JP2000134563A - ディジタル撮像装置および撮像方法 - Google Patents

ディジタル撮像装置および撮像方法

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JP2000134563A
JP2000134563A JP10299453A JP29945398A JP2000134563A JP 2000134563 A JP2000134563 A JP 2000134563A JP 10299453 A JP10299453 A JP 10299453A JP 29945398 A JP29945398 A JP 29945398A JP 2000134563 A JP2000134563 A JP 2000134563A
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JP10299453A
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English (en)
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Noriyuki Yamashita
紀之 山下
Harumitsu Ishii
春光 石井
Yoshio Kondo
嘉男 近藤
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画および静止画に加えて高精細静止画およ
び高精細パノラマ画像を撮影する。 【解決手段】 モードスイッチ23で静止画モード、動
画モード、高精細静止画モード、高精細パノラマモード
が選択される。レンズブロック3とCCD撮像素子5か
らなるカメラブロック22が本体21から外に向けると
き、被写体1が直接ブロック22に入射されるので、動
画、静止画が撮影される。ブロック22が本体21に収
納されているとき、ミラーブロック2を介してブロック
22に被写体1が入射されるので、高精細静止画、高精
細パノラマ画像に用いられる複数の部分画が撮影され
る。ブロック22が45度回動するので、通常モードと
高精細モードとの光軸の入射角は、45度となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画および/ま
たは静止画と、高精細静止画および/または高精細パノ
ラマ画像とを撮影することができるディジタル撮像装置
および撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画と静止画を撮影できるカメラ
一体型ディジタルカセットレコーダ(以下、ディジタル
カメラと称する)がある。
【0003】しかしながら、このディジタルカメラで静
止画を撮影する場合、ディジタルカメラに用いられてい
るCCD撮像素子の画素数より、多い画素数となる高精
細静止画を得ることはできなかった。これに対して、本
出願人は、高精細静止画を得ることができる特願平8−
300478号を提案している。
【0004】また、同じディジタルカメラを用いてパノ
ラマ画像を得ようとする場合、ユーザは、ディジタルカ
メラを水平方向に回転させながら撮影を行う。例えば、
ユーザの周囲360°を連続的に撮影する。得られた部
分画を、重複部分に適当な処理を加えながらフレーム毎
に繋ぐことで、横長のパノラマ画像を得ることができ
る。
【0005】しかしながら、撮影される部分画は、1フ
レームまたは1フィールドの静止画であり、その部分画
を複数用いて1枚のパノラマ画像を得ても、高精細パノ
ラマ画像を得ることはできなかった。これに対して、本
出願人は、高精細パノラマ画像を得ることができる特願
平9−216317号を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、高精細静止画および/または高精細パノラマ画像を
撮影できるモードに加え、通常の撮像装置と同様に動画
および/または静止画を撮像できることが望まれる。
【0007】従って、この発明の目的は、動画および/
または静止画に加えて高精細静止画および/または高精
細パノラマ画像を撮影することができるディジタル撮像
装置および撮像方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録時には、光軸を縦横に素早く変化させながら複
数の画像を撮像素子で撮影し、撮像信号をディジタル画
像圧縮して各種のサブデータと共に記録媒体に記録し、
再生時には、画像伸長して画像データ処理手段にデータ
を送信する方式のディジタル撮像装置であって、光軸走
査ブロックと、レンズブロックと、入射された被写体の
像を電気信号に変換する撮像手段およびレンズブロック
から構成され、回動するカメラブロックとを有し、光軸
走査ブロックを介さずに直接カメラブロックに被写体の
像を入射する第1のモードと、光軸走査ブロックを介し
てカメラブロックに被写体の像を入射する第2のモード
とからなることを特徴とするディジタル撮像装置であ
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、記録時には、光
軸を縦横に素早く変化させながら複数の画像を撮像素子
で撮影し、撮像信号をディジタル画像圧縮して各種のサ
ブデータと共に記録媒体に記録し、再生時には、画像伸
長して画像データ処理手段にデータを送信する方式のデ
ィジタル撮像装置を使用した撮像方法であって、光軸走
査ブロックと、レンズブロックと、入射された被写体の
像を電気信号に変換する撮像手段およびレンズブロック
から構成され、回動するカメラブロックとを有し、第1
のモードは、光軸走査ブロックを介さずに直接カメラブ
ロックに被写体の像を入射し、第2のモードは、光軸走
査ブロックを介してカメラブロックに被写体の像を入射
するようにしたことを特徴とする撮像方法である。
【0010】この発明では、ミラーブロックの隣に設け
られたレンズブロックとCCD撮像素子からなるカメラ
ブロックが回動する。カメラブロックを回動させ、本体
から外に出すことによって、動画および静止画を撮影で
き、カメラブロックを回動させ本体に収納することによ
って、高精細静止画および高精細パノラマ画像を撮影で
きる。この高精細静止画および高精細パノラマ画像を撮
影するときには、ミラーブロックによって光軸を縦横に
変化させ、複数の部分画が撮影される。また、カメラブ
ロックを2つ設けることによって、動画を撮影している
間に、高精細静止画を撮影することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図1を参照して説明する。1で示す被写体は、レン
ズブロック3またはミラーブロック2を介してレンズブ
ロック3へ入射される。ミラーブロック2は、後述する
ように光軸の方向を変えることができるものである。レ
ンズブロック3は、フォーカスサーボ4によって駆動さ
れる。ミラーブロック2およびフォーカスサーボ4は、
シスコン(システムコントローラ)16によって制御さ
れる。レンズブロック3に入射された被写体1の像は、
CCD撮像素子5へ供給される。
【0012】後述するように、この一実施形態では、レ
ンズブロック3およびCCD撮像素子5からなるカメラ
ブロックを回動させることによって、カメラブロックを
本体の外に出すことができる。カメラブロックが本体に
収納されているときに、被写体1の像がミラーブロック
2を介してCCD撮像素子3に入射され、高精細静止画
または高精細パノラマ画像が撮影される。また、カメラ
ブロックが本体の外に出されているときに、被写体1の
像は、ミラーブロック2を介さず直接CCD撮像素子5
へ入射され、通常の動画または静止画が撮影される。
【0013】また、高精細静止画および高精細パノラマ
画像が撮影されるときには、レンズブロック3が望遠の
設定とされる。そして、高精細静止画が撮影されるとき
と、高精細パノラマ画像が撮影されるときとでは、後述
するようにミラーブロック2の動作が異なる。例えば、
高精細静止画が撮影されるときには、25枚の部分画を
撮影するように、縦横にミラーブロック2が制御され、
高精細パノラマ画像が撮影されるときには、縦方向に5
