JPH08130670A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JPH08130670A
JPH08130670A JP6267063A JP26706394A JPH08130670A JP H08130670 A JPH08130670 A JP H08130670A JP 6267063 A JP6267063 A JP 6267063A JP 26706394 A JP26706394 A JP 26706394A JP H08130670 A JPH08130670 A JP H08130670A
Authority
JP
Japan
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cam
optical
image pickup
horizontal
image
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Withdrawn
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JP6267063A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawano
兼資 川野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH08130670A publication Critical patent/JPH08130670A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で小型化の可能な撮像装置を提供
することにある。 【構成】 レンズ群1と、レンズ群1を介して入射され
た光学像を電気信号に変換する撮像素子2と、撮像素子
2の垂直方向に平行な軸上で回転可能に且つ、撮像素子
2の水平方向に平行な軸上で回転可能に保持された平行
平板ガラス4と、平行平板ガラス4を撮像素子の垂直及
び水平画素数に応じて前記各軸について所定量回動させ
る事によって撮像素子に入射する光路を変化させ、光学
像情報を増加させるシステムコントロール回路COMと
を備え、システムコントロール回路COMは、平行平板
ガラス4を前記各軸を回動中心にして各々垂直方向及び
水平方向に駆動するカム32,27を備え、カム32,
27には平行平板ガラス4を変位させる動作と垂直方向
及び水平方向における動作の相互の回転動作の影響を補
正する動作とを並行して行うための複数のカム面F1〜
F2が形成されてなる撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば平行平板ガラ
ス等を用いて画素ずらしを行う事に依って高解像度の映
像信号を得ることを可能とした、コンピユータ用の画像
入力装置等に用いて好適な画像入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピユータ用の画像入力装置と
してビデオカメラが広く利用されており、特にビデオカ
メラとコンピユータなど(例えばパーソナルコンピユー
タやワークステーション)を組み合わせたシステムがD
TP(Desktop publishing) 用,画像の電子メールやテ
レビ会議システム用として利用されつつある。
【0003】この中でも画像入力装置は近年になって、
特にHDTV(High−definition television )を意識
した高解像度のものが開発されてきており、それらを用
いて文字と画像の編集を行ったり、また高品位な画像で
情報のやり取りが行われるようになってきた。
【0004】このようなシステムに対応可能な画像入力
装置としては、高い解像度を得るため、高画素数の撮像
素子が必須となる。
【0005】しかし、現在の多くのビデオカメラは撮像
素子の画素数としては25万画素から40万画素程度の
ものが主流(一部には58万画素有り)であり高品位な
画像を得ることは困難でHDTVに対応する事は出来
ず、また特殊な用途として一部には高解像度のビデオカ
メラも商品化されてはいるが、撮像素子が非常に高価な
為に一般民生機器として普及する為には大きな障害とな
っている。
【0006】しかし、近年になって40万画素程度の撮
像素子を用い、撮像素子あるいはレンズ系の一部を変位
させ、光路をずらし撮像素子に入射する光学像情報を増
加させる事に依って高解像度を達成するシステムが商品
化されてきており、これに依ってHDTVに対応できる
画像入力機器も低価格になりはじめてきている。
【0007】このシステムは所謂、平行平板ガラスを用
いた画素ずらしに依る実質的な高解像度化であり、その
概要を図13を用いて簡単に説明する。
【0008】図13において201は被写体からの光学
像を撮像素子202に導く為のレンズ群,202は光学
像を電気信号に変換する為の撮像素子,203は水平方
向両端部に回動支点となる回動軸205及び206が設
けられた平行平板ガラス保持フレーム、204は前記平
行平板ガラス保持フレーム203の中央部に固定された
平行平板ガラスであり、図示しない駆動源により前記平
行平板ガラス保持フレーム203が回動軸205及び2
06を回動中心として回転駆動されると前記平行平板ガ
ラス保持フレーム203の中央部に配置された平行平板
ガラス1がその動作に伴って回動し(図中a方向)入射
された光線を垂直方向にずらす事ができる様になってい
る。
【0009】また水平方向も同様に構成されており、2
07は垂直方向両端部に回動支点となる回動軸209及
び210が設けられた平行平板ガラス保持フレーム、2
08は前記平行平板ガラス保持フレーム2の中央部に固
定された平行平板ガラス2であり、図示しない駆動源に
より前記平行平板ガラス保持フレーム2が回動軸209
及び210を回動中心として回転駆動されると前記平行
平板ガラス保持フレーム2の中央部に配置された平行平
板ガラス2がその動作に伴って回動し(図中b方向)入
射された光線を水平方向にずらす事ができる様になって
いる。
【0010】また211は水晶の複屈折を利用して光学
像情報の周波数特性を変化させる光学ローパスフイルタ
ーであり、一般的には少なくとも2枚の水晶から構成さ
れ、一枚は水平方向、もう一枚は垂直方向の周波数を変
化させる様に前記撮像素子202の前面に配置されてお
り、更に、この複屈折による常光線と異常光線の分離幅
は前記撮像素子202の画素数及び画素配列,信号処理
回路等に依って適宜設定されている。
【0011】次に平行平板ガラスによる光路をずらす仕
組みを図14(a)、14(b)を用いて説明する。
【0012】図14(a)は平行平板ガラスが光軸主平
面に対し平行(同一平面内)に位置している状態図であ
り、図14(b)は平行平板ガラスが図14(a)の状
態から角度θ変位した状態図である。
【0013】図14(a)、(b)において221は光
軸方向に厚みdを有する平行平板ガラス、222は前記
平行平板ガラス221に入射する入射光、223は前記
平行平板ガラス221から出射する出射光であり、一般
に平行平板ガラスによる光路のずれ量δは次式で表せら
れる。
【0014】δ={1−(1/N)・(COSΦ/CO
SΦ′)}・d・SINΦ N :平行平板ガラスの屈折率 Φ :入射光と面法線のなす角(入射角) Φ′:平行平板ガラス内部で入射光と面法線のなす角 ここで、入射角Φが非常に小さい場合は COSΦ≒COSΦ′ SINΦ≒Φ とすることができる事から、次式の様に簡単な近似式で
