JP3542397B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、高精細な平面画像を撮像する撮像装置、および1台の装置で立体画像と高精細な平面画像との両方を撮像可能とした撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平5−344422号公報には、左右2つの撮像系を有する複眼撮像系を用い、得られた2つの画像情報を相関演算して、被写体の位置情報を求め、これに基づいて両撮像系の光軸がなす角度、即ち輻輳角を制御し、2つの画像を構成する各画素を互いに半ピッチずらして重ね合わせることによって、高精細な平面画像を得る撮像装置が開示されている。また、この撮像装置は、処理回路の動作を切り替えて2つの撮像系の映像信号をそれぞれ取り出すことによって、公知の立体カメラとしても動作させることができる。尚、後述する従来の単板カラーカメラの信号処理については、例えば『超小型カメラ一体型VTRの設計』(トリケップス社発行)の第5章「カメラ信号処理技術」に解説されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の複眼撮像装置においては、高精細な平面画像を様々な距離の被写体に対して得るために輻輳角を正確に制御しなければならず、そのために高精度な位置決め機構が必要になって撮像装置全体が大きく、重く且つ高価になってしまうという欠点があった。
【0004】
また、上記複眼撮像装置は、複眼撮像系から得られた2つの画像情報の相関演算回路が複雑であり且つこの回路での処理量が多いことに起因して、高価であり且つ消費電力が多いという問題があった。また、同様の問題は、画像の重ね合わせのために用いられる画像合成回路に起因しても生じていた。
【0005】
また、上記複眼撮像装置では、複眼撮像系の左右でレンズの収差特性や焦点距離が異なると高精度な画像合成ができないために、収差特性や焦点距離の製造誤差が少ない高価なレンズを用いる必要があった。
【0006】
そこで、本発明の主たる目的は、小型軽量かつ安価な高精細な平面画像を撮像する撮像装置を提供すること、および1台の装置で立体画像と高精細な平面画像との両方が撮像可能であるとともに、小型軽量かつ安価な撮像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の撮像装置は、被写体からの光線を取り入れる複数のレンズと、前記光線を電気信号に変換する複数の撮像素子と、前記複数のレンズから取り入れた光線を対応する前記撮像素子にそれぞれ導く第1の手段と、前記レンズのいずれか1つから取り入れた光線を分割して前記撮像素子のうちの少なくとも2つに導く第2の手段とを有し、且つこれら第1、第2の手段を切り替えることによっていずれかの手段を選択的に機能させるように成された切替光学手段とを備える。
【0008】
また、請求項2の撮像装置は、前記複数の撮像素子の撮像面にカラーフィルタが設けられており、このカラーフィルタはそれぞれ所定の色光を通過させる複数のフィルタが水平および垂直方向に各画素と対応して複数ずつ所定順に配列されて成り、且つ前記複数の撮像素子は前記被写体の一点が前記各カラーフィルタ上で水平方向に所定の画素ピッチだけずらされて結像するように配置されている。
【0009】
また、請求項3の撮像装置は、前記複数の撮像素子を同一クロックで駆動することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の撮像装置は、前記レンズおよび前記撮像素子が2つずつ設けられている。
【0011】
また、請求項5の撮像装置は、2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が交差するように導かれ、そのほぼ交差位置に前記切替光学手段が配置されている。
【0012】
また、請求項6の撮像装置は、前記第1の手段および前記第2の手段は、それぞれ異なった特性の光学ローパスフィルタを光路中に有し、前記第1の手段および前記第2の手段を切り替える部材と連動して前記光学ローパスフィルタが交換されるように構成されている。
【0013】
また、請求項7の撮像装置は、2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度を制御できるように構成されている。
【0014】
また、請求項8の撮像装置は、前記撮像素子として規格信号に相当する画素数よりも画素数の多い撮像素子を用い、その出力の読み出し領域を移動させることで実質的に前記角度の制御を行う。
【0015】
また、請求項9の撮像装置は、前記レンズに対する光線の入射方向とほぼ垂直な方向に前記レンズを移動させて前記角度の制御を行う。
【0016】
また、請求項10の撮像装置は、前記レンズの前段に可変頂角プリズムを設け、この可変頂角プリズムの頂角を変化させて前記角度の制御を行う。
【0017】
また、請求項11の撮像装置は、前記撮像素子に対する光線の入射方向とほぼ垂直な方向に前記撮像素子を移動させることで実質的に前記角度の制御を行う。
【0018】
また、請求項12の撮像装置は、前記第1の手段および前記第2の手段は、光軸が一致しており且つ光路長が等しい。
【0019】
また、請求項13の撮像装置は、前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えによって生ずる光軸および光路長の変化が、前記レンズ、前記切替光学手段および前記撮像素子の少なくともいずれか1つの位置の調整によって補正されるように構成されている。
【0020】
また、請求項14の撮像装置は、前記レンズから取り入れた光線の少なくとも1つを、この光線が前記切替光学手段に達するまでの位置において遮断することができるように構成されている。
【0021】
また、請求項15の撮像装置は、前記撮像素子の後段に設けられた画像左右反転手段によって、前記レンズから前記撮像素子に達するまでの間に左右反転した画像を補正することができるように構成されている。
【0022】
また、請求項16の撮像装置は、前記複数の撮像素子の相対的な位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を変化させることによって、前記撮像素子の撮像面に結像される画像の位置を変化させることができるように構成されている。
【0023】
また、請求項17の撮像装置は、複数の前記撮像素子の相対的な位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を変化させることによって、前記撮像素子の撮像面に結像される画像の位置を変化させ、この画像の位置に応じて信号処理方式を変えることができるように構成されている。
【0024】
また、請求項18の撮像装置は、前記撮像素子の撮像面に結像された画像のずれを検出するずれ検出手段と、前記ずれ検出手段の出力に基づいて前記撮像素子の位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を制御する制御手段とを有する。
