JP2000278563A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2000278563A
JP2000278563A JP11078120A JP7812099A JP2000278563A JP 2000278563 A JP2000278563 A JP 2000278563A JP 11078120 A JP11078120 A JP 11078120A JP 7812099 A JP7812099 A JP 7812099A JP 2000278563 A JP2000278563 A JP 2000278563A
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liquid crystal
image
digital camera
display unit
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JP11078120A
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English (en)
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Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
Yasuhiro Morimoto
康裕 森本
Katsuhiko Asai
克彦 浅井
Naoki Masazumi
直樹 将積
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の表示部を有するも省電力化を達成で
き、前記表示部が表示更新速度の比較的遅いものであっ
ても極力表示効率を上げ、操作性が良好なデジタルカメ
ラを得る。 【解決手段】 メモリ性液晶を用いて表示画面を構成し
た液晶表示素子10を貼着したメモリカード56を使用
するデジタルカメラ100’。液晶表示素子10にはラ
イブビューの表示が可能であり、該表示素子10の描画
が完了するタイミングでライブビュー撮像が開始され
る。また、表示素子10はライブビュー表示エリアの面
積を大小に切り換え可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ、
特に、ライブビュー等の表示部を設けたデジタルカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラが普及の途上にあ
る。デジタルカメラは、被写体像をCCD等の撮像素子
を用いて電気信号に変換し、所定の画像処理を施したう
えで、デジタル画像データとしてメモリカード等に記憶
させる。この種のデジタルカメラでは、液晶で画面を構
成した画像表示部を設け、撮影シーンを確認したり(ラ
イブビュー表示)、撮影済み画像を確認(サムネイル画
像の一覧表示)するようになっている。
【0003】撮影シーンの確認においては、撮像素子で
所定時間間隔でシーンを撮像して画像データに変換し、
表示部に表示する。通常1秒で30フレーム程度の周期
で表示が更新されるため、撮影シーンは動画的に表示さ
れる。表示部は、デジタルカメラの筐体のサイズによる
制約から、最大でも数インチ角の大きさであり、画素数
としては数10万画素程度である。
【0004】一方、デジタルカメラに対する高画質化の
要求から、近年では、撮像素子の画素数は100万〜数
100万程度になっており、表示部の画素数との釣り合
いがとれなくなってきている。当然、表示部も高画素
化、高画質化の傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示部が高
画素化すると、1フレームの表示処理に時間がかかり、
従来のように1秒当り30フレームで表示を更新するこ
とが困難である。特に、デジタルカメラは携帯品である
ため、消費電力の低減に対する要求が強い。
【0006】一方で、近年、コレステリック液晶及びカ
イラルネマティック液晶といったメモリ性を有する液晶
が知られるようになってきている。例えば、米国特許第
5,625,477号明細書には、カイラルネマティッ
ク液晶を用いて多階調表示を行う方法が開示されてい
る。これらの液晶を用いた表示装置においては、表示を
更新する際には電力を必要とするものの、表示状態を継
続するための電力は不要である。
【0007】そこで、本発明者らは、この種のメモリ性
液晶をデジタルカメラの表示部に用いることで、省電力
化を一気に進めることができることに注目した。しかし
ながら、コレステリック液晶やカイラルネマティック液
晶においては、表示の更新に比較的長い時間を要すると
いう問題点を有し、この点がデジタルカメラの表示部に
用いることの課題として残されていた。
【0008】以上の点に鑑みて、本発明の目的は、画像
の表示部を有するも省電力化を達成できるデジタルカメ
ラを提供することにある。さらに、本発明の他の目的
は、表示更新速度が比較的遅い表示部を有するも極力表
示効率を上げ、操作性を良好なものとしたデジタルカメ
ラを提供することにある。
【0009】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るデジタルカメラは、ライブビュー表示
部と、その制御手段とを備え、該制御手段はライブビュ
ー表示を行う際に、前記ライブビュー表示部の描画完了
に関連するタイミングでライブビュー撮像を開始させ
る。この開始タイミングは描画完了時あるいは描画完了
を見込んだ完了の直前時である。
【0010】以上の本発明によれば、余計なライブビュ
ー撮像を行うことがなく、表示更新速度の遅い表示部を
使用しても撮像が適正化できる。しかも、表示更新の間
は撮像部をオフしておくことができ、省電力化を図るこ
とができる。特に、ライブビュー表示部の表示エリアの
面積を変更可能とし、小面積の表示エリアでライブビュ
ー表示を行わせるようにすれば、更新速度の遅い表示部
であっても小面積であれば効率的に表示することができ
る。表示エリアの大小は撮影目的によって使い分ければ
よい。
【0011】前記ライブビュー表示部は、室温でコレス
テリック相を示す液晶を用いて表示画面を構成すること
が好ましい。この種の液晶は、メモリ性を有し、表示の
維持に電力が不要でデジタルカメラに適した省電力化が
達成でき、表示部の構造も簡単で安価に製作できる利点
を有している。
【0012】さらに、本発明に係るデジタルカメラは、
室温でコレステリック相を示す液晶を用いて表示画面を
構成し、複数の行と列とからなる電極によってマトリク
ス駆動される表示部と、表示データの複数行を同時に駆
動して前記表示部へ画像を表示させる制御手段とを備え
ている。例えば、表示データを所定行ずつ飛ばしてアク
セスし、アクセスした行データを用いて飛ばした行を含
めて同時に駆動する。このような複数行同時駆動方式に
よれば、表示速度の遅いメモリ性液晶を用いた表示部で
あっても、実用上支障のない程度に表示時間を短縮化す
ることができる。
【0013】前記複数行同時駆動方式での表示をライブ
ビュー画像の表示に適用すれば、シャッタチャンスを逃
がすことなく撮影できる。また、撮影済み画像の表示に
適用すれば、画像更新が早く処理でき、操作性が向上す
る。
【0014】さらに、前記デジタルカメラにおいては、
撮影モード処理と再生モード処理とで、表示内容の少な
くとも一部を共通化して表示部へ表示することが好まし
い。表示更新の遅い表示部であっても複数の表示画面で
一部の表示を共通化することで表示更新時間を短縮化す
ることができる。共通化する表示内容は、例えば、撮影
コマ番号や記憶媒体の空き容量等である。
【0015】さらに、本発明に係るデジタルカメラは、
室温でコレステリック相を示す液晶を用いて表示画面を
構成した表示部に加えて、動画表示用の表示部とを備え
ている。表示更新は遅いが省電力化を図れる表示部と動
画表示用の表示部とを備えることで、各表示部の特色を
活かした表示が可能となり、操作性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタルカメ
ラの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0017】(メモリ性液晶付きメモリカードの構成)
まず、デジタルカメラやパーソナルコンピュータ等の情
報表示システムに使用されるメモリ性液晶付きメモリカ
ードについて説明する。このメモリカードは、PCMC
IAタイプ2規格に基づくものであり、デジタルカメラ
やパーソナルコンピュータのPCMCIAカードスロッ
トに装着して使用される。メモリ部には周知のフラッシ
ュメモリが使用され、表示部にはメモリ性を有する室温
でコレステリック相を示す液晶組成物(以下、コレステ
リック液晶と称する)が使用される。
【0018】(メモリ性液晶の表示原理)まず、表示部
として使用されている液晶表示素子について説明する。
この液晶表示素子は、基板間にコレステリック液晶を挟
持した液晶表示素子とその駆動部とからなる。図1に一
例としての液晶表示素子10の断面構造を示す。
【0019】図1において、11,12,13,14は
透明基板で、これらの透明基板の表裏面には複数の透明
電極15,16がそれぞれ帯状に、かつ、互いに直交す
るマトリクス状に形成されている。電極15,16が交
差する部分に以下に説明するように電圧が印加され、こ
の部分が1画素を構成する。17は透明基板11〜14
の間を支持する柱状構造物であり、各画素間に透明基板
全面にわたり等間隔(ランダムな配置でもよい)に設け
られている(図2参照)。18はコレステリック液晶組
成物である。19はシール材であり、液晶組成物18を
透明基板間に封止するためのものである。各基板11〜
14には透明電極15,16を形成した上に必要に応じ
て絶縁膜、配向制御膜を設けてもよい。
【0020】この液晶表示素子10は、光吸収体20の
上に赤色の選択反射状態と透明状態との切り換えにより
