JPH10285447A - 撮像装置及び光学装置 - Google Patents

撮像装置及び光学装置

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JPH10285447A
JPH10285447A JP9088235A JP8823597A JPH10285447A JP H10285447 A JPH10285447 A JP H10285447A JP 9088235 A JP9088235 A JP 9088235A JP 8823597 A JP8823597 A JP 8823597A JP H10285447 A JPH10285447 A JP H10285447A
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optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、高精度、且つ高速駆動の可能
な画素ずらしシステムを備えた撮像装置及び光学装置を
提供することにある。 【解決手段】 撮像面に結像された光学像を光電変換し
て撮像信号を出力する撮像素子(2)と、前記撮像面上
における入射光の入射位置をシフトする平行平板(3、
6)と、前記平行平板光の両端部の永久磁石(4U,4
D,7L,7R)に当接して、その光軸方向における位
置をそれぞれ規制することにより、前記光学素子の傾斜
位置を制御する規制部として機能する複数の凹部(91
U,91D,91L,91R)、前記光学素子を前記規
制部に当接させるべく駆動する電磁石(5Ua,5U
b,5Da,5Db,5La,5Lb,5Ra,5R
b)を備え,各電磁石のオン、オフを制御することによ
って、平行平板を複数の傾斜位置へと制御するように構
成した撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像系の光路内に
設けられた平行平板ガラスや反射鏡の光学的角度を微妙
に変化させることによって、実質的に高画質の画像入力
を可能とした撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、ビデオカメラ、スキャナー等の画像
入力機器の進歩は著しく、その高画質化、高解像度化が
強く求められているが、撮像素子自体の画素数を増加さ
せることは、感度やS/Nの低下等の性能上の問題、製
造上の歩留まりの低下による高コスト化、さらに偽信号
等を防止するための水晶等ローパスフィルタ等も高額に
なる等、多くの問題を含んでいる。
【0003】そこで、撮像素子自体の画素数を増加させ
ずに、撮像装置の高画質化、高解像度化を図る手法とし
て、レンズ群と撮像素子との光学上の中継空間における
光路内に反射鏡を配置し反射角を変動させたり、同じく
光路内に平行平板状の光透過ガラスを配置し光の屈折を
利用して光透過ガラスへの光の入射角やガラスの板厚を
変動させたりして、本来は撮像素子の感光部と感光部と
の間の不感帯に届いていた光学画像情報を感光部へ導い
て順次光学映像情報を得ることにより、あるいは撮像素
子自体を微小振動させることにより、実質的に撮像素子
の持つ画素数を増加させたのと同等の高解像度の画像を
得ることを可能とした所謂「画素ずらし」が知られてい
る。
【0004】この手法によれば、撮像素子自体の画素数
を増加させなくても高画質の撮像を行うことができるた
め、画像入力装置においては、高解像度化において極め
て有効な手法とされている。
【0005】以上のような原理を利用した画素ずらしの
具体例としては、例えば、特開昭59−15378号公
報のように、平行平板を画素列と平行な軸の周りに回動
させたり、特開平1−121816号公報のように、平
行平板面を傾け、光軸周りに回転させたり、実開平6−
8937号 のように、X・Y軸を設け、モータでカムを
駆動して平行平板面の傾きを変化させるもの等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平行平
板光透過ガラスを用いた上記従来機構例では光学的位置
を変化させる駆動源としてモーターが使用され、カムに
よる位置制御等の複雑で高価な機構が用いられ、平行平
板光透過ガラスの位置決めの精度を確保するのが困難で
あるとともに、駆動速度の高速化も困難であった。
【0007】またモータ、カム、モータの駆動力をカム
に伝達するための機構、さらにこれらを水平方向と垂直
方向の2系統について設ければ、必然的に装置が大型化
し、レンズ群と撮像素子との間の空間に配置すること自
体困難を伴う等、多くの問題点を含んでいる。
【0008】そこで、本出願人は、このような問題点を
解決し、簡単な構成で、且つ高速駆動の可能な画素ずら
しシステムを備えた撮像装置及び光学装置として、平成
9年1月14日付で特願平9−4476号を出願した。
【0009】本願は上記の問題点を解決するとともに、
特願平9−4476号の発明のさらなる高速化を課題と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願における請求項1に記載の発明によれば、撮像
面に結像された光学像を光電変換して撮像信号を出力す
る撮像手段と、前記撮像面上における入射光の入射位置
をシフトする光学素子と、前記光学素子に係合して、そ
の光軸方向に対する傾斜位置を規制する複数の規制部
と、前記光学素子を前記規制部に係合させるべく駆動す
る駆動手段とを備え、前記駆動手段を電磁駆動手段によ
って構成するとともに、前記光学素子の前記駆動手段の
電磁力の作用する部分に永久磁石を配することにより、
前記光学素子の永久磁石と前記電磁駆動手段によって形
成される電磁回路によって前記光学素子を駆動するよう
に構成された撮像装置を特徴とする。
【0011】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、請求項1の発明において、前記光学素子を、前
記撮像手段への入射光路内に設けられた平行平板で構成
し、前記複数の規制部を、それぞれ前記光学素子の各端
部においてその位置を規制して前記光学素子の光軸に対
する傾斜角を制御することにより、前記撮像面上におけ
る入射光の入射位置をシフトするように構成した。
【0012】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、請求項1の発明において、前記規制部を、前記
光学素子の各端部に対し、その光軸方向前後に形成され
た一対の規制面を備え、前記光学素子の端部の当接する
規制面の組み合わせを変更することにより、前記光学素
子を複数の傾斜角に制御可能とするように構成した。
【0013】また本願における請求項4に記載に発明に
よれば、請求項3の発明において、前記規制面によって
許容される前記光学素子の前記光軸方向における移動範
囲を、その一端部側と、他端部側とで1:2の関係にす
ることにより、前記光学素子の傾斜角を最大傾斜位置と
最小傾斜位置との間で等分し得るように構成した。
【0014】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項3の発明において、前記規制面と当接す
る前記光学素子の両端部に、それぞれ前記規制面と線接
触あるいは点接触する係合部を設けた。
【0015】また本願における請求項6に記載の発明に
よれば、請求項5の発明において、前記係合部を前記規
制面に線接触する円筒部材で形成した。
【0016】また本願における請求項7に記載の発明に
よれば、請求項6の発明において、前記電磁駆動手段
を、前記規制面ごとに設けられた複数の電磁石で構成
し、前記光学素子側の係合部に形成された永久磁石とで
電磁回路を形成し、前記各電磁石の電流の方向を制御す
ることによって、前記光学部材に当接する規制面を選択
し、前記光学部材の傾斜位置を変更するように構成し
た。
【0017】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、請求項1または7の発明において、前記撮像面
への入射光の入射位置を、前記撮像面上において垂直方
向にシフトする垂直方向光学素子と、前記撮像面への入
射光の入射位置を、前記撮像面上において水平方向にシ
フトする水平方向光学素子とを備えた構成とした。
【0018】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、撮像面上における入射光の入射位置をシフトす