【0025】
また、請求項19の撮像装置は、前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えによって生ずる光軸および光路長の変化の補正と、2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度の制御とを同時に行うことができるように構成されている。
【0026】
また、請求項20の撮像装置は、前記第1の手段が空間である。
【0027】
また、請求項21の撮像装置は、前記第1の手段が2つのプリズム型全反射ミラーを結合させたものである。
【0028】
また、請求項22の撮像装置は、前記第1の手段が平板型両面ミラーである。
【0029】
また、請求項23の撮像装置は、前記第2の手段が、2つのプリズム型ハーフミラーを結合させたものである。
【0030】
また、請求項24の撮像装置は、前記第2の手段が、平板ハーフミラーである。
【0031】
また、請求項25の撮像装置は、前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えが、前記レンズから取り入れた光線の偏光方向を制御することによって行われる。
【0032】
また、請求項26の撮像装置は、前記レンズから入射した光線が、複数の前記レンズに共通のレンズ系を経た後に対応する複数の前記撮像素子にそれぞれ独立に導かれるように構成した。
【0033】
【作用】
請求項1の発明によると、立体画像および高精細な平面画像を第1の手段と第2の手段とを切り替えることによって得ることができる。しかも、従来のように平面画像を得るために輻輳角を正確に制御したりレンズを高精度に駆動する必要がなく、また、複雑で消費電力の大きい相関演算部や画像合成回路を必要としないので簡単な回路で構成することができる。さらに、平面画像撮影時においては信号処理がレンズの製造上のばらつきや収差特性の違いによる影響を原理的に受けないので、常に画面の総ての場所で高精細な平面画像を得ることができる。従って、きわめて性能のよい立体撮影と平面撮影の両方を小型軽量かつ安価な1台の撮像装置で行うことができる。
【0034】
請求項2の発明によると、被写体の1つの点が各撮像素子の各カラーフィルタ上にずれて結像するため、ずれの画素ピッチを変更することにより、高精細の程度の制御や映像信号のダイナミックレンジの拡大を図ることができる。
【0035】
請求項3の発明によると、上記のようにカラーフィルタ上に結像した各撮像素子を同一クロックで同時に駆動することにより、各撮像素子の出力信号に基づいてよりシャープな映像信号を得ることができる。
【0036】
請求項4の発明によると、2つのレンズおよび撮像素子を用いることにより、左右の映像信号に基づく立体画像が得られるとともに、高精細な平面画像を得ることができる。
【0037】
請求項5の発明によると、小型の切替光学素子を用いることができるので、撮像装置を小型安価にすることができる。
【0038】
請求項6の発明によると、撮像信号処理に最適な特性の光学ローパスフィルタを使用することができる。
【0039】
請求項7の発明によると、被写体を見込む角度を変化させることで、自然な立体画像を得ることができる。
【0040】
請求項8の発明によると、被写体を見込む角度を変化させるための機械的な機構が必要ないために装置全体を低コストで小型化することができる。
【0041】
請求項9〜11の発明によると、撮像素子を規格信号に相当する画素数よりも画素数の多いものにする必要がない。
【0042】
請求項12の発明によると、第1の手段と第2の手段とを切り替えた際にレンズまたは撮像素子の位置を調整する必要がなくなり、小型で安価な撮像装置を得ることができる。
【0043】
請求項13の発明によると、切替光学素子を精密に製造する必要がなくなるので、安価な切替光学素子を用いることができ、撮像装置を安価にできる。
【0044】
請求項14の発明によると、第2の手段を機能させる際に不要な光線が出力画像に影響を及ぼすことを防止できるので、より高画質な映像を得ることができる。
【0045】
請求項15の発明によると、撮像素子からの出力が左右反転している場合にこれを元に戻すことができるので、左右反転した画像が出力されることがなく常に通常の画像が得られる。
【0046】
請求項16の発明によると、撮像素子の撮像面に結像される画像の相対位置関係を、所定の位置関係に保つことができる。
【0047】
請求項17の発明によると、第2の手段を機能させる際の信号処理方式を画像の位置に応じて適宜変えることができるので、使用者が高画質化処理の種類を選択することができる。
【0048】
請求項18の発明によると、画像の位置を精度よく制御できるようになる。
【0049】
請求項19の発明によると、光軸および光路長の変化の補正および2つのレンズから取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度の制御のための駆動機構を共通にすることができて、撮像装置を安価且つ小型にできる。
【0050】
請求項20の発明によると、切替光学素子のコストを抑制することができる。
【0051】
請求項21および22の発明によると、撮像素子の出力を左右反転する必要がなくなるので、そのためのコストを抑制することができる。
【0052】
請求項23の発明によると、反射光と透過光の光路長および光軸のずれが少なくなり、より高精細な平面画像を得ることができる。
【0053】
請求項24の発明によると、安価な平板ハーフミラーを使用するために、コストを抑制することができる。
【0054】
請求項25の発明によると、光線の偏光方向は例えば液晶パネル等を通過させることによって迅速に制御することができるので、機械的な手段によらず第1の手段と第2の手段との切替えを高速で且つ高い信頼性で行うことができる。
【0055】
請求項26の発明によると、光線が共通のレンズ系を経ることにより、複数の画像の撮影条件が同一になり、より立体感のある或いは高精細な画像を得ることができる。
【0056】
【実施例】
以下、本発明を実施例につき図面を参照して説明する。
【0057】
図1は、本発明の第1実施例の撮像装置の概略構成図であり、光学系の配置と信号処理回路のブロックダイヤグラムとが示されている。
【0058】
図1において、右側(R)の対物レンズ111に入射する光線101は、絞り114を経て光学ユニット100に供給される。また、左側(L)の対物レンズ112に入射する光線102は、絞り115を経て光学ユニット100に供給される。光学ユニット100内には、第2群レンズ116、117と、全反射ミラー118、119とが配置されており、光線101は第2群レンズ116を通過し全反射ミラー118で反射され、光線102は第2群レンズ117を通過し全反射ミラー119で反射される。そして、全反射ミラー118、119で反射した光は、交差するように導かれ、そのほぼ交差位置に配置された切替光学ユニット120に入射する。このように、2つの光線の交差位置に切替光学ユニット120を配置することによって、切替光学ユニット120、引いては撮像装置全体を小型且つ安価にすることができる。なお、141、142は後述する光学ローパスフィルタである。