表示を行う赤色層Rを配し、その上に緑色の選択反射状
態と透明状態との切り換えにより表示を行う緑色層Gを
積層し、さらにその上に青色の選択反射状態と透明状態
との切り換えにより表示を行う青色層Bを積層したもの
である。
【0021】液晶表示素子10においては、液晶がプレ
ーナ配列のとき選択反射状態となり、フォーカルコニッ
ク反射のとき透明状態となり、この状態を切り換えて表
示を行う。即ち、液晶がプレーナ状態の場合、コレステ
リック液晶の螺旋ピッチをP、液晶の平均屈折率をnと
すると、波長λ=P・nの光が選択的に反射される。
【0022】また、フォーカルコニック状態ではコレス
テリック液晶の選択反射波長が赤外光領域にある場合に
は可視光を散乱し、それよりも短い場合には可視光を透
過する。そのため、液晶表示素子10の観察側(矢印A
参照)と反対側に光吸収体20を設け、選択反射波長を
可視光領域に設定することにより、特定色(プレーナ状
態)と黒色(フォーカルコニック状態)とでの表示が可
能である。また、選択反射波長を赤外光領域に設定する
と、黒色(プレーナ状態)と散乱による白色(フォーカ
ルコニック状態)とでの表示が可能である。
【0023】コレステリック相を示す液晶のねじれを解
くための第1の閾値電圧をVth1とすると、電圧Vt
h1を十分な時間印加した後に電圧を第1の閾値電圧V
th1よりも小さい第2の閾値Vth2以下に下げると
プレーナ状態になる。また、Vth2以上でVth1以
下の電圧を十分な時間印加するとフォーカルコニック状
態になる。この二つの状態は電圧印加を停止した後でも
安定に維持される。また、この二つの状態の混在した状
態も存在することが分かっており、中間調の表示(階調
表示)が可能であることが知られている(米国特許第
5,384,067号明細書参照)。
【0024】液晶表示素子10の画素構成は、図3に示
すように、それぞれ複数本の走査電極R1,R2〜Rm
と信号電極C1,C2〜Cn(m,nは自然数)とのマ
トリクスで表される。走査電極R1,R2〜Rmは走査
駆動回路21の出力端子に接続され、信号電極C1,C
2〜Cnは信号駆動回路22の出力端子に接続されてい
る。
【0025】走査駆動回路21は、走査電極R1,R2
〜Rmのうち所定のものに選択信号を出力して選択状態
とする一方、その他の電極には非選択信号を出力し非選
択状態とする。走査駆動回路21は、所定の時間間隔で
電極を切り換えながら順次各走査電極R1,R2〜Rm
に選択信号を印加していく。一方、信号駆動回路22
は、選択状態にある走査電極R1,R2〜Rm上の各画
素を書き換えるべく、画像データに応じた信号を各信号
電極C1,C2〜Cnに同時に出力する。例えば、走査
電極Raが選択されると(aはa≦mを満たす自然
数)、この走査電極Raと各信号電極C1,C2〜Cn
との交差部分の画素LRa−C1〜LRa−Cnが同時
に書き換えられる。これにより、各画素における走査電
極と信号電極との電圧差が画素の書き換え電圧となり、
各画素がこの書き換え電圧に応じて書き換えられる。
【0026】例えば、図4に示すように、表示すべき画
像データが、[Pij]で示される、m行n列の行列で
表されるとき、まず、行ベクトル(P11、P12、
…、P1n)で示される1行目のデータに対応したパル
ス電圧を信号電極C1、C2、…、Cnに印加すると共
に、走査電極R1、R2、R3、…、Rmのうち、R1
のみを所定の電位にする。これによって画素列L11、
L12、…、L1nのみがプレーナ状態又はフォーカル
コニック状態になり、走査電極R1への電圧印加を解い
ても、各画素L11、L12、…、L1nの表示状態は
保持される。
【0027】同様に、行ベクトル(Pi1、Pi2、
…、Pin)で示されるi行目のデータに対応したパル
ス電圧を信号電極C1、C2、…、Cnに印加すると共
に、走査電極R1、R2、R3、…、Rmのうち、Ri
のみを所定の電位にする。これによって画素列Li1、
Li2、…、Linのみがプレーナ状態又はフォーカル
コニック状態になり、走査電極Riへの電圧印加を解い
ても、各画素Li1、Li2、…、Linの表示状態は
保持される。これを、1≦i≦mなる全てのiについて
順次繰り返すことにより、1画面[Pij]の表示が完
了し、その状態が保持される。
【0028】このようなマトリクス駆動を前記各層B,
G,Rごとに順次もしくは同時に行うことにより、液晶
表示素子10にフルカラー画像の表示を行う。なお、画
面に対応したデータ[Pij]を時系列を追って変化さ
せながら液晶を駆動することによって動画の表示も可能
である。
【0029】(液晶表示素子に用いることができる各素
材と製造方法)透明基板としては、無色透明のガラス基
板や高分子フィルム、例えば、ポリエーテルスルホン、
ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート等の樹
脂が使用可能である。
【0030】電極としては、ITOやネサ膜等の透明電
極が使用可能であり、スパッタ法や真空蒸着法を用いて
前記透明基板上に形成すればよい。最下層の電極につい
ては光吸収体としての役割も含めて黒色の電極を使用す
ることができる。
【0031】液晶材料としては、特に室温でコレステリ
ック相を示す材料が好ましい。このような液晶材料とし
ては、ネマティック液晶に、室温でコレステリック相を
示すようにカイラル材を添加した、いわゆるカイラルネ
マティック液晶が好適に使用できる。好適なネマティッ
ク液晶の具体例としては、これに限定されるものではな
いが、液晶性トラン化合物、液晶ピリミジン化合物、液
晶性エステル化合物、液晶性シアノビフェニル化合物、
液晶性フェニルシクロヘキシル化合物、液晶性ターフェ
ニル化合物やこれらの混合物などを主成分として含むも
のが挙げられる。二色性色素などの色素を添加してもよ
い。
【0032】柱状構造物としては、例えば、熱可塑性樹
脂を用いることができる。これには、加熱により軟化
し、冷却により固化する材料で、液晶材料と化学変化を
起さないことと適度な弾性を有することが望まれる。柱
状構造物は基板間のスペーサとして機能するが、従来使
用されている無機材料からなる球状のスペーサを併用し
てもよい。
【0033】(メモリ性液晶付きメモリカードの構成)
以前述べたようなメモリ性液晶を用いた表示部を有する
メモリカードには、表示部の構成上から大きく分けてメ
モリ部/表示部一体型と、表示部/メモリ部分離型の二
つのタイプがある。
【0034】(メモリ部/表示部一体型)図5及び図6
に示すメモリカード40は、PCMCIAタイプ2規格
に対応するものであって、金属製のカードケース41内
の図示しない基板上にフラッシュメモリ43,44、ア
ドレスデコーダを含む駆動回路45と、前記液晶表示素
子10及びその駆動回路21,22を配置したものであ
る。液晶表示素子10に対応する部分にはケース41に
透明プラスチック窓42が形成されている。また、ケー
ス41の一側部には、PCMCIA規格のコネクタ46
が設けられている。このメモリカード40はデジタルカ
メラやパーソナルコンピュータといったPCMCIA規
格のコネクタを備えた情報電子機器に矢印X方向に装着
して使用する。
【0035】このメモリカード40において、電力は情
報電子機器から供給されるが、表示部をメモリ性を有す
る液晶にて構成しているため、メモリカード40が情報
電子機器から取り出されたりして非通電状態になって
も、液晶表示素子10の表示を継続できる。表示形態の
詳細は後述する。また、コネクタ46はメモリ部への電
力及び信号の入出力機能と同時に、液晶表示素子10の
駆動回路21,22への電力及び駆動信号の入力機能を
も兼用したものとなっている。
【0036】(メモリ部/表示部分離型)既存のメモリ
カード(液晶表示素子10を有しないもの)を活用する
ためのアダプタータイプと、液晶表示素子10が劣化し
たときの交換を容易にするために表示部をメモリカード
の筺体に貼り付けるタイプとがある。
【0037】(アダプタータイプ)図7及び図8に示す
ように、デジタルカメラのデータ記憶媒体として広く使
用されているコンパクトフラッシュメモリカード50用
のPCカードアダプタ52に前記液晶表示素子10を設
けたものである。液晶表示素子10は透明プラスチック
窓53からその表示を見ることができる。メモリカード
50はアダプタ52の枠部54に矢印X1方向に装着さ
れ、前記駆動回路21,22に接続されているコネクタ
51がアダプタ52に設けられているコネクタ55に結
合される。コネクタ55はアダプタ52の一側部に設け
られているコネクタ46と接続されている。なお、図7
及び図8において、図5及び図6と同じ符号は同じ部材
を示している。
【0038】(表示部貼り付けタイプ)図9(B)に示
すように、コンパクトフラッシュメモリカード56の筺
体57の表面に表示部貼り付け用の凹所58が形成され
ており、該凹所58には表示部駆動用の電極59が設け
てある。前記液晶表示素子10は支持体25と一体的に
接着されている。支持体25の裏面には前記駆動回路2
1,22と電気的に接続されている電極26が設けられ
ており、支持体25の裏面中央部を凹所58に両面テー
プあるいは接着剤等で貼り付けることにより、電極2
6,59が電気的に接合される。
【0039】また、凹所58には膨出部58aが形成さ
れ、支持体25には窪み25aが形成されている。液晶
表示素子10は窪み25aを膨出部58aと一致させな
ければ凹所58にセットすることができず、方向を間違
えて貼りつけてしまうことがない。勿論、支持体25の
大きさは凹所58よりも若干小さくなっており、かつ、
メモリカード56に液晶表示素子10を貼りつけた状態
で、該表示素子10の表面とメモリカード56の凹所5
8以外の部分の表面とが同一平面となるように、凹所5
8の深さ、電極26,59の厚み、支持体25や表示素
子10の厚みが設定されている。従って、このメモリ性
液晶付きメモリカード56をデジタルカメラやパーソナ
ルコンピュータへ装着する際に液晶表示素子10が剥が
