JP6586732B2 - 動画撮影装置及び動画撮影方法 - Google Patents

動画撮影装置及び動画撮影方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動部材(振れ補正部材)を撮影光学系の光軸と異なる方向に(例えば光軸直交平面内で)駆動することで光学的なローパスフィルタ効果を得る動画撮影装置及び動画撮影方法に関する。
特許文献1には、撮像素子の動作態様に応じた画像データの読出し方法を選択することで、光学的なローパスフィルタ効果(モアレ除去効果)を高める撮像装置が開示されている。しかしながら特許文献1は、撮影前に光学的なローパスフィルタ効果を確認することを開示しておらず、動画撮影(動画像をメモリ等の記憶手段に記憶する「動画撮影」及び動画像を画像モニタ等の表示手段にリアルタイムで表示する「スルー画撮影(ライブビュー撮影)」の双方を含む)を行う場合について開示していない。そのため、動画撮影を開始する前及び動画撮影中に光学的なローパスフィルタ効果を確認できなかった。
特許文献2には、撮影光学系の一部をなす移動部材(振れ補正光学系)を光軸直交平面内で駆動(微小振動)することで、光学的なローパスフィルタ効果を得る撮影装置が開示されている。この従来技術は、専ら、静止画撮影を行う場合に移動部材をどのように駆動して光学的なローパスフィルタ効果を得るかに主眼を置いたものであり、「動画撮影」及び「スルー画撮影(ライブビュー撮影)」を行う場合については開示されていない。
特開2002−369083号公報 特開2002−354336号公報
近年、一眼レフカメラにおいても動画撮影が重視されてきている。本発明者によると、動画撮影する前のレリーズボタンを押していないスルー画撮影中と、レリーズボタンを押した動画撮影中の連続する表示において、動画撮影とスルー画撮影における撮像素子の間引き設定やフレームレート等が異なる場合に、これら2つの撮影において、モアレや偽色などを安定して除去できない(表示結果に差が生じる)ことが判明した。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、移動部材を駆動することで光学的なローパスフィルタ効果を得る動画撮影装置及び動画撮影方法において、均一でムラのない光学的なローパスフィルタ効果を実現し、モアレ縞や偽色などを安定して除去するとともに、レリーズ前後における動画像の違和感をなくすことを目的とする。
本発明者は、動画撮影中に移動部材を駆動して光学的なローパスフィルタ効果を得るとき、動画撮影する前のスルー画撮影と、スルー画撮影に続く動画撮影とで、撮像素子の間引き設定やフレームレートが異なる場合に、これら2つの撮影において、モアレや偽色などを安定して除去できないことを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、撮影光学系により形成された被写体像を動画像として撮影するイメージセンサと、前記撮影光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方を移動部材とし、この移動部材を前記撮影光学系の光軸と異なる方向に駆動することにより、被写体光束を前記イメージセンサの検出色の異なる複数の画素に入射させて光学的なローパスフィルタ効果を得る移動部材駆動機構と、を有する動画撮影装置であって、前記イメージセンサの撮影した動画像を画像表示部に表示させる表示制御部と、前記イメージセンサの撮影した動画像を画像記録部に記録する動画記録制御部と、前記イメージセンサを前記画像記録部に記録する動画像を撮影する動画撮影動作と、前記動画像よりも粗いスルー画像を撮影するスルー画撮影動作のいずれかで動作させる撮影動作制御部と、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動していない状態では、動画像を前記画像記録部に記録しないときは前記イメージセンサを前記スルー画撮影動作させて撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示させ、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記撮影した動画像を記録するしないにかかわらず、前記イメージセンサを前記動画撮影動作させ撮影した動画像を前記画像表示部に表示させる撮影動作選択部と、を備えたことを特徴とする。
前記表示制御部は、スルー画撮影動作しているときは撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示し、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で前記動画撮影動作しているときは撮影した動画像を前記画像表示部に表示させることが好ましい。
前記移動部材駆動機構を介して前記移動部材を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部をさらに備え、該駆動信号生成部が生成する駆動信号は、前記動画撮影動作に応じて設定されることが実際的である。
前記イメージセンサのフレームレート及びスキャン方式は、前記動画撮影動作よりもスルー画撮影動作の方が、少なくとも低いフレームレートまたは粗いスキャン方式である
前記表示制御部は、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記画像表示部の表示用の画像として前記動画像を間引かずに使用することが実際的である。
前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で動画撮影動作により撮影した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様は、前記画像記録部に記録した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様と同一である。
前記駆動信号生成部は、前記イメージセンサが動画撮影動作するフレームレート及びスキャン方式に応じた駆動周波数の駆動信号を生成することが好ましい。
前記イメージセンサが動画像を撮影するフレームレート及びスキャン方式を設定するユーザインタフェース(U/I)をさらに有し、前記駆動信号生成部は、前記ユーザインタフェースにより設定されたフレームレート及びスキャン方式に応じて前記駆動周波数を変更することが好ましい。
ルー画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構により移動部材を駆動するか否か、または動画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構によ移動部材を駆動するか否か及び駆動態様を変更可能なユーザインタフェース(U/I)をさらに有することが好ましい。