表せられる。
【0015】δ=(1−1/N)・d・Φ
【0016】依って、図14(a)においての光路のず
れ量をδ=δ1、図14(b)においての光路のずれ量
をδ=δ2とすると δ1=(1−1/N)・d・Φ1 δ2=(1−1/N)・d・Φ2 Φ2=Φ1+θ の関係があり、図14(a)の状態より平行平板ガラス
がθ傾斜した時{図14(b)状態}の光路変化量δs
は δs=δ2−δ1 =(1−1/N)・d・(Φ2−Φ1) =(1−1/N)・d・θ となる。
【0017】次に撮像素子202の画素配列及び開口例
を図15に示し簡単に説明する。
【0018】図15(a)において、Hは水平走査方
向、Vは垂直走査方向を示す。隣接する2本の水平ライ
ンの一方にはイエロー色フイルターY及びマゼンダ色フ
イルターMが水平走査方向の画素間隔phで交互に配置
され、その下方にはシアン色フイルターC及びグリーン
色フイルターGが同じくphの画素間隔で交互に配置さ
れている。また垂直走査方向にはpvの画素間隔でやは
り交互に配置されている。
【0019】ここで、前述した平行平板ガラスを角度θ
傾斜させた時にその光路のズレ量が例えば1/2画素、
つまり(1/2)・ph及び(1/2)・pvになるよ
うに平行平板ガラスの厚みdを設定すれば、図15
(b)に示す様に水平方向4回,垂直方向4回のマトリ
ツクスで16倍の画像情報量を得ることができ、従来の
撮像素子を用いて高解像度化を図る事ができる。
【0020】次に平行平板ガラスを駆動する構成を図1
3及び図16を用いて説明する。各図は基本的な構成と
して、水平方向画素ずらし駆動部と垂直方向画素ずらし
駆動部とを完全に分離したものであり、2枚の平行平板
ガラスから構成されておりそれぞれが独立した動作を行
える様にしたもので非常に簡単な構成である。
【0021】しかし、上記構成では独立した2枚の平行
平板ガラスが光軸方向に並ぶため、光軸方向における厚
みが増加する為にレンズ長が長くなったり、またレンズ
後端部から撮像素子までの距離、つまりバツクフォーカ
スが長くなり所望の光学特性を得ることが困難な場合が
あった。
【0022】更には、水平方向と垂直方向とで平行平板
ガラスを独立して設ける必要がある等直部品点数も増
え、コストも高くなるという問題点を有していた。
【0023】また図16は平行平板ガラスが一枚から構
成される平行平板ガラスの水平及び垂直駆動部を示す概
略図であり、光軸主平面上をレンズ側より見たものであ
る。同図において、231は平行平板ガラス、232は
平行平板ガラス231を保持するフレーム、233及び
234はフレーム232の水平方向両端部に設けられフ
レーム232を後述するフレーム237に対してA軸方
向すなわち垂直方向に回動自在に支持するための回転
軸、235はフレーム232の下方端に設けられたカム
ピンであり、カム236のカム面にその一部が当接して
フレーム232をA軸を回転中心として回動させる為の
ものである。
【0024】またカム236はステツピングモータ24
7によつて回転され、その回転角に応じて半径が変化す
るような略スパイラル状のカムであり、その回転によつ
てカムピン235を上下動することにより、フレーム2
37をA軸を中心に回動させるように動作するものであ
る。
【0025】図17はカム236をステツピングモータ
247の回転軸の正面側より見たものであり、図に示す
様にカムは所定角度毎に偏心しており、ステツピングモ
ータが回転するとカムの外周に圧接されたカムピン23
5が図中垂直方向に変位する様に構成されたものであ
る。
【0026】237はフレーム232を回転軸233及
び234を介してA軸を中心に回動自在に支持するフレ
ームで、略ロの字型の形状をしており、その中空部の水
平方向両端部にはフレーム232に設けられた回転軸2
33及び234と回転係合する軸受け部238及び23
9が設けられている。
【0027】そしてフレーム237外周部の垂直方向両
端部には回転軸241及び242(同図ではカムピン2
35の下側に位置しているため見えない)が設けられて
おり、基台250の垂直方向両端部に設けられた軸受け
部243及び244(同図ではカムピン235の下側に
位置している)によつて、基台250に対してB軸を回
動中心にして水平方向に回転自在に保持されている。
【0028】240はフレーム237の一端に設けられ
たカムピンであり、カム249のカム面にその一部が当
接する関係で配され、フレーム237をB軸を回転中心
として回動させる為のものである。
【0029】またカム249はステツピングモータ24
8によつて回転され、その回転角に応じて半径が変化す
るような略スパイラル状のカムで、所定角度毎に偏心し
ており、その回転によつてカムピン240を上下動する
ことにより、フレーム237をB軸を中心に回動させる
ように動作するものである。このカムの形状は、前述の
図17に示すカム236と同様であり、図17の( )
内の符号で示す通りである。
【0030】245及び246はそれぞれフレーム23
7,232に設けられたカムピン240,235をカム
249,236に常時圧接する為のバネである。そして
ステツピングモータ247,248は基台に固定されて
いる。
【0031】上記構成において、ステツプモータ248
及び247を駆動させるとカム249及びカム236が
回転し、圧接されたカムピン240及びカムピン235
が移動し、平行平板ガラス231を水平方向及び垂直方
向に微小に変位させ画素ずらしを行うことができ、実質
的に高画素数の撮像素子を用いたときと同様の効果を得
ることができる。
【0032】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、水平方向のB軸を構成する回転軸241及
び242と垂直方向の上下動を行うためのカムピン23
5とが同一直線上に位置する構成を取る為に、水平方向
動作と垂直方向動作とが完全に独立した動作を行う事が
できるが、水平方向駆動部と垂直方向駆動部とが直交す
る配置となる為に、駆動モータの適切な配置が出来ずレ
ンズユニツト部の厚みが増加し、装置本体が大型化して
しまうという問題があった。そして本発明の課題は、こ
のような問題点を解決し、構成が簡単で小型化の可能な
撮像装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本願における請求項1に記載の発明によれば、光
学像を結像させるためのレンズ群(実施例ではレンズ群
1に相当する)と、前記レンズ群を介して入射された光
学像を電気信号に変換する撮像手段(実施例では撮像素
子2に相当する)と、光軸主平面上で前記撮像手段の垂
直方向に平行な軸上で回転可能に且つ、前記撮像手段の
水平方向に平行な軸上で回転可能に保持された光透過平
板(実施例では平行平板ガラス駆動部3,平行平板ガラ
ス4に相当する)と、前記光透過平板を前記撮像手段の
垂直及び水平画素数に応じて前記各軸について所定量回
動させる事に依って前記撮像手段に入射する光路を変化
させ、光学像情報を増加させる制御手段(実施例ではシ
ステムコントロール回路COMに相当する)とを備え、
前記制御手段は、前記光透過平板を前記各軸を回動中心
にして各々垂直方向及び水平方向に駆動するカム(実施
例ではカム32,カム27に相当する)を備え、前記カ
ムには前記光透過平板を変位させる動作と前記垂直方向
及び水平方向における動作の相互の回転動作の影響を補