れることはなく、かつ、液晶が劣化した場合あるいは損
傷を加えてしまった場合等、何らかの事情で表示部を交
換したい場合にも容易に作業ができる。
【0040】また、表示部は貼り付けるのではなく、メ
モリカードにスロットを設けて装着するようにしてもよ
い。この例を図10及び図11に示す。即ち、コンパク
トフラッシュメモリカード60の筺体61のコネクタ4
6と反対側には、支持体27上に設けられた液晶表示素
子10からなる表示部を挿入するためのスロット62が
設けられており、表示部を矢印X1方向にスロット62
に奥まで装着することにより、液晶表示素子10の電極
26と筺体61の内部に設けられた電極59(図12参
照)との電気的接合が図られる。
【0041】さらに、筺体61の表面には液晶表示素子
10の挿入箇所に対応した透明プラスチック窓63が設
けられており、メモリカード60内に表示部を装着した
状態で、メモリ性液晶付きメモリカードとして利用する
ことが可能になる。また、筺体61には表示部をスロッ
ト62から取り出すためのレバー64が設けられてい
る。このレバー64を備えた取り出し機構に関しては、
周知のPCMCIA用スロットと同様であるためその説
明は省略する。
【0042】図12はメモリ部/表示部分離型(図9、
図10参照)の回路構成を示す。回路部材に付した符号
は図6と同様であり、その説明は省略する。
【0043】(駆動回路)ここで、液晶表示素子10に
画像データの内容を表示する機構に関して、特に走査駆
動回路21及び信号駆動回路22の詳細について図13
を参照して説明する。なお、図13においては、液晶表
示素子10の駆動に関する部分について図示している。
実際には前述のとおりメモリカードにはフラッシュメモ
リ43,44が搭載されているが、その駆動回路は周知
であるので省略する。
【0044】メモリ性液晶付きメモリカードは、カード
インターフェースを介して、デジタルカメラ又はパーソ
ナルコンピュータ等のCPUによって制御されるPCM
CIA仕様準拠のものである。従って、カードの端子に
は、データバス、アドレスバス、コントロールバス、電
源ライン及びグランドラインの4種類の端子(いずれも
図示せず)がある。液晶表示素子10に画像を表示する
ときには、デジタルカメラ又はパーソナルコンピュータ
等のCPUがコントロールバスに対して書き込み指令を
出し、アドレスを指定してデータを出力する。
【0045】前記データの出力に基づいて、タイミング
コントローラ70は、まず、ラインバッファ71に1行
目に表示すべき画像データを格納し、格納が完了した段
階で、1行目の画像データが各列同時に読み出され、各
D/Aコンバータ72によって8ビットの画像データが
アナログ画像信号に変換されるようにタイミング制御す
る。
【0046】デジタルカメラ又はパーソナルコンピュー
タの電源部からは、メモリカードインターフェースを介
して、+5Vの電圧がこの駆動回路に供給される。しか
しながら、液晶表示素子10を駆動するためには、液晶
の状態をフォーカルコニック状態もしくはプレーナ状態
にするために電極間の電位差を所定値にする必要があ
る。そのため、DC/DCコンバータ73によって入力
電圧を所定値に昇圧したうえで、駆動用バッファ74に
供給する。これによって、駆動用バッファ74は、D/
Aコンバータ72が出力するアナログ画像信号を増幅
し、電極列C1、C2、…、Cnに印加する。
【0047】一方、タイミングコントローラ70は、1
行目の画像データを表示すべきタイミングにおいては、
デコーダ75にスイッチング回路76−1のみがオンさ
れ、他のスイッチング回路がオフされるようにデータを
送る。スイッチング回路76−1のみがオンされると、
電極行R1のみにDC/DCコンバータ73の出力が印
加される。これにて、電極中1行目のみが画像データに
応じた表示状態となり、電圧印加が停止されても液晶が
メモリ性を有するのでその表示状態が保持される。
【0048】同様に、i行目(1≦i≦m)の画像デー
タの表示に関しては、タイミング信号(列方向)を基準
として、ラインバッファ71にi行目の画像データが格
納される。格納が完了した段階で、i行目の画像データ
が各列同時に読み出され、D/Aコンバータ72によっ
て8ビットの画像データがアナログ画像信号に変換さ
れ、駆動用バッファ74は、D/Aコンバータ72が出
力するアナログ画像信号を増幅し、電極列C1、C2、
…、Cnに印加する。
【0049】一方、タイミングコントローラ70は、i
行目の画像データを表示すべきタイミングにおいては、
スイッチング回路76−iのみがオンされて、他のスイ
ッチング回路がオフされるようにデコーダ75にデータ
を送る。従って、電極行RiのみにDC/DCコンバー
タ73の出力が印加され、電極中i行目のみが画像デー
タに応じた表示状態となり、電圧印加が停止されてもそ
の表示状態が保持される。
【0050】以上の駆動を1画面にわたって繰り返し、
さらに画面の更新があれば、その都度同じ手順で1行目
から書き換える。
【0051】このように、信号駆動回路22は、ライン
バッファ71、D/Aコンバータ72、駆動用バッファ
74から構成され、走査駆動回路21は、タイミングコ
ントローラ70、DC/DCコンバータ73、デコーダ
75、スイッチング回路76−1〜76−mから構成さ
れる。なお、タイミングコントローラ70やDC/DC
コンバータ73を信号駆動回路22に入れてもよい。さ
らに、これらの回路を1チップで構成することも困難で
はない。また、液晶表示素子10はフルカラー表示であ
るため、駆動回路21,22はRGB3チャンネル分必
要である。そのため、実際には信号駆動回路22、デコ
ーダ75、スイッチング回路76−1〜76−mはそれ
ぞれ3組設け、これらを1個のタイミングコントローラ
70で制御するようになっている。
【0052】ところで、メモリカードという情報電子機
器に対して交換可能な記憶媒体としての性格上、その駆
動形態としては、メモリカード自体が駆動回路を内蔵す
る駆動部内蔵型、あるいは駆動回路中共通部分をメモリ
カード外に配置した駆動部外付け型の二つのタイプがあ
る。
【0053】(駆動部内蔵型)これは、液晶表示素子1
0の駆動回路を全てメモリカードに内蔵させたものであ
り、外部からは表示用のRGBデータを送るだけで1画
面の表示が完了する。それ故、制御が簡単になるという
利点がある。また、前述した例のように、PCMCIA
のような汎用のインターフェースを用いる場合には、こ
の方式を採用する必要がある。
【0054】(駆動部外付け型)これは、液晶表示素子
10の駆動回路の一部をデジタルカメラ、パーソナルコ
ンピュータ等の、メモリカードを装着して使用する機器
に持たせたものである。それ故、メモリカードがコンパ
クトになったり、コストが低減するという利点がある。
【0055】図13に示した駆動回路においては、2重
線で囲んだブロックがメモリカードに搭載することが望
ましいブロックであって、その他のブロックはデジタル
カメラ又はパーソナルコンピュータ等に搭載可能なブロ
ックに該当する。少なくとも2重線で囲んだブロックを
メモリカードに搭載することにより、表示画素数の増加
に伴って電極の本数が増えてもコネクタのピン数をさほ
ど増やす必要がないという利点がある。
【0056】(メモリ性液晶付きメモリカードが使用可
能なデジタルカメラ)以上説明したメモリ性液晶付きメ
モリカードを撮像データの記憶媒体として用いることが
できるデジタルカメラについて説明する。
【0057】本デジタルカメラには、メモリカードに表
示部が設けられているので、メモリカード上の表示部に
デジタルカメラの各種表示を行うことも考えられる。し
かし、まずは、デジタルカメラの表示部とメモリカード
の表示部とを兼用しないタイプのものについて説明す
る。
【0058】(表示部非兼用タイプ)(デジタルカメラ
の構成)デジタルカメラ100は、図14〜図17に示
すように、カメラ本体部102と撮像部103とから構
成されている。撮像部103は正面から見てカメラ本体
部102の右側面に着脱可能である。
【0059】撮像部103は撮影レンズであるマクロ機
能付きズームレンズ301の後方位置の適所にカラーエ
リアセンサとして機能する周知のCCD303(図18
参照)を備えている。また、銀塩フィルムを用いるカメ
ラと同様に、撮像部103内の適所にフラッシュ光の被
写体からの反射光を受光する調光センサ305を備えた
調光回路304、被写体の距離を測定するための測距セ
ンサ306、光学ファインダー307が設けられてい
る。
【0060】一方、撮像部103の内部には、前記ズー
ムレンズ301のズーム比の変更と、収容位置/撮影位
置間のレンズ移動を行うためのズームモータM1(図1
8参照)及び合焦を行うためのモータM2とが設けられ
ている。
【0061】カメラ本体部102の前面には、グリップ
部104、内蔵フラッシュ105が設けられ、さらに、
デジタルカメラ100と外部機器(例えば、他のデジタ
ルカメラやパーソナルコンピュータ等)と赤外線通信を
行うためのIRDAポート106が設けられている。ま
た、カメラ本体部102の上面にはシャッタボタン10
9が設けられている。
【0062】図15に示すように、カメラ本体部102
の背面には、略中央に撮影画像のモニタ表示(ビューフ
ァインダーに相当)及び記憶画像の再生表示等を行うた
めのLCD表示部110が設けられている。また、LC
D表示部110の下方位置に、本デジタルカメラ100
の操作を行うキースイッチ群111、電源スイッチ11
2が設けられている。また、電源スイッチ112の左側
には、電源オン状態で点灯するLED113、メモリカ
ードにアクセス中である状態を表示するLED114が
設けられている。
【0063】さらに、カメラ本体部102の背面には、
「撮影モード」と「再生モード」とを切り換える撮影/
再生モード設定スイッチ120が設けられている。撮影
モードは写真撮影を行うモードであり、再生モードはメ
モリカードに記録された撮影画像をLCD表示部110
に再生表示するモードである。撮影/再生モード設定ス