る光学素子と、前記光学素子に係合して、その光軸方向
に対する傾斜位置を規制する複数の規制部と、前記光学
素子を前記規制部に係合させるべく駆動する駆動手段と
を備え、前記駆動手段を電磁駆動手段によって構成する
とともに、前記光学素子の前記電磁駆動手段の電磁力の
作用する部分に永久磁石を配することにより、前記光学
素子の永久磁石と前記電磁駆動手段によって形成される
電磁回路によって前記光学素子を駆動するように構成さ
れている光学装置を特徴とする。
【0019】また本願における請求項10に記載の発明
によれば、請求項9の発明において、前記光学素子を、
前記撮像面への入射光路内に設けられた平行平板で構成
し、前記複数の規制部は、それぞれ前記光学素子の各端
部に対し、その光軸方向前後に形成された一対の規制面
を備え、前記光学素子の端部の当接する規制面の組み合
わせを変更することにより、前記光学素子を複数の傾斜
角に制御可能とするように構成した。
【0020】また本願における請求項11に記載に記載
の発明によれば、請求項10の発明において、前記規制
面と当接する前記光学素子の両端部に、それぞれ前記規
制面と線接触あるいは点接触する係合部を設けた。
【0021】また本願における請求項12に記載の発明
によれば、請求項11の発明において、前記係合部は前
記規制面に線接触する円筒形状の永久磁石で構成した。
【0022】また本願における請求項13に記載の発明
によれば、請求項10の発明において、前記電磁駆動手
段を、前記規制面ごとに設けられた複数の電磁石を備
え、前記光学素子側の係合部に形成された永久磁石と電
磁回路を形成し、前記各電磁石の電流の方向を制御する
ことによって、前記光学部材に当接する規制面を選択
し、前記光学部材の傾斜位置を変更するように構成し
た。
【0023】また本願における請求項14に記載の発明
によれば、請求項10または14の発明において、前記
撮像面への入射光の入射位置を、前記撮像面上において
垂直方向にシフトする垂直方向光学素子と、前記撮像面
への入射光の入射位置を、前記撮像面上において水平方
向にシフトする水平方向光学素子とを備えた構成とし
た。
【0024】また本願における請求項15に記載の発明
によれば、請求項10の発明において、前記規制部を、
前記光学素子の両端部をそれぞれ遊嵌することによっ
て、該光学素子を少なくとも光軸方向に所定の移動範囲
をもって支持する凹部によって構成し、前記規制面を、
前記凹部内において前記光学素子の端部に対向する面に
それぞれ形成し、前記光学素子の端部に当接して、その
端部の光軸方向における移動範囲をそれぞれ規制するこ
とにより、前記光学素子を前記光軸に対して複数の傾斜
位置に制御するように構成した。
【0025】また本願における請求項16に記載の発明
によれば、請求項1または9の発明において、前記光学
装置を一体に組み込んだレンズユニットあるいはカメラ
装置を特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明における撮像装置の
実施の形態について説明する。
【0027】まず撮像素子の撮像面上における入射光の
入射位置を画素単位でずらすことによって、高画質の画
像を撮像可能とする「画素ずらし」の動作原理について
説明する。
【0028】平行平板光透過ガラスの光の屈折を利用し
た光路ずらしの原理について、図17を用いて説明す
る。同図(a)は光路をずらす前の状態、同図(b)は
光路をずらした後の状態を表わす。
【0029】同図(a),(b)において、100は撮
像対象となるたとえば原稿等の被写体、102は撮像レ
ンズ群、103は光学系の光軸に対して傾斜可能に配置
され、均一な屈折率を有する平行平板状の光透過性物質
からなる光束移動手段であるところの光学素子、104
はレンズ群102によって結像された被写体100から
の入射光を光電変換して撮像信号を出力する撮像手段と
してのCCD等の固体撮像素子である。
【0030】図17(a)において、被写体100のあ
る一点101aからの光は、レンズ群102、光学素子
103を通り固体撮像素子104の受光部104aに入
射し、有効データとして光電変換される。
【0031】一方、被写体100のある一点101bか
らの光は、レンズ群102、光学素子103を通り、固
体撮像素子104の受光部間の不感帯104bに入射す
るが、光電変換はされず無効データとなる。
【0032】ここで、光学素子103に光が入射する方
向と、その光が光学素子103から射出する際の屈折方
向のずれ移動量をδ1、入射光と光学素子103の入射
面の法線とのなす角をθ1、光学素子103の厚みを
t、光学素子103の屈折率をNとすると、 δ1=(1−1/N)・t・θ1 となる。
【0033】この時の固体撮像素子の撮像面とのなす角
を便宜上ω1としておく。
【0034】図17(b)は、前記光学素子103をω
=(ω2―ω1)の角度だけ変化させた時の状態を示
す。
【0035】図17(b)において、光学素子103に
光が入射する光とその光が光学素子103から射出する
光の屈折方向のずれ移動量をδ2、入射光と光学素子1
03の入射面の法線とのなす角をθ2、光学素子103
の厚みがt、光学素子103の屈折率がNであるから、 δ2=(1−1/N)・t・θ2 となる。
【0036】ここで、図17(a)の状態から図17
(b)の状態になった時の、固体撮像素子104へ射出
される光路のずれδは、 δ=δ1+δ2 =(1−1/N)・t・(θ1+θ2) =(1−1/N)・t・(ω2−ω1) であるから、結局 δ=(1−1/N)・t・ω となる。
【0037】ここで、図17(a)において撮像対象物
体1の一点1bからの光情報が、固体撮像素子104の
不感帯104bに入射して無効データとなってしまって
いたのを、図17(b)の状態に変化させることで被写
体100の一点1bからの光情報が、固体撮像素子10
4の感光部104cに入射して有効データとして活用で
きる。
【0038】図17(a)の状態で取り込んだ撮像デー
タと図17(b)の状態で取り込んだ撮像データをメモ
リ上に収集しそのデータを位相を補正して合成すれば画
素数が2倍になったのと同じデータ量を得ることができ
る。
【0039】以上のような原理を利用して、光学素子1
03を数箇所の傾斜位置に静止させ、その都度撮像素子
104に受光される光情報を取り込めば撮像感光部数の
数倍の画像情報を得ることができる。
【0040】「画素ずらし」自体の基本原理は、以上の
ようになっており、次に、本発明の実施の形態について
説明する。
【0041】(発明の第1の実施の形態)本発明は、撮
影レンズと撮像素子(CCD)との間に、撮影レンズを
介して入射した光束を、撮像素子の撮像面において水平
方向にシフトするための平行平板ガラスを含む水平シフ
ト機構と、垂直方向にシフトするための平行平板ガラス
を含む垂直シフト機構とを備えている。
【0042】図1は、本発明の撮像装置における画素ず
らしシステムの概略構成を示す斜視図で、同図におい
て、1は光学系としての撮像レンズユニット、2は撮像
手段としてのCCD等の撮像素子である。3は撮影レン
ズユニット1を介して入射する光束を、撮像素子2の撮
像面上において、垂直方向にシフトする(垂直方向)光
学素子としてのガラスあるいはプラスチックで形成され
た透過平行平板ガラスで、その両端部にはそれぞれ係合
部としての永久磁石4U,4Dが配され、各永久磁石4
U、4Dの光軸方向前後には、光学素子を駆動する駆動
手段としての電磁石5Ua,52Ub、5Da,5Db
がそれぞれ配され、これらの電磁石を制御して、平行平
板3の傾斜状態を制御し、矢印V方向に回動しすること
により、撮像面上における光束の入射位置を垂直方向に
上下シフトすることができる。
【0043】尚、電磁石5Uaは、ヨーク51Uとコイ
ル53Uからなり、電磁石5Ubはヨーク52Uとコイ
ル54Uによって構成されている。
【0044】これらの電磁石のコイルへの通電と電流の
流れる方向を制御することにより、ヨーク51Uの両端
部磁化極性を反転させ、永久磁石4Uの磁化極性との関
係を変化させ、吸引・反発力によって、平行平板3の上
端の永久磁石4Uを前後に移動する(電磁)駆動手段が
構成される。
【0045】また電磁石5Daは、ヨーク51Dとコイ
ル53Dからなり、電磁石5Dbは、ヨーク52Dとコ
イル54Dからなる。これらの電磁石のコイルへの通電
と電流方向を制御することにより、ヨーク51Dの両端
