JP2000278517A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000278517A
JP2000278517A JP11077649A JP7764999A JP2000278517A JP 2000278517 A JP2000278517 A JP 2000278517A JP 11077649 A JP11077649 A JP 11077649A JP 7764999 A JP7764999 A JP 7764999A JP 2000278517 A JP2000278517 A JP 2000278517A
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圭介 橋本
Yoshihiko Hirota
好彦 廣田
Junji Nishigaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないメモリ量で高解像度のスキュー補正を
行う画像処理装置を提供する。 【解決手段】 タンデム型カラー画像形成装置におい
て、複数のラスタ間画像生成手段は、並列に入力される
複数ラインのラスタ画像の入力データから、ラスタ間画
像データを生成する。次に、スキュー補正制御部は、ス
キュー補正データに基づき、ラスタ間画像生成手段から
の入力データのうち複数のデータを選択して副走査方向
にn倍の解像度のデータを出力する。こうして、タンデ
ム型カラー画像形成装置に特有の副走査方向のスキュー
補正と解像度変換処理を同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンデム型カラー
プリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンデム型の画像形成装置においては、
記録紙の搬送方向にそってC,M,Y,Kの記録ユニッ
トが順番に配置される。印字においては、記録紙上に
C,M,Y,Kのトナー像を重ね合わせて転写してカラ
ー画像を形成する。この種の画像形成装置においては、
カラー印字の品質を高めるには、転写されるトナー像の
位置ずれを低減する必要がある。位置ずれには、主走査
方向の位置ずれ、副走査方向の位置ずれ、主走査方向の
ラインの傾きを表すスキュー量がある。スキュー補正に
ついては、データ解像度よりも高い解像度でスキュー補
正を行うことが知られている。たとえば特開平10−3
15545号公報に記載された画像形成装置では、副走
査方向に1/2画素ピッチに同期してLED素子を設け
て、副走査方向の解像度を主走査方向に比べて2倍にし
て位置補正の印字精度を高める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タンデム型プリンタで
は、画像データを感光体に露光する際に生じるスキュー
量が色ごとに異なり、位置ずれが発生する。このため、
スキュー補正を行う必要がある。さらに、データ解像度
と印字解像度のちがいから解像度変換を行う必要もあ
る。解像度変換後にスキュー補正を行うと、高解像度の
データをバッファメモリに蓄える必要があるため、大容
量のメモリが必要となる。一方、スキュー補正の後に解
像度変換を行うと、滑らかなスキュー補正ができない。
【0004】本発明の目的は、少ないメモリ量で高解像
度のスキュー補正を行う画像処理装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、複数ラインのラスタ画像の入力データを並列に出
力するメモリ手段と、メモリ手段から並列に出力される
複数ラインの画像データから、ラスタ間画像データを生
成する複数のラスタ間画像生成手段と、スキュー補正デ
ータに基づき、ラスタ間画像生成手段からの入力データ
のうち複数のデータを選択して副走査方向にn倍の解像
度のデータを出力するスキュー補正制御部を備える。こ
れにより、複数のラスタ画像生成手段によって生成され
るラスタ間画像をスキュー補正制御部が選択して、タン
デム型カラー画像形成装置に特有の副走査方向のスキュ
ー補正と解像度変換処理を同時に行う。好ましくは、ラ
スタ間画像生成手段は、隣接する2ラインの入力データ
を内挿補間して、入力データのラスタ間画像データを生
成する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ
参照記号は同一または同等のものを示す。図1は、カラ
ーデジタル複写機の全体構成を示す。この複写機は、自
動原稿送り装置100と画像読取部200と画像形成部
300から構成される。通常は自動原稿送り装置100
により画像読み取り位置に搬送された原稿を画像読取部
200で読み取り、読み取られた画像データを画像形成
部300に転送し、画像を形成する。またインターフェ
イス部207により外部機器との接続が可能である。
【0007】画像読取部200について説明すると、露
光ランプ201により照射された原稿ガラス208上の
原稿の反射光は、3枚のミラー群202によりレンズ2
03に導かれCCDセンサ204に結像する。露光ラン
プ201は矢印の方向へ倍率に応じた速度Vでスキャン
することにより原稿ガラス208上の原稿を全面にわた
って走査することができる。CCDセンサ204に入射
した原稿の反射光はセンサ内で電気信号に変換され画像
処理回路205により電気信号のアナログ処理、A/D
変換、デジタル画像処理が行なわれた後、インターフェ
イス部207と画像形成部300へ送られる。
