せる(ST21〜ST23)。その後、画像(信号)の
撮り込み及び記憶が行われる(ST24)。
【0086】また、光軸シフト手段12が図5の構成の
場合には、一軸方向のみの画素ずらし高解像度化に対応
するものであれば、ステップST22での回転量は毎回
180度を交互に実行し(図8参照)、二軸方向の画素
ずらし高解像度化に対応するものであれば、ステップS
T22での回転量は、毎回90度ずつ実行される(図7
参照)。
【0087】図10は、高速モード、高解像度モード及
び超高解像度モードのいずれにも対応できる画像入力装
置における光軸シフト制御手段16の制御処理フローの
例を示している。なお、高速モード及び高解像度モード
では、平行平板21の状態切替えは不要であるので、図
10は、超高解像度モードを意識したフローチャートに
なっている。
【0088】光軸シフト制御手段16は超高解像度モー
ドに係るシフト条件が入力されると(ST30)、モー
タ制御信号(シフト制御信号)をモータ23に与えて平
行平板21を回転させる。ここで、モータ制御信号(シ
フト制御信号)とは、撮り込みを開始する位置や駆動時
間等の条件を規定した信号で、撮り込み条件が揃う位置
(条件)までモータ22を回転させて、撮り込みを開始
する準備を行うものである(ST31、ST32)。言
い換えると、平行平板21が初期状態の位置でCCD1
3に対向するように制御する。
【0089】このようにして回転スタート時の位置を決
定した後は、上述した図9に示した処理(ST20〜S
T24)を実行する。なお、高速モードのように、平行
平板の切替えを行わない場合は、図9のステップST2
1〜ST23はジャンプされる。
【0090】この例では、回転スタート時の位置(初期
時の平行平板状態)を定めることができるので、画像処
理手段14等の処理がし易いものとなる。
【0091】図11は、光軸シフト制御手段16の制御
処理を画像処理手段14や演算フィルタ15の処理と関
連させて示したものである。なお、図11は、画像処理
手段14及び演算フィルタ15が融合された1個の手段
になっている場合を示している(例えば、フィルタリン
グを画像合成より先に行っている)。
【0092】光軸シフト制御手段16は超高解像度モー
ドに係るシフト条件が入力されると(ST40)、モー
タ制御信号(シフト制御信号)をモータ23に与えて平
行平板21を回転させ、撮り込み開始可能な位置までモ
ータ22の状態を変化させるさ(ST41)。言い換え
ると、CCD13の受光面に対向する初期時の平行平板
の位置を制御する。
【0093】画像処理手段14やタップ係数制御手段1
8では、位相検出手段19からの位相検出信号等に基づ
いて、初期時のモータ位置(初期時の平行平板状態)を
判別し、フィルタ係数(タップ係数)等の初期設定処理
を行う(ST42、ST43)。ここで、初期時のモー
タ位置(初期時の平行平板の配置)が定まると、その後
の垂直同期信号Vsyncをカウントすることで、各時
点(各垂直同期信号に同期した位相関係)での対向する
平行平板の配置を一意に定める事ができる(後述する図
13参照)。
【0094】その後は、上述した図9に示した処理(S
T20〜ST24)が実行され、先に説明した画像信号
のフィルタリング(ST44)やその処理後の画像信号
のメモリへの記憶(ST45)の処理を、異なる平行平
板をCCD13の受光面に対向させる都度行い、撮像光
の光軸を順次CCD13に対してシフトするのに対応し
た1画面の画像信号をメモリに各々記憶する。これを選
択した平行平板毎に行って、複数画面分の画像信号が記
憶されたところで、図19にて説明した手順に沿って画
像合成する(ST46)。
【0095】次に、画像処理手段14が実行する画像合
成処理について詳述する。
【0096】図12は、二軸の画素ずらし高解像度化処
理を行う場合の画像処理手段14の機能ブロック図であ
る。また、図13は、その各部タイミングチャートであ
る。
【0097】二軸の画素ずらし高解像度化処理から捉え
ると、画像処理手段14は、機能的には、カウンタ3
0、処理制御信号発生部31、入力メモリ処理部32及
び合成メモリ処理部33を有する。
【0098】カウンタ30は2ビット巡回カウンタであ
り、図13に示すように、垂直同期信号Vsyncのパ
ルスをカウントするものである。なお、図13における
カウンタ出力Aは下位ビットを示し、カウンタ出力Bは
上位ビットを示している。
【0099】処理制御信号発生部31は、このようなカ
ウント値と、位相検出手段19からの位相検出信号とが
入力されている。該位相検出信号は、例えば、図13に
示すように、平行平板21が1回転する毎に出力される
単パルスである。カウント値と検出信号とからは、その
垂直走査期間でCCD13の受光面に対向している平行
平板の状態、すなわち光軸のずらし方向(及びずらし
量)が明らかになり、処理制御信号発生部31は、それ
に応じた処理制御信号を発生する。
【0100】なお、図13に示すようなパルス信号を発
生及び検出できる位相検出手段19の構成としては、図
14に示すものを挙げることができる。なお、図14
(a)及び(b)は、上述した図5(a)及び(b)に
対応する図面である。図14において、平行平板21の
周囲部21−aには、光軸方向に貫通している小径の1
個の貫通孔21−cが設けられている。図14に示す位
相検出手段19は、周囲部21−aの上側に設けられた
発光素子27からの光が、この貫通孔21−cを通過し
て周囲部21−aの下側に設けられたて受光素子28に
到達したときを検出位相としているものである。また、