部磁化極性を反転させ、永久磁石4Uの磁化極性との関
係を変化させ、吸引・反発力によって、平行平板3の下
端の永久磁石4Dを前後に移動する電磁駆動手段が構成
される。
【0046】図18(a)・(b)は、電磁駆動手段を
説明する為の図であり、電磁石5Ua,5Ubと永久磁
石4Uで代表して説明する。
【0047】図18(a)において、永久磁石4Uは、
円筒形の丸棒を例えば、サマリウムコバルト系や、ネオ
ジウム系のラジアル極異方性または等方性マグネットな
どを用いて、図示の様に丸棒の両端で磁極を反転させて
永久磁化させた永久磁石で構成する。または両端部のヨ
ーク52Uとヨーク54Uに挟まれた部位のみを前記マ
グネットを使用して鉄棒で繋いで構成してもよい。また
はマグネットの周りをモールド等で形成してもよい、重
要なのはヨーク52Uとヨーク54Uに挟まれた部位に
特定の磁極を形成した永久磁石を配置することにある。
【0048】電磁石5Ubのヨーク52Uの周囲に巻線
された電磁コイル54Uに、電流が流れ、ヨーク52U
の両端部が、図18(a)のように磁化する場合(図で
見て左側がS極で、右側がN極に磁化される)の電流の
向きをプラス、電磁石5Uaのヨーク51Uの周囲に巻
線された電磁コイル53Uに、電流が流れ、ヨーク51
Uの両端部が、図示のように磁化する場合(図で見て左
側がS極で、右側がN極に磁化される)の電流の向きを
プラスとする。
【0049】この時、電磁石5Ubのヨーク52Uの磁
化によって、永久磁石4Uとヨーク52Uの間には吸引
力が作用し、永久磁石4Uはヨーク52Uに引き付けら
れ、電磁石5Uaのヨーク51Uの磁化によって、永久
磁石4Uとヨーク51Uの間には反発力が作用し、永久
磁石4Uはヨーク51Uから遠ざかり、永久磁石4U
は、この2つの作用力をうけて、図で見て上方へ、瞬発
的に移動する。
【0050】電磁石5Ubのヨーク52Uの周囲に巻線
された電磁コイル54Uに、電流が流れ、ヨーク52U
の両端部が、図18(b)のように磁化する場合(図で
見て左側がN極で、右側がS極に磁化される)の電流の
向きをマイナス、電磁石5Uaのヨーク51Uの周囲に
巻線された電磁コイル53Uに、電流が流れ、ヨーク5
1Uの両端部が、図示のように磁化する場合(図で見て
左側がN極で、右側がS極に磁化される)の電流の向き
をマイナスとする。
【0051】この時、電磁石5Ubのヨーク52Uの磁
化によって、永久磁石4Uとヨーク52Uの間には反発
力が作用し、永久磁石4Uはヨーク52Uから遠ざけら
れ、電磁石5Uaのヨーク51Uの磁化によって、永久
磁石4Uとヨーク51Uの間には吸引力が作用し、永久
磁石4Uはヨーク51Uに引き付けられ、永久磁石4U
は、この2つの作用力をうけて、図で見て下方へ、瞬発
的に移動する。
【0052】これらの電磁石5Ua,5Ub,5Da,
5Dbのオン、オフ、電流方向制御により、平行平板3
の上部及び下部を光軸方向前後に移動してその傾斜角を
変更し、平行平板3を通過して撮像素子の撮像面上に入
射する入射光の入射位置を、光軸方向に対して垂直方向
(上下)にずらすことができる。
【0053】一方、6は撮影レンズ1を介して入射する
光束を、撮像面上において、水平方向にシフトする平行
平板ガラスで、その両端部にはそれぞれ係合部としての
円筒部材を形成する永久磁石7L、7Rが配され、各永
久磁石7L、7Rの光軸方向前後には、それぞれ電磁石
8La,8Lb、8Ra,8Rbが配されており、これ
らの電磁石を制御して、平行平板6の傾斜状態を制御
し、矢印H方向に回動することにより、撮像面上におけ
る光束の入射位置を水平方向に左右シフトすることがで
きる。
【0054】尚、電磁石8Laは、ヨーク81Lとコイ
ル83Lからなり、電磁石8Lbは、ヨーク82Lとコ
イル84Lからなる。これらの電磁石のコイルへの通電
と電流方向を制御することにより、ヨーク81Lの両端
部磁化極性を反転させ、永久磁石4Uの磁化極性との関
係を変化させ、吸引・反発力によって、平行平板6の左
端の永久磁石7Lを前後に移動する駆動手段すなわち電
磁駆動手段が構成される。
【0055】また電磁石8Raは、ヨーク81Rとコイ
ル83Rからなり、電磁石8Rbは、ヨーク82Rとコ
イル84Rからなる。これらの電磁石のコイルへの通電
と電流方向を制御することにより、ヨーク81Rの両端
部磁化極性を反転させ、永久磁石4Uの磁化極性との関
係を変化させ、吸引・反発力によって、平行平板6の右
端の永久磁石7Rを前後に移動する駆動手段すなわち電
磁駆動手段が構成される。
【0056】これらの電磁石8La,8Lb、8Ra,
8Rbのオン、オフ、電流方向制御により、平行平板6
の左部及び右部を光軸方向前後に移動してその傾斜角を
変更し、平行平板6を通過して撮像素子の撮像面上に入
射する入射光の入射位置を、光軸方向に対して水平方向
(左右)にずらすことができる。
【0057】これらの垂直方向、水平方向の2枚の平行
平板3、6を撮影レンズ1と撮像素子2との間の空間に
おいて、それぞれ上下方向、左右方向に傾斜させ、撮影
レンズを通過した光束の撮像面上における入射位置を垂
直方向及び水平方向に、撮像素子の画素間隔よりも小さ
いピッチでシフトすることにより、撮像素子の画素間に
入射する画像を撮像することができ、撮像素子の実際の
画素数よりも多い画素数の撮像素子で撮像したのと等価
の高画質を実現することが可能となる。
【0058】以下、図2乃至図6を用いて、本発明の画
素ずらしシステムの細部の構成及び動作について説明す
る。
【0059】図2は、垂直方向における画素ずらしを行
う平行平板3の構成を図示したものである。
【0060】本発明の画素ずらしシステムは撮影レンズ
1と撮像素子2との間に配されるため、カメラを例にす
れば、レンズユニットかカメラ本体内に配される事にな
る。
【0061】図2(a),(b)は、平行平板3を、そ
れぞれ前方すなわち光の入射方向、及び右側方より見た
状態を示すものであり、同図(a)に示すように、平行
平板3は、撮像素子2の撮像面の前方に位置され、撮像
面全面をカバーする大きさを有する。
【0062】また平行平板3は、その上下の永久磁石4
U,4Dを、それぞれレンズユニットあるいはカメラ本
体の筐体側に形成されている。
【0063】図2(b)において、平行平板3は、その
両端に配された永久磁石をそれぞれ筐体に形成された凹
部91U,91D内に遊嵌された状態で、すなわち前後
方向、上下方向に所定のクリアランスを有した状態で保
持されている。
【0064】また凹部91U,91Dは、それぞれ紙面
に垂直方向に平行平板の幅と略同じ長さに延長され、か
つ平行平板3両端部の永久磁石4U、4Dをその凹部の
内面92U,93U、92D,93Dに沿って円柱状に
形成することにより、凹部内の規制面に当接する際に線
接触となるようになされ、平行平板3のあおり方向の傾
きを規制することができる。またこの円柱形状による線
接触と同じ効果を得る方法として、この線接触ライン上
に複数の点接触部を形成してもよい。
【0065】これらの凹部は、本発明における光学素子
を位置決めするための規制部として機能し、光学部材と
しての平行平板の係合部である永久磁石と当接する面
は、位置決めを行うための規制面として機能する。
【0066】そして、各凹部内のそれぞれ光軸方向すな
わち図で見て左右の内壁面92U,93U、92D,9
3Dに永久磁石4U、4Dを当接させることによって、
平行平板の光軸に対する各傾斜位置が位置決めされ、各
凹部の光軸方向における幅に応じて、平行平板3の両端
部の永久磁石4U、4Dの光軸方向における移動量が決
定され、結果として平行平板の傾き量が異なるように制
御される。
【0067】本画素ずらしシステムは、このような構成
の平行平板を、水平方向にも備えており、その位置関係
を図3(a),(b)に示す。
【0068】図3(a)は、光軸方向前方より見た正面
図,図3(b)は、上方より見た図である。図1からも
わかるように、撮像レンズユニット1と撮像素子2との
間には、それぞれ水平方向の平行平板6と、垂直方向の
平行平板3とが、互いに直交する関係で配されている。
【0069】本発明の画素ずらしシステムにおいて、重
要なのは、各平行平板の傾斜位置をその両端の永久磁石
と凹部によって、規制することによって、多くの傾斜位
置を得るとともに、その駆動源に電磁石と永久磁石を用
い、さらに平行平板は、その両端部の永久磁石を凹部内
に遊嵌しておくだけの構成とし、動作時に電磁石の電磁