正する動作とを並行して行う為の複数のカム面(実施例
ではカム面F1〜F2に相当する)が形成されている構
成を用いる。
【0034】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、請求項1において、前記制御手段は、前記光透
過平板を垂直方向に駆動させるカムと水平方向に駆動さ
せるカム(実施例ではカム27,カム32相当する)を
それぞれ備え、前記各カムは同一形状である構成を用い
る。
【0035】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、前記カムは階段的に変化するカム面(実施例で
はカム面F1〜F2に相当する)を有する構成を用い
る。
【0036】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、請求項3において、前記カムは光路を変化させ
る際のカム面の変化量と、垂直及び水平動作時の互いの
回転動作を補正する際のカム面の変化量とが一致(実施
例において、カム27,32の各カム面のシフト量が等
しいことに相当する)した構成を用いる。
【0037】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項1において、光学像を結像させる前記レ
ンズ群の一部には、前記撮像素子に入射する光学像情報
の空間周波数を制限する光学ローパスフイルター(実施
例では、光学ローパスフイルター回転機構部5,光学ロ
ーパスフイルター6に相当する)を有しており、前記光
学ローパスフイルターは略撮影光軸を中心に回転可能に
保持されている構成を用いる。
【0038】また本願における請求項6に記載の発明に
よれば、請求項5において、前記光学ローパスフイルタ
ーを回転させる事に依ってローパスフイルターとしての
カツトオフ周波数特性を変化させるように構成する(実
施例では図5の特性の変化に相当する)。
【0039】また本願における請求項7に記載の発明に
よれば、請求項6において、前記制御手段は、前記光透
過平板の変位量に応じて前記ローパスフイルターの回転
角を制御するように構成されている構成を用いる。
【0040】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、光学像を結像させるためのレンズ群(実施例で
はレンズ群1に相当する)と、前記レンズ群を介して入
射された光学像を電気信号に変換する撮像手段(実施例
では撮像素子2に相当する)と、光軸主平面上で垂直方
向に平行な軸上で回転可能に且つ水平方向に平行な軸上
で回転可能に配され、前記光学像の前記撮像手段の撮像
面上における結像位置を変位させる変位手段(実施例で
は平行平板ガラス駆動部3,平行平板ガラス4に相当す
る)と、前記変位手段を前記撮像手段の垂直及び水平画
素数に応じて前記各軸について所定量回動させることに
よつて、光学像情報を増加させる制御手段(実施例では
システムコントロール回路COMに相当する)とを備
え、前記制御手段は、前記光透過平板を前記各軸を回動
中心にして各々垂直方向及び水平方向に駆動するカム
(実施例ではカム32,カム27に相当する)を備え、
前記カムには前記光透過平板を変位させる動作と前記垂
直方向及び水平方向における動作の相互の回転動作の影
響を補正する動作とを並行して行う為の複数のカム面
(実施例ではカム面F1〜F2に相当する)が形成され
ている構成を用いる。
【0041】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、請求項8において、前記制御手段は、光透過平
板を垂直方向に駆動させるカム(実施例ではカム27に
相当する)と水平方向に駆動させるカム(実施例ではカ
ム32に相当する)と水平方向にとをそれぞれ備え、前
記各カムは同一形状であるような構成を用いる。
【0042】また本願における請求項10に記載の発明
によれば、請求項9において、前記カムは光路を変化さ
せるカム面の変化量と、垂直及び水平動作時の互いの回
転動作を補正するカム面の変化量とが一致している(実
施例において、カム27,32の各カム面のシフト量が
等しいことに相当する)構成を用いる。
【0043】また請求項11に記載の発明によれば、請
求項8において、光学像を結像させる前記レンズ群の一
部には、前記撮像手段に入射する光学像情報の空間周波
数を制限する光学ローパスフイルター(実施例では光学
ローパスフイルター6に相当する)を有しており、前記
光学ローパスフイルターは略撮影光軸を中心に回転可能
に保持され(実施例では光学ローパスフイルター回転機
構部5に相当する)、前記光学ローパスフイルターを回
転させることによつてカツトオフ周波数特性を変化させ
る構成を用いる。
【0044】
【作用】本願の請求項1に記載の発明によれば、カムの
水平方向駆動部と垂直方向駆動部とを同一方向へ配置
し、装置の小型化を図ることができる。
【0045】また本願の請求項2,3,4に記載の発明
によれば、前記カムの光路を変化させるカム面の変化量
と、垂直及び水平動作時の互いの回転動作を補正するカ
ム面の変化量とを一致させる事に依って、水平方向動作
用のカム形状と垂直動作用のカム形状を同一にして、部
品共通化を図り低価格なレンズユニツトを提供すること
ができる。
【0046】また本願の請求項5,6,7に記載の発明
によれば、前記光透過平板の移動による画素ずらしによ
る高画素化に応じたカツトオフ周波数を適応的に設定す
ることができる。
【0047】本願の請求項8に記載の発明によれば、カ
ムの水平方向駆動部と垂直方向駆動部とを同一方向へ配
置し、装置の小型化を図ることができる。
【0048】また本願の請求項9,10に記載の発明に
よれば、前記カムの光路を変化させるカム面の変化量
と、垂直及び水平動作時の互いの回転動作を補正するカ
ム面の変化量とを一致させる事に依って、水平方向動作
用のカム形状と垂直動作用のカム形状を同一にして、部
品共通化を図り低価格なレンズユニツトを提供すること
ができる。
【0049】また本願の請求項11に記載の発明によれ
ば、前記光透過平板の移動による画素ずらしによる高画
素化に応じたカツトオフ周波数を適応的に設定すること
ができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の撮像装置の実施例を図面に従
って説明する。図1は本実施例の撮像装置の概略構成を
示すブロツク図である。
【0051】図1に於いて、1はレンズ群、2はレンズ
群1によつて結像された被写体からの光学像を光電変換
して撮像信号を出力するCCD等の撮像素子、3はレン
ズ群1と撮像素子2との間の光軸上に配され、垂直方向
(図中a方向)及び水平方向(図中b方向)に回動可能
な平行平板ガラス保持フレームを有する平行平板ガラス
駆動部、4は前記平行平板ガラス保持フレームの中央部
に固定された平行平板ガラスである。そしてこの平行平
板ガラス保持フレームを図中a,b方向に回動すること
により、撮像素子2に入射する光学像を撮像素子の撮像
面上でシフトし、画素ずらしを行うように構成されてい
る。
【0052】また5は光学ローパスフイルター回転機構
部であり、中央部には光学ローパスフイルター6が光軸
を中心に所定角度の範囲で回転可能(図中c方向)に保
持されている。
【0053】また図1において、AMは撮像素子2より
出力された撮像信号を所定のレベルに増幅するプリアン
