JP2000278020A - アンテナエレメントおよびその製造方法 - Google Patents

アンテナエレメントおよびその製造方法

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JP2000278020A
JP2000278020A JP11085046A JP8504699A JP2000278020A JP 2000278020 A JP2000278020 A JP 2000278020A JP 11085046 A JP11085046 A JP 11085046A JP 8504699 A JP8504699 A JP 8504699A JP 2000278020 A JP2000278020 A JP 2000278020A
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plating
resin member
conductive pattern
antenna element
masking film
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JP11085046A
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English (en)
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Masato Anzai
政人 安斎
Kuredan Arai
榑男 新井
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Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂部材20の表面に施されるメッキを切削加
工することなしに、導電パターン26を形成して、導電
パター26に剥離やバリが生じないようにし、アンテナ
特性が安定したアンテナエレメントを提供する。 【解決手段】メッキが付着し得る樹脂部材20の表面
に、導電パターン26を設ける部分以外にメッキが付着
しないマスキング皮膜24を形成し、このマスキング皮
膜24が形成されない樹脂部材20の表面にメッキを施
す。このメッキで導電パターン26を形成してアンテナ
エレメントを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキにより導電
パターンを形成するアンテナエレメントおよびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メッキで導電パターンを形成するアンテ
ナエレメントの製造方法の一例を図7を参照して簡単に
説明する。図7は、従来のアンテナエレメントの製造方
法の一例を示す図であり、(a)はメッキが付着し得る
円筒形の樹脂部材の表面に螺旋状に凹部を設けた図であ
り、(b)は樹脂部材の表面全体にメッキを施した図で
あり、(c)は凹部が設けられていない樹脂部材の表面
部分のメッキを切削除去して導電パターンを形成した図
である。
【0003】まず、図7において、(a)のごとく、A
BS樹脂などのメッキが付着し得るとともに絶縁性を有
し、表面が略円筒状である樹脂部材10に、その表面に
螺旋状に凹部12が形成される。この凹部12は、切削
加工で形成されても良く、また樹脂部材10の成型時に
同時に形成されても良い。そして、(b)のごとく、こ
の樹脂部材10の表面全体に、メッキ14が施される。
このメッキ14は、一般的に、まず無電解メッキにより
樹脂部材10の表面に銅などの導電被膜が形成され、こ
の導電被膜上に電解メッキによりニッケルメッキなどが
重ねて施される。さらに、(c)のごとく、樹脂部材1
0に施されたメッキ14の凹部12以外の部分に付着す
る部分が切削除去され、凹部12内に残されるメッキ1
4で螺旋状の導電パターン16が形成される。この導電
パターン16がヘリカルコイルとして作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の図7に示す従来
のアンテナエレメントの製造方法にあっては、樹脂部材
10の表面に施されたメッキ14を切削除去するもので
あり、メッキ14は硬度が高くしかも薄いために、切削
加工の際に樹脂部材10から剥離され易く、またバリを
生じさせ易い。そこで、導電パターン16の剥離やバリ
などにより、アンテナ特性が不安定になり易いという不
具合があった。
【0005】本発明はかかる従来技術の事情に鑑みてな
されたもので、樹脂部材の表面に施されるメッキを切削
加工することなしに、導電パターンを形成できるアンテ