磁化極性と永久磁石の磁化極性との関係によって生ずる
吸引・反発力によって位置規制を行い、且つ電磁石が付
勢されていない状態では、平行平板の支持手段として、
永久磁石の磁力によって電磁通電オフ時の位置で保持さ
れるので、特別な構成を必要としないことである。この
支持構成によれば、従来のシステムのように、垂直及び
水平方向における回動軸を有するジンバル機構等を省略
することができる。
【0070】また平行平板3、6とも、凹部内に遊嵌さ
れているだけで、ジンバル等の支持機構が不要であり、
且つ駆動力も電磁力を直接作用させるため、駆動力を伝
達する機構も不要であることから、構成が簡単であるだ
けでなく、極めて高速の駆動が可能となり、且つ高精度
の位置規制が可能となる。
【0071】以下、本実施形態における画素ずらしシス
テムの構成と、平行平板の制御の詳細について、図4〜
図7を用いて説明する。
【0072】図4〜図7は垂直方向における画素すらし
を行う平行平板3の傾斜位置制御を説明するための図で
ある。特徴的な構成は、凹部91Uと、91Dの相対的
な位置関係及び凹部の幅の設定にある。
【0073】図4〜図7は、それぞれ被写体上の1点に
対応する入射光の撮像素子2の撮像面における入射位置
を、順次下方へとシフトするための、平行平板の傾斜位
置を示している。
【0074】図4において、平行平板3の上端のアーマ
チャ4Uが遊嵌されている凹部91Uと下端のアーマチ
ャ4Dが遊嵌されている凹部91Dとは、その幅すなわ
ち光軸方向における長さ、及びその位置が互いに異なっ
ている。
【0075】図4では、上方では、電磁石5Uaと永久
磁石4Uとの間に吸引力が作用するようにコイル53U
の電流方向が制御され、電磁石5Ubと永久磁石4Uと
の間に反発力が作用するようにコイル54Uの電流方向
が制御されていて、永久磁石4Uが凹部91U内におい
て、電磁石5Uaのヨーク51Uに吸着され、光軸方向
前方となる規制面92Uに当接されて位置決めされてお
り、下方では、電磁石5Daと永久磁石4Dとの間に反
発力が作用するようにコイル53Dの電流方向が制御さ
れ、電磁石5Dbと永久磁石4Dとの間に吸引力が作用
するようにコイル54Dの電流方向が制御されていて、
永久磁石4Dが電磁石5Dbのヨーク52Dに吸着さ
れ、光軸方向後方となる規制面93Dに当接されて位置
決めされている。
【0076】本実施形態では、この図4の状態で、平行
平板3が光軸に対して垂直な位置関係になるように設定
されているが、図4,図5,図6,図7それぞれの傾斜
状態は、いずれも絶対的なものではなく、あくまでも、
本来は入射されないはずの画像を、平行平板の傾斜角に
応じて、入射可能とするものであるから、図4の状態
で、光軸に垂直である必要はない。
【0077】ここで、永久磁石4Uと、凹部91Uの幅
とのクリアランスすなわち永久磁石4Uと、凹部91U
内の規制面93Uとの間隙をd1、同様に永久磁石4D
と、凹部91Dの幅とのクリアランスすなわち永久磁石
4Dと、凹部91D内の規制面92Dとの間隙をd2と
し、両者の間には、d2=2d1、すなわち間隙d2が
間隙d1の2倍に設定されている。
【0078】またω1は、このとき撮像素子2の撮像面
と、平行平板3とのなす角を示している。尚、間隙d
1、d2の設定は高精度に行われる。永久磁石4U、4
D等の寸法も高精度に行われるが、マグネットのみでは
高精度を得られない場合が多々ある、そこで、高い精度
を要求される、例えば規制面との当接部を鉄棒やモール
ド等で形成してもよい、重要なのはヨークとヨークに挟
まれた部位に特定の磁極を形成した永久磁石を配置する
ことにある。
【0079】図19(a)は、永久磁石4Uの動作スピ
ードを表した波形であり、横軸に時間、縦軸に位相であ
らわしている。下の2つの波形は電磁石5Uaと電磁石
5Ubの通電と電流方向の反転を時間軸を同じにしてあ
らわしている。
【0080】図19(b)は、永久磁石4Uの動作スピ
ードに対して、例えば、永久磁石4Uを電磁軟鉄等の鉄
棒のみを用いて、電磁石5Ua,5Ubの単なる電磁吸
引アーマチャとして構成した場合の動作スピードを表し
た波形であり、横軸に時間、縦軸に位相であらわしてい
る。下の2つの波形は電磁石5Uaと電磁石5Ubの通
電オン、オフと電流を時間軸を同じにしてあらわしてい
る。スケールは図19(a)と(b)とで同一であり、
永久磁石4Uを単なる鉄棒で構成した場合より明らかに
高速で作動する。
【0081】この図4の状態において、電磁石5Uaと
永久磁石4Uとの間に反発力が作用するようにコイル5
3Uの電流方向を反転して、電磁石5Ubと永久磁石4
Uとの間に吸引力が作用するようにコイル54Uの電流
方向を反転して励磁すれば、平行平板3の上端の永久磁
石4Uが上方凹部91Uの規制面92Uを離れ、規制面
93U側へと吸着されて当接し、位置決めがなされ、図
5の状態となる。
【0082】これによって、平行平板3は、その上下端
の永久磁石4U,4Dをそれぞれ凹部91U内の規制面
93U、凹部91D内の規制面93Dによって、その傾
斜位置を規制される。すなわち図4の状態から、同図で
見て1段階右に傾斜し、撮像素子2の撮像面上びおける
入射光の受光位置が、撮像面上において、下方にシフト
される。尚、この状態において、撮像面と平行平板との
なす角をω2とする。
【0083】この図5の状態で、上方の凹部91Uの電
磁石5Ubと永久磁石4Uとの間に反発力が作用するよ
うにコイル54Uの電流方向を反転して、電磁石5Ua
と永久磁石4Uとの間に吸引力が作用するようにコイル
53Uの電流方向を反転することにより、永久磁石4U
は凹部91U内の規制面93Uを離れ、規制面92Uへ
と吸着されて当接し、位置決めされる。
【0084】また下方の凹部91Dの電磁石5Dbと永
久磁石4Dとの間に反発力が作用するようにコイル54
Dの電流方向を反転して、電磁石5Daと永久磁石4D
との間に吸引力が作用するようにコイル53Dの電流方
向を反転することにより、平行平板3の下方の永久磁石
4Dは、下方凹部91D内の規制壁93Dを離れ、規制
面92Dへと吸着されて当接し、位置決めがなされ、図
6の状態となる。
【0085】これによって、平行平板3は、その上下端
の永久磁石4U、4Dをそれぞれ凹部91U内の規制面
92U、凹部91D内の規制面92Dによって、その傾
斜位置を規制される。すなわち図5の状態から、同図で
見てさらに1段階右に傾斜し、撮像素子2の撮像面上び
おける入射光の受光位置が、撮像面上において、さらに
下方にシフトされる。尚、この状態において、撮像面と
平行平板とのなす角をω3とする。
【0086】この状態で、電磁石5Uaと永久磁石4U
との間に反発力が作用するようにコイル53Uの電流方
向を反転して、電磁石5Ubと永久磁石4Uとの間に吸
引力が作用するようにコイル54Uの電流方向を反転す
ると、平行平板3の上端の永久磁石4Uが上方凹部91
Uの規制面92Uを離れ、規制面93U側へと吸着され
て当接し、位置決めがなされ、また下端の永久磁石4D
は、凹部91Dの規制面92Dに位置決めされ、図7の
状態となる。
【0087】これによって、平行平板3は、図6の状態
から、さらに図で見て右方へと傾斜し、その傾斜角は最
大となる。この状態において、撮像面と平行平板とのな
す角をω4とする。
【0088】以上、図4〜図7に示されているように、
平行平板3の傾きをω1〜ω4へと順次変化させること
により、4段階の傾斜角に制御することができ、これに
よって、被写体からの入射光を撮像面上に対して垂直方
向に4個所にシフトすることができる。
【0089】尚、ω1〜ω4の間は、 (ω2−ω1)=(ω3−ω2)=(ω4−ω3)=一
定 の関係が保たれるよう、設定されており、撮像面上にお
いて、平行平板3の傾斜によって変化する入射光の入射
位置が、撮像面上において等間隔にシフトされることを
示している。
【0090】そして、本実施形態では、その1段階のシ
フト量が,撮像素子の画素間隔の半分の距離となるよう
に、各凹部91U,91D内の永久磁石との間のクリア
ランスd1、d2が設定されている。d1,d2は、平
行平板の傾斜角を決定するものであるから、撮像素子の
画素間隔、あるいはシフト量に応じて変更される。
【0091】また上述の説明から明らかであるが、平行
平板3は、その両端部の永久磁石が、各凹部91U,9
1D内に遊嵌されることによって、がたを有した状態で
支持されており、電磁石の励磁磁化極性によって、永久