上記発光素子27及び受光素子28を設ける位置として
は、例えば、平行平板21が傾斜している上端側の一辺
に設けられるように配置すれば良い。
【0101】ここで、図6に示した平行平板21の4つ
の状態(a1、b1、c1、d1)において、CCD1
3に対向した際に撮り込まれた画像信号をそれぞれ画像
A、画像B、画像C、画像Dと呼ぶこととする。
【0102】記憶/処理部32は、処理制御信号に基づ
いて、画像Aが入力されたと判別されたときには、内部
メモリを画像A用に確保し、そのメモリ上に画像Aを格
納させ、同様な操作を繰り返して、次々に画像B、C、
Dを撮り込んでいく。合成/記憶処理部33は、一連の
画素ずらし処理で得られた複数画面分の画像(本実施形
態の場合は4画面分)を呼び出して合成し、図19で説
明したような手順で一枚の合成画像aを作成してこれを
メモリに記憶する。
【0103】第1実施形態の画像入力装置によれば、以
下の効果を奏することができる。
【0104】CCD13の対向する位置に1枚の平行平
板21が配置されるとき、該平行平板21を撮像光の光
軸を中心として回転させることにより、撮像光の光軸を
任意の方向にずらすことが出来るため、一軸及び二軸の
画素ずらし高解像度化方法の双方に対応できる画像入力
装置を実現できる。しかも、一軸方向にずらす場合で
も、垂直方向、水平方向の任意の方向を設定することが
できる。
【0105】また、平行平板21の回転面は、CCD1
3の受光面と平行であるので、位置出しがしやすく、ま
た、設計、製造を容易にすることができる。更にモータ
23及び回転軸23−aのガタの影響を受け難いもので
ある。
【0106】さらに、一軸及び二軸の画素ずらし高解像
度化方法の双方に対応できるようにしても、必要な平行
平板は1枚で良く、また、それを単に面内で一方向に回
転させるだけで実現できるため、構成を簡単なものにで
き、製造が容易で、低コストで実現できる。
【0107】さらにまた、カム機構を利用していたとし
ても、傾斜角の量をカム機構で制御している訳ではない
ため、摩擦による摩耗や回転駆動するための嵌合ガタの
影響が無く、長期にわたって使用しても、高い信頼性を
維持できる。
【0108】また、1枚の平行平板21を撮像光の光軸
を中心として回転制御するだけで、傾斜角の量をその都
度制御する必要がないため、平行平板21の状態切替え
を高速に行うことができ、画像信号の出力周期の短時間
要求にも容易に対応することができる。
【0109】以上のような作用効果が融合されて、この
第1実施形態の画像入力装置では高精度の画素ずらしを
実現できる。
【0110】なお、本実施形態においては、平行平板2
1を回転させたが、CCD13と平行平板21の傾斜平
面部との相対的な角度をずらしていけば良いので、平行
平板21を回転させるのではなく、平行平板21を固定
した状態で、上記した平行平板21を回転させた角度で
CCD13を回転させることも可能である。
【0111】第1実施形態のプレゼンテーションシステ
ムによれば、第1実施形態の画像入力装置を適用してい
るので、システムとしても、設計、製造がし易いものと
なっており、ガタ防止等による撮り込み精度の向上を図
ることができる。
【0112】(第2実施形態)第2実施形態は、第1実
施形態に比較して光軸シフト手段12の詳細構成が異な
っている。本実施形態において、特段説明しない部分は
第1実施形態と同一とする。
【0113】図15は、第2実施形態の光軸シフト手段
12の概略の構成を示す概念的斜視図である。なお、図
5との同一、対応部分には同一符号を付して示してい
る。
【0114】図15において、第2実施形態の場合、平
行平板21は、筒形状部材(桝形状部材でもよい)をな
す円筒部材30に対して平板取付治具31によって固定
的に保持されている。一方、撮像手段であるCCD13
は、円筒部材30の内部空間に、CCD取付治具32に
よって、円筒部材30に対してでなく、装置本体に対し
て固定的に取り付けられている。そして、この第2実施
形態の場合、平行平板21を固定的に設けていると共
に、内部空間にCCD13が配置されている円筒部材3
0全体に、モータ23の駆動力を歯車24及び22を介
して伝達して回転させる。平行平板21は、円筒部材3
0に固定的に保持されているため、円筒部材30が回転
すれば、その回転と同じ量だけ平行平板21も回転す
る。
【0115】なお、図15では、モータ23の駆動力を
歯車24及び22を介して円筒部材30に伝達するもの
を示したが、他の方法によっても良いことは勿論であ
る。例えば、図16に示すように、モータ23の駆動力
をそのモータの回転軸に係合して回転するプーリ35
と、円筒部材30の外周に設けられた溝とにベルト36
を配設し、このベルト36を介してモータ23の回転を
円筒部材30に伝達するものであっても良い。図16
は、回転構造を除けば、円筒部材30内の構造は図15
と同じである。
【0116】以上の点を除けば、第2実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムは、第1実施形
態の画像入力装置及びプレゼンテーションシステムと同
様なものである。
【0117】第2実施形態の画像入力装置によっても、
第1実施形態の画像入力装置と同様な効果を奏すること
ができる。
【0118】また、第2実施形態の画像入力装置によれ
ば、CCD13が遮光部材からなる円筒部材30の内部
空間に配置されているので、不要な光線がCCD13に
到達することを防止できるという効果をも奏する。更
に、CCD13の撮像面上に貯まる恐れのある埃やゴミ