枚または6枚の部分画が撮影されるように、ミラーブロ
ック2が制御され、またディジタルカメラを横方向に回
転させる。
【0014】CCD撮像素子5では、被写体1からの入
射光が電荷として蓄積される。電子シャッター駆動回路
6には、シスコン16からの制御信号が供給され、電子
シャッター駆動回路6によって、CCD撮像素子5の電
子シャッターのオン/オフが制御される。これによっ
て、CCD撮像素子5の電子シャッターが駆動され、供
給された被写体1の像が取り込まれる。取り込まれた被
写体1の像は、A/D変換器(図示せず)によりディジ
タル化され、ディジタル撮像信号(以下、画像信号と称
する)として、圧縮回路7を介して一旦画像メモリ8に
記憶されると共に、スイッチ回路13の記録端子(Re
c)にも供給される。
【0015】スイッチ回路13を介して画像信号は、電
子ビューファインダ(EVF)14へ表示されると共
に、ビデオ出力端子15を介して、例えば外部のパソコ
ン(パーソナルコンピュータ)またはTVモニタへ出力
される。電子ビューファインダ14は、一例として液晶
ディスプレイからなる。
【0016】画像メモリ8は、数フィールドまたは数フ
レームの画像を記憶する容量を有する。この画像メモリ
8に記憶された画像信号は、圧縮回路7によって順次圧
縮処理が施される。一例として、静止画として取り込ま
れた画像に対してJPEG(Joint Photographic Exper
ts Group)が施され、動画として取り込む画像に対して
MPEG(Moving Picture Experts Group)が施され
る。生成された圧縮画像信号に対して、サブデータ付加
回路9からのサブデータが付加される。サブデータが付
加された圧縮画像信号は、記録媒体10に供給される。
【0017】サブデータ付加回路9から供給されるサブ
データは、例えば日付、時刻、フォーカス状態、シャッ
ター速度、絞りの状態、総枚数、何枚目、光軸の方向、
・・・等の画像信号が撮影されたときの情報である。記
録媒体10に供給された圧縮画像信号とサブデータは、
シスコン16の制御に従って記録される。この記録媒体
10の一例として、テープ、ディスクまたは半導体メモ
リなどからなる記録媒体が用いられる。
【0018】操作系17からの指定に応じたシスコン1
6の制御によって、記録媒体10から圧縮画像信号が読
み出される。読み出された圧縮画像信号は、伸長回路1
1を介して一旦画像メモリ8へ記憶され、伸長回路11
によって、順次伸長処理が施される。すなわち、この伸
長回路11では、JPEGまたはMPEGの復号がなさ
れる。さらに、圧縮画像信号から分離されたサブデータ
が伸長回路11からサブデータ読み取り回路12へ供給
される。伸長された画像信号は、伸長回路11からスイ
ッチ回路13の再生端子(PB)へ供給される。サブデ
ータ読み取り回路12では、供給されたサブデータから
日付、時刻、フォーカス状態、シャッター速度、絞りの
状態、総枚数、何枚目、光軸の方向、・・・等の情報が
読み取られ、その情報は、シスコン16へ供給される。
【0019】ここで、この一実施形態を実現するための
外観図の第1の実施形態を図2に示す。まず、図2Aに
示すように、本体21の表側に設けられた大きい窓の中
にミラーブロック2が設けられている。カメラブロック
22は、本体21から45度の角度を付けられ外に向け
られる。上述したようにカメラブロック22は、レンズ
ブロック3およびCCD撮像素子5から構成される。
【0020】図3に示すように、カメラブロック22が
本体21に収納されているときには、カメラブロック2
2aに示す位置に配置され、ミラーブロック2を介して
光軸L1がCCD撮像素子5に入射される。また、カメ
ラブロック22が本体21の外に出されているときに
は、カメラブロック22bに示す位置に配置され、光軸
L2が直接CCD撮像素子5に入射される。この光軸L
1およびL2がCCD撮像素子5に入射される角度を4
5度となるように、カメラブロック22は、回動可能と
される。
【0021】モードスイッチ23には、静止画(PHOTO
)モード、動画(MOVIE )モード、高精細静止画(Hig
h Resolution PHOTO )モードおよび高精細パノラマ(H
igh Resolution PANORAMA)モードの4つのモードが設
けられている。モードスイッチ23において、高精細パ
ノラマモード(図4A)および高精細静止画モード(図
4B)、すなわち高精細モードが選択されているときに
は、ミラーブロック2を介して被写体1の像がカメラブ
ロック22に入射される。また、モードスイッチ23に
おいて、動画モード(図4C)および静止画モード(図
4D)が選択されているときには、ミラーブロック2を
介さず直接被写体1の像がカメラブロック22に入射さ
れる。
【0022】動画モードでは、動画の記録が行われる。
静止画モードでは、静止画の記録が行われる。この静止
画モードでは、瞬時に撮影するため、動いている被写体
でも良い。高精細静止画モードでは、一つの被写体を約
1秒の間に25枚の部分画に分けて撮影し、これらを繋
ぎ合わせて画素数が10倍〜15倍の高精細静止画を生
成する。高精細パノラマモードでは、例えば縦を6枚に
分けて撮影しながら、横に本体を回すことによって36
0度までの被写体が数10枚〜数100枚の部分画に分
けて撮影される。撮影された複数の部分画を繋ぎ合わせ
て画素数が数10倍〜数100倍の高精細静止画を生成
する。
【0023】図に示すように、動画モードおよび静止画
モードのときには、カメラブロック22は、本体21に
対して45度の角度で傾く。モードスイッチ23は、2
2.5度のステップで4つの状態を持つ。この一例で
は、モードスイッチ23が高精細静止画モードから動画
モードへ回動したときに、カメラブロック22が本体2
1から45度傾き、動画モードから高精細静止画モード
へ移ったときに、カメラブロック22が本体21に収納
される。
【0024】モードスイッチ23は、しゃへい板31と
結合され、モードスイッチ23を回転させることによっ
て、しゃへい板31も回転する。しゃへい板31は、一
例として図4Eに示すような形状であり、フォトインタ
ラプタ32および33をさえぎるか否かで、2ビットか
らなる信号を出力する。フォトインタラプタ32および
33をさえぎると「1」となり、さえぎらないと「0」
となる。よって、このフォトインタラプタ32および3
3から0、1、2、3の4値を出力することができ、モ
ードスイッチ23の位置を検出することができる。
【0025】図2Bに示すように、本体21の裏側に電
子ビューファインダ14が設けられる。この電子ビュー
ファインダ14には、撮影された画像が直ちに表示さ
れ、全体を見たり、拡大・スクロールして見たりでき
る。シャッタースイッチ25は、画像を撮影するときに
押されるスイッチである。スイッチ群26およびスイッ
チ群27は、各種設定のためのスイッチおよび撮影され
た画像を再生するためのスイッチなどである。上述の操
作系17には、モードスイッチ23、シャッタースイッ
チ25、スイッチ群26およびスイッチ群27が含まれ
る。
【0026】このように、カメラブロック22が収納さ
れる高精細静止画モードのとき、レンズブロック3は、
望遠の状態となる。そして、シャッタースイッチ25が
押されると、ミラーブロック2が縦横に動き、1つの被
写体が約1秒で25枚に分けて撮影される。
【0027】また、高精細パノラマモードのとき、本体
21を立てて使用する。シャッタースイッチ25を押し
ながら、ゆっくり横に回転させることにより、広い範囲
のパノラマ画像を生成するための複数の部分画を撮影す
ることができる。こうして撮影された画像は、電子ビュ
ーファインダ14に直ちに表示され、全体を見たり、拡
大・スクロールして見たりででる。
【0028】また、動画モードまたは静止画モードのと
きは、図2に示すように、カメラブロック22が45度
回動して、本体21の外に向けらる。このとき、動画モ
ード(図4C)および静止画モード(図4D)の何方か
一方がモードスイッチ23によって選択される。ミラー
ブロック2は、使用されず、従って高精細モードを選択
することができないようになっている。また、カメラブ