プ、ADはプリアンプより出力された撮像信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器、MEはA/D変換器に
よつてデジタル信号に変換された撮像信号を記憶する画
像メモリ、MCは後述のシステムコントローラCOMの
指令にしたがつて画像メモリへの書き込み,読み出しア
ドレス及びタイミングの制御を行うメモリコントロー
ラ、DRは平行平板ガラス駆動部3の水平方向(X方
向)及び垂直方向(Y方向)におけるステツピングモー
タを駆動するための駆動回路、COMはシステム全体の
動作を制御するシステムコントロール回路で、マイクロ
コンピユータ等によつて構成されている。図中、X,Y
はそれぞれ平行平板ガラス駆動部3の水平方向(X方
向)及び垂直方向(Y方向)における駆動制御信号を示
し、平行平板ガラス駆動部3よりシステムコントロール
回路COMへ供給される信号PSは、後述する平行平板
ガラスを駆動するためのカムの位相を検出するセンサか
らの位置信号を示している。
【0054】そして、具体的には、駆動回路DRを制御
して平行平板ガラス駆動部3を動作し、かつその位相を
信号PSによつて検出しながら、水平方向(X方向)及
び垂直方向(Y方向)のタイミングを正確に制御し、そ
れぞれ撮像素子上における入射光の入射位置を図15
(b)のように順次シフトさせるとともに、メモリコン
トローラMCを制御してそれぞれの位置において撮像さ
れた各画素情報を画像メモリMEに記憶することによ
り、平行平板ガラス駆動部3の各移動位置における画素
情報を画像メモリME上で合成し、結果的に画素数を増
やした高画質の画像情報を出力する動作を行う。
【0055】またシステムコントロール回路COMは、
制御信号LCによつて光学ローパスフイルタ回転機構5
を制御し、光学ローパスフイルタ回転機構5内の初期化
位置センサ−48の検出出力(初期化位置信号)LSを
受け、その制御を行う。
【0056】次に、図2,図3に従って本発明の平行平
板ガラス駆動部3について説明する。図2は平行平板ガ
ラス駆動部3をレンズ側の光軸主平面から見た図(図1
中のL方向)であり、図2に於いて11は回転に依って
レンズ群1を通過した入射光を偏向し、撮像素子への光
路を変化させる為の平行平板ガラス、12は前記平行平
板ガラス11を保持する為の保持フレーム、13及び1
4は保持フレーム12の水平方向両端部に設けられ、保
持フレーム12を後述の保持フレーム16に対してA軸
を回動中心として垂直方向に回動自在に支持するための
回転軸部、15は保持フレーム12の一部に設けられ、
後述するY方向カム27と係合してフレーム12を回動
させるためのカムピンである。
【0057】16は保持フレーム12を取り囲む様に形
成された中空の保持フレーム、17及び18は保持フレ
ーム16の内側中空部の水平方向両端部に設けられ前記
回転軸部13及び14に係合し保持フレーム12をA軸
を回転中心として回転自在に保持する軸受部、19は保
持フレーム16の一部に設けられ、後述するX方向カム
32と係合してフレーム16をB軸を中心に回動させる
ためのカムピン、20及び21は前記保持フレーム16
の外側の垂直方向両端部に設けられた回転軸部、22は
レンズ鏡筒の一部であり平行平板駆動部3を支持する基
台であり、23及び24は基台22の垂直方向両端部に
設けられ保持フレーム16の回転軸部20及び21に係
合し前記保持フレーム16をB軸を回転中心として回転
自在に保持する軸受け部、25は回転軸部13に巻回さ
れ保持フレーム12をそのカムピン15がY方向カム2
7のカム面に圧接される方向へと一方向に付勢するコイ
ルバネ、26も同様に前記回転軸部21に巻回され保持
フレーム16をそのカムピン19がX方向カム32のカ
ム面に圧接される方向へと一方向へ付勢するコイルバネ
である。
【0058】27は保持フレーム12を駆動する為のY
方向カムであり、前記基台22に設けられた軸部28に
回転自在に支持されている。またY方向カム27の外周
部にはギア部が形成され駆動源としてのステツピングモ
ータ31の出力軸に圧入されたピニオン29と係合し回
転伝達が行われる様に構成されている。
【0059】更にY方向カム27の周縁部のスラスト方
向の片面には保持フレーム12のカムピン15と接触し
保持フレーム12を回動させる為のフエースカム面27
(a)が形成されており、且つカムピン15は常時コイ
ルバネ25に依ってフエースカム面27(a)に当接す
る様に構成されている。
【0060】したがつてステツピングモータ31を回転
してY方向カム27を回転することにより、そのフエー
スカム面27(a)によつてカムピン15を上下動し、
保持フレーム12をA軸を中心に回動し、入射光の撮像
素子への入射位置を垂直方向すなわちY方向にシフトし
て垂直方向の画素ずらしを行うことができる。
【0061】また30はY方向カム27のスラスト方向
の一部に直立して形成された突起部であり、図示しない
フオトインタラプタ等のセンサーに依って、Y方向カム
27の回転の初期位置を検出する為のものである。
【0062】また水平方向すなわちX方向においても同
様である。32は保持フレーム16を駆動する為のX方
向カムであり、前記基台22に設けられた軸部33に回
転自在に係合されている。またX方向カム32の外周部
にはギア部が形成され駆動源としてのステツピングモー
タ36の出力軸に圧入されたピニオン35と係合し回転
伝達が行われる様に構成されている。
【0063】更にX方向カム32の周縁部におけるスラ
スト方向の片面には保持フレーム16のカムピン19と
接触し、保持フレーム16をB軸を中心に回動させる為
のフエースカム面32(a)が形成されており、且つカ
ムピン19は常時コイルバネ26に依ってフエースカム
面32(a)に当接する様に構成されている。
【0064】したがつてステツピングモータ36を回転
してX方向カム32を回転することにより、そのフエー
スカム面32(a)によつてカムピン19を上下動し、
保持フレーム16をB軸を中心に回動し、入射光の撮像
素子への入射位置を水平方向にシフトすることができ
る。
【0065】また34はX方向カム32のスラスト方向
の一部に直立して形成された突起部であり、図示しない
フオトインタラプタ等のセンサーに依って、初期化位置
を検出する為のものである。
【0066】また同図から明らかなように、Y方向カム
27,X方向32を一か所に集中配置したため、保持フ
レーム12の上下動を行うカムピン15が保持フレーム
16の回動軸すなわち水平方向の回動を行うB軸上にな
く、したがつて保持フレーム16をB軸を中心に回動し
た際、保持フレーム12のカムピン15も上下に変動
し、このままでは水平,垂直方向のそれぞれを独立して
制御することができない。本発明は、この点を以下に説
明するようなカムの形状によつて解決した。
【0067】次に、平行平板ガラスを駆動するカムの形
状を図3を用いて説明する。尚、保持フレーム12を移
動して垂直方向の画素ずらしを行うY方向カム27と保
持フレーム16を移動して垂直方向の画素ずらしを行う
X方向カム32は全く同一形状である事が本発明の特徴
でもあり、ここではY方向カム27についての説明を行
う。
【0068】図3はY方向カム27の外観斜視図であ
り、本実施例ではフエースカム面の摺動性を良くする為
に弗素が充填されたPPS樹脂で成形されたものを用い
ているが、真鍮や鉄合金等を用いて摺動面に潤滑剤を塗
布して使用しても問題は無い。