ナエレメントを提供することにある。また、その製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のアンテナエレメントは、メッキが付着し
得る樹脂部材の表面に、導電パターンを設ける部分以外
にメッキが付着しないマスキング皮膜を形成し、このマ
スキング皮膜が形成されていない前記樹脂部材の表面に
メッキを施し、このメッキで前記導電パターンを形成し
て構成される。
【0007】そして、前記樹脂部材の表面が筒状であ
り、この筒状の表面に前記導電パターンを螺旋状に設け
てヘリカルコイルを形成して構成しても良い。
【0008】また、前記樹脂部材の表面が筒状であり、
この筒状の表面に前記導電パターンで折り返しアンテナ
エレメントを形成して構成しても良い。
【0009】さらに、前記樹脂部材の表面が平面状であ
り、この平面状の表面に前記導電パターンでアンテナエ
レメントを形成して構成しても良い。
【0010】また、本発明のアンテナエレメントの製造
方法は、メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、導電パ
ターンを設ける部分を凸部とする工程と、前記樹脂部材
の表面全体にマスキング液を塗布してこれを固化してメ
ッキが付着しないマスキング皮膜を形成する工程と、前
記凸部に設けられたマスキング皮膜を切削除去する工程
と、このマスキング皮膜が除去された前記凸部の表面に
メッキを施して前記導電パターンを形成する工程と、を
備えている。
【0011】そして、メッキが付着し得る樹脂部材の表
面に、導電パターンを設ける部分を凸部とする工程と、
前記樹脂部材の表面全体にカバーを被せて前記凸部の表
面に密着させる工程と、前記凸部以外の前記樹脂部材の
表面と前記カバーの間に生ずる隙間にマスキング液を注
入してこれを固化してメッキが付着しないマスキング皮
膜を形成する工程と、前記カバーを取り外して前記凸部
の表面にメッキを施して前記導電パターンを形成する工
程と、を備えても良い。
【0012】そしてまた、メッキが付着し得る樹脂部材
の表面に、導電パターンを設ける部分を凹部とする工程
と、前記樹脂部材の表面で前記凹部とされていない部分
にマスキング液を塗布してこれを固化してメッキが付着
しないマスキング皮膜を形成する工程と、前記凹部の表
面にメッキを施して前記導電パターンを形成する工程
と、を備えても良い。
【0013】そしてさらに、メッキが付着し得る樹脂部
材の表面に、導電パターンを設ける部分以外にマスキン
グ液を印刷してこれを固化してメッキが付着しないマス
キング皮膜を形成する工程と、前記樹脂部材の表面で前
記マスキング皮膜が形成されていない部分にメッキを施
して前記導電パターンを形成する工程と、を備えても良
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
を参照して説明する。図1は、本発明のアンテナエレメ
ントの製造方法の第1実施例を示す図であり、(a)は
樹脂部材の形状を示す図であり、(b)は樹脂部材の表
面全体にマスキング皮膜を形成した図であり、(c)は
凸部のマスキング皮膜を切削除去した図であり、(d)
はマスキング皮膜が除去された凸部にメッキを施して導
電パターンを形成した図である。
【0015】図1において、(a)のごとく、ABS樹
脂などのメッキが付着し得るとともに絶縁性を有し、表
面が略円筒状である樹脂部材20に、螺旋状に凸部22
が形成される。この凸部22は、切削加工で形成されて
も良く、また樹脂部材20の成型時に同時に形成されて
も良い。そして、(b)のごとく、この樹脂部材20の
表面全体にマスキング液が塗布されて適宜に固化されて
マスキング皮膜24が形成される。このマスキング液
は、一例として、塩化ビニール樹脂などをベースとした
溶液であり、溶剤の蒸発により固化される。また、紫外
線の照射により固化されるなどのものであっても良い。
このマスキング液が固化して形成されるマスキング皮膜
24は、メッキが付着し得ないことは勿論である。さら
に、(c)のごとく、凸部22の表面に設けられたマス
キング皮膜24が切削除去される。そしてさらに、樹脂
部材20の表面全体に従来と同様にメッキが施される
と、マスキング皮膜24が残存する部分にはメッキが付
着せず、(d)のごとく、凸部22の表面にのみメッキ
が付着する。もって、凸部22の表面に施されたメッキ
により導電パターン26が形成される。ここで、凸部2
2は螺旋状に形成されているので、導電パターン26も
螺旋状であって、ヘリカルコイルが構成されてアンテナ
エレメントとして作用し得る。
【0016】かかる第1実施例の製造方法にあっては、
メッキを切削加工する工程なしに螺旋状の導電パターン
