JP2000277187A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JP2000277187A
JP2000277187A JP11078515A JP7851599A JP2000277187A JP 2000277187 A JP2000277187 A JP 2000277187A JP 11078515 A JP11078515 A JP 11078515A JP 7851599 A JP7851599 A JP 7851599A JP 2000277187 A JP2000277187 A JP 2000277187A
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JP
Japan
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edge
electric wire
press
inward
wire guide
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Application number
JP11078515A
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English (en)
Inventor
Yasushi Saito
寧 齋藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側壁の膨れを抑制できるようにする。 【解決手段】 前後位置に圧接刃1f,1gが設けられ
た圧接端子1であって、前後位置の圧接刃1f,1gの
スロット1dの入口縁に電線ガイド用傾斜縁1hがそれ
ぞれ形成されて、前位置の圧接刃1fの電線ガイド用傾
斜縁1hに、後側に傾斜面を有する内向きエッジ1iが
形成される共に、後位置の圧接刃1gの電線ガイド用傾
斜縁1hに、前側に傾斜面を有する内向きエッジ1iが
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両側壁の膨れを抑
制できる圧接端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線、例えば自動車用ワイヤーハ
ーネス等の電線の導体を圧接接続するための圧接端子が
実用化されている。
【0003】図8に示すように、上記のような圧接端子
1としては、雄端子を嵌合するための箱状の端子嵌合部
1aが形成されると共に、底壁1bの両側から立ち上が
る両側壁1cに、この両側壁1cからそれぞれ内方に切
り起こされて、対向する内端縁の間にスロット1dを有
する圧接刃1eが前後位置に設けられたものがある。そ
して、図9に示すように、前後位置の圧接刃1eで電線
2の被覆2aをそれぞれ切り裂きながら導体2bをスロ
ット1dの間でそれぞれ圧接するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前後位
置の圧接刃1eの電線ガイド用傾斜縁に、外向き同士の
エッジ(いわゆるタタキ)が形成されている場合、各外
向きエッジで電線2の被覆2aが切られてゆくときに、
切られた外側の被覆2aが各外向きエッジで外方に押さ
れて、各外向きエッジの間の電線2が真っ直ぐに引っ張
られてテンションが付与されるようになり、その反力で
前後位置の圧接刃1eが内方に撓まされるようになっ
て、圧接刃1eを切り起こした両側壁1cが外方に膨れ
るようになる(図5の二点鎖線a参照)。
【0005】この結果、図6(b)に示すように、コネ
クタ5のキャビティ5aに圧接端子1を組み込んでカバ
ー6で閉塞するときに、膨れた両側壁1cが邪魔してカ
バー6で閉塞できなくなるという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、両側壁の膨れを抑制できる圧接端子を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、両側壁の前後位置に圧接刃が設けられた
圧接端子であって、上記前後位置の圧接刃のスロットの
入口縁に電線ガイド用傾斜縁がそれぞれ形成されて、前
位置の圧接刃の電線ガイド用傾斜縁に、後側に傾斜面を
有する内向きエッジが形成される共に、後位置の圧接刃
の電線ガイド用傾斜縁に、前側に傾斜面を有する内向き
エッジが形成されていることを特徴とする圧接端子を提
供するものである。
【0008】本発明によれば、前後位置の圧接刃のスロ