本発明の動画撮影方法は、撮影光学系により形成された被写体像を動画像として撮影するイメージセンサと、前記撮影光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方を移動部材とし、この移動部材を前記撮影光学系の光軸と異なる方向に駆動することにより、被写体光束を前記イメージセンサの検出色の異なる複数の画素に入射させて光学的なローパスフィルタ効果を得る移動部材駆動機構と、を有する動画撮影装置による動画撮影方法であって、前記イメージセンサの撮影した動画像を画像表示部に表示する表示制御ステップと、前記イメージセンサの撮影した動画像を画像記録部に記録する動画記録ステップと、前記イメージセンサを前記画像記録部に記録する動画像を撮影する動画撮影動作と、前記動画像よりも粗いスルー画像を撮影するスルー画撮影動作のいずれかで動作させる撮影動作制御ステップと、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動していない状態では、動画像を前記画像記録部に記録しないときには前記イメージセンサを前記スルー画撮影動作させて撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示させ、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記撮影した動画像を記録するしないにかかわらず、前記イメージセンサを前記動画撮影動作させ撮影した動画像を前記画像表示部に表示させる撮影動作選択ステップと、を有することを特徴とする。
前記スルー画撮影動作しているときは撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示し、前記動画撮影動作しているときは撮影した動画像を前記画像表示部に表示することが好ましい
前記移動部材駆動機構を介して前記移動部材を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成ステップをさらに含み該駆動信号生成ステップで生成される駆動信号は、前記動画撮影動作に応じて設定されることが実際的である。
前記イメージセンサのフレームレート及びスキャン方式は、前記動画撮影動作よりもスルー画撮影動作の方が、少なくとも低いフレームレートまたは粗いスキャン方式とすることが実際的である
前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記画像表示部の表示用の画像として前記動画像を間引かずに使用することが好ましい。
前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で動画撮影動作により撮影した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様は、前記画像記録部に記録した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様と同一である。
前記駆動信号生成ステップは、前記イメージセンサが動画像撮影動作するフレームレート及びスキャン方式に応じた駆動周波数の駆動信号を生成するステップであることが好ましい。
本発明の動画撮影方法において、前記動画撮影装置、前記イメージセンサが動画像を撮影するフレームレート及びスキャン方式を設定するユーザインタフェース(U/I)をさらに有し、前記駆動信号生成ステップは、前記ユーザインタフェースにより設定されたフレームレート及びスキャン方式に応じて前記駆動周波数を変更するステップを含むことが好ましい。
本発明の動画撮影方法にあっては、前記動画撮影装置が、前記スルー画像または動画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構による移動部材を駆動するか否か、または動画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構によ移動部材を駆動するか否か及び駆動態様を変更可能なユーザインタフェース(U/I)をさらに有することが好ましい。
本発明によれば、移動部材を光軸直交平面内で駆動することで光学的なローパスフィルタ効果を得る動画撮影装置及び動画撮影方法において、光学的なローパスフィルタ効果を実現し、モアレ縞や偽色などを安定して除去するとともに、動画像を記録する前と記録中に表示される動画像のモアレと偽色等の出方をほぼ一致させることができる。
本発明によるデジタルカメラの要部構成を示すブロック図である。 本発明によるデジタルカメラの像振れ補正装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明によるデジタルカメラの像振れ補正装置の構成を示す側面図である。 (A)、(B)は所定軌跡を描くようにイメージセンサを駆動することで光学的なローパスフィルタ効果を与えるための動作を示す図であり、(A)は撮影光学系の光軸を中心とする回転対称な正方形軌跡を描くようにイメージセンサを駆動する場合、(B)は撮影光学系の光軸を中心とする回転対称な円形軌跡を描くようにイメージセンサを駆動する場合をそれぞれ示している。 本発明によるデジタルカメラの移動部材駆動回路の構成を示す機能ブロック図である。 LPF動作をオンにした場合とオフにした場合におけるイメージセンサの光軸直交平面内での動きを示す図である。 フレームレートの設定メニュー(ユーザインタフェース)の表示例を示す図である。 動画撮影モードによる撮影動作開始から終了までのフローチャートの一部を示す図である。 動画撮影モードによる撮影動作開始から終了までのフローチャートの一部を示す図である。 (A)はプログレッシブ方式のタイミングチャートを示す図、(B)はインタレース方式のタイミングチャートを示す図である。
図1ないし図10を参照して、本発明によるデジタルカメラ(動画撮影装置)10の一実施形態について説明する。
本明細書で「被写体の動画像を撮影する(動画撮影)」とは、被写体の動画像をメモリ等の画像記録部(画像メモリ25)に記録する「動画撮影」及び被写体の動画像を画像モニタ等の画像表示部(LCD24)にリアルタイムで表示する「スルー画撮影(ライブビュー撮影)」の双方を含む概念である。
図1に示すように、デジタルカメラ10は、ボディ本体20と、このボディ本体20に着脱可能(レンズ交換可能)な撮影レンズ30とを備えている。撮影レンズ30は、被写体側(図1中の左側)から像面側(図1中の右側)に向かって順に、撮影レンズ群(撮影光学系、移動部材、振れ補正部材)31と、絞り(撮影光学系)32とを備えている。ボディ本体20は、被写体側(図1中の左側)から像面側(図1中の右側)に向かって順に、シャッタ(撮影光学系)21と、イメージセンサ(移動部材、振れ補正部材)22とを備えている。またボディ本体20は、撮影レンズ30を装着した状態で絞り32とシャッタ21を駆動制御する絞り/シャッタ駆動回路23を備えている。撮影レンズ群31から入射し、絞り32とシャッタ21を通った被写体光束による被写体像が、イメージセンサ22の受光面上に形成される。イメージセンサ22の受光面上に形成された被写体像は、マトリックス状に配置された多数の画素によって、電気的な画素信号に変換され、画像データ(静止画像データまたは動画像データ)としてDSP40に出力される。