イッチ120は2接点のスライドスイッチであり、例え
ば、下方にスライドさせると再生モードが設定され、上
方にスライドさせると撮影モードが設定される。
【0064】また、カメラ本体部102の背面右方に
は、4連スイッチが設けられており、ボタン121,1
22を押すことによってズームモータM1を駆動してズ
ーミングを行い、ボタン123,124を押すことによ
って露出補正を行う。
【0065】図15において、撮像部103の背面側に
は、LCDボタン311及びマクロボタン312が設け
られている。LCDボタン311は一回押すごとにLC
D表示部110のオン/オフ状態が切り換わる。例え
ば、専ら、光学ファインダー307のみを用いて撮影す
るときには、節電の目的でLCD表示部110をオフ可
能にする。マクロボタン312は、マクロ撮影時に押す
ことにより、フォーカスモータM2が駆動されて撮影レ
ンズ301がマクロ撮影可能な状態になる。
【0066】図16に示すように、デジタルカメラ10
0の側面には、DC入力端子308と、LCD表示部1
10に表示されている画像を外部のビデオモニタに出力
するためのビデオ出力端子309が設けられている。
【0067】図17に示すように、カメラ本体部102
の底面には、電池装填室131とメモリカードのカード
装填室132とが設けられ、装填室131,132はク
ラムシェルタイプの蓋130により閉塞される。このデ
ジタルカメラ100は、4本の単三形乾電池を直列接続
してなる電源電池135を駆動源としている。また、底
面には、コネクタ及び鉤状の接続具によって接続されて
いる撮像部103と本体部102との係合を解くための
解除レバー136が設けられている。
【0068】(制御回路)次に、図18を参照して撮像
部103の制御回路に関して説明する。CCD303
は、マクロズームレンズ301により結像された被写体
の光像を、R(赤)、G(緑)、B(青)の色成分の画
像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる
信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレー
タ314は、CCD303の駆動を制御するための各種
のタイミングパルスを生成するものである。
【0069】撮像部103における露出制御は、絞りが
固定絞りとなっているので、CCD303の露光量、即
ち、シャッタスピードに相当するCCD303の電荷蓄
積時間を調節して行われる。被写体輝度が低輝度時に適
切なシャッタスピードが設定できない場合は、CCD3
03から出力される画像信号のレベル調整を行うことに
より露光不足による不適正露出が補正される。即ち、低
輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合わ
せて露出制御が行われる。画像信号のレベル調整は、信
号処理回路313内のAGC回路のゲイン調整において
行われる。
【0070】タイミングジェネレータ314は、タイミ
ング制御回路202から送信される基準クロックに基づ
いてCCD303の駆動制御信号を生成する。例えば、
積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、
各画素の受光信号の読み出し制御信号(水平同期信号、
垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生成
し、CCD303に出力する。
【0071】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施す。この信号処理回路313は、CDS
(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲイン
コントロール)回路とを有し、CDS回路により画像信
号のノイズの低減を行い、AGC回路のゲインを調整す
ることにより画像信号のレベル調整を行う。
【0072】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ105の発光量を全体制御部211に
より設定された所定の発光量に制御するものである。フ
ラッシュ撮影においては、露出開始と同時に被写体から
のフラッシュ光の反射光がセンサ305により受光さ
れ、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路3
04から発光停止信号が出力される。フラッシュ駆動回
路216は、この発光停止信号に応答して内蔵フラッシ
ュ105の発光を強制的に停止し、これにより内蔵フラ
ッシュ105の発光量が所定の発光量に制御される。
【0073】前記撮像部103と本体部102は、撮像
部103の装着面334に設けられた7グループの接続
端子群334a,334b,334c,334d,33
4e,334f,334gと、本体部102の接続面2
34に設けられた7グループの接続端子群234a,2
34b,234c,234d,234e,234f,2
34gによって、電気的に接続される。
【0074】次に、カメラ本体部102の制御回路に関
して説明する。カメラ本体部102内において、A/D
変換器205は、画像信号の各画素信号を10ビットの
デジタル信号に変換するものである。即ち、タイミング
制御回路202から入力されるA/D変換用のクロック
に基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットの
デジタル信号に変換する。
【0075】タイミング制御回路202は、基準クロッ
ク、タイミングジェネレータ314、A/D変換器20
5に対するクロックを生成するもので、全体制御部21
1により制御される。
【0076】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データという)の黒レベルを
基準の黒レベルに補正するものである。また、WB回路
207は、γ補正後にホワイトバランスも合わせて調整
されるように、R,G,Bの各色成分の画素データのレ
ベル変換を行うものである。このWB回路207は、全
体制御部211から入力されるレベル変換テーブルを用
いてR,G,Bの各色成分の画素データのレベルを変換
する。なお、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数
(特性の傾き)は全体制御部211により撮影画像ごと
に設定される。
【0077】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。画像メモリ209は、γ補正回
路208から出力される画素データを記憶するメモリで
ある。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を
有している。即ち、画像メモリ209は、CCD303
がn行m列の画素を有している場合、n×m画素分の画
素データの記憶容量を有し、各画素データが対応する画
素位置に記憶されるようになっている。
【0078】VRAM210は、LCD表示部110に
再生表示される画像データのバッファメモリである。こ
のVRAM210は、LCD表示部110の画素数に対
応した画像データの記憶容量を有している。
【0079】撮影待機状態においては、撮像部103に
より所定間隔ごとに撮像された画像の各画素データがA
/D変換器205〜γ補正回路208により所定の信号
処理を施された後、画像メモリ209に記憶されると共
に、全体制御部211を介してVRAM210に転送さ
れ、LCD表示部110に表示される(ライブビュー表
示)。これにより、撮影者はLCD表示部110に表示
された画像により被写体像を視認することができる。ま
た、再生モードにおいては、メモリカードから読み出さ
れた画像が全体制御部211で所定の信号処理が施され
た後、VRAM210に転送され、LCD表示部110
に再生表示される。
【0080】カードI/F212は、メモリカードへの
画像データの書き込み及び画像データの読み出しを行う
ためのインターフェースである。
【0081】フラッシュ駆動回路216は、内蔵フラッ
シュ105の発光を制御する回路である。この駆動回路
216は、全体制御部211の制御信号に基づき内蔵フ
ラッシュ105の発光の有無、発光量及び発光タイミン
グ等を制御し、調光回路304から入力される発光停止
信号に基づき内蔵フラッシュ105の発光量を制御す
る。RTC219は、撮影日時を管理するための時計回
路であり、図示しない別の電源で駆動される。操作部2
50は、前述した各種キー、スイッチ、ボタンを表わ
す。
【0082】ところで、シャッタボタン109は銀塩フ
ィルムを使用するカメラで採用されているような半押し
状態S1と押し込み状態S2とが検出可能な2段階スイ
ッチになっている。待機状態でシャッタボタン109を
S1状態にすると、測距センサ306からの距離情報が
全体制御部211へ入力される。全体制御部211はこ
の距離情報に基づいてAFモータM2を駆動し、ズーム
レンズ301を合焦位置へ移動させる。
【0083】全体制御部211は、CPUからなり、前
記撮像部103内及びカメラ本体部102内の各部材の
駆動を有機的に制御してデジタルカメラ100の撮影動
作を統括制御するものである。周辺に配置されている回
路等に対しては、アドレスバス、データバス、コントロ
ールバスによって接続されている。なお、図18中、矢
印は、信号や画像データの流れを示すために便宜的に示
したものであって、実際には、画像データは全体制御部
211を介して各回路ごとに送られ、そのために、図示
しないワークメモリ及びプログラムを格納するためのR
OMを内蔵している。
【0084】また、全体制御部211は、露出制御値
(シャッタスピード)を設定するための輝度判定部とシ
ャッタスピード設定部とを備えている。輝度判定部は、
撮影待機状態において、CCD303により1/30
(秒)ごとに取り込まれる画像を利用して被写体の明る