磁石を凹部内の規制面に当接させることによって傾斜角
を決定しているが、永久磁石の規制面と接する部分を円
筒形状としているので、規制面上において、円筒形永久
磁石の当接する位置が、平行平板の長手方向に一体的に
ずれても、平行平板の傾斜角が変化しないため、撮像素
子の撮像面における入射光の入射位置は変化しない。
【0092】また傾斜角が変化しても、光軸方向におけ
る平行平板の中心位置が変化することもなく、常に正確
な画素ずらしを行うことができる。
【0093】尚、永久磁石を円筒形にしているため、電
磁石による電磁力によって吸引した際、最も規制面に近
接する部分が点(実際には、線となる)となるため、電
磁石のヨークの位置にセンタリングされ、実質的には、
位置ずれもない。
【0094】従って、各傾斜角ごとに入射光の入射位置
を撮像面の画素間隔の半分の距離すなわち半画素ピッチ
でシフトするように平行平板の傾きを設定することによ
って、実際の撮像素子の垂直方向の画素数の実質的に4
倍の画素数を得ることができる。
【0095】そして、平行平板3の各傾斜位置ごとに、
撮像素子にて撮像された4枚の画像をメモリに順次記憶
し、メモリから読み出す際に、4枚の画像の各画素の読
み出し順序を制御することにより、1枚の高画質画像に
合成することができるわけである。
【0096】以上は、撮像面上における垂直方向におけ
る画素ずらしを説明するものであるが、前述のように、
本発明における実施形態では、このような画素ずらし機
構を水平方向にも備えているため、水平方向においても
画素ずらしを行い、撮像素子の画素数を実質的に4倍に
することができ、トータルで16倍の画素数を得ること
ができる。
【0097】図8〜図9は、水平方向における画素ずら
しを、水平方向における平行平板6の傾斜角を順次変更
することによって行う動作を説明するものである。
【0098】この水平方向における画素ずらし機構の構
成及び動作原理は、上述の図4〜図7に示す垂直方向に
おける画素ずらし機構と同一であるので、詳細な説明は
省略する。
【0099】尚、平行平板6の傾斜角は、それぞれ平行
平板の左右端部に取り付けられた永久磁石7L、7Rの
遊嵌されている左右の凹部91L,91Rの規制面92
L,93L、92R,93Rによって決定され、凹部9
1Lの幅と、永久磁石7Lとの間のクリアランスをd
3、凹部91Rの幅と永久磁石7Rとの間のクリアラン
スをd4とし、本実施形態では、d4=2d3の関係に
設定されている。
【0100】そして、図8,図9,図10,図11の順
に、平行平板6の傾斜角を大きくし、撮像面と平行平板
の間のなす角を、ω5、ω6、ω7、ω8と、段階的に
変化させる(大きくしていく)ことにより、水平方向に
おいても、撮像面上において、等間隔に画素ずらしが行
われる。
【0101】尚、ω5〜ω8の間は、 (ω6−ω5)=(ω7−ω6)=(ω8−ω7)=一
定 の関係が保たれるよう、設定されている。
【0102】本実施形態では、その1段階のシフト量
が,撮像素子の水平方向における画素間隔の半分の距離
となるように、各凹部91L,91R内のアーマチャと
の間のクリアランスd3、d4が設定されている。d
3,d4は、平行平板の傾斜角を決定するものであるか
ら、撮像素子の画素間隔、あるいはシフト量に応じて変
更される。
【0103】尚、上述の図4〜図7、図8〜図11と
も、順次平行平板の傾斜角が大きくなるように変化させ
ているが、各傾斜位置ごとに、画像を撮像してメモリに
記憶し、後の処理で合成するので、平行平板の傾斜角の
順序は、どのように行ってもかまわない。すなわち図4
〜図7、図8〜図11の順序は、図に示す通りである必
要はなく、任意の順序でよく、各電磁石を制御して、垂
直方向に4画面、垂直方向に4画面の合計16画面を撮
像すれば、その順序は任意でよい。
【0104】また、垂直方向の画素ずらし機構と、水平
方向の画素ずらし機構は、独立しているので、両者の間
の制御の画素ずらしの方向及び順序も任意でよい。ただ
し1枚の画像の撮像中は、いずれの平行平板も静止させ
ておかなければならないことは、いうまでもない。
【0105】図12は、図4〜図7に示す平行平板の4
つの状態に対応する、撮像面上における入射光の入射位
置の変化を、画素単位で示したものである。
【0106】図12において、図4〜図7の各状態を、
それぞれ(1)(2)(3)(4)に概念的に示す。平
行平板3の傾きを順次変化させることにより、本来なら
入射光の撮像面に対する一点にのみ入射されるはずの入
射光の入射位置を4個所に変化させることができ、撮像
素子の撮像面内における各画素に、垂直方向において、
画素間を含む4個所の光速を入射させることができる。
【0107】言い換えれば、本来、撮像面内の各画素間
の不感帯や、他の画素に入射される画像上方を受光する
ことができ、結果として、撮像素子の画素数を増加させ
たのと同じ効果を得ることができるものである。
【0108】図12において、2aは撮像素子2の撮像
面を示している。撮像面上には、色フィルタが配されて
おり、色フィルタは、Cy(シアン)、Ye(イエロ
ー)、G(グリーン)、Mg(マゼンタ)の画素を図に
示すように配列したものであり、これら4つの画素で、
カラー撮像の場合の1画素を構成する。
【0109】垂直方向について見ると、平行平板の光軸
に対する傾斜角を可変することにより、同じ位置に入射
される光束が、同図で見れば、各画素間の本来なら画素
のない位置に相当する垂直方向の4個所に順次シフトさ
れる。すなわち、撮像素子の画素側から見ると、各画素
毎に、本来なら画素の間で、画像情報を得ることができ
ない位置における画像情報を撮像することができるわけ
である。
【0110】また、本発明によれば、垂直方向4個所、
水平方向4個所に画素シフトを行うため、同図中Aに示
すように、単純には、撮像素子の画素数を実質的に4×
4=16倍にすることができる。仮に撮像素子の画素数
が130万画素であったとしたら、垂直方向、水平方向
の一方のみ本発明の画素ずらしシステムを適用すれば、
130×4=520万画素の撮像素子で撮像したのと同
じ高画質画像を得ることができる。
【0111】したがって垂直、水平方向の両方向につい
て行えば、さらに520×4=2080万画素相当の画
質画像を得ることができる。
【0112】(本発明における第2の実施形態)次に、
本発明における画素ずらしシステムの第2の実施形態を
示すものである。
【0113】本実施形態の特徴は、上述の第1の実施形
態に対して、平行平板を駆動する電磁石からなる駆動系
を簡素化するとともに、消費電力を減少させることにあ
る。
【0114】図13は、本実施形態の主要部を示すもの
で、同図(a)は光軸方向前方から見た正面図、同図
(b)は上方から見た上面図である。
【0115】各図において、第1の実施形態と異なるの
は、電磁石のコイルの一部が省略され、2つの電磁石を
一体化したことである。同図において、第1の実施形態
と同一構成部分については、同一の符号を用い、その説
明を省略する。
【0116】すなわち図3で見て、電磁石のコイル53
Uと54Uが1つのコイル57Uに、(不図示のコイル
53Dと54Dが1つのコイル57Dに)、コイル83
Lと84Lが1つのコイル87Lに、コイル83Rと8
4Rが1つのコイル87Rに、置き換えられている。さ
らに、ヨーク51Uと52Uがヨーク55Uに、(不図
示のヨーク51Dと52Dがヨーク55Dに)、ヨーク
81Lと82Lがヨーク85Lに、ヨーク81Rと82
Rがヨーク85Rに、置き換えられている。
【0117】すなわち、ヨーク51Uと52U、ヨーク
51Dと52D、ヨーク81Lと82L、ヨーク81R
と82Rは各々の同じ側の端部が同じ磁極に励磁される
ことと、永久磁石の磁化パターンが交互配置になってい
ることの結果として一体化が可能になる。これによっ
て、第1の実施形態において、8個設けられていた電磁
石を、半数の4個に削減することができる。
【0118】同図(c)は、ヨーク85Rの形状を示す
ものであり、矢印a,bは、それぞれ同図(a)におい
て上方向から見た場合を矢印aで、紙面に対して表面か
ら裏面に向かう方向を矢印bで示す。
【0119】今、ヨーク間の間隙に位置する円筒部材の
永久磁石7Rの着磁を、同図で見て、長手方向左側の上
部をN極で下部をS極に、長手方向右側の上部をS極で
下部をN極をS極にする。この状態で、コイル87Rに
通電してヨーク85Rの先端部851Rと852RをS