【0059】
図2に、切替光学ユニット120の詳細な斜視図を示す。切替光学ユニット120は、ガラスの立方体であり単に光線を通過させる上部の素通しガラス部201と、下部のプリズム型ハーフミラーを2つ結合させたビームスプリッタ202とからなる。切替光学ユニット120のビームスプリッタ202に入射した光線は、例えば2つの光線211、212に均等に分割される。切替光学ユニット120は上下方向(図1の紙面に垂直な方向)にスライド可能に光学ユニット100に取り付けられており、上下に移動することで、光線210の分割および透過を切り替えることができる。以下の説明において、光線が素通しガラス部201に入射する場合を「立体撮影モード」、光線がビームスプリッタ202に入射する場合を「高精細撮影モード」ということにする。なお、本実施例のようにプリズム型ハーフミラーを用いた場合は、反射光と透過光の光軸および光路長のずれを少なくすることができ、より高精細な画像を得ることができる。
【0060】
また、素通しガラス部201とビームスプリッタ202は、例えば同じの屈折率をもつ材料から作られることによって、上記2つの撮影モードが切り替えられても光軸および光路長が変わらないように、即ち素通しガラス部201とビームスプリッタ202の光軸が一致し且つ光路長が等しくなるように設計されている。このように設計することにより、撮影モードの切り替えに際して対物レンズ111、112や固体撮像素子としてのCCD121、122の位置関係を変化させる必要がなくなり、小型で安価な撮像装置を得ることができる。
【0061】
また、素通しガラス部201とビームスプリッタ202との切替えで光軸および光路長が変化する場合には、対物レンズ111、112、CCD121、122或いは切替光学ユニット120の少なくともいずれか1つの位置の調整によって光軸および光路長が補正されるようにしてもよい。このように構成することによって、切替光学ユニット120を精密に製造する必要がなくなり、切替光学ユニット120、引いては撮像装置全体を安価にすることができる。
【0062】
次に、立体撮影モードでの動作および信号処理の回路ブロックについて図1を参照して説明する。切替光学ユニット120を交差するように透過する光線101、102は、光学ローパスフィルタ141、142を介して撮像素子であるCCD122、121にそれぞれ達し、これらCCD122、121の撮像面で結像する。そして、CCD121からは対物レンズ112から取り入れた画像に対応する信号が出力され、CCD122からは対物レンズ111から取り入れた画像に対応する信号が出力される。尚、CCD122、121は、後述する図5に示すような比較的高い解像力が得られる色差線順次方式で配列したカラーフィルタ付きであり、1個の素子でカラー映像をそれぞれ取得することができるものである。
【0063】
CCD121、122からの出力信号は、画像左右反転処理回路136、137にそれぞれ入力される。画像左右反転処理回路136、137は全反射ミラー118、119において左右反転した画像を元に戻し正常な画像を出力するために映像信号の水平方向反転処理を行う回路である。画像左右反転処理回路136、137の出力は、CCD出力信号を信号処理するための映像信号処理回路131、132にそれぞれ入力され、これら映像信号処理回路131、132により例えばNTSC方式等の規格ビデオ信号133、134が生成されてそれぞれ出力される。規格ビデオ信号133、134は、それぞれ通常のテレビ受像機に表示させることができる。ここで、光線101と102との間隔がある程度離れており、人間の目の状態に類似していることから、規格ビデオ信号133、134を立体テレビに入力して鑑賞することによって立体感を得ることができる。尚、画像左右反転処理回路136、137の出力がそれぞれ供給される画質映像信号処理回路135については後で説明する。
【0064】
また、一般的に立体撮影の際に両レンズの光軸に角度、即ち輻輳角を設けて撮影すると、より自然な立体画像が得られることが知られている。そこで、図4に示すように、光線101、102を被写体側にやや内向きに角度θをなすように予め設定しておいてもよい。このように設定した撮像装置は、人間が物体を見るのと類似した撮影条件になるため、違和感のない高品位な立体映像を得ることができる。
【0065】
次に、高精細撮影モードでの動作について説明する。高精細撮影モードにおいては、図3に示すように、絞り115を動作させる一方で、後段の光学ユニット100に光線101が混入してフレア等の妨害が起こって画質の劣化が生じないように絞り114を完全に閉じる。即ち、高精細撮影モードでは、一方のレンズ系のみが用いられる。この結果、対物レンズ112から取り入れられた光線102は、絞り115、第2群レンズ117、全反射ミラー119を経て、切替光学ユニット120のビームスプリッタ202に入射する。そして、ビームスプリッタ202は、光線102を2つの均等な光量の光線103、104に分割し、上述の立体撮影モードで用いた光学ローパスフィルタ141、142とは特性の異なる光学ローパスフィルタ143、144を介してCCD121、122の撮像面上で結像させる。尚、絞り114を開放し、絞り115を閉じて対物レンズ111からの光線101を用いてよいのは勿論である。
【0066】
図5にCCD121、122の位置関係を示す。図5は、被写体の1つの点の像が、2つのCCD121、122上で相互に1画素ピッチ分水平方向にずれた位置に結像していることを示している。即ち、切替光学ユニット120で分割された光線103の光軸中心がシアン(Cy)フィルタの画素471に結像しているとすれば、光線104の光軸中心は1ピッチ隣の黄色(Ye)フィルタの画素472に結像している。
【0067】
このように高精細撮影モードでは、光線102が2つの光線103、104に分割されて2つのCDD121、122上に結像し、2つの電子的な映像信号が得られる。図1に示す画質映像信号処理回路135は、この高精細撮影モードで得られた2つの映像信号を合成するための回路である。以下、この画質映像信号処理回路135における信号処理について説明する。
【0068】
CCD121、122は、通常の単板カラーカメラと同様に2ライン同時読み出しをそれぞれ行っている。即ち、図5に示すように、偶数フィールドの第nラインは、
CCD121 CCD122
第mクロック (Mg+Ye) (G+Cy)
第m+1クロック (G+Cy) (Mg+Ye)
第m+2クロック (Mg+Ye) (G+Cy)
: : :
のように読み出す。
【0069】
また、奇数フィールドのときは1ライン下にずれ、第n′ラインは、
CCD121 CCD122
第mクロック (Ye+G) (Cy+Mg)
第m+1クロック (Cy+Mg) (Ye+G)
第m+2クロック (Ye+G) (Cy+Mg)
: : :
のように読み出す。
【0070】
ここで以下の説明を簡単にするために、Ye=R(赤)+G(緑)、Mg(マゼンタ)=R+B(青)、Cy=B+Gであるとする。一般に輝度信号Yは、4つの色信号の和として、