ロック22が単独で外に向いているため広角撮影まで可
能である。
【0029】再生時には、本体21の電子ビューファイ
ンダ14で以下の表示が可能である。まず、動画モード
で撮影された動画を表示する。そして、動画モードおよ
び静止画モードで撮影された静止画を表示する。さら
に、高精細モードで撮影された静止画の全体を間引きフ
ィルタに通して表示する。また、高精細モードで撮影さ
れた静止画の1部を拡大して表示する。その拡大して表
示された静止画を上下左右にスクロールして表示する。
なお、これらの表示は、ビデオ出力端子15からパソコ
ンまたはTVモニタへ出力し、表示することができる。
【0030】上述した高精細静止画モードが選択された
ときに、ミラーブロック2を駆動させる一例を図5に示
す。この図5は、例えばレンズブロック3の設定を望遠
にしてミラーブロック2を装着した状態を上から見たも
のである。ミラー36に反射された被写体の像がレンズ
ブロック3を介してCCD撮像素子5に取り込まれる。
ミラーブロック2のミラー36が緯度経度とも中心にあ
るとき、Aの位置の被写体が撮影される。ただし、ミラ
ー36で1回反射しているため画像は、左右反対になる
ので電気的に処理を行う必要がある。
【0031】ここで、一方のコイルに電流を流し、ミラ
ー36を時計方向に5°動かすと光軸は、10°右へず
れて、Bの位置の被写体が撮影される。反時計方向に5
°動かすと光軸は、10°左へずれて、Cの位置の被写
体が撮影される。
【0032】次に、経度は、センターにしておき、他方
のコイルに電流を流し、ミラー36が5°上を向くと光
軸は、上へ回転しながらずれて、Dの位置の被写体が撮
影される。緯度も経度も5°ずらすとEの位置の被写体
またはFの位置の被写体が撮影される。
【0033】このようにして、ミラー36の緯度と経度
を制御することによって水平位置と垂直位置をずらしな
がら図6に示すように25枚の部分画を互いに1部分が
重なるようにして撮影する。こうして部分画の集合とし
ての全体像が得られる。この図6に示す25枚の部分画
は、コイルに対して電圧を等間隔に与えることによって
得られたものであり、扇形の重複関係となる。これは、
垂直方向の感度が水平方向に依存するためである。
【0034】図5に示す部分画Aは、図6に示す中央の
位置の部分画であり、部分画Bは、中央の列の右端の部
分画であり、部分画Cは、中央の列の左端の部分画であ
る。また、部分画Dは、図6に示す上の列の真ん中の部
分画であり、部分画Eは、上の列の右端の部分画であ
り、部分画Fは、上の列の左端の部分画である。
【0035】上述した高精細モードで用いられる画像合
成処理の一例を説明する。まず、複数の部分画を合成す
るときの前処理として行う画歪補正の一例を図7を用い
て説明する。上述した図5に示すようにミラー36を動
かして作った部分画は、中央の部分画Aを除いて歪を伴
っている。この歪は、ミラー36の緯度と経度に強く依
存している。図7Aは、被写体の(x,y)平面を示
し、その(x,y)平面上で歪んだ範囲Fは、図7Bに
示すように、CCD撮像素子5の(i,j)平面に正し
い長方形として投影される。CCD撮像素子5の任意の
画素P(i,j)は、(x,y)平面上では、式(1)
および式(2)に示す2本の直線の交点として与えられ
る。
【0036】 y=a1x+b1 (1) y=a2x+b2 (2) ただし、a1およびb1は、iに依存しないjの関数で
あり、a2およびb2は、jに依存しないiの関数であ
る。
【0037】図8において、被写体を示す(x,y)平
面の任意の画素のデータQ(x,y)をCCD撮像素子
5上の画素データP(i,j)から求める方法の一例を
示す。まず、式(1)および式(2)の直線の中から点
(x,y)を最も小さく囲む4本の直線を選択する。こ
の4本の直線の交点の画素値をP(i,j)、P(i+
1,j)、P(i,j+1)、P(i+1,j+1)と
する。これらの画素値から比例配分でQ(x,y)を求
めることができる。この方法は、高い周波数成分のゲイ
ンが低いきらいがあるが、歪成分は、充分に補正され
る。この比例配分で求める一例として2次元補間フィル
タを使用しても良い。
【0038】次に、境界処理の一例を図9を用いて説明
する。画歪処理の終わった複数の部分画は、互いの位置
関係が不明瞭である。これは、角度センサの分解能が画
素精度に比して少ないことによる。そこで、互いの位置
関係を正確に決める必要がある。この一例では、説明を
容易とするため2画面のみの場合について考える。図9
に示すP1およびP2の部分画は、画歪補正が終わって
いるので、縦横の位置関係がずれているだけである。大
きさは、同一であり、傾きもない。図9Aに示すよう
に、部分画P1の原点を(h,v)平面の(h1,v
1)に固定し、部分画P2の原点を仮に(h2,v2)
に置く。h2およびv2は、ミラーの経度および緯度の
情報に基づいて決定する。
【0039】部分画P1およびP2の共通部分の画素に
ついて、
【0040】
【数1】
【0041】この式(3)を用いて計算する。
【0042】sの値は、部分画P1およびP2が一致し
ていると大きな正の数になる性質を持っている。h2お
よびv2を考え得る範囲で動かし、最もsが大きくなる
ときのh2およびv2が部分画P2の置かれるべき位置
である。h2およびv2の範囲が広いときは、sの極大
値が複数存在してしまうので、これを防ぐためsの計算
の前にローパスフィルタで部分画P1およびP2の高域
成分を除いておく。このようにして求めた原点(h
2’,v2’)に部分画P2の画像を置くと図9Bに示
すように、ほぼ画像が一致する。
【0043】しかしながら、部分画P1およびP2の画
像は、同一でなないため、図9Bに示す斜線部分を水平
方向に数画素に恒って、図9Cに示すように、加重平均
によって、重畳された部分画を作る。このようにするこ
とで、DCレベルがずれていても部分画がスムーズにつ
ながる。
【0044】 Q(h3+i)=(1−a)×P1(h3+i)+a×P2(h3+i) (4) ただし、a=i/nであり、i=0〜nとなる。
【0045】これらの処理をパソコンを用いて専用ソフ
トウェアで行う一例を図10のフローチャートを用いて
説明する。ステップS1では、撮影された画像に対し
て、後述するように平面座標から円筒座標への変換処理
が行われる。ステップS2では、円筒座標に変換された
画像に対して画歪補正が行われる。ステップS3では、
縦方向に例えば6枚の画像をシームレスに繋ぐ境界処理
が行われる。ステップS4では、境界処理が施された縦
長の画像に対して右隣の画像の縦方向の境界処理が終了
したか否かが判断され、縦方向の境界処理が終了してい
ない場合、ステップS1に制御が戻り、終了している場
合、ステップS5へ制御が移る。
【0046】ステップS5では、2つの縦長の画像同志
を横方向にシームレスに繋ぐ境界処理が行われる。ステ
ップS6では、360度分の横方向の境界処理が終了し
たか否かが判断され、360度分の横方向の境界処理が
終了していない場合、ステップS1に制御が戻り、終了
している場合、ステップS7へ制御が移る。ステップS
7では、一周したところでエンドレスに繋ぐための境界
処理が行われ、その結果、360度全周のパノラマ画像
が生成される。ステップS8では、生成された1枚のパ
ノラマ画像をファイルとして保存する。
【0047】画面上の表示について説明する。撮影時に
1枚の画像は、水平画角3.75(deg)で480画
素の解像度を有している。これを全周にわたってシーム
レス処理を行うと、(360/3.75)×480=4
6080画素となる。縦方向には、5枚のマルチ画面で
重複による有効率を80%とすると640×5×0.8
=2560画素となって、全体で117964800画
素となる。縦横比は、1:18である。
【0048】全体表示をすると3段階に分かれて表示さ
れる。方位の目盛が同時に表示される。始点が0度で終
点が360度になる。必要に応じて400度まで表示す
ることができる。左上と右下は本来連続しているもので
あるが、ファイル内では、始点と終点になっている。カ
ラープリントをする場合、始点を自由に設定でき、表示
もそれに応じて変わる。すなわち、相対方位の設定がで