【0069】また同図の様にカムのフエース面は7段階
のカムリフト〔カム面高さ(T1,T2,・・・T
7)〕を有する休止カム面(階段的に変位するカム)を
構成し、各フエース面(F1,F2・・・F7)領域内
は同一高さでステツピングモータの取り付け位相がずれ
ても、その同一高さの領域内であればカムリフト変化を
吸収できる構成をとっている。
【0070】またカムリフト(カム面高さ)とカム回転
位置との関係は図4に示す様になっている。図4に於い
て、横軸は初期化位置を原点とした時のY方向カム27
(またはX方向カム32)の回転位置を示すものであ
り、フエース面位置(F1,F2,・・F7)及びステ
ツピングモータの原点からの回転ステツプ(1〜6〜1
1……)で表示している。またステツピングモータの回
転方向は反時計回り(CCW方向)とする。
【0071】また縦軸はカムピン15(またはカムピン
19)が当接している位置のカムリフト〔カム面高さ
(T1,T2,……T7)〕である。
【0072】図4からわかるように、ステツピングモー
タが原点から1ステツプ動作した位置がF1,更に5ス
テツプ動作した位置がF2,……,F7と5ステツプ単
位がそれぞれのカムフエース面位置に相当し、その時の
カムリフト(カム面高さ)はそれぞれT1,T2,……
T7となり、隣接する各フエース面のカムリフトの差が
画素ずらしでの0.5画素(撮像素子の画素感覚の1/
2)に相当している。
【0073】尚、この時のステツピングモータの回転方
向はモータ出力軸から見て反時計回り(CCW)方向と
なっている。
【0074】次に光学的ローパスフイルター回転機構部
5(図1参照)について図5を用いて説明する。
【0075】図5(a)は光学ローパスフイルターの回
転機構部をレンズ側の光軸主平面(図1中のL方向)よ
り見たもので、41は可動側ローパスフイルターで上部
の一面が切り欠かれた形状をしており、その切り欠かれ
た一面41(a)が上側位置で水平に対し平行な状態の
時が常光線の分離方向(異常光線の方向)が水平に対し
図1中L方向より見て135度の状態となっている(図
5(b))。
【0076】また前記可動側ローパスフイルター41の
紙面で見て裏側には固定側ローパスフイルター42(図
示せず)が基台43に固定されており、常光線の分離方
向(異常光線の方向)は図1中L方向より見て常に0度
(水平)になっている(図5(c))。
【0077】44はLPFホルダーで前記可動側ローパ
スフイルター41が略中央部に固定され、外周部にはギ
ア部44aが形成されたもので、前記基台43に回転可
能に保持されている。
【0078】また前記LPFホルダー44の外周部の一
部には鍔状の突起部47が形成されている。
【0079】45は前記LPFホルダーの外周部に設け
られたギア部44aと回転係合するピニオンで駆動源と
してのステツピングモータ46の出力軸に圧入されてい
る。したがつてステツピングモータ46の回転によりL
PFホルダー44が回転される。48は初期化センサー
で前記LPFホルダー44外周の突起部47を検出する
ことにより、LPFホルダー44の回転初期位置を検出
するものである。
【0080】上記構成に於いて、可動側ローパスフイル
ターが図5(b)の状態では水平方向成分及び垂直方向
成分とも空間周波数のカツトオフ周波数帯域が制限され
た状態であり、図5(b)の位置から反時計回り(図中
M方向)に45度回転した位置(図5(b)中破線位
置)では垂直方向成分がキヤンセルされた状態となり、
空間周波数のカツトオフ周波数帯域が拡大し高解像度の
画像情報を得る事ができる。
【0081】次に平行平板ガラス駆動部3を動作させて
平行平板ガラス4を水平方向及び垂直方向に駆動し、画
素ずらしを行う一連動作を図6〜図12を用いて説明す
る。
【0082】図6〜図7は平行平板ガラス駆動部に電源
投入後、X方向カム32及びY方向カム27の初期化を
行うフローチヤート図である。この処理は、図1のシス
テムコントロール回路COMによつて行われる。
【0083】図6は平行平板4を水平方向すなわち水平
方向すなわちX方向に振動させるX方向カム32の初期
化を行うフローチヤート図であり、同図において、51
はX方向カム32の初期位置検出用の突起部34を検出
する不図示の初期化センサーのHIGH/LOWを検出
する判別ステツプ、52はステツピングモータ36の駆
動ステツプ、53は初期化センサーの判別ステツプ、5
4はステツピングモータ36の停止ステツプ、55はス
テツピングモータ36の駆動ステツプ、56は初期化セ
ンサーの判別ステツプ、57はステツピングモータ36
の停止ステツプである。なお初期化センサ−の出力信号
は、図1に信号PSで示されている。
【0084】まず、電源が投入されると初期化センサー
がHIGHかLOWかを判別し、LOW(初期化センサ
ーが前記突起部34を検出している状態)の状態ならス
テツピングモータ駆動ステツプ55へ移り、HIGH
(初期化センサーが突起部34を認識していない状態)
の状態ならステツピングモータ駆動ステツプ52へ移
る。
【0085】ステツピングモータ駆動ステツプ52へ移
ると、ステツピングモータ36は初期化センサーがLO
Wになるまで時計回り(CW方向)へ回転し、LOWに
なった所で停止する。
【0086】次に、ステツピングモータ36を反時計回
り(CCW方向)へ1ステツプ回転させ、ここを原点位
置としてシステムコントロール回路COMに認識させ
る。更に、この状態から1ステツプ反時計回り(CCW
方向)へ回転した所が平行平板ガラス4の垂直成分が光
軸主平面に平行になる位置である。
【0087】以上の初期化が終了すると、ステツピング
モータ36の駆動パルス数とカム位相との相関が取れる
様になり、ステツピングモータ36のステツプ数を制御
する事でカムリフト(カム高さ)を任意に設定できる。
【0088】尚、説明全てに於いて、ステツピングモー
タ36の回転方向を出力軸から見て時計回り方向をC
W,反時計回り方向をCCWとする。
【0089】次にY方向すなわち垂直方向の画素ずらし
を行うY方向カム27の初期化に於いても、全く同様で
図7にフローチヤートを示す。
【0090】図7に於いて、61は初期化センサーのH
IGH/LOWを検出する判別ステツプ、62はステツ
ピングモータ31の駆動ステツプ、63は初期化センサ
ーの判別ステツプ、64はステツピングモータ31の停
止ステツプ、65はステツピングモータ31の駆動ステ
ツプ、66は初期化センサーの判別ステツプ、67はス
テツピングモータ31の停止ステツプである。
【0091】初期化動作は基本的にはX方向振動用のX
方向カム32とY方向振動用のY方向カム27とは同一
であるが、初期化最終ステツプのステツピングモータ駆
動ステツプ数のみが異なる。これは本発明の実施例が、
平行平板ガラス4の垂直成分と水平成分とがそれぞれ光
軸主平面に対し平行になる状態の時が、X方向カム32
では原点より1ステツプ、Y方向カム27では16ステ
ツプとなる様に構成されているからであり、それぞれ適
宜に設定されても問題は無い(図2は初期位置ではな
い)。
【0092】次に光学ローパスフイルター回転機構部の
初期化のフローチヤートを図8に示す。同図において、
71は初期化センサーのHIGH/LOWを検出する判
別ステツプ、72はステツピングモータ駆動ステツプ、
73は初期化センサーの判別ステツプ、74はステツピ
ングモータ停止ステツプ、75はステツピングモータ駆