DSP40は、イメージセンサ22の撮影した動画像からスルー画像を生成してそのスルー画像をLCD24に表示する表示制御部41と、イメージセンサ22の撮影した動画像を所定フォーマットの動画データ(動画像)として画像メモリ25に記録する動画記録制御部42としての機能を有している。DSP40は、光学ローパスフィルタ効果がOFFの場合、または一般的なカメラでの制御では、動画像を画像メモリ25に記録しないスルー画撮影では、動画撮影のための設定よりも、記録する動画像より画像サイズが小さく(画素数が少なく)、フレームレートが低く、簡易なスキャンなど精度は低いが生成が容易なスルー画像が得られるようにイメージセンサ22を撮影動作させ、撮影した動画像をLCD24に表示する。一方、DSP40は、動画像を画像メモリ25に記録する動画撮影では、設定された画像サイズ(画素数)、フレームレート、スキャン方式によりイメージセンサ22を撮影動作させ、画像メモリ25に記録した動画像を表示するとき同一の設定により、撮影した動画像をLCD24に表示する。なお、撮影する動画像または記録した動画像の画像サイズ(画素数)がLCD24に表示できる画像サイズ(画素数)より大きい場合、DSP40は、動画像をLCD24の画像サイズに合わせてリサイズ(縮小、圧縮)して表示する。
またイメージセンサ22は、動画撮影と静止画撮影が可能であって、動画撮影ではインタレーススキャン及びプログレッシブスキャンが可能な撮像素子、例えばCMOSセンサである。
撮影レンズ30は、撮影レンズ群31の解像力(MTF)情報や絞り32の開口径(絞り値)情報などの各種情報を記憶した通信用メモリ33を搭載している。撮影レンズ30をボディ本体20に装着した状態では、通信用メモリ33が記憶した各種情報がDSP40に読み込まれる。
ボディ本体20は、DSP40に接続させて、撮影操作スイッチ26と、ローパスフィルタ操作スイッチ27と、記録サイズ・フレームレート選択スイッチ28を備えている。撮影操作スイッチ26は、電源スイッチ(図示せず)、測光・AF動作を制御する第1スイッチSW1、録画を制御する第2スイッチSW2や、AF動作を制御するAFスイッチSWAFなどの各種スイッチからなる。
第1スイッチSW1と第2スイッチSW2は、ボディ本体20に備えられた図示しない操作ボタンに連動するスイッチであって、操作ボタンが押される毎にオンする。AFスイッチSWAFは、ユーザがボディ本体20を保持した右手の親指でオン/オフ操作可能な位置に設けられた図示しないAFボタンに連動してオン/オフするスイッチである。このデジタルカメラ10は、AFスイッチSWAFがオンすると、AF動作のみ実行する。なお、このデジタルカメラ10は、画像コントラスト法(山登り法)によるAF動作を行う。第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及びAFスイッチSWAFは、いわゆるレリーズボタンの半押し、全押しに連動させてもよい。
ローパスフィルタ操作スイッチ27は、イメージセンサ22を撮影光学系の光軸Zと直交する平面内(以下、光軸直交平面内と呼ぶことがある)で駆動するローパスフィルタ動作のオンオフ、強弱、特性の切替えなど、ローパスフィルタ動作に関する設定、動作を制御するためのスイッチである。イメージセンサ22のローパスフィルタ動作については後に詳細に説明する。
記録サイズ・フレームレート選択スイッチ28は、動画モードのときに、イメージセンサ22により動画撮影した動画像データを画像メモリ25に記録する記録サイズ、フレームレート及びスキャン方式(プログレッシブ/インタレーススキャン)を選択するスイッチである。
ボディ本体20は、DSP40に接続させて、ジャイロセンサ(振れ検出部)GSを備えている。ジャイロセンサGSは、ボディ本体20に加わる移動角速度(X軸回りとY軸回り、またはX軸方向、Y軸方向及びZ軸回り)を検出することで、該ボディ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号を検出する。
図1ないし図3に示すように、イメージセンサ22は、撮影光学系の光軸Zと直交するX軸方向とY軸方向(直交二方向)に移動可能に像振れ補正装置(移動部材駆動機構)50に搭載されている。像振れ補正装置50は、ボディ本体20のシャーシなどの構造物に固定される固定支持基板51と、イメージセンサ22を固定した、固定支持基板51に対してスライド可能な可動ステージ52と、固定支持基板51の可動ステージ52との対向面に固定した磁石(永久磁石)M1、M2、M3と、固定支持基板51に可動ステージ52を挟んで各磁石M1、M2、M3と対向させて固定した、各磁石M1、M2、M3との間に磁気回路を構成する磁性体からなるヨークY1、Y2、Y3と、可動ステージ52に固定した、前記磁気回路の磁界内において電流を受けることにより駆動力を発生する駆動用コイルC1、C2、C3を有する。像振れ補正装置50は、駆動用コイルC1、C2、C3に駆動用の交流を流す(交流電圧を印加する)ことにより、固定支持基板51に対して可動ステージ52(イメージセンサ22)が光軸直交平面内で移動するようになっている。駆動用コイルC1、C2、C3に流す駆動用の交流は、DSP40による制御の下、移動部材駆動回路(駆動信号生成部)60によって生成される。移動部材駆動回路60の構成及び該移動部材駆動回路60が生成する駆動用の交流については後に詳細に説明する。
本実施形態では、磁石M1、ヨークY1及び駆動用コイルC1からなる磁気駆動手段と、磁石M2、ヨークY2及び駆動用コイルC2からなる磁気駆動手段(2組の磁気駆動手段)とがイメージセンサ22の長手方向(水平方向、X軸方向)に所定間隔で配置され、磁石M3、ヨークY3及び駆動用コイルC3からなる磁気駆動手段(1組の磁気駆動手段)がイメージセンサ22の長手方向と直交する短手方向(鉛直(垂直)方向、Y軸方向)に配置されている。
さらに固定支持基板51には、各駆動用コイルC1、C2、C3の近傍(中央空間部)に、磁石M1、M2、M3の磁力を検出して可動ステージ52(イメージセンサ22)の光軸直交平面内の位置を示す位置検出信号を検出するホールセンサH1、H2、H3が配置されている。ホールセンサH1、H2により可動ステージ52(イメージセンサ22)のY軸方向位置及び傾き(回転)が検出され、ホールセンサH3により可動ステージ52(イメージセンサ22)のX軸方向位置が検出される。DSP40は、移動部材駆動回路60を介して、ジャイロセンサGSが検出したボディ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号と、ホールセンサH1、H2、H3が検出したイメージセンサ22の光軸直交平面内の位置を示す位置検出信号とに基づいて、像振れ補正装置50によってイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動する。これにより、イメージセンサ22上への被写体像の結像位置を変位させて、手振れに起因する像振れを補正することができる。本実施形態ではこの動作を「イメージセンサ22の像振れ補正動作」と呼ぶ。