きる。例えば、ある特定の位置を0度とし、右へ+18
0度まで表示し、左へ−180度まで表示することがで
きる。
【0049】また、絶対方位を設定することもできる。
東西南北の方向がわかっているときそれを設定すると方
位目盛と東西南北が表示される。これらの方位目盛は、
カラープリント時に併記することも削除することもでき
る。さらに、パソコンの画面上で、拡大ボタンを左クリ
ックすると1ステップ拡大し、縮小ボタンを左クリック
すると1ステップ縮小される。拡大された状態では画面
上をドラッグすると縦横にスクロールすることができ
る。
【0050】ここで、マルチ画面の基礎として、被写体
とCCD撮像素子の関係を図11を用いて説明する。図
11に示すようにCCD撮像素子からL(mm)の距離
にある横サイズ2LH 、縦サイズ2LV (mm)、アス
ペクト比Aの長方形の平面被写体が正しく撮影できる。
水平画角2θH (rad)のディジタルカメラがある。
すると、 LH =L・tan(θH ) (5) LV =LH /A (6) のように式が成り立つ。
【0051】この平面をh−v平面とし、図12Aに示
すように中心に原点(0,0)を配置する。h−v平面
上のLH ×LV の領域を640×480に分けた網目の
中心が図12BにようにCCD撮像素子上のi=0〜6
39、j=0〜479に投影される。従って、座標
(i,j)と(h1,v1)の関係は、 h1=(i−319.5)・(LH /320) (7) v1=(i−239.5)・(LV /240) (8) となる。但し、i、jは整数であり、h1、v1は実数
である。
【0052】また、CCD撮像素子上の座標と光の方向
との関係を図13を用いて説明する。図13に従って、
CCD撮像素子のi−j平面内の任意の点(i,j)に
対応している点(h1,v1)と光軸からの偏移との関
係を求める。経度は、h1のみの関数であり、これをP
1とすれば、 P1=tan-1(L/h1) (9) となり、図13中のAB間の距離はLiは、 Li=L/sin(P1) (10) であり、緯度はh1、v1の関数となる。これをQ1と
すれば、 Q1=tan-1(v1/Li) (11) となる。このようにi、jが決まれば、それに対応する
経度P1と緯度Q1が決まる。
【0053】次に、求められた経度P1と緯度Q1の方
向を3次元ベクトルで表す。(P1,Q1)の方向ベク
トルD1(長さ1)を直交座標(x,y,z)で表すと
図14に示すように、 x1=cos(P1)・cos(Q1) (12) y1=sin(P1)・cos(Q1) (13) z1=sin(Q1) (14) となる。
【0054】直交座標内でレンズを−yの方向にL2だ
け平行移動したときレンズの位置O2は、 ox2=0 oy2=−L2 oz2=0 となる。
【0055】そして、方向ベクトルの先端D2も−yの
方向にL2だけ移動すると、 x2=x1 y2=y1−L2 x2=z1 となる。
【0056】ここでディジタルカメラをx軸のまわりに
Qaだけ回転したときレンズの中心O3と方向ベクトル
の先端D3は、 ox3=ox2 oy3=oy2・cos(Qa)+oz2・sin(Q
a) oz3=−oy2・sin(Qa)+oz2・cos
(Qa) x3=x2 y3=y2・cos(Qa)+z2・sin(Qa) z3=−y2・sin(Qa)+z2・cos(Qa) となる。
【0057】さらに、ディジタルカメラをz軸まわりに
Paだけ回転したときレンズの中心O4と方向ベクトル
の先端D4は、 ox4=ox3・cos(Pa)+oy3・sin(P
a) oy4=−ox3・sin(Pa)+oy3・cos
(Pa) oz4=oz3 x4=x3・cos(Pa)+y3・sin(Pa) y4=−x3・sin(Pa)+y3・cos(Pa) z4=z3 となる。
【0058】そして、さらに3方向にそれぞれxx、y
y,zzだけ平行移動すると、 ox5=ox4+xx (15) oy5=ox4+yy (16) oz5=oz4+zz (17) x5=x4+xx (18) y5=x4+yy (19) z5=z4+zz (20) となる。
【0059】このようにして得られたO5、D5はレン
ズの前方L2(mm)の点を中心に方向を変え、さらに
上下前後左右に移動したときのレンズの中心と方向を示
している。
【0060】ここで、図15を用いて、直方体の部屋の
中にディジタルカメラがあることを想定して、壁や天井
の模様がどのように見えるかシュミレーションを行う。
図15Aに示す6つの面の模様を、図15Bに示すよう
に全て白地に黒の格子とする。メモリ上の黒線の幅をb
l=2とし、白部分の幅をwh=8とし、x方向の黒線
の数をxlin=9とし、y方向の黒線の数をylin
=11とし、z方向の黒線の数をzlin=7とする。
するとメモリ上の3方向のサイズは、 xsiz=xlin・(bl+wh)−wh=82 ysiz=ylin・(bl+wh)−wh=102 zsiz=zlin・(bl+wh)−wh=62 となる。
【0061】縦横の区別がわかるようにするため各面の
1つの隅の白レベルを少し下げて目印とする。一方、実
際のサイズを得るため2本の黒線の間隔kyori=1
000.0(mm)を与えると実サイズの半値xmax
とメモリサイズxsizの比は、k2=kyori/
(2・(bl+wh))であり、部屋のサイズは、 xmax=k2・xsiz=4100 ymax=k2・ysiz=5100 zmax=k2・zsiz=3100 となる。
【0062】この直方体の中心を原点にとり、各方向の
サイズをそれぞれ±xmax、±ymax、±zmax
とする。そして、式(15)、式(16)、式(1
7)、式(18)、式(19)、式(20)のO5から
D5に向かう直線がこの直方体に交わる点のメモリの値
を出力画像とすることによって、見た通りの画像が生成
できる。あとは各パラメータを変えながら表示すればア
ニメーション的な動きを見ることができる。
【0063】図16A、図16B、図16C、図16D
は、正面、真後ろ、左、右のそれぞれの壁から水平サイ
ズが丁度になる位置にディジタルカメラを置いたときの
画像である。具体的には、図16Aは、ディジタルカメ
ラから供給される正面の壁の画像であり、図16Bは、
真後ろの壁の画像である。図16Cは、左の壁の画像で
あり、図16Dは、右の壁の画像である。図16Eは、
正面の壁に対して右に2m平行移動したディジタルカメ
ラから得られた画像であり、図16Fは、正面の壁に対
して上に2m平行移動したディジタルカメラから得られ
た画像である。
【0064】そして、各画像が撮影されたときのパラメ
ータは、 (gnum:sel:thh: xx: yy: zz: pa: qa:imax:jmax:l2) 図16A:( 0: 0: 45: 0: 1000: 0: 0: 0: 256: 192: 0) 図16B:( 1: 0: 45: 0:-1000: 0: 180: 0: 256: 192: 0) 図16C:( 2: 0: 45: 1000: 0: 0: 90: 0: 256: 192: 0) 図16D:( 3: 0: 45:-1000: 0: 0: 270: 0: 256: 192: 0) 図16E:( 4: 0: 45: 2000: 1000: 0: 0: 0: 256: 192: 0) 図16F:( 5: 0: 45: 0: 1000: 2000: 0: 0: 256: 192: 0) となる。
【0065】但し、gnum:ファイル番号、sel:
0:平面、1:円筒面、thh:水平画角の半分
(度)、xx:yy:zz:平行移動(mm)、pa:
経度(0度が正面で左が正)、qa:緯度(0度が正面
で上が正)、imax:jmax:画素数とする。ま
た、l2は視点からミラーブロックまでの距離であり、
実際には、視点からl2の点を中心に光軸が回転するの
で、視差の影響がある。しかしながら、この一例では、
擬似的に0として計算する。
【0066】図17Aは、正面の壁に対して上に45度
回転したディジタルカメラから得られた画像であり、図
17Bは、正面の壁に対して下に45度回転したディジ
タルカメラから得られた画像であり、図17Cは、正面
の壁に対して左に45度回転したディジタルカメラから