等の混入も合わせて防ぐことが出来るため、長期に渡る
使用においても、高画質な撮り込みを維持でき、信頼性
に富んだ装置を提供できる。
【0119】第2実施形態のプレゼンテーションシステ
ムによれば、第2実施形態の画像入力装置を適用してい
るので、システムとしても、設計、製造がし易い。ま
た、モータ23自体に起因するガタの問題も低減できる
ため、撮り込み解像度の低下を防止できる。
【0120】(第3実施形態)第3実施形態は、第1実
施形態に比較して光軸シフト手段12の構成が異なって
いる。本実施形態において、特段説明しない部分は第1
実施形態と同一とする。
【0121】図17は、第3実施形態の光軸シフト手段
12の原理説明図である。第3実施形態の光軸シフト手
段12は、撮像光の光軸を中心に回転する平行平板が垂
直方向に2段重なっている状態を表している(符号21
及び21Aで示している)。2段の平行平板21と21
Aは、それぞれ異なる回転駆動モータによって、独立し
て回転可能に構成される。また、下段の平行平板21A
は撮像光軸Zから外れるように構成されている。従っ
て、平行平板を2段にして2段の平行平板21,21A
の傾斜平面部の傾斜方向を上下で組み合わせることや、
平行平板を1段のみとして先の実施形態のように画素ず
らしすることを、組み合わせることによって、複数の画
素ずらし量や多種類の画素ずらし方向の選択が可能とな
っている。
【0122】このような平行平板20及び20Aの2段
構成によって、光軸シフト量(画素ずらし量)を多段に
制御することができる。
【0123】図17(a)は、下段の平行平板21Aを
取り除いて、前述した図5(a)のように、平行平板2
1が1つだけ配置されている場合を示している。
【0124】この場合には、平行平板21で設定された
傾斜角の量だけ光軸がシフトする機能のため、画素ピッ
チの1/4の光軸シフトが行われる。このように、平行
平板を2段構成と1段構成で切替えるようにできるとよ
い。なお、13aはCCD13の画素ずらししない状態
での画素位置を示し、13bは画素ずらし後の画素位置
を示す(図では画素位置が垂直方向にも移動している
が、これは位置ずれを図で明記しただけで実際は水平方
向でのずれである)。
【0125】図17(b)は、2枚の平行平板21及び
21Aが撮像光の光軸に対して、同一方向に傾斜角をと
っている場合である。この場合には、2枚の平行平板2
1及び21Aが同一方向への光軸シフトに機能するの
で、画素ピッチの1/4ピッチ*2=1/2ピッチの光
軸シフトが行われる。
【0126】図17(c)は、2枚の平行平板21及び
21Aが撮像光の光軸に対して、互いの傾斜方向が逆の
場合である。この場合には、2枚の平行平板21及び2
1Aが逆方向へ光軸シフトする機能のため、光軸シフト
量は0になる。なお、図17(b)から図17(c)の
状態に切替えた場合には、1/2ピッチの光軸戻しを行
ったことと等価である。
【0127】図17から明らかなように、第3実施形態
では、2層の平行平板を適宜組み合わせることにより光
軸シフト量を多段階で制御することができる。
【0128】この第4実施形態の場合には、光軸シフト
制御手段16に対しては、シフト条件としてシフト量の
情報も入力され、光軸シフト制御手段16は、これに応
じて、平行平板21の回転を駆動するモータ23及び又
は平行平板21Aの回転を駆動するモータ23Aなどを
制御して、2枚の平行平板21及び21Aの回転位置状
態や、撮像光の光路への平行平板21Aの抜挿を制御す
る。
【0129】光軸シフト制御手段16による制御の詳細
は省略するが、図18を用いて、制御方法を簡単に説明
する。
【0130】光軸シフト量として1/4ピッチに指示さ
れているときには、光軸シフト制御手段16は、平行平
板21Aを光路外に位置させると共に、一方、垂直同期
信号Vsyncに同期してモータ23を駆動させて、平
行平板21を90度ずつ巡回的に変化させ、CCD13
の対向位置に平行平板21を傾斜配置する。
【0131】一方、光軸シフト量として1/2ピッチに
指示されているときには、光軸シフト制御手段16は、
平行平板21Aも光路上に位置させ、垂直同期信号Vs
yncに同期してモータ23及び23Aを駆動させて、
2枚の平行平板21及び21Aを共に、90度ずつ巡回
的に変化させる。なお、この際において、2枚の平行平
板21及び21Aは、撮像光の光軸に対して、同一方向
にするように配置される。
【0132】以上の点を除けば、第3実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムは、第1実施形
態の画像入力装置及びプレゼンテーションシステムとほ
ぼ同様なものである。
【0133】第3実施形態の画像入力装置及びプレゼン
テーションシステムによっても、第1実施形態の画像入
力装置及びプレゼンテーションシステムとほぼ同様な効
果を奏することができる。
【0134】これに加えて、第3実施形態によれば、C
CD13の対向する位置に平行平板21を、1枚又は2
枚でも制御可能に設定できるため、光軸シフト量を任意
に調整、変更することもできる。CCD13に対向する
2枚の平行平板21の配置状態(傾斜方向)の選択によ
っては、画素ずらし(光軸シフト)を行わないこともで
き(図17(c)参照)、この状態を継続させることも
できる。すなわち、高速モードや高解像度モード等の画
素ずらし(光軸シフト)が不要な場合にも容易に対応で
きる。同様に、平行平板21の回転駆動の制御次第で
は、任意の方向に光軸シフトする方向を変更することが
できる。