26が形成されるので、導電パターン26に剥離やバリ
が生ずることがない。そこで、本発明のアンテナエレメ
ントは、そのアンテナ特性が安定している。また、上記
第1実施例では、比較的に柔らかいマスキング皮膜24
を切削除去するので、その切削加工が容易である。
【0017】次に、本発明の第2実施例を図2を参照し
て説明する。図2は、本発明のアンテナエレメントの製
造方法の第2実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材
の形状を示す図であり、(b)は樹脂部材の表面全体に
カバーを被せてその隙間にマスキング液を注入してこれ
を固化させてカバーを断面した図であり、(c)はカバ
ーを取り外した図であり、(d)はマスキング皮膜が設
けられない凸部にメッキを施して導電パターンを形成し
た図である。図2において、図1と同じまたは均等な部
材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0018】図2において、(a)のごとき螺旋状に凸
部22が形成された樹脂部材20に、(b)のごとく、
その表面全体にカバー30を被せて凸部22の表面と密
着させる。すると、凸部22以外の部分の樹脂部材20
の表面とカバー30との間に隙間が生ずる。そこで、こ
の隙間にマスキング液が注入されて適宜に固化されてマ
スキング皮膜24が形成される。このマスキング液は粘
性が比較的に高いものとされ、隙間に注入された際に、
凸部22とカバー30の間に毛細管現象などで侵入する
ようなことがない。そして、マスキング皮膜24が形成
された後で、(c)のごとく、カバー30が取り外され
る。すると、螺旋状の凸部22を除いて、樹脂部材20
の表面にマスキング皮膜24が形成される。そこで、
(d)のごとく、凸部22の表面にメッキを施すことに
より、螺旋状の導電パターン26が形成される。
【0019】かかる第2実施例の製造方法にあっては、
カバー30を用いることで、マスキング皮膜24を切削
加工することなしに螺旋状の導電パターン26が形成さ
れる。なお、カバー30は、マスキング液が付着せず、
固化したマスキング皮膜24から簡単に取り外すことが
できる材質であることは勿論である。
【0020】また、本発明の第3実施例を図3を参照し
て説明する。図3は、本発明のアンテナエレメントの製
造方法の第3実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材
の形状を示す図であり、(b)は凹部が形成された以外
の樹脂部材の表面にマスキング皮膜を形成した図であ
り、(c)はマスキング皮膜が形成されない凹部にメッ
キして導電パターンを形成した図である。図3におい
て、図1と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0021】図3において、(a)のごとく、樹脂部材
20の表面に螺旋状に凹部32が形成される。そして、
この樹脂部材20の表面にローラなどによりマスキング
液が塗布される。すると、(b)のごとく、凹部32が
設けられていない部分の樹脂部材20の表面にのみマス
キング液が塗布され、これが適宜に固化されてマスキン
グ皮膜24が形成される。そして、(c)のごとく、凹
部32にメッキが施されて螺旋状の導電パターン26が
形成される。
【0022】かかる第3実施例の製造方法にあっては、
第1実施例のごときマスキング皮膜24の切削もまた第
2実施例のごときカバー30をも必要とせずに、螺旋状
に形成されていない部分を有するマスキング皮膜24を
簡単に形成することができ、アンテナエレメントの製造
が容易である。
【0023】さらに、本発明の第4実施例を図4を参照
して説明する。図4は、本発明のアンテナエレメントの
製造方法の第4実施例を示す図であり、(a)は樹脂部
材の形状を示す図であり、(b)は樹脂部材の表面に印
刷によりマスキング皮膜を形成した図であり、(c)は
マスキング皮膜が印刷されていない螺旋状に残された樹
脂部材の表面にメッキを施して導電パターンを形成した
図である。図4において、図1と同じまたは均等な部材
には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0024】図4において、樹脂部材20は、(a)の
ごとく、その表面に前述の実施例のごとき凸部22や凹
部32が形成されておらず、その表面は単純な円筒状で
ある。そして、この樹脂部材20の表面に、(b)のご
とく、印刷によりマスキング液を塗布してこれが固化さ
れる。すると、樹脂部材20の表面に、螺旋状に設けら
れない部分が残るマスキング皮膜24が形成される。そ
こで、この部分にメッキを施すことで、(c)のごと