得られた画像であり、図17Dは、正面の壁に対して右
に45度回転したディジタルカメラから得られた画像で
ある。図17Eは、正面の壁に対して左上に45度回転
したディジタルカメラから得られた画像であり、図17
Fは、正面の壁に対して右上に45度回転したディジタ
ルカメラから得られた画像であり、図17Gは、正面の
壁に対して左下に45度回転したディジタルカメラから
得られた画像であり、図17Hは、正面の壁に対して右
下に45度回転したディジタルカメラから得られた画像
である。
【0067】このときのパラメータは、 (gnum:sel:thh: xx: yy: zz: pa: qa:imax:jmax:l2) 図17A:( 6: 0: 45: 0: 0: 0: 0: 45: 256: 192: 0) 図17B:( 7: 0: 45: 0: 0: 0: 0:-45: 256: 192: 0) 図17C:( 8: 0: 45: 0: 0: 0: 45: 0: 256: 192: 0) 図17D:( 9: 0: 45: 0: 0: 0: -45: 0: 256: 192: 0) 図17E:( 10: 0: 45: 0: 0: 0: 45: 45: 256: 192: 0) 図17F:( 11: 0: 45: 0: 0: 0: 45:-45: 256: 192: 0) 図17G:( 12: 0: 45: 0: 0: 0: -45: 45: 256: 192: 0) 図17H:( 13: 0: 45: 0: 0: 0: -45:-45: 256: 192: 0) となる。
【0068】ディジタルカメラの方向を変えて撮った複
数の画像をシームレスに繋ぐ場合、横軸を直線距離とす
るより角度とした方が便利である。そこで、平面画像を
円筒面に投影する変換を行う。上述と同様に、水平画角
2θH (rad)、アスペクト比Aのディジタルカメラ
がある。図18Bに示すようにL(mm)の距離のh−
v平面がLH ×LV のサイズで撮れるようになってい
る。式(5)、式(6)で示すように、この光線を半径
L(mm)の円筒面に投影し、これを単に平面状に拡げ
たものをx−y平面とする(図18A)。これを整数t
max×vmaxの網目状の画素(t,v)に投影する
(図18C)。
【0069】t、vを決めるとそれに対応するx、y
は、 x=(t−(tmax−1)/2)・(2・θH /tmax) (21) y=(v−(vmax−1)/2)・(2・LV /vmax) (22) となる。
【0070】経度P1を図18Bのように決めると、 P1=π/2−x (23) となる。
【0071】緯度Q1は、 Q1=tan-1(y/L) (24) となる。
【0072】式(21)、式(22)、式(23)、式
(24)は、任意の画素(t,v)に対応する方向(P
1,Q1)を求める方法を示している。一方、(P1,
Q1)の方向がh−v平面と交わる座標(h4,v4)
は、 h4=L/tan(P1) v4=L・tan(Q1)/sin(P1) である。
【0073】これとCCD撮像素子の画素(i,j)と
の関係は式(7)、式(8)から得られ、 i=(h4・tmax/LH +tmax−1)/2 (25) j=(v4・vmax/LV +vmax−1)/2 (26) となる。
【0074】これらの式は、方向(P1,Q1)に対応
するCCD撮像素子上の座標を実数に拡張した点(i,
j)を求める式である。整数(t,v)を与えて方向
(P1,Q1)を求め、さらに実数(i,j)が求まっ
たら、次はその点を囲む整数の何点かから補完演算を行
い、この値を円筒座標の点(t,v)のデータとする。
【0075】図19および図20に実際に円筒座標への
変換を行った一例を示す。図19Aは、原点にディジタ
ルカメラを設置し、正面の壁の画像を撮影したものであ
り、図19Bは、右の壁の画像を撮影したものであり、
図19Cは、真後ろの壁を撮影したものである。このよ
うに、図19A、図19B、図19Cは、正面、右、真
後ろと画像を並べたものであるが、各画像のつなぎ目が
不自然である。そこで、それぞれを円筒座標に変換した
ものが図19D、図19E、図19Fである。
【0076】このときのパラメータは、 (gnum:sel:thh: xx: yy: zz: pa: qa:imax:jmax:l2) 図19A:( 40: 0: 45: 0: 0: 0: 0: 0: 256: 192: 0) 図19B:( 46: 0: 45: 0: 0: 0: 270: 0: 256: 192: 0) 図19C:( 44: 0: 45: 0: 0: 0: 180: 0: 256: 192: 0) 図19D:( 20: 1: 45: 0: 0: 0: 0: 0: 256: 192: 0) 図19E:( 26: 1: 45: 0: 0: 0: 270: 0: 256: 192: 0) 図19F:( 24: 1: 45: 0: 0: 0: 180: 0: 256: 192: 0) となる。
【0077】図20Aは、原点にディジタルカメラを設
置し、正面の壁に対して右に45度回転して得られた画
像であり、図20Bは、真後ろの壁に対して左に45度
回転して得られた画像であり、図20Cは、真後ろの壁
に対して右に45度回転して得られた画像である。この
ように、図20A、図20B、図20Cは、正面、右、
真後ろと画像を並べたものであるが、上述と同様に、各
画像のつなぎ目が不自然である。そこで、それぞれを円
筒座標に変換したものが図20D、図20E、図20F
である。
【0078】このときのパラメータは、 (gnum:sel:thh: xx: yy: zz: pa: qa:imax:jmax:l2) 図20A:( 47: 0: 45: 0: 0: 0: -45: 0: 256: 192: 0) 図20B:( 45: 0: 45: 0: 0: 0:-135: 0: 256: 192: 0) 図20C:( 43: 0: 45: 0: 0: 0: 135: 0: 256: 192: 0) 図20D:( 27: 1: 45: 0: 0: 0: -45: 0: 256: 192: 0) 図20E:( 25: 1: 45: 0: 0: 0:-135: 0: 256: 192: 0) 図20F:( 23: 1: 45: 0: 0: 0: 135: 0: 256: 192: 0) となる。
【0079】このように、全方位撮影した場合、円筒変
換または球面変換のため本来真っ直ぐな線が歪曲して表
示される。しかしながら、円筒座標に変換すると境界が
滑らかにつながり、境界処理が可能になる。
【0080】次に、円筒座標の画像から平面座標の画像
への変換の一例を説明する。上述した円筒状の画像があ
り、その画素(t,v)が t=0〜tmax−1 v=0〜vmax−1 の2次元メモリ空間に入っている。
【0081】サイズは、角度が−θH 〜θH (deg)
であり、高さが−Lv 〜Lv (mm)である。今、 ib=0〜ibmax−1 jb=0〜jbmax−1 の2次元メモリ空間に平面画像を出力することを考え
る。
【0082】アスペクト比は、Ab=ibmax/jb
maxとし、円筒の半径を仮にL(値は何でも良い)と
する。するとLの距離にあるh−v平面のサイズは、 Lhb=L・tan(thb) Lvb=Lhb/Ab となる。
【0083】ib、jbを決めるとそれに応じてh−v
平面との交点(hb1,vb1)が式(7)、式(8)
と同様にして、 hb1=(ib−ibmax/2+0.5)・(2・L
hb/ibmax) vb1=(jb−jbmax/2+0.5)・(2・L
vb/jbmax) のように決まる。
【0084】すると、経度P1と緯度Q1とも上述した
式(9)、式(10)、式(11)のように決まる。そ
して、(P1,Q1)の方向ベクトルを直交座標(x,
y,z)で表すと、上述した式(12)、式(13)、
式(14)で求められる。
【0085】ここで、ディジタルカメラがx軸のまわり
をQbだけ回転したとき方向ベクトルの先端は、 x2=x1 y2=y1・cos(Qb)+z1・sin(Qb) z2=−y1・sin(Qb)+z1・cos(Qb) となる。
【0086】さらに、ディジタルカメラがz軸のまわり