Y=(Ye+Mg+Cy+G)
で与えられる。従って、本実施例の装置では、上述のように同時クロックでこの4つの色信号と対応する4画素の情報が得られるので、単純に2つのCCD121、122の出力を加算することで輝度信号が得られる。このため、本実施例の装置によると、従来の単板カラーカメラのように水平方向の電子的なローパスフィルタを利用して隣り合う画素との混合で輝度信号Yを得るようにしていた輝度信号処理と比較すると、水平方向の電子的なローパスフィルタリングが必要ないので、よりシャープな映像信号を得ることができる。
【0071】
また、従来、RGBカラー信号を得るには、近傍の画素(Mg+Ye)、(G+Cy)、(Ye+G)、(Cy+Mg)の4クロック分の信号が同時に得られるようにタイミング調整してからRGBマトリックス回路で合成することが一般的であった。しかしながら、本実施例の装置では、隣り合った画素信号の代わりに相対するCCD121、122の信号を使うことで色信号処理を行うことができる。例えば、R信号は、図5に示すように、
(Mg+Ye) (G+Cy)
第mクロック R=信号401 − α×信号451
第m+1クロック R=信号452 − α×信号402
第m+2クロック R=信号403 − α×信号453
: : :
の処理で得ることができる。
【0072】
また、B信号は、図5に示すように、
(Mg+Cy) (G+Ye)
第mクロック B=信号461 − β×信号411
第m+1クロック B=信号412 − β×信号462
第m+2クロック B=信号463 − β×信号413
: : :
の処理で得ることができる。
【0073】
さらに、G信号は、
G=Y−R−B
によって得ることができる。
【0074】
このように、本装置では、隣り合った画素を使わずに、2つのCCD121、122を同時クロックで駆動し、その出力信号を上記のように処理することによって、輝度信号YとRGBカラー信号とが得られるので、有彩色でパターンの細かい被写体があっても色モアレが生じない。そのため、従来の単板カラーカメラに比べ、非常に画質の優れた高精細映像を得ることができる。また、色モアレによる妨害がないため、輝度信号の処理が原理的な処理であっても充分に優れた画像特性を得ることができ、光学ローパスフィルタもカットオフ周波数が高いものを使用することができる。
【0075】
また、このような高精細画像を得るための処理方法は、上述のものだけに限らない。例えば、従来と同様に2つのCCD121、122の画素が半ピッチずれるような位置関係に合わせるとともに、画素サンプリングの間隔を従来の場合の1/2にする方法がある。この場合、画素クロック周波数が2倍になるため、より正確なフィルタリングを行うことができ、光学レンズで得られる解像度限界や光学ローパスフィルタのカットオフ周波数限界まで理想的な特性を得ることができる。また、両CCD121、122のカラーフィルタの色も全く同一とし、これらの信号を適度な混合比で合成することで、ダイナミックレンジの広い映像信号を得ることができる。
【0076】
さらに、本実施例の撮像装置では、CCD121、122の相対的な位置を変化させるか、或いは図10について後述するように切替光学ユニット120の位置を変化させるかの少なくともいずれか一方を変化させることによって、CCD121、122の撮像面に結像される画像の位置を変化させ、この画像の位置に応じて信号処理方式を変化させることができるように構成されているので、使用者が高画質化処理の種類を選択することができるようになる。なお、カラーフィルタの色および配列は、補色線順次方式とは限らず、純色ストライプ方式、純色ベイヤー配列方式等においても同様に高画質な画像が得られる。
【0077】
なお、立体撮影モードと高精細撮影モードにおいて、それぞれの処理に最適な光学ローパスフィルタの特性が異なる場合がある。そこで、本装置においては、立体撮影モードおよび高精細撮影モードの高画質化処理の処理方法に応じて、立体撮影モードでの光学ローパスフィルタ141、142を高精細撮影モードでの光学ローパスフィルタ143、144に交換するようにしている。このようにすると、各モードで最適な特性の光学ローパスフィルタを使用できるので、画質がさらに向上する。また、本装置においては、光学ローパスフィルタ141〜144を切替光学ユニット120と一体化し、切替光学ユニット120を上下移動させるのと同時に光学ローパスフィルタ141、142と光学ローパスフィルタ143、144とが切り替わる構成となっている。
【0078】
また、図3の高精細撮影モードにおいて、光線104は全反射ミラー119およびビームスプリッタ202で2回の反射をするため結果的に左右反転していないので、立体撮影モード時のようにCCD122の画像読み出し方向を反転させる必要がない。
【0079】
上述のように、本実施例の撮像装置は、1台のカメラのままで、切替光学ユニット120の素通しガラス部201とビームスプリッタ202とを切り替えることにより、複眼立体カメラと高精細平面画像カメラとの両方を得ることができる。しかも、従来のように高精細平面画像を得るために輻輳角を正確に制御したり光学レンズを高精度に駆動する必要がなく、また、複雑で消費電力の大きい相関演算部や画像合成回路を必要としない。従って、簡単な回路で構成することができる。さらに、高精細モードでは、信号処理が両対物レンズ111、112の製造上のばらつきや収差特性の違いによる影響を原理的に受けないので、常に画面の総ての場所で高精細な平面画像を得ることができる。
【0080】
次に、2つの対物レンズ111、112から取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度である輻輳角を制御し、より自然な立体画像を得るようにしたことを特徴とする本発明の第2〜5実施例について説明する。
【0081】
まず、本発明の第2実施例について図面を参照して説明する。
【0082】
図6(a)に、第2実施例の撮像装置の構成を示す。図6(a)において、第1実施例と同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。CCD601、602としては、規格ビデオ信号に相当する画素数(NTSC方式の場合768×480画素)よりも画素数の多い(例えばワイドビジョン用の1024×480画素)CCDを使用する。そして、CCD601、602の出力が供給される読み出しエリア制御回路603、604は、立体撮影モードにおいて、図6(b)に示すように、CCD601、602の撮像領域の一部(例えば768×480画素)を実際の映像信号として図1の画像左右反転処理回路136、137にそれぞれ出力する。そして、被写体距離に応じてその読み出し領域を図6(b)の矢印のように左右にシフトすることで画角を調整し、光線101′と光線102′とで作られる輻輳角を等価的に制御している。この方式によると、被写体距離に応じて輻輳角を等価的に変化させて第1実施例よりも更に自然な立体画像が得られるとともに、輻輳角を制御するための機械的な機構が必要ないため、装置全体を低コストで小型にできる。尚、本実施例の構成は高精細撮影モードに適用してもよい。その場合、最終的に得られる2つの画像の中心を通過する2つの光線が撮像装置の物体側でなす角度を制御する。