本実施形態の像振れ補正装置50は、撮影光学系の光軸Zと直交する平面内において所定軌跡を描くようにイメージセンサ22を駆動して、被写体光束をイメージセンサ22の検出色の異なる複数の画素に入射させることにより、光学的なローパスフィルタ効果(LPF効果)を与える。本実施形態ではこの動作を「イメージセンサ22のローパスフィルタ動作(LPF動作)」と呼ぶ。
図4(A)、(B)を参照して、像振れ補正装置50が、イメージセンサ22を所定軌跡を描くように駆動して、該イメージセンサ22によってLPF効果を与えるLPF動作について説明する。同図において、イメージセンサ22は、受光面にマトリックス状に所定の画素ピッチPで配置された多数の画素22aを備え、各画素22aの前面にベイヤ配列のカラーフィルタR、G、Bのいずれかが配置されている。各画素22aは、前面のいずれかのカラーフィルタR、G、Bを透過して入射した被写体光線の色を検出、つまり、色成分(色帯域)の光を光電変換し、その強さ(輝度)に応じた電荷を蓄積する。各画素22aが蓄積した電荷は、画素単位でインタレースまたはプログレッシブスキャンによって読み出され、電気的な画素信号に変換され、DSP40において所定の画像処理が施される。
図4(A)は、イメージセンサ22を、撮影光学系の光軸Zを中心とする回転対称な正方形軌跡を描くように駆動する場合を示している。この正方形軌跡は、例えば、イメージセンサ22の画素ピッチPを一辺とした正方形の閉じた経路とすることができる。図4(A)では、イメージセンサ22を、画素22aの互いに直交する並び方向の一方(鉛直方向)と平行なY軸方向、他方(水平方向)と平行なX軸方向に1画素ピッチP単位で交互にかつ正方形経路となるように移動させている。
図4(B)は、イメージセンサ22を、撮影光学系の光軸Zを中心とする回転対称な円形軌跡を描くように駆動する(回転させる)場合を示している。この円形軌跡は、イメージセンサ22の画素ピッチPの21/2/2倍を半径rとする円形の閉じた経路とすることができる。
図4(A)、(B)のように、露光中にイメージセンサ22を正方形または円形の所定軌跡(閉じた軌跡)を描くように駆動すると、各カラーフィルタR、G、B(画素22a)の中央に入射した被写体光線(光束)が、4個のカラーフィルタR、G、B、Gに均等に入射するので、光学的なローパスフィルタと同等の効果が得られる。つまり、どのカラーフィルタR、G、B、G(画素22a)に入射した光線も、必ずその周辺のカラーフィルタR、G、B、G(画素22a)に入射するので、恰も光学的なローパスフィルタを光線が通過したのと同等の効果(LPF効果)が得られる。
さらに、イメージセンサ22の駆動範囲(回転範囲)を段階的に切り替える(正方形軌跡の場合は一辺の長さを異ならせ、円形軌跡の場合は半径rを異ならせる)ことで、イメージセンサ22によるLPF効果の強弱や特性を段階的に切り替えることができる。つまり、正方形軌跡の一辺または円形軌跡の半径rを長くする(被写体光線が入射するイメージセンサ22の検出色の異なる画素22a(カラーフィルタR、G、B、G)に入射する画素22aの範囲を拡大する)ことでLPF効果が強くなり、一方、正方形軌跡の一辺または円形軌跡の半径rを短くする(被写体光線が入射するイメージセンサ22の検出色の異なる画素22a(カラーフィルタR、G、B、G)に入射する画素22aの範囲を縮小する)ことでLPF効果が弱くなる。表1に示すように、本実施形態では、イメージセンサ22の駆動範囲ならびにLPF効果を「OFF」、「小」、「中」、「大」の4段階で切り替えることができる。イメージセンサ22の駆動範囲ならびにLPF効果が「OFF」とは、イメージセンサ22を駆動することなく、従ってLPF効果が得られない状態を意味する。
Figure 0006586732
イメージセンサ22の駆動範囲ならびにLPF効果の切り替えは、例えば、ユーザがローパスフィルタ操作スイッチ27を手動操作して行う態様、あるいはDSP40が種々の撮影条件パラメータに基づいて自動で行う態様が可能であり、その態様には自由度がある。
図1、図2、図5に示すように、デジタルカメラ10は、駆動用コイルC1、C2、C3に駆動用の交流を流すことで、像振れ補正装置50を介してイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動する移動部材駆動回路(駆動信号生成部)60を有している。イメージセンサ22の移動軌跡(駆動範囲)は、駆動用の交流の振幅により設定され、一周する周期は駆動用の交流の周波数(駆動周波数・周期)により設定される。この移動部材駆動回路60の動作全般はDSP40によって制御される。
図5に示すように、移動部材駆動回路60は、加算部61と、ゲイン部62と、微小振動用信号生成部63と、LPFスイッチ64と、重畳合成部65と、コントローラ66とを有している。
加算部61は、ジャイロセンサGSが検出したボディ本体20の光軸直交平面内の振れを示す振れ検出信号に加算処理を施す。
ゲイン部62は、加算部61が加算処理を施した振れ検出信号を増幅する。ゲイン部62は、撮影レンズ30とのレンズ通信で取得した該撮影レンズ30の焦点距離情報に応じて、加算部61が加算処理を施した振れ検出信号を増幅する。つまり、撮影レンズ30の焦点距離情報は、ゲイン部62が振れ検出信号を増幅するためのゲインに含まれる。
微小振動用信号生成部63は、駆動用コイルC1、C2、C3を介して、イメージセンサ22を光軸直交平面内で微小回動させてLPF効果を得るための微小振動用信号(交流駆動信号)を生成する。
LPFスイッチ64は、微小振動用信号生成部63が生成した微小振動用信号の通過と遮断を切り替えることにより、イメージセンサ22を光軸直交平面内で微小回転させてLPF効果を得るか否か(LPF動作させるか否か)を切り替えるためのスイッチである。
重畳合成部65は、微小振動用信号生成部63が生成した微小振動用信号と、加算部61が加算処理を施してゲイン部62が増幅した振れ検出信号とを重畳合成することにより、像振れ補正装置50を介してイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する。
コントローラ66は、重畳合成部65が生成した駆動信号を駆動用コイルC1、C2、C3に流すことで、イメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動して、イメージセンサ22に像振れ補正動作とLPF動作を実行させる。コントローラ66によるコントロールの方式としては例えばPID制御などがある。PID制御の場合、コントローラ66からは、PWM制御により駆動用コイルC1、C2、C3を駆動するためのデューティ比が出力される。