極に、853Rと854RをN極に励磁すると、永久磁
石7Rの上部では、また永久磁石7Rの下部において
も、全く同様に、その右側とヨーク85Rの先端851
Rとの間に作用する引力と、左側とヨーク85Rの先端
852Rとの間に作用する斥力とによって、ヨーク先端
851R側へと移動される。
【0120】すなわち、コイルを1つにしても、前述の
第1の実施形態と同様に、常に引力と斥力が同時に印加
され、単にアーマチャを電磁石によって吸引するときの
場合と比較して、2倍の力で、永久磁石7Rを駆動する
ことができるわけである。
【0121】尚、平行平板3による垂直方向における画
素ずらし動作、平行平板6による水平方向における画素
ずらし動作については、上述した第1の実施形態におい
て、図4〜図7、図8〜図11を用いて説明した通りで
あり、さらなる説明は省略する。
【0122】本発明における画素ずらしシステムの構成
及び動作は、以上述べた通りであるが、ここでこのよう
な画素すらしシステムが、実際にレンズ鏡等またはカメ
ラ本体に組み込む場合の構成について、説明する。
【0123】図14は、本発明の実施形態である画素ず
らし機構を組み込んでユニット化した画素ずらしユニッ
トの分解斜視図である。
【0124】同図おいて、9、9‘は、各電磁石及び平
行平板を支持する筐体であり、それぞれ光軸方向前後に
分割され、光軸の部分には、入射光を通過させる開口が
形成されている。
【0125】後部筐体9の開口部9aの周囲における、
前部筐体9‘と対向する接合面の所定位置には、各電磁
石5Ub,5Db,8Lb,8Rbが配されており、そ
れぞれ垂直方向、水平方向における平行平板3、6の配
される凹部91U,91D,91L、91Rのそれぞれ
規制面93U,93D,93L,93R側が形成されて
いる。
【0126】そして各平行平板3、6の永久磁石4U,
4D,7L,7Rに対向する位置には、それぞれ電磁石
5Ub,5Db,8Lb,8Rbのヨーク52U,52
D,82L,82Rが露出するように設けられている。
【0127】一方、後部筐体9に対向する前部筐体9
‘側には、電磁石5Ub,5Db,8Lb,8Rbに対
向して、電磁石5Ua,5Da,8La,8Raが配さ
れており、また凹部91U,91D,91L、91Rの
それぞれ規制面92U,92D,92L,92R側が形
成されている。
【0128】したがって、前部筐体9‘と後部筐体9を
結合することによって、垂直方向、水平方向の各平行平
板3、6及びこれらの平行平板の位置を制御するための
電磁石を図1〜図11に示すように支持することができ
る。
【0129】図15は、さらにこの画素ずらしユニット
をカメラに組み込んだ場合を示す側断面図である。
【0130】同図において、200はレンズ鏡筒で、そ
の内部には、撮影レンズ光学系1が配されている。そし
てレンズ鏡筒200のマウント部分には、図14に示す
画素ずらしユニットが配されている。画素ずらしユニッ
トは、前部筐体9‘、後部筐体9からなっており、図か
ら明らかなように、入射光の空間周波数を制限するLP
F(光学ローパスフィルタ)202、水平方向の平行平
板6、垂直方向の平行平板3、LPF(光学ローパスフ
ィルタ)203が順次配され、その後部には、撮像素子
2が配されている。2aは撮像素子2の有効撮像面(撮
像範囲)、2bは撮像面も封止ガラスである。
【0131】また赤外線カットフィルタは、たとえば平
行平板3あるいは6の表面にコーティングによって配す
ることができる。
【0132】またLPF202と203は、両者のコン
ビネーションによって入射光の空間周波数の帯域制限を
行うことにより、折り返しによるモアレ等を除去するも
のであるが、LPF202を回動自在とし、その回動に
よって、入射光の波長を回転させることにより、LPF
の効果をキャンセルすることができるようになってい
る。
【0133】したがって、特に高画質の撮像を行うため
にLPFによる帯域制限を外す必要がある場合には、L
PFをカメラから着脱することなく、回転させるだけで
実現することができる。この内容については、特開平7
−245762号に詳細に記載されているため、ここで
の説明は省略する。
【0134】次に、上記の画素ずらし機構を駆動する回
路について、図16を用いて説明する。
【0135】同図において、1は撮像レンズ光学系、2
は撮像素子で、それらの間の空間には、画素ずらしユニ
ットが配されている。
【0136】撮像素子2より出力された撮像信号は、メ
モリ301に格納され、メモリから読み出された画像デ
ータは、カメラプロセス回路302に供給されて輝度信
号と、色信号が生成され、記録再生系306へと供給さ
れ、図示しない記録媒体に記録される。
【0137】また表示制御回路304へと供給し、モニ
タに表示可能な信号形式に変換した後、モニタディスプ
レイ305へと表示する。
【0138】またデジタル画像信号のまま、パソコン等
に供給するように、デジタル画像出力DOから、外部機
器に出力してもよい。
【0139】このように構成された画像処理回路は、マ
イクロコンピュータで構成されたシステムコントロール
回路307によって制御される。
【0140】すなわち画素ずらしユニットを制御して、
垂直方向及び水平方向に順次平行平板を制御して画素ず
らしを行う。
【0141】本発明の実施の形態では、システムコント
ロール回路307によって、たとえば平行平板3を制御
して垂直方向に4段階に画素ずらしを行い、その各段階
ごとに、平行平板6を制御して水平方向における画素ず
らしを4段階に行い、垂直方向に4段階、水平方向に4
段階の合計16枚の画像を取込むことができる。
【0142】これらの各画像は、メモリコントローラ3
03でメモリ301を制御することにより順次記憶さ
れ、メモリ301に全画像を取込んだ段階で、順次画素
単位で読み出しを制御し、各画像を1枚の画像に合成し
ながら読み出し、カメラプロセス回路302に供給し、
輝度信号処理、色信号処理を行い、高画質の画像信号を
得ることができる。
【0143】尚、このカメラプロセスを行わずに、パソ
コン等の外部機器へと出力し、外部機器側で各種画像処
理を行うようにしてもよい。
【0144】以上の処理により、撮像素子の実際の画素
数よりもはるかに画素数の多い撮像素子で撮像したのと
等価の高画質の撮像を行うことができる。
【0145】上述のように、本発明の各実施の形態にお
ける画素ずらしシステムによれば、画素ずらしシステム
における駆動源を、モーターから電磁石等の電磁駆動手
段に、位置制御手段を複雑なカム等の機構から、突き当
て空間にするとともに、その位置制御の為の突き当て空
間の大きさを異ならせることによって、平行平板等の画
素ずらし用光学素子の傾斜位置を制御し、寸法精度を確
保しなければならない部材を極限まで少なくし、さらに
光学素子の傾斜位置制御の為の特定の支持軸を排除する
ことにより、制御方法の簡素化、高速化が可能な機構、
しかも簡素な機構で、安定した数箇所の光学的位置を得
ることが可能な、画素ずらしシステムを実現することが
できる。
【0146】
【発明の効果】以上述べたように、本願における請求項
1,2に記載の発明によれば、撮像面上における入射光
の入射位置をシフトする光学素子の光軸方向に対する傾
斜位置を規制する複数の規制部を形成し、各規制部に前
記光学素子を当接することによって、前記光学素子の傾
斜位置を制御し、簡単な機構により、極めて高い位置決
め精度で画素ずらし動作が可能となる。
【0147】そして、その駆動手段に、電磁駆動手段と
永久磁石による電磁回路を用いていることから、複雑な
駆動機構を不要とし、上記の規制部に電磁力によって当
接させるだけの構成と併用することで、極めて高速の駆
動が可能となる。
【0148】これらの構成により、従来光学素子を支持
するための複雑な機構、光学素子の傾斜位置を制御する
ためのカム等の複雑な機構が不要となり、低コスト化が
図れ、スペース的にも有利になる。
【0149】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、規制面を前記光学素子の各端部に対し、その光
軸方向前後に形成し、前記光学素子の端部の当接する規
制面の組み合わせを変更することにより、前記光学素子
を複数の傾斜角に制御可能としたので、光学素子の当接
させる規制面の組み合わせを変更するだけで、光学素子
の傾斜角を複数段階に制御することができ、極めて簡単
な構成、高速、高精度の画素ずらしを行うことができ
る。