く、螺旋状の導電パターン26が形成される。
【0025】かかる第4実施例の製造方法にあっては、
樹脂部材20は極めて簡単の形状であり、量産に好適で
ある。しかも、印刷によりマスキング皮膜24を形成す
るので、この点からも量産に好適である。
【0026】そしてまた、本発明の第5実施例を図5を
参照して説明する。図5は、本発明のアンテナエレメン
トの製造方法の第5実施例を示す図であり、(a)は樹
脂部材の形状を示す図であり、(b)は樹脂部材の表面
全体にマスキング皮膜を形成した図であり、(c)は凸
部に設けたマスキング皮膜を切削除去した図であり、
(d)はマスキング皮膜が除去された凸部にメッキを施
して導電パターンを形成した図である。図5において、
図1と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0027】図5において、樹脂部材20の表面に、
(a)のごとく、軸方向に折り返されるなどの折り返し
状およびジクザグ状に1本の凸部34が形成される。そ
して、(b)のごとく、樹脂部材20の表面全体にマス
キング液が塗布されて適宜に固化されてマスキング皮膜
36が形成される。さらに、(c)のごとく、凸部34
の表面に設けられたマスキング皮膜36が切削除去され
る。そしてさらに、樹脂部材20の表面全体に従来と同
様にメッキを施すが、マスキング皮膜36が残存する部
分にはメッキが付着せず、凸部34の表面にのみメッキ
が付着する。もって、凸部34の表面に施されたメッキ
により導電パターン38が形成される。この導電パター
ン38は、いわゆる折り返しアンテナエレメントとして
作用し得る。なお、この折り返しアンテナエレメントの
構造は、特開平11−68441号公報にその一例が示
されている。
【0028】かかる第5実施例の製造方法にあっては、
樹脂部材20の表面に形成した凸部34を、螺旋状以外
の適宜な形状とすることで、凸部34の形状に応じた導
電パターン38が形成され、ヘリカルコイル以外の折り
返しアンテナエレメントなどのいかなる形状のアンテナ
エレメントをも形成することができる。なお、ヘリカル
コイル以外の所望の形状の導電パターン38に応じた部
分を樹脂部材20の表面に残して形成されるマスキング
皮膜36は、この第5実施例の製造方法に限られず、第
2ないし第4実施例と同様にして形成されても良い。
【0029】そしてさらに、本発明の第6実施例を図6
を参照して説明する。図6は、本発明のアンテナエレメ
ントの製造方法の第6実施例を示す図であり、(a)は
平面状の樹脂部材の表面に印刷によりマスキング皮膜が
設けられた図であり、(b)はマスキング皮膜が設けら
れていない樹脂部材の表面にメッキを施して導電パター
ンを形成した図である。
【0030】図6において、樹脂部材40は平面状であ
り、(a)のごとく、その表面に印刷によりマスキング
液が塗布され、これが固化されてマスキング皮膜42が
形成される。このマスキング皮膜42は、折り返しアン
テナエレメントの形状に樹脂部材40の表面が残るよう
に形成される。そして、残された樹脂部材40の表面に
メッキが施されて導電パターン44が形成される。もっ
て、この導電パターン44が折り返しアンテナエレメン
トとして作用し得る。
【0031】かかる第6実施例の製造方法にあっては、
平面状のアンテナエレメントを簡単に製造することがで
きる。そして、形成される導電パターン44は、折り返
しアンテナエレメントに限られず、平面パッチアンテナ
などのいかなる平面アンテナエレメントであっても良
い。
【0032】なお、上記第1ないし第3および第5実施
例において、凸部22、34および凹部32は、樹脂部
材20の表面に他の部分と相対的な凹凸が形成されれば
良く、例えば、第1実施例で樹脂部材20の表面に凸部
22を形成すべき部分以外を切削して凹状として、結果
的に凸部22が形成されるようにしても良いことは勿論
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
エレメントは構成され、また製造されるので、以下のご
とき格別な効果を奏する。
【0034】請求項1記載のアンテナエレメントにあっ
ては、導電パターンを設ける以外の部分にマスキング皮
膜を形成した樹脂部材の表面にメッキを施して導電パタ
ーンを形成するので、メッキを切削加工する必要が無
く、導電パターンに剥離やバリが生じない。そこで、ア
ンテナ特性が安定している。
【0035】請求項2記載のアンテナエレメントにあっ
ては、メッキで形成する導電パターンにより、剥離やバ
リのないヘリカルコイルを提供できる。
【0036】請求項3記載のアンテナエレメントにあっ
ては、メッキで形成する導電パターンにより、剥離やバ