をPbだけ回転したたとき方向ベクトルの先端は、 x3=x2・cos(Pb)+y2・sin(Pb) y3=−x2・sin(Pb)+y2・cos(Pb) z3=z2 となる。
【0087】この方向ベクトルの延長線が円筒に交わる
点の垂直位置v2と経度P2は、 v2=L・z3/sqrt(x33 +y32 ) P2=π/2−tan-1(y3/x3) となる。
【0088】さらに、これがメモリ空間(t,v)のど
こに相当するかは式(25)、式(26)と同様にし
て、 i=(P2・tmax/thh+tmax−1)/2 j=(v2・vmax/Lv +vmax−1)/2 となる。
【0089】これらの式は、方向(P1,Q1)に対応
する出力画面の座標を実際に拡張した点(i,j)を求
める式である。整数(ib,jb)を与えて方向(P
1,Q1)を求め、さらに実数(i,j)が求まったら
次はその点を囲む整数の何点かから補完演算を行い、こ
の値を円筒座標の点(ib,jb)のデータとする。
【0090】図21および図22に実際に円筒座標への
変換を行った一例を示す。図21Aは正面の壁を画角9
0°p−pで撮った画像であり、図21Bは、図21A
の画像を円筒座標に変換したものである。図21C〜図
21Gは、何れも図21Bを入力として平面に逆変換し
たものである。図21Cは、図21Aと全く同一の画像
になっている。図21Dは、45°左を見たように変換
されている。図21Eは、20°上を見たように変換さ
れ、図21Fは、20°下を見たように変換された画像
である。図21Gは、20°左および20°上であっ
て、画角を40°p−pに狭くして見た画像である。
【0091】図22Aは、45°右に向いて撮った画像
であり、図22Bは、図22Aの画像を円筒座標に変換
したものである。図22C〜図22Gは、何れも図22
Bを入力として平面に逆変換したものである。図22C
は、図22Aと全く同一の画像になっている。図22D
は、45°左を見たように変換されている。図22E
は、20°上を見たように変換され、図22Fは、20
°下を見たように変換された画像である。図22Gは、
20°左および20°上であって、画角を40°p−p
に狭くして見た画像である。
【0092】このように斜めから撮った壁の画像を正面
から見たように変換することもできる。この方法は、メ
モリを重複して占有しない利点があるが、2回変換を行
うため画質劣化が多い欠点がある。
【0093】このように、全体を表示する場合はやむを
えないが、拡大表示のときは、円筒画像から平面画像に
戻して表示する。すなわち、スクロールの度にまたは拡
大縮小の度にそのときの画角に合った平面変換を行って
表示する。こうすると、どの場面を見てもあたかもその
場所からその画角で見ているかのように見える。
【0094】このように、高精細モードで撮影された複
数の部分画に対して画像合成処理を施すことによって、
生成された1枚の高精細な静止画をプリンタに出力する
ことができる。同様に、動画モードおよび静止画モード
で撮影された静止画もプリンタに出力することができ
る。
【0095】ここで、この一実施形態を実現するための
外観図の第2の実施形態を図23に示す。図23Aは動
画モードおよび静止画モードを撮影するときの外観図で
あり、図23Bは高精細静止画モードを撮影するときの
外観図であり、図23Cは高精細パノラマモードを撮影
するときの外観図である。また、図23Dはこの本体2
1の裏側を示す。
【0096】図23Aと図23Bまたは図23Cとの切
り換えは、カメラブロック22を90度回し、スライド
蓋38を左右に摺動することで切り換えられる。図23
Aに示すように、カメラブロック22が本体21の外に
出たときは、動画モードおよび静止画モードであり、図
23Bまたは図23Cに示すように、カメラブロック2
2がスライド蓋38に隠され、ミラーブロック2が見え
るときは、高精細モードである。また、図23Cに示す
ように、高精細パノラマモードを撮影するときには、三
脚39に固定するほうが良い。
【0097】上述した外観図の第1の実施形態では、本
体を薄くするために、カメラブロック22の回動する角
度を45度としたが、この第2の実施形態では、カメラ
ブロック22に入射される被写体の方向を動画モードお
よび静止画モードと高精細モードとで同一にするため、
小さいカメラブロックを使って90度回動するようにす
る。
【0098】次に、この一実施形態を実現するための外
観図の第3の実施形態を図24に示す。この図24は、
カメラブロック22を2つ備えたものであり、図24A
に示すように、高精細モード用のカメラブロック22h
と、動画モードおよび静止画モード用のカメラブロック
22nとが設けられている。カメラブロック22hは、
常に望遠の状態に設定され、その前には、ミラーブロッ
ク2が配置される。動画モードで動画を撮影しながら、
必要な部分の静止画を高精細モードで撮影することがで
きる。図24Bに示すように、カメラブロック22nで
撮影される画像が電子ビューファインダ14に表示さ
れ、カメラブロック22hで撮影できる領域がその電子
ビューファインダ14中に点線で表示される。
【0099】また、電子ビューファインダ14上の位置
を指定することにより、その範囲を詳細(高精細)に撮
影するように、カメラブロック22hを動作させるよう
にしてもよい。
【0100】ここで、ミラーブロック2の第1の例とし
て、2軸可動ミラーからなるミラーブロックの構造の一
例を図25に示す。41は、平面鏡であり、その平面鏡
41の左右に回転軸42があり、可動フレーム43の軸
受けを中心として回転することができる。平面鏡41の
上下にコイル44が固定されている。このコイルの左右
にマグネット系45が可動フレーム43に固定されてい
て磁力線がコイル44をよぎるように配置されている。
コイル44に電流を流すと平面鏡41を上に向けたり、
下に向けたりすることができる。すなわち、緯度の制御
ができる。
【0101】可動フレーム43の上下に回転軸46があ
り、固定フレーム47の軸受けを中心として回転するこ
とができる。また、可動フレーム43の左右にコイル4
8が固定されている。このコイル48の上下にマグネッ
ト系49が固定フレーム47に固定されていて磁力線が
コイル48をよぎるように配置されている。コイル48
に電流を流すと平面鏡41を左に向けたり、右に向けた
りすることができる。すなわち、経度の制御ができる。
【0102】上述した高精細パノラマモードが選択され
たときに、この2軸可動ミラーを用いて光軸を経度・緯
度に素早く変化させて複数の部分画を撮影する一例を図
26を用いて説明する。撮影される複数の部分画は、2
軸可動ミラーを経度・緯度に駆動させて撮影される。こ
の一例では、説明を容易とするために、1フィールド毎
に光軸の向きの静止(部分画の撮影)と動作を繰り返す
ものとする。また、この一例では、縦に5枚の部分画を
撮影するものとする。
【0103】撮影中に2軸可動ミラーの光軸は、1フィ
ールド単位で図26Aに示す1〜10の位置に向く動作
を繰り返す。ミラーがこの動作をしている間にディジタ
ルカメラ全体が右方向に回転するので撮影された被写体
は図26Bに示すようになり、全ての画面が重複部分を
保ちながら、記録される。
【0104】回転する速さが適正のときは図26Bに示
すように部分画が撮影されるが、回転する速さが遅いと
きは図26Cに示すようになる。このときは重複部分が
多くなり、記録媒体4の消費量が増えるだけで問題はな
い。しかしながら、回転する速さが早すぎると図26D
に示すようになり、重複部分が確保できなくなり、欠落
部分を生じてしまう。そこで、角速度センサを利用して
撮影中の回転の速さを検出し、画像が欠落した可能性が
高いときは取り直しを促す警告を表示する。
【0105】次に、マグネット部と、ミラー部から構成
されるミラーブロック2の第3の例を図27に示す。ま
ず、図27Aにマグネット部の上面図を示し、図27B
に図27A中のA−A’部分の断面図を示す。このよう
に、中央に穴82が設けられたフレーム81に4組のマ
グネット83が設置される。このマグネット83は、2
つの形状のマグネットから構成される。1つは中央の円
柱状のマグネットと、もう1つはその円柱を囲む輪状の
マグネットとからなり、溝が形成される。それぞれのマ