【0150】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、請求項3の発明において、前記規制面によって
許容される前記光学素子の前記光軸方向における移動範
囲を、その一端部側と、他端部側とで1:2の関係にし
たので、前記光学素子の傾斜角を等分割、且つ4段階に
制御することができ、簡単な構成で、高画質の画素ずら
しを行うことができる。
【0151】また本願における請求項5,6に記載の発
明によれば、前記規制面と当接する前記光学素子の、前
記規制面と当接する係合部を線接触あるいは点接触する
ことにより、光学素子(平行平板)の係合部の前記規制
面内における係合位置が変化し、撮像面と平行菜平面内
において位置ずれを生じても、傾斜角が一定となり、画
素のシフト量に影響を及ぼすことがない。
【0152】また、線接触の円筒部材(点接触なら複数
個)等を用いることにより、規制面に対する円筒部材の
長手方向における傾きを生じることがなく、高精度の位
置決めが可能となる。
【0153】また本願における請求項3または6に記載
の発明によれば、前記電磁駆動手段を、前記規制面ごと
に設けられた複数の電磁石で構成し、これと光学素子の
永久磁石との間に作用する電磁力で光学素子を駆動する
ようにしたので、電磁石のオン、オフを制御するだけの
簡単な構成で、極めて高速に前記光学部材の傾斜位置を
変更することができる。
【0154】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、前記光学素子として、前記撮像面への入射光の
入射位置を垂直方向にシフトする垂直方向光学素子と、
水平方向にシフトする水平方向光学素子とから構成した
ので、垂直、水平の両方向における画素ずらし、すなわ
ち高画質化を図ることができる。
【0155】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、撮像面上における入射光の入射位置をシフトす
る光学素子の光軸方向に対する傾斜位置を規制する複数
の規制部を形成し、各規制部に前記光学素子を当接する
ことによって、前記光学素子の傾斜位置を制御し、簡単
な機構により、極めて高い位置決め精度で画素ずらし動
作が可能な画素ずらしユニットが実現できる。
【0156】そして、その駆動手段に、電磁駆動手段と
永久磁石による電磁回路を用いていることから、複雑な
駆動機構を不要とし、上記の規制部に電磁力によって当
接させるだけの構成と併用することで、極めて高速の駆
動が可能となる。
【0157】これらの構成により、従来光学素子を支持
するための複雑な機構、光学素子の傾斜位置を制御する
ためのカム等の複雑な機構が不要となり、低コスト化が
図れ、スペース的にも有利になる。
【0158】また本願における請求項10に記載の発明
によれば、規制面を前記光学素子の各端部に対し、その
光軸方向前後に形成し、前記光学素子の端部の当接する
規制面の組み合わせを変更することにより、前記光学素
子を複数の傾斜角に制御可能としたので、光学素子の当
接させる規制面の組み合わせを変更するだけで、光学素
子の傾斜角を複数段階に制御することができ、極めて簡
単な構成、高速、高精度の画素ずらしを行うことができ
る。
【0159】また本願における請求項11,12に記載
の発明によれば、前記規制面と当接する前記光学素子
の、前記規制面と当接する係合部を線接触あるいは点接
触することにより、光学素子(平行平板)の係合部の前
記規制面内における係合位置が変化し、撮像面と平行菜
平面内において位置ずれを生じても、傾斜角が一定とな
り、画素のシフト量に影響を及ぼすことがない。
【0160】また、線接触の永久磁石の円筒部材(点接
触なら複数個)等を用いることにより、規制面に対する
円筒部材の長手方向における傾きを生じることがなく、
高精度の位置決めが可能となる。
【0161】また本願における請求項13に記載の発明
によれば、前記電磁駆動手段を、前記規制面ごとに設け
られた複数の電磁石で構成し、これと光学素子の永久磁
石との間に作用する電磁力で光学素子を駆動するように
したので、電磁石のオン、オフを制御するだけの簡単な
構成で、極めて高速に前記光学部材の傾斜位置を変更す
ることができる。
【0162】また本願における請求項14に記載の発明
によれば、前記光学素子として、前記撮像面への入射光
の入射位置を垂直方向にシフトする垂直方向光学素子
と、水平方向にシフトする水平方向光学素子とから構成
したので、垂直、水平の両方向における画素ずらし、す
なわち高画質化を図ることができる。
【0163】本願における請求項15に記載の発明によ
れば、入射光の入射位置をシフトする光学素子を、その
両端部をそれぞれ凹部に遊嵌することによって支持し、
その各凹部内に形成した複数の規制部に光学素子の端部
を当接させることによってその光軸方向における移動範
囲を規制することにより、光学素子の傾斜位置を制御す
るようにしたので、基本的には、光学素子を規制部に当
接するだけの簡単な機構により、高速、高精度の画素ず
らし動作が可能となる。
【0164】また光学素子を直接規制面に当接させるこ
とにより、簡単な構成であるにもかかわらず、極めて高
い位置決め精度を得ることができる。
【0165】これによって、従来光学素子を支持するた
めの複雑な機構、光学素子の傾斜位置を制御するための
カム等の複雑な機構が不要となり、低コスト化が図れ、
スペース的にも有利になる。
【0166】またこのような複雑な機構を不要とし、規
制面に光学素子を直接当接させて位置決めを行うように
したので、極めて高速の画素ずらし撮像動作が可能とな
る。
【0167】また本願における請求項16に記載の発明
によれば、本願発明における光学装置をレンズユニッ
ト、あるいはカメラにユニット化して組み込むことが可
能となり、構成が簡単で、コンパクトで、かつ設計の自
由度の大きいカメラシステムの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態における画素
ずらしシステムの構成及び動作原理を説明するための斜
視図である。
【図2】本発明における第1の実施の形態における画素
ずらしシステムの構成及び動作原理を説明するための図
である。
【図3】本発明における第1の実施の形態における画素
ずらしシステムの構成及び動作原理を説明するための図
である。
【図4】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの垂直方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図5】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの垂直方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図6】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの垂直方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図7】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの垂直方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図8】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの水平方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図9】本発明における第1の実施の形態の画素ずらし
システムの水平方向における画素ずらし動作を説明する
ための図である。
【図10】本発明における第1の実施の形態の画素ずら
しシステムの水平方向における画素ずらし動作を説明す
るための図である。
【図11】本発明における第1の実施の形態の画素ずら
しシステムの水平方向における画素ずらし動作を説明す
るための図である。
【図12】本発明における第1の実施の形態の画素ずら
しシステムの画素ずらし動作を説明するための図であ
る。
【図13】本発明における第2の実施の形態の構成を示
す図である。
【図14】本発明の実施の形態における画素ずらしシス
テムをユニット化した場合の構成を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態における画素ずらしシス