【0135】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
【0136】(1)上記各実施形態では、固体撮像素子
がCCDのものを示したが、他の固体撮像素子であって
も良い。また、1次元の固体撮像素子を有する画像入力
装置であっても良い。
【0137】(2)第3実施形態では、2枚の平行平板
を設けたものを示したが、3枚以上の平行平板を光路上
に設けるようにしても良い。
【0138】(3)複数の平行平板を光路上に設ける場
合において、その全ての平行平板を光路外に位置させる
ことができるものであっても良く、その全ての平行平板
を光路上に位置させることができるものであっても良
い。
【0139】(4)複数の平行平板を光路上に設ける場
合において、1枚の平行平板は、撮像光の光軸を中心と
した回転が固定的にできないものであっても良い。
【0140】(5)複数の平行平板を光路上に設ける場
合において、少なくとも1枚の平行平板の傾斜角は、固
定的に保持されていない状態のものであっても良い。
【0141】(6)上記各実施形態は、画像入力装置の
用途がプレゼンテーションシステムであったが、他の装
置やシステムの画像入力装置にも本発明の画像入力装置
を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のプレゼンテーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の処理・制御部の処理と、撮像条件との関
係を示すフローチャートである。
【図3】図1のCCDカメラから出力される2種類の画
像信号の説明図である。
【図4】第1実施形態の画像入力装置の要部詳細構成を
示すブロック図である。
【図5】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト手段
の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図6】図5の構成でCCD面に対向する平行平板の状
態と光軸ずれとの関係を示す説明図である。
【図7】図5のモータの能力と光軸シフト制御との関係
を二軸超高解像度モードについて示すタイミングチャー
トである。
【図8】図5のモータに対する一軸超高解像度モードで
の光軸シフト制御を示すタイミングチャートである。
【図9】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制御
手段の処理例(1)を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の処理例(2)を示すフローチャートである。
【図11】第1実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の処理例(3)を示すフローチャートである。
【図12】第1実施形態の画像入力装置の画像処理手段
の機能的構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の各部タイミングチャートである。
【図14】第1実施形態の画像入力装置の位相検出手段
の構成例を示す説明図である。
【図15】第2実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の機構的構成の詳細を示す図面である。
【図16】第2実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の変形構成を示す図面である。
【図17】第3実施形態の画像入力装置の光軸シフト手
段の構成概念を示す図面である。
【図18】第3実施形態の画像入力装置の光軸シフト制
御手段の制御例を説明するタイミングチャートである。
【図19】画素ずらし高解像度化方法の説明図である。
【符号の説明】
1…プレゼンテーションシステム 2…CCDカメラ 3…処理・制御部 4…表示変換部 5…プロジェクタ 10…画像入力装置 11…レンズ 12…光軸シフト手段 13…CCD 16…光軸シフト制御手段 21、21A…平行平板 22、24…歯車 23、23A…モータ 30…円筒部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 BA02 BB04 BC05 CA13 CA17 CA23 CB05 CB23 5C022 AA00 AB45 AC42 AC51 AC54 AC69 AC74 5C024 AA01 BA00 CA11 DA01 DA02 DA05 EA00 EA04 FA01 FA11 GA11 GA15 GA49 HA02 HA24 5C054 AA01 AA05 CA04 CC05 EA01 EA05 EC03 ED11 EJ07 FA00 GA04 GB01 HA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、上記固体撮像素子に対
    向する位置に配置された、所定の傾斜角を有する透明な
    1枚又は複数枚の平行平板と、 1枚の上記平行平板を、撮像光の光軸を中心とした回転
    又は揺動可能に保持している少なくとも1つの平板保持
    部材と、 上記平板保持部材に保持されている平行平板を、撮像光
    の光軸を中心として回転又は揺動駆動させるための駆動
    手段とを有することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 上記平板保持部材は円盤形状から成り、
    上記駆動手段は、上記平行平板の円周部に駆動力を直接