グネットは、ヨーク85がマグネット84を介してフレ
ーム81と連結される。このとき、円柱状のマグネット
は、フレーム側がS極となり、ヨーク側がN極となる。
また、輪状のマグネットは、フレーム側がN極となり、
ヨーク側がS極となる。
【0106】図28Aにミラー部の底面図を示し、図2
8Bに図28A中のB−B’部分の断面図を示す。ミラ
ー裏面91には、4つのコイル92が設けられている。
その裏は、ミラー表面93となる。4つのコイル92
は、図27中のマグネット83の溝に合い、ミラー部が
駆動してもマグネット部とぶつからないように配置され
ている。すなわち、上述のマグネット部にこのミラー部
を合わせることによって、アクティブミラーが構成され
る。
【0107】図29は、軸受けの主要部の一例である。
可動支点101は、ミラー裏面91の中央に固定され、
固定支点103は、フレーム81に固定される。可動軸
受け102は、可動支点101および固定支点103の
中間に押しつけられた状態で位置する。可動軸受け10
2の円形くぼみおよびV字溝が設けられ、可動支点10
1または固定支点103の2つの針状の支点が入り、可
動軸受け102は、固定支点103に対して前後に傾斜
することができ、可動支点101は、可動軸受け102
に対して左右に傾斜することができる。すなわち、可動
支点101に固定された可動ミラーは、前後左右に傾斜
することができる。しかしながら、回転はできない。
【0108】図30は、図29の可動軸受け102が可
動支点101と固定支点103に押しつけられた状態に
するためのものである。金具111は、可動支点101
に固定されている。プレート112は、引張りコイルバ
ネ113によって下に引張られて金具111のV字溝に
一点で接している。このため、金具111が可動支点1
01と同じ動きをしたとき、プレート112は殆ど動か
ない。
【0109】この一例では、図29の可動支点101の
支点と固定支点103の支点とが同じ高さにあり、かつ
図30の金具111とプレート112の接点も同じ高さ
になるようにしている。ピン114は、可動軸受け10
2の脱落を防ぐために使用される。可動軸受け102の
溝の深さは約0.5mmであり、ピン114を固定支点
103の横からプレート112の穴115を通して貫通
させて可動軸受け102を固定させる。穴115の穴径
は、ピン114の直径より太いので通常時の動作中は接
触しない。しかしながら、可動支点101を上に引っ張
ったときピンの下側が穴115の下側に当り、可動軸受
け102が脱落しないようになっている。このため、ピ
ン114の下と穴115の下とのすきまは0.5mmよ
り小さくなるように選ばれている。
【0110】この一例では、左右方向および前後方向に
可動するアクティブミラーとしたが、例えば光軸が垂直
方向のみに変化するように可動するアクティブミラーと
しても良い。この場合、垂直方向に対応する2組のマグ
ネット83とそれに対応する2つのコイル92だけで良
く、軸受けは、固定支点103および固定軸受け102
のみで構成されるもので良い。
【0111】図31に可動支点101、可動軸受け10
2および固定支点103の変形例を示す。図31Aに示
すように、可動支点102および固定支点103の針状
の支点をナイフエッジ状の支点としても良い。このナイ
フエッジ状の支点とした可動支点105および固定支点
107を適用する場合、可動軸受け106は、図31B
または図31Cに示すような形状とすることで、同様の
効果を得ることができる。
【0112】次に、複数の部分画を撮影する第1の例を
図32を用いて説明する。一例として、光軸の方向を静
止状態から次の静止状態に変化させるために必要な時間
を約7msecとする。図32において、フレームパルスに
同期して時点Aで光軸の方向が静止状態から次の部分画
の撮影位置へ変化する。そして、時点Bまでに光軸の方
向が静止状態となる。この時点Aから約7msec後の時点
Bまでの間、光軸の方向が移動しているので、時点Bで
は、排出パルスに基づいてCCD撮像素子5に蓄積され
た電荷が基板に排出される。そして、時点Bから時点C
までの間、光軸の方向が静止状態となり、CCD撮像素
子5に電荷が蓄積される。フィールドの終わりとなる時
点Cで読み出しパルスに基づいてCCD撮像素子5に蓄
積された電荷が垂直CCDに転送される。垂直CCDに
転送された電荷は、時点Cから始まるフィールド(時点
Cから時点E)の間に、CCD撮像素子5から出力され
る。
【0113】そして、次の第2フィールドでは、光軸の
方向を静止状態としたまま、露光の条件を同じにするた
め、時点Cから時点Dまでの間に、CCD撮像素子5に
蓄積された電荷が時点Dで排出パルスに基づいて基板に
排出される。そして、時点Dから時点Eまでの間に、C
CD撮像素子5に蓄積された電荷がフィールドの終わり
となる時点Eで読み出しパルスに基づいて垂直CCDに
転送される。垂直CCDに転送された電荷は、時点Eか
ら始まるフィールドの間に、CCD撮像素子5から出力
される。このように、1フレームの部分画が撮影され
る。また、この時点Eでは、光軸の方向を静止状態から
次の光軸の方向へ変化させる。このようにして1フレー
ムからなる1枚の部分画が1秒間に30枚撮影され、記
録される。
【0114】この一実施形態において、複数の部分画を
撮影する第2の例を図33を用いて説明する。上述の第
1の例と同じく、光軸の方向を変化させるために必要な
時間を約7msecとする。図33において、垂直同期信号
VDに同期して時点aで光軸の方向が静止状態から次の
光軸の方向へ変化する。そして、時点bまでに光軸の方
向が静止状態となる。この時点aから約7msec後の時点
bまでの間、光軸の方向が移動しているので、時点bで
は、排出パルスに基づいてCCD撮像素子5に蓄積され
た電荷が基板に排出される。
【0115】そして、時点bから時点cまでの間、光軸
の方向が静止状態となり、CCD撮像素子5に電荷が蓄
積される。フィールドの終わりとなる時点cでは、読み
出しパルスに基づいてCCD撮像素子5に蓄積された電
荷が垂直CCDに転送される。垂直CCDに転送された
電荷は、時点cから始まるフィールドの間に、CCD撮
像素子5から出力される。このように、1フィールドの
部分画が撮影される。また、時点cでは、光軸の方向を
静止状態から次の部分画の光軸の方向へ変化させる。こ
のようにして、1フィールドからなる1枚の部分画が1
秒間に60枚撮影され、記録される。
【0116】このように、フレーム毎またはフィールド
毎に、光軸の方向を変え、複数の部分画を撮影する方法
を説明したが、2フレーム毎または2フィールド毎に、
光軸の方向を変え、複数の部分画を撮影するようにして
も良い。
【0117】また、被写体が明るいときには、フレーム
毎またはフィールド毎に、光軸の方向を変え、複数の部
分画を撮影し、被写体が暗いときには、2フレーム毎ま
たは2フィールド毎に光軸の方向を変え、複数の部分画
を撮影するようにしても良い。
【0118】この一実施形態において、複数の部分画を
撮影する第3の例を図34を用いて説明する。この図3
4では、2フレーム毎に光軸の方向を変え、複数の部分
画を撮影するようにした例であり、上述の第1および第
2の例と同じく、光軸の方向を変化させるために必要な
時間を約7msecとする。フレームパルスに同期して光軸
の方向が移動する。図34では、区間Aの始まりで光軸
の方向が静止状態から次の光軸の方向へ変化する。この
区間Aでは、光軸の方向が移動しているので、排出パル
スに基づいてCCD撮像素子5に蓄積された電荷が基板
に排出される。
【0119】そして、区間Bで光軸の方向が静止状態と
なり、CCD撮像素子5に電荷が蓄積される。区間Bの
終わりでは、読み出しパルスに基づいてCCD撮像素子
5に蓄積された電荷が垂直CCDに転送される。垂直C
CDに転送された電荷は、次のフレームの間に、CCD
撮像素子5から出力される。このように、2フレームか
らなる1枚の部分画が1秒間に7.5枚撮影され、記録
される。
【0120】この実施形態では、上述した画像合成処理
によって生成される高精細静止画または高精細パノラマ
画像は、ディジタルカメラの内部で画像合成処理を行っ