【0083】
次に、本発明の第3、第4実施例について図面を参照して説明する。
【0084】
第3実施例では、図7に示すように、立体撮影モードにおいて対物レンズ111、112を光軸101、102と垂直な矢印方向にシフトさせることで光軸を曲げ、輻輳角を実際に変化させる。また、第4実施例では、図8に示すように、対物レンズ111、112の前に可変頂角プリズム801、802を設け、立体撮影モードにおいてプリズム801、802の頂角を変化させて光軸を曲げ、輻輳角を実際に変化させる。第3、第4実施例によると、被写体距離に応じて輻輳角を変化させることによって、第1実施例よりも更に自然な立体画像が得られる。また、これら実施例では、光学素子を駆動するための機械的な機構が必要になり且つ色収差が発生する可能性があるが、CCD121、122は規格ビデオ信号に相当する通常の画素数のものでよく、且つ光学ユニット100が結像する面積をCCD121、122の面積とほぼ同等にすればよいので、光路が細くなり、光学ユニット100を小型にすることができる。尚、本実施例の構成は高精細撮影モードに適用してもよい。
【0085】
次に、本発明の第5実施例について図面を参照して説明する。
【0086】
本実施例では、図9に示すように、CCD121、122を図9の紙面内方向で光軸101、102に対しそれぞれ垂直な方向に移動させるようにした。CCD121、122に取り付けられたアクチュエータ901、902は、図9の矢印の方向にCCD121、122を移動させることによって、画面を水平方向にずらし、この結果、図6で説明したのと同じ原理で、立体撮影モード時に画角即ち輻輳角を調整することが可能である。このアクチュエータ901、902に小型で高精度な積層型圧電素子を使用すると、CCD121、122を移動させるための機構が簡素化でき、装置全体を簡単に構成できる。尚、本実施例の構成は高精細撮影モードに適用してもよい。
【0087】
また、本実施例では、アクチュエータ901、902からの出力信号が供給されるずれ検出回路910と、ずれ検出回路910からの出力信号が供給されるコントローラ911とが設けられている。ずれ検出回路910はCCD121、122で得られた画像のずれを電子的に検出し、コントローラ911はこの検出値に基づいてCCD121、122の位置を修正するように動作する。従って、図9の構成をとることで、常にCCD121、122の位置関係を適正に保つことができ、高精度の画像を得ることができる。これに対して、第1〜第4実施例では、CCD121、122の1つの画素が数μmという微小なサイズであるため、製造時に行うCCD121、122の位置関係の調整作業に時間がかかり、また切替光学ユニット120が多少でもずれると図5の位置関係が成立せずに却って画質が低下する。そこで、第1〜第4実施例でも本実施例のようなずれ検出回路やコントローラを設けてもよい。尚、コントローラ911にはオフセット値が入力できるようになっており、図5のような1画素ずれた関係にするならば「1」を入力し、従来のように半ピッチずらすならば「0.5」を入力し、同一カラーフィルタを利用してダイナミックレンジの拡大を行うならば「0」を入力する。
【0088】
また、上述した素通しガラス部201とビームスプリッタ202との切替えによって生ずる光軸および光路長の変化の補正と、輻輳角の制御とを例えばアクチュエータ901、902で同時に行ってもよい。このようにすると、駆動機構を共通にすることができて、安価で小型の撮像装置を得ることができる。また、アクチュエータ901、902の代わりに、対物レンズ111、112や切替光学ユニット120等の同一部材の移動または状態の変化によって、光軸および光路長の変化の補正と輻輳角の制御とを同時に行ってもよい。
【0089】
本実施例において、ずれ検出回路910は、原理的に、同一な被写体を同一な瞳で得た映像信号のずれを検出するだけなので、簡単な回路構成で充分な精度を得ることができる。このように図9の構成には、アクチュエータ901、902、ずれ検出回路910およびコントローラ911を設けることで、ごく一般的に家庭用カムコーダとして量産・流通されている低コストな撮像素子や駆動回路を使用することができる。さらに、切替光学ユニット120の取り付け時のずれや切替時のがたつきがあっても、常に適正な画素位置関係を保つことができる。しかも、高精細撮影モードの処理方式を変化させることも可能である。
【0090】
次に、CCD121、122の画素の位置関係の修正・変更を、切替光学ユニット120で行う本発明の第6実施例について図面を参照して説明する。
【0091】
図10において、切替光学ユニット120は、上下方向(図10の紙面に垂直な方向)および水平方向に移動可能にガイド機構1001に支持されている。また、ガイド機構1001は、水平方向の光線210の光軸に沿って移動可能にアクチュエータ1002、1003に結合されている。本実施例では、アクチュエータ1002、1003は積層型圧電素子である。高精細撮影モードにおいて、アクチュエータ1002、1003が伸縮すると、ガイド機構1001の水平方向への移動に伴って切替光学ユニット120が水平方向に移動し、光線210をビームスプリッタ202で2分割した一方の光線211が平行移動する。このとき、光線210を2分割した他方の光線212は移動しないため、CCD122の映像だけが画面水平方向に移動し、この結果それぞれの画素の位置関係を修正・変更することができる。この方法によっても、図9で説明したのと同じ効果を得ることができ、且つ放熱があり配線が多く電気的に敏感なCCD121、122を移動させる必要がないため量産時のコストを下げられる。
【0092】
本実施例の撮像装置では、切替光学ユニット120の位置を変化させたが、CCD121、122の相対的な位置および切替光学ユニット120の位置の両方を変化させることによって、CCD121、122の撮像面に結像される画像の位置を変化させ、この画像の位置に応じて信号処理方式を変化させることができるように構成してもよい。このようにしても、使用者が高画質化処理の種類を選択することができるようになる。
【0093】
次に、切替光学ユニットの構成を特徴とする本発明の第7〜12実施例について説明する。まず、本発明の第7実施例について図面を参照して説明する。
【0094】
図11に、本発明の第7実施例の撮像装置の立体撮影モードにおける概略構成を示す。図2に示したような切替光学ユニット120は1つの光線を分割する機能と複数の光線を独立に伝達する機能とを有していればよく、必ずしも素通しガラス部201の光路長をビームスプリッタ202の光路長と同じにする必要はない。そこで、本実施例の切替光学ユニットでは素通しガラス部201を設けず、素通しガラス部201の部分を空間201aとした。この場合、実際に切替光学ユニットはビームスプリッタ202だけになり、高精細撮影モードのときは切替光学ユニットを挿入し、立体撮影モードのときは切替光学ユニットを取り外すようにしてもよい。また、この装置はフォーカス調整が可能なものであり、対物レンズ111、112または第2群レンズ116、117が光軸101、102方向に移動する。