続いて、イメージセンサ22による動画撮影と、LPF動作を制御するためのDSP40の構成について説明する。DSP40は、記録サイズ設定部と、フレームレート設定部と、LPF動作用の駆動周波数設定部としての機能を有している。
DSP40(記録サイズ設定部)は、被写体の動画像を撮影して記録する際の記録サイズ(画素数、アスペクト比)を設定する。例えば、FullHD(画素数1920×1080、アスペクト比16:9、フレームレート60fps/50fps/30fps/25fps/24fps)、HD(画素数1280×720、アスペクト比16:9、フレームレート30fps/25fps/24fps)、VGA(画素数640×480、アスペクト比4:3、フレームレート30fps/25fps/24fps)の中から選択できるものとする。
DSP40(フレームレート設定部)は、被写体の動画像を撮影する際のイメージセンサ22のフレームレートを、設定された記録サイズに応じて設定可能なフレームレートの中から設定する。DSP40が設定するフレームレートは、例えば、図7に示したように、記録サイズがFullHDのときは24[Hz(fps)]、25[Hz(fps)]もしくは30[Hz(fps)]のプログレッシブスキャン、または50[Hz(fps)]もしくは60[Hz(fps)]のインタレーススキャンnから選択的に設定できるものとする。
DSP40(駆動周波数設定部)は、設定したフレームレートに応じて、移動部材駆動回路60が生成する駆動信号の駆動周波数を制御する。DSP40は、24[Hz(fps)]、25[Hz(fps)]または30[Hz(fps)]のプログレッシブスキャンの場合には、移動部材駆動回路60が生成する駆動信号の駆動周波数をそれぞれ24Hz、25Hz、30Hzまたはこれらの整数倍とする。DSP40は、50[Hz(fps)]または60[Hz(fps)]のインタレーススキャンの場合には、駆動周波数をそれぞれ100Hzと120Hz、またはこれらの整数倍の周波数を設定する。
図10は、プログレッシブスキャンとインタレーススキャンの1フレーム分の画像の露光タイミングを説明するタイミングチャートである。縦軸は信号レベル、横軸は時間である。プログレッシブの場合、1フレーム内の偶数行も奇数行も同時に露光する。このため、露光期間とイメージセンサ22のLPF駆動周期を合わせれば、露光開始時のイメージセンサ22の円運動の位相は、フレーム間で一致する。一方、インタレースの場合、1フレーム内の偶数行と奇数行で露光タイミングは半周期ずれている。このため、イメージセンサ22のLPF駆動周期を露光期間の半分に合わせれば、露光開始時のイメージセンサ22の円運動の位相は、フレーム間、偶数行と奇数行とで一致する。このようにどこのフレームのどの画素でも、露光開始時の円運動の位相を合わせることで、均一でムラのない光学的なローパスフィルタ効果を実現し、モアレ縞や偽色などを安定して除去することができる。
ところが、仮に、フレームの周波数とイメージセンサ22のLPF駆動周波数が異なった場合には、|(動画のフレームの周波数) − (イメージセンサ22の回転の周波数)|のうなりが発生する。モアレの取り残しがうなりの周波数で、緑、マゼンタ、緑、マゼンタと色が変わるため、特に三脚などカメラ固定の場合に著しく品位が悪くなってしまう。
図6は、LPF動作をオンにした場合とLPF動作をオフにした場合におけるイメージセンサ22の光軸直交平面内での動きをグラフで示している。同図において、横軸は時間、縦軸は移動量を示しており、縦軸の移動量についてはX方向移動量とY方向移動量に分けて示している。本実施形態で設定されたフレームレートは25[Hz(fps)]であり、移動部材駆動回路60が生成する駆動信号の駆動周波数は25[Hz]である。この設定により、動画撮影の1フレームでイメージセンサ22が1周する。同図に明らかなように、LPF動作がオフの場合には、ジャイロセンサGSから求められる制御目標に追従してイメージセンサ22が駆動される。一方、LPF動作がオンの場合には、ジャイロセンサGSから求められる制御目標に微小振動用信号生成部63が生成した微小振動用信号(LPF動作用の駆動信号)が重畳されて、イメージセンサ22が駆動される。
DSP40は、イメージセンサ22を、撮影した動画像を画像メモリ25に記録せずLCD24に表示するために撮影動作させるスルー画撮影動作と、撮影した動画像を画像メモリ25に記録し、かつLCD24に表示する動画撮影動作させる撮影動作制御部43と、像振れ補正装置50によりイメージセンサ22をLPF動作させている状態では、イメージセンサ22の撮影した動画像を画像メモリ25に記録するしないにかかわらず動画撮影動作させ、像振れ補正装置50によりイメージセンサ22をLPF動作させない状態において、撮影した動画像を画像メモリ25に記録しないときにはイメージセンサ22をスルー画撮影動作させ、撮影した動画像を画像メモリ25に記録するときにはイメージセンサ22を動画撮影動作させる撮影動作選択部44としての機能を有している。
DSP40は、動画撮影において、LPF動作させるときには、イメージセンサ22が撮影した動画像を画像メモリ25に記録する前から、LPF動作させながらイメージセンサ22を動画撮影動作させて撮影した動画像をLCD24に表示し、第2スイッチSW2がオンすると、イメージセンサ22が撮影した動画像を、LCD24に表示しながら、画像メモリ25に記録する。DSP40は、動画撮影においてLPF動作させるときには、イメージセンサ22が撮影した動画像を画像メモリ25に記録する前から、イメージセンサ22を動画撮影と同一のイメージセンサ撮影動作設定(画素サイズ、アスペクト比、フレームレート、インタレース/プログレッシブスキャン方式)で撮影動作させて、撮影した動画像をLCD24に表示する。これにより、撮影した動画像を画像メモリ25に記録する前と記録中において、同一のローパスフィルタ効果をLCD24で確認できる。また、動画像の記録前後で撮影動作及びLPF動作が切り替わらないので、LCD24の表示がチラつくこともない。なお、DSP40は、動画撮影においてLPF動作しない場合、動画像を画像メモリ25に記録しない間は撮影動作/イメージセンサ駆動モードを切り替えずにイメージセンサ22をスルー画撮影動作させ、第2スイッチSW2がオンされたとき、イメージセンサ22を動画撮影動作に切り替えて、撮影した動画像を画像メモリ25に記録する。
図8及び図9は、本実施形態のデジタルカメラ10によるLPF動作をする場合の動画モード開始から動画モード終了までの動画撮影動作を示すフローチャートである。この動画撮影動作は、表示制御部41、動画記録制御部42、撮影動作制御部43、撮影動作選択部44を有するDSP40により統括的に制御される。デジタルカメラ10は、記録サイズ・フレームレート選択スイッチ28により選択された、所定の記録サイズ、フレームレート及びスキャン方式のイメージセンサ駆動モードをメモリに保存しているものとする。DSP40は、この状態で電源スイッチがオンされたときに、動画モード(動画撮影動作)を開始する。