【0008】次に、タンデム構成の画像形成部300に
ついて説明する。画像読取部200またはインターフェ
イス部207から送られてきた画像データは、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の印字用データに変換され、各露光ヘッド(ここ
ではLEDヘッドを用いる)の制御部(図示せず)に送
られる。各露光ヘッド制御部では送られてきた画像デー
タの電気信号に応じてレーザーを発光させて、その光を
ポリゴンミラー301により1次元走査し、各イメージ
ングユニット302c、302m、302y、302k
内の感光体を露光する。イメージングユニット302
c、302m、302y、302kは、用紙搬送ベルト
304の用紙搬送方向にそって縦に1列に並んで配置さ
れる。各イメージングユニット内部には感光体を中心に
電子写真プロセスを行なうために必要なエレメントが配
置されている。C,M,Y,K用の各感光体が時計周り
に回転することにより各画像形成プロセスが連続的に行
なわれる。各イメージングユニット内の感光体上の潜像
は各色現像器により現像される。所望のサイズの用紙が
給紙カセット310a、310b、310cから給紙ロ
ーラー312と搬送ローラー対313により用紙搬送ベ
ルト304へ送られる。感光体上のトナー像は、用紙搬
送ベルト304内に上述の各感光体と対向して設置され
た転写チャージャ303c、303m、303y、30
3kにより、用紙搬送ベルト304上の用紙に転写され
る。ここではタイミングセンサ306により、用紙搬送
ベルト304上の基準マークを検出し、搬送される用紙
の搬送タイミング合わせが行われる。転写された用紙上
のトナー像は定着ローラー対307により加熱され溶か
されて用紙上に定着された後、排紙トレイ311へ排出
される。
【0009】また、イメージングユニットの最下流に
は、3個のレジスト補正センサ312が、ベルト304
の搬送方向と垂直な方向(主走査方向に)に一列に配置
されている。用紙搬送ベルト304上のレジストパター
ンを形成した際、このセンサによってC,M,Y,Kト
ナー画像の主・副走査方向の色ずれ量を検出し、画像デ
ータ制御部での描画位置補正と画像歪み補正を行うこと
によって、用紙上のC、M、Y、Kのトナー画像の色ず
れを防止している。
【0010】図2に示される画像データ制御部におい
て、画像読取部200の画像処理部またはインターフェ
イス部207からの画像データは、画像インターフェー
ス部320を介して、固定長圧縮と可変長コード変換と
を行う符号化部322に送られる。具体的には、ブロッ
クトランケーション符号化により、画像を4*4ドット
のブロックに分割し、各ブロックのデータを48ビット
に圧縮する。次に、この固定長データをGBTC符号デ
ータLDにより2、10または50ビットに変換する。
次に、フレームメモリ部324は、副走査方向に遅延制
御を行い、Y,M,C,Kの感光体の間隔に対応した画
像位置を補正する。次に、固定長データ変換部326
は、可変長コードデータを固定長データ(GBTC圧縮
データ)に変換する。次に、主走査位置調整部・600
dpiスキュー補正部・GBTC伸長部328は、主走
査方向の描画位置を補正し、片側原稿位置基準を中央用
紙位置基準に変換し、副走査方向のスキューを600d
piで補正し、GBTC圧縮データを8ビット(256
階調)データに伸長する。この600dpiスキュー補
正では、装置ごとの機械的なばらつきに対して大まかな
スキュー補正をする。次に、階調再現部330は、副走
査方向のスキューについて濃度補間型の2400dpi
解像度変換をし、エッジスムージング処理、ガンマ補
正、スクリーン処理をする。そして、得られたY、M、
C、Kデータは露光ヘッド制御部に送られる。
【0011】図3により、本実施形態におけるスキュー
補正の概念を説明する。いま、図3の上部に示されるよ
うに、スキューによる色ずれが発生するとする。本実施
形態において、600dpiスキュー補正部328は、
図3の中央部に示されるように、副走査方向のスキュー
を600dpiで1ドットの単位で補正する。つぎに、
階調再現部330は、図3の下部に示されるように、6
00dpiで補正した副走査方向のスキューについて、
さらに、1/4ドットの単位で濃度補間型の2400d
pi解像度変換をする。
【0012】図4に、スキュー補正の例を示す。いま、
図の上部左側に示す画像データについて画像を形成する
とする。この画像は、水平方向に黒ドットの2ラインを
含む。上部中央に示すLEDヘッドを用いて、スキュー
補正をせずに画像を形成すると、図の上部右側に示すよ
うに、LEDヘッドの傾きに対応して、出力画像に2つ
のラインが斜めに形成される。図4の中段に600dp
iスキュー補正の例を示す。中段左側に示すように、6
00dpiスキュー補正により画像データが補正され
る。この画像データを用いて同じLEDヘッドを用いて
画像を形成すると、中段右側に示すように、出力画像
は、ほぼ水平に位置する2ラインを含むように変化す
る。図4の下段に2400dpiスキュー補正の例を示
す。下段左側に示すように、2400dpiスキュー補
正により画像データが1ドットより小さい単位で補正さ
れる。この画像データを用いて同じLEDヘッドを用い
て画像を形成すると、下段右側に示すように、出力画像
において、2つのラインが実質的に水平なラインとして
形成される。
【0013】図5は、階調再現部330を示す。ライン
メモリブロック400に入力された600dpiの画像
データが、次に、解像度変換・スキュー補正部402に