リのない折り返しアンテナエレメントを提供できる。
【0037】請求項4記載のアンテナエレメントにあっ
ては、メッキで形成する導電パターンにより、剥離やバ
リのない平面状のアンテナエレメントを提供できる。
【0038】請求項5記載のアンテナエレメントの製造
方法にあっては、メッキを切削加工することなしに比較
的に柔らかいマスキング皮膜を切削除去するので、その
加工工程が容易である。
【0039】請求項6記載のアンテナエレメントの製造
方法にあっては、カバーを用いることで、マスキング皮
膜の切削加工も必要が無く、より製造が簡単である。
【0040】請求項7記載のアンテナエレメントの製造
方法にあっては、樹脂部材の表面に設けた凹部により、
この部分にマスキング皮膜が形成されず、凹部の形状に
応じたマスキング皮膜を簡単に形成することができる。
切削加工もカバーも用いておらず、より製造が簡単であ
る。
【0041】請求項8記載のアンテナエレメントの製造
方法にあっては、マスキング皮膜を印刷により樹脂部材
の表面に設けるので、形成するマスキング皮膜を任意な
形状とすることができ、略円筒状のみならず平面状の樹
脂部材の表面に所望の形状のマスキング皮膜を形成する
ことで、残された樹脂部材の表面にアンテナエレメント
を簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第1
実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材の形状を示す
図であり、(b)は樹脂部材の表面全体にマスキング皮
膜を形成した図であり、(c)は凸部のマスキング皮膜
を切削除去した図であり、(d)はマスキング皮膜が除
去された凸部にメッキを施して導電パターンを形成した
図である。
【図2】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第2
実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材の形状を示す
図であり、(b)は樹脂部材の表面全体にカバーを被せ
て隙間にマスキング液を注入してこれを固化させてカバ
ーを断面した図であり、(c)はカバーを取り外した図
であり、(d)はマスキング皮膜が除去された凸部にメ
ッキを施して導電パターンを形成した図である。
【図3】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第3
実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材の形状を示す
図であり、(b)は凹部が形成された以外の樹脂部材の
表面にマスキング皮膜を形成した図であり、(c)はマ
スキング皮膜が形成されない凹部にメッキして導電パタ
ーンを形成した図である。
【図4】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第4
実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材の形状を示す
図であり、(b)は樹脂部材の表面に印刷によりマスキ
ング皮膜を形成した図であり、(c)はマスキング皮膜
が印刷されていない螺旋状に残された樹脂部材の表面に
メッキを施して導電パターンを形成した図である。
【図5】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第5
実施例を示す図であり、(a)は樹脂部材の形状を示す
図であり、(b)は樹脂部材の表面全体にマスキング皮
膜を形成した図であり、(c)は凸部のマスキング皮膜
を切削除去した図であり、(d)はマスキング皮膜が除
去された凸部にメッキを施して導電パターンを形成した
図である。
【図6】本発明のアンテナエレメントの製造方法の第6
実施例を示す図であり、(a)は平面状の樹脂部材の表
面に印刷によりマスキング皮膜が設けられた図であり、
(b)はマスキング皮膜が設けられていない樹脂部材の
表面にメッキを施して導電パターンを形成した図であ
る。
【図7】従来のアンテナエレメントの製造方法の一例を
示す図であり、(a)はメッキが付着し得る円筒形の樹
脂部材の表面に螺旋状に凹部を設けた図であり、(b)
は樹脂部材の表面全体にメッキを施した図であり、
(c)は凹部が設けられていない樹脂部材の表面部分の
メッキを切削除去して導電パターンを形成した図であ
る。
【符号の説明】