動ステツプ、76は初期化センサーの判別ステツプ、7
7はステツピングモータ停止ステツプである。
【0093】X方向カム32及びY方向カム27の初期
化同様に、電源が投入されると初期化センサー48の出
力LSがHIGHかLOWかを判別し、LOW(初期化
センサー48が突起部47を検出している状態)の状態
ならステツピングモータ駆動ステツプ75へ移り、HI
GH(初期化センサー48が突起部47を認識していな
い状態)の状態ならステツピングモータ駆動ステツプ7
2へ移る。
【0094】ステツピングモータ駆動ステツプ72へ移
ると、ステツピングモータ46は初期化センサーがLO
WになるまでCCW方向へ回転し、LOWになった所で
停止する。
【0095】次に、ステツピングモータをCW方向へ1
ステツプ回転させ、ここを原点位置としてシステムコン
トロール回路COMに認識させる。この状態の時が可動
側ローパスフイルターが図5(b)の状態であり空間周
波数のカツトオフ周波数帯域が制限されている状態であ
る。
【0096】以上の初期化が終了すると、ステツピング
モータの駆動パルス数と可動側ローパスフイルター回転
位相との相関が取れる様になり、ステツピングモータの
ステツプ数を制御する事でカツトオフ周波数帯域を変更
できる。
【0097】次に、画素ずらしを行って画像を取り込む
流れを、図9〜図12を用いて説明する。図9はX方向
すなわち水平方向画素ずらし用のX方向カム32及びY
方向すなわち垂直方向画素ずらし用のY方向カム27の
動作フローチヤートであり、この処理もシステムコント
ロール回路COMによつて行われる。
【0098】図9において、81は初期化後の画像取り
込みスタートステツプ、82は画像取り込みステツプ、
83はY方向カム27用ステツピングモータ31駆動ス
テツプ、84はY方向カム27用ステツピングモータ3
1停止ステツプ、85はY方向カム27用ステツピング
モータ31駆動ステツプ、86はY方向カム27ステツ
ピングモータ31停止ステツプ、87はX方向カム32
用ステツピングモータ36駆動ステツプ、88はX方向
カム32用ステツピングモータ36停止ステツプ、89
はX方向カム32用ステツピングモータ36駆動ステツ
プ、90はX方向カム32用ステツピングモータ36停
止ステツプ、91は終了ステツプである。
【0099】X方向カム32及びY方向カム27,光学
ローパスフイルター6の初期化が終了し、画像取り込み
の高画質モードが選択されると、可動側ローパスフイル
ターは空間周波数のカツトオフ周波数帯域を拡大させる
位置(図5(b)の破線位置)まで回転し停止する(後
述の図12参照)。
【0100】また前述した様に初期化が終了するとX方
向カム32は原点位置より1ステツプ,Y方向カム27
は原点位置より16ステツプ駆動された位置で停止して
おり、この位置が平行平板ガラスが光軸主平面に平行な
状態となっているが、図9の画像取り込みステツプ82
に示す様に、まずはこの位置で第1面の画像情報(図1
0(b)中の1番地)の取り込みが行われる。
【0101】図10はX方向カム32及びY方向カム2
7の動作タイミングを示し、図10(a)は画像情報の
取り込み回数とX方向カム32及びY方向カム27の回
転位置との関係を示すグラフであり、前述した図9のフ
ローチヤートに対応している。また図10(b)は図1
0(a)の画像取り込み回数と撮像素子上の取り込み位
置の関係をメモリ番地で示す図である。
【0102】次にY方向カム27用ステツピングモータ
駆動ステツプ83によりY方向カム27駆動用ステツピ
ングモータ31が5ステツプ駆動し撮像素子面上で垂直
方向に0.5画素ずれた第2面(図10(b)中の2番
地9)の画像情報を取り込む。
【0103】同様にして、1画素及び1.5画素ずらし
て第3面(図10(b)中の3番地)及び第4面(図1
0(b)中の4番地)の画像情報を取り込んだ後にY方
向カム27用ステツピングモータ31停止ステツプ84
に移り、更に逆方向に20ステツプ進んで停止する(Y
方向カム27用ステツピングモータ31駆動ステツプ8
5及びY方向カム27用ステツピングモータ31停止ス
テツプ86)。
【0104】垂直方向の画像取り込みが4回終了する
と、X方向カム32用ステツピングモータ36駆動ステ
ツプ87に示す様にX方向カム32が5ステツプ駆動さ
れ、停止する(X方向カム32用ステツピングモータ駆
動ステツプ88)。
【0105】この時、Y方向カム27用ステツピングモ
ータ31が15ステツプではなく、20ステツプ進む理
由としては、本発明での構成では平行平板ガラス4の駆
動が垂直方向と水平方向とが完全に独立したものではな
く、水平方向を動作させると垂直方向成分も変化してし
まうからである。その為に、少なくともX方向カム32
の階段的なフエース面32(a)にはX方向カム32動
作時の補正領域を設ける必要があり、水平方向4段階の
画素ずらしに対し図3に示す様に7段階のフエース面を
有しているのである。
【0106】また本実施例では更に画素ずらしの為の段
階的なカムリフトの最小変化量と補正領域での最小変化
量とを一致させている構成を取っているのでX方向画素
ずらし用X方向カム32とY方向画素ずらしY方向カム
27とが同一形状にでき、部品の共通化を図っている。
【0107】この様に、X方向カム32の動作に応じて
Y方向カム27を1段階補正する事に依って初めて図1
0(b)中に於いて5番地の状態をとる事ができ、引き
続き、図9中のステツプ82から88を繰り返し6番地
〜8番地の画像情報の取り込みを行う様に構成されてい
る。
【0108】同様にして、16面の画像情報を取り込ん
だ後にX方向カム32用ステツピングモータ36は15
ステツプ逆回転して停止して終了する(Xカム用ステツ
ピングモータ駆動ステツプ89〜終了ステツプ91)。
【0109】以上16面の画像情報を取り込むと、シス
テムコントロール回路COMによりこれらの情報をメモ
リME上で合成して出画する様にシステムが組まれてい
る。
【0110】尚、本実施例では0.5画素単位の画素ず
らしにより高解像度化を行っているが、基本的な構成は
このままで1画素単位の画素ずらしができる事は言うま
でもない。
【0111】またX方向カム32及びY方向カム27の
分割数を適宜設定すれば簡単に0.25画素、0.1画
素等の更に高解像度の画素ずらしシステムに展開でき
る。
【0112】図10はX方向カム32とY方向カムの動
作タイミングを示し、図10(a)は画像情報の取り込
み回数とX方向カム32及びY方向カム27の回転位置
との関係を示すグラフであり、前述した図9のフローチ
ヤートに示す処理に対応している。また図10(b)は
図10(a)の画像取り込み回数と撮像素子上の取り込
み位置の関係を示すものである。
【0113】すなわち図10(a)に示すように、X方
向カム32のあるカム面に対してY方向カム27が4段
階にカム面を変位させ、撮像素子への画像取り込み位置
を垂直方向に4段階にシフトしている。そしてY方向に
おける4段階のシフトすなわち垂直方向に4段階の画像
取り込みを行った後は、X方向カム32を1段階シフト
して撮像素子への画像取り込み位置を水平方向に1段階
シフトし、Y方向カム27を4段階にシフトして垂直方
向に4段階に画像取り込みを行う。
【0114】ただし1回目のY方向のシフトが終了した
後、Y方向カム27を復帰させる際、1回目のシフトが
開始する前の位置よりカム面にして1段階ずらした位置
から2回目のシフト動作を開始している。