ットの電線ガイド用傾斜縁に、内向きエッジをそれぞれ
形成することにより、スロットに電線を挿入するとき
に、各エッジで電線の被覆が切れやすくなって電線の挿
入がスムーズに行える。また、各内向きエッジで電線の
被覆が切られてゆくときに、切られた内側の被覆が各内
向きエッジで内方に押され、その反力で前後位置の圧接
刃が外方に撓まされるようになって、圧接刃を切り起こ
した両側壁が外方に膨れるのが抑制されるようになる。
【0009】請求項2のように、上記圧接刃は、スロッ
ト側でUターンさせて2枚に折り重ねられ、この折り重
ね部分に、上記電線ガイド用傾斜縁と内向きエッジとが
形成されている構成を採用することもできる。
【0010】請求項3のように、上記電線ガイド用傾斜
縁の内向きエッジは、電線ガイド用傾斜縁に電線の被覆
が最初に接触する点と、電線の導体がスロットに最初に
接触する点との範囲に形成されている構成とすることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0012】図1及び図2に示すように、圧接端子1に
は、従来と同様に、底壁1bの両側から立ち上がる両側
壁1cに、この両側壁1cからそれぞれ内方に切り起こ
されて、対向する内端縁の間にスロット1dを形成する
圧接刃1f,1gが前後位置に設けられている。
【0013】上記前後位置の圧接刃1f,1gの各スロ
ット1dの入口縁には、電線ガイド用傾斜縁1hが所定
の角度でそれぞれ形成されている。
【0014】そして、図3(a)に一部を拡大して示す
ように、前位置の圧接刃1fの電線ガイド用傾斜縁1h
に、後側に傾斜面を有する内向きエッジ1iが形成され
る共に、後位置の圧接刃1gの電線ガイド用傾斜縁1h
に、前側に傾斜面を有する内向きエッジ1iが形成され
ている。つまり、前後位置の圧接刃1f,1gには、内
向き同士のエッジ1iがそれぞれ形成されていることに
なる。
【0015】上記のように構成すれば、前後位置の圧接
刃1f,1gの各スロット1dに電線2を挿入するとき
に、図4(a)に示すように、前後位置の圧接刃1f,
1gの各内向きエッジ1iで電線2の被覆2aが切れや
すくなって電線2の挿入がスムーズに行える。
【0016】また、各内向きエッジ1iで電線2の被覆
2aが切られてゆくときに、図4(b)に示すように、
切られた外側の被覆2aが各内向きエッジ1iの傾斜面
でそれぞれ内方に押されると(矢印B参照)、その反力
で前後位置の圧接刃1f,1gは外方に撓まされる(二
点鎖線参照)。この結果、図4(c)に示すように、圧
接刃1f,1gには外方への撓み力(矢印C参照)が作
用して、圧接刃1eを切り起こした両側壁1cを前後方
向に引っ張るようになるので、両側壁1cが外方に膨れ
るのが抑制されるようになる(図5の実線参照)。
【0017】これにより、図6(a)に示すように、コ
ネクタ5のキャビティ5aに圧接端子1を組み込んでカ
バー6で閉塞するときに、図6(b)の従来技術のよう
に両側壁1cが膨れないので、コネクタ5のキャビティ
5aをカバー6でスムーズに閉塞できるようになる。ま
た、両側壁1cが外方に膨れないから、圧接刃1eのス
ロット幅が広がらないので、接圧が低下しなくなる。
【0018】上記実施形態の圧接刃1f,1gは1枚刃
形状であったが、図3(b)に示す圧接刃1f,1gの
ように、スロット側でUターンさせて2枚に折り重ね、
この折り重ね部分に、電線ガイド用傾斜縁1hと内向き
エッジ1iとを形成することもできる。この例では、圧
接端子1は、母材を錫メッキした状態で打ち抜きプレス
加工しても、スロット1dの内縁は錫メッキされた状態
のままとなるので、導体2bに対する接触抵抗を低く維
持することができる。
【0019】図7(a)に示すように、前後位置の圧接
刃1f,1gの電線ガイド用傾斜縁1hの角度θ1を4
5度よりも大きくすると、電線2がスロット1d方向へ
ガイドされやすくなって電線2の挿入がスムーズに行え
る。また、図7(b)に示すように、電線2の挿入時
に、電線2が電線ガイド用傾斜縁1hと接触する点aと
の角度θ2を45度よりも大きくすると、同様に、電線
2がスロット1d方向へガイドされやすくなって電線2
の挿入がスムーズに行える。さらに、図7(c)に示す
ように、電線2がスロット1dのセンターから大きくず
れて挿入されるような場合には、前後位置の圧接刃1
f,1gの電線ガイド用傾斜縁1hの上端を曲縁(アー
ル縁)1jとしておくと、電線2が傷付くことなくセン
タリングされるようになる。
【0020】一方、前後位置の圧接刃1f,1gの電線
ガイド用傾斜縁1hの全てに内向きエッジ1iを形成す