    伝達するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    画像入力装置。
  3. 【請求項3】 上記平板保持部材は、内部に上記平行平
    板を固定的に取り付けた筒形状部材から成り、その平板
    保持部材に対応する上記駆動手段は、上記筒形状部材を
    回転又は揺動駆動させることを通じて上記平行平板を回
    転又は揺動駆動するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 上記平板保持部材である筒形状部材の内
    部空間に上記固体撮像素子が配置されていることを特徴
    とする請求項3に記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像入
    力装置を画像入力装置として備えていることを特徴とす
    るプレゼンテーションシステム。
JP11076101A 1999-03-19 1999-03-19 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム Withdrawn JP2000278614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076101A JP2000278614A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076101A JP2000278614A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000278614A true JP2000278614A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13595495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11076101A Withdrawn JP2000278614A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000278614A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290266A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Toyama Prefecture 画像高精細化方法と撮像装置
US20110102606A1 (en) * 2009-11-05 2011-05-05 Panasonic Corporation Image capturing device and network camera system
JP2011101139A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Panasonic Corp 撮像装置及びネットワークカメラシステム
US9282224B2 (en) 2012-12-07 2016-03-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging apparatus having efficient dust removal apparatus and camera including the same
KR101607436B1 (ko) 2015-07-27 2016-03-30 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
KR101624466B1 (ko) 2015-07-27 2016-05-26 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
KR101629610B1 (ko) * 2015-07-27 2016-06-13 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
CN106412388A (zh) * 2015-07-27 2017-02-15 恩逼真股份有限公司 光路改变单元、模块和方法及检测半导体基板的装置
WO2018029806A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 三菱電機株式会社 光軸調整機構及びライダ装置
US10460637B2 (en) 2017-08-24 2019-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Image projection apparatus
US20220094830A1 (en) * 2019-01-07 2022-03-24 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290266A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Toyama Prefecture 画像高精細化方法と撮像装置
US20110102606A1 (en) * 2009-11-05 2011-05-05 Panasonic Corporation Image capturing device and network camera system
JP2011101139A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Panasonic Corp 撮像装置及びネットワークカメラシステム