テムのユニットを実際にカメラに組み込んだ場合の構成
を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態における画素ずらしシス
テムを用いて撮像するための回路構成を示すブロック図
である。
【図17】画素ずらしの原理を説明するための図であ
る。
【図18】本発明における画素ずらしの駆動方法の原理
を説明するための図である。
【図19】本発明における画素ずらしの駆動動作の高速
化を説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像レンズ 2 撮像素子 3 平行平板(垂直方向) 4 永久磁石 5Ua 電磁石 5Ub 電磁石 5Da 電磁石 5Db 電磁石 6 平行平板(水平方向) 7 永久磁石 8La 電磁石 8Lb 電磁石 8Ra 電磁石 8Rb 電磁石 9 画素ずらしシステム筐体 9‘ 画素ずらしシステム筐体 91U 凹部 91D 凹部 91L 凹部 91R 凹部 92U 規制面 92D 規制面 92L 規制面 92R 規制面 93U 規制面 93D 規制面 93L 規制面 93R 規制面 100 被写体 200 レンズ鏡筒

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像面に結像された光学像を光電変換し
    て撮像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像面上における入射光の入射位置をシフトする光
    学素子と、 前記光学素子に係合して、その光軸方向に対する傾斜位
    置を規制する複数の規制部と、 前記光学素子を前記規制部に係合させるべく駆動する駆
    動手段とを備え、 前記駆動手段を電磁駆動手段によって構成するととも
    に、前記光学素子の前記駆動手段の電磁力の作用する部
    分に永久磁石を配することにより、前記光学素子の永久
    磁石と前記電磁駆動手段によって形成される電磁回路に
    よって前記光学素子を駆動するように構成されているこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記光学素子は、前記撮像手段への入射光路内に設けら
    れた平行平板であり、前記複数の規制部は、それぞれ前
    記光学素子の各端部においてその位置を規制することに
    よって前記光学素子の光軸に対する傾斜角を制御するこ
    とにより、前記撮像面上における入射光の入射位置をシ
    フトするように構成されていることを特徴とする撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記規制部は、前記光学素子の各端部に対し、その光軸
    方向前後に形成された一対の規制面を備え、前記光学素
    子の端部の当接する規制面の組み合わせを変更すること
    により、前記光学素子を複数の傾斜角に制御可能とする
    ように構成されていることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記規制面によって許容される前記光学素子の前記光軸
    方向における移動範囲を、その一端部側と、他端部側と
    で1:2の関係にすることにより、前記光学素子の傾斜
    角を最大傾斜位置と最小傾斜位置との間で等分し得るよ
    うに構成したことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記規制面と当接する前記光学素子の両端部には、それ
    ぞれ前記規制面と線接触あるいは点接触する係合部を設
    けたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記係合部は前記規制面に線接触する円筒部材であるこ
    とを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項3または6において、 前記電磁駆動手段は、前記規制面ごとに設けられた複数
    の電磁石を備え、前記光学素子側の係合部に形成された
    永久磁石と電磁回路を形成し、前記各電磁石の電流の方
    向を制御することによって、前記光学部材に当接する規
    制面を選択し、前記光学部材の傾斜位置を変更するよう
    に構成されていることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または7において、 前記光学素子は、前記撮像面への入射光の入射位置を、
    前記撮像面上において垂直方向にシフトする垂直方向光
    学素子と、前記撮像面への入射光の入射位置を、前記撮
    像面上において水平方向にシフトする水平方向光学素子
    とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像面上における入射光の入射位置をシ
    フトする光学素子と、 前記光学素子に係合して、その光軸方向に対する傾斜位
    置を規制する複数の規制部と、 前記光学素子を前記規制部に係合させるべく駆動する駆
    動手段とを備え、 前記駆動手段を電磁駆動手段によって構成するととも
    に、前記光学素子の前記電磁駆動手段の電磁力の作用す
    る部分に永久磁石を配することにより、前記光学素子の
    永久磁石と前記電磁駆動手段によって形成される電磁回
    路によって前記光学素子を駆動するように構成されてい
    ることを特徴とする光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記光学素子は、前記撮像面への入射光路内に設けられ
    た平行平板であり、前記複数の規制部は、それぞれ前記
    光学素子の各端部に対し、その光軸方向前後に形成され
    た一対の規制面を備え、前記光学素子の端部の当接する
    規制面の組み合わせを変更することにより、前記光学素
    子を複数の傾斜角に制御可能とするように構成されてい
    ることを特徴とする光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記規制面と当接する前記光学素子の両端部には、それ
    ぞれ前記規制面と線接触あるいは点接触する係合部を設
    けたことを特徴とする撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記係合部は前記規制面に線接触する円筒形状の永久磁
    石であることを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 前記電磁駆動手段は、前記規制面ごとに設けられた複数
    の電磁石を備え、前記光学素子側の係合部に形成された
    永久磁石と電磁回路を形成し、前記各電磁石の電流の方
    向を制御することによって、前記光学部材に当接する規
    制面を選択し、前記光学部材の傾斜位置を変更するよう
    に構成されていることを特徴とする光学装置。
  14. 【請求項14】 請求項10または13において、 前記光学素子は、前記撮像面への入射光の入射位置を、
    前記撮像面上において垂直方向にシフトする垂直方向光
    学素子と、前記撮像面への入射光の入射位置を、前記撮
    像面上において水平方向にシフトする水平方向光学素子
    とを備えていることを特徴とする光学装置。
  15. 【請求項15】 請求項10において、 前記規制部は、前記光学素子の両端部をそれぞれ遊嵌す
    ることによって、該光学素子を少なくとも光軸方向に所
    定の移動範囲をもって支持する凹部によって構成され、
    前記規制面は、前記凹部内において前記光学素子の端部
    に対向する面にそれぞれ形成され、前記光学素子の端部
    に当接して、その端部の光軸方向における移動範囲をそ
    れぞれ規制することにより、前記光学素子を前記光軸に
    対して複数の傾斜位置に制御するように構成されている
    ことを特徴とする光学装置。
  16. 【請求項16】 請求項1または10において、 前記撮像装置あるいは光学装置を一体に組み込んだレン
    ズユニットあるいはカメラ装置。
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