【0095】
図11では、CCD121、122の位置と、対物レンズ111、112および第2群レンズ116、117の位置とが、高精細撮影モードで最適な位置であるものとして示している。立体撮影モードの場合、光学ユニット100とCCD121、122との間が単なる空間201aであるため、焦点の位置はそれぞれ11A、11Bに示すような方向および長さだけシフトしてしまう。そこで、本装置では、CCD121、122の撮像面上に焦点が合うように対物レンズ111、112または第2群レンズ116、117を光軸方向に移動させて再調整する。この調整量は、切替光学ユニットの屈折率と光路長から予め求めた長さを記憶しておき、撮影モードを切り替えたときにその記憶しておいた値を用いて修正する。また、オートフォーカス機能を利用して、撮影モード切替時にオートフォーカスを再起動してもよい。この場合、フォーカスレンズの駆動方向は、立体撮影モードから高精細撮影モードに変わるときは焦点が前、高精細撮影モードから立体撮影モードに変わるときは焦点が後ろとその原理から予め予測できるので、この方向にレンズを駆動していくとより高速に合焦させることができる。本実施例においては、焦点合わせのための機構をそのまま利用するため焦点再調整のためのコストアップはなく、切替光学ユニットの上部を設けなくてすむため、切替光学ユニットのコストを低く抑えることができる。
【0096】
次に、本発明の第8実施例について図面を参照して説明する。
【0097】
図12は、本実施例により、切替光学ユニットの上部をプリズム型全反射ミラー1201に置き換えた場合の立体撮影モードでの動作を示す。プリズム型全反射ミラー1201は、例えば上下2つの三角プリズム1201a、1201bがミラーコーティング面1201cを挟んで結合されることにより構成されている。2本の光線1205、1206は、対物レンズ111、112および全反射ミラー118、119等を経てプリズム型全反射ミラー1201に達し、ミラーコーティング面1201cでそれぞれ反射してCCD121、122の撮像面上で結像する。この装置においては、光線1205、1206がそれぞれ2回ミラー反射するため、撮像画像の反転処理を行う必要がない。
【0098】
次に、本発明の第9実施例について図面を参照して説明する。
【0099】
図13は、本実施例により、切替光学ユニットの上部を平板型両面ミラー1301に置き換えた場合の立体撮影モードでの動作を示す。なお、図13において、光学ローパスフィルタ141、142の図示を省略した。両面ミラー1301は、例えば平板基板の両面に全反射するミラーコーティング面1301a、1301bが形成されたものである。対物レンズ111(図12参照)側から入射した光線1302と対物レンズ112(図12参照)側から入射した光線1303とは、両面ミラー1301のミラーコーティング面1301a、1301bでそれぞれ全反射しCCD121、122にそれぞれ照射し結像する。この場合も第8実施例と同様に撮像画像の左右反転処理を行う必要がない。図13のミラーコーティング面1301bの位置は図3のハーフミラー反射面の位置と一致するように設けられており、光線1302は図に破線で示した高精細撮影モードでの光線103に対して13Aで示すだけ僅かにずれる。それは両面ミラー1301の厚さに起因するもので、このずれの修正については後述する。本実施例では、プリズムの代わりにミラーを用いたことで安価に構成することができ、且つプリズムによる光量減衰や収差の発生をなくすことができる。
【0100】
次に、本発明の第10実施例について図面を参照して説明する。
【0101】
本実施例は、図14に示すように、高精細撮影モードにおいて切替光学ユニットのビームスプリッタを平板ハーフミラー1401に置き換えたものである。なお、図14において、光学ローパスフィルタ141、142の図示を省略した。平板ハーフミラー1401は、ガラス平板の片面にハーフミラー面を形成したもので、入射光線210が反射光211と透過光212′とに分配される。しかし、ガラス平板を用いたハーフミラー1401では図13で説明したようにガラスの厚みにより透過光212′が光線210の延長線と14Aで示す長さだけずれる。また透過光212′の光路長はガラスの屈折率の影響で14Bで示す長さだけ変化する。しかし、図11で示したな光路長の変化を補正することができる撮像装置においては、高精細撮影モードと立体撮影モードとを切り替えた後、合焦調整をし直すことで、2つのCCD121、122を共に適切な位置関係に修正することができる。
【0102】
また、画面平行方向のずれ14Aはガラスの厚みと屈折率とにより、図13のずれ13Aは両面ミラー1301の厚みから求められるので、第5実施例で示したような方法で、撮影モード切替時に例えば図5のような画素位置関係になるように修正するとよい。また、高精細撮影モードの方がより正確な画素位置関係が要求されるので、CCD121、122を高精細撮影モードにおいて最適な位置関係に予め固定しておけばよい。この方式は、切替光学ユニットに安価な平板ハーフミラー1401を使用しているため、低コストで製造できる。
【0103】
次に、本発明の第11実施例について図面を参照して説明する。
【0104】
図15、図16に、本実施例により、電子的に光路を切り替える場合の構成・動作を示す。図15、図16において、1501は偏光ビームスプリッタ(PBS)、1502は紙面に垂直な方向の偏光成分だけを透過する偏光フィルタ、1503は液晶パネル、1504は液晶パネル1503のドライブ回路である。偏光ビームスプリッタ1501は、その反射面で紙面に垂直な偏光成分だけを反射し、紙面に沿った方向の偏光成分だけを透過させる。液晶パネル1503は、ドライブ回路1504の制御によって透過させる偏光成分を変化させることができる。
【0105】
本実施例の立体撮影モードでの動作を図15に基づき説明する。対物レンズ111から入射する入射光1510は紙面に垂直な方向の偏光成分だけが偏光フィルタ1502を通過し、PBS1501で反射され、CCD121上で結像する。この立体撮影モードでは、液晶パネル1503は紙面に垂直な偏光成分だけを透過するように制御されており、対物レンズ112から入射する入射光1511は、紙面に垂直な方向の偏光成分だけが液晶パネル1503を通過し、PBS1501で反射され、CCD122上で結像する。このように液晶パネル1503の偏光方向をドライブ回路1504の制御により偏光フィルタ1502の偏光方向と一致させることで、入射光線1510、1511は図12の第8実施例とほぼ同様な経路を通り、立体撮影が可能になる。
【0106】