【0115】このY方向カム27のシフト開始位置をず
らして行くことにより、X方向カム32の移動に伴う平
行平板ガラスの垂直位置のシフトを補正することがで
き、正確な画像取り込みを行うことができる。
【0116】尚、図2に示す状態は、両カムともカム面
がF3すなわちカムリフト量がT3になつており、図1
0(a)では、12回目の画像取り込み状態であること
を示している。
【0117】この補正により、カムピン15を平行平板
ガラスの垂直方向の回動軸となるB軸上に設けなくても
よく、カムピン15,19及びX方向カム32,Y方向
カム27を一か所に集中させることができる。
【0118】またカムピン15の長さ、各カムの配置を
考慮することにより、X方向カム32が回動したときの
Y方向カム27の補正量を各カムの1段階のカムリフト
量に等しくしたので、X方向カム32及びY方向カム2
7に同一形状のカムを用いることができる。
【0119】図11は本実施例での各要素(X方向カム
32,Y方向カム27,可動側ローパスフイルター)の
駆動方向と各要素駆動用ステツピングモータの回転方向
を示す図で、図11(a)はX方向カム32の動作方
向、図11(b)はY方向カム27の動作方向、図11
(c)は可動側ローパスフイルターの動作方向を示すも
のである。尚、可動側ローパスフイルターはレンズ側よ
り見たものである。
【0120】図12は画像取り込み時の高画質モードと
ノーマルモードとでの光学ローパスフイルター回転動作
を示すフローチヤート図であり、101はスタートステ
ツプ、102は高画質選択ステツプ、103は可動側ロ
ーパスフイルター駆動用ステツピングモータの駆動ステ
ツプ、104はノーマルモード選択ステツプ、105は
可動側ローパスフイルター駆動用ステツピングモータの
駆動ステツプ、106は終了ステツプである。
【0121】前述した様に、高画質モードが選択される
と可動側ローパスフイルター駆動用ステツピングモータ
の駆動ステツプ103により、可動側ローパスフイルタ
ーはカツトオフ周波数帯域を拡大する位置へ回転する。
【0122】また逆にノーマルモードへ戻したい時には
可動側ローパスフイルター駆動用ステツピングモータの
駆動ステツプ105により逆回転して、カツトオフ周波
数帯域を制限する位置へ移る。これらの可動側ローパス
フイルターの切り換えは、前述してきたXカム及びYカ
ム動作による画素ずらしと連動させて操作性を向上させ
る事も可能であるが、逆に独立に設けて必要に応じて動
作させても構わない。
【0123】更には、フォーカス調整時に前記可動側ロ
ーパスフイルターの切り替えを利用して光学ローパスフ
イルターとしてのカツトオフ周波数帯域を拡大させモワ
レを生じさせて、フォーカスの微調整を行う様にすると
正確な調整が行える。
【0124】
【発明の効果】以上述べたように、本願における請求項
1に記載の発明によれば、光学像を結像させるためのレ
ンズ群と、前記レンズ群を介して入射された光学像を電
気信号に変換する撮像手段と、光軸主平面上で前記撮像
手段の垂直方向に平行な軸上で回転可能に且つ、前記撮
像手段の水平方向に平行な軸上で回転可能に保持された
光透過平板と、前記光透過平板を前記撮像手段の垂直及
び水平画素数に応じて前記各軸について所定量回動させ
る事に依って前記撮像手段に入射する光路を変化させ、
光学像情報を増加させる制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記光透過平板を前記各軸を回動中心にして各々
垂直方向及び水平方向に駆動するカムを備え、前記カム
には前記光透過平板を変位させる動作と前記垂直方向及
び水平方向における動作の相互の回転動作の影響を補正
する動作とを並行して行う為の複数のカム面が形成され
ている構成を用いたので、カムの水平方向駆動部と垂直
方向駆動部とを同一方向へ配置し、装置の小型化を図る
ことができる。
【0125】また本願における請求項2,3,4に記載
の発明によれば、前記カムの光路を変化させるカム面の
変化量と、垂直及び水平動作時の互いの回転動作を補正
するカム面の変化量とを一致させる事に依って、水平方
向動作用のカム形状と垂直動作用のカム形状を同一にし
て、部品共通化を図り低価格なレンズユニツトを提供す
ることができる。
【0126】また本願の請求項5,6,7に記載の発明
によれば、前記光透過平板の移動による画素ずらしによ
る高画素化に応じたカツトオフ周波数を適応的に設定す
ることができ、高画質の画像を取り込むことができると
ともに、折り返しによるモワレ等を防止でき、品位の高
い画像を撮像することができる。
【0127】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、光学像を結像させるためのレンズ群と、前記レ
ンズ群を介して入射された光学像を電気信号に変換する
撮像手段と、光軸主平面上で垂直方向に平行な軸上で回
転可能に且つ水平方向に平行な軸上で回転可能に配さ
れ、前記光学像の前記撮像手段の撮像面上における結像
位置を変位させる変位手段と、前記変位手段を前記撮像
手段の垂直及び水平画素数に応じて前記各軸について所
定量回動させることによつて、光学像情報を増加させる
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記光透過平板を
前記各軸を回動中心にして各々垂直方向及び水平方向に
駆動するカムを備え、前記カムには前記光透過平板を変
位させる動作と前記垂直方向及び水平方向における動作
の相互の回転動作の影響を補正する動作とを並行して行
う為の複数のカム面が形成されている構成を用いたの
で、カムの水平方向駆動部と垂直方向駆動部とを同一方
向へ配置し、装置の小型化を図ることができる。
【0128】また本願の請求項9,10に記載の発明に
よれば、前記カムの光路を変化させるカム面の変化量
と、垂直及び水平動作時の互いの回転動作を補正するカ
ム面の変化量とを一致させる事に依って、水平方向動作
用のカム形状と垂直動作用のカム形状を同一にして、部
品共通化を図り低価格なレンズユニツトを提供すること
ができる。
【0129】また本願の請求項11に記載の発明によれ
ば、前記光透過平板の移動による画素ずらしによる高画
素化に応じたカツトオフ周波数を適応的に設定すること
ができ、高画質の画像を取り込むことができるととも
に、折り返しによるモワレ等を防止でき、品位の高い画
像を撮像することができる。
【0130】尚、上述の実施例では、レンズユニツト内
において、レンズ群と撮像素子との間に平行平板ガラス
を配し、これを振動させて画素ずらしを行った場合につ
いて述べたが、これに限定されるものではなく、例えば
撮像素子自体を振動させたり、レンズ群の一部を振動さ
せるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の概略ブロツク図である。
【図2】本発明の平行平板ガラス駆動部の概略図であ
る。
【図3】Y方向カム27,33の外観斜視図である。
【図4】カム回転位置とカムリフトの関係を示す図であ
る。
【図5】光学ローパスフイルターの回転機構部概略図で
ある。
【図6】X方向X方向カム32の初期化フローチヤート
である。
【図7】Y方向Y方向カム27の初期化フローチヤート
である。
【図8】光学ローパスフイルターの初期化フローチヤー
トである。
【図9】X方向X方向カム32及びY方向Y方向カム2
7の動作フローチヤートである。
【図10】X方向X方向カム32及びY方向Y方向カム