DSP40は、メモリに保存したイメージセンサ駆動モードを呼び出して、フレームレートとスキャン方式に応じたLPF動作用の駆動周波数・駆動振幅を設定する(S11)。続いて、移動部材駆動回路60を介して可動ステージ52(イメージセンサ22)の駆動(LPF動作)を開始し(S13)、イメージセンサ22を動画撮影動作、つまり、動画像を画像メモリ24に記録するときと同一の設定で動画撮影動作させる(S15)。動画像を記録するときと同一の設定によるLPF動作及び動画撮影動作するので、画像メモリ24に記録する動画像と同一のローパスフィルタ効果の動画像が得られる。
DSP40は、イメージセンサ22を動画像を記録するときと同じ設定により動画撮影動作させ、出力した動画像を表示用画像サイズにリサイズ(圧縮)調整してLCD24に表示する表示を開始する(S17)。リサイズ調整は、画像メモリ25に記録した動画像を読み出して、LCD24に表示するためにするリサイズ調整と同一の処理である。画像メモリ24に記録する動画像と同じ動画像を、画像メモリ24に記録した動画像を表示するときと同一の表示態様でLCD24に表示できるので、LCD24に表示した動画像のモアレの出方、見え方(ローパスフィルタ効果)と略同一の動画像を画像メモリ24に記録することができる。
例えば、従来は、動画像を記録しないスルー画像を表示するとき(ライブビュー撮影時)には、イメージセンサ22を撮影動作させるフレームレートを下げたり、粗い画素間引きを行ったりして画像密度の粗いスルー画像を生成し、LCD24に表示していたので、スルー画像と記録中の動画像のローパスフィルタ効果の出方が異なる場合があった。本実施形態は、スルー画像の表示態様を記録中の撮影動作と動画像の表示態様と同様に行っており、スルー画像で確認した効果の動画像を記録でき、再生する場合も撮影中に確認したLPF効果と同様のLPF効果を得ている動画像の表示ができる。
DSP40は、メニューオン(MENU ON)か否か(メニューモードか否か)チェックする(S19)。メニューは、図示しないメニュースイッチのオンを受けて別スレッドで動作するメニューモードあって、図7に示したメニュー画面をLCD24に表示し、操作スイッチの操作を受けて、記録サイズとフレームレートを選択するユーザインタフェース(U/I)を構成している。DSP40は、メニューオンのとき(メニューモードのとき)(S19:YES)、ユーザの操作によりフレームレートが変更されているか否かチェックする(S21)。フレームレートが変更されていないとき(S21:NO)ステップS27に進み、フレームレートが変更されているとき(S21:YES)、変更されたフレームレートに対応する駆動周波数・駆動振幅を設定し(S23)、これらの駆動周波数・駆動振幅によるイメージセンサ駆動モードに変更して(S25)ステップS27に進む。DSP40は、ユーザの操作を受けてメニューモードに入り、フレームレート・スキャン方式を変更した場合、ユーザにより変更されたフレームレート・スキャン方式に連動して、駆動周波数・駆動振幅を変更する。ユーザのフレームレート・スキャン方式の変更操作に連動して駆動周波数・駆動振幅を変更することで、簡単にモアレや偽色の発生を軽減できる。
DSP40は、ステップS27において、第1スイッチSW1がオンしているか否か、未だ自動焦点調節動作を実行していないか否か(AF未動作か否か)チェックする。第1スイッチSW1がオンしているときまたはAF未動作のとき(S27:YES)、コントラストAF動作をする。この実施形態では、コントラストAFを高速化するために、イメージセンサ駆動モードを変更する(S29)。例えば、イメージセンサ22の駆動周波数(読み出し周期、フレームレート)を一時的に上昇させる。イメージセンサ22の駆動周波数の上昇に応じて、LPF動作の駆動周波数・駆動振幅(駆動周波数)を一時的に変更して(上昇させて)(S31)、コントラストAF動作を実行する(S33)。コントラストAF動作終了後、イメージセンサ22の駆動周波数を元(上昇前)の設定に戻し(S35)、LPF動作の駆動周波数・駆動振幅を元(上昇前)の設定に戻して(S37)ステップS39に進む。以上のように、イメージセンサ22の駆動周波数及びLPF動作の駆動周波数を一時的に上げてコントラストAF動作することにより、AF動作の高速化を図りつつ、AF動作時のモアレを防ぎ、コントラストAFの精度を上げるとともに、LCD24に表示する動画像の品質を維持できる。
DSP40は、第2スイッチSW2がオンしているか否かチェックする(S39)。第2スイッチSW2がオンしていないとき(S39:NO)、録画モード終了か否かチェックし(S51)、録画モード終了でないとき(S51:NO)、ステップS19のメニューチェックに戻って、ステップS19からの処理を繰り返す(S19乃至S51:NO、S19)。
DSP40は、第2スイッチSW2がオンしたとき(S39:YES)、動画像を画像メモリ24に記録する記録(録画)動作を開始する(S41)。この実施形態によれば、動画像の記録を開始する前後で同一の設定による動画撮影動作を継続するので、LCD24に表示される画像に乱れがなく、同一のモアレや偽色を除去した動画像が表示される。
そうしてDSP40は、動画像を画像メモリ24に記録しながら、LPF操作スイッチ27がオンしているか否かチェックし(S43)、オンしていれば(S43:YES)、オン状態に応じてLPF動作のオン/オフ、強度を切り換える。つまり、動画撮影中にローパスフィルタ操作スイッチ27を押すと、LPF動作の弱/強/OFFがトグルで切り替わる。LPF操作スイッチ27は、AFスイッチSWAFスイッチ(親指AFボタン)と共通化ができる。動画撮影中にモアレの出やすい被写体から、モアレの出にくい被写体へカメラを振ったタイミングで、ユーザがLPF動作をONからOFFに変更すると、モアレを抑えつつ解像を維持し、さらに焦点調節ができる。LPF動作の弱/強/OFFの切り替え操作は、弱/強/OFFをLCD24に表示し、ローパスフィルタ操作スイッチ27の操作で選択するユーザインタフェースにより構成することができる。
DSP40は、続いて第2スイッチSW2の状態をチェックし(S47)、第2スイッチSW2がオンしていないとき(S47:NO)、動画の記録を継続した状態でステップS43に戻ってLPF操作スイッチの状態をチェックし、LPF操作スイッチがオンしておらず(S43:NO)、第2スイッチSW2がオンしたとき(S47:YES)、動画の記録を終了し(S49)、ステップS51に進む。
ステップS51において、動画モード終了でないとき(S51:NO)、ステップS19のメニューチェックに戻って、ステップS19からの処理を繰り返し(S19乃至S51:NO、S19)動画モード終了のとき(S51:YES)、動画モードを終了する。