送られ、スキュー補正データに基づき、2400dpi
解像度変換とスキュー補正が同時に行われる。データ
は、次に、ガンマ補正部404においてガンマ補正がさ
れ、次に、画像描画位置制御信号によるスクリーン制御
部406による制御の下でスクリーン処理部408で処
理された後で、2400dpiの画像データとして出力
される。
【0014】図6は、解像度変換・スキュー補正部40
2を示す。600dpiの入力画像データが、2つのラ
インメモリ500、502に入力される。これにより、
nライン目の画像データ、(n+1)ライン目の画像デ
ータ、(n+2)ライン目の画像データが並列に出力さ
れる。解像度変換部は、2個のラスタ間画像生成部50
4、506(図7参照)を備え、それぞれ、600dp
iの解像度の2ライン分のデータを2400dpiの解
像度のデータに変換する。次に、スキュー補正制御部5
08(図8参照)は、2つのラスタ間画像生成部50
4、506により3ライン分の画像データから得られた
2400dpiの解像度の8ラインのデータについて、
スキュー補正をし、4ラインの2400dpiのデータ
を出力する。スキュー補正の前に複数のラスタ間画像生
成部504、506を並列に用いることによって、スキ
ュー補正制御部508の前に高解像度のデータを保持す
るメモリを設ける必要がなくなり、複数のラスタ画像生
成手段によって生成されるラスタ間画像をスキュー補正
制御部508が選択する。したがって、入力画像データ
すなわち低解像度のデータを保持するラインメモリなど
を備えているが、少ないメモリ容量で高解像度のスキュ
ー補正が可能となる。
【0015】図7は、ラスタ間画像生成部504、50
6の構成を示す。ここでは、乗算回路、加算回路、除算
回路を用いて、2ラインの600dpiの画像データに
ついて内挿補間を行って、ラスタ画像X1の他に、ラス
タ間画像X2、X3、X4を生成し、画像データX1、
X2、X3、X4を出力する。これにより、解像度は4
倍になる。なお、ラスタの間の画像は、内挿補間に限ら
ない。図8は、スキュー補正制御部508を示す。スキ
ュー補正制御部508は、4つのセレクタ5080、5
082、5084、5086からなり、ラスタ間画像生
成部504、506から入力される8ライン分の240
0dpiの解像度のデータA1〜A7について、スキュ
ー補正をする。セレクタ5080、5082、508
4、5086は、それぞれ、入力データA1〜A4、A
2〜A5、A3〜A6、A4〜A7のいずれかを選択信
号S0、S1に従って選択する。これにより、解像度を
変換したデータについてスキュー補正が行われる。
【0016】
【発明の効果】スキュー補正と解像度変換を同時に行う
ことによって、必要なメモリ容量が少なくなり、かつ、
高精度の位置ずれ補正が行える。ラスタ間画像変換部を
複数設けることによって、少ないメモリ容量で高解像度
のスキュー補正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラーデジタル複写機の全体構成の断面図
【図2】 画像データ制御部のブロック図
【図3】 スキュー補正の概念を説明するための図
【図4】 スキュー補正の例を示す図
【図5】 階調再現部のブロック図
【図6】 解像度変換・スキュー補正部のブロック図
【図7】 ラスタ間画像生成部の回路図
【図8】 スキュー補正制御部の回路図
【符号の説明】
500、502 ラインメモリ、 504、506
ラスタ間画像生成部、508 スキュー補正制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 3/40 H04N 1/40 101Z 5C077 H04N 1/29 1/40 (72)発明者 西垣 順二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA09 AA15 BA02 BA03 BA07 BB10 BD05 BD24 2C162 AF57 AF62 FA17 5B057 AA11 BA02 CA01 CA06 CB01 CB06 CC01 CD06 CE05 CF03 DB02 DB06 DB08 DC16 5C074 AA02 BB03 BB26 CC22 DD14 DD15 FF15 HH02 HH04 5C076 AA21 AA32 BB04 BB40 5C077 LL01 LL02 LL19 MP08 PP05 PP20 PP42 PP59 PQ22 RR19 TT02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ラインのラスタ画像の入力データを
    並列に出力するメモリ手段と、 メモリ手段から並列に出力される複数ラインの画像デー
    タから、ラスタ間画像データを生成する複数のラスタ間
    画像生成手段と、 スキュー補正データに基づき、ラスタ間画像生成手段か
    らの入力データのうち複数のデータを選択して副走査方
    向にn倍の解像度のデータを出力するスキュー補正制御
    部とを備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記のラスタ間画像生成手段は、隣接す
    る2ラインの入力データを内挿補間して、入力データの
    ラスタの間の画像データを生成することを特徴とする請
    求項1に記載された画像処理装置。
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