ても良いし、ディジタルカメラからパソコンへ伝送した
のち、パソコンで画像合成処理を行うようにしても良
い。
【0121】
【発明の効果】この発明に依れば、カメラブロックを回
動可能とすることによって、通常の動画および/または
静止画、さらに高精細静止画および/または高精細パノ
ラマ画像を撮影することができる。また、高精細静止画
モードおよび高精細パノラマモードの一方を有するとき
に、他方を実現するために構成を新たに加える必要がな
いので、高精細静止画モードおよび高精細パノラマモー
ドの両方を有するようにすることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明に適用される第1の実施形態の外観図
である。
【図3】この発明の光軸の入射を説明するための略線図
である。
【図4】この発明に適用されるスイッチを説明するため
の略線図である。
【図5】ミラーブロックを用いて複数枚の部分画の撮影
を説明するための略線図である。
【図6】25枚の部分画を撮影したときの説明に用いる
略線図である。
【図7】この発明に適用される画歪補正を説明するため
の略線図である。
【図8】この発明に適用される画歪補正を説明するため
の略線図である。
【図9】この発明に適用される境界処理を説明するため
の略線図である。
【図10】この発明が適用される画像合成処理の一例の
フローチャートである。
【図11】マルチ画面の説明をするための略線図であ
る。
【図12】マルチ画面の説明をするための略線図であ
る。
【図13】CCD撮像素子の座標と光の方向との関係を
説明するための略全図である。
【図14】3次元ベクトルを説明するための略線図であ
る。
【図15】この発明が適用される部屋の内壁を撮影する
ための一実施形態を示す略線図である。
【図16】この発明が適用される撮影された内壁の一実
施形態を示す略線図である。
【図17】この発明が適用される撮影された内壁の一実
施形態を示す略線図である。
【図18】平面座標から円筒座標へ変換を説明するため
の略線図である。
【図19】この発明が適用される平面座標から円筒座標
へ変換された一実施形態を示す略線図である。
【図20】この発明が適用される平面座標から円筒座標
へ変換された一実施形態を示す略線図である。
【図21】この発明が適用される円筒座標から平面座標
へ変換された一実施形態を示す略線図である。
【図22】この発明が適用される円筒座標から平面座標
へ変換された一実施形態を示す略線図である。
【図23】この発明に適用される第2の実施形態の外観
図である。
【図24】この発明に適用される第3の実施形態の外観
図である。
【図25】この発明に適用される2軸可動ミラーの一例
の概略図である。
【図26】この発明の一例の全周の撮影方法を説明する
ための略線図である。
【図27】この発明に適用されるマグネットの一例の説
明に用いる略線図である。
【図28】この発明に適用される可動ミラーの一例の説
明に用いる略線図である。
【図29】この発明に適用される軸受けの一例の説明に
用いる略線図である。
【図30】この発明に適用される軸受けを固定する一例
の説明に用いる略線図である。
【図31】この発明に適用される軸受けの他の例の説明
に用いる略線図である。
【図32】この発明に適用される高速撮像モードを説明
するためのタイミングチャートである。
【図33】この発明に適用される高速撮像モードを説明
するためのタイミングチャートである。
【図34】この発明に適用される高速撮像モードを説明
するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・・被写体、2・・・ミラーブロック、3・・・レ
ンズブロック、4・・・フォーカスサーボ回路、5・・
・CCD撮像素子、6・・・電子シャッター回路、7・
・・圧縮回路、8・・・画像メモリ、9・・・サブデー
タ付加回路、10・・・記録媒体、11・・・伸長回
路、12・・・サブデータ読み取り回路、13・・・ス
イッチ回路、14・・・電子ビューファインダ、16・
・・シスコン、17・・・操作系、21・・・本体、2
2・・・カメラブロック、23・・・モードスイッチ、
25・・・シャッタースイッチ、26、27・・・スイ
ッチ群
フロントページの続き (72)発明者 近藤 嘉男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 釜谷 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB62 AB68 AC27 AC42 AC54 AC69 AC74 AC80 5C053 FA09 FA14 FA17 FA27 GA11 GB21 HA33 JA16 KA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録時には、光軸を縦横に素早く変化さ
    せながら複数の画像を撮像素子で撮影し、撮像信号をデ
    ィジタル画像圧縮して各種のサブデータと共に記録媒体
    に記録し、再生時には、画像伸長して画像データ処理手
    段にデータを送信する方式のディジタル撮像装置であっ
    て、 光軸走査ブロックと、 レンズブロックと、 入射された被写体の像を電気信号に変換する撮像手段お
    よび上記レンズブロックから構成され、回動するカメラ
    ブロックとを有し、 上記光軸走査ブロックを介さずに直接上記カメラブロッ
    クに被写体の像を入射する第1のモードと、 上記光軸走査ブロックを介して上記カメラブロックに被
    写体の像を入射する第2のモードとからなることを特徴
    とするディジタル撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1のモードは、 動画を撮影する動画モードおよび/または静止画を撮影
    する静止画モードからなることを特徴とするディジタル
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記第2のモードは、 画素数がより多い高精細静止画を生成するために、複数
    の部分画を撮影し、上記複数の部分画から画像合成処理
    により高精細静止画が得られる高精細静止画モードおよ
    び/または所望の周囲を撮影するために、複数の部分画
    を撮影し、上記複数の部分画から画像合成処理により高
    精細パノラマ画像が得られる高精細パノラマモードとか
    らなることを特徴とするディジタル撮像装置。
  4. 【請求項4】 記録時には、光軸を縦横に素早く変化さ
    せながら複数の画像を撮像素子で撮影し、撮像信号をデ
    ィジタル画像圧縮して各種のサブデータと共に記録媒体
    に記録し、再生時には、画像伸長して画像データ処理手
    段にデータを送信する方式のディジタル撮像装置を使用
    した撮像方法であって、 光軸走査ブロックと、 レンズブロックと、 入射された被写体の像を電気信号に変換する撮像手段お
    よび上記レンズブロックから構成され、回動するカメラ
    ブロックとを有し、 第1のモードは、上記光軸走査ブロックを介さずに直接
    上記カメラブロックに被写体の像を入射し、 第2のモードは、上記光軸走査ブロックを介して上記カ
    メラブロックに被写体の像を入射するようにしたことを
    特徴とする撮像方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003287828A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Sony Corp 撮像装置
US8885060B2 (en) 2007-11-07 2014-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus for at least recording movie data and still image data so as to be associated with each other

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