DE102010043520A1 (de) 2009-11-05 2011-05-26 Panasonic Corporation, Kadoma-shi Bilderfassungsvorrichtung und Netzwerk-Kamerasystem
US8390724B2 (en) 2009-11-05 2013-03-05 Panasonic Corporation Image capturing device and network camera system
US9282224B2 (en) 2012-12-07 2016-03-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging apparatus having efficient dust removal apparatus and camera including the same
KR101607436B1 (ko) 2015-07-27 2016-03-30 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
KR101624466B1 (ko) 2015-07-27 2016-05-26 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
KR101629610B1 (ko) * 2015-07-27 2016-06-13 주식회사 앤비젼 고해상도 영상 추출을 위한 광경로 변환 유닛, 광경로 변환 모듈, 광경로 변환 방법 및 이 방법을 수행하기 위한 프로그램을 기록한 기록매체, 반도체 기판 패턴 검사 장치
CN106412388A (zh) * 2015-07-27 2017-02-15 恩逼真股份有限公司 光路改变单元、模块和方法及检测半导体基板的装置
WO2018029806A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 三菱電機株式会社 光軸調整機構及びライダ装置
JP6293367B1 (ja) * 2016-08-10 2018-03-14 三菱電機株式会社 光軸調整機構
US10460637B2 (en) 2017-08-24 2019-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Image projection apparatus
US20220094830A1 (en) * 2019-01-07 2022-03-24 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module
US11985409B2 (en) * 2019-01-07 2024-05-14 Lg Innotek Co., Ltd. Camera module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9531965B2 (en) Controller in a camera for creating a registered video image
JP5413344B2 (ja) 撮像装置、画像合成方法及びプログラム
US7548273B2 (en) Image processing method and device using photo assistant tool including rotator
US7777952B2 (en) Image stabilizing apparatus, lens unit, and image pickup apparatus
JP2000278614A (ja) 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム
US8345107B2 (en) Display control device, imaging device, and printing device
US7663687B2 (en) Variable speed, variable resolution digital cinema camera system
JP2006245726A (ja) デジタルカメラ
JP3200276B2 (ja) 撮像装置
JPH1141509A (ja) 撮像装置
JP2000278615A (ja) 画像入力装置及びプレゼンテーションシステム
JP7460595B2 (ja) 撮像素子、撮像素子の画像データ処理方法、及びプログラム
JP2022064968A (ja) 撮像素子、撮像装置、撮像素子の作動方法、及びプログラム
JPH06141228A (ja) 電子カメラ
JP3724701B2 (ja) 固体撮像装置及び解像度変換装置
JP2000032337A (ja) 画像合成装置
JP4549255B2 (ja) 固体撮像装置及び解像度変換装置
JP2001144911A (ja) 画像入力装置
JP2786354B2 (ja) ワイド画面撮影装置
JPH1198397A (ja) パノラマ撮像装置
JPH11146257A (ja) パノラマ撮像装置
JP2000134563A (ja) ディジタル撮像装置および撮像方法
JPH08130669A (ja) 撮像装置
JP2000115613A (ja) パノラマ撮像装置
JPH01137781A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606