本実施例の高精細撮影モードでの動作を図16に基づき説明する。このとき、液晶パネル1503の偏光方向を紙面に対してほぼ45度傾けるようにドライブ回路1504で制御する。そして、絞り114を完全に閉め、対物レンズ111側からの入射を阻止する。対物レンズ112から入射する光線1601は、液晶パネル1503で紙面と45度傾きを持った偏光成分のみがPBS1501に入射する。PBS1501はその偏光成分の内、紙面に垂直な偏光成分を透過させ、紙面に沿った方向の偏光成分を反射させるので、CCD121、122には液晶パネル1503を通過した光線がほぼ均等に入射する。そして、2つのCCDD121、122は例えば図5に示したような画素位置関係になっているので、高精細な撮影ができる。本実施例の装置によると、切替光学ユニットを偏光フィルタ、PBSおよび液晶パネルで構成することによって、スライド機構等の可動部をもたず、電気信号だけで立体撮影モードと高精細撮影モードとを切り替えることができるので、装置の組み立てが容易になり、また切替の応答時間が短くなる。
【0107】
次に、対物レンズから入射した光線が、複数のレンズに共通のレンズ系を経た後に対応する複数のCCDにそれぞれ独立に導かれるように構成した本発明の第12実施例について図面を参照して説明する。
【0108】
本実施例は、図17に示すように、第2群レンズを共通化したものであり、118、119は全反射ミラー、1702は紙面に垂直な偏光成分だけを透過する偏光フィルタ、1703は紙面に平行な偏光成分だけを透過する偏光フィルタ、1704、1706は図15のPBS1501と同様の特性を有する偏光ビームスプリッタ(PBS)、1705は第2群レンズ、1707はπセル等の偏光を回転させることができるフィルタ、1708はフィルタ1707のドライブ回路である。
【0109】
本実施例で立体撮影モードの場合、フィルタ1707は偏光を回転させないように制御されている。右側の対物レンズ111から入射した光線1710は、全反射ミラー118で反射し、偏光フィルタ1702で紙面に垂直な偏光成分だけが透過される。さらに光線1710はPBS1704で反射され、フィルタ1707と第2群レンズ1705を通りPSB1706で反射されCCD121に導かれる。また、左側の対物レンズ112から入射した光線1711は、偏光フィルタ1703で紙面に平行な偏光成分だけが抽出され、PBS1704、フィルタ1707、第2群レンズ1705、PBS1706を図面上直線的に通過しCCD122に達する。このように導かれることによって、対物レンズ112から入射した光線1710、1711はCCD121、122でそれぞれ光電変換され、立体映像の信号が得られる。
【0110】
また、本実施例で高精細撮影モードの場合、フィルタ1707は偏光を45度回転させるように制御されている。また、絞り114は完全に閉じ、対物レンズ111からの入射光1710は遮断される。対物レンズ112から入射した光線1711は、偏光フィルタ1703で紙面に平行な偏光成分が抽出され、PBS1704を通過し、フィルタ1707で偏光角が45度回転させられる。この光線は第2群レンズ1705を通過した後、PBS1706でほぼ均等に分配され、CCD121、122にそれぞれ結像する。このCCD121、122を例えば図5のような位置関係に配置しておけば、解像力の高い高精細な映像が得られる。
【0111】
ここで、本実施例の撮像装置の焦点距離およびフォーカス調整は、主に第2群レンズ1705で行う。一般に立体撮影では左右レンズの焦点距離およびフォーカス状態が異なっていると立体感が得られにくいということが知られている。それに対して、この装置では、共通した第2群レンズで焦点距離およびフォーカス状態を調整するので、左右画像においてこれらレンズ条件の差異が生じない。つまり、複数の画像の撮像条件が同一になり、より立体感がある或いはより高精細な画像を得ることができる。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によると、立体画像および高精細な平面画像を第1の手段と第2の手段とを切り替えることによって得ることができる。しかも、従来のように平面画像を得るために輻輳角を正確に制御したりレンズを高精度に駆動する必要がなく、また、複雑で消費電力の大きい相関演算部や画像合成回路を必要としないので簡単な回路で構成することができる。さらに、平面画像撮影時においては信号処理がレンズの製造上のばらつきや収差特性の違いによる影響を原理的に受けないので、常に画面の総ての場所で高精細な平面画像を得ることができる。従って、きわめて性能のよい立体撮影と平面撮影の両方を小型軽量かつ安価な1台の撮像装置で行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の撮像装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例で用いる切替光学ユニットの詳細な斜視図である。
【図3】図1の撮像装置の高精細撮影モードでの動作について説明するための図である。
【図4】図1の撮像装置において、輻輳角θを説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施例で用いる2つのCCDの位置関係を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図7】本発明の第3実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図8】本発明の第4実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図9】本発明の第5実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図10】本発明の第6実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図11】本発明の第7実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図12】本発明の第8実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図13】本発明の第9実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図14】本発明の第10実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図15】本発明の第11実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図16】本発明の第11実施例の撮像装置について説明するための図である。
【図17】本発明の第12実施例の撮像装置について説明するための図である。
【符号の説明】
100 光学ユニット
101、102 光線
111、112 対物レンズ
114、115 絞り
116、117 第2群レンズ
118、119 全反射ミラー
120 切替光学ユニット
121、122 CCD
136、137 画像左右反転処理回路
131、132 映像信号処理回路
133、134 規格ビデオ信号
135 画質映像信号処理回路
141〜144 光学ローパスフィルタ
201 素通しガラス部
202 ビームスプリッタ
210、211、212 光線