10、20、40 樹脂部材 12、32 凹部 14 メッキ 16、26、38、44 導電パターン 22、34 凸部 24、36、42 マスキング皮膜 30 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA03 AA09 AB02 AB08 AB17 BA12 BB09 BC05 DA10 FA07 FA08 GA16 4K044 AA16 AB03 BA06 BB03 BB10 BC14 CA07 CA15 CA18 5J046 AA14 AA19 AB06 AB12 PA01 PA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、
    導電パターンを設ける部分以外にメッキが付着しないマ
    スキング皮膜を形成し、このマスキング皮膜が形成され
    ない前記樹脂部材の表面にメッキを施し、このメッキで
    前記導電パターンを形成して構成したことを特徴とする
    アンテナエレメント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記樹脂部材の表面が筒状であり、この筒状の表
    面に前記導電パターンを螺旋状に設けてヘリカルコイル
    を形成して構成したことを特徴とするアンテナエレメン
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記樹脂部材の表面が筒状であり、この筒状の表
    面に前記導電パターンで折り返しアンテナエレメントを
    形成して構成したことを特徴とするアンテナエレメン
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記樹脂部材の表面が平面状であり、この平面状
    の表面に前記導電パターンでアンテナエレメントを形成
    して構成したことを特徴とするアンテナエレメント。
  5. 【請求項5】 メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、
    導電パターンを設ける部分を凸部とする工程と、前記樹
    脂部材の表面全体にマスキング液を塗布してこれを固化
    してメッキが付着しないマスキング皮膜を形成する工程
    と、前記凸部に設けられたマスキング皮膜を切削除去す
    る工程と、このマスキング皮膜が除去された前記凸部の
    表面にメッキを施して前記導電パターンを形成する工程
    と、を備えたことを特徴とするアンテナエレメントの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、
    導電パターンを設ける部分を凸部とする工程と、前記樹
    脂部材の表面全体にカバーを被せて前記凸部の表面に密
    着させる工程と、前記凸部以外の前記樹脂部材の表面と
    前記カバーとの間に生ずる隙間にマスキング液を注入し
    てこれを固化してメッキが付着しないマスキング皮膜を
    形成する工程と、前記カバーを取り外して前記凸部の表
    面にメッキを施して前記導電パターンを形成する工程
    と、を備えたことを特徴とするアンテナエレメントの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、
    導電パターンを設ける部分を凹部とする工程と、前記樹
    脂部材の表面で前記凹部とされていない部分にマスキン
    グ液を塗布してこれを固化してメッキが付着しないマス
    キング皮膜を形成する工程と、前記凹部の表面にメッキ
    を施して前記導電パターンを形成する工程と、を備えた
    ことを特徴とするアンテナエレメントの製造方法。
  8. 【請求項8】 メッキが付着し得る樹脂部材の表面に、
    導電パターンを設ける部分以外にマスキング液を印刷し
    てこれを固化してメッキが付着しないマスキング皮膜を
    形成する工程と、前記樹脂部材の表面で前記マスキング
    皮膜が形成されていない部分にメッキを施して前記導電
    パターンを形成する工程と、を備えたことを特徴とする
    アンテナエレメントの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2385202A (en) * 2002-02-08 2003-08-13 David Ganeshmoorthy Antenna with cylindrical core having channels filled with masking material
KR100503844B1 (ko) * 2002-01-24 2005-07-27 히다치 덴센 가부시끼가이샤 평판 안테나의 제조 방법

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