さを判定するものである。即ち、輝度判定部は画像メモ
リ209に更新的に記憶される画像データを用いて被写
体の明るさを判定する。シャッタスピード設定部は輝度
判定部による被写体の明るさの判定結果に基づいてシャ
ッタスピード(CCD303の積分時間)を設定するも
のである。
【0085】さらに、全体制御部211は、前記撮影画
像の記録処理を行うために、フィルタリング処理を行う
フィルタ部とサムネイル画像及び圧縮画像を生成する記
録画像生成部とを備え、また、メモリカードに記録され
た画像をLCD表示部110に再生するために、再生画
像を生成する再生画像生成部を備えている。
【0086】フィルタ部は、デジタルフィルタにより記
録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する画質
の補正を行うものである。
【0087】記録画像生成部は、画像メモリ209から
画素データを読み出してメモリカードに記録すべきサム
ネイル画像と圧縮画像とを生成する。この記録画像生成
部は、画像メモリ209からラスタ走査方向に走査しつ
つ、横方向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素ごとに画
素データを読み出し、順次、メモリカードに転送するこ
とで、サムネイル画像を生成しつつメモリカードに記録
する。
【0088】また、記録画像生成部は、画像メモリ20
9から全画素データを読み出し、これらの画素データに
2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJPEG方式に
よる所定の圧縮処理を施して圧縮画像の画像データを生
成し、この圧縮画像データをメモリカードの画像エリア
に記録する。
【0089】全体制御部211は、撮影モードにおい
て、シャッタボタン109により撮影が指示されると、
撮影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサ
ムネイル画像と、圧縮率設定スイッチで設定された圧縮
率によりJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生
成する。そして、撮影画像に関するタグ情報(コマ番
号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、撮影
時のフラッシュのオン/オフのデータ、シーン情報、画
像の判定結果等の情報)と共に、生成した圧縮画像をメ
モリカードに記憶させる。
【0090】デジタルカメラ100によって記録された
画像の各コマは、タグの部分とJPEG形式で圧縮され
た高解像度の画像データ(1600×1200画素)とサ
ムネイル表示用の画像データ(80×60画素)が記録
されている。1コマ分の画像データの容量は約1MBと
なっている。
【0091】撮影/再生モード設定スイッチ120を再
生モードに設定したときには、メモリカード内のコマ番
号の最も大きな画像データが読み出され、再生画像生成
部にてデータ伸張され、これがVRAM210に転送さ
れることにより、LCD表示部110にはコマ番号の最
も大きな画像、即ち、直近に撮影された画像が表示され
る。UPスイッチ111aを操作することにより、コマ
番号の大きな画像が表示され、DOWNスイッチ111
bを押すことによりコマ番号の小さな画像が表示され
る。
【0092】(液晶表示素子の表示シーケンス)次に、
表示部非兼用タイプにおける液晶表示素子10上へのデ
ータ表示のシーケンスの一例について説明する。
【0093】(1) カード上の画像更新 メモリカードの例として、図9に示したメモリ部/表示
部分離型でかつ駆動部内蔵型のメモリカード56を図1
9及び図20に再掲して説明する。前述のようにこのメ
モリカード56は従来の一般的なメモリカードと互換性
がある。液晶表示素子10は、図19の列方向300画
素、行方向400画素からなり、電極15,16もそれ
ぞれ画素数に対応して設けられている。
【0094】このようなメモリカード56は液晶表示素
子10を無表示状態にしてユーザに提供される(図19
参照)。以下に説明する制御手順は、ユーザがメモリカ
ード56をデジタルカメラ100に装着の後、撮影する
ごとに液晶表示素子10上に撮影画像のサムネイルを更
新するものとして説明する。
【0095】即ち、図21のフローチャートに示すよう
に、デジタルカメラ100を起動すると、まず、ステッ
プS10でメモリカードの有無を判定する。もしカード
が入っていないなら、ステップS11でカードなしの警
告表示を行う。カードが入っているなら、ステップS1
2でメモリ性液晶付きメモリカードが入っているかどう
かを判定する。メモリカードの種類は、カードに付与さ
れた属性(所定のアドレスに予め設定されているデー
タ)によって判別する。カードが入っていない場合、及
び従来のメモリカードが入っている場合には(ステップ
S12でNO)、ステップS13で従来通りの通常のデ
ジタルカメラの処理を行う。メモリ性液晶付きメモリカ
ードが入っている場合には、ステップS14でデジタル
カメラ用のフォーマットが必要かどうかを判定する。
【0096】フォーマットが必要であれば、ステップS
15でフォーマット処理を行う。ステップS15でのフ
ォーマット処理においては、ユーザ確認の後フォーマッ
ト処理が開始され、フォーマット処理中は、全体制御部
211がカードI/F212を介して液晶表示素子10
への書き込み処理を行う。フォーマット完了後は、図2
0に示すように、液晶表示素子10に、サムネイル表示
用の枠80、撮影済みコマ数82、カードの空き容量8
3が表示される。1コマのサムネイル画像のサイズが8
0×60mmであり、また、周囲の情報表示用の余白部
分もあるので16コマのサムネイル画像の表示が可能で
ある。なお、デジタルカメラの画像サイズやメモリカー
ドの容量によっては、16コマ以上の撮影が可能な場合
もある。そのときには、サムネイル画像のサイズを縮小
して全部のコマを表示するか、あるいは、撮影時刻で判
別して最近撮影した16コマ分のみを表示するようにす
る。
【0097】フォーマットが不要であれば(ステップS
14でNO)、ステップS16でデジタルカメラ100
の状態がメモリ性液晶付きメモリカードの装着直後の状
態かどうかを図示しないフラグにて判断する。このフラ
グはメモリカードなしの状態で0にリセットされてお
り、メモリカード装着状態で1にセットされるので、こ
のフラグの変化を検出することによって判別可能であ
る。
【0098】カード装着直後においては、カード装着時
の押圧によって液晶表示素子の表示が乱れている可能性
があるので、たとえ撮影しなくとも、ステップS17で
液晶表示素子の表示を更新する。具体的には、メモリカ
ードに記録されているサムネイル画像を読み出し、表示
する処理を行う。その後、ステップS18で液晶表示素
子に対する制御を行う。
【0099】次に、図22のフローチャートを参照して
前記ステップS18における液晶表示素子の制御手順を
説明する。まず、ステップS21でカメラのモードを判
別する。撮影モードであれば、ステップS22〜S24
の処理を行う。即ち、ステップS22でシャッタボタン
109が押されたか、つまり、S2状態になったかどう
かを判定する。シャッタボタン109が押されれば、ス
テップS23で撮像画像データの画像処理とメモリカー
ド56内のフラッシュメモリへの記録処理を行う。さら
に、ステップS24で液晶表示素子10のサムネイル画
像の更新を行う。即ち、図23に示すように、各コマの
表示位置に、撮像画像のサムネイル画像85及びコマ番
号81を表示する。同時に、撮影コマ数82及びメモリ
カード56の空き容量表示83も更新する。次に、ステ
ップS25で撮影モードのその他の処理を行い、ステッ
プS33に移行する。
【0100】ところで、この液晶表示素子10は、前述
の如く信号駆動回路22が列方向に配列した信号電極を
駆動する構成になっているので、行単位でデータを書き
込むことになる。従って、サムネイル画像の追加は、図
23の矢印Yで示すように行方向に行うようにする。も
し、サムネイル画像の追加を列方向(矢印と直交方向)
に行うとすれば、例えば、2コマ目のサムネイル画像を
追加する際に、再度1コマ目の画像を書き換える必要が
あり、表示に時間がかかる。
【0101】なお、信号駆動回路22が行方向に配列さ
れた電極を駆動する構成になっているのであれば、サム
ネイル画像の追加を列方向に行うようにする。つまり、
サムネイル画像の追加の方向を走査駆動回路21が駆動
する電極の配列方向と一致させる。
【0102】一方、再生モードにおいては、カメラのL
CD表示部110において、撮影画像の一覧表示並び
に、メモリカードのフォーマット、特定画像の削除が可
能である。図24に再生モードにおける画面遷移の主要
部分を示す。撮影モードから再生モードに切り換えた直
後においては、コマ番号が一番大きな撮影済み画像が表
示されており、操作キー111の所定操作によって、メ
ニュー選択画面D1に移行する。
【0103】画面D1においては、図示した四つのモー
ドが選択可能であって、これらは4連キー123,12
4を押すことによってサイクリックに選択可能になって
いる。画面D1において、メモリカードのフォーマット
を選択した状態で、実行キー111dを押すと、画面D
2に遷移して“フォーマット中”の表示状態になり、メ
モリカードのフォーマットが完了すると、画面D1に戻
る。
【0104】さらに、撮像データ削除を選択して実行キ
ー111dを押すと、画面D3に遷移して、撮像済み画
像が一覧表示される。このとき、4連キー121〜12
4の操作によって、特定コマ画像が選択され、選択され
た画像の周囲には枠90が表示される。画面D3におい
て、削除キー111dを押すとメモリカード内の特定コ
マの画像データを削除する。戻るキー111fを押す
と、画面D1に戻る。
【0105】図22に戻り、以上の操作をフローチャー
トで説明する。ステップS26で、メモリカードのフォ