Claims (26)

  1. 被写体からの光線を取り入れる複数のレンズと、
    前記光線を電気信号に変換する複数の撮像素子と、
    前記複数のレンズから取り入れた光線を対応する前記撮像素子にそれぞれ導く第1の手段と、前記レンズのいずれか1つから取り入れた光線を分割して前記撮像素子のうちの少なくとも2つに導く第2の手段とを有し、且つこれら第1、第2の手段を切り替えることによっていずれかの手段を選択的に機能させるように成された切替光学手段とを備えた撮像装置。
  2. 前記複数の撮像素子の撮像面にカラーフィルタが設けられており、このカラーフィルタはそれぞれ所定の色光を通過させる複数のフィルタが水平および垂直方向に各画素と対応して複数ずつ所定順に配列されて成り、且つ前記複数の撮像素子は前記被写体の一点が前記各カラーフィルタ上で水平方向に所定の画素ピッチだけずらされて結像するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の撮像素子を同一クロックで駆動することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記レンズおよび前記撮像素子が2つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が交差するように導かれ、そのほぼ交差位置に前記切替光学手段が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の手段および前記第2の手段は、それぞれ異なった特性の光学ローパスフィルタを光路中に有し、前記第1の手段および前記第2の手段を切り替える部材と連動して前記光学ローパスフィルタが交換されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度を制御できるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子として規格信号に相当する画素数よりも画素数の多い撮像素子を用い、その出力の読み出し領域を移動させることで実質的に前記角度の制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記レンズに対する光線の入射方向とほぼ垂直な方向に前記レンズを移動させて前記角度の制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 前記レンズの前段に可変頂角プリズムを設け、この可変頂角プリズムの頂角を変化させて前記角度の制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像素子に対する光線の入射方向とほぼ垂直な方向に前記撮像素子を移動させることで実質的に前記角度の制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の手段および前記第2の手段は、光軸が一致しており且つ光路長が等しいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えによって生ずる光軸および光路長の変化が、前記レンズ、前記切替光学手段および前記撮像素子の少なくともいずれか1つの位置の調整によって補正されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記レンズから取り入れた光線の少なくとも1つを、この光線が前記切替光学手段に達するまでの位置において遮断することができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  15. 前記撮像素子の後段に設けられた画像左右反転手段によって、前記レンズから前記撮像素子に達するまでの間に左右反転した画像を補正することができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  16. 前記複数の撮像素子の相対的な位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を変化させることによって、前記撮像素子の撮像面に結像される画像の位置を変化させることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  17. 複数の前記撮像素子の相対的な位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を変化させることによって、前記撮像素子の撮像面に結像される画像の位置を変化させ、この画像の位置に応じて信号処理方式を変えることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  18. 前記撮像素子の撮像面に結像された画像のずれを検出するずれ検出手段と、前記ずれ検出手段の出力に基づいて前記撮像素子の位置および前記切替光学手段の位置の少なくともいずれか一方を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  19. 前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えによって生ずる光軸および光路長の変化の補正と、2つの前記レンズから取り入れた2つの光線が被写体側でなす角度の制御とを同時に行うことができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  20. 前記第1の手段が空間であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  21. 前記第1の手段が2つのプリズム型全反射ミラーを結合させたものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  22. 前記第1の手段が平板型両面ミラーであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  23. 前記第2の手段が、2つのプリズム型ハーフミラーを結合させたものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  24. 前記第2の手段が、平板ハーフミラーであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  25. 前記第1の手段と前記第2の手段との切り替えが、前記レンズから取り入れた光線の偏光方向を制御することによって行われることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  26. 前記レンズから入射した光線が、複数の前記レンズに共通のレンズ系を経た後に対応する複数の前記撮像素子にそれぞれ独立に導かれるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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