このように、本実施形態のデジタルカメラ(動画撮影装置)10は、移動部材駆動回路(駆動信号生成部)60が、像振れ補正装置(移動部材駆動機構)50を介してイメージセンサ(移動部材)22を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する。その際、動画モードでローパスフィルタ動作オンのときは、動画モードで設定された記録サイズ・フレームレート・スキャン方式でローパスフィルタ動作しながら動画撮影し、撮影した動画像をLCD24に表示する。これにより、均一でムラのない光学的なローパスフィルタ効果を実現し、モアレ縞や偽色などを安定して除去することができるとともに、LCD24には、実際の動画撮影と同一の設定により動画撮影された動画像が表示されるので、記録する動画像で得られるローパスフィルタ効果と同一のローパスフィルタ効果を、動画像の記録を開始する前及び記録中に正確に視認することができる。
以上の実施形態では、LPF動作オンが設定されている場合、動画撮影開始時にLPF動作を開始し、動画像を画像メモリ25に記録する前及び記録している間もLPF動作を継続しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザがローパスフィルタ操作スイッチを押下している間のみLPF動作を行う態様も可能である。DSP40は、LPF動作を行っていない間、画像メモリ25に記録される動画像より画像密度の粗いスルー画像を生成してLCD24に表示し、LPF動作を行っている間、画像メモリ25に記録される動画像をLCD24に表示してもよい。これにより、電力を節約しつつLPF効果を得たい場面で、LCD24に表示された動画像によりLPF効果を確認して、適切なLPF効果を得た動画像を記録することができる。
以上、本実施形態では、設定の切り替え等をスイッチ操作によるユーザインタフェースで行う構成としたが、本発明は、LCD24をタッチパネルにして、LPF動作の弱/強/OFFの切り替え、記録サイズとフレームレートの設定などの設定変更を、ユーザがタッチパネルをタッチして操作可能な構成にしてもよい。
以上の実施形態では、イメージセンサ22を「移動部材」として、このイメージセンサ22を光軸直交平面内で駆動する態様を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、撮影レンズ群(撮影光学系)31の一部をなすレンズを「移動部材」として、このレンズを撮影レンズ30内に設けたボイスコイルモータ(移動部材駆動機構)によって光軸と異なる方向に駆動する態様も可能である。この態様であっても、イメージセンサ22上への被写体像の結像位置を変位させて像振れを補正するとともに、被写体光束をイメージセンサ22の検出色の異なる複数の画素に入射させて光学的なローパスフィルタ効果を得ることができる。
以上の実施形態では、像振れ補正装置(移動部材駆動機構)50の構成として、固定支持基板51に磁石M1、M2、M3及びヨークY1、Y2、Y3を固定し、可動ステージ52に駆動用コイルC1、C2、C3を固定した場合を例示して説明したが、この位置関係を逆にして、可動ステージに磁石及びヨークを固定し、固定支持基板に駆動用コイルを固定する態様も可能である。
以上の実施形態では、ボディ本体20と撮影レンズ30を着脱可能(レンズ交換可能)とする態様を例示して説明したが、ボディ本体20と撮影レンズ30を着脱不能(レンズ交換不能)とする態様も可能である。
以上の実施形態ではミラーレスカメラに適用した態様を例示したが、ミラーを有する一眼レフカメラなど、動画撮影できるカメラにも適用可能である。一眼レフカメラの場合は、スルー画撮影が、ミラーアップ及びシャッタを開放して撮影し、動画像を画像モニタに表示しながら動画撮影するライブビュー撮影に対応する。
以上の実施形態では、デジタルカメラ10が被写体の動画像を撮影するための構成及び動作について説明したが、デジタルカメラ10は被写体の静止画像を撮影することも勿論可能である。
10 デジタルカメラ(動画撮影装置)
20 ボディ本体
21 シャッタ(撮影光学系)
22 イメージセンサ(移動部材、振れ補正部材)
22a 画素
R G B カラーフィルタ
24 LCD(画像表示部)
25 画像メモリ(画像記録部)
26 撮影操作スイッチ(第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、AFスイッチSWAF)
27 ローパスフィルタ操作スイッチ
28 記録サイズ・フレームレート選択スイッチ
GS ジャイロセンサ
30 撮影レンズ
31 撮影レンズ群(撮影光学系、移動部材)
32 絞り(撮影光学系)
33 通信用メモリ
40 DSP(設定制御部)
41 表示制御部
42 動画記録制御部
43 撮影動作制御部
44 撮影動作選択部
50 像振れ補正装置(移動部材駆動機構)
51 固定支持基板
52 可動ステージ
M1 M2 M3 磁石
Y1 Y2 Y3 ヨーク
C1 C2 C3 駆動用コイル
H1 H2 H3 ホールセンサ
60 移動部材駆動回路(駆動信号生成部)
61 加算部
62 ゲイン部
63 微小振動用信号生成部
64 LPFスイッチ
65 重畳合成部
66 コントローラ

Claims (18)

  1. 撮影光学系により形成された被写体像を動画像として撮影するイメージセンサと、
    前記撮影光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方を移動部材とし、この移動部材を前記撮影光学系の光軸と異なる方向に駆動することにより、被写体光束を前記イメージセンサの検出色の異なる複数の画素に入射させて光学的なローパスフィルタ効果を得る移動部材駆動機構と、
    を有する動画撮影装置であって、
    前記イメージセンサの撮影した動画像を画像表示部に表示させる表示制御部と、
    前記イメージセンサの撮影した動画像を画像記録部に記録する動画記録制御部と、
    前記イメージセンサを、前記画像記録部に記録する動画像を撮影する動画撮影動作と、前記動画像よりも粗いスルー画像を撮影するスルー画撮影動作のいずれかで動作させる撮影動作制御部と、
    前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動していない状態では、動画像を前記画像記録部に記録しないときは前記イメージセンサを前記スルー画撮影動作させて撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示させ、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記撮影した動画像を記録するしないにかかわらず、前記イメージセンサを前記動画撮影動作させて撮影した動画像を前記画像表示部に表示させる撮影動作選択部と、
    を備えたことを特徴とする動画撮影装置。
  2. 請求項1記載の動画撮影装置は、前記移動部材駆動機構を介して前記移動部材を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部をさらに備え、該駆動信号生成部が生成する駆動信号は、前記動画撮影動作に応じて設定される動画撮影装置。