るのではなく、図7(d)(e)に示すように、電線ガ
イド用傾斜縁1hに電線2の被覆2aが最初に接触する
点bと、電線2の導体2bがスロット1dに最初に接触
する点c(電線ガイド用傾斜縁1hの終端)との範囲の
みに形成することができる。この場合には、電線2の挿
入初期に外向きエッジ1iで被覆2aが切り裂かれて導
体2bが内向きエッジ1iに接触するおそれが少なくな
るので、撚線(素線)切れが発生しにくくなる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の圧接端子は、前後位置の圧接刃のスロットの電線ガ
イド用傾斜縁に、内向きエッジをそれぞれ形成すること
により、スロットに電線を挿入するときに、各エッジで
電線の被覆が切れやすくなって電線の挿入がスムーズに
行える。
【0022】また、各内向きエッジで電線の被覆が切ら
れてゆくときに、切られた内側の被覆が各内向きエッジ
で内方に押され、その反力で前後位置の圧接刃が外方に
撓まされるようになって、圧接刃を切り起こした両側壁
が外方に膨れるのが抑制されるようになるから、コネク
タのキャビティに圧接端子を組み込んでカバーで閉塞す
るときに、両側壁が外方に膨れないので、コネクタのキ
ャビティをカバーでスムーズに閉塞できるようになる。
【0023】請求項2のように、圧接刃をスロット側で
Uターンさせて2枚に折り重ね、この折り重ね部分に、
電線ガイド用傾斜縁と内向きエッジとを形成すると、ス
ロットの内縁はメッキされた状態となるので、導体に対
する接触抵抗を低く維持できる。
【0024】請求項3のように、電線ガイド用傾斜縁の
内向きエッジを、電線ガイド用傾斜縁に電線の被覆が最
初に接触する点と、電線の導体がスロットに最初に接触
する点との範囲に形成すると、電線の挿入初期に内向き
エッジで被覆が切り裂かれて導体が内向きエッジに接触
するおそれが少なくなるので、素線切れが発生しにくく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧接端子であり、(a)は幅方向に
分断した状態の斜視図、(b)は(a)の圧接刃部分の
正面図である。
【図2】 (a)は圧接端子の平面図、(b)は(a)
のA−A線断面図である。
【図3】 (a)(b)は、それぞれ圧接刃の拡大斜視
図である。
【図4】 (a)〜(c)は、圧接刃による電線の圧接
過程の側面図である。
【図5】 両側壁の膨れ状態を示す圧接端子の平面図で
ある。
【図6】 コネクタのキャビティに組み込んだ圧接端子
であり、(a)は本発明の圧接端子の断面図、(b)は
従来の圧接端子の断面図である。
【図7】 (a)〜(c)は、それぞれ圧接刃の変形例
の断面図、(d)は内向きエッジの変形例の斜視図、
(e)は(d)の要部正面断面図である。
【図8】 従来の圧接端子であり、(a)は斜視図、
(b)は平面図である。
【図9】 図8(b)のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 圧接端子 1d スロット 1f 前位置の圧接刃 1g 後位置の圧接刃 1h 電線ガイド用傾斜縁 1i 内向きエッジ 2 電線 2a 被覆 2b 導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁の前後位置に圧接刃が設けられた
    圧接端子であって、 上記前後位置の圧接刃のスロットの入口縁に電線ガイド
    用傾斜縁がそれぞれ形成されて、前位置の圧接刃の電線
    ガイド用傾斜縁に、後側に傾斜面を有する内向きエッジ
    が形成される共に、後位置の圧接刃の電線ガイド用傾斜
    縁に、前側に傾斜面を有する内向きエッジが形成されて
    いることを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 上記圧接刃は、スロット側でUターンさ
    せて2枚に折り重ねられ、この折り重ね部分に、上記電
    線ガイド用傾斜縁と内向きエッジとが形成されている請
    求項1に記載の圧接端子。
  3. 【請求項3】 上記電線ガイド用傾斜縁の内向きエッジ
    は、電線ガイド用傾斜縁に電線の被覆が最初に接触する
    点と、電線の導体がスロットに最初に接触する点との範
    囲に形成されている請求項1又は請求項2に記載の圧接
    端子。
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Effective date: 20030603