ーマットが指定されているかどうかを判定する。フォー
マットが指定されており、フォーマットの実行が指示さ
れたなら、ステップS27でメモリカードのフォーマッ
ト処理を行う。次に、ステップS28で液晶表示素子1
0の表示状態を更新し、サムネイル画像を全て消去した
状態にする。
【0106】撮像データの削除が指定された場合(ステ
ップS29でYES)、ステップS30で指定されたコ
マの撮像データを削除し、ステップS31でサムネイル
画像を更新する。即ち、第nコマ目のデータが削除され
たなら、第n+1コマ目の撮像済み画像データを第nコ
マ目の画像として再登録し、第n+1コマ目の撮像済み
画像データのサムネイル画像を第nコマ目に表示し直
す。これらの処理をn+1コマ目以降の全ての画像デー
タに対して行う。ステップS32では再生モードにおけ
るその他の処理を実行し、ステップS33へ移行する。
【0107】ステップS33〜S35では、電源遮断処
理を実行する。ステップS33で電源スイッチ112の
操作によって電源オフの指示があったかどうかを判定す
る。電源オフ操作がない場合には、メインルーチンに戻
る。電源オフ操作があった場合には、ステップS34で
サムネイル画像の描画の完了を待って、ステップS35
で電源遮断処理を実行する。これによって、サムネイル
画像の更新途中で電源がオフになるという不都合を防止
できる。
【0108】(表示部兼用タイプ)本発明に係るメモリ
カードには液晶表示部が設けられているので、該液晶表
示部にメモリカードの記憶内容の表示と共にデジタルカ
メラの操作表示を兼用させることが考えられる。以下、
この表示部兼用タイプのデジタルカメラに関して説明す
る。このカメラ100’の正面図と側面図については図
14及び図16に示したとおりであり、背面図を図25
に、底面図を図26に示す。符号は図14〜図17と共
通に付し、重複した説明は省略する。なお、メモリカー
ドは図9に示したもので代表するが、他のメモリカード
を使用できることは勿論である。
【0109】図25、図26において、カメラ本体部1
02の背面に設けた表示部支持体140にメモリカード
56のためのカードスロット141及びコネクタ142
を設置している。メモリカード56は表示部支持体14
0の下端面よりカメラ100’に装着することができ
る。表示部支持体140の背面側であって、メモリカー
ド56の液晶表示素子10に対応する部分には、窓14
3が形成されている。従って、メモリカード56を装着
したときには、液晶表示素子10の画面を視認すること
が可能であり、この状態でカメラ100’の表示部とし
ても利用することができる。
【0110】さらに、本デジタルカメラ100’では、
本体部102にバックライトによって照射する従来のT
FT液晶を用いたLCD表示部110も併せて備えるよ
うにしている。このLCD表示部110は、液晶表示素
子10で使用しているコレステリック液晶の応答性が比
較的遅いため、動画表示を行う際に専ら使用する。LC
Dボタン311を押すことによってLCD表示部110
の表示状態のオン/オフが切り換え可能である。なお、
動画表示の画面更新が遅くてもいいのであれば、LCD
表示部110は必ずしも設ける必要はない。LCD表示
部110がない場合はLCDボタン311は不要であ
る。
【0111】次に、メモリ性液晶付きメモリカード56
を、カメラの表示部として兼用した場合の動作シーケン
スに関して説明する。
【0112】(1)LCD表示部110を設けない場
合。 この場合は、図18に示した制御回路において、VRA
M210、LCD表示部110及びバックライト160
は不要になる。特にバックライト160が不要になるこ
とによる消費電力の低減によって電池の寿命が延びる。
【0113】電源投入後の処理は図21に示したフロー
チャートと同様であるが、メモリカードが挿入されてい
ない場合には表示部が無いことになるので、ステップS
11で処理されるカードなし警告表示においては、LE
D114の点滅により警告を行うようにする。また、フ
ォーマット後のカードの表示部の表示状態は、図27に
示すとおりであって、サムネイル表示用の枠80(図2
0参照)は表示されない。表示部兼用タイプにおいて、
メモリカード56の液晶表示素子10にはサムネイル画
像の他にも他の色々なカメラ情報が表示されるため、フ
ォーマット時に一律にサムネイル枠80を表示するのは
望ましくないからである。
【0114】また、ステップS18における液晶表示素
子の制御においては、図28及び図29に示すフローチ
ャートに従って制御を行う。まず、ステップS51で、
そのときのモード切り換えスイッチ120の状態を判別
して、撮影モードのときには撮影モード処理(ステップ
S52)、再生モードのときには再生モード処理(ステ
ップS53)を行う。なお、ステップS54〜S56の
電源遮断処理は図22に示したステップS33〜S35
での処理と同じである。
【0115】次に、ステップS52で実行される撮影モ
ード処理に関して図29を参照して説明する。まず、ス
テップS61で液晶表示素子10の画面を図30に示す
撮影モード画面に更新する。図30において、点線部分
はカメラ本体部102に装填されているメモリカード5
6を表している。また、82は撮影済みコマ数であり、
83はメモリカードの空き容量を示す。87はステータ
スラインであって、照度不足等の各種警告表示を行う。
88,89,90はそれぞれ直下のキーに対応したカメ
ラ100’の状態を表すラベルであり、ラベル88直下
のキー111dを押すことによって、1コマ撮影と連写
及びインターバル撮影が可能である。また、ラベル89
直下のキー111eを押すことによって、フラッシュ1
05のモードを切り換えることができる。ラベル90直
下のキー111fはライブビュー表示エリア91,92
の大小を切り換えるものである。
【0116】ライブビュー表示エリア91,92は、9
1で示す小サイズと92で示す大サイズの二つに切り換
えることが可能である。小サイズのときには、表示に使
用する画素数が少ないので画面の広いエリアの書き換え
が不要であり、液晶表示素子10の画面更新間隔を短く
することができる。一方、大サイズのときには、画面更
新間隔がやや長くなるが、表示に使用する画素数が多い
ために被写体の詳細を確認できる。このように、ライブ
ビュー表示エリアの大小を用途によって使い分けること
により操作性と視認性とを両立させることができる。
【0117】図29に戻って、ステップS62でシャッ
タボタン109がS1(半押し)状態かどうかを判定す
る。もしS1状態でないなら、ステップS63で液晶表
示素子10の画面の描画中かどうかを判定する。画面描
画中でないなら、ステップS71でその他のキー操作が
あるかどうかを判定し、もし、その他のキー操作がない
なら、全体制御部211はステップS73で撮像部10
3に対して通電し、ステップS74でライブビュー用の
画像の撮像を指示する。その後、ステップS75で画像
データを画像メモリ209に取り込み、画像データの取
り込み完了を待って、ステップS76で撮像部103へ
の通電を遮断する。次に、ステップS77で画像メモリ
209内の画像データを用いて液晶表示素子10にライ
ブビュー画像データの描画を開始し、ステップS62に
戻る。
【0118】一方、描画が完了した段階で、その他のキ
ー操作がない限り(ステップS71でNO)、ステップ
S74で次のライブビュー画像の撮像が行われる。この
ように、液晶表示素子10の画面更新をトリガーにし
て、撮像部103に対してライブビュー画像の撮像指示
を行うことによって、ライブビュー画像の描画中にはC
CD303の電源をオフにすることが可能となり、より
一層省電力化が可能になる。なお、次のライブビュー画
像の撮像のトリガーは、ステップS63で描画の完了を
最後まで待つことなく、描画完了を見込んだ完了よりも
少し早い目のタイミングであってもよい。
【0119】前記制御手順では、ステップS63でNO
のときにステップS71へ移行する。つまり、液晶表示
素子10への画像描画中にはキー操作を受け付けないよ
うに構成されている。そのため、キー操作をその都度受
け付けて、その都度一から描画をし直す、つまり、表示
の更新に時間を費やすという事態を防止できるので、操
作性が極めて高くなる。
【0120】さて、シャッタボタン109がS1状態に
なると(ステップS62でYES)、ステップS64で
撮像部103に通電し、ステップS65でAF処理及び
AE処理を実行する。その後、ステップS66でシャッ
タボタン109がS2(押し込み)状態になったと判定
すると、ステップS68でCCD303で撮像した画像
データを取り込み処理の後、ステップS69でメモリカ
ード56のフラッシュメモリに画像データを書き込み、
ステップS70で撮像部103の通電をオフし、ステッ
プS71へ移行する。
【0121】一方、シャッタボタン109がS2状態に
ならないときは(ステップS66でNO)、ステップS
67でS1状態かどうかを判定し、S1状態であれば再
度ステップS65へ戻り、S1状態でなければステップ
S70で撮像部103への通電をオフし、ステップS7
1へ移行する。
【0122】このように液晶表示素子10への画像描画
中には、キー操作を受け付けないように構成されている
ものの、S1状態であるときのみは受け付けるように構
成されているので、シャッターチャンスを逃すことがな
い。
【0123】ステップS71でその他のキー操作があっ
たと判定したときは、ステップS72で操作されたキー
に応じた処理を実行する。例えば、再生モードへの切り
換え処理が行われたなら、以下に説明する再生モード処
理を実行する。
【0124】ここで、再生モード処理の制御手順につい
て図31を参照して説明する。まず、ステップS81で
撮影モードからの変更があったかどうかを判定する。該
変更があれば、ステップS82で所定時間操作がないか
どうかの判別に使用するタイマT1をリセットし、ステ
ップS83〜S85で画面を再生モード時の画面に書き
換える処理を行う。
【0125】即ち、ステップS83でコマ番号の最も大