  3. 請求項記載の動画撮影装置において、前記イメージセンサのフレームレート及びスキャン方式は、前記動画撮影動作よりもスルー画撮影動作の方が、少なくとも低いフレームレートまたは粗いスキャン方式である動画撮影装置。
  4. 請求項3記載の動画撮影装置において、前記表示制御部は、スルー画撮影動作しているときは撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示し、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で前記動画撮影動作しているときは撮影した動画像を前記画像表示部に表示させる動画撮影装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の動画撮影装置において、前記表示制御部は、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記画像表示部の表示用の画像として前記動画像を間引かずに使用する動画撮影装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の動画撮影装置において、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で動画撮影動作により撮影した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様は、前記画像記録部に記録した動画像を前記表示制御部が前記画像表示部に表示する表示態様と同一である動画撮影装置。
  7. 請求項3または4記載の動画撮影装置において、前記駆動信号生成部は、前記イメージセンサが動画撮影動作するフレームレート及びスキャン方式に応じた駆動周波数の駆動信号を生成する動画撮影装置。
  8. 請求項7記載の動画撮影装置は、前記イメージセンサが動画像を撮影するフレームレート及びスキャン方式を設定するユーザインタフェースをさらに有し、
    前記駆動信号生成部は、前記ユーザインタフェースにより設定されたフレームレート及びスキャン方式に応じて前記駆動周波数を変更する動画撮影装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載の動画撮影装置は、スルー画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動するか否か、または動画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構により移動部材を駆動するか否か及び駆動態様を変更可能なユーザインタフェースをさらに有する動画撮影装置。
  10. 撮影光学系により形成された被写体像を動画像として撮影するイメージセンサと、前記撮影光学系の少なくとも一部をなす光学要素と前記イメージセンサの少なくとも一方を移動部材とし、この移動部材を前記撮影光学系の光軸と異なる方向に駆動することにより、被写体光束を前記イメージセンサの検出色の異なる複数の画素に入射させて光学的なローパスフィルタ効果を得る移動部材駆動機構と、を有する動画撮影装置による動画撮影方法であって、
    前記イメージセンサの撮影した動画像を画像表示部に表示する表示制御ステップと、
    前記イメージセンサの撮影した動画像を画像記録部に記録する動画記録ステップと、
    前記イメージセンサを、前記画像記録部に記録する動画像を撮影する動画撮影動作と、前記動画像よりも粗いスルー画像を撮影するスルー画撮影動作のいずれかで動作させる撮影動作制御ステップと、
    前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動していない状態では、動画像を前記画像記録部に記録しないときには前記イメージセンサを前記スルー画撮影動作させて撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示させ、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記撮影した動画像を記録するしないにかかわらず、前記イメージセンサを前記動画撮影動作させて撮影した動画像を前記画像表示部に表示させる撮影動作選択ステップと、
    を有することを特徴とする動画撮影方法。
  11. 請求項10記載の動画撮影方法は、前記移動部材駆動機構を介して前記移動部材を光軸直交平面内で駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成ステップをさらに含み、該駆動信号生成ステップで生成される駆動信号は、前記動画撮影動作に応じて設定される動画撮影方法。
  12. 請求項11記載の動画撮影方法において、前記イメージセンサのフレームレート及びスキャン方式は、前記動画撮影動作よりもスルー画撮影動作の方が、少なくとも低いフレームレートまたは粗いスキャン方式である動画撮影方法。
  13. 請求項12記載の動画撮影装置において、前記スルー画撮影動作しているときは撮影したスルー画像を前記画像表示部に表示し、前記動画撮影動作しているときは撮影した動画像を前記画像表示部に表示する動画撮影方法。
  14. 請求項10ないし13のいずれか1項記載の動画撮影方法において、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態では、前記画像表示部の表示用の画像として前記動画像を間引かずに使用する動画撮影方法。
  15. 請求項10ないし14のいずれか1項記載の動画撮影方法において、前記移動部材駆動機構により前記移動部材を駆動している状態で動画撮影動作により撮影した動画像を前記画像表示部に表示する表示態様は、前記画像記録部に記録した動画像を前記画像表示部に表示する表示態様と同一である動画撮影方法。
  16. 請求項12または13記載の動画撮影方法において、前記駆動信号生成ステップは、前記イメージセンサが動画像を撮影するフレームレート及びスキャン方式に応じた駆動周波数の駆動信号を生成するステップである動画撮影方法。
  17. 請求項16記載の動画撮影方法において、前記動画撮影装置は、前記イメージセンサが動画撮影動作するフレームレート及びスキャン方式を設定するユーザインタフェースをさらに有し、
    前記駆動信号生成ステップは、前記ユーザインタフェースにより設定されたフレームレート及びスキャン方式に応じて前記駆動周波数を変更するステップを含む動画撮影方法。
  18. 請求項10ないし17のいずれか1項記載の動画撮影方法において、前記動画撮影装置は、スルー画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構により移動部材を駆動するか否か、または動画像が前記画像表示部に表示された状態で、前記移動部材駆動機構により移動部材を駆動するか否か及び駆動態様を変更可能なユーザインタフェースをさらに有する動画撮影方法。
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