27の動作タイミング図。
【図11】各要素の駆動方向とステツピングモータの回
転方向との関係を示す図である。
【図12】光学ローパスフイルターの回転動作フローチ
ヤートである。
【図13】従来例での平行平板ガラス駆動装置のブロツ
ク図である。
【図14】平行平板ガラスによる光路ずらしの模式図で
ある。
【図15】撮像素子の画素配列及び開口例を示す図であ
る。
【図16】従来例での平行平板ガラスの駆動部概要を示
す図である。
【図17】従来例でのX方向カム(Y方向カム)の主要
側面図である。
【符号の説明】
1 レンズ群 2 撮像素子 3 平行平板ガラス駆動部 4 平行平板ガラス 5 光学ローパスフイルター回転機構部 6 光学ローパスフイルター 11 平行平板ガラス 12 保持フレーム(Y方向) 13 回転軸部 14 回転軸部 15 カムピン(Y方向) 16 保持フレーム(X方向) 17 軸受け部 18 軸受け部 19 カムピン(X方向) 20 回転軸部 21 回転軸部 22 基台 23 軸受け部 24 軸受け部 27 Y方向カム 28 軸部 29 ピニオン 30 突起部 31 ステツピングモータ 32 X方向カム 33 軸部 34 突起部 35 ピニオン 36 ステツピングモータ 41 可動側ローパスフイルター 42 固定側ローパスフイルター 43 基台 44 LPFホルダー 45 ピニオン 46 ステツピングモータ 47 突起部 48 初期化センサー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を結像させるためのレンズ群と、 前記レンズ群を介して入射された光学像を電気信号に変
    換する撮像手段と、 光軸主平面上で前記撮像手段の垂直方向に平行な軸上で
    回転可能に且つ、前記撮像手段の水平方向に平行な軸上
    で回転可能に保持された光透過平板と、 前記光透過平板を前記撮像手段の垂直及び水平画素数に
    応じて前記各軸について所定量回動させる事に依って前
    記撮像手段に入射する光路を変化させ、光学像情報を増
    加させる制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記光透過平板を前記各軸を回動中心
    にして各々垂直方向及び水平方向に駆動するカムを備
    え、前記カムには前記光透過平板を変位させる動作と前
    記垂直方向及び水平方向における動作の相互の回転動作
    の影響を補正する動作とを並行して行う為の複数のカム
    面が形成されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、前
    記光透過平板を垂直方向に駆動させるカムと水平方向に
    駆動させるカムとをそれぞれ備え、前記各カムは同一形
    状であることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カムは階段的に
    変化するカム面を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記カムは光路を変
    化させる第1のカム面の変化量と、垂直及び水平動作時
    の互いの回転動作を補正する第2のカム面の変化量とが
    一致していることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、光学像を結像させる
    前記レンズ群の一部には、前記撮像素子に入射する光学
    像情報の空間周波数を制限する光学ローパスフイルター
    を有しており、前記光学ローパスフイルターは略撮影光
    軸を中心に回転可能に保持されている事を特徴とする撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記光学ローパスフ
    イルターを回転させる事に依ってローパスフイルターと
    してのカツトオフ周波数特性を変化させる事を特徴とす
    る撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記制御手段は、前
    記光透過平板の変位量に応じて前記ローパスフイルター
    の回転角を制御するように構成されていることを特徴と
    する撮像装置。
  8. 【請求項8】 光学像を結像させるためのレンズ群と、 前記レンズ群を介して入射された光学像を電気信号に変
    換する撮像手段と、 光軸主平面上で垂直方向に平行な軸上で回転可能に且つ
    水平方向に平行な軸上で回転可能に配され、前記光学像
    の前記撮像手段の撮像面上における結像位置を変位させ
    る変位手段と、 前記変位手段を前記撮像手段の垂直及び水平画素数に応
    じて前記各軸について所定量回動させることによつて、
    光学像情報を増加させる制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記光透過平板を前記各軸を回動中心
    にして各々垂直方向及び水平方向に駆動するカムを備
    え、前記カムには前記光透過平板を変位させる動作と前
    記垂直方向及び水平方向における動作の相互の回転動作
    の影響を補正する動作とを並行して行う為の複数のカム
    面が形成されていることを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記制御手段は、前
    記光透過平板を垂直方向に駆動させるカムと水平方向に
    駆動させるカムとをそれぞれ備え、前記各カムは同一形
    状であることを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記カムは光路を
    変化させる第1のカム面の変化量と、垂直及び水平動作
    時の互いの回転動作を補正する第2のカム面の変化量と
    が一致していることを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、光学像を結像させ
    る前記レンズ群の一部には、前記撮像手段に入射する光
    学像情報の空間周波数を制限する光学ローパスフイルタ
    ーを有しており、前記光学ローパスフイルターは略撮影
    光軸を中心に回転可能に保持され、前記光学ローパスフ
    イルターを回転させることによつてカツトオフ周波数特
    性を変化させるように構成されていることを特徴とする
    撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1017240A2 (en) * 1998-12-31 2000-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Colour image signal generation
US7327395B2 (en) 2002-12-13 2008-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Autofocus apparatus
JP2018506071A (ja) * 2015-02-06 2018-03-01 オプトチューン アクチェンゲゼルシャフト 画像の解像度を向上させるための光学機器

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