きな画像データをメモリカード56のフラッシュメモリ
から取り込み、ステップS84で液晶表示素子10の表
示状態を更新する。ここでの更新画面は図32に示すと
おりであり、図32において図30と同じ符号を付与し
たものは同じ内容を示す。新たな表示として、94は削
除のラベルであり、このラベル94直下のキー111d
が削除キーであることを示す。95は1コマ表示のラベ
ルであり、このラベル95直下のキー111eが1コマ
表示/サムネイル表示の切り換えキーであることを示
す。また、87はステータス表示であるが、必要に応じ
て表示されている画像のファイル名、撮影日時を表示し
てもよい。91,92は、撮影済みの画像が表示される
エリアであり、ラベル90直下のキー111fを押すこ
とによって撮影モードと同様に表示サイズを変更でき
る。
【0126】このように、撮影モードと再生モードとで
表示状態の遷移があっても、表示内容の一部(撮影済み
コマ数82、空き容量83等)の共通化を図っているの
で、画面全面を書き換える必要がなく、表示更新時間を
短くできる。
【0127】図31に戻って、ステップS85では液晶
表示素子10の表示状態を全体制御部211内のワーク
メモリに一時記憶する。理由は後述する。一時記憶のフ
ォーマットは次のようになっている。
【0128】ステータスラインに表示するコード:ファ
イル名、撮影日時、その他 表示コマ番号:表示されているコマの番号 キーに対応した表示状態:88,89,90の内容
【0129】次に、ステップS86で表示コマの切り換
えの処理があったかどうかを判定し、ステップS87で
前記タイマT1をリセットする。表示コマの切り換えは
4連スイッチ121を押すと一つ前のコマ番号の画像デ
ータを液晶表示素子10に取り込んで表示し、スイッチ
122を押すと一つ後のコマ番号の画像データを取り込
んで表示する。即ち、ステップS88,S89では画像
データの取り込み、表示更新を処理し、ステップS90
では表示状態を前述したワークメモリに上書き記憶す
る。
【0130】次に、ステップS91では画像表示サイズ
の切り換えがあったかどうかを判定する。画像表示サイ
ズの切り換えがあると、ステップS92で前記タイマT
1をリセットし、ステップS93で表示コマ画像データ
を再度取り込み、ステップS94で指定されたサイズで
表示する。次いで、ステップS95で液晶表示素子10
の表示状態を前述したワークメモリに上書き記憶する。
【0131】さらに、ステップS96でその他のキー操
作が確認されると、ステップS97で前記タイマT1を
リセットし、ステップS98でキー操作に応じたそれぞ
れの処理を実行する。必要であれば液晶表示素子10の
表示状態を更新、記憶し、元のルーチンに戻る。
【0132】一方、ステップS96でNOのとき、即
ち、キー操作が何もなされないときには、ステップS9
9で前記タイマT1をカウントアップし、ステップS1
00で該タイマT1のカウント値に基づいて所定時間
(例えば5分)操作がないことを確認のうえ、ステップ
S101で現在の液晶表示素子10の表示状態を前記ワ
ークメモリから読み出し、それに従ってステップS10
2で液晶表示素子10の表示状態を更新し、ステップS
103で前記タイマT1をリセットする。
【0133】ところで、ステップS102で液晶表示素
子10の表示状態を更新するのは、次の理由による。本
実施形態で使用しているコレステリック液晶は、表示を
継続しているときには電力を消費しないという利点があ
り、それ故に、何も操作がなされないと、同じ表示状態
が長時間継続することになる。その間、表示画面に外圧
が加わった場合にはその部分の液晶の状態が一部変化
し、表示されている画像が見苦しくなる可能性がある。
一定時間ごとに、例えば、5分間隔で表示を更新させる
ことによってこのような事態を修復する。
【0134】なお、ステップS96,S100における
操作とは再生モードから撮影モードへの切り換え操作も
含まれている。再生モードから撮影モードへの変更はス
テップS98で行われるが、このときには前記ワークメ
モリをクリアする。
【0135】(2)表示部110を設ける場合 これは、撮影モードにおけるライブビュー表示のみを従
来のTFT液晶とバックライトを用いた表示部110で
行うものである。再生モードにおける制御手順は図31
と同じであり、撮影モードにおける制御手順は図33に
示す。
【0136】再生モードから撮影モードに切り換えられ
た場合には、まず、ステップS111で液晶表示素子1
0の表示を更新し、図34に示すようなサムネイル表示
にする。このサムネイル表示は図23と同様に、撮影さ
れる度に撮影画像のサムネイル画像を液晶画面に追加し
ていく。図34においては図23及び図30と同じ機能
を示す部分には同じ符号を付与し、その説明は省略す
る。
【0137】この撮影モードにおいては、ライブビュー
画像をバックライト付きTFT液晶で構成されている表
示部110に表示することから、ステップS112で撮
像部103をオンし、所定間隔ごとにライブビュー画像
の撮像を行う。即ち、ステップS113でシャッタボタ
ン109がS1(半押し)状態かどうかを判定する。S
1状態でないなら、ステップS119でその他のキー操
作があることを確認すると(例えば、再生モードへの切
り換え)、ステップS120でキー操作に応じた処理を
実行し、メインルーチンへ戻る。
【0138】その他のキー操作がなければ(ステップS
119でNO)、ステップS121でライブビュー撮像
を指示し、ステップS122でライブビュー画像データ
を画像メモリ209へ取り込み、ステップS123でL
CD表示部110に表示し、ステップS113へ戻る。
【0139】ステップS113でYES、即ち、シャッ
タボタン109がS1状態になると、ステップS114
でAF、AE処理を実行し、ステップS115でシャッ
タボタン109がS2(押し込み)状態になるのを待っ
て、ステップS116で撮像された画像データを取り込
んで画像処理を実行し、該データを画像メモリ209へ
格納し、ステップS117でメモリカード56のフラッ
シュメモリに記録する。次に、ステップS118で撮影
した画像データのサムネイル画像を液晶表示素子10に
表示する。
【0140】(エラー処理) エラー一覧 メモリ性液晶付きメモリカードを使用するうえにおいて
も、従来のメモリカードと同様に、何らかの原因でフラ
ッシュメモリへのデータの書き込みや読み出しが不可能
になる場合がある。主要なエラーとその原因を以下の表
に掲載する。
【0141】本実施形態のメモリカードにおいては、メ
モリ性を有する液晶表示部を備えているため、該表示部
上にエラーコードを表示し、その原因を使用者に示すこ
とが可能である。さらに、エラーコードのみならず原因
と対策を表示することも可能である。
【0142】
【表1】
【0143】前述したエラー処理に対応するべく、本発
明に係るメモリカードのタイミングコントローラ70
は、図25に示すように、タイミング信号発生部70
1、エラー検出部702、エラー表示データ703、キ
ャパシタ704、メモリ管理部705から構成される。
【0144】(メモリカードへの書き込みエラー1)タ
イミング信号発生部701は、全体制御部211の指示
に従って、液晶表示素子10の表示とフラッシュメモリ
への書き込み処理を実行する。全体制御部211は、実
際にフラッシュメモリへデータを書き込む際には確かに
所定のデータが書き込まれたかどうかを確認するように
なっている。もし確認作業において、不整合が発生した
なら、タイミング信号発生部701を介して、エラー検
出部702にフラッシュメモリへの書き込みエラー1の
発生を伝える。これによって、エラー検出部702は、
エラー表示データ703中のエラー1に該当する表示デ
ータをタイミング信号発生部701に返し、該表示デー
タは液晶表示素子10の適当な場所に表示される。
【0145】(メモリカードへの書き込みエラー2)メ
モリ管理部705には、現在の空き容量や撮影済みコマ
数のデータが格納されているフラッシュメモリを備えて
いる。全体制御部211は、実際にフラッシュメモリへ
データを書き込む際には1024ビット単位でデータを
書き込んでいくが、残り容量が1024ビットを割った
段階で、タイミング信号発生部701を介して、エラー
検出部702にフラッシュメモリへの書き込みエラー2
の発生を伝える。これによって、エラー検出部702
は、エラー表示データ703中のエラー2に該当する表
示データをタイミング信号発生部701に返し、該表示
データは液晶表示素子10の適当な場所に表示される。
【0146】(メモリカードからの読み出しエラー1)
次に、フラッシュメモリからのデータの読み出しの際に
は、全体制御部211がデータを読み出すフラッシュメ
モリのアドレスを指定し、タイミング信号発生部701
が出力する読み出しタイミング信号に基づいてデータを
読み出す。このとき、メモリの特定アドレスに対して読
み出し可能にならない場合、エラー検出部702は、エ
ラー表示データ703中のエラー3に該当する表示デー
タをタイミング信号発生部701に返し、該表示データ
は液晶表示素子10の適当な場所に表示される。
【0147】(メモリカードからの読み出しエラー2)
前述の如く、フラッシュメモリからのデータの読み出し
の際には、全体制御部211がデータを読み出すフラッ
シュメモリのアドレスを指定し、タイミング信号発生部
701が出力する読み出しタイミング信号に基づいてデ
ータを読み出す。この際にチェックサムを見て、データ
の不整合があるなら、書き込み時に何らかのデータ不整
合が発生していたと考えられるので、エラー検出部70
2は、エラー表示データ703中のエラー4に該当する
表示データをタイミング信号発生部701に返し、該表
示データは液晶表示素子10の適当な場所に表示され
る。
【0148】(不作動1)以上のエラーチェック処理
は、全体制御部211の内部ルーチンに組み込まれてい
るものであり、もし、全体制御部211自身が暴走して
停止した場合(エラーによってはシステムの保護のため
電源を遮断する場合もある)には用をなさない。メモリ
カードがアクセス中に抜かれた場合も同様である。
【0149】従って、メモリカードには、約300マイ
クロファラッド程度の容量のキャパシタ704を備えて
おり、全体制御部211が暴走したときにはキャパシタ
704に蓄電された電力をもってエラー表示を行う。
【0150】エラー検出部702は全体制御部211と
タイミング信号発生部701との間で交換されるコント
ロールバス上の信号を監視している。もし、タイミング
クロックが停止したり、タイミングクロックは動作して
いるものコントロールバス上のメモリアクセス信号が不
意に停止した場合には、全体制御部211が暴走した、
あるいはメモリカードがアクセス中に抜かれたものと判
断し、エラー表示データ703中のエラー5に該当する
表示データをタイミング信号発生部701に返し、該表
示データは液晶表示素子10の適当な場所に表示され
る。
【0151】このように、液晶表示素子10のメモリ性
を活用して、電源が断たれた状態でもエラー表示を継続
できるので、システムの保護とエラーに対する対応のし
やすさとを両立できるという効果がある。
【0152】(表示更新の短縮化)ところで、前述の実
施形態では、液晶表示素子10をデジタルカメラ10
0’の表示部として使用する場合には、表示すべき画像
データそのものを間引きして表示エリアを縮小し、表示
更新時間を短縮することについて説明した。一方で、同
じ列データを複数行分同時に書き込むことによって表示
更新時間を短縮することができる。このような制御は、
全体制御部211が図13に示したタイミングコントロ
ーラ70を図38のタイミングチャートに示すようにし
て実行することができる。
【0153】図36は、通常表示の場合のタイミングチ
ャートであり、表示データを1行ずつラインバッファ7
1に格納し、それと同期して1行目、2行目、3行目…
と順次電極をオンさせることで描画する。
【0154】図37は、縮小表示の場合のタイミングチ
ャートであり、表示データへのアクセスを全てのアドレ
スではなく、所定アドレスごとに行うことによって実質
的な間引き表示が行われることになり、表示時間が短縮
化される。
【0155】図38は、複数行を同時駆動することによ
って表示時間を短縮化するタイミングチャートを示す。
即ち、表示データを所定行ずつ(この例では1行ずつ)
飛ばしてアクセスし、ここでアクセスした行データを用
いて飛ばした行を含めて(この例では2行ずつ)同時に
電極を駆動する。これにて表示時間が短縮化される。こ
の制御を図37に示した縮小表示と組み合わせて実行す
れば、より短縮化を達成することができる。
【0156】(他の実施形態)なお、本発明に係るデジ
タルカメラは前記実施形態に限定するものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0157】例えば、前記実施形態では記憶媒体として
メモリカードを例示したが、光磁気ディスクやフロッピ
ーディスクの表面に液晶表示素子を取り付けるようにし
てもよい。一つの媒体上に複数の液晶表示素子を貼着す
ることも可能である。また、動画表示用としてのLCD
表示部110はTFT液晶ではなく、他の表示媒質を用
いたもの、例えば強誘電性液晶を用いたものであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ記憶媒体に取り付けられる液晶表示素子
の一例を示す断面図。
【図2】液晶表示素子の基板上に柱状構造物及びシール
材を形成した状態を示す平面図。
【図3】液晶表示素子の駆動回路を示すブロック図。
【図4】液晶表示素子の駆動方法を示す説明図。
【図5】本発明に係るデジタルカメラで使用されるメモ
リカードの第1例を示す斜視図。
【図6】図5に示したメモリカードの回路構成を示すブ
ロック図。
【図7】メモリカードの第2例を示す斜視図。
【図8】図7に示したメモリカードの回路構成を示すブ
ロック図。
【図9】メモリカードの第3例を示す斜視図。
【図10】メモリカードの第4例を示す斜視図。
【図11】図10に示したメモリカードの断面図。
【図12】図9及び図10に示したメモリカードの回路
構成を示すブロック図。
【図13】液晶表示素子の駆動回路を示すブロック図。
【図14】本発明に係るデジタルカメラの第1例を示す
正面図。
【図15】前記デジタルカメラの背面図。
【図16】前記デジタルカメラの側面図。
【図17】前記デジタルカメラの底面図。
【図18】前記デジタルカメラの制御回路を示すブロッ
ク図。
【図19】液晶表示素子のフォーマット処理前を示す説
明図。
【図20】液晶表示素子のフォーマット処理の一例を示
す説明図。
【図21】前記デジタルカメラにおける起動時の制御手
順を示すフローチャート図。
【図22】液晶表示素子の制御手順を示すフローチャー
ト図。
【図23】液晶表示素子のサムネイル表示を示す説明
図。
【図24】前記デジタルカメラに設置されているLCD
表示部の表示例を示す説明図。
【図25】本発明に係るデジタルカメラの第2例を示す
背面図。
【図26】図25に示したデジタルカメラの底面図。
【図27】液晶表示素子のフォーマット処理の他の例を
示す説明図。
【図28】第2例のデジタルカメラにおける液晶表示素
子の制御手順を示すフローチャート図。
【図29】第2例のデジタルカメラにおける撮影モード
処理の制御手順を示すフローチャート図。
【図30】液晶表示素子の他の表示例を示す説明図。
【図31】第2例のデジタルカメラにおける再生モード
処理の制御手順を示すフローチャート図。
【図32】液晶表示素子の他の表示例を示す説明図。
【図33】第2例のデジタルカメラにおける撮影モード
処理の他の制御手順を示すフローチャート図。
【図34】液晶表示素子の他の表示例を示す説明図。
【図35】タイミングコントローラの構成を示すブロッ
ク図。
【図36】液晶表示素子への通常表示のタイミングチャ
ート図。
【図37】液晶表示素子への縮小表示のタイミングチャ
ート図。
【図38】液晶表示素子への複数行同時駆動表示のタイ
ミングチャート図。
【符号の説明】
10…液晶表示素子 15,16…電極 40,50,56,60…メモリカード 82…撮影済みコマ数 83…空き容量 85…サムネイル画像 91,92…ライブビュー表示エリア 100,100’…デジタルカメラ 110…LCD表示部 211…全体制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 克彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 将積 直樹 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AC01 AC13 AC69

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライブビュー表示部と、該表示部の制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、ライブビュー表示を行う際に、前記ラ
    イブビュー表示部の描画完了に関連するタイミングでラ
    イブビュー撮像を開始させること、 を特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 ライブビュー表示部を設けたデジタルカ
    メラにおいて、前記ライブビュー表示部の表示画素数が
    変更可能であることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記ライブビュー表示部は、室温でコレ
    ステリック相を示す液晶を用いて表示画面を構成したも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    デジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 情報を書き込み可能な表示部と該表示部
    の制御手段とを備え、 前記表示部は室温でコレステリック相を示す液晶を用い
    て表示画面が構成され、複数の行と列とからなる電極に
    よってマトリクス駆動されるものであり、 前記制御手段は、表示データの複数行を同時に駆動して
    前記表示部へ画像を表示させること、 を特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が複数行同時に駆動して表
    示する画像は、ライブビュー画像であることを特徴とす
    る請求項4記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が複数行同時に駆動して表
    示する画像は、撮影済み画像であることを特徴とする請
    求項4記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 室温でコレステリック相を示す液晶を用
    いて表示画面を構成した表示部と、 動画表示用の表示部と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 情報を書き込み可能な表示部と、該表
    示部の制御手段とを備え、 前記表示部は室温でコレステリック相を示す液晶を用い
    て表示画面が構成され、複数の行と列とからなるマトリ
    クス駆動されるものであり、 前記制御手段は、撮影モード処理と再生モード処理と
    で、表示内容の少なくとも一部を共通化して前記表示部
    へ表示すること、 を特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 共通化して表示される内容は、撮影コマ
    番号及び/又は記憶媒体の空き容量であることを特徴と
    する請求項8記載のデジタルカメラ。
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